JPH06297417A - 高強度パーティクルボード及びその製造方法 - Google Patents
高強度パーティクルボード及びその製造方法Info
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- JPH06297417A JPH06297417A JP8650393A JP8650393A JPH06297417A JP H06297417 A JPH06297417 A JP H06297417A JP 8650393 A JP8650393 A JP 8650393A JP 8650393 A JP8650393 A JP 8650393A JP H06297417 A JPH06297417 A JP H06297417A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボード自身の厚みを薄く且つ軽量とし、住宅
用のパネル用材にも適用できる充分な強度を有し、しか
も寸法安定性に優れている高強度パーティクルボード及
びその製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の高強度パーティクルボードは、比重
0.5未満の低比重パーティクル(チップ)からなる表
層と、上記表層間に、比重0.5以上の中・高比重パー
ティクルからなる少なくとも1以上の内層とが圧締成形
されて成ることを特徴とし、上記高強度パーティクルボ
ードの製造方法であって、上記低比重パーティクルを搬
送手段上に散布して、該搬送手段の搬送面上に低比重パ
ーティクルの表層を形成し、次に搬送中の該表層上に上
記中・高比重パーティクルを散布して内層を積層し、更
に搬送中の該内層上に低比重パーティクルを散布して表
層を積層し、該積層物を圧縮比1.5以上で圧締して製
造することを特徴とする。
用のパネル用材にも適用できる充分な強度を有し、しか
も寸法安定性に優れている高強度パーティクルボード及
びその製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の高強度パーティクルボードは、比重
0.5未満の低比重パーティクル(チップ)からなる表
層と、上記表層間に、比重0.5以上の中・高比重パー
ティクルからなる少なくとも1以上の内層とが圧締成形
されて成ることを特徴とし、上記高強度パーティクルボ
ードの製造方法であって、上記低比重パーティクルを搬
送手段上に散布して、該搬送手段の搬送面上に低比重パ
ーティクルの表層を形成し、次に搬送中の該表層上に上
記中・高比重パーティクルを散布して内層を積層し、更
に搬送中の該内層上に低比重パーティクルを散布して表
層を積層し、該積層物を圧縮比1.5以上で圧締して製
造することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度パーティクルボ
ード及びその製造方法に関するものであり、より詳しく
は、パーティクル(チップ)の選定及びそのフォーミン
グ等で強度を高めた高強度パーティクルボード及びその
製造方法に関するものである。
ード及びその製造方法に関するものであり、より詳しく
は、パーティクル(チップ)の選定及びそのフォーミン
グ等で強度を高めた高強度パーティクルボード及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボードは、環境保護、資源
の有効利用が叫ばれる今日において、合板の代替として
注目されている。一般に、パーティクルボードの製造に
は、合板廃材等の利用で、原材料の比重が0.5〜0.
7のものを用いており、パーティクルボードは強度的に
も従来からJISの100、150、200タイプを満
足すれば良好とされている。従来、高強度パーティクル
ボード及びその製造方法においては種々のものが提案さ
れている。例えば、上下層を小パーティクル(小チッ
プ)層とし、中間層を大パーティクル層とし、各層間に
繊維素材の補強層を介在させて、強度を持たせたパーテ
ィクルボード及びその製造方法が提案されている(特開
昭56−137949号公報)。また、原料チップであ
るパーティクルに予めアルカリ水溶液を処理し、水蒸気
中で加熱加圧処理したパーティクルボードの製造方法が
提案され、強度が高く、吸水膨潤率の低いパーティクル
ボードとして提供されている(特開昭58−14734
5号公報)。更に、パーティクルボード用のチップに熱
可塑性樹脂を薄く塗布し、その上に熱硬化性樹脂接着剤
を塗布して熱圧することにより、剥離強度の高いパーテ
ィクルボードの製造方法が提案されている(特開昭58
−41192号公報)。
の有効利用が叫ばれる今日において、合板の代替として
注目されている。一般に、パーティクルボードの製造に
は、合板廃材等の利用で、原材料の比重が0.5〜0.
7のものを用いており、パーティクルボードは強度的に
も従来からJISの100、150、200タイプを満
足すれば良好とされている。従来、高強度パーティクル
ボード及びその製造方法においては種々のものが提案さ
れている。例えば、上下層を小パーティクル(小チッ
プ)層とし、中間層を大パーティクル層とし、各層間に
繊維素材の補強層を介在させて、強度を持たせたパーテ
ィクルボード及びその製造方法が提案されている(特開
昭56−137949号公報)。また、原料チップであ
るパーティクルに予めアルカリ水溶液を処理し、水蒸気
中で加熱加圧処理したパーティクルボードの製造方法が
提案され、強度が高く、吸水膨潤率の低いパーティクル
ボードとして提供されている(特開昭58−14734
5号公報)。更に、パーティクルボード用のチップに熱
可塑性樹脂を薄く塗布し、その上に熱硬化性樹脂接着剤
を塗布して熱圧することにより、剥離強度の高いパーテ
ィクルボードの製造方法が提案されている(特開昭58
−41192号公報)。
【0003】また、パーティクルボードの製造方法で、
原料であるパーティクルの形状の物性に及ぼす影響等の
文献も数多く見られる。例えば、 曲げ強さ(MO
R)はボードのエレメントの長さ増加及び厚さ・巾減少
に伴い増大し、剥離強度(IB)はエレメントの厚さ増
加及び長さ・巾減少に伴い増大する。一方、吸水厚膨潤
率(TS:寸法安定性を示す指標)は厚さ・長さの減少
に伴い良好となる(木材学会誌、Vol33No5 3
76−384頁 低比重パーティクルボードの製造技
術)。 パーティクルボードの圧縮比の大きなもの
は、一般にMORが向上するが、パンク、TSが悪くな
る(材試研報、No292 121−123頁、No2
94 60−65頁 パプアニューギニア材の加工的性
質)。低比重材小片が高比重材小片に比べて、一定の
ボード比重で良好な小片間密着が得られ、従って、ボー
ド材質が向上される(Holzforsch,U, Holzerwert20,
1,1〜10頁 ’68 Stegmanm,G,& Bismark,C,
V)。
原料であるパーティクルの形状の物性に及ぼす影響等の
文献も数多く見られる。例えば、 曲げ強さ(MO
R)はボードのエレメントの長さ増加及び厚さ・巾減少
に伴い増大し、剥離強度(IB)はエレメントの厚さ増
加及び長さ・巾減少に伴い増大する。一方、吸水厚膨潤
率(TS:寸法安定性を示す指標)は厚さ・長さの減少
に伴い良好となる(木材学会誌、Vol33No5 3
76−384頁 低比重パーティクルボードの製造技
術)。 パーティクルボードの圧縮比の大きなもの
は、一般にMORが向上するが、パンク、TSが悪くな
る(材試研報、No292 121−123頁、No2
94 60−65頁 パプアニューギニア材の加工的性
質)。低比重材小片が高比重材小片に比べて、一定の
ボード比重で良好な小片間密着が得られ、従って、ボー
ド材質が向上される(Holzforsch,U, Holzerwert20,
1,1〜10頁 ’68 Stegmanm,G,& Bismark,C,
V)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パーティクルボードはJIS規格(200タイプ)に合
格するものの、常態において曲げ強さ(MOR)が18
0kgf/cm 2程度であり、合板に比して強度的に低い。こ
のため、建築用に使用するには更に厚さが要求されその
分、重量が過大となり、現場でのその取扱が問題となっ
ている。また、パーティクルボードの特性とその原料で
あるパーティクルの形状との関係の研究は上述のように
進められてはいるが、曲げ強度や曲げ剛性を高める場合
と吸水厚膨潤率を良好にする場合とではパーティクル形
状が相反することとなる。更に、低比重パーティクルを
使用し、これを高圧縮比で圧密化し、ボードに高い曲げ
強度及び曲げ剛性を付与することができるものの、その
ボードのスプリングバックを増大させ吸水厚膨潤率が悪
くなる(寸法変化が大きくなる。)傾向にある。また、
このような問題を解決すべく、低比重パーティクルに高
比重パーティクルを混入させることが考えられるものの
寸法安定性を良好にするには至っていない。尚、繊維シ
ート等を介在させたパーティクルボードにおいては、そ
の製造に煩雑さが増加するものと考えられている。従っ
て、本発明の目的は、ボード自身の厚みを薄く且つ軽量
とし、住宅用のパネル用材にも適用できる充分な強度を
有し、しかも吸水厚膨潤率の小さい、即ち寸法安定性に
優れている高強度パーティクルボード及びその製造方法
を提供することを提供することにある。
パーティクルボードはJIS規格(200タイプ)に合
格するものの、常態において曲げ強さ(MOR)が18
0kgf/cm 2程度であり、合板に比して強度的に低い。こ
のため、建築用に使用するには更に厚さが要求されその
分、重量が過大となり、現場でのその取扱が問題となっ
ている。また、パーティクルボードの特性とその原料で
あるパーティクルの形状との関係の研究は上述のように
進められてはいるが、曲げ強度や曲げ剛性を高める場合
と吸水厚膨潤率を良好にする場合とではパーティクル形
状が相反することとなる。更に、低比重パーティクルを
使用し、これを高圧縮比で圧密化し、ボードに高い曲げ
強度及び曲げ剛性を付与することができるものの、その
ボードのスプリングバックを増大させ吸水厚膨潤率が悪
くなる(寸法変化が大きくなる。)傾向にある。また、
このような問題を解決すべく、低比重パーティクルに高
比重パーティクルを混入させることが考えられるものの
寸法安定性を良好にするには至っていない。尚、繊維シ
ート等を介在させたパーティクルボードにおいては、そ
の製造に煩雑さが増加するものと考えられている。従っ
て、本発明の目的は、ボード自身の厚みを薄く且つ軽量
とし、住宅用のパネル用材にも適用できる充分な強度を
有し、しかも吸水厚膨潤率の小さい、即ち寸法安定性に
優れている高強度パーティクルボード及びその製造方法
を提供することを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、パーティ
クルボードを表層と内層に分け、表層及び内層に特定の
パーティクルを用いることにより、極めて強度があり、
且つ寸法安定性の良好なボードができ、上記目的を達成
し得ることを知見した。本発明は上記知見に基づいてな
されたもので、比重0.5未満の低比重パーティクル
(チップ)からなる表層と、上記表層間に、比重0.5
以上の中・高比重パーティクルからなる少なくとも1以
上の内層と、が圧締成形されて成ることを特徴とする高
強度パーティクルボードを提供することにある。本発明
はまた、上記高強度パーティクルボードの製造方法であ
って、上記低比重パーティクルを搬送手段上に散布し
て、該搬送手段の搬送面上に低比重パーティクルの表層
を形成し、次に搬送中の該表層上に上記中・高比重パー
ティクルを散布して内層を積層し、更に搬送中の該内層
上に低比重パーティクルを散布して表層を積層し、該積
層物の表層を圧縮比1.5以上で圧締して製造すること
を特徴とする高強度パーティクルボードの製造方法を提
供することにある。ここで、圧縮比とは、原料比重に対
するボード比重の割合(ボード比重/原料比重)であ
る。
クルボードを表層と内層に分け、表層及び内層に特定の
パーティクルを用いることにより、極めて強度があり、
且つ寸法安定性の良好なボードができ、上記目的を達成
し得ることを知見した。本発明は上記知見に基づいてな
されたもので、比重0.5未満の低比重パーティクル
(チップ)からなる表層と、上記表層間に、比重0.5
以上の中・高比重パーティクルからなる少なくとも1以
上の内層と、が圧締成形されて成ることを特徴とする高
強度パーティクルボードを提供することにある。本発明
はまた、上記高強度パーティクルボードの製造方法であ
って、上記低比重パーティクルを搬送手段上に散布し
て、該搬送手段の搬送面上に低比重パーティクルの表層
を形成し、次に搬送中の該表層上に上記中・高比重パー
ティクルを散布して内層を積層し、更に搬送中の該内層
上に低比重パーティクルを散布して表層を積層し、該積
層物の表層を圧縮比1.5以上で圧締して製造すること
を特徴とする高強度パーティクルボードの製造方法を提
供することにある。ここで、圧縮比とは、原料比重に対
するボード比重の割合(ボード比重/原料比重)であ
る。
【0006】以下、本発明に係る高強度パーティクルボ
ード及びその製造方法を添付図面を参照しながら詳述す
る。図1(a) 及び(b) は、本実施例の高強度パーティク
ルボードの断面図である。図2(a) 及び(b) は、本実施
例の高強度パーティクルボードの製造装置の説明図であ
る。本発明に係る高強度パーティクルボードは、図1に
示す如く表層1、3の間に内層2を有する積層体であ
る。また、内層2は図1において一層となっているが、
中・高比重パーティクから構成されている限り、多層に
形成されているものでも良く、特に制限はない。
ード及びその製造方法を添付図面を参照しながら詳述す
る。図1(a) 及び(b) は、本実施例の高強度パーティク
ルボードの断面図である。図2(a) 及び(b) は、本実施
例の高強度パーティクルボードの製造装置の説明図であ
る。本発明に係る高強度パーティクルボードは、図1に
示す如く表層1、3の間に内層2を有する積層体であ
る。また、内層2は図1において一層となっているが、
中・高比重パーティクから構成されている限り、多層に
形成されているものでも良く、特に制限はない。
【0007】表層1及び3は低比重パーティクル5Aから
成り、低比重パーティクル5Aは低比重材チップから製造
され、その比重は0.5未満であり、好ましくは、0.
1〜0.4である。低比重パーティクル5Aの比重が0.
5未満であると、そのパーティクルボードの曲げ強度及
び曲げ剛性が向上する。また表層1、3のパーティクル
の形状は、その厚みが0.2mm以上、巾が1mm以上の通
常のものであっても良いが、特に、パーティクルの平均
長さが4mm以上、特に 4〜15mmであることが望まし
い。パーティクルの長さが4mm以上であると、更に高強
度及び高剛性のパーティクルボードとなる。また、内層
2は比重が0.5以上の通常の中・高比重パーティクル
5Bから成る限り特にその制限はない。
成り、低比重パーティクル5Aは低比重材チップから製造
され、その比重は0.5未満であり、好ましくは、0.
1〜0.4である。低比重パーティクル5Aの比重が0.
5未満であると、そのパーティクルボードの曲げ強度及
び曲げ剛性が向上する。また表層1、3のパーティクル
の形状は、その厚みが0.2mm以上、巾が1mm以上の通
常のものであっても良いが、特に、パーティクルの平均
長さが4mm以上、特に 4〜15mmであることが望まし
い。パーティクルの長さが4mm以上であると、更に高強
度及び高剛性のパーティクルボードとなる。また、内層
2は比重が0.5以上の通常の中・高比重パーティクル
5Bから成る限り特にその制限はない。
【0008】表層1、3及び内層2には、一般的な接着
剤が用いられ、これらの接着材としては、例えば家具、
造作材用のパーティクルボードであればユリア樹脂等を
用いることができ、また建築用であればメラミンユリ
ア、メラミン、フェノール、イソシアネート系樹脂接着
剤を用いることができ、用途に応じて選ぶことができ
る。表層1及び3における接着剤量は8〜15重量%
(接着剤量/パーティクル全乾量 ×100)が望まし
く、内層2では5〜15重量%であることが望ましい。
接着剤量が上記範囲を下回ると、そのボードに充分な強
度を得ることが難しくなる。高強度パーティクルボード
の全体の厚みは、一般に9mm以上であり、その表層の厚
みはボードの厚さによって決定される。
剤が用いられ、これらの接着材としては、例えば家具、
造作材用のパーティクルボードであればユリア樹脂等を
用いることができ、また建築用であればメラミンユリ
ア、メラミン、フェノール、イソシアネート系樹脂接着
剤を用いることができ、用途に応じて選ぶことができ
る。表層1及び3における接着剤量は8〜15重量%
(接着剤量/パーティクル全乾量 ×100)が望まし
く、内層2では5〜15重量%であることが望ましい。
接着剤量が上記範囲を下回ると、そのボードに充分な強
度を得ることが難しくなる。高強度パーティクルボード
の全体の厚みは、一般に9mm以上であり、その表層の厚
みはボードの厚さによって決定される。
【0009】また、上記高強度パーティクルボードを更
に強化するために、表層1及び3に補強繊維を含有させ
ることが好ましく、図1(b) に示す如く、パーティクル
ボードの表層1及び3には、補強繊維4を含有させるこ
とができ、補強繊維4としては、金属、無機、或いは有
機から成る繊維を1種又は2種以上含ませることができ
る。これらの繊維としては、鉄、銅、アルミニウム等の
金属繊維、カーボン、アラミド等の強化繊維、フェノー
ル、エポキシ、ナイロン等からなる化学繊維等を挙げる
ことができる。また、補強繊維4の含有量は、パーティ
クルに対して10重量%以上であることが好ましい。
に強化するために、表層1及び3に補強繊維を含有させ
ることが好ましく、図1(b) に示す如く、パーティクル
ボードの表層1及び3には、補強繊維4を含有させるこ
とができ、補強繊維4としては、金属、無機、或いは有
機から成る繊維を1種又は2種以上含ませることができ
る。これらの繊維としては、鉄、銅、アルミニウム等の
金属繊維、カーボン、アラミド等の強化繊維、フェノー
ル、エポキシ、ナイロン等からなる化学繊維等を挙げる
ことができる。また、補強繊維4の含有量は、パーティ
クルに対して10重量%以上であることが好ましい。
【0010】以上の如く構成された高強度パーティクル
ボードでは、後述する実施例からも明らかなように、高
強度で高剛性があり、且つ高寸法安定性も見られる。
ボードでは、後述する実施例からも明らかなように、高
強度で高剛性があり、且つ高寸法安定性も見られる。
【0011】次に、図2に従って本発明に係る高強度パ
ーティクルボードの製造方法を詳述する。本発明に係る
高強度パーティクルボードの製造方法は、低比重パーテ
ィクル5Aを搬送手段上に散布して、該搬送手段の搬送面
上に低比重パーティクル5Aの表層を形成し、次に搬送中
の該表層上に中・高比重パーティクル5Bを散布して内層
を積層し、更に搬送中の該内層上に低比重パーティクル
5Aを散布して表層を積層し、該積層物の表層を圧縮比
1.5以上で圧締するものである。
ーティクルボードの製造方法を詳述する。本発明に係る
高強度パーティクルボードの製造方法は、低比重パーテ
ィクル5Aを搬送手段上に散布して、該搬送手段の搬送面
上に低比重パーティクル5Aの表層を形成し、次に搬送中
の該表層上に中・高比重パーティクル5Bを散布して内層
を積層し、更に搬送中の該内層上に低比重パーティクル
5Aを散布して表層を積層し、該積層物の表層を圧縮比
1.5以上で圧締するものである。
【0012】しかして、本発明の一実施例が用いられた
図2(a) の高強度パーティクルボードの装置で更に詳し
く説明すると、搬送手段である搬送装置11の搬送ベル
ト12は図の矢印Sの方向に移動しており、搬送ベルト
12には先ず供給ホッパ13から上述した低比重パーテ
ィクル5Aが散布される。これにより、搬送ベルト12面
に表層となる低比重パーティクル層Aが形成される。搬
送ベルト12が移動することにより、低比重パーティク
ル層Aが供給ホッパ14の下方に位置し、低比重パーテ
ィクル層Aには供給ホッパ14から上述した中・高比重
パーティクル5Bが散布される。これにより、低比重パー
ティクル層Aに内層となる中・高比重パーティクル層B
が形成される。
図2(a) の高強度パーティクルボードの装置で更に詳し
く説明すると、搬送手段である搬送装置11の搬送ベル
ト12は図の矢印Sの方向に移動しており、搬送ベルト
12には先ず供給ホッパ13から上述した低比重パーテ
ィクル5Aが散布される。これにより、搬送ベルト12面
に表層となる低比重パーティクル層Aが形成される。搬
送ベルト12が移動することにより、低比重パーティク
ル層Aが供給ホッパ14の下方に位置し、低比重パーテ
ィクル層Aには供給ホッパ14から上述した中・高比重
パーティクル5Bが散布される。これにより、低比重パー
ティクル層Aに内層となる中・高比重パーティクル層B
が形成される。
【0013】搬送ベルト12が移動することにより、中
・高比重パーティクル層Bが供給ホッパ15の下方に位
置し、中・高比重パーティクル層Bには供給ホッパ15
から低比重パーティクル5Aが散布される。これにより、
低比重パーティクル層A及び中・高パーティクル層Bに
表層となる低比重パーティクル層Cが形成される。搬送
ベルト12が移動することにより、上記A、B、Cの積
層物が圧締装置16のプレス材17、18の間に位置し
たとき、圧締装置16が稼働し、積層物が圧締される。
この場合、プレス材を加熱し、圧締の初期に高温・高圧
で行うことが望ましい。圧締の初期を高温高圧で行う
と、嵩高い低比重パーティクル層A、及びCをできるか
ぎり、速く圧密化することができ、その強度向上が期待
でき、接着剤のプレキュアーを軽減することもできる。
また、このときの圧縮比は1.5以上であることが望ま
しい。このような圧締の結果、低比重パーティクル5Aの
表層と中・高比重パーティクル5Bの内層とが形成され、
上述した高強度パーティクルボードを容易に得ることが
できる。
・高比重パーティクル層Bが供給ホッパ15の下方に位
置し、中・高比重パーティクル層Bには供給ホッパ15
から低比重パーティクル5Aが散布される。これにより、
低比重パーティクル層A及び中・高パーティクル層Bに
表層となる低比重パーティクル層Cが形成される。搬送
ベルト12が移動することにより、上記A、B、Cの積
層物が圧締装置16のプレス材17、18の間に位置し
たとき、圧締装置16が稼働し、積層物が圧締される。
この場合、プレス材を加熱し、圧締の初期に高温・高圧
で行うことが望ましい。圧締の初期を高温高圧で行う
と、嵩高い低比重パーティクル層A、及びCをできるか
ぎり、速く圧密化することができ、その強度向上が期待
でき、接着剤のプレキュアーを軽減することもできる。
また、このときの圧縮比は1.5以上であることが望ま
しい。このような圧締の結果、低比重パーティクル5Aの
表層と中・高比重パーティクル5Bの内層とが形成され、
上述した高強度パーティクルボードを容易に得ることが
できる。
【0014】次に、図2(b) の高強度パーティクルボー
ドの装置で本発明の高強度パーティクルボードの製造方
法の別の態様を詳しく説明すると、搬送手段の上方に、
低比重乃至高比重のパーティクルを供給する供給ホッパ
21を配し、供給ホッパ21で、風力により上記パーテ
ィクル中の低比重パーティクル5Aを搬送手段の前段搬送
面12A 及び後段搬送面12C に向けて吹き出させるよ
うにしている。また電場を設けて(陽極と陰極)静電気
力も併用してパーティクルを配向させるフォーミング方
法も可能である。
ドの装置で本発明の高強度パーティクルボードの製造方
法の別の態様を詳しく説明すると、搬送手段の上方に、
低比重乃至高比重のパーティクルを供給する供給ホッパ
21を配し、供給ホッパ21で、風力により上記パーテ
ィクル中の低比重パーティクル5Aを搬送手段の前段搬送
面12A 及び後段搬送面12C に向けて吹き出させるよ
うにしている。また電場を設けて(陽極と陰極)静電気
力も併用してパーティクルを配向させるフォーミング方
法も可能である。
【0015】上記製造方法を更に詳しく説明すると、図
2(b) に示す搬送手段である搬送装置11、搬送ベルト
12、圧締装置16、及びプレス材17、18は、図2
(a)の装置と略同様な部材及び構造となっている。しか
し、搬送ベルト12の上方には一個のパーティクルの供
給ホッパ21のみが配され、供給ホッパ21からは低比
重パーティクル5A及び中・高比重パーティク5Bが供給さ
れる。そして、供給ホッパ21に於けるブロー状態を調
整することにより、低比重パーティクル5Aを遠くまで飛
ばして搬送ベルト12の前段搬送面12A 及び後段搬送
面12C に散布し、中・高比重パーティクル5Bを図のよ
うに真下に落下させて搬送面12B に散布する。これに
より、図2(a) と同様に搬送ベルト12の搬送面に表
層、内層、及び表層となる積層物を形成することがで
き、後段の圧締装置16により、高強度パーティクルボ
ードを成形することができる。尚、上記圧締装置16は
連続方式のプレスを行うものでも良い。
2(b) に示す搬送手段である搬送装置11、搬送ベルト
12、圧締装置16、及びプレス材17、18は、図2
(a)の装置と略同様な部材及び構造となっている。しか
し、搬送ベルト12の上方には一個のパーティクルの供
給ホッパ21のみが配され、供給ホッパ21からは低比
重パーティクル5A及び中・高比重パーティク5Bが供給さ
れる。そして、供給ホッパ21に於けるブロー状態を調
整することにより、低比重パーティクル5Aを遠くまで飛
ばして搬送ベルト12の前段搬送面12A 及び後段搬送
面12C に散布し、中・高比重パーティクル5Bを図のよ
うに真下に落下させて搬送面12B に散布する。これに
より、図2(a) と同様に搬送ベルト12の搬送面に表
層、内層、及び表層となる積層物を形成することがで
き、後段の圧締装置16により、高強度パーティクルボ
ードを成形することができる。尚、上記圧締装置16は
連続方式のプレスを行うものでも良い。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る高強度パーティクルボー
ド及びその製造方法の実施例を比較例と比較しながら説
明する。尚、本発明は以下の実施例に限るものではな
い。 (実施例1)上述した製造方法に基づいて、表層として
低比重パーティクル(ピンクサテン:全燥比重が0.3
3で、厚さ0.5×巾1.5×長さ1〜5mm)のものを
用い、また、内層として中比重パーティクル(レッドメ
ランティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾
1.5×長さ12.5mm)のものを用いて高強度パーテ
ィクルボードを製造した。この場合、表層:内層=4
0:60とし、製造ボードの比重を0.7程度になる様
にした。また、接着条件は、メラミン・ユリア共縮合樹
脂(住友ベークライト製)で、塗布量を表層又は内層に
平均約10重量%とし、圧締条件を2.5分間、初期4
0Kg/cm2 とした。製造したパーティクルボードにつ
いて、曲げ特性、耐水性、吸水厚膨潤率他、剥離強度、
及び木ネジ保持力の評価を行った。その結果を表1に示
した。
ド及びその製造方法の実施例を比較例と比較しながら説
明する。尚、本発明は以下の実施例に限るものではな
い。 (実施例1)上述した製造方法に基づいて、表層として
低比重パーティクル(ピンクサテン:全燥比重が0.3
3で、厚さ0.5×巾1.5×長さ1〜5mm)のものを
用い、また、内層として中比重パーティクル(レッドメ
ランティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾
1.5×長さ12.5mm)のものを用いて高強度パーテ
ィクルボードを製造した。この場合、表層:内層=4
0:60とし、製造ボードの比重を0.7程度になる様
にした。また、接着条件は、メラミン・ユリア共縮合樹
脂(住友ベークライト製)で、塗布量を表層又は内層に
平均約10重量%とし、圧締条件を2.5分間、初期4
0Kg/cm2 とした。製造したパーティクルボードにつ
いて、曲げ特性、耐水性、吸水厚膨潤率他、剥離強度、
及び木ネジ保持力の評価を行った。その結果を表1に示
した。
【0017】(比較例1)実施例1同様な製造方法に基
づいて、表層として中比重パーティクル(レッドメラン
ティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5
×長さ12.5mm)のものを用い、また、内層として中
比重パーティクル(レッドメランティー:全燥比重が
0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長さ12.5mm)
のものを用いてパーティクルボードを製造した。製造ボ
ードについて実施例1と同様な評価を行い、表1に示し
た。 (比較例2)実施例1と同様な製造方法に基づいて、表
層として高比重パーティクル(タウン:全燥比重が0.
64)のものを用い、また、内層として中比重パーティ
クル(レッドメランティー:全燥比重が0.54で、厚
さ0.5×巾1.5×長さ12.5mm)のものを用いて
パーティクルボードを製造した。製造ボードについて実
施例1と同様な評価を行い、表1に示した。
づいて、表層として中比重パーティクル(レッドメラン
ティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5
×長さ12.5mm)のものを用い、また、内層として中
比重パーティクル(レッドメランティー:全燥比重が
0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長さ12.5mm)
のものを用いてパーティクルボードを製造した。製造ボ
ードについて実施例1と同様な評価を行い、表1に示し
た。 (比較例2)実施例1と同様な製造方法に基づいて、表
層として高比重パーティクル(タウン:全燥比重が0.
64)のものを用い、また、内層として中比重パーティ
クル(レッドメランティー:全燥比重が0.54で、厚
さ0.5×巾1.5×長さ12.5mm)のものを用いて
パーティクルボードを製造した。製造ボードについて実
施例1と同様な評価を行い、表1に示した。
【0018】(比較例3)実施例1と同様な製造方法に
基づいて、表層及び内層として低比重パーティクル(ピ
ンクサテン:全燥比重が0.33で、厚さ0.5×巾
1.5×長さ1〜5mm)のものを用いてパーティクルボ
ードを製造した。製造ボードについて実施例1と同様な
評価を行い、表1に示した。 (比較例4)実施例1と同様な製造方法に基づいて、表
層及び内層として、低比重パーティクル(ピンクサテ
ン:全燥比重が0.33で、厚さ0.5×巾1.5×長
さ1〜5mm)及び中比重パーティク(レッドメランティ
ー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長
さ12.5mm)を混合したのものを用いてパーティクル
ボードを製造した。製造ボードについて実施例1と同様
な評価を行い、表1に示した。
基づいて、表層及び内層として低比重パーティクル(ピ
ンクサテン:全燥比重が0.33で、厚さ0.5×巾
1.5×長さ1〜5mm)のものを用いてパーティクルボ
ードを製造した。製造ボードについて実施例1と同様な
評価を行い、表1に示した。 (比較例4)実施例1と同様な製造方法に基づいて、表
層及び内層として、低比重パーティクル(ピンクサテ
ン:全燥比重が0.33で、厚さ0.5×巾1.5×長
さ1〜5mm)及び中比重パーティク(レッドメランティ
ー:全燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長
さ12.5mm)を混合したのものを用いてパーティクル
ボードを製造した。製造ボードについて実施例1と同様
な評価を行い、表1に示した。
【0019】尚、表層のパーティクルの長さの有効性に
ついて以下の実施実験を行った。 (参考例1)実施例1と同様な製造方法(尚、接着剤の
みメラミン樹脂(住友ベークライト製)に代えて使用し
た。)に基づいて、表層として中比重パーティクル(レ
ッドメランティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.2
×巾0.5〜1.5×長さ4.0mm以上)のものを用
い、また、内層として中比重パーティクル(レッドメラ
ンティー:乾燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.
5×長さ12.5mm)のものを用いてパーティクルボー
ドを製造した。製造ボードについて実施例1と同様な評
価を行い、表1に示した。
ついて以下の実施実験を行った。 (参考例1)実施例1と同様な製造方法(尚、接着剤の
みメラミン樹脂(住友ベークライト製)に代えて使用し
た。)に基づいて、表層として中比重パーティクル(レ
ッドメランティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.2
×巾0.5〜1.5×長さ4.0mm以上)のものを用
い、また、内層として中比重パーティクル(レッドメラ
ンティー:乾燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.
5×長さ12.5mm)のものを用いてパーティクルボー
ドを製造した。製造ボードについて実施例1と同様な評
価を行い、表1に示した。
【0020】(参考例2)実施例1同様な製造方法に基
づいて、表層として高比重パーティクル(レッドメラン
ティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.2×巾0.5
〜1.0×長さ4.0mm未満)のものを用い、また、内
層として中比重パーティクル(レッドメランティー:全
燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長さ1
2.5mm)のものを用いてパーティクルボードを製造し
た。製造ボードについて実施例1と同様な評価を行い、
表1に示した。
づいて、表層として高比重パーティクル(レッドメラン
ティー:全燥比重が0.54で、厚さ0.2×巾0.5
〜1.0×長さ4.0mm未満)のものを用い、また、内
層として中比重パーティクル(レッドメランティー:全
燥比重が0.54で、厚さ0.5×巾1.5×長さ1
2.5mm)のものを用いてパーティクルボードを製造し
た。製造ボードについて実施例1と同様な評価を行い、
表1に示した。
【0021】
【表1】 尚、各評価試験は、JISA5908に準ずる。
【0022】実施例1と比較例1〜4より、表層のみに
低比重パーティクルを含有したものが曲げ特性(曲げ強
度及び曲げヤング係数の剛性)、耐水性共に高い性能を
有している。パーティクル材料で通常的なレッドメラン
ティー(中比重パーティクル)を表層及び内層に含有さ
せた比較例1のもの、タウン(高比重パーティクル)を
表層に含有させた比較例2のもの、及び低比重及び中比
重パーティクルを混合した比較例4のものでは、曲げ強
度がJISの200タイプを満足させるものの、実施例
1にもの比して20〜30%低い。また曲げ剛性も同様
に低い。また、低比重パーティクルのみを表層及び内層
に含有させた比較例3のものは、曲げ強度が高いものの
耐水性が低い。これはパーティクルの表面積が大きく、
接着剤が充分でないことや圧密化の程度が深く、吸水に
伴うスプリングバックが大きくなるためと考えられる。
実施例2と比較例5から、表層パーティクルの形状は、
パーティクルの長さが4mm以上であれば、それ以下に比
べてより高い曲げ強度が発現される。それゆえ低比重で
且つ形状の長いパーティクルを用いることにより、更に
強度を高めた高強度パーティクルボードを製造すること
ができる。
低比重パーティクルを含有したものが曲げ特性(曲げ強
度及び曲げヤング係数の剛性)、耐水性共に高い性能を
有している。パーティクル材料で通常的なレッドメラン
ティー(中比重パーティクル)を表層及び内層に含有さ
せた比較例1のもの、タウン(高比重パーティクル)を
表層に含有させた比較例2のもの、及び低比重及び中比
重パーティクルを混合した比較例4のものでは、曲げ強
度がJISの200タイプを満足させるものの、実施例
1にもの比して20〜30%低い。また曲げ剛性も同様
に低い。また、低比重パーティクルのみを表層及び内層
に含有させた比較例3のものは、曲げ強度が高いものの
耐水性が低い。これはパーティクルの表面積が大きく、
接着剤が充分でないことや圧密化の程度が深く、吸水に
伴うスプリングバックが大きくなるためと考えられる。
実施例2と比較例5から、表層パーティクルの形状は、
パーティクルの長さが4mm以上であれば、それ以下に比
べてより高い曲げ強度が発現される。それゆえ低比重で
且つ形状の長いパーティクルを用いることにより、更に
強度を高めた高強度パーティクルボードを製造すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る高強度パーティクルボード
は、ボード自身の厚みを薄く且つ軽量とし、住宅用のパ
ネル用材にも適用できる充分な強度を有し、しかも寸法
安定性に優れている。また、本発明に係る高強度パーテ
ィクルボードの製造方法により、上記パーティクルボー
ドを容易に製造することができる。
は、ボード自身の厚みを薄く且つ軽量とし、住宅用のパ
ネル用材にも適用できる充分な強度を有し、しかも寸法
安定性に優れている。また、本発明に係る高強度パーテ
ィクルボードの製造方法により、上記パーティクルボー
ドを容易に製造することができる。
【図1】(a) 及び(b) は、本実施例の高強度パーティク
ルボードの断面図である。
ルボードの断面図である。
【図2】(a) 及び(b) は、本実施例の高強度パーティク
ルボードの製造装置の説明図である。
ルボードの製造装置の説明図である。
1、3 表層 2 内層 4 補強繊維 5A 低比重パーティクル 5B 中・高比重パーティク 11 搬送装置11 12 搬送ベルト 16 圧締装置 17、18プレス材
Claims (5)
- 【請求項1】 比重0.5未満の低比重パーティクル
(チップ)からなる表層と、 上記表層間に、比重0.5以上の中・高比重パーティク
ルからなる少なくとも1以上の内層とが圧締成形されて
成ることを特徴とする高強度パーティクルボード。 - 【請求項2】 上記表層の低比重パーティクルの平均長
さが4mm以上であることを特徴とする請求項1記載の高
強度パーティクルボード。 - 【請求項3】 上記表層に、金属材、無機材、及び有機
材からなる、少なくとも1以上の補強繊維が含まれてい
ることを特徴とする請求項1記載の高強度パーティクル
ボード。 - 【請求項4】 請求項1記載の高強度パーティクルボー
ドの製造方法であって、上記低比重パーティクルを搬送
手段上に散布して、該搬送手段の搬送面上に低比重パー
ティクルの表層を形成し、次に搬送中の該表層上に上記
中・高比重パーティクルを散布して内層を積層し、更に
搬送中の該内層上に低比重パーティクルを散布して表層
を積層し、該積層物の表層を圧縮比1.5以上で圧締し
て製造することを特徴とする高強度パーティクルボード
の製造方法。 - 【請求項5】 上記搬送手段の上方に、低比重乃至高比
重のパーティクルを供給する供給口を配し、該供給口
で、風力或いは風力と静電気力により上記パーティクル
中の低比重パーティクルを上記搬送手段の前段搬送面及
び後段搬送面に向けて吹き出させ或いは配向させるよう
にしたことを特徴とする請求項5記載の高強度パーティ
クルボードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08650393A JP3337519B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 高強度パーティクルボード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08650393A JP3337519B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 高強度パーティクルボード及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297417A true JPH06297417A (ja) | 1994-10-25 |
JP3337519B2 JP3337519B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=13888789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08650393A Expired - Fee Related JP3337519B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 高強度パーティクルボード及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3337519B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003101690A1 (fr) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Corps forme a base de bois, et procede de production correspondant |
US7781052B2 (en) * | 2004-05-31 | 2010-08-24 | Sumitomo Forestry Co., Ltd. | Method for making particle board |
CN102145502A (zh) * | 2010-02-05 | 2011-08-10 | 佛山市沃德森板业有限公司 | 一种制造纤维复合板的生产方法及其专用铺装设备 |
WO2013118531A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | パナソニック株式会社 | パーティクルボード |
WO2013118529A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | パナソニック株式会社 | パーティクルボードの製造方法 |
JP2018536567A (ja) * | 2015-11-30 | 2018-12-13 | オムヤ インターナショナル アーゲー | パーティクルボード用炭酸カルシウム |
CN115023327A (zh) * | 2020-02-19 | 2022-09-06 | 尤尼伍德株式会社 | 结构用单板层压材料及其制造方法 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP08650393A patent/JP3337519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003101690A1 (fr) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Corps forme a base de bois, et procede de production correspondant |
US7781052B2 (en) * | 2004-05-31 | 2010-08-24 | Sumitomo Forestry Co., Ltd. | Method for making particle board |
CN102145502A (zh) * | 2010-02-05 | 2011-08-10 | 佛山市沃德森板业有限公司 | 一种制造纤维复合板的生产方法及其专用铺装设备 |
WO2013118531A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | パナソニック株式会社 | パーティクルボード |
WO2013118529A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | パナソニック株式会社 | パーティクルボードの製造方法 |
JP2013159096A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Panasonic Corp | パーティクルボードの製造方法 |
CN104105579A (zh) * | 2012-02-08 | 2014-10-15 | 松下电器产业株式会社 | 碎料板 |
JP2018536567A (ja) * | 2015-11-30 | 2018-12-13 | オムヤ インターナショナル アーゲー | パーティクルボード用炭酸カルシウム |
CN115023327A (zh) * | 2020-02-19 | 2022-09-06 | 尤尼伍德株式会社 | 结构用单板层压材料及其制造方法 |
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---|---|
JP3337519B2 (ja) | 2002-10-21 |
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