JPH06297293A - 工作機械 - Google Patents
工作機械Info
- Publication number
- JPH06297293A JPH06297293A JP11385393A JP11385393A JPH06297293A JP H06297293 A JPH06297293 A JP H06297293A JP 11385393 A JP11385393 A JP 11385393A JP 11385393 A JP11385393 A JP 11385393A JP H06297293 A JPH06297293 A JP H06297293A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coolant
- air
- supply pipe
- work
- jig
- Prior art date
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工作機械の治具からワークを取出すときに、
クーラントが作業者にかかって不潔感を与えたり、ま
た、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作機
械の外部に取出されるのを防止する。 【構成】 治具2に保持されたワークWにクーラントC
を吹き付けるクーラント供給手段3と、クーラントCの
吹き付け後にワークWに空気Aを吹き付けてクーラント
Cおよび切り粉を除去する空気吹き付け手段4とを備え
ている。
クーラントが作業者にかかって不潔感を与えたり、ま
た、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作機
械の外部に取出されるのを防止する。 【構成】 治具2に保持されたワークWにクーラントC
を吹き付けるクーラント供給手段3と、クーラントCの
吹き付け後にワークWに空気Aを吹き付けてクーラント
Cおよび切り粉を除去する空気吹き付け手段4とを備え
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークにクーラント
を吹き付けながらワークへの加工を行う工作機械に関す
るものである。
を吹き付けながらワークへの加工を行う工作機械に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械でワークの加工を行うと
きには、回動可能なテーブルに装着された治具によって
ワークを保持し、このワークに冷却と切削油を兼ねるク
ーラントを吹き付けながら、各種工具で加工を行う。
きには、回動可能なテーブルに装着された治具によって
ワークを保持し、このワークに冷却と切削油を兼ねるク
ーラントを吹き付けながら、各種工具で加工を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の工作
機械では、上記ワークの加工が終了して、このワークを
治具から取出すとき、ワークに付着したクーラントの除
去に時間がかかったり、除去作業工数が増えたりする。
また、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作
機械の外部に持ち出されて、周辺を汚したり、クーラン
トの消費量を増大させる。特開平4−193451号公
報には、ワークの加工中にクーラントが周囲に飛散する
のを防止する技術が開示されているが、この技術はワー
ク加工後に生じる上記問題を解決できれるものではな
い。
機械では、上記ワークの加工が終了して、このワークを
治具から取出すとき、ワークに付着したクーラントの除
去に時間がかかったり、除去作業工数が増えたりする。
また、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作
機械の外部に持ち出されて、周辺を汚したり、クーラン
トの消費量を増大させる。特開平4−193451号公
報には、ワークの加工中にクーラントが周囲に飛散する
のを防止する技術が開示されているが、この技術はワー
ク加工後に生じる上記問題を解決できれるものではな
い。
【0004】この発明の目的は、クーラントの除去作業
に手間がかかったり、クーラントや切り粉がワークに付
着して外部に持ち出されたりするのを防止した工作機械
を提供することにある。
に手間がかかったり、クーラントや切り粉がワークに付
着して外部に持ち出されたりするのを防止した工作機械
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の工作機械は、テーブルに装着した治具に
保持されたワークにクーラントを吹き付けるクーラント
供給手段と、クーラントの吹き付け後にワークに空気を
吹き付けて、クーラントを除去する空気吹き付け手段と
を備えている。
め、この発明の工作機械は、テーブルに装着した治具に
保持されたワークにクーラントを吹き付けるクーラント
供給手段と、クーラントの吹き付け後にワークに空気を
吹き付けて、クーラントを除去する空気吹き付け手段と
を備えている。
【0006】上記テーブルが回動自在である場合、上記
クーラント供給手段は、治具側に固定されて治具の回動
中心と同心状に位置する第1クーラント供給管と、この
第1クーラント供給管に相対回転可能に連結される第2
クーラント供給管とを備え、また、上記空気吹き付け手
段は、治具側に固定されて治具の回動中心と同心状に位
置する第1空気供給管と、この第1空気供給管に相対回
転可能に連結された第2空気供給管とを備えた構成とす
るのが好ましい。
クーラント供給手段は、治具側に固定されて治具の回動
中心と同心状に位置する第1クーラント供給管と、この
第1クーラント供給管に相対回転可能に連結される第2
クーラント供給管とを備え、また、上記空気吹き付け手
段は、治具側に固定されて治具の回動中心と同心状に位
置する第1空気供給管と、この第1空気供給管に相対回
転可能に連結された第2空気供給管とを備えた構成とす
るのが好ましい。
【0007】また、上記空気吹き付け手段には、前工程
で機械加工されたワークの孔に向けて空気を吹き付ける
清掃用空気ノズルを設けるようにしてもよい。
で機械加工されたワークの孔に向けて空気を吹き付ける
清掃用空気ノズルを設けるようにしてもよい。
【0008】
【作用】ワークの加工を行うときには、テーブルに装着
された治具によってワークを保持し、このワークにクー
ラントを吹き付けながら、各種工具で加工が行われる。
そして、上記ワークの加工が終了したとき、空気吹き付
け手段から上記ワークに空気が吹き付けられて、このワ
ークに付着したクーラントおよび切り粉が除去される。
された治具によってワークを保持し、このワークにクー
ラントを吹き付けながら、各種工具で加工が行われる。
そして、上記ワークの加工が終了したとき、空気吹き付
け手段から上記ワークに空気が吹き付けられて、このワ
ークに付着したクーラントおよび切り粉が除去される。
【0009】また、上記好ましい構成においては、上記
治具がテーブルとともに回動されるとき、クーラント供
給手段を構成する治具側の第1クーラント供給管と第2
クーラント供給管とが相対的に回動し、また、空気吹き
付け手段を構成する治具側の第1空気供給管と第2空気
供給管とが相対的に回動する。
治具がテーブルとともに回動されるとき、クーラント供
給手段を構成する治具側の第1クーラント供給管と第2
クーラント供給管とが相対的に回動し、また、空気吹き
付け手段を構成する治具側の第1空気供給管と第2空気
供給管とが相対的に回動する。
【0010】従って、加工に上記治具がテーブルととも
に回動されるとき、上記第1、第2クーラント供給管お
よび第1、第2空気供給管が治具側の回動を阻害するこ
とはなく、これらクーラント供給管と空気供給管とか
ら、クーラントと空気とを上記ワーク側に円滑に供給す
ることができる。
に回動されるとき、上記第1、第2クーラント供給管お
よび第1、第2空気供給管が治具側の回動を阻害するこ
とはなく、これらクーラント供給管と空気供給管とか
ら、クーラントと空気とを上記ワーク側に円滑に供給す
ることができる。
【0011】さらに、請求項3においては、清掃用空気
ノズルから前工程でワークに機械加工された孔に向けて
空気が吹き付けられるため、このワークの孔を清掃する
ことができる。この清掃用空気は、上記空気吹付け手段
とで用いる空気と同一のものを使用できるから、空気供
給系統の複雑化を招かない
ノズルから前工程でワークに機械加工された孔に向けて
空気が吹き付けられるため、このワークの孔を清掃する
ことができる。この清掃用空気は、上記空気吹付け手段
とで用いる空気と同一のものを使用できるから、空気供
給系統の複雑化を招かない
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図3に示した工作機械は、ベースBの上に工
具タレットTとテーブル1とが載置されており、このテ
ーブル1上に治具2が装着されている。テーブル1は図
示しない駆動機により回転駆動される。治具2には、例
えばエンジンのシリンダブロックのようなワークWが保
持され、テーブル1の回動により、ワークWが治具2と
ともに回動する。この回動により、異なる被加工面が工
具タレットT側に向けられ、この工具タレッットTに保
持された各種工具によって順次加工される。
説明する。図3に示した工作機械は、ベースBの上に工
具タレットTとテーブル1とが載置されており、このテ
ーブル1上に治具2が装着されている。テーブル1は図
示しない駆動機により回転駆動される。治具2には、例
えばエンジンのシリンダブロックのようなワークWが保
持され、テーブル1の回動により、ワークWが治具2と
ともに回動する。この回動により、異なる被加工面が工
具タレットT側に向けられ、この工具タレッットTに保
持された各種工具によって順次加工される。
【0013】図1に示すように、治具2は、前面部が開
放された枠体21を備え、この枠体21の内部に、ワー
クWを保持するための複数のチャック金具22、ワーク
Wを受けるための複数の受け具23、ワークWの位置決
めするための複数のノックピン24などを備えている。
また、上記枠体21には、上記チャック金具22や受け
具23などに保持されたワークWの外周囲に、クーラン
トを吹き付けるクーラント供給手段3と、クーラントの
吹き付け後にワークWに空気を吹き付けてクーラントを
除去する空気吹き付け手段4とが設けられている。
放された枠体21を備え、この枠体21の内部に、ワー
クWを保持するための複数のチャック金具22、ワーク
Wを受けるための複数の受け具23、ワークWの位置決
めするための複数のノックピン24などを備えている。
また、上記枠体21には、上記チャック金具22や受け
具23などに保持されたワークWの外周囲に、クーラン
トを吹き付けるクーラント供給手段3と、クーラントの
吹き付け後にワークWに空気を吹き付けてクーラントを
除去する空気吹き付け手段4とが設けられている。
【0014】さらに詳しく説明すると、図2で明らかな
ように、上記クーラント供給手段3は、上記治具2の回
動中心線20と同心状に位置して、その枠体21の上壁
21aに上方に向けて固定された第1クーラント供給管
31と、この第1クーラント供給管31の上部側にシー
ル機能および軸受機能をもつ第1連結部材32を介して
相対回転可能に連結された第2クーラント供給管33と
を備え、この第2クーラント供給管33の上部側に、径
方向外方に向けて延びる接続金具34がねじ込まれ、こ
の接続金具34にクーラント供給パイプ35が接続され
ている。
ように、上記クーラント供給手段3は、上記治具2の回
動中心線20と同心状に位置して、その枠体21の上壁
21aに上方に向けて固定された第1クーラント供給管
31と、この第1クーラント供給管31の上部側にシー
ル機能および軸受機能をもつ第1連結部材32を介して
相対回転可能に連結された第2クーラント供給管33と
を備え、この第2クーラント供給管33の上部側に、径
方向外方に向けて延びる接続金具34がねじ込まれ、こ
の接続金具34にクーラント供給パイプ35が接続され
ている。
【0015】また、上記空気吹き付け手段4は、上記第
1クーラント供給管31に固定されて、つまり治具2側
に固定されて、上記第2クーラント供給管33の内部で
上記回動中心線20と同心状に位置する第1空気供給管
41と、この第1空気供給管41の上部側に相対回転可
能に連結された第2空気供給管42とから構成され、こ
の第2空気供給管42にはコンプレッサのような高圧空
気源から延びる空気供給パイプ43が接続されている。
1クーラント供給管31に固定されて、つまり治具2側
に固定されて、上記第2クーラント供給管33の内部で
上記回動中心線20と同心状に位置する第1空気供給管
41と、この第1空気供給管41の上部側に相対回転可
能に連結された第2空気供給管42とから構成され、こ
の第2空気供給管42にはコンプレッサのような高圧空
気源から延びる空気供給パイプ43が接続されている。
【0016】さらに、上記第1空気供給管41は、上記
第2クーラント供給管33の内部で上下方向に延びる筒
管41aと、この筒管41aの下端部にねじ結合された
ベント管41bと、このベント管41cにねじ結合さ
れ、上記第1クーラント供給管31に液密に固定され
て、その径方向外方に突出する接続管41cとから構成
されている。
第2クーラント供給管33の内部で上下方向に延びる筒
管41aと、この筒管41aの下端部にねじ結合された
ベント管41bと、このベント管41cにねじ結合さ
れ、上記第1クーラント供給管31に液密に固定され
て、その径方向外方に突出する接続管41cとから構成
されている。
【0017】また、上記筒管41aとの上端部は、上記
第2クーラント供給管33に相対回転可能に嵌め込まれ
て上方へ突出しており、両者の間に、液漏れを防止する
シール部材49が介装されている。筒管41aの上端に
は接続金具44がねじ結合されており、この接続金具4
4に上記第2空気供給管42を、この空気供給管42の
先端に装着された軸受機能を持つ第2連結部材45を介
して相対回転可能に連結している。
第2クーラント供給管33に相対回転可能に嵌め込まれ
て上方へ突出しており、両者の間に、液漏れを防止する
シール部材49が介装されている。筒管41aの上端に
は接続金具44がねじ結合されており、この接続金具4
4に上記第2空気供給管42を、この空気供給管42の
先端に装着された軸受機能を持つ第2連結部材45を介
して相対回転可能に連結している。
【0018】また、上記接続管41cに空気送出パイプ
46を接続するとともに、図1に示すように、上記治具
2の枠体21の内部におけるワークWの外周囲の複数箇
所に、例えばワークWの外周囲4箇所に、空気吹付ノズ
ル47を配設し、これらノズル47を上記空気送出パイ
プ46に接続する。さらに、枠体21の内部には、ワー
クWに前工程で機械加工された孔と対向するように、複
数の清掃用空気ノズル48を配設し、これら清掃用空気
ノズル48を空気送出パイプ46に接続する。
46を接続するとともに、図1に示すように、上記治具
2の枠体21の内部におけるワークWの外周囲の複数箇
所に、例えばワークWの外周囲4箇所に、空気吹付ノズ
ル47を配設し、これらノズル47を上記空気送出パイ
プ46に接続する。さらに、枠体21の内部には、ワー
クWに前工程で機械加工された孔と対向するように、複
数の清掃用空気ノズル48を配設し、これら清掃用空気
ノズル48を空気送出パイプ46に接続する。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
先ず、治具2の枠体21にワークWを保持して各種工具
で切削、孔明けなどの加工を行うときには、上記クーラ
ント供給パイプ35から第1および第2クーラント供給
管31,33の内部を経て上記枠体21内にクーラント
Cが供給され、このクーラントCが上記ワークWに吹き
付けられる。これにより、ワークWの過度な温度上昇が
防止される。
先ず、治具2の枠体21にワークWを保持して各種工具
で切削、孔明けなどの加工を行うときには、上記クーラ
ント供給パイプ35から第1および第2クーラント供給
管31,33の内部を経て上記枠体21内にクーラント
Cが供給され、このクーラントCが上記ワークWに吹き
付けられる。これにより、ワークWの過度な温度上昇が
防止される。
【0020】そして、上記ワークWの加工が終了してワ
ークWを治具2から取出すとき、高圧空気Aが、空気供
給パイプ43、第1および第2空気供給管41,42、
空気送出パイプ46および各ノズル47を経てワークW
の外周全体に吹き付けられ、このワークWに付着するク
ーラントおよび切り粉が除去される。なお、上記高圧空
気Aの供給は、ワークWの加工終了後にクーラントCの
供給を停止したのち開始するのが好ましい。ただし、ワ
ークWにクーラントCを吹き付け中に高圧空気Aの供給
を開始してもよい。その場合、この空気吹付けはクーラ
ント供給停止後まで継続される。
ークWを治具2から取出すとき、高圧空気Aが、空気供
給パイプ43、第1および第2空気供給管41,42、
空気送出パイプ46および各ノズル47を経てワークW
の外周全体に吹き付けられ、このワークWに付着するク
ーラントおよび切り粉が除去される。なお、上記高圧空
気Aの供給は、ワークWの加工終了後にクーラントCの
供給を停止したのち開始するのが好ましい。ただし、ワ
ークWにクーラントCを吹き付け中に高圧空気Aの供給
を開始してもよい。その場合、この空気吹付けはクーラ
ント供給停止後まで継続される。
【0021】以上のような加工時に、ワークWの一面の
加工が終了すると、ワークWを保持した治具2はテーブ
ル1とともに回動され、ワークWの他の面が加工され
る。この治具2の回動に追従して第1クーラント供給管
31も回動されるのであるが、このとき、図2に明示し
たとおり、上記第1,第2クーラント供給管31,33
は治具2の回動中心線20上に位置し、かつ、第1クー
ラント供給管31に対し第2クーラント供給管33が第
1連結部材32を介して回動可能に連結されているの
で、上記第1クーラント供給管31は、回動しない第2
クーラント供給管33に対し相対回転する。
加工が終了すると、ワークWを保持した治具2はテーブ
ル1とともに回動され、ワークWの他の面が加工され
る。この治具2の回動に追従して第1クーラント供給管
31も回動されるのであるが、このとき、図2に明示し
たとおり、上記第1,第2クーラント供給管31,33
は治具2の回動中心線20上に位置し、かつ、第1クー
ラント供給管31に対し第2クーラント供給管33が第
1連結部材32を介して回動可能に連結されているの
で、上記第1クーラント供給管31は、回動しない第2
クーラント供給管33に対し相対回転する。
【0022】また、上記第1クーラント供給管31に
は、上記第1空気供給管41が固定されていることか
ら、この第1空気供給管41も上記治具2に追従して回
動されるのであるが、このとき、上記第1空気供給管4
1を構成する筒管41aが、第2連結部材45を介して
第2空気供給管42に対して相対回転可能に連結されて
いるため、この筒管41aが回動しない第2空気供給管
42に対し相対回転する。このとき、筒管41aは第2
クーラント供給管33に対しても相対回転する。
は、上記第1空気供給管41が固定されていることか
ら、この第1空気供給管41も上記治具2に追従して回
動されるのであるが、このとき、上記第1空気供給管4
1を構成する筒管41aが、第2連結部材45を介して
第2空気供給管42に対して相対回転可能に連結されて
いるため、この筒管41aが回動しない第2空気供給管
42に対し相対回転する。このとき、筒管41aは第2
クーラント供給管33に対しても相対回転する。
【0023】従って、治具2がテーブル1とともに回動
しても、上記第2クーラント供給管33および第2空気
供給管42は、それぞれ治具2に追従して回動されるこ
とがない。このため、クーラント供給パイプ35を第2
クーラント供給管33に、空気供給パイプ43を第2空
気管42にそれぞれ接続しても、これらパイプ35,4
2が治具2の回動によってねじられることはない。ま
た、回動しない第2クーラント供給管33が治具2の回
動中心線20上に位置しているから、この第2クーラン
ト供給管33内に第1空気供給管41を二重状に設け
て、全体構成を簡略化することができる。
しても、上記第2クーラント供給管33および第2空気
供給管42は、それぞれ治具2に追従して回動されるこ
とがない。このため、クーラント供給パイプ35を第2
クーラント供給管33に、空気供給パイプ43を第2空
気管42にそれぞれ接続しても、これらパイプ35,4
2が治具2の回動によってねじられることはない。ま
た、回動しない第2クーラント供給管33が治具2の回
動中心線20上に位置しているから、この第2クーラン
ト供給管33内に第1空気供給管41を二重状に設け
て、全体構成を簡略化することができる。
【0024】そして、上記ワークWの切削作業が終了し
たとき、各清掃用空気ノズル48からワークWの前工程
で加工された孔に向けて空気Aを吹き付けることによ
り、このワークWの孔が清掃される。この清掃用の空気
Aは、上記空気吹付け手段4で用いる空気Aと同一のも
のを使用できるから、空気供給系統の複雑化を招かない
利点もある。
たとき、各清掃用空気ノズル48からワークWの前工程
で加工された孔に向けて空気Aを吹き付けることによ
り、このワークWの孔が清掃される。この清掃用の空気
Aは、上記空気吹付け手段4で用いる空気Aと同一のも
のを使用できるから、空気供給系統の複雑化を招かない
利点もある。
【0025】また、上記空気吹付ノズル47や清掃用空
気ノズル48からワークWに向けて吹き付ける空気Aと
しては、温風を使用してもよく、温風を吹き付けると、
ワークWの乾燥を早めることができる。
気ノズル48からワークWに向けて吹き付ける空気Aと
しては、温風を使用してもよく、温風を吹き付けると、
ワークWの乾燥を早めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の工作機
械では、ワークの加工が終了して、このワークを治具か
ら取出すとき、空気吹き付け手段からワークに空気を吹
き付けて、このワークに付着するクーラントおよび切り
粉を除去できる。従って、クーラントの除去に手間がか
かったり、除去作業工数が増えたりするのを防止でき、
また、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作
機械の外部に持ち出されて周辺を汚すこともなくなり、
さらに、クーラントの無駄も少なくなる。
械では、ワークの加工が終了して、このワークを治具か
ら取出すとき、空気吹き付け手段からワークに空気を吹
き付けて、このワークに付着するクーラントおよび切り
粉を除去できる。従って、クーラントの除去に手間がか
かったり、除去作業工数が増えたりするのを防止でき、
また、クーラントや切り粉がワークに付着したまま工作
機械の外部に持ち出されて周辺を汚すこともなくなり、
さらに、クーラントの無駄も少なくなる。
【図1】この発明の一実施例にかかる工作機械の一部省
略した斜視図である。
略した斜視図である。
【図2】同要部の縦断正面図である。
【図3】この発明にかかる工作機械の全体を示す概略を
正面図である。
正面図である。
1…テーブル、2…治具、3…クーラント供給手段、4
…空気供給手段、20…回動中心、31…第1クーラン
ト供給管、33…第2クーラント供給管、41…第1空
気供給管、42…第2空気供給管、48…清掃用空気ノ
ズル、W…ワーク。
…空気供給手段、20…回動中心、31…第1クーラン
ト供給管、33…第2クーラント供給管、41…第1空
気供給管、42…第2空気供給管、48…清掃用空気ノ
ズル、W…ワーク。
Claims (3)
- 【請求項1】 テーブルに装着された治具と、この治具
に保持されたワークにクーラントを吹き付けるクーラン
ト供給手段と、クーラントの吹き付け後にワークに空気
を吹き付けてクーラントを除去する空気吹き付け手段と
を備えている工作機械。 - 【請求項2】 上記テーブルは回動自在であり、上記ク
ーラント供給手段は、治具側に固定されて治具の回動中
心と同心状に位置する第1クーラント供給管と、この第
1クーラント供給管に相対回転可能に連結された第2ク
ーラント供給管とを備え、 上記空気吹き付け手段は、治具側に固定されて、治具の
回動中心と同心状に位置する第1空気供給管と、この第
1空気供給管に相対回転可能に連結された第2空気供給
管とを備えている請求項1記載の工作機械。 - 【請求項3】 上記空気吹き付け手段が、前工程で機械
加工されたワークの孔に向けて空気を吹き付ける清掃用
空気ノズルを備えている請求項1記載の工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113853A JP2653966B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113853A JP2653966B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297293A true JPH06297293A (ja) | 1994-10-25 |
JP2653966B2 JP2653966B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=14622717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5113853A Expired - Lifetime JP2653966B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2653966B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004314254A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Nippei Toyama Corp | 工作機械 |
JP2016179511A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 新潟原動機株式会社 | マシニングセンタ及びマシニングセンタにおける主軸の端面の洗浄方法 |
JP2023053758A (ja) * | 2021-10-01 | 2023-04-13 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械 |
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JPH01166049U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-21 | ||
JPH047872U (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-24 |
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1993
- 1993-04-15 JP JP5113853A patent/JP2653966B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2653966B2 (ja) | 1997-09-17 |
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