JPS644874Y2 - - Google Patents

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JPS644874Y2
JPS644874Y2 JP13621385U JP13621385U JPS644874Y2 JP S644874 Y2 JPS644874 Y2 JP S644874Y2 JP 13621385 U JP13621385 U JP 13621385U JP 13621385 U JP13621385 U JP 13621385U JP S644874 Y2 JPS644874 Y2 JP S644874Y2
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water
roll
suction
absorbing
absorbent
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JP13621385U
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JPS6244097U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はサクシヨン力を利用して吸引、脱水等
する外部吸引による脱水、脱液装置に関するもの
である。
「従来の技術」 サクシヨン力を利用して織物、鋼板等の板体、
抄紙等に含有、付着する水若しくは液体(以下単
に水とする)を脱水、脱液(以下単に脱水とす
る)する装置は、大別すると下記のように三つの
装置がある。1つは吸引ボツクスの吸引スリツト
上に織物等の被処理物を通過させ、この吸引スリ
ツトを介して真空ポンプの作動で吸引脱水する装
置、他の1つは吸引ボツクスを配設した多孔円筒
上に被処理物を通過させ、円筒に設けた孔と吸引
ボツクスを介して吸引脱水する装置、もう1つは
毛管機能を有するフエルト状の回転ベルトに被処
理物をロールニツプで圧接し、毛管現象によつて
回転ベルトに吸引脱水する装置であり、それぞれ
研究、工夫され実用に供されている。しかしなが
らこれらの装置にはそれぞれ欠点があり、例えば
吸引スリツトによる装置は、局部吸引であること
から脱水が十分に行えないこと、また多孔円筒に
よる装置は、吸引による目詰現象と目詰による脱
水効率の低下を招来すること、更に回転ベルトに
よる装置は、ベルトの材質上の問題若しくはベル
トの飽和状態に於ける処理方法等その保守管理が
大変であること等の問題点があつた。
そこで本出願人は実願昭59−065412号でサクシ
ヨン力を利用する脱水、脱液装置を提案してその
改良を図つている。
「考案が解決しようとする問題点」 確かに本出願人の提案による装置は、脱水効率
の向上と、目詰りを防止できる効果はあるが、一
側面の吸引ボツクス装置であることから吸水性ロ
ールが撓む危険性があること、及び織物等の吸水
性被処理物で第4図に示す脱水方法である場合、
最初のニツプで絞られ吸水性ロールに含浸された
水は吸引ボツクスを介して吸引除去される。これ
により吸水性ロールは乾燥状態となるのである。
そして被処理物がターンして第2番目のニツプで
絞られるとその水が吸水性ロールに含浸される。
この含浸された水は、主として空気中に放散され
徐々に除去されてはいくものの、吸水性ロールが
最初のニツプ位置に達しても十分に放散除去され
てはおらず、ことに被処理物に含有等する水が多
量であるときはその湿潤状態がひどく、この湿潤
状態の上に更に含浸され、もつて吸水性ロールは
飽和状態となること。一方湿潤状態が一層ひどい
ときは、吸水性ロールへの水の含浸がスムーズで
なくロール前面に水の層Hができること等十分な
る脱水が行えない問題点が考えられるのである。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案は吸水性ロールの撓みの発生を防
止しつつ、常に乾燥状態の吸水性ロール部分がニ
ツプ位置になるようにした外部吸引の脱水、脱液
装置を提供するもので、その要旨は、フレームに
軸架された1本のロールと、このロールに隣接さ
れるフレームに軸架された吸水性部材でなる吸水
性ロールと、この吸水性ロールの周面に対設され
る大きな開口を有する数個の吸引ボツクスと、こ
の各吸引ボツクスをそれぞれ保持する前記フレー
ムに差し渡した支持部材と、前記吸引ボツクスに
ホースを介して連設されたポンプとでなり、前記
吸水性ロールに含浸された水を吸引ボツクスを介
して吸引脱水するものである。
「作用」 次に本考案の作用状態を説明すると、この一例
ではフレーム1に二本の第1、第2吸水性ロール
2,3を軸架し、これをゴムロール等の第1、第
2非吸水性ロール4,5でサンドイツチ状とする
ように四本のロールが並設されている。そうして
ガイドロール31,31を介して被処理物Aが図
示のように蛇行状に移行されていき、第1非吸水
性ロール4と第1吸水性ロール2間(第1ニツ
プ)を通過した後、第1吸水性ロール2と第2吸
水性ロール3間(第2ニツプ)に到り、ついで第
2吸水性ロール3と第2非吸水性ロール5間(第
3ニツプ)を通つてこれに付着、含有する水が吸
引脱水される構成となつている。この場合第1ニ
ツプにおいて被処理物Aに付着、含有する水は、
図示の如く第1吸水性ロール2にニツプ力をもつ
て含浸され、この含浸された水は外気中に放散さ
れると共に、そのほとんどは第1吸水性ロール2
の回転に伴つて移行していき第1吸引ボツクス6
に到る。そうするとこの第1吸引ボツクス6に連
設される真空ポンプ28の吸引により、この第1
吸引ボツクス6内に吸引脱水されるので、第1吸
水性ロール2の水はほとんどなくなりほぼ乾燥状
態となる。この乾燥状態となつた第1吸水性ロー
ル2が回転していきこんどは第2ニツプに到り、
ここで被処理物Aを第2吸水性ロール3との間で
ニツプすることにより、これに含有する残留水分
が第1、第2吸水性ロール2,3にそれぞれ含浸
される。この水のほとんどは前述と同様に第2、
第3吸引ボツクス7,8にそれぞれ真空ポンプ2
8の作用で吸引脱水され、第1、第2吸水性ロー
ル2,3の水はほとんどなくなりほぼ乾燥状態と
なる。そうして第3ニツプに移り、ここで被処理
物Aは第2吸水性ロール3と第2非吸水性ロール
5との間でニツプされることにより、これに含有
する残留水分が第2吸水性ロール3に含浸される
と、この水は前述と同様に第4吸引ボツクス9に
真空ポンプ28の作用で吸引脱水され、この第2
吸水性ロール3の水はほとんどなくなりほぼ乾燥
状態となる。このような過程を経て吸引脱水され
るのである。
「実施例」 図面は本考案の一実施例を示しており、1は例
えば脱水機等処理機のフレームで、このフレーム
1にはセラミツク、不織布、スポンジ等の吸水性
部材でなる第1、第2吸水性ロール2,3が軸架
されている。そうしてこの第1、第2吸水性ロー
ル2,3を挾むようにしてゴムロール等の非吸水
性部材でなる第1、第2非吸水性ロール4,5が
軸架されており、上下に重積されたロール群とな
つている。尚図示しないがこの例に限定されず吸
水性ロールと、これに隣接する非吸水性ロールと
かその他吸水性ロール等ロールとによるニツプ方
式のいわゆる一対のロール構成でも可能である。
そしてこの第1、第2吸水性ロール2,3の周面
には対峙する大きな開口Bを備えた第1、第2、
第3、第4吸引ボツクス6,7,8,9がそれぞ
れ設けられており、この第1〜第4吸引ボツクス
6〜9は第1、第2吸水性ロール2,3と略同幅
となつていると共に、フレーム1に差し渡した支
持部材10,11,12,13に貫挿された螺軸
14,15,16,17の先端に保持されてい
る。したがつて調整ハンドル18,19,20,
21の作用により第1〜第4吸引ボツクス6〜9
が前後動する構成となつている。尚第1〜第4吸
引ボツクス6〜9にはそれぞれホース22,2
3,24,25を介して真空ポンプ28が連設さ
れており、この真空ポンプ28の吸引作用でホー
ス22〜25を介して第1〜第4吸引ボツクス6
〜9に第1、第2吸水性ロール2,3に含浸する
水を吸引除去する。図中30は加圧用のシリンダ
ーで、このシリンダー30の作用で第2非吸水性
ロール5が上下動する構成となつている。31は
ガイドロールである。尚第1〜第4吸引ボツクス
6〜9の形態は場合により変更することが可能
で、例えば第3図のように個数の増加とか、第4
図のように一体形成とすることもできる。
次に本考案の作用状態を説明すると、ガイドロ
ール31,31を介して被処理物Aが図示のよう
に蛇行状に移行されていき、第1非吸水性ロール
4と第1吸水性ロール2間(第1ニツプ)を通過
した後、第1吸水性ロール2と第2吸水性ロール
3間(第2ニツプ)に到り、ついで第2吸水性ロ
ール3と第2非吸水性ロール5間(第3ニツプ)
を通つてこれに付着、含有する水が吸引脱水され
る構成となつている。この場合第1ニツプにおい
て被処理物Aに付着、含有する水は、図示の如く
第1吸水性ロール2にニツプ力をもつて含浸さ
れ、この含浸された水は外気中に放散されると共
に、そのほとんどは第1吸水性ロール2の回転に
伴つて移行していき第1吸引ボツクス6に到る。
そうするとこの第1吸引ボツクス6に連設される
真空ポンプ28の吸引により、この第1吸引ボツ
クス6内に吸引脱水され図示のような湿潤軌跡を
たどつて、第1吸水性ロール2の水はほとんどな
くなりほぼ乾燥状態となる。この乾燥状態となつ
た第1吸水性ロール2が回転していきこんどは第
2ニツプに到り、ここで被処理物Aを第2吸水性
ロール3との間でニツプすることにより、これに
含有する残留水分が第1、第2吸水性ロール2,
3にそれぞれ含浸される。この水のほとんどは前
述と同様に第2、第3吸引ボツクス7,8にそれ
ぞれ真空ポンプ28の作用で吸引脱水され図示の
ような湿潤軌跡をたどつて、第1、第2吸水性ロ
ール2,3の水はほとんどなくなりほぼ乾燥状態
となる。そうして第3ニツプに移り、ここで被処
理物Aは第2吸水性ロール3と第2非吸水性ロー
ル5との間でニツプされることにより、これに含
有する残留水分が第2吸水性ロール3に含浸され
ると、この水は前述と同様に第4吸引ボツクス9
に真空ポンプ28の作用で吸引脱水され図示のよ
うな湿潤軌跡をたどつて、第2吸水性ロール3の
水はほとんどなくなりほぼ乾燥状態となる。この
ような過程を経て被処理物に付着、含有する水が
吸引脱水されるのである。
「考案の効果」 本考案は以上詳述した如く、フレームに軸架し
たロール及び吸水性ロールと、この吸水性ロール
の周面に対設されかつ面接触する大きな開口を有
する吸引ボツクスと、この吸引ボツクスに連設さ
れるポンプとでなり、前記吸水性ロールに含浸さ
れた水をポンプを介して吸引ボツクスに吸引、脱
水する構成であるので、被処理物に付着、含有す
る水を誠に効率よく脱水処理できるし、吸水性ロ
ールの目詰りをなくすことができる。また吸水性
ロールに吸引ボツクスを対設する構成であるの
で、吸水性ロールの撓みを防止でき、その長期使
用が可能となり合理的である。更に常に乾燥状態
の吸水性ロールで被処理物をニツプすることがで
き、極めて効率的な脱水除去が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示しており、第1図
は一部欠截の側面図、第2図は要部の拡大側面
図、第3,4図はそれぞれ他の一例を示す吸引ボ
ツクスの模式図、第5図は従来の一例を示す拡大
側面図である。 1……フレーム、2,3……吸水性ロール、
4,5……非吸水性ロール、6〜9……吸引ボツ
クス、10〜13……支持部材、18〜21……
調整ハンドル、28……ポンプ、A……被処理
物、B……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに軸架された少なくとも1本のロール
    と、このロールに隣接されるフレームに軸架され
    たセラミツク、不織布、スポンジ等の吸水性部材
    で構成される吸水性ロールと、この吸水性ロール
    の周面に対設される大きな開口を有する数個の吸
    引ボツクスと、この各吸引ボツクスをそれぞれ保
    持する前記フレームに差し渡した支持部材と、前
    記吸引ボツクスにホースを介して連設されたポン
    プとでなり、前記吸水性ロールに含浸された水若
    しくは液体を吸引ボツクスを介して吸引脱水等す
    ることを特徴とするサクシヨン力を利用する脱
    水、脱液装置。
JP13621385U 1985-09-05 1985-09-05 Expired JPS644874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13621385U JPS644874Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13621385U JPS644874Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6244097U JPS6244097U (ja) 1987-03-17
JPS644874Y2 true JPS644874Y2 (ja) 1989-02-07

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JP13621385U Expired JPS644874Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JPS6244097U (ja) 1987-03-17

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