JPH0629680B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH0629680B2 JPH0629680B2 JP61018480A JP1848086A JPH0629680B2 JP H0629680 B2 JPH0629680 B2 JP H0629680B2 JP 61018480 A JP61018480 A JP 61018480A JP 1848086 A JP1848086 A JP 1848086A JP H0629680 B2 JPH0629680 B2 JP H0629680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- heat exchanger
- pulley
- belt
- moving blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱交換器とベルト形送風装置とを内蔵した奥行
方向が浅いコンパクトな構造であつて、建物の壁や天井
に接して設置する場合に据付スペースが狭くてすむ空気
調和機に関する。
方向が浅いコンパクトな構造であつて、建物の壁や天井
に接して設置する場合に据付スペースが狭くてすむ空気
調和機に関する。
(従来の技術) 最近の空気調和機は、室内気流分布をより平均化したい
要求に叶えること、必要に応じて個別運転制御が可能な
ことで、小形複数台設置化の傾向にあり、これに伴つて
室外ユニツトも当然小形のものを複数台設置するように
なつてきているが、これらを分散して据付けたのではエ
クステリア性上問題があるところからモジユール化の方
向が進められている。
要求に叶えること、必要に応じて個別運転制御が可能な
ことで、小形複数台設置化の傾向にあり、これに伴つて
室外ユニツトも当然小形のものを複数台設置するように
なつてきているが、これらを分散して据付けたのではエ
クステリア性上問題があるところからモジユール化の方
向が進められている。
かかる要望に応え得るには、室外ユニツトの場合、横並
びの配置形態をとる関係から前面吸込み,上吹出しの空
気流通方式にする必要があり、例えばこれに適したもの
として実開昭60−77976号公報に開示されるよう
に、平面視ほゞ半円弧状の熱交換器(4)′とこれに囲ま
れた横向きのプロペラフアン(19)とにより構成したもの
が提供されており、第3図に示す通りである。
びの配置形態をとる関係から前面吸込み,上吹出しの空
気流通方式にする必要があり、例えばこれに適したもの
として実開昭60−77976号公報に開示されるよう
に、平面視ほゞ半円弧状の熱交換器(4)′とこれに囲ま
れた横向きのプロペラフアン(19)とにより構成したもの
が提供されており、第3図に示す通りである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述する従来の空気調和機は、本来、軸流の流れである
べきプロペラフアン(19)を用いているので気流を直角方
向に転じさせるには或る程度の奥行寸法が必要であり、
従つて奥行が深い形状となつて、例えば建物壁からの出
張りが大きくなる不都合がある。
べきプロペラフアン(19)を用いているので気流を直角方
向に転じさせるには或る程度の奥行寸法が必要であり、
従つて奥行が深い形状となつて、例えば建物壁からの出
張りが大きくなる不都合がある。
また、プロペラフアンであるから、高さと横幅との寸法
に大きな差を持たせることができなくて、横幅の大きい
機種となり、かりに縦長のスリム構造にしようとすれば
径が小さいフアンを複数台上下に並べて設置しなければ
ならず構造が複雑となる欠点がある。
に大きな差を持たせることができなくて、横幅の大きい
機種となり、かりに縦長のスリム構造にしようとすれば
径が小さいフアンを複数台上下に並べて設置しなければ
ならず構造が複雑となる欠点がある。
しかも熱交換器(4)′を流通する気流の風量分布が図示
する如く、上層部程多くて不均一であり、さらに風量を
大きくしようとすると、風速を大きくしなければならな
くて羽根車内の損失が大きく、送風効率が悪くなる不都
合な面もあつた。
する如く、上層部程多くて不均一であり、さらに風量を
大きくしようとすると、風速を大きくしなければならな
くて羽根車内の損失が大きく、送風効率が悪くなる不都
合な面もあつた。
このような従来の問題点に対処して本発明はかかる欠点
を克服し得る空気調和機を提供すべく成されたものであ
つて、吸込側の面積が広くて気流の方向転換が薄形構造
でも簡単に行える特長を有するベルト形送風装置と熱交
換器とを組合わせた構成としたことにより、奥行方向が
浅い構造で十分な送風量を確保し得ると共に熱交換器に
対する均一な気流分布を可能ならしめ、もつて据付平面
の挾小化ならびに送風効率の向上をはかることを目的と
する。
を克服し得る空気調和機を提供すべく成されたものであ
つて、吸込側の面積が広くて気流の方向転換が薄形構造
でも簡単に行える特長を有するベルト形送風装置と熱交
換器とを組合わせた構成としたことにより、奥行方向が
浅い構造で十分な送風量を確保し得ると共に熱交換器に
対する均一な気流分布を可能ならしめ、もつて据付平面
の挾小化ならびに送風効率の向上をはかることを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) しかして本発明は、方形状の吸込口(2)を前面に、スリ
ット状の吹出口(3)を前記前面と直交する側面の後面寄
りに夫々開口した奥行が浅いハウジング(1)内に、熱向
換器(4)及びベルト形送風装置(5)を収納して空気調和機
を構成したものであつて、前記熱交換器(4)は、前記吸
込口(2)に臨ませて前面に平行させて配設する一方、前
記ベルト形送風装置(5)は、吸込口(2)と吹出口(3)との
間のコーナ部に近く設けた第1プーリ(9)とこのコーナ
部に対角するコーナ部に近く設けた第2プーリ(10)との
間に可撓性を有する無端ベルト状部材(11)を掛け渡して
その周上に動翼片(12)を列設することにより、熱交換器
(4)及びハウジング(1)の後面に対し傾斜して配置した動
翼(6)と、第1プーリ(9)及び第2プーリ(10)の各外周部
に形成される動翼片列に対し若干の間隙を存し半包囲さ
せて夫々設けたハウジング前板(7)及びハウジング後板
(8)とにより形成したことを特徴とする。
ット状の吹出口(3)を前記前面と直交する側面の後面寄
りに夫々開口した奥行が浅いハウジング(1)内に、熱向
換器(4)及びベルト形送風装置(5)を収納して空気調和機
を構成したものであつて、前記熱交換器(4)は、前記吸
込口(2)に臨ませて前面に平行させて配設する一方、前
記ベルト形送風装置(5)は、吸込口(2)と吹出口(3)との
間のコーナ部に近く設けた第1プーリ(9)とこのコーナ
部に対角するコーナ部に近く設けた第2プーリ(10)との
間に可撓性を有する無端ベルト状部材(11)を掛け渡して
その周上に動翼片(12)を列設することにより、熱交換器
(4)及びハウジング(1)の後面に対し傾斜して配置した動
翼(6)と、第1プーリ(9)及び第2プーリ(10)の各外周部
に形成される動翼片列に対し若干の間隙を存し半包囲さ
せて夫々設けたハウジング前板(7)及びハウジング後板
(8)とにより形成したことを特徴とする。
(作用) 本発明は空気が通過する方向の奥行が浅い構造の熱交換
器(4)と動翼(6)とを前後に並べてハウジング(1)内に収
設した基本構造であるので、奥行寸法を可及的に小さく
し得て、しかも前面から吸込んだ空気を直ぐに直角方向
に方向転換して吹出させることが可能であり、薄形の空
気調和機でありながら高風量のものが得られる。
器(4)と動翼(6)とを前後に並べてハウジング(1)内に収
設した基本構造であるので、奥行寸法を可及的に小さく
し得て、しかも前面から吸込んだ空気を直ぐに直角方向
に方向転換して吹出させることが可能であり、薄形の空
気調和機でありながら高風量のものが得られる。
また、ベルト形送風装置(5)の動翼(6)は吸込部となる直
線走行部分を熱交換器(4)の全面に亘らせて配設するこ
とができるので、熱交換器(4)の裂交換全面に対して均
一な気流分布を生ぜしめることができ、かつ、必要以上
の風速を高めることを要しなくて、翼列片内の損失を軽
減し送風効率を高く維持し得る。
線走行部分を熱交換器(4)の全面に亘らせて配設するこ
とができるので、熱交換器(4)の裂交換全面に対して均
一な気流分布を生ぜしめることができ、かつ、必要以上
の風速を高めることを要しなくて、翼列片内の損失を軽
減し送風効率を高く維持し得る。
なお、動翼(6)を通過した気流は、ハウジング(1)の裏面
が吹出口(3)に対する案内板を兼ねているので、円滑に
減速されて、略々直角方向に転換し送風されるにもかか
わらず機内抵抗を小さくすることが可能になる。
が吹出口(3)に対する案内板を兼ねているので、円滑に
減速されて、略々直角方向に転換し送風されるにもかか
わらず機内抵抗を小さくすることが可能になる。
本発明は動翼(6)の直線走行部分を長くし、かつ回転速
度を高くすることによつて送風能力をあげ得る構造であ
つて、ハウジング(1)の奥行寸法を殆ど増大させずに動
翼(6)の直線方向に沿うハウジング長を大きくすること
で熱交換能力の増強がはかれ、従つて上下に長く、奥行
は浅いスリム形のものが得られ室外ユニツトなどに適し
ている。
度を高くすることによつて送風能力をあげ得る構造であ
つて、ハウジング(1)の奥行寸法を殆ど増大させずに動
翼(6)の直線方向に沿うハウジング長を大きくすること
で熱交換能力の増強がはかれ、従つて上下に長く、奥行
は浅いスリム形のものが得られ室外ユニツトなどに適し
ている。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面によつて説明する。
第1図は本発明の1実施例に係る縦長据置形空気調和機
例えば室外ユニツトを示し、前後(図面上において左右
方向)の奥行寸法は小さく、幅が奥行寸法に比して大
で、高さがさらに大となる縦長・薄形のハウジング(1)
は内部を上下2室に仕切らせて上室をフアンコイル室
に、下室を圧縮機等が収納される機械室に夫々形成して
いる。
例えば室外ユニツトを示し、前後(図面上において左右
方向)の奥行寸法は小さく、幅が奥行寸法に比して大
で、高さがさらに大となる縦長・薄形のハウジング(1)
は内部を上下2室に仕切らせて上室をフアンコイル室
に、下室を圧縮機等が収納される機械室に夫々形成して
いる。
フアンコイル室におけるハウジング(1)は方形状例えば
縦長の長方形状の吸込口(2)を前面の殆どに亘らせて大
きく開口せしめていると共に、前面と直交する側面とし
ての頂面の後面寄り部にアスペクト比が大きいスリット
状の吹出口(3)を開口せしめている。
縦長の長方形状の吸込口(2)を前面の殆どに亘らせて大
きく開口せしめていると共に、前面と直交する側面とし
ての頂面の後面寄り部にアスペクト比が大きいスリット
状の吹出口(3)を開口せしめている。
このフアンコイル室内には、熱交換器(4)とベルト形送
風装置(5)とを前後配置関係で収納させており、熱交換
器(4)は奥行寸法が小さい薄形の長方形状をなすクロス
フインコイルを使用して、この熱交換器(4)を前記吸込
口(2)に臨ませて、前面に平行させて配設している。
風装置(5)とを前後配置関係で収納させており、熱交換
器(4)は奥行寸法が小さい薄形の長方形状をなすクロス
フインコイルを使用して、この熱交換器(4)を前記吸込
口(2)に臨ませて、前面に平行させて配設している。
一方、ベルト形送風装置(5)は動翼(6)と、ハウジング前
板(7)と、ハウジング後板(8)とを備えていて、動翼(6)
は、第2図に示す如く吸込口(2)と吹出口(3)との間のコ
ーナ部に近く設けた第1プーリ(9)と、このコーナ部に
対角する対向コーナ部、すなわちフアンコイル室におけ
る後面下部と底面後部とが直角に交わる部分に近く設け
た第2プーリ(10)との間に可撓性を有する無端ベルト状
部材(11)を掛け渡して、その周上に多数の動翼片(12),
(12)…を所定間隔の下で並行配列させ植設した構造であ
つて、前後両プーリ(9),(10)は吹出口(3)の長手方向に
平行させて配設した各軸(13)に夫々嵌着してハウジング
(1)に回転可能に軸支せしめており、例えば第1プーリ
(9)の軸(13)に直結したモータ(14)を駆動して前記ベル
ト状部材(11)を第1図の実線矢示方向に高速回動させる
ように形成している。
板(7)と、ハウジング後板(8)とを備えていて、動翼(6)
は、第2図に示す如く吸込口(2)と吹出口(3)との間のコ
ーナ部に近く設けた第1プーリ(9)と、このコーナ部に
対角する対向コーナ部、すなわちフアンコイル室におけ
る後面下部と底面後部とが直角に交わる部分に近く設け
た第2プーリ(10)との間に可撓性を有する無端ベルト状
部材(11)を掛け渡して、その周上に多数の動翼片(12),
(12)…を所定間隔の下で並行配列させ植設した構造であ
つて、前後両プーリ(9),(10)は吹出口(3)の長手方向に
平行させて配設した各軸(13)に夫々嵌着してハウジング
(1)に回転可能に軸支せしめており、例えば第1プーリ
(9)の軸(13)に直結したモータ(14)を駆動して前記ベル
ト状部材(11)を第1図の実線矢示方向に高速回動させる
ように形成している。
各動翼片(12)は僅かに湾曲した細長い帯片をなして、軸
(13)に平行となる如く、長手方向の中央部を前記ベルト
状部材(11)に植設しているが、動翼片(12)の羽根幅が大
きい構造の場合は、第1プーリ(9)及び第2プーリ(10)
を夫々2個ずつ各軸(13)の両端部に嵌着して2本の無端
ベルト状部材(11),(11)を対応する1,2プーリ(9),
(10)間に掛け渡して、この両ベルト状部材(11),(11)間
に動翼片(12)を掛架させるように取り付けても良い。
(13)に平行となる如く、長手方向の中央部を前記ベルト
状部材(11)に植設しているが、動翼片(12)の羽根幅が大
きい構造の場合は、第1プーリ(9)及び第2プーリ(10)
を夫々2個ずつ各軸(13)の両端部に嵌着して2本の無端
ベルト状部材(11),(11)を対応する1,2プーリ(9),
(10)間に掛け渡して、この両ベルト状部材(11),(11)間
に動翼片(12)を掛架させるように取り付けても良い。
次にハウジング前板(7)は、鋼板を曲げ加工して所定の
曲面を持たせ、ハウジング(1)の前記コーナ部に一体せ
しめているが、このハウジング前板(7)は第1プーリ(9)
の外周部に形成される動翼片列に対し若干の間隙を存し
て半包囲させた湾曲板部を有していて、動翼(6)の吸込
部(15)、すなわち動翼(6)の第1走行路(16)に臨む開口
と前記吹出口(3)との間に亘らせて設けている。
曲面を持たせ、ハウジング(1)の前記コーナ部に一体せ
しめているが、このハウジング前板(7)は第1プーリ(9)
の外周部に形成される動翼片列に対し若干の間隙を存し
て半包囲させた湾曲板部を有していて、動翼(6)の吸込
部(15)、すなわち動翼(6)の第1走行路(16)に臨む開口
と前記吹出口(3)との間に亘らせて設けている。
一方、ハウジング後板(8)は、鋼板の曲げ加工し所定の
曲面を持たせてハウジング(1)の前記対向コーナ部に固
定せしめているが、このハウジング後板(8)は第2プー
リ(10)の外周部に形成される動翼片列に対し若干の間隙
を存して半包囲させた湾曲板部を有していて、前記吸込
部(15)とハウジング(1)の裏面との間に亘らせて設けて
いる。
曲面を持たせてハウジング(1)の前記対向コーナ部に固
定せしめているが、このハウジング後板(8)は第2プー
リ(10)の外周部に形成される動翼片列に対し若干の間隙
を存して半包囲させた湾曲板部を有していて、前記吸込
部(15)とハウジング(1)の裏面との間に亘らせて設けて
いる。
かかる構造をなすベルト形送風装置(5)は、動翼(6)の互
いに平行をなす直線走行部分である第1走行路(16)及び
第2走行路(17)が、吹出口(3)側の端部を熱交換器(4)に
近付け、これと反対側の端部を熱交換器(4)から遠去け
た斜めの配置形態をとつていて、従つて熱交換器(4)と
平行をなすハウジング(1)の後面は、第2走行路(17)の
動翼片列に対して、前記ハウジング後板(8)の端部から
吹出口(3)に向けて漸次離隔する配置となつており、こ
の後面がベルト形送風装置(5)から送り出される空気流
をスムーズに減速して上部の吹出口(3)に略々直角に方
向を転じて吹出させる案内板の役割りをなしている。
いに平行をなす直線走行部分である第1走行路(16)及び
第2走行路(17)が、吹出口(3)側の端部を熱交換器(4)に
近付け、これと反対側の端部を熱交換器(4)から遠去け
た斜めの配置形態をとつていて、従つて熱交換器(4)と
平行をなすハウジング(1)の後面は、第2走行路(17)の
動翼片列に対して、前記ハウジング後板(8)の端部から
吹出口(3)に向けて漸次離隔する配置となつており、こ
の後面がベルト形送風装置(5)から送り出される空気流
をスムーズに減速して上部の吹出口(3)に略々直角に方
向を転じて吹出させる案内板の役割りをなしている。
なお、ハウジング後板(8)とハウジング(1)の後面とは1
枚の鋼板によつて一体に成型させるようにしても差支え
ない。
枚の鋼板によつて一体に成型させるようにしても差支え
ない。
また、吹出口(3)には、破線示の如き前方に向けて湾曲
したカバー(18)を取り付けるようにしても良く、このカ
バー(18)は吹出口(3)から真上に送り出される空気流を
カバー(18)の曲面に沿わせて方向転換させ、前方に吹出
させるよう機能すると共に、雨除けとしても機能するも
のであつて好適な付属部材である。
したカバー(18)を取り付けるようにしても良く、このカ
バー(18)は吹出口(3)から真上に送り出される空気流を
カバー(18)の曲面に沿わせて方向転換させ、前方に吹出
させるよう機能すると共に、雨除けとしても機能するも
のであつて好適な付属部材である。
上記のように構成された空気調和機は、モータ(14)を駆
動して動翼(6)を実線矢示方向に回動させると、第1走
行路(16)を走行する動翼片(12)は、吸込口(2)から熱交
換器(4)を径、吸込部(15)に外気を吸込んで運動エネル
ギーを与えて第1走行路(17)を逆方向に走行する動翼片
(12)に送り込む。
動して動翼(6)を実線矢示方向に回動させると、第1走
行路(16)を走行する動翼片(12)は、吸込口(2)から熱交
換器(4)を径、吸込部(15)に外気を吸込んで運動エネル
ギーを与えて第1走行路(17)を逆方向に走行する動翼片
(12)に送り込む。
この動翼片(12)によりさらに運動エネルギーを与えられ
た外気は案内板としての後面により吹出口(3)側に案内
され、空気の運動エネルギーは圧力エネルギーに変換さ
れる。
た外気は案内板としての後面により吹出口(3)側に案内
され、空気の運動エネルギーは圧力エネルギーに変換さ
れる。
その際、後面が吹出口(3)に向けてスムーズな減速流路
を形成せしめていることにより静圧回復が高くなる。
を形成せしめていることにより静圧回復が高くなる。
なお、ベルト形送風装置(5)は吸込部(15)が広くて、近
接する熱交換器(4)の略々全面に対向した配置をとつて
いるので、風速を余りあげる必要がなく効率が良い。
接する熱交換器(4)の略々全面に対向した配置をとつて
いるので、風速を余りあげる必要がなく効率が良い。
以上説明した実施例は、前面吸込頂面吹出しの室内ユニ
ツトであるが、本発明は室内ユニツトにも適用し得るも
のであり、さらに、吹出口(3)を頂面に限らず下面ある
いは側面に設けて、高所取付形あるいは横長据置等の空
気調和機を構成することも勿論可能であつて、各種の変
形は当然本発明の範囲に含まれる。
ツトであるが、本発明は室内ユニツトにも適用し得るも
のであり、さらに、吹出口(3)を頂面に限らず下面ある
いは側面に設けて、高所取付形あるいは横長据置等の空
気調和機を構成することも勿論可能であつて、各種の変
形は当然本発明の範囲に含まれる。
(発明の効果) 本発明は薄形の熱交換器(4)とベルト形送風装置(5)とを
組合わせることによつて、奥行寸法、横幅(高さ)寸法
共に小さく高さ(横幅)寸法を大きくした薄形長立方形
の空気調和機が得られ、据付に際して省スペースがはか
れる。
組合わせることによつて、奥行寸法、横幅(高さ)寸法
共に小さく高さ(横幅)寸法を大きくした薄形長立方形
の空気調和機が得られ、据付に際して省スペースがはか
れる。
また、ベルト形送風装置(5)は動翼片(12)の列間隔が十
分に広くとれて、大風量域でも通過流速を小さくするこ
とが可能で翼列内損失を軽減し得ることから、風速を余
り上げなくても大風量が得られると共に、高いフアン全
圧を保持することが可能である。
分に広くとれて、大風量域でも通過流速を小さくするこ
とが可能で翼列内損失を軽減し得ることから、風速を余
り上げなくても大風量が得られると共に、高いフアン全
圧を保持することが可能である。
さらに送風に機能する直線走行部分が広く、一方、渦流
が生じる循環流流路部が形成される第1プーリ(9)の部
分が狭い領域であるので、吹出口の抵抗の変化による循
環流流路部の移動範囲が局限されることとなり、従つて
クロスフローフアンのようにサージングが起らなく静粛
運転が実現される。
が生じる循環流流路部が形成される第1プーリ(9)の部
分が狭い領域であるので、吹出口の抵抗の変化による循
環流流路部の移動範囲が局限されることとなり、従つて
クロスフローフアンのようにサージングが起らなく静粛
運転が実現される。
第1図は本発明の1実施例に係る内部の構造要部を示す
部分断面示側面図、第2図は第1図のII−II矢視線に沿
う平面図、第3図は従来の空気調和機の部分断面示側面
図である。 (1)……ハウジング,(2)……吸込口, (3))……吹出口,(4)……熱交換器, (5)……ベルト形送風装置,(6)……動翼, (7)……ハウジング前板, (8)……ハウジング後板, (9)……第1プーリ,(10)……第2プーリ, (11)……無端ベルト状部材,(12)……動翼片,
部分断面示側面図、第2図は第1図のII−II矢視線に沿
う平面図、第3図は従来の空気調和機の部分断面示側面
図である。 (1)……ハウジング,(2)……吸込口, (3))……吹出口,(4)……熱交換器, (5)……ベルト形送風装置,(6)……動翼, (7)……ハウジング前板, (8)……ハウジング後板, (9)……第1プーリ,(10)……第2プーリ, (11)……無端ベルト状部材,(12)……動翼片,
Claims (1)
- 【請求項1】方形状の吸込口(2)を前面に、スリット状
の吹出口(3)を前記前面と直交する側面の後面寄り部に
夫々開口した奥行が浅いハウジング(1)内に、熱交換器
(4)及びベルト形送風装置(5)を収納してなり、前記熱交
換器(4)は、前記吸込口(2)に臨ませ前面に平行させて配
設する一方、前記ベルト形送風装置(5)は、吸込口(2)と
吹出口(3)との間のコーナ部に近く設けた第1プーリ(9)
とこのコーナ部に対角する対向コーナ部に近く設けた第
2プーリ(10)との間に可撓性を有する無端ベルト状部材
(11)を掛け渡してその周上に動翼片(12)を列設すること
により、熱交換器(4)及びハウジング(1)の後面に対し傾
斜して配置した動翼(6)と、第1プーリ(9)及び第2プー
リ(10)の各外周部に形成される動翼片列に対し若干の間
隙を存し半包囲させて夫々設けたハウジング前板(7)及
びハウジング後板(8)とにより形成したことを特徴とす
る空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61018480A JPH0629680B2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61018480A JPH0629680B2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62175533A JPS62175533A (ja) | 1987-08-01 |
JPH0629680B2 true JPH0629680B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=11972797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61018480A Expired - Lifetime JPH0629680B2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629680B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990001794A1 (en) * | 1988-08-15 | 1990-02-22 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Method of forming a semiconductor thin film and apparatus therefor |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP61018480A patent/JPH0629680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990001794A1 (en) * | 1988-08-15 | 1990-02-22 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Method of forming a semiconductor thin film and apparatus therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62175533A (ja) | 1987-08-01 |
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