JPH06296893A - 固形物粉砕乾燥装置 - Google Patents

固形物粉砕乾燥装置

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JPH06296893A
JPH06296893A JP11238493A JP11238493A JPH06296893A JP H06296893 A JPH06296893 A JP H06296893A JP 11238493 A JP11238493 A JP 11238493A JP 11238493 A JP11238493 A JP 11238493A JP H06296893 A JPH06296893 A JP H06296893A
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JP
Japan
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crushed
circulation path
fluid
crushing
solid material
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Pending
Application number
JP11238493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Hoshino
國雄 星野
Ryuichi Hata
龍一 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHIKOU NEKUSUTO KK
Original Assignee
ICHIKOU NEKUSUTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被粉砕物が効率よく粉砕及び乾燥できるばか
りか、小型で且つ高効率な固形物粉砕乾燥装置を提供す
ることである。 【構成】 複数の直管部1aを連ねることにより内部に
流体衝突部30を有する循環路1bを備えた本体1を形
成し、かつ上記循環路1b内に圧縮気体を循環させるこ
とにより発生する衝撃波とその圧縮気体の干渉による振
動により循環路1b内に投入された被粉砕物を粉砕乾燥
すると共に、上記循環路1bに接続した回収管6により
循環路1bより被粉砕物を回収するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気流の衝撃波および空
気流の干渉による振動と物体の衝突を利用して粉体製造
および乾燥を主目的とし、食品、化学原料、鉱物原料等
の被粉砕物(固形物)を粉砕および乾燥する固形物粉砕
乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉砕機の主用途として、粉砕機を
使用して被粉砕物を粉砕し、粉砕物のみの回収を目的と
していたが、乾燥を同時に行うものはない。
【0003】また、従来、被粉砕物の粉砕に使用されて
いる類似の粉砕機には、図12に示すような横断面が多
角形状をなすサイクロンaを利用したものや、図13に
示すような環状の循環路fを使用したものが知られてい
る。
【0004】図12に示すサイクロンaを使用したもの
では、サイクロンaの上部に被粉砕物の投入口bと空気
の排気口cが、そして上部外周に圧縮空気の流入口dが
設けられていて、投入口bより投入された被粉砕物は、
サイクロンaの接線方向より流入された圧縮空気によっ
てサイクロンa内で渦流となって旋回している間に粉砕
され、被粉砕物はサイクロンaの下部に設けられた排出
口eより排出され、空気は上記排出口cより排出される
ようになっている。
【0005】また、図13に示す粉砕機は、環状の循環
路fの下部より圧縮空気を流入して、流路f内を旋回さ
せ、この状態でホッパgの被粉砕物を空気とともにノズ
ルhより流路f内へ注入して旋回流により流路f内を旋
回させ、粉砕された被粉砕物は流路fの内側に設けられ
た吸引孔iより吸引することにより回収するようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のサイク
ロンaを使用した粉砕機は、サイクロンaの全高が高い
ため装置全体が大型になると共に、サイクロンaの上方
より被粉砕物を投入するため、被粉砕物を投入口bまで
搬送する手段が別に必要となり、設備費が嵩む、また、
他のサイクロンの効果を増大させるための動力を必要と
することなどから動力と処理量が合致しない、さらには
粒度調整が難しいという問題点があった。
【0007】また後者の環状の循環路fを使用した粉砕
機では、粉砕に時間がかかって作業能率が悪い、また、
粒度調整が難しい等の問題点があった。
【0008】本発明はかかる不具合を改善するためにな
されたもので、被粉砕物が効率よく粉砕及び乾燥できる
ばかりか、小型で且つ高効率な固形物粉砕乾燥装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、多角多面体の環状体を基本構造として内部
に循環路を形成した本体を備え、この本体の循環路に、
この循環路内を循環する流体の衝撃波および流体の干渉
による振動を発生させる多数の流体衝突部を形成し、前
記本体に、被粉砕物を循環路に投入する投入部と、循環
路内で破砕された粉砕物を回収する回収部とを設けたも
のである。
【0010】
【作用】上記構成により、循環路に流体を循環させて、
流体が衝突することにより発生する衝撃波の衝撃エネル
ギーおよび流体の干渉による振動を利用して固形物を粉
砕乾燥するようになり、被粉砕物を効率よく粉砕及び乾
燥できるようになる。また本体を小形化することができ
るため、粉砕すべく被粉砕物の投入が容易になると共
に、屋内などにも容易に設置することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図11に示す図面
を参照して詳述する。
【0012】図1及び図2において1はこの装置の本体
であり、この本体1は、円筒管または多角多面体管より
なる直管部1aを環状に接続してなる環状体であり、こ
の本体1内に循環路1bが形成されている。各直管部1
aの接続部には、各直管部1aが気密に接続できるよう
フランジ1cが取付けられていて、各フランジ1c間に
は図示しないシールが介在されている。そして、循環路
1bの内部には、隣り合う直管部1aにおいて、一方の
直管部1aに対して他方の直管部1aが所定の角度をも
って接続してある関係上、一方の直管部1aから流入し
た流体である気流が他方の直管部1aの内面に衝突する
箇所が直管部1aの本数ほどに存在することになり、こ
れらの箇所が流体衝突部30である。
【0013】また上記本体1の下部に位置する直管部1
aには、気体流入口2が設けられていて、この気体流入
口2より圧縮空気や、粉砕すべき固形物である被粉砕物
が可燃物の場合は、N2 やCO2 等の不活性ガスが循環
路1bの接線方向より循環路1b内へ流入されるように
なっていると共に、気体流入口2に設けられた直管部1
a上方に接続された直管部1aには、ベンチュリー管3
が循環路1bの接線方向に設けられている。
【0014】上記ベンチュリー管3の上端側には、被粉
砕物を投入する投入部であるホッパ4の下部と、空気や
不活性ガスを注入する気体注入ノズル5が接続されてい
る。一方ベンチュリー管3の取付けられた直管部1a内
周部には、図示しない回収用ブロアが接続された被粉砕
物の回収部である排気回収管6が接続されていると共
に、この排気回収管6の直管部1a側開口部6aの上部
には、ダンパー7が開閉自在に装着されていて、このダ
ンパー7により被粉砕物の粒度調整を行うようになって
いる。
【0015】次に作用を説明すると、上記本体1の循環
路1b内へ気体流入口2より高圧の気体を高速で流入さ
せて循環路1b内を循環させた状態で、被粉砕物を気体
注入ノズル5より噴出される気体のベンチュリー効果を
利用して、ホッパ4内よりベンチュリー管3を経て循環
路1b内へ投入する。
【0016】また循環路1b内を循環する気体は、図3
に示すように直管部1a内を直進した後、次の直管部1
aの内壁である流体衝突部30に衝突して進行方向が変
換されるが、このとき直進する気流10と流体衝突部3
0で方向変換された気流11が交差部12で互いに衝突
してこのとき衝撃波13および気体の干渉による振動が
発生する。
【0017】この衝撃波13および気体の干渉による振
動は障害物のない空間では、波面に垂直な方向へ直進す
るが、その途中に図4に示すように障害物(被粉砕物)
14があると、障害物14の影の部分15へ曲り込む性
質がある。これは光波の回折と同様な効果がある。本発
明ではこの効果と被粉砕物の周囲に発生する衝撃波13
および気体の干渉による振動を利用して被粉砕物の粉砕
と、水分の分離作用による乾燥を行うようにしたもので
ある。本発明は単に流動物体である被粉砕物の衝突破砕
を期待するのみならず、衝撃波、干渉波により被粉砕物
と水分の自己振動を起こさせ、粉砕、水分分離を促進さ
せるものである。
【0018】すなわち、循環路1b内を気流とともに循
環される被粉砕物は衝撃波の衝突と気体の干渉による振
動により粉砕、乾燥されるようになる。また粉砕、乾燥
された粉砕物は、粒子の粗いものが遠心力により循環路
1b内の外周側を、そして細いものが内周側を流れるの
で、排気回収管6の開口部6aに設けられたダンパー7
を開閉して粒子が均一になるように調整し、所定の粒径
まで粉砕されたところで、ダンパー7の下流側に生じる
渦流を利用して排気回収管6により被粉砕物を回収する
ものである。
【0019】なお、上記実施例では本体1を環状とした
が、図5及び図6に示すように8の字状に形成してもよ
い。この場合循環路1bが長くなるので、粉砕効率を上
げるため、マニホールド16を設けて、このマニホール
ド16より複数の気体流入管17で本体1の循環路1b
内へ気体を流入させると共に、気体流入管17の一部に
ベンチュリー管18を設けて、このベンチュリー管18
に接続した固形物供給管19によりベンチュリー管18
を経て循環路1b内へ固形物を投入するように構成され
ている。
【0020】また別の実施例としては図7に示すように
本体1をコイル状に捲回して両端を接続することにより
環状としたり、図8に示すようにS字形が連続するよう
に構成してもよく、これらの場合何れも循環路1bがさ
らに長くなるので、粉砕効率が低下しないよう適切な間
隔で気体流入管17を配設することは勿論である。
【0021】さらに上記何れの実施例も本体1は、複数
の直管部1aを接続することにより構成したが、図9及
び図10に示すように本体1を板金加工により内、外周
および側面を多角多面の環状体とした構造にしてもよ
く、さらに、粉砕、乾燥の効率を上げるために図11に
示すように複数個の環状体の隣り合うものの回収部と投
入部とを接続管41で接続して連設してもよい。この場
合、横置き、縦置きがある。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、多角多面
体の環状体を基本構造として内部に循環路を形成した本
体を備え、この本体の循環路に、この循環路内を循環す
る流体の衝撃波および流体の干渉による振動を発生させ
る多数の流体衝突部を形成し、前記本体に、被粉砕物を
循環路に投入する投入部と、循環路内で破砕された粉砕
物を回収する回収部とを設けたことから、循環路に流体
を循環させて、流体が衝突することにより発生する衝撃
波の衝撃エネルギーと流体の干渉による振動の効果を利
用して被粉砕物を粉砕、乾燥するようになり、被粉砕物
が効率よく粉砕及び乾燥できるようになる。また小型化
できるため、被粉砕物の投入が容易になると共に、屋内
などにも容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる固形物粉砕乾燥装置を
示す正面図である。
【図2】同固形物粉砕乾燥装置を示す側面図である。
【図3】同固形物粉砕乾燥装置における流体の衝撃波発
生と流体の干渉による振動の発生の作用説明図である。
【図4】気体の回折を説明する説明図である。
【図5】本発明の他の実施例になる固形物粉砕乾燥装置
を示す正面図である。
【図6】同固形物粉砕乾燥装置を示す側面図である。
【図7】本発明の他の実施例になる固形物粉砕乾燥装置
の説明図である。
【図8】本発明の他の実施例になる固形物粉砕乾燥装置
の説明図である。
【図9】本発明の他の実施例になる固形物粉砕乾燥装置
を示す正面図である。
【図10】同固形物粉砕乾燥装置を示す側面図である。
【図11】本発明の他の実施例になる固形物粉砕乾燥装
置を示す側面図である。
【図12】従来の粉砕機を示す説明図である。
【図13】従来の粉砕機を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 直管部 1b 循環路 6 排気回収管 30 流体衝突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角多面体の環状体を基本構造として内
    部に循環路を形成した本体を備え、この本体の循環路
    に、この循環路内を循環する流体の衝撃波および流体の
    干渉による振動を発生させる多数の流体衝突部を形成
    し、前記本体に、被粉砕物を循環路に投入する投入部
    と、循環路内で破砕された粉砕物を回収する回収部とを
    設けたことを特徴とする固形物粉砕乾燥装置。
JP11238493A 1993-04-16 1993-04-16 固形物粉砕乾燥装置 Pending JPH06296893A (ja)

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JP11238493A JPH06296893A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 固形物粉砕乾燥装置

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JPH06296893A true JPH06296893A (ja) 1994-10-25

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JP (1) JPH06296893A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510544A (ja) * 2003-11-11 2007-04-26 グラハム,ウィリアム 粉砕及び水分抽出システム及び方法
JP2007530264A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 グラハム,ウィリアム 微粉化及び水分抽出のためのシステムと方法

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