JPH06296Y2 - 作業車のチルトハンドル構造 - Google Patents

作業車のチルトハンドル構造

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JPH06296Y2
JPH06296Y2 JP1986146282U JP14628286U JPH06296Y2 JP H06296 Y2 JPH06296 Y2 JP H06296Y2 JP 1986146282 U JP1986146282 U JP 1986146282U JP 14628286 U JP14628286 U JP 14628286U JP H06296 Y2 JPH06296 Y2 JP H06296Y2
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JP
Japan
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lock lever
support member
handle
horizontal axis
engaging
Prior art date
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JP1986146282U
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JPS6351868U (ja
Inventor
裕雄 中田
三木  博幸
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ハンドルを横軸芯周りで機体前後方向に所定
範囲内で揺動自在に枢支すること共に、前記ハンドルを
所定範囲内の選択位置で固定保持可能に構成してある作
業車のチルトハンドル構造に関する。
〔従来の技術〕
作業車のチルトハンドルは操縦車に応じてハンドルの位
置を調整変更できるように、又、乗降時にハンドルを乗
降の邪魔にならない位置まで動かして操縦車が乗降し易
いようにするものであり、この構造の一例が実開昭57
−52367号公報に開示されている。これはハンドル
を選択位置で固定操作するロックレバーが機体側に設け
られ、スプリングにより固定操作側に付勢されている。
そして、近年はハンドルを所定揺動範囲の上限まで持ち
上げる付勢機構を設けることによって、前記ロックレバ
ーを固定解除側に操作した場合に、前記付勢機構によっ
てハンドルが自動的に上限まで持ち上げられるようにし
て、楽に乗降できるように構成した機種がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の構造であると、ハンドルを選択位置で固定操作す
るロックレバーを固定操作側に付勢する機構としてのス
プリングと、ハンドル自体を所定揺動範囲の上限まで持
ち上げる機構の2系統の付勢機構があり、ハンドル支持
部付近の構造の複雑化は否めない構成となっている。
ここで本考案はこの問題に着目して、チルトハンドルと
しての機能性を落とさずに、構造の簡略化を図ることを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような作業車のチルトハンドル構
造において、次のように構成することにある。つまり、 ハンドルを上側に支持した支持部材を、機体の固定部に
設けた横軸芯周りで機体前後方向に所定範囲内で揺動自
在に枢支し、横軸芯周りでの揺動範囲のうちの複数の選
択位置で支持部材を固定するためのロックレバーを、支
持部材の揺動軌跡面に沿い、かつ、横軸芯よりも上側に
位置する軸芯周りで上下揺動自在に支持部材に枢支する
とともに、ロックレバーに対して横軸芯側の固定位置に
係合部材を設けて、ロックレバーを係合部材の複数の係
合部のうちの一つに係合させることにより、支持部材を
固定保持可能に構成し、さらに、ロックレバーを枢支す
る軸芯よりも下方で、且つ横軸芯よりも機体前方の位置
と、ロックレバーとに亘り、このロックレバーを係合部
材との係合側に付勢するスプリングを架設してある。
〔作用〕
前述のように構成すると例えば第1図及び第2図に示す
ように、支持部材(6)の横側部のロックレバー(10)か
ら、スプリング(11)が斜め前方下方に延出された状態と
なる。
これにより、スプリング(11)はロックレバー(10)を係合
部材(9)との係合側に付勢する機能と、ハンドル(1)の支
持部材(6)を所定範囲の上限まで持ち上げる機能の2つ
の機能を持つことになる。
そして、ロックレバー(10)が支持部材(6)の上部側に設
けた軸芯(P2)周りに揺動する方向(支持部材(6)の長手
方向に沿った上下方向)と、スプリング(11)の付勢方向
(スプリング(11)自身の方向)とが異なるものとなって
いる。これによりスプリング(11)の付勢力が全でロック
レバー(10)に掛かるのではない。
つまり、第1図において支持部材(6)とスプリング(11)
自身とが形成する角度を(A)とし、スプリング(11)自身
の付勢力を(F)とした場合、ロックレバー(10)を係合部
材(9)との係合側に付勢する力(F1)は、 F1=F・COS(A)<F となり、支持部材(6)を所定範囲の上限まで持ち上げよ
うとする力(F2)は、 F2=F・SIN(A) となる。
従って、スプリング(11)として強力なものを使用したと
しても、ロックレバー(10)を係合部材(9)との係合側に
付勢する力(F1)が、あまり強力なものにはならない。こ
れにより、支持部材(6)の角度を変更する為に、ロック
レバー(10)を係合部材(9)から離す方向に操作する場
合、この操作が重いものにならない。
〔考案の効果〕
以上のように、ロックレバーを固定操作側に付勢するス
プリングと、ハンドルの支持部材を上限まで持ち上げる
スプリングの2個必要であったものを、1個のスプリン
グで両機能を発揮させることができるようになり、構造
の簡略化及びコストダウンを図ることできる。
そして、スプリングの付勢力を前出の2系統に振り分け
ることにより、ロックレバーの固定解除側への操作も軽
くすることができて、操作性も良いものになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は作業車の一例である農用トラクタの
ハンドル付近の構造を示すものであり、図に示すように
ハンドル(1)を上下2本のハンドル操作軸(2a),(2b)及
びユニバーサルジョイント(3)を介してパワーステアリ
ングユニット(図外)と連動連結すると共に、上部のハ
ンドル操作軸(2a)をブッシュ(4)及びベアリング(5)を介
して円筒状の支持部材(6)に遊転支承している。この支
持部材(6)は前記ユニバーサルジョイント(3)に一致する
横軸芯(P1)周りにハンドル(1)と共に揺動自在にブラケ
ット(7)を介して燃料タンク(8)背面に取付けられてい
る。
次に、ハンドル(1)を選択位置で固定保持する構造につ
いて詳述すると、係合用凹部を外周に備えた略扇状の係
合部材(9)を前記支持部材(6)に並設すると共に、支持部
材(6)側面の軸芯(P2)周りにロックレバー(10)を揺動自
在に軸支して、ロックレバー(10)の係入部(10a)を前記
係合部材(9)の係合用凹部に係入することによってハン
ドル(1)を選択位置で固定するのである。
そして、支持部材(6)及び横軸芯(P1)よりも機体前方に
位置する燃料タンク(8)の側面において、軸芯(P2)より
も下方で、且つ、横軸芯(P1)よりも機体前方の位置と、
ロックレバー(10)の係入部(10a)とに亘つて、スプリン
グ(11)を架設している。
これにより、このスプリング(11)によってロックレバー
(10)が係合部材(9)係入側、すなわち固定保持側に付勢
されると共に、ロックレバー(10)を固定解除側に操作す
ると、ハンドル(1)がロックレバー(10)を介して所定揺
動範囲の上限まで自動的に持ち上げられるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車のチルトハンドル構造の実施
例を示し、第1図はハンドル部付近の側面図、第2図は
ハンドル部付近を下方より見上げた図面である。 (1)……ハンドル、(6)……支持部材、(9)……係合部
材、(10)……ロックレバー、(11)……スプリング、(P1)
……横軸芯、(P2)……軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル(1)を上側に支持した支持部材(6)
    を、機体の固定部に設けた横軸芯(P1)周りで機体前後方
    向に所定範囲内で揺動自在に枢支し、前記横軸芯(P1)周
    りでの揺動範囲のうちの複数の選択位置で前記支持部材
    (6)を固定するためのロックレバー(10)を、前記支持部
    材(6)の揺動軌跡面に沿い、かつ、前記横軸芯(P1)より
    も上側に位置する軸芯(P2)周りで上下揺動自在に前記支
    持部材(6)に枢支するとともに、前記ロックレバー(10)
    に対して前記横軸芯(P1)側の固定位置に係合部材(9)を
    設けて、前記ロックレバー(10)を前記係合部材(9)の複
    数の係合部のうちの一つに係合させることにより、前記
    支持部材(6)を固定保持可能に構成し、さらに、前記ロ
    ックレバー(10)を枢支する軸芯(P2)よりも下方で、且
    つ、前記横軸芯(P1)よりも機体前方の位置と、前記ロッ
    クレバー(10)とに亘り、このロックレバー(10)を前記係
    合部材(9)との係合側に付勢するスプリング(11)を架設
    してある作業車のチルトハンドル構造。
JP1986146282U 1986-09-24 1986-09-24 作業車のチルトハンドル構造 Expired - Lifetime JPH06296Y2 (ja)

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JP1986146282U JPH06296Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 作業車のチルトハンドル構造

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JPS6351868U JPS6351868U (ja) 1988-04-07
JPH06296Y2 true JPH06296Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31058606

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AU2002360018A1 (en) * 2001-12-27 2003-07-15 Nsk Ltd. Vehicle tilt type steering device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722964A (en) * 1980-07-10 1982-02-06 Koyo Seiko Co Ltd Tilting device of steering system

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JPS6351868U (ja) 1988-04-07

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