JPH0629723U - 鋼球を用いた自動かしめ装置 - Google Patents

鋼球を用いた自動かしめ装置

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JPH0629723U
JPH0629723U JP6603992U JP6603992U JPH0629723U JP H0629723 U JPH0629723 U JP H0629723U JP 6603992 U JP6603992 U JP 6603992U JP 6603992 U JP6603992 U JP 6603992U JP H0629723 U JPH0629723 U JP H0629723U
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steel ball
push rod
compressed air
supply
hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼球を用いてかしめ固定を行うに当たり、そ
の鋼球の供給の自動化を図りつつ、かしめ方向などのい
かんに拘らずその鋼球を確実にプッシュロッドの前進方
向先端側位置に供給する 【構成】 主ワーク3を挟む上下位置にガイド手段1
a,1bを相対向して配設する。各ガイド手段のガイド
孔9a,9bにアクチュエータにより進退されるプッシ
ュロッド14a,14bを配置する。各ガイド孔の供給
口11a,11bに鋼球8を1つずつ圧縮エア供給系2
0a,20bからの圧縮エアにより圧送する供給手段5
a,5bを接続する。圧縮エア供給系からの圧縮エア供
給を、プッシュロッドが供給口を開状態にする開位置か
ら、プッシュロッドが前進して供給口を閉状態にする閉
位置までの間、制御手段Cによって継続させる。好まし
くは、プッシュロッドの開位置からの前進作動を圧縮エ
ア供給系からの供給開始から所定時間停止するように、
制御手段によって制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主ワークの貫通孔の孔縁部に副ワークをかしめ固定するための装置 であって、鋼球を圧入することにより上記かしめ固定を行う自動かしめ装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鋼球を用いて副ワークを主ワークの貫通孔にかしめ固定するかしめ装 置として、図6に示すようなものが知られている。このものは、鋼球aを下方に 押圧するプッシュロッドbと、このプッシュロッドbが差し込まれたガイド筒体 cとからなり、このガイド筒体cは上記プッシュロッドbを進退案内する上下方 向の本体部dと、この本体部dに対して斜め上方から連通されて鋼球aを転がり 落とすことにより上記本体部dの先端開口位置まで鋼球を供給する供給筒部eと が一体的に形成されたものである。そして、かしめ固定する薄板状の副ワークf が上記ガイド筒体の先端開口の下に位置するように主ワークhを位置固定し、上 記供給筒部eの上端から鋼球aを1つ落し込み上記副ワークfの細孔g上に位置 させる。次に、上記プッシュロッドbを下方に前進させて上記鋼球aを下方に押 付ける。この押付け力により上記細孔が押し拡げられて上記鋼球aが貫通され、 これにより、上記副ワークfが上記主ワークhの貫通孔iの内縁にかしめられる 。そして、上記貫通した鋼球aは上記貫通孔iを通して下方に落下する。つまり 、上記貫通孔iの内径より所定のわずかな寸法だけ小さい外径の鋼球aを上記副 ワークfの細孔gに圧入することにより、その細孔gの周縁部が上記主ワークh の貫通孔iの孔縁部にかしめられて固定されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の鋼球を用いたかしめ装置では、鋼球aの供給を鋼球aの 自重を利用した重力作用により行っているため、上記供給筒部eを本体部dに対 して必ず上方位置から斜め下方に延ばし、かつ、ガイド筒体cの先端開口を下に した上下方向に配置せざるを得ず、装置のレイアウト上の制約がある上に、かし め固定作業を必ず上から下に鋼球を貫通させて行わざるを得ないというかしめ方 向に対する制約がある。また、かしめに用いる鋼球aの供給は手作業により行わ れているため、従来より、作業の効率化および省力化の観点より上記鋼球の供給 を自動化した自動かしめ装置の開発が要求されている。
【0004】 この要求に答えるとともに上記制約を解消するための装置として、鋼球aの供 給を例えば圧縮エアを用いた圧送により行い、これにより、上記供給筒部eや本 体部dなどのガイド筒体cが例えば横向きなどのいずれの方向に配置されていて も上記鋼球aの供給を可能とすることが考えられる。しかしながら、上下方向の 本体部dに対して供給筒部を例えば真横から接続しても鋼球の供給が可能となる 反面、上記圧送力によって上記鋼球が本体部dの内面に比較的強く当たり跳ね返 されるおそれがある。この場合、通常、上記圧縮エアの供給は鋼球が上記本体部 dに到達した時点で停止されるため、上記跳ね返された鋼球が上記真横に配置さ れた供給筒部内に逆戻りするおそれがある。従って、鋼球を供給しても、その鋼 球を上記プッシュロッドbの前進方向先端側に確実に導入することができないこ とになる。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、鋼球を用いてかしめ固定を行うに当たり、その鋼球の供給の自動化を図り つつ、かしめ方向などのいかんに拘らずその鋼球を確実にプッシュロッドの前進 方向先端側位置に供給することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、主ワークの貫通孔の端部 に副ワークを被せた状態で鋼球を貫通することにより上記副ワークを上記貫通孔 の孔縁部にかしめ固定するものを前提とする。このものにおいて、筒状本体の内 部に鋼球を案内するガイド孔と、上記筒状本体を貫通して上記ガイド孔の孔軸方 向中間位置に開口する鋼球の供給口とを有するガイド手段を設ける。また、圧縮 エアを上記供給口に供給する圧縮エア供給系を有し、この圧縮エア供給系からの 圧縮エアにより上記供給口を通して上記ガイド孔内に鋼球を1つずつ圧送する供 給手段を設ける。さらに、上記ガイド孔に進退可能に装着されて上記ガイド孔内 に圧送された鋼球を上記主ワーク側に押圧するプッシュロッドと、このプッシュ ロッドの位置を検出するロッド位置検出手段であって、上記プッシュロッドの先 端部がその前進方向に対して上記供給口の開口位置より手前に位置して上記供給 口を開状態にする開位置と、この開位置より上記プッシュロッドが前進して上記 供給口を上記プッシュロッドにより塞いで閉状態にする閉位置とを検出するロッ ド位置検出手段とを設ける。そして、上記供給手段の圧縮エア供給系の作動を制 御する制御手段であって、上記ロッド位置検出手段からの開位置信号を受けて上 記圧縮エア供給系の作動を開始する一方、上記ロッド位置検出手段からの閉位置 信号を受けて上記圧縮エア供給系の作動を停止する制御手段を備える構成とする ものである。
【0007】 また、請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の考案において、プッシュロ ッドの作動を制御する制御手段を備える。そして、この制御手段を、圧縮エア供 給系の作動開始から鋼球が供給口まで到達する所定時間の経過まで上記プッシュ ロッドの前進作動を停止するように構成するものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、請求項1記載の考案では、プッシュロッドがガイド孔内に おいて供給口を開状態にする開位置に位置した時点で、ロッド位置検出手段から の開位置信号を受けて供給手段の圧縮エア供給系が制御手段によって作動される 。この作動により圧縮エアが上記供給口に向けて供給され、この圧縮エアにより 1つの鋼球が上記供給口を通してガイド孔に圧送される。そして、上記プッシュ ロッドが前進して上記供給口の開口位置を通過し、このプッシュロッドにより供 給口が塞がれて閉状態となる閉位置に至った時点で、上記圧縮エア供給系の作動 が上記制御手段によって停止される。この間、上記供給口に向けての圧縮エアの 供給が継続されるため、上記開位置で圧送された鋼球が上記圧縮エアの圧力によ りガイド孔の端部に押し付けられた状態に保たれる。このため、供給された鋼球 が確実に上記プッシュロッドの前進方向先端側のガイド孔内に位置付けられる。
【0009】 また、請求項2記載の考案では、上記請求項1記載の考案による作用に加えて 、鋼球の圧縮エアによる圧送に際し、圧縮エアの供給開始から上記鋼球がガイド 孔まで到達する所定時間の経過までプッシュロッドの前進作動が制御手段によっ て停止されるため、供給手段から圧送される鋼球のガイド孔への導入がより確実 となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、本考案の実施例に係る鋼球を用いた自動かしめ装置を示す。1a,1 bは一対のガイド手段であって、この一対のガイド手段1a,1bはベース盤2 の上に水平に位置固定された厚板状の主ワーク3を上下から挟むように相対向し て配置されている。そして、上側ガイド手段1aには押圧手段4a、供給手段5 aおよび回収手段6aがそれぞれ設けられ、また、下側ガイド手段1bにも、上 記上側ガイド手段1aのものとは別に、押圧手段4b、供給手段5bおよび回収 手段6bがそれぞれ設けられている。Cは制御手段であって、上記一対の押圧手 段4a,4bの作動、一対の供給手段5a,5bの作動、および、一対の回収手 段6a,6bの作動をそれぞれ制御するようになっている。
【0012】 上記上側ガイド手段1aは、図2に詳細を示すように、筒状本体7aと、この 筒状本体7aの内部に形成されて鋼球8を案内するガイド孔9aとを備えており 、このガイド孔9aの先端開口部10aが上記主ワーク3の貫通孔3aの一端開 口と所定のわずかな間隔を隔てて相対向しかつ貫通孔3aの孔軸の延長線上に上 記ガイド孔9aの孔軸が位置するように、すなわち、両者3a,9aが上下方向 に一直線状に配置されている。
【0013】 上記ガイド孔9aは上記鋼球8の外径よりわずかに大きい内径に設定されてい る。また、上記ガイド孔9aの上記先端開口部10aの近傍位置には、ガイド孔 9aの孔軸に直交する方向に延びる供給口11aが開口しており、この供給口1 1aを通して鋼球8が上記ガイド孔9a内に供給されるようになっている。さら に、上記供給口11aより上記孔軸方向に上記先端開口部10aから離れる側の 位置、すなわち、上側位置には、上記ガイド孔9aの孔軸に直交する方向に延び る排出口12aが開口しており、この排出口12aを通して鋼球8が上記ガイド 孔9a内から排出されるようになっている。そして、上記ガイド孔9aの孔軸を 挟んで上記排出口12aの開口と相対向するガイド孔9aの位置には、エア吹出 口13aが開口されている。
【0014】 また、上記下側ガイド手段1bは、上記上側ガイド手段1aと上下関係が逆転 している点を除き、上記上側ガイド手段1aと同様の構成を備えている。すなわ ち、上記下側ガイド手段1bは筒状本体7bと、ガイド孔9bとを備えており、 このガイド孔9bの先端開口部10bが上記貫通孔3aの他端開口に対して上記 の一端開口側の間隔と同じわずかな間隔を隔てて相対向しかつ貫通孔3aの孔軸 の延長線上に上記ガイド孔9bの孔軸が位置するように配置されている。つまり 、上記上側ガイド手段1bのガイド孔9aと、主ワーク3の貫通孔3aと、下側 ガイド手段1bのガイド孔9bとが上下方向に互いに一直線状に配置されている 。そして、上記ガイド孔1bには、供給口11bが先端開口部10bの近傍位置 に、排出口12bがその供給口11bより下側位置に、エア吹出口13bがその 排出口12bと孔軸を挟んだ相対向位置にそれぞれ上記上側ガイド手段1aの場 合と同様に開口されている。
【0015】 上記上側押圧手段4aは、上側ガイド手段1aのガイド孔9aに進退可能に挿 入されたプッシュロッド14aと、このプッシュロッド14aを進退作動させる アクチュエータとしてのサーボモータ15a(図1参照)とを備えている。上記 プッシュロッド14aは図示しないボールスクリュウを介して保持されており、 上記サーボモータ15aの駆動により上記プッシュロッド14aが上下方向に進 退するようになっている。
【0016】 上記サーボモータ15aは上記制御手段Cと接続されており、この制御手段C からの制御信号により駆動制御されるようになっている。また、上記サーボモー タ15aにはロッド位置検出手段としてのリニアエンコーダEaが設けられてお り、このリニアエンコーダEaは上記サーボモータ15aの駆動量から上記上側 プッシュロッド14aの進退位置を検出して上記制御手段Cに出力するようにな っている。そして、この制御手段Cは、上記上側プッシュロッド14aの位置検 出信号に基づいて、上記上側サーボモータ15a、後述の上側供給手段5aおよ び下側回収手段6bなどの作動を制御するようになっている。
【0017】 そして、上記上側プッシュロッド14aは、その先端(下端)が上記サーボモ ータ15aの制御によって第1位置もしくは第2および第3位置においてそれぞ れ前進作動が停止されるようになっている。ここで、上記第1位置とは、上記ガ イド孔9aに対する排出口12aの開口位置のわずかに上方位置、すなわち、上 記ガイド孔9aと上記排出口12aとを連通状態に保つ位置である。上記第2位 置とは、上記第1位置から下動して供給口11aの開口位置のわずかに上方位置 、すなわち、上記排出口12aを塞ぎかつ上記供給口11aを開状態にする開位 置である。そして、上記第3位置とは、上記第2位置からさらに下動し先端開口 部10aから突出して下側ガイド手段1bのガイド孔9bに先端開口部10bか ら入り、このガイド孔9aの供給口11bの開口位置を通過して排出口12bの わずかに上方位置、すなわち、上記供給口11bを塞ぎかつ上記排出口12bを 開状態にする鋼球回収時の位置である。
【0018】 また、上記下側押圧手段4bは、下側ガイド手段1bのガイド孔9bに進退可 能に挿入されたプッシュロッド14bと、このプッシュロッド14bを進退作動 させるアクチュエータとしてのサーボモータ15b(図1参照)とからなる、上 記上側押圧手段4aと同様に構成されたものを備えている。加えて、上記サーボ モータ15bは上記制御手段Cによって駆動制御されるとともに、サーボモータ 15bに設けられたロッド位置検出手段としてのリニアエンコーダEbによって 上記下側プッシュロッド14bの進退位置が検出されてこの位置検出信号を上記 制御手段Cに出力するようになっている。そして、このこの制御手段Cは、下側 プッシュロッド14bの位置検出信号に基づいて、上記上側プッシュロッド14 aの場合とは逆側のものの作動、すなわち、上記下側サーボモータ15bの作動 、後述の下側供給手段5bの作動および上側回収手段6aの作動などを制御する ようになっている。
【0019】 そして、上記下側プッシュロッド14bは、上記上側押圧手段4aの場合と同 様に、その先端(上端)が上記サーボモータ15bの制御によって第1位置もし くは第2および第3位置においてそれぞれ前進作動が停止されるようになってい る。すなわち、上記ガイド孔9bに対する排出口12bの開口位置のわずかに下 方位置であって上記ガイド孔9bと上記排出口12bとを連通状態に保つ第1位 置と、この第1位置から上動して供給口11bの開口位置のわずかに下方位置で あって上記排出口12bを塞ぎかつ上記供給口11bを開状態にする開位置とし ての第2位置と、この第2位置からさらに上動し先端開口部10bから突出して 上側ガイド手段1aのガイド孔9aに先端開口部10aから入り、このガイド孔 9aの供給口11aの開口位置を通過して排出口12aのわずかに下方位置、す なわち、上記供給口11aを塞ぎかつ上記排出口12aを開状態にする鋼球回収 時位置としての第3位置とに位置設定されるようになっている。
【0020】 つまり、両プッシュロッド14a,14bは、かしめ作動する側のものが第2 および第3位置の各位置に、他側のものが継続して第1位置でそれぞれ前進作動 が停止されるようになっている。そして、初期位置設定において上記かしめ作動 する側のものが第2位置に、他側のものが第1位置にそれぞれ停止され、かしめ 作動後の鋼球回収時において上記かしめ作動する側のものが第3位置に、他側の ものが同じ第1位置にそれぞれ停止されるようになっている。例えば、主ワーク 3の貫通孔3aの下端側にかしめ固定する場合、図2に実線で示すように、下側 プッシュロッド14bが第2位置に、上側プッシュロッド14aが第1位置にそ れぞれ位置設定される。次に、上記初期位置設定の後、後述の下側供給手段5b からの鋼球8の供給を受けることにより上記下側プッシュロッド14bが上記第 2位置から第3位置までかしめ作動されて鋼球回収時の設定位置に至る。そして 、この鋼球回収時の状態では、各プッシュロッド14a,14bの両先端間に使 用済みの鋼球8が挟まれてこの鋼球8を排出口12aの開口位置に位置規制する ようになっている。
【0021】 上記上側供給手段5aは、図3に詳細を示すように、横向きに延びる搬送空間 16aが内部に形成された本体ハウジング17aと、多数の鋼球8,8,…を上 下方向に一列に連続的に配列した状態で収容する筒状のストック部18aと、こ のストック部18aから1つの鋼球8を切出して搬送する切出しプレート19a と、圧力源Paと接続されて上記本体ハウジング17aを介して上側ガイド孔9 aの供給口11aまで鋼球8の供給工程で圧縮エアを供給する圧縮エア供給系と してのエア供給管20aと、上記本体ハウジング17aと上記上側ガイド手段1 aの供給口11aとを互いに接続して上記圧縮エアにより鋼球8が圧送される鋼 球供給管21aとをそれぞれ備えている。
【0022】 上記本体ハウジング17aは、上板部材22aと下板部材23aとを有し、こ れら両部材22a,23a間に上記搬送空間16aが形成されている。上記下板 部材23aには、上記搬送空間16aの横方向(図3の左右方向;以下、左右方 向という)一側部に臨んで鋼球8の切出し口24aが貫通形成されており、この 切出し口24aに連通して上記鋼球供給管21aが接続されている。また、上記 上板部材22aには、上記搬送空間16aを挟んで上記切出し口24aと相対向 する位置にエア吹出し口25aが貫通形成されており、このエア吹出し口25a に上記エア供給管20aが接続されている。さらに、上記上板部材22aには、 上記搬送空間16aの左右方向他側部に臨んで鋼球8の落し口26aが貫通形成 されており、この落し口26aに上記ストック部18aが接続されている。
【0023】 上記切出しプレート19aには上記鋼球8を1つだけ収容する収容孔27aが 貫通形成されている。そして、この切出しプレート19aは、上記収容孔27a が上記落し口26aと連通する鋼球取込み位置(図3に実線で示す位置)と、上 記切出し口24aと連通する鋼球切出し位置(同図に一点鎖線で示す位置)との 間を、エアシリンダなどのアクチュエータAaによって進退作動されるようにな っている。
【0024】 すなわち、上記上側供給手段5aは、上記切出しプレート19aの収容孔27 a内に上記鋼球取込み位置でストック部18aから落し口26aを通して1つの 鋼球8を取込み、この状態で上記切出しプレート19aが上記鋼球切出し位置ま で前進作動されてこの鋼球切出し位置でエア吹出し口25aからの圧縮エアの吹 出しにより上記収容孔27a内の鋼球8(同図一点鎖線参照)が切出し口24a および鋼球供給管21aを通して上側ガイド孔9aまで圧送されるようになって いる。そして、上記切出しプレート19aが元の鋼球取込み位置まで後退作動さ れて収容孔27a内に次の1つの鋼球8を取込んだ状態で次回の供給時期まで待 機するようになっている。
【0025】 また、上記下側供給手段5bは、その鋼球供給管21bが下側ガイド手段1b の供給口11bに接続されている点を除き、上記上側供給手段5aと全く同じ構 成を備えるものである。すなわち、本体ハウジング17bと、多数の鋼球8,8 ,…を収容する筒状のストック部18bと、アクチュエータAbによって作動さ れて上記ストック部18bから1つの鋼球8を切出す切出しプレートと、圧力源 Pbと接続されて上記本体ハウジング17bを介して下側ガイド孔9bの供給口 11bまで圧縮エアを供給する圧縮エア供給系としてのエア供給管20bと、上 記本体ハウジング17bと上記下側ガイド孔9bの供給口11bとを互いに接続 して上記圧縮エアにより鋼球8が圧送される鋼球供給管21bとをそれぞれ備え ている。
【0026】 上記上側および下側供給手段5a,5bの両アクチュエータAa,Abと、両 圧力源Pa,Pbとはそれぞれ上記制御手段Cと接続されており、この制御手段 Cからの制御信号によって作動の制御がそれぞれ行われるようになっている。す なわち、上記上側および下側供給手段5a,5bは、上記両プッシュロッド14 a,14bの初期位置設定の後、かしめ作動する側の供給手段5aもしくは5b のみ駆動されて、上記第2位置にプッシュロッド14aもしくは14bが位置設 定された側のガイド孔9aもしくは9b内に鋼球8が圧送されるようになってい る。
【0027】 上記上側回収手段6aは、上側ガイド手段1aの排出口12aに接続された回 収管28aと、図示しない圧力源と接続されて圧縮エアをエア吹出し口13aに 供給する圧縮エア供給系としてのエア供給管29aとを備えている。上記圧力源 は上記制御手段Cと接続されて制御手段Cからの制御信号によって圧縮エアを上 記エア吹出し口13aからガイド孔9aを横切って回収管28a内に吹き込むよ うになっている。そして、上記回収管28aは図示しない回収容器と接続されて おり、上記圧縮エアによってガイド孔9a内から上記回収管28aを通して排出 される鋼球8を上記回収容器内に集めるようになっている。
【0028】 また、上記下側回収手段6bは、上記上側回収手段6aと同様に、下側ガイド 手段1bの排出口12bに接続された回収管28bと、エア吹出し口13bに接 続されたエア供給管29bとを備えており、このエア供給管29bは上記制御手 段Cによって制御される図示しない圧力源と接続されて圧縮エアを上記エア吹出 し口13bからガイド孔9bを横切って回収管28b内に吹き込むようになって いる。また、上記回収管28bは上記回収容器と接続されており、上記上側回収 管28aと同様に、上記圧縮エアによってガイド孔9b内から上記回収管28b を通して排出される鋼球8を上記回収容器内に集めるようになっている。
【0029】 そして、上記上側および下側回収手段6a,6bの各エア供給管29a,29 bは、かしめ作動しない側のガイド孔9aもしくは9bに他方のガイド孔9bも しくは9aからのプッシュロッド14bもしくは14aが第3位置までかしめ作 動された時点で、かしめ作動しない側の回収手段6aもしくは6bのみ作動され てエアを吹出すようになっている。
【0030】 なお、図2中、30,31は鋼球8の外径とほぼ同じ内径の貫通孔をそれぞれ 有する筒状の治具であり、スペーサの役割を果たすようになっている。第1治具 30の板厚は第2治具31より薄板状の副ワーク32の板厚分だけ小さく設定さ れており、第1治具30および副ワーク32を重ね合わせたものもしくは第2治 具31とが互いに等しい厚みになっている。そして、上記第1治具30は上記副 ワーク32と組み合わせて用い、上記第2治具31は上記副ワーク32なしで用 いるようになっている。すなわち、主ワーク3の貫通孔3aの下端側に副ワーク 32をかしめ固定する場合、上記第1治具30および副ワーク32を互いに重ね 合わせたものを下側ガイド手段1bと主ワーク3との間に装着し、かつ、上記第 2治具31を上側ガイド手段1aと主ワーク3との間に装着するようになってお り、次に、上記貫通孔3aの上端側に他の副ワークをかしめ固定する場合、上記 第2治具31に代えて上記第1治具30および他の副ワークの組み合わせたもの を装着するようになっている。
【0031】 次に、上記制御手段Cによる制御と、この制御による作用効果とを、主ワーク 3の貫通孔3aの下端に副ワーク32をかしめ固定し、次に、上記貫通孔3aの 上端に他の副ワーク32をかしめ固定する場合について説明する。なお、かしめ 作動に先だって、主ワーク3をベース盤2の所定位置に位置固定し、上記の如く 、上記第1治具30および副ワーク32を組み合わせたものを下側ガイド手段1 bの先端開口部10bと上記貫通孔3aの下端との間に、第2治具31を上記貫 通孔3aの上端と上側ガイド手段1aの先端開口部10aとの間にそれぞれ装着 する。そして、以下の制御を行う。
【0032】 まず、両サーボモータ15a,15bを駆動させて両プッシュロッド14a, 14bの初期位置設定を行う。すなわち、各リニアエンコーダEa,Ebからの 出力信号に基づいて上側プッシュロッド14aを第1位置に、下側プッシュロッ ド14bを第2位置までそれぞれ前進させて各位置で停止させる。上記下側のプ ッシュロッド14bが第2位置に位置設定されることにより、そのプッシュロッ ド14bの上端により下側ガイド孔9bや排出口12bが塞がれるため、後述の 供給口11bから供給される鋼球8の下方への落下や上記排出口12bなどから の脱落が確実に防止することができる。加えて、上記上側のプッシュロッド14 aが第1位置に位置設定されることにより、そのプッシュロッド14aの下端に より使用済みの鋼球8のそれ以上の移動が確実に阻止することができる。
【0033】 次に、図4に示す制御を行う。なお、図4には、上記初期位置設定後、上記貫 通孔3aの下端側のかしめ固定作業についての制御部分をのみ示すが、上端側の かしめ固定作業についても同様の制御が行われる。まず、ステップS1で下側供 給手段5bのアクチュエータAbを作動させて切出しプレートを鋼球切出し位置 まで移動させるとともに、ステップS2で圧力源Pbを作動させてエア供給管2 0bにより圧縮エアの供給を開始する。これにより、1つの鋼球8が鋼球供給管 21bを通して供給口11bから下側ガイド孔9bに圧送され、その鋼球8が上 記圧縮エアの圧力により副ワーク32の細孔32a下に押し付けられる(図2の 一点鎖線で示す鋼球8参照)。
【0034】 そして、ステップS3での所定時間tの経過後、ステップS4で下側押圧手段 4bのサーボモータ15bを駆動させて下側プッシュロッド14bを前進、すな わち、上動させる。上記所定時間tは、上記供給手段5bでの圧縮エアの供給が 開始されてから上記鋼球8が下側ガイド孔9bに到達するまでの所要時間に基づ いて定められており、この所定時間tの経過の間、上記プッシュロッド14bを 待機させておくことにより、供給される鋼球8を上記ガイド孔9bに確実に導入 させることができる。
【0035】 次に、ステップS5で、リニアエンコーダEbからの出力信号に基づいて、上 記下側プッシュロッド14bが閉位置を通過したか否か、すなわち、上記下側プ ッシュロッド14bが上記第2位置から上動して供給口11bを通過しかつこの 供給口11bを塞ぐ位置(図2に一点鎖線で示す下側プッシュロッド14bの位 置)を通過したか否かを判別する。未通過ならば、再度上記ステップS5の判別 を繰り返し、通過しているならば、ステップS6で上記下側エア供給管20bか らの圧縮エアの供給を停止する。これにより、上記ガイド孔9b内に供給された 鋼球8は上記副ワーク32位置から落下して下側プッシュロッド14bの上端の 上に載る。この場合、上記圧縮エアの供給が停止されても上記供給口11bが塞 がれているため、上記ガイド孔9b内に供給された鋼球8が上記供給口11bに 逆戻りすることを防止することができる。
【0036】 そして、上記下側プッシュロッド14bが上端に鋼球8を載せた状態で前進を 続けるため、その鋼球8によって副ワーク32の細孔32aが強制的に上方に押 し抜かれる。これにより、上記副ワーク32は、図2に一点鎖線で示すように、 細孔32aの周縁部が押し拡げられて上記貫通孔3aの下端部にかしめられる。 上記副ワーク32を貫通した鋼球8は、上記下側プッシュロッド14bに押され て貫通孔3aおよび第2治具31内を通って上側ガイド手段1aのガイド孔9a 内に入る。この間、ステップS7で上記下側プッシュロッド14bの上端位置の 判別をリニアエンコーダEbからの出力信号に基づいて繰り返し、第3位置に到 達することによりステップS8で上記下側プッシュロッド14bの前進作動を停 止させる(図2の二点鎖線で示すプッシュロッド14b参照)。これにより、か しめ固定を行った後の使用済みの鋼球8が上側プッシュロッド14aの下端との 間に挟まれて上下方向の移動を規制された状態で排出口12aとエア吹出し口1 3aとの間に配置される。この状態において、ステップS9で上側回収手段6a のエア供給管29aからの圧縮エアの供給が行われ、これにより、上記使用済み の鋼球は排出管28aを通して回収容器に回収される。
【0037】 以上で、上記貫通孔3aの下端に対する副ワーク32のかしめ固定作業が終了 し、上記下側プッシュロッド14bは第1位置まで後退作動される。そして、次 に、上記貫通孔32aの上端に対する他の副ワーク32のかしめ固定作業が、図 5に示すように、上記主ワーク3を位置変化させることなく行われる。すなわち 、まず、上記第2治具31を取外し、代わりに、第1治具30および副ワーク3 2を組み合わせたものを上記貫通孔3aの上端と上側ガイド手段1aの先端開口 部10aとの間に装着する。そして、サーボモータ15a,15bの駆動により 下側プッシュロッド14bを第1位置に、上側プッシュロッド14aを第2位置 に移動させて初期位置設定を行う。以下、上記貫通孔3aの下端側へのかしめ固 定作業時の上述の制御と同様の制御が行われる。
【0038】 すなわち、上側供給手段5aの圧力源Paが作動されて圧縮エアの供給が開始 され、1つの鋼球8が供給口11aから上側ガイド孔9aまで圧送されて副ワー ク32の細孔32aに押し付けられる(図5の一点鎖線の鋼球8参照)。所定時 間tの経過後、上記上側プッシュロッド14aが前進作動、すなわち、下動され て、上記供給口11aを塞ぐ閉位置を通過することにより、上記圧縮エアの供給 が停止される。そして、上記鋼球8が上記上側プッシュロッド14aに押圧され て上記細孔32aを押し抜くことにより、貫通孔3aの上端へのかしめ固定が行 われ、使用済みの鋼球8は貫通孔3a、下側副ワーク32のかしめ縁部32b内 、および第1治具30内を通って、下側ガイド孔9b内の下側プッシュロッド1 4b上に載る。一方、上記上側プッシュロッド14aが下動して第3位置に至る ことにより前進作動が停止され、下側回収手段6bのエア回収管29bからの圧 縮エア供給により上記使用済みの鋼球8の回収管28bへの排出および回収容器 への回収が行われる。以上で、上記貫通孔3aの上下端の双方に対する副ワーク 32のかしめ固定作業が終了する。
【0039】 このように、本実施例では、供給手段5bもしくは5aから鋼球を供給するに 当たり、圧縮エアを用いることにより供給の自動化を図ることができる上、供給 口11bもしくは11aが開状態となるプッシュロッド14bもしくは14aの 開位置(第2位置)から、上記供給口11bもしくは11aが閉状態となるプッ シュロッド14bもしくは14aの閉位置までの間、上記供給手段5bもしくは 5aのエア供給管20bもしくは20aからガイド孔9bもしくは9aへの圧縮 エアの供給を継続させているため、上記供給口11bもしくは11aがガイド孔 9bもしくは9aに対して直交する横向きに形成されていても、上記供給される 鋼球8をガイド孔9bもしくは9a内に確実に導入することができ、その鋼球8 を確実にプッシュロッド14bもしくは14aの前進方向先端側に位置付けるこ とができる。しかも、上記鋼球8の圧縮エアによる圧送に際し、圧縮エアの供給 開始から上記鋼球8がガイド孔9bもしくは9aまで到達する所定時間tの経過 までプッシュロッド14bもしくは14aの前進作動が停止されるため、上記ガ イド孔9bもしくは9aへの鋼球8の導入をより確実に行うことができる。
【0040】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を 包含するものである。すなわち、上記実施例では、主ワーク3を貫通孔3aが上 下方向に向くように配置して一対のガイド手段1a,1bを上記主ワーク3の上 下両側に配設したものを示したが、これに限らず、例えば、上記主ワーク3を貫 通孔3aが横向きになるように配置してその両側に一対のガイド手段を配置し、 横向きにかしめ固定が行われるようにしてもよい。このような横向きにかしめ方 向が設定されている場合であっても、圧縮エアにより鋼球が圧送され、しかも、 プッシュロッドが閉位置まで移動するまで上記圧縮エアの供給が継続されるため 、上記実施例と同様に、鋼球の供給を確実に行うことができる。さらに、供給口 11a,11bのガイド孔9a,9bに対する方向を上向きもしくは下向きなど いずれの向きに接続してもよく、いずれの場合であっても、上記実施例と同様に 、鋼球の供給を確実に行うことができる。
【0041】 上記実施例では、各供給手段5a,5bにおいて供給口11a,11bまでの 鋼球8の供給を圧縮エアにより圧送するようにしているが、上記圧縮エアの圧力 に加えて、各供給手段5a,5bを上記供給口11a,11bより上位に配置し て重力作用を併用してもよい。
【0042】 上記実施例では、供給手段5a,5bは同一構成のものを一対利用しているが 、これに限らず、例えば1つのストック部に蓄えた鋼球を分配機により各供給管 21a,21bに分配するようにしたものを用いてもよい。
【0043】 また、上記実施例では、ロッド位置検出手段としてリニアエンコーダEa,E bを用いて連続的に前進位置の検出を行うようにしているが、これに限らず、例 えば光学的センサをガイド孔9a,9b内の各位置に設けて個別に位置検出を行 うようにしてもよい。
【0044】 さらに、上記実施例では、主ワーク3を挟んで両側に配置したガイド手段1a ,1bなどからなる2組のものにより装置を構成しているが、これに限らず、例 えば上記主ワーク3の一側に配置された1組のものによって装置を構成してもよ い。この場合においても、鋼球の自動供給並びにその供給の確実化などの効果を 、上記実施例と同様に、得ることができる。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案における鋼球を用いた自動かしめ装 置によれば、鋼球を用いてかしめ固定を行うに当たり、圧縮エアによる圧送によ りその鋼球の供給の自動化を図ることができる。その上、鋼球の供給の際、供給 口が開状態となるプッシュロッドの開位置から、上記供給口が閉状態となるプッ シュロッドの閉位置までの間、上記供給手段のエア供給系からガイド孔への圧縮 エアの供給を継続させているため、上記供給口がガイド孔に対していずれの向き に接続されていても、また、かしめ方向がいずれの方向に形成されていても、こ れらの供給口の向きやかしめ方向のいかんに拘らず、上記供給される鋼球をガイ ド孔内に確実に導入することができ、その鋼球を確実にプッシュロッドの前進方 向先端側に位置付けることができる。
【0046】 また、請求項2記載の考案によれば、上記請求項1記載の考案による効果に加 えて、上記鋼球の圧縮エアによる圧送に際し、圧縮エアの供給開始から上記鋼球 がガイド孔まで到達する所定時間の経過までプッシュロッドの前進作動が制御手 段によって停止されるため、供給手段から圧送される鋼球のガイド孔への導入を より確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体図である。
【図2】下から上に向けてかしめ固定作業を行う場合の
図1の主ワーク近傍の拡大断面図である。
【図3】図1の供給手段の拡大断面図である。
【図4】制御手段の一部の制御内容を示すフローチャー
トである。
【図5】上から下に向けてかしめ固定作業を行う場合の
図1の主ワーク近傍の拡大断面図である。
【図6】従来のかしめ装置の断面図である。
【符号の説明】
1a,1b ガイド手段 3 主ワーク 5a,5b 供給手段 7a,7b 筒状本体 8 鋼球 9a,9b ガイド孔 11a,11b 供給口 14a,14b プッシュロッド 20a,20b エア供給管(圧縮エア供給系) 32 副ワーク C 制御手段 Ea,Eb リニアエンコーダ(ロッド位置検出手段) Pa,Pb 圧力源(圧縮エア供給系)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ワークの貫通孔の端部に副ワークを被
    せた状態で鋼球を貫通することにより上記副ワークを上
    記貫通孔の孔縁部にかしめ固定する、鋼球を用いた自動
    かしめ装置であって、 筒状本体の内部に鋼球を案内するガイド孔と、上記筒状
    本体を貫通して上記ガイド孔の孔軸方向中間位置に開口
    する鋼球の供給口とを有するガイド手段と、 圧縮エアを上記供給口に供給する圧縮エア供給系を有
    し、この圧縮エア供給系からの圧縮エアにより上記供給
    口を通して上記ガイド孔内に鋼球を1つずつ圧送する供
    給手段と、 上記ガイド孔に進退可能に装着されて上記ガイド孔内に
    圧送された鋼球を上記主ワーク側に押圧するプッシュロ
    ッドと、 このプッシュロッドの位置を検出するロッド位置検出手
    段であって、上記プッシュロッドの先端部がその前進方
    向に対して上記供給口の開口位置より手前に位置して上
    記供給口を開状態にする開位置と、この開位置より上記
    プッシュロッドが前進して上記供給口を上記プッシュロ
    ッドにより塞いで閉状態にする閉位置とを検出するロッ
    ド位置検出手段と、 上記供給手段の圧縮エア供給系の作動を制御する制御手
    段であって、上記ロッド位置検出手段からの開位置信号
    を受けて上記圧縮エア供給系の作動を開始する一方、上
    記ロッド位置検出手段からの閉位置信号を受けて上記圧
    縮エア供給系の作動を停止する制御手段とを備えている
    ことを特徴とする鋼球を用いた自動かしめ装置。
  2. 【請求項2】 プッシュロッドの作動を制御する制御手
    段を備えており、この制御手段は、圧縮エア供給系の作
    動開始から鋼球が供給口まで到達する所定時間の経過ま
    で上記プッシュロッドの前進作動を停止するように構成
    されている請求項1記載の鋼球を用いた自動かしめ装
    置。
JP6603992U 1992-09-22 1992-09-22 鋼球を用いた自動かしめ装置 Withdrawn JPH0629723U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108405642A (zh) * 2018-05-03 2018-08-17 福建威而特旋压科技有限公司 皮带轮内孔自动化挤压专机
CN113059068A (zh) * 2021-04-27 2021-07-02 广西金网通电子科技有限公司 一种自动铆接工装

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