JPH06294700A - 遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法 - Google Patents

遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法

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JPH06294700A
JPH06294700A JP5221476A JP22147693A JPH06294700A JP H06294700 A JPH06294700 A JP H06294700A JP 5221476 A JP5221476 A JP 5221476A JP 22147693 A JP22147693 A JP 22147693A JP H06294700 A JPH06294700 A JP H06294700A
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克己 小谷
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秀一 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場において簡易、迅速かつ容易に検知作業
を行なうことができるとともに、欠損箇所を精度良く特
定することのできる遮水シートの接合部の欠損箇所検知
方法を提供する。 【構成】 接合部13の延長方向に沿って、接合部13
を所定長覆って、遮水シート11の上面に気密性接着テ
ープ14を貼着するとともに、接合部13における遮水
シート11の端面には密閉通気空間15を形成する。さ
らに、この密閉通気空間15の両端部を気密シールする
とともに、一方の端部に耐圧ホース16を挿入し、真空
ポンプ17を用いて空気を吸引して密閉通気空間15を
負圧状態とする。そして、この負圧状態をしばらくの間
放置するとともに圧力の変化を観察し、負圧力の低下を
検出することにより欠損箇所の有無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遮水シートの接合部の
欠損箇所検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物や一般廃棄物を投棄する例え
ば埋立型の廃棄物処分場では、該処分場から漏出する汚
水が地下浸透し、環境汚染を引き起こすことを防止する
ために、処分場の底面に遮水工を実施することが義務付
けられている。かかる遮水工として、確実性、安全性、
施工性、経済性等の観点から、軟質の合成樹脂系あるい
はゴム系の遮水シートを敷設する方法が採用されてい
る。また、ゴルフ場のウォーターハザード、簡易貯水
池、溜池若しくはプール等の凹所に水を貯留する施設の
底面には、貯留水の漏出を防止すべく、廃棄物処分場と
同様に遮水シートが敷設される。さらに地中構造物等に
おいては、地下水等が構造物の内部に漏水するのを防止
すべく、構造物を覆って遮水シートが敷設される場合が
ある。
【0003】そして、これらの遮水シートは、広大な面
積を有する廃棄物処分場や貯水池等の貯留施設の底面或
いは構造物の周囲を一枚の遮水シートによって一度に覆
うことは施工上困難なため、複数に分割したものを、現
場において、溶着や接着剤を介した圧着等によりその端
部を接合一体化することにより、当該遮水シートによっ
て廃棄物処分場や貯留施設あるいは地下構造物等の全域
を覆うように敷設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
数に分割した遮水シートを現場において接合一体化する
方法は、接合不良を生じる場合があり、この接合不良に
よる欠損箇所から汚水や貯留水等が漏出する恐れがある
という問題があった。
【0005】また、かかる欠損箇所を検知すべく種々の
方法が提案されているが、これらの方法では、現場にお
いて簡易かつ迅速に欠損箇所を検知し特定することがで
きないという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、かかる従来の問題点
に着目してなされたもので、現場において簡易、迅速か
つ容易に検知作業を行なうことができるとともに、欠損
箇所を精度良く検知、特定することのできる遮水シート
の接合部の欠損箇所検知方法を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、敷設した
遮水シートの接合部における欠損箇所を検知するための
遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法であって、前記
接合部をこれの延長方向に所定長覆って前記遮水シート
の上面に気密性接着テープを貼着するとともに、前記接
合部における遮水シートの端面には該端面に沿って延長
する密閉通気空間を前記気密性接着テープにより形成
し、該密閉通気空間を吸引あるいは加圧し、該吸引ある
いは加圧後の前記密閉通気空間内の圧力の変動を検出す
ることにより、当該気密性接着テープによって覆われた
部分の接合部の欠損箇所の有無を検知することを特徴と
する遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法にある。
【0008】また、この発明の遮水シートの接合部の欠
損箇所検知方法は、前記接合部の欠損箇所が検知された
場合には、前記気密性接着テープによって接合部を覆う
長さを順次短くしつつ引き続き欠損箇所の有無を検知
し、当該欠損箇所の位置を特定することが好ましい。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1はこの発明にかかる遮水シートの接合
部の欠損箇所検知方法を採用しつつ底面全域に遮水シー
ト11を敷設した廃棄物処分場10の一例を示す略示断
面図である。すなわち、廃棄物処分場10は、例えば山
間部等における広大な敷地を凹状に掘削形成したもの
で、廃棄物Hが投入される凹部の底面には遮水シート1
1を敷設するとともに、その上方には保護マットとして
のサンドマット12を積層し、しかる後にこれらの上方
に廃棄物Hを投棄、埋め立てて行くものである。
【0010】遮水シート11は、例えば軟質の合成樹脂
あるいはゴム系のシート部材で製作されるものである
が、一枚ものとして広大な廃棄物処分場10の全底面領
域を一度に覆うことはできないため、作業現場におい
て、施工に適した所定の大きさの単位遮水シ−トを、図
2に示すように、例えば溶着や接着剤を介した圧着によ
り、その端部を重ね合わせ接合部13として互いて接合
し、廃棄物処分場10の底面を覆いうる大きさに一体化
される。
【0011】そして、この実施例の欠損箇所検知方法
は、この接合部13の欠損箇所を検知すべく使用され
る。すなわち、かかる検知方法を行なうには、図3に示
すように、まず接合部13の延長方向に沿って、接合部
13を所定長、例えば数m〜数10m程度覆って、遮水
シート11の上面に気密性接着テープ14を貼着する。
この気密性接着テープ14の貼着により、接合部13の
端面、すなわち上側に位置する遮水シート11の端面に
は、この遮水シート11の厚さにより、当該端面に沿っ
て延長する密閉通気空間15が形成される。さらに、こ
の密閉通気空間15の両端部を気密シールするととも
に、図4に示すように、一方の端部には、密閉通気空間
15の真空吸引あるいは空気の加圧注入を行なうための
耐圧ホース16を挿入する。なお、この耐圧ホース16
は、真空ポンプ17あるいはコンプレッサー18に連通
するとともに、その途中には圧力計19を取り付けたも
のである。なお、接合部13を覆って遮水シート11の
上面に貼設する前記気密性接着テープ14は、例えばそ
の下面全域に接着剤を有するものの他、遮水シート11
に直接接着される部分であるその下面側部にのみ接着剤
を有するものを使用することもできる。また、接合部1
3を覆って気密性接着テープ14を貼設する際に、接合
部13における遮水シート11の端面に、例えば有孔プ
ラスチック等からなる通気管を配設し、これを巻き込ん
で気密性接着テープ14を配設すれば、当該通気管によ
り前記密閉通気空間をより確実に形成保持することがで
きる。
【0012】これらの取付作業が終了したら、次に、真
空ポンプ17あるいはコンプレッサー18を用いて、密
閉通気空間15を負圧状態あるいは加圧状態にする。す
なわち、真空ポンプ17を用いる場合には密閉通気空間
15内の空気を吸引することにより、コンプレッサー1
8を用いる場合には密閉通気空間15内に空気を給送す
ることにより、それぞれの圧力状態にするとともに、こ
の状態でしばらくの間放置して、圧力計19により圧力
の変化を観察する。そして、負圧力あるいは加圧力の低
下が検出されることにより、前記気密性接着テープ14
によって覆われた接合部13の何れかの部分に欠損箇所
が存在することが判明する。
【0013】そして、圧力計19により負圧力あるいは
加圧力の低下が検出され場合には、前記気密性接着テー
プ14によって接合部13を覆う長さを順次短くしつ
つ、引き続き同様の検出作業を行なう。すなわち、前記
気密性接着テープ14及び耐圧ホース16は容易に取り
付け及び取り外しが可能なので、順次検出作業を行なう
領域を狭めつつ、圧力変化の有無を確認してゆくことに
より、最終的には、接合部13における欠損箇所が存在
する位置を精度良く特定することができる。
【0014】なお、上記実施例は、廃棄物処分場に遮水
シートを敷設する場合について記載したがこの発明はこ
れに限定されるものではなく、ゴルフ場のウォーターハ
ザード、簡易貯水池、溜池、プール等の凹所に水を貯留
する施設の底面に遮水シート敷設する場合や地下構造物
の周囲を覆って遮水シートを敷設する場合等にも適用す
ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法によれば、気密
性接着テープにより接合部を覆って遮水シートの端面に
形成した密閉通気空間を吸引あるいは加圧し、この密閉
通気空間の圧力状態の変動を検出するという簡易な構成
により、現場において、容易かつ迅速に欠損箇所の有無
を検知することができる。
【0016】また、気密性接着テープによって接合部を
覆う長さを順次短くしつつ引き続き欠損箇所の有無を確
認してゆくことにより、欠損箇所が存在する位置を精度
良く特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる遮水シートの接合部の欠損箇
所検知方法を用いて遮水シートを敷設した廃棄物処分場
の一例を示す略示断面図である。
【図2】遮水シートの敷設状況を示す要部拡大図であ
る。
【図3】この発明にかかる遮水シートの接合部の欠損箇
所検知方法の一実施例を示す断面図である。
【図4】図3をこれの上方から見た平面図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処分場 11 遮水シート 13 接合部 14 気密性接着テープ 15 密閉通気空間 16 耐圧ホース 17 真空ポンプ 18 コンプレッサー 19 圧力計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設した遮水シートの接合部における欠
    損箇所を検知するための遮水シートの接合部の欠損箇所
    検知方法であって、前記接合部をこれの延長方向に所定
    長覆って前記遮水シートの上面に気密性接着テープを貼
    着するとともに、前記接合部における遮水シートの端面
    には該端面に沿って延長する密閉通気空間を前記気密性
    接着テープにより形成し、該密閉通気空間を吸引あるい
    は加圧し、該吸引あるいは加圧後の前記密閉通気空間内
    の圧力の変動を検出することにより、当該気密性接着テ
    ープによって覆われた部分の接合部の欠損箇所の有無を
    検知することを特徴とする遮水シートの接合部の欠損箇
    所検知方法。
  2. 【請求項2】 前記接合部の欠損箇所が検知された場合
    には、前記気密性接着テープによって接合部を覆う長さ
    を順次短くしつつ引き続き欠損箇所の有無を検知し、当
    該欠損箇所の位置を特定することを特徴とする請求項1
    に記載の遮水シートの接合部の欠損箇所検知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008501892A (ja) * 2004-06-02 2008-01-24 ゴールデン・トライアングル・エンタープライジズ・ピーティーワイ・リミテッド 漏洩した六弗化硫黄ガスを捕集して閉じ込めるための装置及び方法
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