JPH06294797A - デルタアミノレブリン酸類の微量定量法 - Google Patents
デルタアミノレブリン酸類の微量定量法Info
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- JPH06294797A JPH06294797A JP12223792A JP12223792A JPH06294797A JP H06294797 A JPH06294797 A JP H06294797A JP 12223792 A JP12223792 A JP 12223792A JP 12223792 A JP12223792 A JP 12223792A JP H06294797 A JPH06294797 A JP H06294797A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 全血または部分血または尿等の検体中の微量
のデルタアミノレブリン酸類をフローインジェクション
法で定量測定するデルタアミノレブリン酸類の微量定量
法を提供する。 【構成】 ポンプ2で緩衝液1を連続的に送液し、この
送液された緩衝液1にオートサンプラー3によって所定
のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα−アミ
ノケトン類が含有され、かつ、あらかじめβ−ジケトン
またはβ−ケトエステル類が添加された検体(A)と蒸
留水を同じ比率添加された検体(B)を別々に注入し、
この後、所定の温度となっている恒温槽4内の加熱縮合
管5で加熱縮合し、このものを混合ジョイント9で、他
のポンプ6で送られるエールリッヒ試薬7と混合したの
ち発色管8で色素化合物に変換し、こののち、検出部1
0でデルタアミノレブリン酸類の含有量を検出し、さら
にAからBの含有量を差し引くようにしたことを特徴と
するデルタアミノレブリン酸類の微量定量法。
のデルタアミノレブリン酸類をフローインジェクション
法で定量測定するデルタアミノレブリン酸類の微量定量
法を提供する。 【構成】 ポンプ2で緩衝液1を連続的に送液し、この
送液された緩衝液1にオートサンプラー3によって所定
のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα−アミ
ノケトン類が含有され、かつ、あらかじめβ−ジケトン
またはβ−ケトエステル類が添加された検体(A)と蒸
留水を同じ比率添加された検体(B)を別々に注入し、
この後、所定の温度となっている恒温槽4内の加熱縮合
管5で加熱縮合し、このものを混合ジョイント9で、他
のポンプ6で送られるエールリッヒ試薬7と混合したの
ち発色管8で色素化合物に変換し、こののち、検出部1
0でデルタアミノレブリン酸類の含有量を検出し、さら
にAからBの含有量を差し引くようにしたことを特徴と
するデルタアミノレブリン酸類の微量定量法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデルタアミノレブリン
酸類の微量定量法に関し、特に、微量のデルタアミノレ
ブリン酸類を迅速に定量測定することができるデルタア
ミノレブリン酸類の微量定量法に関するものである。
酸類の微量定量法に関し、特に、微量のデルタアミノレ
ブリン酸類を迅速に定量測定することができるデルタア
ミノレブリン酸類の微量定量法に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】環境汚染によ
る鉛中毒、たとえば、自動車に用いる鉛電池工場の従業
員における鉛中毒に代表されるような鉛中毒では、血中
や尿中の鉛含有量と並んで、血中や尿中のデルタアミノ
レブリン酸の含有量が指標として重要視されている。そ
して、近年、労働環境整備の観点から従業員の健康管理
上この指標を有効に活用して鉛中毒を初期の段階で防ぐ
ため、尿中デルタアミノレブリン酸の測定を労働省が義
務づけたことにより、鉛中毒初期の尿中のデルタアミノ
レブリン酸含有量を測定する感度の良い微量迅速定量法
が求められている。
る鉛中毒、たとえば、自動車に用いる鉛電池工場の従業
員における鉛中毒に代表されるような鉛中毒では、血中
や尿中の鉛含有量と並んで、血中や尿中のデルタアミノ
レブリン酸の含有量が指標として重要視されている。そ
して、近年、労働環境整備の観点から従業員の健康管理
上この指標を有効に活用して鉛中毒を初期の段階で防ぐ
ため、尿中デルタアミノレブリン酸の測定を労働省が義
務づけたことにより、鉛中毒初期の尿中のデルタアミノ
レブリン酸含有量を測定する感度の良い微量迅速定量法
が求められている。
【0003】現在用いられている代表的な定量法として
は、1956年に開発されたマウツェラル/グラニック
(Mauzerall/Granick)法である。こ
のマウツェラル/グラニック法は、2種類のイオン交換
樹脂で分離精製したデルタアミノレブリン酸類とβ−ジ
ケトンまたはβ−ケトエステル類とを熱縮合し、これに
エールリッヒ試薬を作用させ、比色定量したものであ
る。しかし、この方法の問題点は、複数のアミノケトン
類が分離されないまま定量されてしまうということと、
分離操作など一検体当たりの分析時間が長すぎるという
ことであった。その他、その変動係数(CV値)は原法
では2.7〜13%で、ベルリン(Berlin)らの
報告では5.6〜32.2%と誤差が幅広く、個人の手
技や施設の違いで極端に異なった値が出てくるという問
題点も有していた。
は、1956年に開発されたマウツェラル/グラニック
(Mauzerall/Granick)法である。こ
のマウツェラル/グラニック法は、2種類のイオン交換
樹脂で分離精製したデルタアミノレブリン酸類とβ−ジ
ケトンまたはβ−ケトエステル類とを熱縮合し、これに
エールリッヒ試薬を作用させ、比色定量したものであ
る。しかし、この方法の問題点は、複数のアミノケトン
類が分離されないまま定量されてしまうということと、
分離操作など一検体当たりの分析時間が長すぎるという
ことであった。その他、その変動係数(CV値)は原法
では2.7〜13%で、ベルリン(Berlin)らの
報告では5.6〜32.2%と誤差が幅広く、個人の手
技や施設の違いで極端に異なった値が出てくるという問
題点も有していた。
【0004】1967年にグラベッキ(Grabeck
i)は分離操作を除きアセチルアセトン無添加のブラン
ク{主にポルフォビリノーゲン(PBG)}を差し引い
て簡素化したが、加熱縮合反応と比色定量操作を用手法
でこなすには一人で一日数十検体までで、処理能力にも
問題があった。
i)は分離操作を除きアセチルアセトン無添加のブラン
ク{主にポルフォビリノーゲン(PBG)}を差し引い
て簡素化したが、加熱縮合反応と比色定量操作を用手法
でこなすには一人で一日数十検体までで、処理能力にも
問題があった。
【0005】また、1972年にルウェリー(Louw
erys)らは、ペリスタ型の比例ポンプ(propo
rtioning pump)に11本のシリコーンチ
ューブを接続して自動分析器を試作したが、20μg/
ml以下の薄い濃度の尿では測定できないので既知のデ
ルタアミノレブリン酸を添加した5点を測定して、これ
を外挿して原液中の含量を算出した。この自動化は19
74年にビアンコ(Bianco)らが、また、197
5年にセキ(Seki)らがテクニコンのオートアナラ
イザーに組み込んだ。そして、1981年にバルデェイ
ック−アオウアディ(Balduyck−Aouad
i)らが更に6μM(1μg/ml)まで感度を上げた
と報告したが追試では5μg/mlでも再現性が困難と
されている。
erys)らは、ペリスタ型の比例ポンプ(propo
rtioning pump)に11本のシリコーンチ
ューブを接続して自動分析器を試作したが、20μg/
ml以下の薄い濃度の尿では測定できないので既知のデ
ルタアミノレブリン酸を添加した5点を測定して、これ
を外挿して原液中の含量を算出した。この自動化は19
74年にビアンコ(Bianco)らが、また、197
5年にセキ(Seki)らがテクニコンのオートアナラ
イザーに組み込んだ。そして、1981年にバルデェイ
ック−アオウアディ(Balduyck−Aouad
i)らが更に6μM(1μg/ml)まで感度を上げた
と報告したが追試では5μg/mlでも再現性が困難と
されている。
【0006】一方、1960年代からクロマトグラフィ
ー{ガスクロマトグラフィー(GC)と、高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)}と、これに質量分析器と
連動など、さらにポストラベルやプレラベル技術ととも
に多くの研究者がこれらアミノケトン類の精密な分析に
挑戦した結果、デルタアミノレブリン酸の尿中含有量が
5μg/ml以上では殆どがデルタアミノレブリン酸で
あり、その以下の濃度では検体中にアミノアセトンの混
入が確かめられた。このアミノアセトンも鉛中毒で増加
するので鉛中毒の指標としては大きな間違いにはならな
いとされてきた。
ー{ガスクロマトグラフィー(GC)と、高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)}と、これに質量分析器と
連動など、さらにポストラベルやプレラベル技術ととも
に多くの研究者がこれらアミノケトン類の精密な分析に
挑戦した結果、デルタアミノレブリン酸の尿中含有量が
5μg/ml以上では殆どがデルタアミノレブリン酸で
あり、その以下の濃度では検体中にアミノアセトンの混
入が確かめられた。このアミノアセトンも鉛中毒で増加
するので鉛中毒の指標としては大きな間違いにはならな
いとされてきた。
【0007】但し、これらクロマトグラフィーの文献に
おける1検体当たりの分析時間は、少なくても20分、
長くて1時間以上を要していたので健康管理など多数検
体の処理には到底実用化は無理であった。
おける1検体当たりの分析時間は、少なくても20分、
長くて1時間以上を要していたので健康管理など多数検
体の処理には到底実用化は無理であった。
【0008】以上述べた文献上の知見から次のような見
通しが得られた。すなわち、エールリッヒ試薬でβ−ジ
ケトンやβ−ケトエステル類なしでも発色するポルフォ
ビリノーゲン(PBG)類に基づく吸光度をブランクと
して測定しておいて、一方、β−ジケトンやβ−ケトエ
ステル類を添加して吸光度を測定し、この吸光度から先
のブランクの吸光度を引けば鉛中毒の指標としてのデル
タアミノレブリン酸類の量が算出可能と推定できた。
通しが得られた。すなわち、エールリッヒ試薬でβ−ジ
ケトンやβ−ケトエステル類なしでも発色するポルフォ
ビリノーゲン(PBG)類に基づく吸光度をブランクと
して測定しておいて、一方、β−ジケトンやβ−ケトエ
ステル類を添加して吸光度を測定し、この吸光度から先
のブランクの吸光度を引けば鉛中毒の指標としてのデル
タアミノレブリン酸類の量が算出可能と推定できた。
【0009】この発明の目的は、少なくとも一検体当た
りの測定時間を3分以下とするとともに、0.5μg/
ml以下を測定限界に設定でき、変動係数(CV値)を
約5%以下の測定精度とすることができ、しかも、安価
に測定することのできるデルタアミノレブリン酸類の微
量定量法を提供することにある。
りの測定時間を3分以下とするとともに、0.5μg/
ml以下を測定限界に設定でき、変動係数(CV値)を
約5%以下の測定精度とすることができ、しかも、安価
に測定することのできるデルタアミノレブリン酸類の微
量定量法を提供することにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ためにこの発明は、デルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類、およびβ−ジケトンまたはβ−ケトエ
ステル類からなる熱縮合成績体(ピロール誘導体)と、
エールリッヒ試薬との発色色素による比色定量法をフロ
ーインジェクション分析法で行うようにした。
ためにこの発明は、デルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類、およびβ−ジケトンまたはβ−ケトエ
ステル類からなる熱縮合成績体(ピロール誘導体)と、
エールリッヒ試薬との発色色素による比色定量法をフロ
ーインジェクション分析法で行うようにした。
【0011】また、この発明は、全血または部分血また
は尿である検体中のデルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類を定量測定するデルタアミノレブリン酸
類の微量定量法であって、ポンプで緩衝液を連続的に送
液し、この送液された緩衝液にオートサンプラーによっ
て所定のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα
−アミノケトン類が含有し、かつ、あらかじめβ−ジケ
トンまたはβ−ケトエステル類が添加された検体を注入
し、この後、所定の温度となっている恒温槽内の加熱縮
合管で加熱縮合し、このものを混合ジョイントで、他の
ポンプで送られるエールリッヒ試薬と混合したのち発色
管で色素化合物に変換し、こののち、検出部でデルタア
ミノレブリン酸類を検出するようにした。この場合、β
−ジケトンまたはβ−ケトエステル類は、好ましくはア
セチルアセトンである。
は尿である検体中のデルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類を定量測定するデルタアミノレブリン酸
類の微量定量法であって、ポンプで緩衝液を連続的に送
液し、この送液された緩衝液にオートサンプラーによっ
て所定のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα
−アミノケトン類が含有し、かつ、あらかじめβ−ジケ
トンまたはβ−ケトエステル類が添加された検体を注入
し、この後、所定の温度となっている恒温槽内の加熱縮
合管で加熱縮合し、このものを混合ジョイントで、他の
ポンプで送られるエールリッヒ試薬と混合したのち発色
管で色素化合物に変換し、こののち、検出部でデルタア
ミノレブリン酸類を検出するようにした。この場合、β
−ジケトンまたはβ−ケトエステル類は、好ましくはア
セチルアセトンである。
【0012】また、この発明は、全血または部分血また
は尿である検体中のデルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類を定量測定するデルタアミノレブリン酸
類の微量定量法であって、ポンプで緩衝液を連続的に送
液し、この送液された緩衝液にオートサンプラーによっ
て所定のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα
−アミノケトン類が含有し、かつ、あらかじめβ−ジケ
トンまたはβ−ケトエステル類が添加された検体を注入
し、この後、所定の温度となっている恒温槽内の加熱縮
合管で加熱縮合し、このものを混合ジョイントで、他の
ポンプで送られるエールリッヒ試薬と混合したのち発色
管で色素化合物に変換し、こののち、バックプレッシャ
ーが作用されている検出部でデルタアミノレブリン酸類
を検出するようにした。この場合、前記恒温槽の温度を
100℃〜140℃とした。
は尿である検体中のデルタアミノレブリン酸などのα−
アミノケトン類を定量測定するデルタアミノレブリン酸
類の微量定量法であって、ポンプで緩衝液を連続的に送
液し、この送液された緩衝液にオートサンプラーによっ
て所定のタイミングでデルタアミノレブリン酸などのα
−アミノケトン類が含有し、かつ、あらかじめβ−ジケ
トンまたはβ−ケトエステル類が添加された検体を注入
し、この後、所定の温度となっている恒温槽内の加熱縮
合管で加熱縮合し、このものを混合ジョイントで、他の
ポンプで送られるエールリッヒ試薬と混合したのち発色
管で色素化合物に変換し、こののち、バックプレッシャ
ーが作用されている検出部でデルタアミノレブリン酸類
を検出するようにした。この場合、前記恒温槽の温度を
100℃〜140℃とした。
【0013】
【作用】この発明は上記の手段を採用したことにより、
検体中のデルタアミノレブリン酸類はβ−ジケトンまた
はβ−ケトエステル類が混入した状態で緩衝液とともに
所定の温度となっている加熱縮合管に送られ、この加熱
縮合管で加熱縮合され、送液されるエールリッヒ試薬と
混合ジョイントで混合されて発色管で発色され、このの
ち、検出部でデルタアミノレブリン酸類が検出されるこ
とになる。
検体中のデルタアミノレブリン酸類はβ−ジケトンまた
はβ−ケトエステル類が混入した状態で緩衝液とともに
所定の温度となっている加熱縮合管に送られ、この加熱
縮合管で加熱縮合され、送液されるエールリッヒ試薬と
混合ジョイントで混合されて発色管で発色され、このの
ち、検出部でデルタアミノレブリン酸類が検出されるこ
とになる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。図1および図2にはこの発明によるデルタア
ミノレブリン酸類の微量定量法を実施するための装置が
示されている。
説明する。図1および図2にはこの発明によるデルタア
ミノレブリン酸類の微量定量法を実施するための装置が
示されている。
【0015】この装置において、熱縮合用の緩衝液(キ
ャリアー液)1はポンプ2によってオートサンプラー3
に送られ、このオートサンプラー3において試料(検
体)が自動注入される。
ャリアー液)1はポンプ2によってオートサンプラー3
に送られ、このオートサンプラー3において試料(検
体)が自動注入される。
【0016】また、試料が自動注入された緩衝液1はさ
らにヒーターを有する油浴またはアルミブロック恒温槽
4に送られ、この油浴またはアルミブロック恒温槽4の
内部の加熱縮合管5で加熱縮合反応される。
らにヒーターを有する油浴またはアルミブロック恒温槽
4に送られ、この油浴またはアルミブロック恒温槽4の
内部の加熱縮合管5で加熱縮合反応される。
【0017】一方、ポンプ6によって送られるエールリ
ッヒ試薬7は発色管8に至る過程で混合ジョイント9に
おいて前記加熱縮合反応された緩衝液1に混入され、こ
の後、検出器10である比色定量装置で定量分析され、
分析した結果がレコーダに、またはA/Dコンバーター
12を介してコンピューターに入力され、さらに、コン
ピューターの出力は前記オートサンプラー3に試料を自
動注入する信号に利用されるようになっている。
ッヒ試薬7は発色管8に至る過程で混合ジョイント9に
おいて前記加熱縮合反応された緩衝液1に混入され、こ
の後、検出器10である比色定量装置で定量分析され、
分析した結果がレコーダに、またはA/Dコンバーター
12を介してコンピューターに入力され、さらに、コン
ピューターの出力は前記オートサンプラー3に試料を自
動注入する信号に利用されるようになっている。
【0018】また、測定後の廃液は前記検出器10から
廃液タンク13に排出されるようになっており、前記加
熱縮合管5を100℃以上に加熱する場合はHPLC
(液体クロマトグラフィ)用のバックプレッシャーチュ
ーブ11を前記検出器10と廃液タンク13との間に接
続して気泡が検出器10に混入することで生じるノイズ
を防止するようにした。
廃液タンク13に排出されるようになっており、前記加
熱縮合管5を100℃以上に加熱する場合はHPLC
(液体クロマトグラフィ)用のバックプレッシャーチュ
ーブ11を前記検出器10と廃液タンク13との間に接
続して気泡が検出器10に混入することで生じるノイズ
を防止するようにした。
【0019】上記が装置の概略であり、以下、さらに詳
細に説明する。まず、熱縮合用の緩衝液(キャリアー
液)1を液送するためのポンプ2としてマイクロボリュ
ーム化したダブルプランジャー型液送ポンプを使用して
いる。
細に説明する。まず、熱縮合用の緩衝液(キャリアー
液)1を液送するためのポンプ2としてマイクロボリュ
ーム化したダブルプランジャー型液送ポンプを使用して
いる。
【0020】熱縮合用の緩衝液1は、酢酸/酢酸ソーダ
緩衝液の他に弱酸性ばかりでなく中性や弱塩基性でも良
く、広い範囲で縮合は可能である。
緩衝液の他に弱酸性ばかりでなく中性や弱塩基性でも良
く、広い範囲で縮合は可能である。
【0021】検体に添加される縮合試薬のβ−ジケトン
やβ−ケトエステル類は、それぞれアセチルアセトンや
アセト酢酸メチルエステルまたはアセト酢酸エチルエス
テルを用いたが、本来検体中に存在している阻害物質の
値を検知するために縮合試薬が無い状態、すなわち、ブ
ランクで測定する必要があり、このブランクの測定を配
慮して検体の中に10%添加した。
やβ−ケトエステル類は、それぞれアセチルアセトンや
アセト酢酸メチルエステルまたはアセト酢酸エチルエス
テルを用いたが、本来検体中に存在している阻害物質の
値を検知するために縮合試薬が無い状態、すなわち、ブ
ランクで測定する必要があり、このブランクの測定を配
慮して検体の中に10%添加した。
【0022】熱縮合反応を行うヒーターを有する恒温槽
4は、油浴またはアルミブロック型としたので100℃
〜140℃の間の安定性は±0.1℃となって、加熱と
ともに測定感度も上昇したが、測定者の安全等をも考慮
して上記温度範囲で行うのが適当である。
4は、油浴またはアルミブロック型としたので100℃
〜140℃の間の安定性は±0.1℃となって、加熱と
ともに測定感度も上昇したが、測定者の安全等をも考慮
して上記温度範囲で行うのが適当である。
【0023】一方、ポンプ6で送液されるエールリッヒ
試薬7は、一般的にはパラ・ジメチルアミノベンズアル
デヒドの強酸溶液を言い、過塩素酸、塩酸、および硫酸
を用いるが、この発明においては界面活性剤{ポリエチ
レングリコールパラ・イソオクチルフェニールエーテル
(トリトンx−100 ローム・アンド・ハース)(R
ohm&Haas)製}を用いた。
試薬7は、一般的にはパラ・ジメチルアミノベンズアル
デヒドの強酸溶液を言い、過塩素酸、塩酸、および硫酸
を用いるが、この発明においては界面活性剤{ポリエチ
レングリコールパラ・イソオクチルフェニールエーテル
(トリトンx−100 ローム・アンド・ハース)(R
ohm&Haas)製}を用いた。
【0024】前記検出器10の波長を決定するために、
検体よりも高濃度のデルタアミノレブリン酸の標準サン
プル(80μg)にβ−ジケトンまたはβ−ケトエステ
ルと緩衝液を添加して1mlとし、これを加熱縮合し、
これに等量のエールリッヒ試薬を加えて発色させ、その
吸収波長と、その生成と、減衰曲線とを描いてその時定
数を求めた(図3および図4参照)。
検体よりも高濃度のデルタアミノレブリン酸の標準サン
プル(80μg)にβ−ジケトンまたはβ−ケトエステ
ルと緩衝液を添加して1mlとし、これを加熱縮合し、
これに等量のエールリッヒ試薬を加えて発色させ、その
吸収波長と、その生成と、減衰曲線とを描いてその時定
数を求めた(図3および図4参照)。
【0025】一方、前記ブランクの測定用としてポルフ
ォビリノーゲンの標準サンプル(80μg/ml)に同
じく等量のエールリッヒ試薬を加え、同様の吸収波長
と、その生成と、減衰曲線とを描き、同様に時定数を求
めた(図5および図6参照)。
ォビリノーゲンの標準サンプル(80μg/ml)に同
じく等量のエールリッヒ試薬を加え、同様の吸収波長
と、その生成と、減衰曲線とを描き、同様に時定数を求
めた(図5および図6参照)。
【0026】前記オートサンプラー3で自動注入する検
体の注入量は20μl〜1mlまでとして検体の濃度に
対応できるようにした。
体の注入量は20μl〜1mlまでとして検体の濃度に
対応できるようにした。
【0027】なお、検体の注入間隔はパーソナルコンピ
ューターと連結し、吸光度測定の検体番号との対応を付
けて一覧表に打ち出せるようなプログラムを作成した。
ューターと連結し、吸光度測定の検体番号との対応を付
けて一覧表に打ち出せるようなプログラムを作成した。
【0028】前記検出器10における吸光度はA/D変
換器12を介してパーソナルコンピューターに送られ、
画面上で各検体番号毎のピークをリアルタイム表示し、
同時に演算し、吸収面積(μm2 )、吸光度(高さ;μ
m)を求め、その他データ処理を行うようにした。
換器12を介してパーソナルコンピューターに送られ、
画面上で各検体番号毎のピークをリアルタイム表示し、
同時に演算し、吸収面積(μm2 )、吸光度(高さ;μ
m)を求め、その他データ処理を行うようにした。
【0029】また、各機器を0.25〜1.5mmのス
テンレスチューブ、またはピーク(PEEK)チューブ
で連結した。接合部の混合ジョイント9としては通常の
HPLC(高速液体クロマトグラフィ)用の二方混合器
を用いた。前記加熱縮合管5は10m〜40m、発色管
8は2m〜15mの範囲での条件を検討した。
テンレスチューブ、またはピーク(PEEK)チューブ
で連結した。接合部の混合ジョイント9としては通常の
HPLC(高速液体クロマトグラフィ)用の二方混合器
を用いた。前記加熱縮合管5は10m〜40m、発色管
8は2m〜15mの範囲での条件を検討した。
【0030】なお、前記したように検出器10に設定す
る吸収波長と発色管の長さとを決定するための具体的な
測定は用手法で以下のように行った。すなわち、デルタ
アミノレブリン酸(δ−ALA)80μgにアセチルア
セトンを10%含む緩衝液を1ml加え、沸騰水浴上で
20分加熱縮合し、これにエールリッヒ試薬を1ml混
合し、直ちに吸収曲線{10倍希釈を図3に示す(極大
波長555nm、ε=1.854×104 )}と、原液
の発色(減衰)曲線を描き、その時定数を求めた(図
4)。
る吸収波長と発色管の長さとを決定するための具体的な
測定は用手法で以下のように行った。すなわち、デルタ
アミノレブリン酸(δ−ALA)80μgにアセチルア
セトンを10%含む緩衝液を1ml加え、沸騰水浴上で
20分加熱縮合し、これにエールリッヒ試薬を1ml混
合し、直ちに吸収曲線{10倍希釈を図3に示す(極大
波長555nm、ε=1.854×104 )}と、原液
の発色(減衰)曲線を描き、その時定数を求めた(図
4)。
【0031】この発色物質は1時間に13.5%減衰し
た。同時に尿中含量測定の際、ブランクとして測定され
るポルフォビリノーゲンを80μgに上で述べたのと同
様にアセチルアセトンを10%含む緩衝液を1ml加
え、沸騰水浴上で20分加熱縮合し、これにエールリッ
ヒ試薬を1ml混合し、直ちに吸収曲線{10倍希釈を
図5に示す(極大波長556nm、ε=1.444×1
04 )}と、発色(減衰)曲線とを描き、その時定数を
求めた(図6)。この場合は減衰が早く1時間に49.
7%も減衰していた。
た。同時に尿中含量測定の際、ブランクとして測定され
るポルフォビリノーゲンを80μgに上で述べたのと同
様にアセチルアセトンを10%含む緩衝液を1ml加
え、沸騰水浴上で20分加熱縮合し、これにエールリッ
ヒ試薬を1ml混合し、直ちに吸収曲線{10倍希釈を
図5に示す(極大波長556nm、ε=1.444×1
04 )}と、発色(減衰)曲線とを描き、その時定数を
求めた(図6)。この場合は減衰が早く1時間に49.
7%も減衰していた。
【0032】したがって、上記のことを参照して前記検
出器10に設定する吸収波長と発色管8の長さとを決定
した。
出器10に設定する吸収波長と発色管8の長さとを決定
した。
【0033】〔実施例−1〕緩衝液1に酢酸/酢酸ナト
リウム(0.1M、pH4.6)を用い、ダブルプラン
ジャー型液送ポンプ2(島津製 LC−9A)で2.0
0ml/minの流速で送液し、オートサンプラー3
(協和精密製 KMT−200FIA)でサンプル溶液
(尿0.45ml+アセチルアセトン0.5ml)を5
0μl注入し、加熱縮合管5は内径0.8mmのステン
レスチューブを40m巻いてまたは内径0.75mmの
PEEKチューブ25mを巻いてシリコン油浴の恒温槽
4中に浸し温度を100±0.01℃に設定した。
リウム(0.1M、pH4.6)を用い、ダブルプラン
ジャー型液送ポンプ2(島津製 LC−9A)で2.0
0ml/minの流速で送液し、オートサンプラー3
(協和精密製 KMT−200FIA)でサンプル溶液
(尿0.45ml+アセチルアセトン0.5ml)を5
0μl注入し、加熱縮合管5は内径0.8mmのステン
レスチューブを40m巻いてまたは内径0.75mmの
PEEKチューブ25mを巻いてシリコン油浴の恒温槽
4中に浸し温度を100±0.01℃に設定した。
【0034】一方、エールリッヒ試薬7として、パラ・
ジメチルアミノベンズアルデヒドを102.6gと、2
0%トリトンX−100を500mlと、20%硫酸水
溶液を500mlとの混合溶液またはその4倍希釈液を
0.5μmの滅菌フィルタで濾過したものを使用し、ダ
ブルプランジャー型液送ポンプ6(島津製 LC−9
A)で2.00ml/minの流速で送液して、加熱縮
合管5で100±0.01℃で加熱縮合した緩衝液1と
混合ジョイント9において混合した。
ジメチルアミノベンズアルデヒドを102.6gと、2
0%トリトンX−100を500mlと、20%硫酸水
溶液を500mlとの混合溶液またはその4倍希釈液を
0.5μmの滅菌フィルタで濾過したものを使用し、ダ
ブルプランジャー型液送ポンプ6(島津製 LC−9
A)で2.00ml/minの流速で送液して、加熱縮
合管5で100±0.01℃で加熱縮合した緩衝液1と
混合ジョイント9において混合した。
【0035】また、混合発色には、ステンレス(0.8
mm)またはPEEKチューブ(0.75mm)の発色
管8を5m用いて検出器10に接続し、検出器10で設
定波長を555nmで検出した。そして、3分間隔で2
00検体を測定すると約10時間で完了したので、1日
2回自動運転して400検体を処理できた。
mm)またはPEEKチューブ(0.75mm)の発色
管8を5m用いて検出器10に接続し、検出器10で設
定波長を555nmで検出した。そして、3分間隔で2
00検体を測定すると約10時間で完了したので、1日
2回自動運転して400検体を処理できた。
【0036】さらに、濃度2.5μg/ml、5μg/
ml、10μg/ml、20μg/ml、40μg/m
l、80μg/mlで、各3回測定した結果、変動係数
は、それぞれ、9.89%、6.05%、9.60%、
0.64%、3.26%、3.71%となり、さらに、
検量線の相関係数はr=0.9978であった。
ml、10μg/ml、20μg/ml、40μg/m
l、80μg/mlで、各3回測定した結果、変動係数
は、それぞれ、9.89%、6.05%、9.60%、
0.64%、3.26%、3.71%となり、さらに、
検量線の相関係数はr=0.9978であった。
【0037】〔実施例−2〕実施例−1と同様に、ダブ
ルプランジャー型液送ポンプ2(島津製 LC−9A)
で酢酸ナトリウム(0.1M、pH7.8)を、ダブル
プランジャー型液送ポンプ6(島津製 LC−9A)で
エーリッヒ試薬をそれぞれ送液した。
ルプランジャー型液送ポンプ2(島津製 LC−9A)
で酢酸ナトリウム(0.1M、pH7.8)を、ダブル
プランジャー型液送ポンプ6(島津製 LC−9A)で
エーリッヒ試薬をそれぞれ送液した。
【0038】オートサンプラー3(GILSON Mo
del 201)でサンプル溶液(デルタアミノレブリ
ン酸標準液45μl+アセチルアセトン5μl)を注入
し、加熱縮合管5を内径0.8mmのステンレスチュー
ブまたはPEEKチューブ20mをアルミブロック製の
恒温槽4に入れ、温度を120℃に設定した。
del 201)でサンプル溶液(デルタアミノレブリ
ン酸標準液45μl+アセチルアセトン5μl)を注入
し、加熱縮合管5を内径0.8mmのステンレスチュー
ブまたはPEEKチューブ20mをアルミブロック製の
恒温槽4に入れ、温度を120℃に設定した。
【0039】ダブルプランジャー型液送ポンプ2、6の
流量はそれぞれ1.5ml/minである。
流量はそれぞれ1.5ml/minである。
【0040】発色管8には内径0.75mm、長さ6m
のピーク(PEEK)チューブを用い、エーリッヒ試薬
を混合して発色した試料は検出器10(島津製LC−9
AV)で上記したような方法で決定した設定波長560
nmで検出した。
のピーク(PEEK)チューブを用い、エーリッヒ試薬
を混合して発色した試料は検出器10(島津製LC−9
AV)で上記したような方法で決定した設定波長560
nmで検出した。
【0041】そして、図7に示すように、濃度2.5μ
g/ml、5μg/ml、10μg/mlで、各3回測
定を行った結果、相関係数r=0.9997という非常
に良いリニアリティが得られた。また、CV値は2%以
下と良好であった。1検体あたり2分で測定できたの
で、1日あたり700検体の処理が可能になった。
g/ml、5μg/ml、10μg/mlで、各3回測
定を行った結果、相関係数r=0.9997という非常
に良いリニアリティが得られた。また、CV値は2%以
下と良好であった。1検体あたり2分で測定できたの
で、1日あたり700検体の処理が可能になった。
【0042】〔参考例−1〕濃度2.5μg/ml、
5.0μg/ml、40μg/mlのデルタアミノレブ
リン酸溶液(含10%アセチルアセトン)のアセチルア
セトンとの混合時間を変化させた。
5.0μg/ml、40μg/mlのデルタアミノレブ
リン酸溶液(含10%アセチルアセトン)のアセチルア
セトンとの混合時間を変化させた。
【0043】この試料を実施例−2の方法で測定した結
果、40℃で3時間、70℃で1時間または95℃で1
5分混合させた試料では、吸光度の変化はなく安定した
測定が期待できる結果となった(図8および図9参
照)。
果、40℃で3時間、70℃で1時間または95℃で1
5分混合させた試料では、吸光度の変化はなく安定した
測定が期待できる結果となった(図8および図9参
照)。
【0044】〔参考例−2〕参考例−1の測定で加熱縮
合管5を収納したアルミブロック製の恒温槽4の温度を
100℃〜140℃までの範囲で10℃おきに変えて吸
光度の変化を見た。濃度を5μg/ml、10μg/m
l、20μg/mlで行ったが、いずれも温度が高い時
ほど吸光度が大きくなる傾向が出た(図10)が、装置
および物質の安定性から反応温度は120℃が好まし
い。
合管5を収納したアルミブロック製の恒温槽4の温度を
100℃〜140℃までの範囲で10℃おきに変えて吸
光度の変化を見た。濃度を5μg/ml、10μg/m
l、20μg/mlで行ったが、いずれも温度が高い時
ほど吸光度が大きくなる傾向が出た(図10)が、装置
および物質の安定性から反応温度は120℃が好まし
い。
【0045】上記のように従来使用されていた測定法と
の相関性、再現性そしてデルタアミノレブリン酸類の測
定法として、アセチルアセトン添加の有無の差をパーソ
ナルコンピューター上で算出して求めることができる。
の相関性、再現性そしてデルタアミノレブリン酸類の測
定法として、アセチルアセトン添加の有無の差をパーソ
ナルコンピューター上で算出して求めることができる。
【0046】なお、実施例−1、実施例−2において
は、サンプル溶液の中に、β−ジケトンまたはβ−ケト
エステル類であるアセチルアセトンを注入し、加熱後こ
れをオートサンプラーで緩衝液の中に混入したが、あら
かじめ、緩衝液にアセチルアセトンを添加注入し、この
緩衝液の中にオートランプラーでサンプル溶液を混入し
ても良いものである。
は、サンプル溶液の中に、β−ジケトンまたはβ−ケト
エステル類であるアセチルアセトンを注入し、加熱後こ
れをオートサンプラーで緩衝液の中に混入したが、あら
かじめ、緩衝液にアセチルアセトンを添加注入し、この
緩衝液の中にオートランプラーでサンプル溶液を混入し
ても良いものである。
【0047】
【発明の効果】この発明は前記のようなので検体である
血中または尿中のデルタアミノレブリン酸類の微量定量
測定を精度良く行うことができ、しかも、従来のものと
比較して検出限界を小さくできるとともに、変動係数を
小さくして測定誤差を少なくできる。さらに、測定時間
を短くすることができるので1日の測定検体数を大幅に
多くすることができるので測定に要するランニングコス
トを低減することができる。
血中または尿中のデルタアミノレブリン酸類の微量定量
測定を精度良く行うことができ、しかも、従来のものと
比較して検出限界を小さくできるとともに、変動係数を
小さくして測定誤差を少なくできる。さらに、測定時間
を短くすることができるので1日の測定検体数を大幅に
多くすることができるので測定に要するランニングコス
トを低減することができる。
【図1】この発明によるデルタアミノレブリン酸類の微
量定量法を実施するための装置を示す図である。
量定量法を実施するための装置を示す図である。
【図2】この発明によるデルタアミノレブリン酸類の微
量定量法を説明するための図である。
量定量法を説明するための図である。
【図3】デルタアミノレブリン酸を用手法で発色させ測
定した時の吸収曲線を示す図である。
定した時の吸収曲線を示す図である。
【図4】デルタアミノレブリン酸を用手法で発色し測定
した時の560nmに於ける吸光度の経時変化を示す図
である。
した時の560nmに於ける吸光度の経時変化を示す図
である。
【図5】ブランクとして使用するポリフォビリノーゲン
の吸収曲線を示す図である。
の吸収曲線を示す図である。
【図6】ブランクとして使用するポリフォビリノーゲン
の発色後、560nmに於ける吸光度の経時変化を示す
図である。
の発色後、560nmに於ける吸光度の経時変化を示す
図である。
【図7】実施例−2で求められたデルタアミノレブリン
酸濃度と吸光度との関係を示す図である。
酸濃度と吸光度との関係を示す図である。
【図8】異なる濃度及び温度でのデルタアミノレブリン
酸とアセチルアセトンとの混合時間と吸光度との関係を
示す図である。
酸とアセチルアセトンとの混合時間と吸光度との関係を
示す図である。
【図9】デルタアミノレブリン酸−アセチルアセトン反
応、およびデルタアミノレブリン酸−アセト酢酸メチル
反応における混合時間と吸光度との関係を示す図であ
る。
応、およびデルタアミノレブリン酸−アセト酢酸メチル
反応における混合時間と吸光度との関係を示す図であ
る。
【図10】異なる濃度のデルタアミノレブリン酸の加熱
温度と吸光度との関係を示す図である。
温度と吸光度との関係を示す図である。
1……緩衝液 2、6……ポンプ 3……オートサンプラー 4……油浴またはアルミブロックの恒温槽 5……加熱縮合管 7……エールリッヒ試薬 8……発色管 9……混合ジョイント 10……検出器 11……バックプレッシャーチューブ 12……A/Dコンバータ 13……廃液タンク
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南崎光宏 神奈川県藤沢市辻堂新町4ー3ー1 エヌ オーケーイージーアンドジーオプトエレク トロニクス株式会社内 (72)発明者 手塚隆之 神奈川県藤沢市辻堂新町4ー3ー1 エヌ オーケーイージーアンドジーオプトエレク トロニクス株式会社内 (72)発明者 尾崎和行 神奈川県藤沢市辻堂新町4ー3ー1 エヌ オーケーイージーアンドジーオプトエレク トロニクス株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 デルタアミノレブリン酸などのα−アミ
ノケトン類、およびβ−ジケトンまたはβ−ケトエステ
ル類からなる熱縮合成績体(ピロール誘導体)と、エー
ルリッヒ試薬との発色色素による比色定量法をフローイ
ンジェクション分析法で行うことを特徴とするデルタア
ミノレブリン酸類の微量定量法。 - 【請求項2】 全血または部分血または尿である検体中
のデルタアミノレブリン酸などのα−アミノケトン類を
定量測定するデルタアミノレブリン酸類の微量定量法で
あって、ポンプ(2)で緩衝液(1)を連続的に送液
し、この送液された緩衝液(1)にオートサンプラー
(3)によって所定のタイミングでデルタアミノレブリ
ン酸などのα−アミノケトン類が含有され、かつ、あら
かじめβ−ジケトンまたはβ−ケトエステル類が添加さ
れた検体を注入し、この後、所定の温度となっている恒
温槽(4)内の加熱縮合管(5)で加熱縮合し、このも
のを混合ジョイント(9)で、他のポンプ(6)で送ら
れるエールリッヒ試薬(7)と混合したのち発色管
(8)で色素化合物に変換し、こののち、検出部(1
0)でデルタアミノレブリン酸類を検出するようにした
ことを特徴とするデルタアミノレブリン酸類の微量定量
法。 - 【請求項3】 前記β−ジケトンまたはβ−ケトエステ
ル類は、好ましくはアセチルアセトンである請求項2記
載のデルタアミノレブリン酸類の微量定量法。 - 【請求項4】 全血または部分血または尿である検体中
のデルタアミノレブリン酸などのα−アミノケトン類を
定量測定するデルタアミノレブリン酸類の微量定量法で
あって、ポンプ(2)で緩衝液(1)を連続的に送液
し、この送液された緩衝液(1)にオートサンプラー
(3)によって所定のタイミングでデルタアミノレブリ
ン酸などのα−アミノケトン類が含有され、かつ、あら
かじめβ−ジケトンまたはβ−ケトエステル類が添加さ
れた検体を注入し、この後、所定の温度となっている恒
温槽(4)内の加熱縮合管(5)で加熱縮合し、このも
のを混合ジョイント(9)で、他のポンプ(6)で送ら
れるエールリッヒ試薬(7)と混合したのち発色管
(8)で色素化合物に変換し、こののち、バックプレッ
シャーが作用されている検出部(10)でデルタアミノ
レブリン酸類を検出するようにしたことを特徴とするデ
ルタアミノレブリン酸類の微量定量法。 - 【請求項5】 前記恒温槽(4)の温度は室温から14
0℃またはそれ以上の温度、のぞましくは100℃〜1
40℃である請求項4記載のデルタアミノレブリン酸類
の微量定量法。 - 【請求項6】 あらかじめβ−ジケトンまたはβ−ケト
エステル類の添加の代り等量の蒸留水を添加した測定値
をブランクとして差し引いてデルタアミノレブリン酸値
とする測定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12223792A JPH06294797A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | デルタアミノレブリン酸類の微量定量法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12223792A JPH06294797A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | デルタアミノレブリン酸類の微量定量法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294797A true JPH06294797A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14830981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12223792A Pending JPH06294797A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | デルタアミノレブリン酸類の微量定量法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06294797A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005100300A1 (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-27 | Cosmo Oil Co., Ltd. | 5-アミノレブリン酸塩、その製造方法及びその用途 |
JP2005314360A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Cosmo Oil Co Ltd | 5−アミノレブリン酸スルホン酸塩及びその製造方法 |
JP2007196082A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Hitachi Ltd | マイクロリアクタ装置及びシステム |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP12223792A patent/JPH06294797A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005100300A1 (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-27 | Cosmo Oil Co., Ltd. | 5-アミノレブリン酸塩、その製造方法及びその用途 |
JP2005314360A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Cosmo Oil Co Ltd | 5−アミノレブリン酸スルホン酸塩及びその製造方法 |
JP4719483B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-07-06 | コスモ石油株式会社 | 5−アミノレブリン酸スルホン酸塩の製造方法 |
US8173839B2 (en) | 2004-03-30 | 2012-05-08 | Cosmo Oil Co., Ltd | 5-aminolevulinic acid salt, process for producing the same and use thereof |
KR101225462B1 (ko) * | 2004-03-30 | 2013-01-24 | 코스모세키유 가부시키가이샤 | 5-아미노레불린산염, 이의 제조방법 및 이의 용도 |
US8471061B2 (en) | 2004-03-30 | 2013-06-25 | Cosmo Oil Co., Ltd. | 5-aminolevulinic acid salt, process for producing the same and use thereof |
JP2007196082A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Hitachi Ltd | マイクロリアクタ装置及びシステム |
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