JPH06297262A - 軸に対する部品組付装置 - Google Patents

軸に対する部品組付装置

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JPH06297262A
JPH06297262A JP8498493A JP8498493A JPH06297262A JP H06297262 A JPH06297262 A JP H06297262A JP 8498493 A JP8498493 A JP 8498493A JP 8498493 A JP8498493 A JP 8498493A JP H06297262 A JPH06297262 A JP H06297262A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸に対する部品組付作業を能率よく行う。 【構成】 メインシャフトSに圧入すべき複数のギヤG
1〜G5が仮保持されたマガジンシャフト8をインデッ
クステーブル7に設け、マガジンシャフト8からメイン
シャフトSにギヤを一つずつ移送するギヤ移載機構9を
マガジンシャフト8と同芯状に設ける。インデックステ
ーブル7にはドリフトピン10、および挿入ガイド部材
3の供給機構も設け、メインシャフトSに移送されたギ
ヤを、その真上に割り出されたドリフトピン10で圧入
する。挿入ガイド部材3の交換時には、その供給機構を
メインシャフトSの真上に割り出して挿入ガイド部材3
の装脱着を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用変速機のメイ
ンシャフトに代表されるように、軸の外周に並設される
歯車等の複数の環状の部品をその軸に圧入して組み付け
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機のメインシャフトは、メ
インシャフト自体にシンクロメッシュ機構や各種の変速
ギヤ等の複数の歯車が装着されることによって構成され
ているものであるが、それらの歯車にはメインシャフト
に対して回転可能なものとスプライン結合されるものと
が混在しており、しかも内径寸法が必ずしも一律でない
ため、複数の歯車を一括してメインシャフトに組み付け
ることはできない。
【0003】このようなことから、従来は図13に示す
ように、各歯車G51〜G56を一つずつメインシャフ
トSに挿入してはドリフトピン57にて所定位置まで圧
入し、各歯車G51〜G56を順次積層するようにして
メインシャフトSに組み付けるようにしている(類似技
術が例えば実開平1−132333号公報に開示されて
いる)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように一つの歯車をその都度メインシャフトS上に搬送
して位置決めした上でドリフトピン57にて圧入してい
たのでは全ての歯車G51〜G56の組み付けが終了す
るまでに長時間を要し、組付作業能率の向上がはかれな
い。
【0005】その上、前記メインシャフトS自体が段付
軸形状となっていることから、全ての歯車G51〜G5
6の圧入に単一のドリフトピン57を共通して使用する
ことができない。そのため、組み付けるべき歯車の種類
に応じてドリフトピン57も変換しなければならず、こ
の段取り替えによってもまた上記の組付作業能率が一段
と低下する結果となって好ましくない。
【0006】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、組付作業能率の向上を図った組付装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸の外周にそ
の軸心方向に沿って並設される複数の環状の部品を前記
軸に対して圧入して組み付ける装置であって、ワークベ
ースに鉛直姿勢となるように位置決め固定された軸と、
前記軸の上方に回転可能に設けられた水平なインデック
ステーブルと、前記軸の先端に着脱可能に装着された挿
入ガイド部材と、前記軸に圧入すべき複数の部品が予め
挿入支持され、インデックステーブルに鉛直姿勢で着脱
可能に支持されたマガジンシャフトと、前記インデック
ステーブル上にマガジンシャフトと同芯状に設けられ
て、マガジンシャフト上の部品を最下段のものから順に
一つずつ分離させて軸に自重挿入される位置まで移送す
る部品移送機構と、前記インデックステーブルに上下動
可能に設けられて、押圧手段により押圧操作されること
で前記軸に自重挿入された部品を正規位置まで圧入する
複数のドリフトピンと、前記インデックステーブルに設
けられて、軸に対する挿入ガイド部材の装脱着を司る複
数の挿入ガイド部材供給機構と、前記部品移送機構と複
数のドリフトピンおよび複数の挿入ガイド部材供給機構
のうちのいずれかを軸の真上に割り出すためにインデッ
クステーブルを割出回転させる割出回転駆動手段とを備
えている。
【0008】そして、前記部品移送機構は、前記インデ
ックステーブルに上下動可能に支持された水平なリフタ
ープレートと、前記リフタープレートにマガジンシャフ
トを回転中心として回転可能に支持されるとともに、マ
ガジンシャフト上の最下段の部品をクランプ,アンクラ
ンプするクランプ手段を有して、マガジンシャフト上の
最下段の部品を軸に自重挿入される位置まで移送する挿
入ハンドと、前記マガジンシャフト上の最下段の部品を
移送する際に二段目以降の部品を拘束するクランプ手段
とから構成されている。
【0009】
【作用】この構造によると、インデックステーブルの割
出回転により、軸に挿入すべき部品の種別に応じたいず
れかの挿入ガイド部材供給機構が軸の真上に割り出され
て、該当する挿入ガイド部材が軸の先端に装着される。
【0010】続いて、前記挿入ガイド部材供給機構に代
えてインデックステーブル上の部品移送機構が軸の真上
に割り出され、この状態で挿入ハンドがリフターテーブ
ルとともに下降することにより、マガジンシャフト上の
最下段の部品が軸に自重で挿入される。
【0011】この時、前記マガジンシャフト上の二段目
以降の部品はクランプ手段で拘束されている。また、前
記部品が軸に対してスプライン結合されるものである時
には、その部品を挿入ハンドごと回転させることにより
雌雄のスプラインが相互に噛み合っているかどうかチェ
ックすることができる。
【0012】上記のように軸に一つの部品が挿入される
とインデックステーブルが割出回転し、その部品を軸に
圧入するのに必要な該当するドリフトピンが軸の真上に
割り出される。そして、その割り出されたドリフトピン
を押圧手段で押圧操作することにより、部品が軸に対し
て所定位置まで圧入される。
【0013】そして、以降は上記の各動作を繰り返すこ
とによって複数の部品が軸に順次圧入されて組み付けら
れる。
【0014】
【実施例】図1〜図5は本発明の一実施例を示す図で、
図6に示すように自動車用変速機のメインシャフトSに
複数のギヤを組み付けるための装置を示している。
【0015】すなわち、図6に示すように、予めベアリ
ングB1が組み付けられたメインシャフトSにギヤG1
を圧入した上で、予めホルダーHによって仮組みされた
シンクロメッシュ機構SMをスプライン部P1でスプラ
イン結合させ、その後にスナップリングR1を組み付け
る。さらに、ギヤG2を圧入した上でギヤG3,G4,
G5をそれぞれスプライン部P2でスプライン結合させ
るとともに、スナップリングR2およびスペーサR3を
組み付けたのちに最後にベアリングB2を組み付けるも
のである。
【0016】図1および図2,3に示すように、ワーク
ベース1にはアタッチメント2が装着されており、この
アタッチメント2によりメインシャフトSが鉛直姿勢で
位置決めされている。そして、前記メインシャフトSの
上端部には各ギヤを挿入する際のガイドとなる挿入ガイ
ド部材3が着脱可能に装着されている。なお、前記挿入
ガイド部材3はメインシャフトSに挿入すべきギヤの内
径に応じて適宜交換される。
【0017】前記ワークベース1の上方のフレーム4に
は押圧ユニット5が設けられているほか、割り出しアク
チュエータ(割出回転駆動手段)6により割出回転駆動
される水平なインデックステーブル7が設けられてい
る。
【0018】前記インデックステーブル7には、図6の
メインシャフトSに装着すべきギヤG1〜G5(シンク
ロメッシュ機構SMを含む、以下同じ)が予め挿入され
て仮保持されたマガジンシャフト8が鉛直姿勢で着脱可
能に装着されているほか、このマガジンシャフト8と同
芯状にギヤ移送機構9が設けられている。さらに、前記
インデックステーブル7上には複数のドリフトピン1
0,10A,10B,10C,10Dが上下動可能に設
けられているほか、複数の挿入ガイド部材供給機構1
1,11A,11B,11Cと同じく複数の小物部品供
給機構12,12Aとがそれぞれに設けられている。
【0019】前記マガジンシャフト8は、図5に示すよ
うにメインシャフトSに挿入すべき各ギヤG1〜G5を
逆の順番で挿入した上で、その向きを上下反転させた状
態で前記インデックステーブル7の受容部13に着脱可
能に装着されている。そして、後述するように、前記マ
ガジンシャフト8に仮保持されているギヤG1〜G5の
うちその最下段のものから順にギヤ移送機構9により一
つずつ分離されて、その自重によりメインシャフトSに
挿入される位置まで移送されるようになっている。
【0020】前記ドリフトピン10および10A〜10
Dは、図1に示すようにコイルスプリング14を介して
インデックステーブル7に上下動可能に支持されている
もので、複数のドリフトピン10および10A〜10D
のうちいずれかがメインシャフトSの真上に割り出され
た場合には、そのドリフトピンが押圧ユニット5の押圧
子15により押し下げられて、先にメインシャフトSに
自重挿入されたギヤを所定位置まで圧入する役目をす
る。なお、前記複数のドリフトピン10および10A〜
10Dは、メインシャフトSに圧入すべきギヤの種類に
応じて使い分けられる。
【0021】一方、前記挿入ガイド部材供給機構11お
よび11A〜11Cは、図4に示すように直動型アクチ
ュエータ16の出力ロッド17の先端にグリッパ18を
備えているもので、このグリッパ18には挿入ガイド部
材供給機構11および11A〜11Cごとにそれぞれサ
イズの異なる挿入ガイド部材3が把持されている。そし
て、前記複数の挿入ガイド部材供給機構11および11
A〜11Cは、メインシャフトSに圧入すべきギヤG1
〜G5の種類に応じて予めメインシャフトSの真上に選
択的に割り出された上で、そのグリッパ18で把持して
いる挿入ガイド部材3をメインシャフトSの上端に装着
することになる。
【0022】また、前記小物部品供給機構12,12A
は、図6に示すようにギヤG1〜G5以外の部品すなわ
ちスナップリングR1,R2やスペーサR3等を供給す
るために設けられているもので、該当する部品の供給が
必要になった場合には前記メインシャフトSの真上に割
り出されて所定の部品をメインシャフトS側に供給する
役目をする。
【0023】前記ギヤ移送機構9は、インデックステー
ブル7上のリフトアクチュエータ19により昇降駆動さ
れるリフタープレート20を中心として構成されてお
り、このリフタープレート20には前記マガジンシャフ
ト8を回転中心として回転可能な挿入ハンド21が設け
られている。前記挿入ハンド21には一対のガイドロッ
ド22が貫挿されており、この一対のガイドロッド22
はバー23を介してパルスモータ24の出力軸に連結さ
れている。したがって、前記パルスモータ24の起動に
より挿入ハンド21が回転するようになっている。
【0024】また、前記挿入ハンド21にはシリンダ2
5の作動により前進後退してクランプ,アンクランプ動
作する左右一対のクランパー26が設けられており、こ
れにより前記挿入ハンド21上のギヤを必要に応じてク
ランプ,アンクランプすることができるようになってい
る。
【0025】一方、前記インデックステーブル7側のブ
ラケット27にもシリンダ28の作動によりクランプ,
アンクランプ動作する左右一対のクランパー29が設け
られており、このクランパー29は後述するように挿入
ハンド21側に一つのギヤが位置している場合に、マガ
ジンシャフト8上の後続のギヤを拘束する役目をする。
【0026】次に上記のように構成された部品組付装置
の作用について説明する。
【0027】図1および図2,3に示すように、ワーク
ベース1の上にアタッチメント2を介してメインシャフ
トSを位置決めする一方、前記メインシャフトSに挿入
すべき複数のギヤG1〜G5が1セットとして仮保持さ
れたマガジンシャフト8を図1に示すようにインデック
ステーブル7にセットした上で図示外の起動釦を投入す
ると、組付装置は以降は全て自動で各ギヤG1〜G5の
組付作業を実行する。
【0028】すなわち、図1では四つ目のギヤG3を圧
入する場合の例を示しており、メインシャフトSの真上
に割り出されたギヤ移送機構9においては、これからメ
インシャフトSに対して圧入すべきギヤG3が挿入ハン
ド21上に位置しているのに対して、それより上段のギ
ヤG4,G5はクランパー29によってその高さ位置に
保持されている。この時、前記挿入ハンド21のクラン
パー26はアンクランプ状態にある。
【0029】この状態で、前記挿入ハンド21がリフタ
ープレート20とともに下降すると、図7に示すように
その挿入ハンド21上のギヤG3は挿入ガイド部材3に
案内されながら、その自重ではまり得る位置までメイン
シャフトSに挿入される。この時、ギヤG3がメインシ
ャフトSに挿入される途中で引っ掛かって挿入ハンド2
1から浮き上がるようなことがあると、これを前記挿入
ハンド21に設けられているセンサ30が検知し、挿入
ハンド21を一旦所定量だけ上昇させた上で再度ギヤG
3の入れ直しを行う。
【0030】また、図6に示したように、前記ギヤG3
はメインシャフトSのスプライン部P2に対してスプラ
イン結合されるものであるから、前記ギヤG3をメイン
シャフトSに対して自重挿入しただけではメインシャフ
トS側のスプライン歯とギヤG3側のスプライン歯との
位相が一致する保証がない。そこで、前述したようにギ
ヤG3が挿入ハンド21から浮き上がることなくメイン
シャフトSに自重挿入されると、インデックステーブル
7上のクランプシリンダ31が伸長動作する。これによ
り、マガジンシャフト8および挿入ガイド部材3が押し
下げられてメインシャフトSが押圧固定される。さら
に、前記挿入ハンド21のクランパー26がクランプ動
作してギヤG3の外周を把持する一方、パルスモータ2
4の起動により挿入ハンド21全体が所定量だけ正逆転
動作する。これにより、挿入ハンド21がメインシャフ
トSに対して回転不能になった時点でメインシャフトS
側のスプライン歯とギヤG3側のスプライン歯とが相互
に正しく噛み合ったものと判定される。
【0031】こうしてメインシャフトSとギヤG3とが
正しく噛み合ったことが確認されると、インデックステ
ーブル7が所定角度だけ割出回転し、さらに図8に示す
ように前記挿入ハンド21はリフタープレート20とと
もに上昇する。その結果、図9に示すように、インデッ
クステーブル7上の複数のドリフトピン10および10
A〜10Dのうち前記ギヤG3をメインシャフトSに圧
入するのに必要ないずれかのドリフトピン、例えばドリ
フトピン10が選択されてメインシャフトSの真上に割
り出される。
【0032】前記ドリフトピン10がメインシャフトS
の真上に割り出されると押圧ユニット5が作動し、押圧
ユニット5がドリフトピン10を所定ストロークだけ押
し上げることにより、図9,10に示すようにメインシ
ャフトSに自重挿入されているギヤG3がスプライン結
合されたままでメインシャフトSの所定位置まで圧入さ
れる。
【0033】こうして、ギヤG3の圧入作業が終了する
と、前記ドリフトピン10が上昇するのを待ってインデ
ックステーブル7が割出回転し、次のギヤG4の圧入に
備えて挿入ガイド部材3の交換作業に移行する。
【0034】すなわち、図10に示すように、インデッ
クステーブル7の割出回転により、インデックステーブ
ル7上の複数の挿入ガイド部材供給機構11および11
A〜11Cのうち現在グリッパ18で挿入ガイド部材3
を把持していない挿入ガイド部材供給機構、例えば挿入
ガイド部材供給機構11がメインシャフトSの真上に割
り出される。そして、その割り出された挿入ガイド部材
供給機構11は図4に示すようにメインシャフトSに装
着されている挿入ガイド部材3をグリッパ18で把持し
てメインシャフトSから取り外す。
【0035】前記メインシャフトSから挿入ガイド部材
3が取り外されると、インデックステーブル7が再び割
出回転して、残りの挿入ガイド部材供給機構11A〜1
1Cのうち次のギヤG4の圧入に必要な挿入ガイド部材
3を把持しているいずれかの挿入ガイド部材供給機構、
例えば挿入ガイド部材供給機構11Aをメインシャフト
Sの真上に割り出す。そして、この新たに割り出された
挿入ガイド部材供給機構11Aは、図11,12に示す
ように上記の取り外し作業と逆の手順でメインシャフト
Sに対して挿入ガイド部材3を装着する。
【0036】こうして、挿入ガイド部材供給機構11,
11Aによって挿入ガイド部材3の交換作業が行われて
いる間に、ギヤ移送機構9では、メインシャフトSに次
に圧入すべきギヤG4をマガジンシャフト8から挿入ハ
ンド21側に移載する作業が並行して行われる。
【0037】すなわち、図11,12に示すように、前
記挿入ハンド21がリフタープレート20とともに上昇
して、マガジンシャフト8側の最下段のギヤG4に挿入
ハンド21が接するとリフタープレート20はその位置
で一旦停止する。そして、マガジンシャフト8上のギヤ
G4をそれまで拘束していたクランパー29がアンクラ
ンプ動作し、そのマガジンシャフト8上の全てのギヤG
4,G5が一旦挿入ハンド21側に移載されると再びリ
フタープレート20がわずかに下降する。この後、クラ
ンパー29が再びクランプ動作することでギヤG5がイ
ンデックステーブル7側に残され、次にメインシャフト
Sに圧入すべきギヤG4がマガジンシャフト8側から離
脱して挿入ハンド21側に移載される。
【0038】そして、以降はギヤ移送機構9を再びメイ
ンシャフトSの真上に割り出した上で上記の動作を繰り
返すことにより、各ギヤが順次メインシャフトSに自動
的に圧入される。
【0039】ここで、図6に示したスナップリングR
1,R2やスペーサR3はマガジンシャフト8側でなく
インデックステーブル7上の小物部品供給機構12,1
2Aに予めストレージされていることから、これらのス
ナップリングR1,R2やスペーサR3の装着の際に
は、該当するいずれかの小物部品供給機構12または1
2AがメインシャフトSの真上に割り出された上で所定
の部品をメインシャフトS側に供給し、ドリフトピン1
0および10A〜10Dのうちのいずれかを使用してメ
インシャフトSの所定位置まで圧入される。
【0040】また、メインシャフトSに装着されるギヤ
がスプライン結合されるものでない場合には、パルスモ
ータ24による挿入ハンド21の正逆転動作は行われな
い。
【0041】さらに、前記実施例では自動変速機のメイ
ンシャフトSにギヤを組み付ける装置の例を示したが、
軸に対する他の環状部品の組み付けにも本発明を適用で
きることは言うまでもない。また、図6に示すベアリン
グB2についてもギヤG1〜G5とともに図5のマガジ
ンシャフト8に予めセットしておくようにすれば、それ
らのギヤG1〜G5とともに一連の組付作業の中でベア
リングB2をメインシャフトSに組み付けることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸に組み
付けるべき複数の環状の部品を予め仮保持するマガジン
シャフトや、ドリフトピンおよび挿入ガイド部材供給機
構をインデックステーブル上に設けて、必要な機構を軸
の真上に割り出しながら軸に対する各部品の圧入作業を
行うようにしたことにより、自動組付作業を能率よく行
える。特に、ドリフトピンや挿入ガイド部材の交換等の
段取り替えはインデックステーブルを割出回転させるだ
けで済み、しかも次に圧入すべき部品の供給準備は上記
の段取り替えと並行して行えることから無駄な時間が少
なく、従来に比べて組付作業能率が大幅に向上する。
【0043】また、軸と相手側の部品とがスプライン結
合される場合でも、挿入ハンドとともに部品側を回転さ
せることにより両者のスプラインの位相を合わせること
ができることから、スプライン結合される部品とそうで
ない部品とが混在している場合でも、無理なく各部品の
自動組み付けを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、図2のC−C線
に沿う断面説明図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面説明図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面説明図。
【図4】挿入ガイド部材供給機構の要部の構成説明図。
【図5】マガジンシャフトと各ギヤとの関係を示す構成
説明図。
【図6】自動変速機のメインシャフトの構成説明図。
【図7】ギヤがメインシャフトに自動挿入された時の作
動説明図。
【図8】ギヤ挿入後に挿入ハンドが上昇した時の作動説
明図。
【図9】ドリフトピンによるギヤ圧入時の作動説明図。
【図10】挿入ガイド部材供給機構による挿入ガイド部
材交換時の作動説明図。
【図11】挿入ガイド部材供給機構による挿入ガイド部
材交換時の作動説明図。
【図12】ギヤ移送機構による次のギヤの供給準備の作
動説明図。
【図13】従来の軸に対する歯車の組付方法の一例を示
す説明図。
【符号の説明】
1…ワークベース 3…挿入ガイド部材 5…押圧ユニット 6…割り出しアクチュエータ(割出回転駆動手段) 7…インデックステーブル 8…マガジンシャフト 9…ギヤ移送機構(部品移送機構) 10,10A〜10D…ドリフトピン 11,11A〜11C…挿入ガイド部材供給機構 20…リフタープレート 21…挿入ハンド 26…クランパー 29…クランパー G1〜G5…ギヤ(環状の部品) SM…シンクロメッシュ機構 S…メインシャフト(軸)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の外周にその軸心方向に沿って並設さ
    れる複数の環状の部品を前記軸に対して圧入して組み付
    ける装置であって、 ワークベースに鉛直姿勢となるように位置決め固定され
    た軸と、 前記軸の上方に回転可能に設けられた水平なインデック
    ステーブルと、 前記軸の先端に着脱可能に装着された挿入ガイド部材
    と、 前記軸に圧入すべき複数の部品が予め挿入支持され、イ
    ンデックステーブルに鉛直姿勢で着脱可能に支持された
    マガジンシャフトと、 前記インデックステーブル上にマガジンシャフトと同芯
    状に設けられて、マガジンシャフト上の部品を最下段の
    ものから順に一つずつ分離させて軸に自重挿入される位
    置まで移送する部品移送機構と、 前記インデックステーブルに上下動可能に設けられて、
    押圧手段により押圧操作されることで前記軸に自重挿入
    された部品を正規位置まで圧入する複数のドリフトピン
    と、 前記インデックステーブルに設けられて、軸に対する挿
    入ガイド部材の装脱着を司る複数の挿入ガイド部材供給
    機構と、 前記部品移送機構と複数のドリフトピンおよび複数の挿
    入ガイド部材供給機構のうちのいずれかを軸の真上に割
    り出すためにインデックステーブルを割出回転させる割
    出回転駆動手段とを備えてなり、 前記部品移送機構は、 前記インデックステーブルに上下動可能に支持された水
    平なリフタープレートと、 前記リフタープレートにマガジンシャフトを回転中心と
    して回転可能に支持されるとともに、マガジンシャフト
    上の最下段の部品をクランプ,アンクランプするクラン
    プ手段を有して、マガジンシャフト上の最下段の部品を
    軸に自重挿入される位置まで移送する挿入ハンドと、 前記マガジンシャフト上の最下段の部品を移送する際に
    二段目以降の部品を拘束するクランプ手段、 とから構成されていることを特徴とする軸に対する部品
    組付装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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