JPH0629663Y2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH0629663Y2
JPH0629663Y2 JP1988002317U JP231788U JPH0629663Y2 JP H0629663 Y2 JPH0629663 Y2 JP H0629663Y2 JP 1988002317 U JP1988002317 U JP 1988002317U JP 231788 U JP231788 U JP 231788U JP H0629663 Y2 JPH0629663 Y2 JP H0629663Y2
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JP
Japan
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work
dryer
water
sponge
roll
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JP1988002317U
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JPH01106896U (ja
Inventor
忠 桐澤
Original Assignee
日本エンバイロ工業株式会社
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばメッキ、エッチング等の表面処理を行な
い、その後水洗された薄膜状のワークを乾燥する際に用
いられる乾燥装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のワークを乾燥するにはワークを乾燥器に
導入する前に第4図に示すようなスポンジロール(1),
(2),(3),(4)に該ワークWを挟圧してワークW表面に付
着している水分を吸い取ることが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記従来方法では第5図に示すようにワークWの
前端に必らず水分Hが残存して乾燥器による乾燥効率を
低下させていた。このようなワークWの前端における水
分の残存は、ワークW前端が略完全な弾性体であるスポ
ンジロール(1),(2)、あるいはスポンジロール(3),(4)に
挟まれる瞬間にめくれ上ることが原因であると思われ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解決する手段として、前段
に配置されるスポンジロール(1),(2),(3),(4)と、後段
に配置され該スポンジロール(1),(2),(3),(4)に接続す
るコンベア(6)を有する乾燥器(5)とからなり、該乾燥器
(5)内の入口よりには表面に該スポンジロール(1),(2),
(3),(4)よりも弾性の低い繊維層(16)Bを有する吸水ロー
ル(15)が備えられている乾燥装置を提供するものであ
る。
〔作用〕
本考案の作用は下記の通りである。
薄板状のワークWはスポンジロール間に挟まれて表面に
付着している水分の大部分が吸い取られる。しかしスポ
ンジロールが略完全な弾性体であることに帰因すると思
われるが、ワークWの前端がめくれ上ることにより必ず
ワークWの前端に水分が残存する。このような状態のワ
ークWはコンベアに乗架して乾燥器に送られるが、乾燥
器内の入口側において該スポンジロールよりも弾性の低
い繊維層を表面に有する吸水ロールに接触し残存する該
水分を吸い取られる。繊維層は上記したように弾性が低
いのでこの際ワークW前端はめくれ上ることがなく、残
存水分は該繊維層に接触して吸い取られるのである。上
記したようにワークWの表面に付着している水の殆んど
はスポンジロールによって吸い取られるので、該吸水ロ
ールの繊維層が吸い取る水分は少量であり、したがって
該繊維層は乾燥器内の熱により急速に乾燥され、次のワ
ークWの吸水を支障なく行なうことが出来る。このよう
にして水分を除去されたワークWは乾燥器により完全に
乾燥される。
〔考案の効果〕
したがって本考案においてはワークWの水分除去、乾燥
が極めて効率よく行われる。
〔実施例〕
本考案を第1図および第2図に示す第1実施例によって
説明すれば、(1),(2),(3),(4)はスポンジロールであり
ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレンブタジエンゴ
ム等のプラスチックまたはゴムのスポンジからなりスポ
ンジロール(1),(2)は相対して相互圧接し、スポンジロ
ール(3),(4)は相対して相互圧接する。(5)は乾燥器であ
りプーリ(7),(8),(9),(10)に懸架されるネットコンベア
(6)が内通され、吹出し口(11)A,(12)A,(13)A,(14)Aを有
する熱風送通管(11),(12),(13),(14)が該乾燥器(5)の上
下に該ネットコンベア(6)をはさんで配置される。(15)
は第2図に詳記するようにスポンジ、木、金属等からな
る芯体(16)Aに繊維編織物、不織布、フェルト等の該ス
ポンジロールよりも弾性の低い繊維層(16)Bを巻着した
吸水ロールであり、該吸水ロール(15)は乾燥器(5)内の
入口よりにおいてネットコンベア(6)上に配置される。
上記スポンジロール(1),(2),(3),(4)は前段に、上記乾
燥器(5)は後段に配され、ネットコンベア(6)はスポンジ
ロール(1),(2),(3),(4)に接続する。
上記構成において、表面処理および水洗を行なったワー
クWはスポンジロール(1),(2),(3),(4)間に送り込まれ
て表面の水分の大部分を吸い取られ、次いでネットコン
ベア(6)に受取られて乾燥器(5)内に導入され、乾燥器
(5)の入口よりにおいて吸水ロール(15)の繊維層(16)Bに
よって主としてワークWの前端部分に残存する少量の水
分を吸いとられ、更に熱風送通管(11),(12),(13),(14)
の吹出し口(11)A,(12)A,(13)A,(14)Aから吹出される熱
風により完全に乾燥が行われた後乾燥器(5)から出る。
上記のようにしてワークWに残存する少量の水分を吸い
取った吸水ロール(15)の繊維層(16)Bは熱風送通管(11),
(12),(13),(14)からの熱風によって急速に乾燥せられ、
次のワークWの吸水を支障なく行なう。
第3図に本考案の第2実施例を示す。本実施例も第1実
施例と同様の構成を有するが、乾燥器(5)入口側には隔
壁(5)Aを介して前室(5)Bが設けられており、繊維層(16)
Bを表面に巻着した吸水ロール(15)は該前室(5)B内に配
置せられている。本実施例にあっては水分を吸い取った
吸水ロール(15)の繊維層(16)Bは隔壁(5)Aを介して前室
(5)Bに伝わる熱によって乾燥せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示すもので
あり、第1図は模式側断面図、第2図はスポンジロール
(15)の詳細側断面図、第3図は第2実施例の模式側断面
図、第4図は従来例の側断面図、第5図は従来例の水分
除去後のワークWの平面図である。 図中、(1),(2),(3),(4)……スポンジロール、(5)……乾
燥器、 (6)……コンベア、(15)……吸水ロール、(16)B……繊維

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段に配置されるスポンジロールと、後段
    に配置され該スポンジロールに接続するコンベアを有す
    る乾燥器とからなり、該乾燥器内の入口よりには表面に
    該スポンジロールよりも弾性の低い繊維層を有する吸水
    ロールが備えられていることを特徴とする乾燥装置
JP1988002317U 1988-01-12 1988-01-12 乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0629663Y2 (ja)

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JP1988002317U JPH0629663Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 乾燥装置

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JP1988002317U JPH0629663Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 乾燥装置

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JPH01106896U JPH01106896U (ja) 1989-07-19
JPH0629663Y2 true JPH0629663Y2 (ja) 1994-08-10

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608635Y2 (ja) * 1980-05-02 1985-03-27 大日本印刷株式会社 パウチ用脱水装置
JPS60101476A (ja) * 1983-11-08 1985-06-05 松下電工株式会社 木質単板の乾燥装置と乾燥方法

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JPH01106896U (ja) 1989-07-19

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