JPH06294725A - 切断刃の検査方法 - Google Patents

切断刃の検査方法

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JPH06294725A
JPH06294725A JP10760193A JP10760193A JPH06294725A JP H06294725 A JPH06294725 A JP H06294725A JP 10760193 A JP10760193 A JP 10760193A JP 10760193 A JP10760193 A JP 10760193A JP H06294725 A JPH06294725 A JP H06294725A
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JP
Japan
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cutting
cutting edge
image
edge
cutting blade
Prior art date
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Application number
JP10760193A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kurahashi
孝彰 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP10760193A priority Critical patent/JPH06294725A/ja
Publication of JPH06294725A publication Critical patent/JPH06294725A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転等している切断刃の磨耗程度を切断刃を
停止させることなくしかも所望の時に検査できる方法を
提供する。 【構成】 切断装置10に取り付けられて回転あるいは
直線往復運動等をする切断刃14の刃先16に光を照射
し、前記刃先16を刃先側に配置した撮像装置24で撮
影し、前記影像から刃先に対応する面積を影像処理装置
26により計算し、前記計算結果から刃先の磨耗程度を
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、切断装置に取り付け
られて回転あるいは直線往復運動等をする切断刃の刃先
状態を検査する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の物品の切断には、駆動装置により
回転あるいは直線往復運動等をする切断刃を取り付けた
切断装置が多用されている。たとえば、ブロック状のポ
リウレタンフォームの切断には、一方の側が鋭利な刃先
になった帯状金属刃を環形状にした、いわゆるバンドナ
イフを駆動装置により回転可能に取り付けた切断装置が
用いられている。
【0003】前記切断刃は、使用時間の経過とともに刃
先が磨耗し、切断不良を生じるようになるため、従来に
あっては、適宜作業者が刃先の磨耗程度を目視で検査
し、その検査結果により切断刃の研磨あるいは交換を行
うようにしている。
【0004】前記切断刃の検査は、切断効率を損なわな
いようにするため、切断刃を回転等させたまま検査する
のが好ましい。しかし、回転等している刃先の磨耗状態
を目視で正しく判断するのは容易ではなかった。
【0005】一方、検査毎に切断刃を停止させていたの
では切断作業が中断されて作業効率に劣る問題がある。
しかも、切断する物品の硬さにより刃先の磨耗速度が異
なるため、最適な検査時期を把握し難い。したがって、
折角切断刃を停止させて検査しても、まだ磨耗が進んで
いなくて検査が無駄になったり、あるいは、既に検査時
期が遅れて切断不良を生じていたりする等の問題があ
る。
【0006】さらに、いずれの場合にあっても、刃先の
磨耗状態の判断は作業者の経験および勘に頼るところが
多いため、研磨時期あるいは交換時期が早過ぎたり、逆
に遅れたりするのを避けられなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記の点に鑑み、回転等している切断刃を、停止させるこ
となくしかも所望の時に正しく判断できる検査方法を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、切断装置に
取り付けられて回転あるいは直線往復運動等をする切断
刃の刃先に光を照射し、前記刃先を刃先側に配置した撮
像装置で撮影し、前記影像から刃先に対応する面積を影
像処理装置により計算し、前記計算結果から刃先の磨耗
程度を判断することを特徴とする切断刃の検査方法に係
る。
【0009】
【作用】切断刃の刃先は磨耗により丸くなって次第に太
くなるため、その刃先を撮影した影像も、刃先が磨耗す
るにしたがい太いものになる。したがって、影像から刃
先に対応する面積を影像処理装置により計算して、その
計算結果を表示装置で読み取れば、容易に刃先の磨耗程
度が判断できる。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従い、この発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の検査方法の一例を示す概略平
面図、図2はその要部を示す概略斜視図、図3は表示装
置の一例を示す正面図、図4は影像の一例を示す図であ
る。
【0011】図1および図2に示した切断装置は、ポリ
ウレタンフォーム用のもので、機台12と、その上方に
配設された切断刃14とを有する。機台12は、切断刃
駆動装置(図示せず)等を支持するのみならず、ポリウ
レタンフォームF切断時の作業台とされるものである。
【0012】また切断刃14は、いわゆるバンドナイフ
と称されるもので、一方の側面が刃先16になった帯状
の金属刃が環状にされたものである。この切断刃14
は、機台12に取り付けられた駆動プーリ18および回
転プーリ20間に掛けられて、所定速度で回転するよう
にされている。
【0013】この切断装置にあっては、前記機台12上
面に配置したポリウレタンフォームFを、回転する切断
刃14の刃先16に向けて移動させることにより、ポリ
ウレタンフォームFの切断を行なう。
【0014】前記切断刃14の刃先16側には、光源2
2,22と、撮像装置24が配置されている。光源2
2,22は、撮像装置24により刃先16を撮影する際
に必要となる光量を確保するためのものであって、撮影
される刃先16部分を照明するようにして配置されてい
る。この光源22,22は、切断装置の配置場所の明る
さ、切断刃14の種類、切断刃14の速度、撮像装置2
4の種類等に応じて最適の明るさおよび数が選択され
る。この光源の例として、蛍光灯を高周波点灯させて照
明するタイプまたは電球を直流で点灯させて照明するタ
イプを挙げる。
【0015】撮像装置24は、刃先16を撮影するため
のものであって、前記光源22,22により照射された
刃先16に向けて配置されている。この撮像装置24と
しては、切断刃14の速度等により一次元カメラ、二次
元カメラ等が適宜選択使用される。すなわち、切断刃1
4の移動速度が低い場合には通常のビデオカメラに代表
される二次元カメラでも良いが、速度が速くなれば一次
元カメラが適する。なお、この撮像装置24、前記光源
22,22および刃先16は同一平面上に配置されるの
が好ましい。
【0016】前記撮像装置24には影像処理装置26が
接続されている。この影像処理装置26は、撮像装置2
4で撮影された刃先の影像に対して面積を計算する装置
である。面積の計算は、影像のドット数を計算すること
により行われる。
【0017】また、前記影像処理装置26には、表示装
置28が接続されている。表示装置28は、前記影像処
理装置26による計算結果を表示するためのものであ
る。この表示装置28としては、図3に示すように、モ
ニターテレビ30と、ランプ32と、ブザー34を有す
るものがある。モニターテレビ30は、影像そのもの、
あるいは影像処理後の画像または計算値等を示すための
ものである。ランプ32は、影像処理後の計算結果を、
段階的にランプで表示するためのものである。たとえ
ば、計算値が大になるにしたがいランプの点灯数が増加
したり、あるいは点灯ランプがAからEへ移動する等で
ある。それに対してブザー34は、前記計算結果を音で
知らせるためのものである。なお、ブザーに代えて音声
を発するものであってもよい。
【0018】もちろん表示装置28は、前記表示手段の
全てを保有する必要はなく、いずれか一つの表示手段を
有するものであってもよい。また、あらかじめ設定した
値と比較して刃先の磨耗状態を表示するようにしてもよ
い。
【0019】次に、この実施例における切断刃の検査方
法について説明する。なお、光源22,22は、商品
名:3Z4S−LT EML−203(オムロン株式会
社製)、撮像装置24は、二次元カメラとしてCCDシ
ャッタビデオカメラ、商品名:PJLG−60Z(オム
ロン株式会社製)、影像処理装置26は、商品名:F−
300(オムロン株式会社製)を用いた。
【0020】まず、所定速度で回転する切断刃14の刃
先16の所定位置を、光源22,22で照明する。そし
て、その照明された刃先16を撮像装置24で撮影す
る。このとき、撮像装置24を構成する二次元カメラの
走査線は、刃先16に対して垂直(上下)方向に走るよ
うにするのが好ましい。
【0021】ある1本の走査線において得られた影像
は、図4のような波形になる。この図において、波形の
幅aは刃先16の太さに対応するもので、刃先16が鋭
利な場合には図(イ)のように波形の幅が狭く、刃先1
6の磨耗が大の場合には図(ロ)のように波形の幅が広
くなる。この波形幅aの値をドット数で計算して影像処
理装置内のメモリに記憶する。さらに、事前に設定した
エリア(ウインドウまたは視野)内にある走査線すべて
についてドット数を積算し、その計算結果を影像の面積
値として得る。
【0022】なお、前記波形において波形幅aを計算す
る位置(明るさの強さ)は、適宜波形上の一定位置に設
定する。また、波形幅aの積算は、カメラ視野内の所望
の範囲に設定する。
【0023】前記の計算結果を、表示装置28に表示す
る。その際、モニター30には計算結果に基づく太さの
線を表示する。また、その線の面積(ドット数)を同時
に表示してもよい。あるいはランプ32で表示する場合
には、面積値に応じたランプを点灯させる。またブザー
34で表示する場合には、面積値が設定値以上になった
時に音を発するようにする。もちろん、それらを併用し
て表示してもよい。そして、前記表示結果より刃先16
の磨耗程度を判断し、刃先の研磨あるいは切断刃の交換
を行う。
【0024】前記説明のように、撮像装置24として二
次元カメラを用いた場合には、刃先16の太さに対応し
た直線影像(未処理影像)が刃先の影像として得られる
ため、そのまま表示装置28のモニター30に表示して
もよい。
【0025】また、切断刃14は、前記のように回転運
動するものに限られず、直線往復運動をするものであっ
てもよい。さらに、運動していない切断刃についても同
様の検査を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
方法によれば、動いている切断刃を停止させることな
く、必要な時に切断刃の刃先を検査することができるた
め、切断作業を妨げる恐れがない。しかも、影像処理に
よる計算結果から刃先の磨耗程度を判断できるため、従
来のような作業者の経験あるいは勘に頼る判断と異な
り、常に一定した判断を行うことができる。そのため、
切断刃の研磨時期あるいは交換時期を一定させることが
でき、安定した品質の切断品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の検査方法の一例を示す概略平面図で
ある。
【図2】同実施例の要部を示す概略斜視図である。
【図3】表示装置の一例を示す正面図である。
【図4】影像の一例を示す図である。
【符号の説明】
16 刃先 22 光源 24 撮像装置 26 影像処理装置 28 表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断装置に取り付けられて回転あるいは
    直線往復運動等をする切断刃の刃先に光を照射し、前記
    刃先を刃先側に配置した撮像装置で撮影し、前記影像か
    ら刃先に対応する面積を影像処理装置により計算し、前
    記計算結果から刃先の磨耗程度を判断することを特徴と
    する切断刃の検査方法。
JP10760193A 1993-04-09 1993-04-09 切断刃の検査方法 Pending JPH06294725A (ja)

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