JPH06295892A - ポリッシング方法及び金属配線の形成方法 - Google Patents

ポリッシング方法及び金属配線の形成方法

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JPH06295892A
JPH06295892A JP27686692A JP27686692A JPH06295892A JP H06295892 A JPH06295892 A JP H06295892A JP 27686692 A JP27686692 A JP 27686692A JP 27686692 A JP27686692 A JP 27686692A JP H06295892 A JPH06295892 A JP H06295892A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溝を有する絶縁膜に形成された金属膜の表面
を傷つけることなく金属膜をポリッシングして、溝部に
金属を埋め込む。 【構成】 溝3の形成されているシリコン酸化膜2にバ
リアメタル層4を成膜し、リフロースパッタ法により半
溶融状態のアルミ5が溝3を埋め込むように成膜した
後、過酸化水素水とアミン水溶液からなる固体粒子を含
まない加工液を滴下しながら、シリコン酸化膜2をポリ
ッシングのストッパーとしてアルミ5およびバリアメタ
ル4を除去し、溝部にアルミを埋め込む。加工液に固体
粒子が存在しないため、得られた埋め込みアルミ配線表
面にはキズが生じることはない。 【効果】 ポリシング後のシリコン酸化膜表面は、ポリ
ッシング用固体粒子の存在しない清浄面が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリッシング方法及び
その方法を用いた埋め込み金属配線の形成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路を構成する半導体
素子の微細化により、それらを結ぶ金属配線の幅が0.
5μm以下になりつつある。従来一般的に行われてきた
金属配線の形成では、まずスパッタリング法あるいはC
VD法により絶縁膜表面に金属薄膜層を形成し、フォト
リソグラフィで形成したレジストパターンをマスクとし
て金属薄膜をドライエッチングする。しかる後、レジス
トマスクを除去する。
【0003】しかしながら、この従来の金属配線形成工
程の問題点が配線幅の微小化に伴い顕在化してきた。ま
ず、ドライエッチング後の金属腐食(コロージョン)の
問題がある。例えば、Al膜配線を形成する場合、塩素
系ガスを用いてドライエッチングを行うが、ドライエッ
チング後Al配線側壁に吸着している塩素が空気中の水
分と反応して形成される塩酸により、Alの溶解および
再析出が生じる。この析出物を介して、微細ピッチで並
んでいるAl配線間がショートしてしまう。また、レジ
ストマスクの除去方法にも課題がある。Alのエッチン
グ後配線上に残るレジスト側面には、下地絶縁膜である
シリコン酸化膜表面の一部がスパッタリングされて飛ん
でくるシリコン酸化物とレジスト中の炭素等からなる側
壁堆積膜が存在する。配線上に残留するレジストが完全
に炭化水素化合物のみから構成される場合は、酸素プラ
ズマでAl配線に損傷を与えることなく除去することが
できる。しかしながら、シリコンを含む側壁堆積膜を除
去するには、酸素に塩素系ガス(例えば、CF4 )を加
えたプラズマガスで処理しなければならない。当然のこ
とながら、塩素を含むプラズマガスはAlおよびシリコ
ン酸化膜をもエッチングしてしまうため、Al配線の断
線や下地シリコン酸化膜厚の減少が生じてしまう。これ
らの課題は、配線幅がサブミクロン領域になるに従って
特に顕在化してきたものである。
【0004】そこで、金属膜のドライエッチングを用い
ない、すなわちポリッシング技術を利用した配線形成方
法が提案されている。たとえば、ベイヤーらは(K.
D.Beyer,et.al.),米国特許第4944
836号において、溝パターン3の形成された絶縁膜2
に蒸着あるいはスパッタリング法により少なくとも溝パ
ターンよりも厚いAl膜5を形成し(図7(a))、溝
領域以外に形成されたAl膜をポリッシングにより除去
し、溝3がAlで埋め込まれた構造の配線層6を得たと
している(図7(b))。ここでは、通常の蒸着あるい
はスパッター法によりAl膜を形成しているため、ポリ
ッシング前のAl膜の表面形状は下地絶縁膜の形状を反
映して溝領域がくぼんでいる。にもかかわらず、アルミ
ナ粒子を添加した酸性水溶液(H2 SO4 ,HNO3
たはCH3 COOHの水溶液)を加工液としたポリッシ
ングで、溝領域にのみAlを残すことができるとしてい
る。同特許のなかでは、KOHからなるアルカリ水溶液
にコロイダルシリカ粒子を分散させたスラリーを加工液
として用いると、アルミよりも絶縁膜の加工速度が逆に
大きくなり、アルミ配線上に絶縁膜を選択的に除去でき
ると述べられている。すなわち、絶縁膜を加工のストッ
パーとしてAl膜を選択的に除去するには、固体粒子を
含む酸性水溶液である必要が述べられている。
【0005】ロエールらはブイ・エム・アイ・シー・コ
ンファレンス・プロシーディング(S.Roehl,e
t.al.,1992 VMIC Conf.,Pro
c.p22)において、微細溝パターンの埋め込みが可
能なコリメータスパッタ法によりアルミ5を埋め込み、
さらにブランケットCVD法によりタングステン15で
アルミ膜表面をカバーした後(図8(a))、ポリッシ
ングを行っている(図8(b))。コリメータスパッタ
法では、スパッタレートが著しく遅いため(約10分の
1程度)厚くAl膜を形成するには不向きであるが、ス
パッタリングされてくるAl粒子の直進性がよい。従っ
て溝パターンの側壁にはAlはほとんど堆積されず、
0.5μm以下の微細な溝埋め込みが達成されている。
この場合、溝内部のアルミ膜厚とその外部のアルミ膜厚
はほぼ等しくなり、この状態のままポリッシングすると
溝内アルミ表面に傷や腐食が発生するため、タングステ
ンの保護膜をアルミ上に形成したとしている。
【0006】このように公知であるポリッシングを利用
する配線形成法では、まず研磨剤であるコロイダルシリ
カ粒子やアルミナ粒子等の固体成分が含まれている加工
液を用いていることが特徴である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集積回路で
は配線層の多層化が進行し、第1層目の配線層形成後第
2あるいは第3の配線層を形成しなければならない。例
えば、Al配線形成のため埋め込みポリッシングを行っ
た後、少なくとも層間絶縁膜形成工程、フォトリソグラ
フィ工程およびドライエッチング工程等を行う必要があ
る。このため、金属埋め込みポリッシング後の表面に固
体粒子等が存在してはならない。たとえば、コロイダル
シリカ粒子等はアンモニア水と過酸化水素水からなる混
合液を用いた洗浄により除去できるが、アルミはこの混
合液に溶解するため金属埋め込みポリッシング後の洗浄
に用いることはできない。特に、従来のポリッシングの
加工液に添加されている粒径が0.1μm以下の固体粒
子は吸着力が強く、除去するのは容易ではない。
【0008】ポリッシング時における埋め込み金属配線
表面の傷等のダメージを避けるために、CVD法による
タングステンカバー膜を形成する方法は、金属膜形成工
程の増加による製造コストの上昇はさけられない。
【0009】本発明の目的は、埋め込みポリッシング法
を用いる金属配線形成に関するものであり、ポリッシン
グ後の洗浄を容易にし、得られる埋め込み金属配線層の
膜厚低減を回避する方法を与えることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体成分を含
まず、過酸化水素水等の酸化剤水溶液と、アミン水溶液
等のアルカリ性水溶液を用いて金属をポリッシングする
方法である。この方法を溝の存在する絶縁膜上に形成さ
れた金属薄膜に利用することで、絶縁膜への埋め込み金
属配線形成する。
【0011】
【実施例】
(実施例1)まず、本発明が実施されている、酸化剤水
溶液とアルカリ水溶液とを用いたアルミ膜のポリッシン
グ特性について述べる。
【0012】ここでは、酸化剤水溶液として過酸化水素
水を用い、またアルカリ水溶液としてアミン類であるピ
ペラジン水溶液を用いた場合の実施例を示す。図9に実
験装置の概略図を示す。シリコン酸化膜上に1μmのA
l膜の形成されているシリコン基板16を、高純度溶融
シリカ製の回転する真空チャック17に保持し、回転研
磨定盤18に張られている研磨布(研磨パッド)19に
押し当て、第1の滴下チューブ20からアミン水溶液2
1として0.5wt%のピペラジン水溶液20ml/m
inを滴下し、さらに第2の滴下チューブ22から酸化
剤水溶液23として0〜1.2wt%の過酸化水素水を
10ml/min滴下しながら10分間ポリッシングし
た。加工圧力は0.28kg/cm2 とした。アルミの
シート抵抗の変化から加工量を求めたところ、過酸化水
素水を用いない場合、アルミの加工速度は約50オング
ストローム(以下Aとする)/min程度と小さかった
が、過酸化水素水の添加により増大することが確認され
た。例えば、0.6wt%の過酸化水素水が添加される
と、アルミの加工速度は250A/minに増加した。
なお、過酸化水素水のみではアルミは加工されなかっ
た。
【0013】そこで、過酸化水素水の添加量を一定とし
て、アルミの加工速度に及ぼすピペラジンの滴下濃度お
よびポリッシング圧力の影響を調べた(図1)。ここで
は、第1の滴下チューブ20から0〜2.0wt%のピ
ペラジン水溶液を20ml/minで滴下し、第2の滴
下チューブ22からは過酸化水素水濃度は0.6wt%
一定とし10ml/minで滴下した。また、図1には
アルミのウェットエッチング速度も比較のために示され
ている。アルミの加工速度はピペラジン濃度および加工
圧力の増加にともなって増加していることがわかる。な
お、いずれの加工条件においてもアルミの加工速度はウ
ェットエッチング速度よりも大きいことが確認された。
図2に、アルミのエッチング速度(Ve)に対するポリ
ッシング速度(Vp)の比(Vp/Ve)に及ぼす加工
圧力の影響を示す。加工圧力が増加するに従って、(V
p/Ve)が大きくなっていることがわかる。
【0014】以上述べた実験結果から、ピペラジンと過
酸化水素水溶液を用いるアルミのポリッシングは、水溶
液によるエッチング作用(化学的作用)とポリッシング
パッドによる機械的作用との複合作用で進行しているこ
とが示唆される。すなわち、まず酸化剤水溶液の作用に
よりアルミ表面に水酸化物あるいは酸化物が形成され、
この表面皮膜がパッドとの接触により機械的に除去され
ることにより、アルミのポリッシングが進行するものと
推定される。
【0015】なお、図3に示すがごとく、酸化剤水溶液
とアミン水溶液を用いた場合、シリコン酸化膜のポリッ
シング速度は著しく遅く、アルミ:シリコン酸化膜の加
工速度比は100:1以上である。図4に、コンタクト
ホール(直径0.7μm)の形成されているシリコン酸
化膜上にリフロースパッタ法によりコンタクトホールを
埋め込みながら厚さ1μmのアルミを成膜し、酸化剤水
溶液とアミン水溶液からなる加工液でポリッシングする
ことにより得られたアルミプラグの表面および断面SE
M写真を示す。なお、リフロースパッタ法とは、基板温
度を400〜450°Cとして半溶融状態のアルミをコ
ンタクトホールに埋め込みながら成膜する方法である。
本発明によるアルミのポリッシングにより、表面に傷の
存在しないアルミプラグが得られていることがわかる。
また、酸化膜表面には、固体粒子の存在は認められな
い。ここに示したアルミプラグの形成方法は、下地第1
層目Cu配線と上層第2層目Cu配線の接続縦配線プラ
グにも利用される。
【0016】なお、本実施例では、アミン類に属するピ
ペラジン水溶液をアルカリ性水溶液として用いたが、p
Hが10以上であればピペラジン以外のアミン類を利用
してもよい。また、アンモニア水溶液を利用することも
できる。アルカリ金属の水酸化物、たとえばKOHやN
aOHを利用することもできるが、ポリッシング後酸化
膜がアルカリ金属イオンで汚染されるため推奨できな
い。酸化剤水溶液としては本実施例では過酸化水素水を
用いたが、K3 Fe(CN)6 等のシアン化物も用いる
ことができる。
【0017】また、本発明による金属のポリッシング方
法では、アルカリ性水溶液中の酸化剤により金属表面が
酸化あるいは水酸化されれば、金属の加工が進行する。
したがって、Al、Al−Cu合金、銅、チタンおよび
タングステン等の配線材料も加工できることは自明であ
る。また、アルカリ性水溶液に溶解するTiNポリッシ
ングも可能である。また、本実施例では、酸化剤水溶液
とアルカリ性水溶液とを別々の滴下チューブで加えた
が、予め両者を混ぜ合わせた加工液を滴下しても同様の
結果が得られることも自明である。
【0018】以上、本発明による固体成分を含ます、酸
化剤水溶液とアルカリ性水溶液を用いるポリッシングで
は、表面に機械的ダメージを与えることなくシリコン酸
化膜層への金属の埋め込みができ、またポリッシング後
の固体成分による基板表面汚染が回避されることが実証
された。
【0019】(実施例2)本発明の方法は、特に低抵抗
金属であるアルミ(2.6x10- 6 Ωcm)配線形成
に適用される。ここでは、まずトランジスタ(図示せ
ず)等の形成されているシリコン基板1上のシリコン酸
化膜2を成膜する。フォトリソグラフィーとドライエッ
チングとによりシリコン酸化膜2に溝3を形成し、コリ
メータスパッタ法によりバリアメタル層4としてTi/
TiNあるいはTi/TiN/Tiを、溝領域3を含む
シリコン酸化膜2全面に成膜する。さらに、必要に応じ
てCVD法により0.005〜0.05μmのシリコン
層(図示せず)を形成した後、基板温度を400〜45
0°Cとしたリフロースパッタ法により半溶融状態のア
ルミ5が溝3を埋め込むように成膜される。
【0020】このようなアルミ膜5の形成されたシリコ
ン基板1を、過酸化水素水とアミン水溶液からなる加工
液を滴下しながらポリッシングする。この加工液を用い
るとシリコン酸化膜2をポリッシングのストッパーとし
てアルミ5およびバリアメタル4を除去することができ
る。すなわち、シリコン酸化膜表面上7のアルミおよび
バリアメタル4が完全に除去された時点でポリッシング
を終了すると、側面および底面がバリアメタル4で覆わ
れたアルミの埋め込み配線6が得られる。ここで用いた
加工液には、コロイダルシリカやアルミナ等の粒子が含
まれていないため、ポリッシング後の加工面に固体粒子
の吸着による汚染がない。また、アルミ表面と固体粒子
との接触により生じるキズが生じることはない。
【0021】(実施例3)図6に、本発明によるコンタ
クトホール埋め込みと溝配線埋め込みとを同時に行う場
合の実施例を示す。まず、素子分離酸化膜8で分離され
たn+ 領域の存在するp- 基板1上に、シリコン酸化膜
を形成し(図示せず)、さらにBPSG膜9を形成す
る。再びシリコン酸化膜2を形成した後、マスクアルミ
層10を成長する(図6(a))。フォトリソグラフィ
ーおよびドライエッチングにより、配線層埋め込み用の
溝3をシリコン酸化膜2に形成する(図6(b))。こ
こで、シリコン酸化膜2のドライエッチングの際に、エ
ッチングガス中のリン成分をモニタして下地BPSG層
9が現れた時点でエッチングを終了させることもでき
る。しかる後、レジスト11に前記した溝3の幅よりも
径の大きいコンタクトホールパターン12を形成する。
肝要なことは、フッ素系ガスを用いて下地BPSG膜9
をエッチングすることである。アルミはフッ素系ガスに
エッチングされないため、レジストパターンは溝3より
も大きいにもかかわらず、溝配線と同じ径のコンタクト
ホール13が形成される(図6(c))。Ti/TiN
/Tiのバリアメタル4をスパッタリング法により形成
した後、溝配線形成領域とコンタクトホール形成領域と
を同時にリフロースパッタ法でアルミ5を埋め込む(図
6(d))。しかる後、酸化剤水溶液とアルカリ性水溶
液を用いて、シリコン酸化膜2上のリフロースパッタア
ルミ5、バリアメタル4およびマスクアルミ10をポリ
ッシングにより除去する(図6(e))。この一連の工
程により、n+ シリコン領域とのコンタクト部を有する
埋め込み配線14が形成される。
【0022】ここでは、n+ シリコン領域との接続を含
む埋め込み配線形成について示したが、p+ シリコン領
域との接続を含む埋め込み配線形成に用いれることは自
明である。また、上述下n+ シリコン領域を第1アルミ
配線形成領域と考え、コンタクトホールをビアホールと
置き換えれば、容易に第1アルミ配線層との接続を含む
第2層目埋め込みアルミ配線形成に用いれることも自明
である。
【0023】また、本実施例では、酸化膜2に溝を形成
するためのマスクとしてアルミを用いたが(図6
(b))、シリコン酸化膜との選択性があれば良く、例
えばポリシリコン膜でもよい。さらに、ここでは層間絶
縁膜BPSG膜9とシリコン酸化膜2から構成される多
層膜としたが、溝3形成時のドライエッチングに終点検
出を必要としない場合は、シリコン酸化膜2単層であっ
ても構わないことも自明である。
【0024】
【発明の効果】以上示したように、本発明による半導体
装置の製造方法では、溝の存在する酸化膜上に形成され
た金属薄膜を、固体成分を含まず、酸化剤水溶液とアル
カリ性水溶液を用いてポリッシングし、溝内に金属が埋
め込まれた構造の配線を得ている。加工液に固体粒子が
含まれていないため、ポリッシング中に金属表面に傷等
のダメージが生じることはない。このため、埋め込み金
属配線層表面にタングステン等の高硬度キャップ膜を形
成する工程を必要としない。また、ポリッシング後基板
が固体粒子で汚染されることはない。このため、ポリッ
シング後の基板洗浄工程を簡略化することができる。
【0025】以上、本発明による製造方法を用いること
により、極微細の金属配線形成に有利なポリッシングに
よる埋め込み金属配線構造を、低コストで容易に得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポリッシングにおいて、アルミの
加工速度に及ぼすピペラジン濃度と加工圧力の関係を示
す図である。
【図2】本発明によるポリッシングにおいて、アルミの
ポリッシング速度とウェットエッチング速度との比(V
p/Ve)に及ぼす加工圧力の影響を示す図である。
【図3】本発明によるポリッシングにおいて、アルミと
シリコン酸化膜の加工速度の比較を示す図である。
【図4】本発明によるアルミのポリッシングを施した後
基板上に形成された微細パターンを表している表面及び
断面電子顕微鏡写真である。
【図5】本発明による埋め込み配線形成工程を説明する
断面工程図である。
【図6】本発明による埋め込みコンタクトおよび埋め込
み配線同時形成工程を説明する断面工程図である。
【図7】従来のポリッシング方法による埋め込み配線形
成を説明する断面工程図である。
【図8】従来のポリッシング方法による埋め込み配線形
成を説明する断面工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 溝領域 4 バリアメタル 5 アルミ 6 埋め込みアルミ配線 7 シリコン酸化膜表面 8 素子分離酸化膜 9 ボロン燐ガラス 10 マスクアルミ 11 レジスト 12 レジストのコンタクトホールパターン 13 ボロン燐ガラス層に形成されたコンタクトホール 14 コンタクトホールを有する埋め込みアルミ配線 15 ブランケットCVD法によるタングステン膜 16 アルミ膜形成6インチシリコン基板 17 石英製真空チャック 18 研磨定盤 19 研磨パッド 20 第1の滴下チューブ 21 アルカリ性水溶液 22 第2の滴下チューブ 23 酸化剤水溶液
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポリッシングにおいて、アルミの
加工速度に及ぼすピペラジン濃度と加工圧力の関係を示
す図である。
【図2】本発明によるポリッシングにおいて、アルミの
ポリッシング速度とウェットエッチング速度との比(V
p/Ve)に及ぼす加工圧力の影響を示す図である。
【図3】本発明によるポリッシングにおいて、アルミと
シリコン酸化膜の加工速度の比較を示す図である。
【図4】本発明によるアルミのポリッシングを施した後
基板上に形成された微細パターンを表している表面及び
断面電子顕微鏡写真である。
【図5】本発明による埋め込み配線形成工程を説明する
断面工程図である。
【図6】本発明による埋め込みコンタクトおよび埋め込
み配線同時形成工程を説明する断面工程図である。
【図7】従来のポリッシング方法による埋め込み配線形
成を説明する断面工程図である。
【図8】従来のポリッシング方法による埋め込み配線形
成を説明する断面工程図である。
【図9】本発明で用いるポリッシング装置を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 溝領域 4 バリアメタル 5 アルミ 6 埋め込みアルミ配線 7 シリコン酸化膜表面 8 素子分離酸化膜 9 ボロン燐ガラス 10 マスクアルミ 11 レジスト 12 レジストのコンタクトホールパターン 13 ボロン燐ガラス層に形成されたコンタクトホール 14 コンタクトホールを有する埋め込みアルミ配線 15 ブランケットCVD法によるタングステン膜 16 アルミ膜形成6インチシリコン基板 17 石英製真空チャック 18 研磨定盤 19 研磨パッド 20 第1の滴下チューブ 21 アルカリ性水溶液 22 第2の滴下チューブ 23 酸化剤水溶液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体成分を含まず、酸化剤水溶液とアル
    カリ性水溶液を用いてポリッシングすることを特徴とす
    る金属のポリッシング方法。
  2. 【請求項2】 溝の存在する絶縁膜上に形成された表面
    の平坦な金属薄膜のうち、溝領域以外の前記金属薄膜を
    請求項1記載の方法で除去することを特徴とする埋め込
    み金属配線の形成方法。
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