JPH06295509A - テープガイド案内機構 - Google Patents
テープガイド案内機構Info
- Publication number
- JPH06295509A JPH06295509A JP5196049A JP19604993A JPH06295509A JP H06295509 A JPH06295509 A JP H06295509A JP 5196049 A JP5196049 A JP 5196049A JP 19604993 A JP19604993 A JP 19604993A JP H06295509 A JPH06295509 A JP H06295509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- guide
- tape guide
- guide member
- branch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープガイドの移動経路の選択が確実でかつ
構成が簡単なテープガイド案内機構を提供する。 【構成】 テープガイド手段の移動動作によって第1の
位置から第2の位置へ変位し、かつ該第1または第2の
位置において保持される構成の選択手段を備える。
構成が簡単なテープガイド案内機構を提供する。 【構成】 テープガイド手段の移動動作によって第1の
位置から第2の位置へ変位し、かつ該第1または第2の
位置において保持される構成の選択手段を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置等にお
けるテープガイド案内機構のテープガイド部材の移動経
路の選択動作の確実化とその構成の簡単化とを志向した
構成に関するものである。
けるテープガイド案内機構のテープガイド部材の移動経
路の選択動作の確実化とその構成の簡単化とを志向した
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを案内するためのテープガイ
ド部材あるいはピンチローラなどを支持する複数の支持
部材を動作させてカセット内から磁気テープを引出し、
この磁気テープを回転ヘッド装置に対して所定の角度に
わたって巻付けることができるテープ装架装置を有する
従来の磁気記録再生装置は、特開昭57−20957号
公報に記載されているように、テープ装架中において各
テープガイド部材を支持する複数の支持部材が移動経路
途中の分岐点まで移動経路を共有し、それから先、前記
分岐点から分岐した別個の移動経路を移動し所定の位置
へ至ってテープ装架を完了するものであるが、前記分岐
点における各テープガイド部材の案内に関しては前記支
持部材に所定方向への付勢力を与えておき該方向の移動
経路へ導くように構成されている。
ド部材あるいはピンチローラなどを支持する複数の支持
部材を動作させてカセット内から磁気テープを引出し、
この磁気テープを回転ヘッド装置に対して所定の角度に
わたって巻付けることができるテープ装架装置を有する
従来の磁気記録再生装置は、特開昭57−20957号
公報に記載されているように、テープ装架中において各
テープガイド部材を支持する複数の支持部材が移動経路
途中の分岐点まで移動経路を共有し、それから先、前記
分岐点から分岐した別個の移動経路を移動し所定の位置
へ至ってテープ装架を完了するものであるが、前記分岐
点における各テープガイド部材の案内に関しては前記支
持部材に所定方向への付勢力を与えておき該方向の移動
経路へ導くように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成したテ
ープガイド案内機構はテープガイド部材の案内方法とし
ては有効な手段ではあるが、支持部材を所定の移動経路
へ案内するために該支持部材に付勢力を与えるためのば
ね等の付勢部材が必要となる。したがって部品点数が増
加するのみならず該付勢部材を収納するためのスペース
を必要とするので、磁気記録再生装置の小形化,薄肉化
の妨げになる。また、付勢力の調整が難しくその調整が
適正でない場合には、摺動負荷が増加したり前記テープ
ガイド部材が移動経路を誤ったりするおそれがあるとい
う改善すべき問題点があった。本発明は上記した従来技
術の問題点を解決して、テープガイド部材の移動経路の
選択動作が確実で、且つ構成が簡単なテープガイド案内
機構の提供を目的とする。
ープガイド案内機構はテープガイド部材の案内方法とし
ては有効な手段ではあるが、支持部材を所定の移動経路
へ案内するために該支持部材に付勢力を与えるためのば
ね等の付勢部材が必要となる。したがって部品点数が増
加するのみならず該付勢部材を収納するためのスペース
を必要とするので、磁気記録再生装置の小形化,薄肉化
の妨げになる。また、付勢力の調整が難しくその調整が
適正でない場合には、摺動負荷が増加したり前記テープ
ガイド部材が移動経路を誤ったりするおそれがあるとい
う改善すべき問題点があった。本発明は上記した従来技
術の問題点を解決して、テープガイド部材の移動経路の
選択動作が確実で、且つ構成が簡単なテープガイド案内
機構の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では以下のような構成とする。すなわち、選択
手段によりテープガイド手段の移動経路を選択するテー
プガイド案内機構において、上記選択手段(該当一実施
例符号45)は上記テープガイド手段(該当一実施例符
号24,16,14,15,35,27,22,11,
9,10,37,26,28)の移動動作によって第1
の位置から第2の位置へ変位しかつ該第1または第2の
位置において保持されるように構成する。
に本発明では以下のような構成とする。すなわち、選択
手段によりテープガイド手段の移動経路を選択するテー
プガイド案内機構において、上記選択手段(該当一実施
例符号45)は上記テープガイド手段(該当一実施例符
号24,16,14,15,35,27,22,11,
9,10,37,26,28)の移動動作によって第1
の位置から第2の位置へ変位しかつ該第1または第2の
位置において保持されるように構成する。
【0005】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。図
1は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を示す略
示平面図、図2は図1におけるテープガイド案内機構の
要部平面図、図3は図2の構成のIII方向からの視図、
図4は入側第1ふねが分岐点を通過した後のテープ装架
途中状態におけるテープガイド案内機構の要部平面図で
ある。
1は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を示す略
示平面図、図2は図1におけるテープガイド案内機構の
要部平面図、図3は図2の構成のIII方向からの視図、
図4は入側第1ふねが分岐点を通過した後のテープ装架
途中状態におけるテープガイド案内機構の要部平面図で
ある。
【0006】この磁気記録再生装置の概要は次の通りで
ある。すなわち、磁気ヘッドを搭載した回転ヘッド装置
2と、磁気テープ4を内包するカセット3と、ローディ
ング動作によりカセット3から磁気テープ4を引出して
回転ヘッド装置2に巻装させることにより所定のテープ
走行路を形成することができる第1のテープガイド部材
24,第2のテープガイド部材22を具備し、これらの
ガイド部材を移動経路の途中に設けた分岐点25までは
同一の第1の案内溝41によって案内し、前記分岐点2
5以降は前記第1の案内溝41から分岐した第2の案内
溝42,第3の案内溝43により第1のテープガイド部
材24,第2のテープガイド部材22をそれぞれ案内し
て所定のローディング完了位置へ導くように構成したテ
ープガイド案内機構とを有する磁気記録再生装置であっ
て、前記分岐点25近傍に支点を有し、第1のテープガ
イド部材24が第1の案内溝41から第2の案内溝42
へ案内されるに伴い前記支点まわりに回動して第2の案
内溝42を閉じるとともに、第1の案内溝41と第3の
案内溝43とを連通せしめ第1のテープガイド部材24
が第2の案内溝42から第1の案内溝41へ案内される
に伴い、前記支点まわりに前記回動方向と逆方向へ回動
して第3の案内溝43を閉じることができる分岐案内板
45を前記分岐点25近傍に設けたものである。
ある。すなわち、磁気ヘッドを搭載した回転ヘッド装置
2と、磁気テープ4を内包するカセット3と、ローディ
ング動作によりカセット3から磁気テープ4を引出して
回転ヘッド装置2に巻装させることにより所定のテープ
走行路を形成することができる第1のテープガイド部材
24,第2のテープガイド部材22を具備し、これらの
ガイド部材を移動経路の途中に設けた分岐点25までは
同一の第1の案内溝41によって案内し、前記分岐点2
5以降は前記第1の案内溝41から分岐した第2の案内
溝42,第3の案内溝43により第1のテープガイド部
材24,第2のテープガイド部材22をそれぞれ案内し
て所定のローディング完了位置へ導くように構成したテ
ープガイド案内機構とを有する磁気記録再生装置であっ
て、前記分岐点25近傍に支点を有し、第1のテープガ
イド部材24が第1の案内溝41から第2の案内溝42
へ案内されるに伴い前記支点まわりに回動して第2の案
内溝42を閉じるとともに、第1の案内溝41と第3の
案内溝43とを連通せしめ第1のテープガイド部材24
が第2の案内溝42から第1の案内溝41へ案内される
に伴い、前記支点まわりに前記回動方向と逆方向へ回動
して第3の案内溝43を閉じることができる分岐案内板
45を前記分岐点25近傍に設けたものである。
【0007】そしてこの分岐案内板45は、第1のテー
プガイド部材24が分岐点25近傍を第1の案内溝41
方向から第2の案内溝42方向へ向って通過するとき該
テープガイド部材24と当接して該テープガイド部材2
4から前記支点まわりの回動力を与えられる当接部45
bと、第2の案内溝42方向から第1の案内溝41方向
へ向って通過するとき該テープガイド部材24と当接し
て該テープガイド部材24から前記回動方向と逆方向の
回動力を与えられる当接部45aとを有している。
プガイド部材24が分岐点25近傍を第1の案内溝41
方向から第2の案内溝42方向へ向って通過するとき該
テープガイド部材24と当接して該テープガイド部材2
4から前記支点まわりの回動力を与えられる当接部45
bと、第2の案内溝42方向から第1の案内溝41方向
へ向って通過するとき該テープガイド部材24と当接し
て該テープガイド部材24から前記回動方向と逆方向の
回動力を与えられる当接部45aとを有している。
【0008】以下に、この磁気記録再生装置の詳細を説
明する。1は磁気記録再生装置のメインシャーシ、2は
磁気ヘッドを搭載し前記メインシャーシ1に回転自在に
取付けられた回転ヘッド装置、3は同じくメインシャー
シ1に取付けられたカセットであって、このカセット3
内には磁気テープ4を巻装した供給側リール5及び巻取
側リール6が平行に配置されている。7は磁気テープ4
の走行時のテンションを検出するテンションピン、8は
メインシャーシ1上に植立された固定ガイドである。
明する。1は磁気記録再生装置のメインシャーシ、2は
磁気ヘッドを搭載し前記メインシャーシ1に回転自在に
取付けられた回転ヘッド装置、3は同じくメインシャー
シ1に取付けられたカセットであって、このカセット3
内には磁気テープ4を巻装した供給側リール5及び巻取
側リール6が平行に配置されている。7は磁気テープ4
の走行時のテンションを検出するテンションピン、8は
メインシャーシ1上に植立された固定ガイドである。
【0009】9は入側第2傾斜ガイド、10は入側第2
ガイドローラ、37はボス部37aを有する回転ピン、
26はガイド突起であり、前記入側第2傾斜ガイド9と
入側第2ガイドローラ10は先端部に位置決めピン28
が植立された入側第2ふね11の上面に所定の位置関係
で植立され、回転ピン37とガイド突起26は該入側第
2ふね11の下面に固定されて第2のテープガイド部材
22を構成している。
ガイドローラ、37はボス部37aを有する回転ピン、
26はガイド突起であり、前記入側第2傾斜ガイド9と
入側第2ガイドローラ10は先端部に位置決めピン28
が植立された入側第2ふね11の上面に所定の位置関係
で植立され、回転ピン37とガイド突起26は該入側第
2ふね11の下面に固定されて第2のテープガイド部材
22を構成している。
【0010】12は磁気テープ4の全幅にわたり消去す
る消去ヘッド、13は磁気テープ4の縦振動を吸収する
ためのインピーダンスローラである。14は入側第1傾
斜ガイド、15は入側第1ガイドローラ、35はボス部
35aを有する回転ピン、27はガイド突起であり、前
記入側第1傾斜ガイド14と入側第1ガイドローラ15
は入側第1ふね16の上面に所定の位置関係で植立さ
れ、回転ピン35とガイド突起27は該入側第1ふね1
6の下面に固定されて第1のテープガイド部材24を構
成している。
る消去ヘッド、13は磁気テープ4の縦振動を吸収する
ためのインピーダンスローラである。14は入側第1傾
斜ガイド、15は入側第1ガイドローラ、35はボス部
35aを有する回転ピン、27はガイド突起であり、前
記入側第1傾斜ガイド14と入側第1ガイドローラ15
は入側第1ふね16の上面に所定の位置関係で植立さ
れ、回転ピン35とガイド突起27は該入側第1ふね1
6の下面に固定されて第1のテープガイド部材24を構
成している。
【0011】17は出側ガイドローラであり、この出側
ガイドローラ17は出側ふね18に植立されている。1
9及び20は磁気テープ4を圧接して駆動するためのキ
ャプスタン及びピンチローラ、21はカセット3内に入
る磁気テープ4の位置を規制する幅規制ガイドである。
なお、図1においてテープ装架開始前における各テープ
ガイド類は各々破線で図示しかつ符号にはダッシュをつ
け、テープ装架後のものは実線で示してある。
ガイドローラ17は出側ふね18に植立されている。1
9及び20は磁気テープ4を圧接して駆動するためのキ
ャプスタン及びピンチローラ、21はカセット3内に入
る磁気テープ4の位置を規制する幅規制ガイドである。
なお、図1においてテープ装架開始前における各テープ
ガイド類は各々破線で図示しかつ符号にはダッシュをつ
け、テープ装架後のものは実線で示してある。
【0012】次に、テープガイド案内機構について図2
を用いてさらに詳細に説明する。30は第1のテープガ
イド部材24と第2のテープガイド部材22を駆動する
ためのローディングリング、31はこのローディングリ
ング30を回動可能に支持するメインシャーシ1に回転
自在に支持された複数個のリングホルダ、32はローデ
ィングリング30を駆動するためのメインシャーシ1に
回転自在に支持された駆動ギヤである。33はローディ
ングリング30と駆動ピン38、および入側第2ふね1
1と回転ピン37によりそれぞれ連結された第2連結部
材、34はローディングリング30と駆動ピン36、お
よび入側第1ふね16と回転ピン35によりそれぞれ連
結された第1連結部材である。
を用いてさらに詳細に説明する。30は第1のテープガ
イド部材24と第2のテープガイド部材22を駆動する
ためのローディングリング、31はこのローディングリ
ング30を回動可能に支持するメインシャーシ1に回転
自在に支持された複数個のリングホルダ、32はローデ
ィングリング30を駆動するためのメインシャーシ1に
回転自在に支持された駆動ギヤである。33はローディ
ングリング30と駆動ピン38、および入側第2ふね1
1と回転ピン37によりそれぞれ連結された第2連結部
材、34はローディングリング30と駆動ピン36、お
よび入側第1ふね16と回転ピン35によりそれぞれ連
結された第1連結部材である。
【0013】40はメインガイド40a,ブランチガイ
ド40b,サブガイド40cから成りメインシャーシ1
に保持されたガイド板であって、このガイド板40には
第1のテープガイド部材24及び第2のテープガイド部
材22を分岐点25まで案内する第1の案内溝41と、
この第1の案内溝41を延長した所定位置まで第1のテ
ープガイド部材24を案内する第2の案内溝42と、分
岐点25からふね位置決め部材29まで第2のテープガ
イド部材22を案内する第3の案内溝43とが設けられ
ている(案内溝41〜43は、いずれも一点鎖線で示さ
れている)。
ド40b,サブガイド40cから成りメインシャーシ1
に保持されたガイド板であって、このガイド板40には
第1のテープガイド部材24及び第2のテープガイド部
材22を分岐点25まで案内する第1の案内溝41と、
この第1の案内溝41を延長した所定位置まで第1のテ
ープガイド部材24を案内する第2の案内溝42と、分
岐点25からふね位置決め部材29まで第2のテープガ
イド部材22を案内する第3の案内溝43とが設けられ
ている(案内溝41〜43は、いずれも一点鎖線で示さ
れている)。
【0014】当接部45a,45b,第1溝部45c,
第2溝部45dを有する分岐案内板45は分岐点25近
傍に植立された回動ピン46を支点として回動可能に設
けられている。47はこの分岐案内板45の第1溝部4
5cもしくは第2溝部45dと係合して該分岐案内板4
5の停止位置を規制することができる突起部47aを有
する位置規制部材であって、この位置規制部材47はサ
ブガイド40cに設置されている。
第2溝部45dを有する分岐案内板45は分岐点25近
傍に植立された回動ピン46を支点として回動可能に設
けられている。47はこの分岐案内板45の第1溝部4
5cもしくは第2溝部45dと係合して該分岐案内板4
5の停止位置を規制することができる突起部47aを有
する位置規制部材であって、この位置規制部材47はサ
ブガイド40cに設置されている。
【0015】このように構成した磁気記録再生装置のロ
ーディング動作の概要を図1を用いて説明する。テープ
装架開始前においてカセット開口部23に位置していた
第1のテープガイド部材24′,第2のテープガイド部
材22′は、ローディング動作の開始に伴い磁気テープ
4を引出すよう二点鎖線で示す方向へ移動する。このと
き、第1のテープガイド部材24と第2のテープガイド
部材22とは同時に移動開始して同一経路(すなわち、
第2図における第1の案内溝41)に沿って移動し、分
岐点25まで矢印Aのようにその高さ位置を変えること
なく移動していく。
ーディング動作の概要を図1を用いて説明する。テープ
装架開始前においてカセット開口部23に位置していた
第1のテープガイド部材24′,第2のテープガイド部
材22′は、ローディング動作の開始に伴い磁気テープ
4を引出すよう二点鎖線で示す方向へ移動する。このと
き、第1のテープガイド部材24と第2のテープガイド
部材22とは同時に移動開始して同一経路(すなわち、
第2図における第1の案内溝41)に沿って移動し、分
岐点25まで矢印Aのようにその高さ位置を変えること
なく移動していく。
【0016】分岐点25において第1のテープガイド部
材24は矢印Bのように回転ヘッド装置2に近づく経路
に沿って移動し、その高さを徐々に高くしていき所定の
位置に至り磁気テープ4を回転ヘッド装置2に装架す
る。このとき、テープ装架途中において13′の位置に
あったインピーダンスローラ13が矢印Gのように移動
する。前記第1のテープガイド部材24の動作と同時に
第2のテープガイド部材22は分岐点25において矢印
Cに示すように、回転ヘッド装置2から遠ざかる方向の
経路に沿ってその高さを変えることなく移動し、テープ
装架終了時に所定の位置に至り回転ヘッド装置2のテー
プ入側の走行経路を形成する。
材24は矢印Bのように回転ヘッド装置2に近づく経路
に沿って移動し、その高さを徐々に高くしていき所定の
位置に至り磁気テープ4を回転ヘッド装置2に装架す
る。このとき、テープ装架途中において13′の位置に
あったインピーダンスローラ13が矢印Gのように移動
する。前記第1のテープガイド部材24の動作と同時に
第2のテープガイド部材22は分岐点25において矢印
Cに示すように、回転ヘッド装置2から遠ざかる方向の
経路に沿ってその高さを変えることなく移動し、テープ
装架終了時に所定の位置に至り回転ヘッド装置2のテー
プ入側の走行経路を形成する。
【0017】一方、出側ふね18は第1,第2のテープ
ガイド部材24,22の動きと並行して矢印Dのように
移動し、ピンチローラ20及び幅規制ガイド21はそれ
ぞれ矢印E,Fのように移動するとともに、回転ヘッド
装置2のテープ出側のテープ走行経路を形成しテープ装
架が終了する。ここで、図2〜図4を用いてテープ入側
のテープ装架動作をさらに詳細に説明する。
ガイド部材24,22の動きと並行して矢印Dのように
移動し、ピンチローラ20及び幅規制ガイド21はそれ
ぞれ矢印E,Fのように移動するとともに、回転ヘッド
装置2のテープ出側のテープ走行経路を形成しテープ装
架が終了する。ここで、図2〜図4を用いてテープ入側
のテープ装架動作をさらに詳細に説明する。
【0018】図2において、駆動ギヤ32が矢印方向へ
駆動源(図示せず)によって回転し、ローディングリン
グ30が矢印L方向へ旋回する。第1のテープガイド部
材24は第1連結部材34を介して、また第2のテープ
ガイド部材22は第2連結部材33を介してそれぞれロ
ーディングリング30により駆動される。このとき、第
1のテープガイド部材24と第2のテープガイド部材2
2はともに第1の案内溝41に沿って摺動移動する。
駆動源(図示せず)によって回転し、ローディングリン
グ30が矢印L方向へ旋回する。第1のテープガイド部
材24は第1連結部材34を介して、また第2のテープ
ガイド部材22は第2連結部材33を介してそれぞれロ
ーディングリング30により駆動される。このとき、第
1のテープガイド部材24と第2のテープガイド部材2
2はともに第1の案内溝41に沿って摺動移動する。
【0019】そして、分岐点25において第1のテープ
ガイド部材24の下面に設けられている回転ピン35の
ボス部35aが分岐案内板45の当接部45aの右側の
側面と当接してその側面に沿って摺動移動し、第1のテ
ープガイド部材24は矢印M方向へ案内され、第2の案
内溝42に沿って摺動移動する。そして、所定の経路に
沿って上昇し最終的な位置に位置決めされる。前記第1
のテープガイド部材24が分岐点25近傍にあるときの
状態を側面から見たのが図3であるが、この図3におい
て、入側第1ふね16はガイド板40の上面に沿って移
動し、このガイド板40の下面から下方へ突出している
ボス部35aが分岐案内板45(の当接部45aの右側
面)と当接しながら摺動移動している。
ガイド部材24の下面に設けられている回転ピン35の
ボス部35aが分岐案内板45の当接部45aの右側の
側面と当接してその側面に沿って摺動移動し、第1のテ
ープガイド部材24は矢印M方向へ案内され、第2の案
内溝42に沿って摺動移動する。そして、所定の経路に
沿って上昇し最終的な位置に位置決めされる。前記第1
のテープガイド部材24が分岐点25近傍にあるときの
状態を側面から見たのが図3であるが、この図3におい
て、入側第1ふね16はガイド板40の上面に沿って移
動し、このガイド板40の下面から下方へ突出している
ボス部35aが分岐案内板45(の当接部45aの右側
面)と当接しながら摺動移動している。
【0020】再び図2へ戻って、前述したように第1の
テープガイド部材24が分岐点25を通過して矢印M方
向へ向かうとき、そのボス部35aが分岐案内板45の
当接部45bに当接することにより該分岐案内板45が
回動ピン46を中心軸として矢印N方向へ回動する。こ
れによりそれまで分岐案内板45の第2溝部45dに係
合していた位置規制部材47の突起部47aが矢印P方
向へ移動してロックが外れる。そして第1のテープガイ
ド部材24が分岐案内板45の当接部45bから離れる
と位置規制部材47の突起部47aが第1溝部45cに
係合し、分岐案内板45が該位置に固定される。このと
きの状態を図4に示す。
テープガイド部材24が分岐点25を通過して矢印M方
向へ向かうとき、そのボス部35aが分岐案内板45の
当接部45bに当接することにより該分岐案内板45が
回動ピン46を中心軸として矢印N方向へ回動する。こ
れによりそれまで分岐案内板45の第2溝部45dに係
合していた位置規制部材47の突起部47aが矢印P方
向へ移動してロックが外れる。そして第1のテープガイ
ド部材24が分岐案内板45の当接部45bから離れる
と位置規制部材47の突起部47aが第1溝部45cに
係合し、分岐案内板45が該位置に固定される。このと
きの状態を図4に示す。
【0021】この図4に従い第2のテープガイド部材2
2の移動動作について述べる。前述のように第1のテー
プガイド部材24が分岐点25を通過して分岐案内板4
5の当接部45bから離れたとき、この分岐案内板45
の当接部45aはメインガイド40a側、すなわち回転
ヘッド装置2側へ移動して第2の案内溝42を閉じる。
ローディングリング30がさらにL方向へ回転するに伴
い第2のテープガイド部材22も移動し、入側第2ふね
11の下面に設けられているガイド突起26が分岐案内
板45の当接部45aの左側面に当接して矢印M′方向
へ案内され、第3の案内溝43に沿って摺動移動する。
そして、入側第2ふね11の先端部に植立された位置決
めピン28がふね位置決め部材29に係合してテープ入
側のテープ装架動作が終了する。
2の移動動作について述べる。前述のように第1のテー
プガイド部材24が分岐点25を通過して分岐案内板4
5の当接部45bから離れたとき、この分岐案内板45
の当接部45aはメインガイド40a側、すなわち回転
ヘッド装置2側へ移動して第2の案内溝42を閉じる。
ローディングリング30がさらにL方向へ回転するに伴
い第2のテープガイド部材22も移動し、入側第2ふね
11の下面に設けられているガイド突起26が分岐案内
板45の当接部45aの左側面に当接して矢印M′方向
へ案内され、第3の案内溝43に沿って摺動移動する。
そして、入側第2ふね11の先端部に植立された位置決
めピン28がふね位置決め部材29に係合してテープ入
側のテープ装架動作が終了する。
【0022】以上はテープ装架動作を説明したものであ
るが、テープ装架を解除する場合にはテープ装架動作と
逆の動作となる。すなわち、図4においてローディング
リング30が矢印Lと反対方向へ回動し、第2のテープ
ガイド部材22が矢印M′と逆方向へ移動して分岐点2
5を通過する。このとき、分岐点25において分岐案内
板45が第3の案内溝43側に開いているので、第2の
テープガイド部材22は何ら当接するものがない経路を
通り第1の案内溝41へ戻る。
るが、テープ装架を解除する場合にはテープ装架動作と
逆の動作となる。すなわち、図4においてローディング
リング30が矢印Lと反対方向へ回動し、第2のテープ
ガイド部材22が矢印M′と逆方向へ移動して分岐点2
5を通過する。このとき、分岐点25において分岐案内
板45が第3の案内溝43側に開いているので、第2の
テープガイド部材22は何ら当接するものがない経路を
通り第1の案内溝41へ戻る。
【0023】次に、第1のテープガイド部材24が第2
の案内溝42を矢印M方向とは逆方向へ移動する。この
とき、ボス部35aが分岐案内板45の当接部45aと
当接し、分岐案内板45が回動ピン46を中心に矢印
N′方向へ回動し、図2に示したような位置で分岐案内
板45が止まる。その後第1の案内溝41に沿って、第
1及び第2のテープガイド部材24,22が移動し、そ
れぞれが前述の図1のカセット開口部内23に至りテー
プ装架解除が終了する。
の案内溝42を矢印M方向とは逆方向へ移動する。この
とき、ボス部35aが分岐案内板45の当接部45aと
当接し、分岐案内板45が回動ピン46を中心に矢印
N′方向へ回動し、図2に示したような位置で分岐案内
板45が止まる。その後第1の案内溝41に沿って、第
1及び第2のテープガイド部材24,22が移動し、そ
れぞれが前述の図1のカセット開口部内23に至りテー
プ装架解除が終了する。
【0024】以上説明した実施例によれば、従来のテー
プガイド案内機構と異なりテープガイド類を所定の案内
方向へ付勢するためのばねなどの弾性材による付勢部材
を使用する必要がないので、構成が簡単で且つ分岐点2
5における調整が容易に行えるとともに、テープ装架途
中の分岐点25において第1及び第2のテープガイド部
材24,22をそれぞれ所定の一方向へ確実に規制でき
るので、各テープガイド部材が経路を誤ることなく確実
に所定の経路に沿って案内されテープ装架が行われると
いう効果がある。
プガイド案内機構と異なりテープガイド類を所定の案内
方向へ付勢するためのばねなどの弾性材による付勢部材
を使用する必要がないので、構成が簡単で且つ分岐点2
5における調整が容易に行えるとともに、テープ装架途
中の分岐点25において第1及び第2のテープガイド部
材24,22をそれぞれ所定の一方向へ確実に規制でき
るので、各テープガイド部材が経路を誤ることなく確実
に所定の経路に沿って案内されテープ装架が行われると
いう効果がある。
【0025】また、分岐点25において主通路である第
1の案内溝41から分岐する副通路への分岐角度を分岐
案内用の可動部材である分岐案内板45の形状を変更す
るだけで自由に変えることが可能であるので、テープ装
架経路における分岐点25の位置を設計時に自由に選択
することができる。従って、テープガイド案内機構のテ
ープガイド類の移動経路の設計を容易に行えるととも
に、該テープガイド類を支持する部材自体の形状の自由
度も大きく、小型にすることもできるので、特に回転ヘ
ッド装置に対してカセットと反対側まで磁気テープを装
架する構成のものにおいてはテープガイド案内機構の平
面積を減少させることができるという利点がある。
1の案内溝41から分岐する副通路への分岐角度を分岐
案内用の可動部材である分岐案内板45の形状を変更す
るだけで自由に変えることが可能であるので、テープ装
架経路における分岐点25の位置を設計時に自由に選択
することができる。従って、テープガイド案内機構のテ
ープガイド類の移動経路の設計を容易に行えるととも
に、該テープガイド類を支持する部材自体の形状の自由
度も大きく、小型にすることもできるので、特に回転ヘ
ッド装置に対してカセットと反対側まで磁気テープを装
架する構成のものにおいてはテープガイド案内機構の平
面積を減少させることができるという利点がある。
【0026】さらに、本実施例においては分岐案内板4
5をガイド板40の下側に設けたが、これはガイド板4
0の上側に設けても同様の効果が得られる。このように
すればガイド板40の下側のスペースをさらに減少させ
ることができるので、装置の薄形化をさらに押しすすめ
ることができる。さらにまた、本実施例では回転ヘッド
装置2のテープ入側のみにおいて各テープガイド部材2
4,22が上昇していく構成の装架方式を例にとって説
明したが、回転ヘッド装置2のテープ入側,出側におい
て各テープガイド部材が平行に移動していく等の他の装
架方式の装置においても本発明を適用できることは明ら
かである。
5をガイド板40の下側に設けたが、これはガイド板4
0の上側に設けても同様の効果が得られる。このように
すればガイド板40の下側のスペースをさらに減少させ
ることができるので、装置の薄形化をさらに押しすすめ
ることができる。さらにまた、本実施例では回転ヘッド
装置2のテープ入側のみにおいて各テープガイド部材2
4,22が上昇していく構成の装架方式を例にとって説
明したが、回転ヘッド装置2のテープ入側,出側におい
て各テープガイド部材が平行に移動していく等の他の装
架方式の装置においても本発明を適用できることは明ら
かである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればテ
ープガイド部材の移動経路の選択動作が確実で、且つ構
成が簡単なテープガイド案内機構を提供できる。
ープガイド部材の移動経路の選択動作が確実で、且つ構
成が簡単なテープガイド案内機構を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を示
す略示平面図である。
す略示平面図である。
【図2】図1におけるテープガイド案内機構の要部平面
図である。
図である。
【図3】図2におけるIII方向からの視図である。
【図4】入側第1ふねが分岐点通過後のテープ装架の途
中状態を示すテープガイド案内機構の要部平面図であ
る。
中状態を示すテープガイド案内機構の要部平面図であ
る。
2…回転ヘッド装置、 3…カセット、 4…磁気テープ、 24…第1のテープガイド部材、 22…第2のテープガイド部材、 25…分岐点、 41…第1の案内溝、 42…第2の案内溝、 43…第3の案内溝、 45…分岐案内板、 45a,45b…当接部。
Claims (1)
- 【請求項1】 選択手段によりテープガイド手段の移動
経路を選択するテープガイド案内機構において、上記選
択手段は上記テープガイド手段の移動動作によって第1
の位置から第2の位置へ変位しかつ該第1または第2の
位置において保持される構成であることを特徴とするテ
ープガイド案内機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196049A JPH0795384B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | テープガイド案内機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196049A JPH0795384B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | テープガイド案内機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60028332A Division JPH061583B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | テープガイド案内機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295509A true JPH06295509A (ja) | 1994-10-21 |
JPH0795384B2 JPH0795384B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=16351350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5196049A Expired - Lifetime JPH0795384B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | テープガイド案内機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795384B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP5196049A patent/JPH0795384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0795384B2 (ja) | 1995-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |