JPH0629541Y2 - 動力伝達構造 - Google Patents

動力伝達構造

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JPH0629541Y2
JPH0629541Y2 JP11098386U JP11098386U JPH0629541Y2 JP H0629541 Y2 JPH0629541 Y2 JP H0629541Y2 JP 11098386 U JP11098386 U JP 11098386U JP 11098386 U JP11098386 U JP 11098386U JP H0629541 Y2 JPH0629541 Y2 JP H0629541Y2
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JP
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shaft
joint
universal joint
elastic body
pulley
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JP11098386U
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JPS6317328U (ja
Inventor
徹 池
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、関係位置が変化する2軸間に動力を伝達する
際に介装するユニバーサルジョイント装置の継手軸の連
結時に置ける位置保持装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から同一出願人の先願として、脱着自在とした出力
軸と入力軸の間にユニバーサルジョイントを配置した技
術は実願昭61−34877号(実開昭62−1480
25号)の如き技術が出願されているのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は、該ユニバーサルジョイントを介装して動力を
伝達する構成において、該ジョイントが介装されている
為に、出力継手軸と入力継手軸の結合部において、ユニ
バーサルジョイントが装着された方の軸が垂れ下がって
しまい、両軸の嵌合が困難となるのである。
即ち、第5図において示す如くユニバーサルジョイント
を介装した方の入力継手軸が垂れ下がり、出力継手軸と
嵌め合いする場合に、オペレーターが入力継手軸3の方
を支持してガイドする必要があったのである。
本考案は該ユニバーサルジョイントを介装した側の入力
継手軸を位置保持弾性体により軸芯位置に支持すること
により、入力継手軸と出力継手軸との連結を容易にした
ものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。
一方の軸より他方の軸へユニバーサルジョイントと継手
軸を介して動力伝達する構成において、軸上にVプーリ
ーを固設し、ユニバーサルジョイントを前記Vプーリー
のボス部に構成した椀状の凹部内に嵌装配置し、継手軸
の連結時にユニバーサルジョイントを略軸芯状に位置さ
せる位置保持弾性体を、ボス部の内部とユニバーサルジ
ョイントとの間に介装したものである。
(ホ)考案の作用 本考案は以上の如く構成したので、次のような作用を行
うものである。
即ち、出力軸7より入力軸4へ動力を伝達すべく連結す
る際に、ユニバーサルジョイント2を介装しているの
で、出力軸7と入力軸4の軸芯位置がずれた場合にも動
力を伝達することができるのである。
且つユニバーサルジョイント2を介装している為に、一
旦継手軸の部分を外すと、ユニバーサルジョイント2が
装着された方の継手軸は垂れ下がってしまい、次回に両
継手軸を嵌め合いしようとする時に、一方の軸をオペレ
ーターが持ち上げて支持した状態で接近させる操作が必
要となるのであるが、本考案の場合には位置保持弾性体
25により、入力継手軸の位置を保持しているので、両
継手軸を近づけるだけで、両継手が合致するのである。
(ヘ)実施例の構成 本考案の目的・構成・作用は以上の如くであり、次に添
付の図面に基づいて、実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案の要部を示す動力伝達構造において、出
力継手軸6と入力継手軸3の部分を外した状態の前面断
面図、第2図はカウンターVプーリー1と位置保持弾性
体25の分解状態の側面図、第3図は位置保持弾性体を
スポンジ状の部材で構成した実施例の前面断面図、第4
図は該スポンジによる位置保持弾性体の側面図、第5図
はユニバーサルジョイント2の部分に位置保持弾性体2
5を介装しない状態の前面断面図、第6図は本考案の動
力伝達構造を具備した自走自脱装置の側面図、第7図は
自走自脱装置に対して排藁結束機を脱着の為に回動した
状態の平面図、第8図は自走自脱の脱穀装置Dと排藁結
束装置の部分の後面図である。
第6図・第7図・第8図により、自走自脱装置と排藁結
束装置の部分について説明すると。
自走自脱装置はクローラー式走行装置の上に、エンジン
と脱穀装置Dと排藁結束装置と籾受台等を載置し、水田
内を移動しながら架干しされた稲束を脱穀する装置であ
る。
該脱穀装置Dにて脱穀・選別後の穀粒が、一番コンベア
より水平揚穀筒9aへ送られ、次に水平揚穀筒9aの端
部で、垂直揚穀筒9bへ受け継がれ、該垂直揚穀筒9b
よりシュートを介して、籾受台上の籾袋へ投入されるの
である。
本実施例においては、該脱穀装置Dとエンジン部分の側
面に排藁結束機を脱着容易に配置している。
即ち、自走自脱の本機側より進行方向の右側に、結束機
取付フレーム19を配置し、該結束機取付フレーム19
に設けた上下の嵌入枢支ピン22a・22bに、排藁結
束機の結束フレーム17後端の回動支持筒20a・20
bが嵌入されるのである。
従来において、排藁結束機を取付ける場合には、脱穀装
置Dの側壁部にボルト等により締結していたので、排藁
結束機を持ち上げた状態で、出力軸7と入力軸4を結合
させ、且つボルト締めの為に、ボルト孔を合致させる必
要があり、排藁結束機の脱着作業が面倒であったのであ
る。
本実施例においてはこの点を改善すべく、機体側に結束
機取付フレーム19と嵌入枢支ピン22a・22bを常
時固設しておき、これに排藁結束機を持ち上げた状態
で、結束フレーム17より突出した回動支持筒20a・
20bをまず嵌装し、次に、該排藁結束機全体を第7図
の平面図の如く回動して、出力軸7と入力軸4をユニバ
ーサルジョイント2の部分で結合し、最後に、排藁結束
機の前端を固定ブラケット23により、脱穀装置Dの側
壁に固定するものである。。
排藁結束機は結節フレーム16・放出杆18・結束クラ
ッチドア15、結束デッキ12等より構成されている。
結束ミッションケース14に動力が伝達されるのであ
る。
結束機フレーム17に対して結束部が、結節位置調節の
為に前後動を可能としており、該結束装置の前後動に対
しては、Vベルト13とテンションプーリー24により
移動量を吸収しながら動力伝達を可能としているもので
ある。
以上のような、自走自脱に対する排藁結束機の脱着装置
において、本考案の要部は、排藁結束機側の入力軸4へ
の動力伝達構造に関するものである。該入力軸4は結束
機フレーム17側の入力軸ブラケット8に軸受支持され
ており、該入力軸4にはボス部1aを介してカウンター
Vプーリー1が固設されているのである。該カウンター
Vプーリー1より、結束入力Vプーリー10へVベルト
13が介装されて、動力の伝達を行っているのである。
次に第1図・第2図に基づいて、本考案の要部を説明す
ると。
脱穀装置Dから排藁結束機を駆動する為に突出した出力
軸7は、脱穀装置Dの選別ファン軸が兼用され突出され
ている。該出力軸7の先端にVプーリー5を固設し、該
Vプーリー5の側端面に出力継手軸6を延設する為の延
設ブラケット6aがボルトにより脱着自在とされてい
る。該Vプーリー5は脱穀装置Dの他の部分を駆動する
為のVプーリーである。
該自走自脱に排藁結束機を付設しない場合には、Vプー
リー5に延設ブラケット6aを取付ける必要がないの
で、延設ブラケット6aをボルトにより脱着自在として
いるのである。また出力軸7と入力軸4の軸芯のズレに
より出力継手軸6が傾動する場合もあるので、この場合
にも少々のズレは鉄板製の延設ブラケット6aによって
も吸収することができるのである。
第2図に示した如く、脱穀装置D側と排藁結束機側との
取外しは出力継手軸6と入力継手軸3の間で行われるの
であり、両者の間は簡単に脱着が可能なように、六角筒
と六角軸により構成しているのである。
入力継手軸3と入力軸4の間にユニバーサルジョイント
2が介装されており、出力軸7と入力軸4との間に軸芯
の傾きやズレを吸収しているのである。もし該ユニバー
サルジョイント2が無い場合には、結束機取付フレーム
19に後端を枢支して、排藁結束機を前方へ回動しなが
ら出力軸7と入力軸4を連結するという操作が出来ない
こととなり、また出力軸7と入力軸4の軸芯が、機体の
揺動によりずれる場合にも、該ズレを吸収することが出
来ないこととなるのである。
本考案においては、このように2軸間の動力伝達軸を脱
着自在とした場合において、軸芯のズレ等を吸収すべく
必ずユニバーサルジョイント2が必要となるのである
が、該ユニバーサルジョイント2を入力軸4に固設した
カウンターVプーリー1の、ボス部1aを椀状に凹部を
構成することにより、該椀状部分に内装させるように構
成したものである。
このユニバーサルジョイント2をボス部1a内に収納す
ることにより、出力軸7とカウンターVプーリー1との
間隔を狭く構成することが出来たものである。
しかし、該構成とした場合に、一旦入力継手軸3と出力
継手軸6を外すと、第5図のごとくユニバーサルジョイ
ント2が垂れ下がり、次回に排藁結束機を装着する際に
おいて、出力継手軸6と入力継手軸3の連結部を合致さ
せることが困難となるのである。
本考案はこの不具合いを解消する為に、第1図・第3図
の如く構成したものである。
第1図の実施例においては、ボス部1aの内部に位置保
持弾性体25のバネ溝1bを設け、該バネ溝1bと、ユ
ニバーサルジョイント2の弾性体カバー2aの外周に設
けたバネ溝2bとの間に位置保持弾性体25を介装した
ものである。
第1図の場合には該位置保持弾性体25を巻きバネによ
り構成したが、第3図・第4図の実施例においては、ス
ポンジ等の弾性体により構成した位置保持弾性体26と
しているのである。該スポンジ状の位置保持弾性体26
の外周には、止め輪26aが設けられており、ボス部1
aのバネ溝1bに嵌装されて、係止されているのであ
る。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、ユニバーサルジョイント2をカウンターVプー
リー1のボス部1aに設けた椀状の凹部内に嵌装配置す
ることにより、両装置の間隔を詰めることが出来たもの
である。
第2に、椀状に構成した凹部よりなるボス部1a内にお
いて、ユニバーサルジョイント2との間に巻きバネやス
ポンジ材等よりなる位置保持弾性体を配置したことによ
り、入力継手軸3の位置を軸芯位置に保持することがで
き、ユニバーサルジョイント2の垂れ下がりにより、垂
れてしまい、出力継手軸6との間で軸芯合わせが出来な
くなるという不具合いを解消することが出来たものであ
る。
第3に、カウンターVプーリー1のボス部1aと、入力
継手軸3とは同一回転を行う部材であるので、位置保持
弾性体に捩り荷重がかかることはなく、位置保持弾性体
を弾性保持の役目だけでよく、耐久性を要求されないの
で、簡単に弾性体を使用することができるものである。
また、位置保持弾性体とボス部1aにより保護されるこ
ととなり、弾性体カバー2aが破れることが少ないので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す動力伝達構造において出力
継手軸6と入力継手軸3の部分を外した状態の前面断面
図、第2図はカウンターVプーリー1と位置保持弾性体
25の分解状態の側面図、第3図は位置保持弾性体をス
ポンジ状の部材で構成した実施例の前面断面図、第4図
は該スポンジによる位置保持弾性体の側面図、第5図は
ユニバーサルジョイント2の部分に位置保持弾性体25
を介装しない状態の前面断面図、第6図は本考案の動力
伝達構造を具備した自走自脱装置の側面図、第7図は自
走自脱装置に対して排藁結束機を脱着の為に回動した状
態の平面図、第8図は自走自脱の脱穀装置Dと排藁結束
装置の部分の後面図である。 1……カウンターVプーリー 1a……ボス部 2……ユニバーサルジョイント 3……入力継手軸 4……入力軸 6……出力継手軸 7……出力軸 25・26……位置保持弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の軸より他方の軸へユニバーサルジョ
    イントと継手軸を介して動力伝達する構成において、軸
    上にVプーリーを固設し、ユニバーサルジョイントを前
    記Vプーリーのボス部に構成した椀状の凹部内に嵌装配
    置し、継手軸の連結時にユニバーサルジョイントを略軸
    芯状に位置させる位置保持弾性体を、ボス部の内部とユ
    ニバーサルジョイントとの間に介装したことを特徴とす
    る動力伝達構造。
JP11098386U 1986-07-19 1986-07-19 動力伝達構造 Expired - Lifetime JPH0629541Y2 (ja)

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JP11098386U JPH0629541Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19 動力伝達構造

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JP11098386U JPH0629541Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19 動力伝達構造

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Publication Number Publication Date
JPS6317328U JPS6317328U (ja) 1988-02-04
JPH0629541Y2 true JPH0629541Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=30990485

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JP11098386U Expired - Lifetime JPH0629541Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19 動力伝達構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034754A1 (ja) * 2007-09-12 2009-03-19 Yanmar Co., Ltd. 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034754A1 (ja) * 2007-09-12 2009-03-19 Yanmar Co., Ltd. 作業車両
JP2009067176A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Yanmar Co Ltd 作業車両

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