JPH0629468Y2 - ファンシュラウド装置 - Google Patents
ファンシュラウド装置Info
- Publication number
- JPH0629468Y2 JPH0629468Y2 JP1989001196U JP119689U JPH0629468Y2 JP H0629468 Y2 JPH0629468 Y2 JP H0629468Y2 JP 1989001196 U JP1989001196 U JP 1989001196U JP 119689 U JP119689 U JP 119689U JP H0629468 Y2 JPH0629468 Y2 JP H0629468Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- fan shroud
- shroud
- radiator
- seal member
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- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
ュラウド装置に関し、とくに組付性を向上させたファン
シュラウド装置に関する。
せるための手段として、ラジエータとファンとの間にフ
ァンシュラウドを介装させ、ラジエータを通過する空気
量を確保している。ファンシュラウド装置については従
来から種々の提案がなされており、たとえば、実開昭58
-9915号公報、実開昭58-9918号公報、実開昭59-19919号
公報、実開昭59-65925号公報、実公昭61-28021号公報等
が知られている。
されるラジエータシュラウドと、エンジン側に固定され
るファンシュラウドとを、ゴム等の弾性シール部材を介
して接続する構造が採用されている。これは接続個所を
1ケ所にして作業能率を高めるためと、両シュラウドの
位置ずれを吸収するためである。
は、とくに接合部分のシール性の確保であり、かつファ
ンの吸込みによるシール部材のずれ防止である。
向上させるための考慮が十分でないという問題があっ
た。すなわち、従来装置ではファンの吸込みによってシ
ール部材が内側にずれ込みシール部材がファンと干渉す
るという事態を防止するため、シュラウドの端部を外方
に曲げていた(たとえば実公昭61-28021号公報)。その
ため、組付時には、シール部を一且拡径させてシール部
材とシュラウドとの接合を行なわなければならないとい
う問題があった。これは、量産ラインにおける生産効率
に大きく影響する。
弾性シール部材の位置ずれを防止しつつ、組付性を向上
させることのできるファンシュラウド装置を提供するこ
とを目的とする。
ラジエータ側に固定される筒状のラジエータシュラウド
と、ファンの外周に位置しエンジン側に固定される筒状
のファンシュラウドとを、環状の弾性シール部材を介し
て接続するファンシュラウド装置において、前記ラジエ
ータシュラウドの端部に一方が自由端となる前記弾性シ
ール部材を固定し、前記ファンシュラウドの端部に、前
記弾性シール部材の自由端の内面が密着可能なシール面
と、先端にいくにしたがって半径方向内方に湾曲するガ
イド部とを形成したものから成る。
は、エンジン側のファンが回転すると、負圧によって弾
性シール部材の自由端の内面がファンシュラウドのシー
ル面に密着し、ファンによって吸込まれる空気のほとん
どがラジエータを介して流入される。そのため、ラジエ
ータの冷却効率は高く維持される。
って半径方向内方に湾曲するガイド部となっているの
で、環状の弾性シール部材を容易にファンシュラウドと
接続することができる。すなわち、ラジエータ側をエン
ジン側に押込むことによって、環状の弾性シール部材の
自由端は、ガイド部に沿ってシール面に導かれるので、
自由端を拡径する必要もなくなり、その組付性は著しく
高められる。
端が多少ファン側に位置ずれした場合でも、自由端はガ
イド部によって、それ以上の位置ずれが阻止されるた
め、弾性シール部材とファンとの干渉は確実に防止され
る。
施例を、図面を参照して説明する。
る。図中、1は車両に搭載されたエンジンを示してお
り、エンジン1の前方にはラジエータ2が位置してい
る。ラジエータ2には、金属製の筒状部材からなるラジ
エータシュラウド3の一方の端部3aが固定されてい
る。ラジエータシュラウド3は、エンジン1側に向って
斜め上方に延びており、その他端部3bは、エンジン1
の軸線Aに対して平行に延びている。
ムからなる環状の弾性シール部材4が締付け用のバンド
5によって固定されている。弾性シール部材4は、固定
部4bとシール部4aとから構成されている。固定部4
bには、周方向に延びるリブ4cが所定の間隔をおいて
形成されており、一方のリブ4cと他方のリブ4cとの
間に上記バンド5が位置するようになっている。シール
部4aは自由端となる部分であり、その先端部分4dは
半径方向外方に湾曲されている。このシール部4aの内
面4eは、後述するファンシュラウドと密着可能となっ
ている。
よって駆動されるファン7が位置している。ファン7の
外周には、筒状のファンシュラウド8が配設されてい
る。ファンシュラウド8は、複数の脚部9を介してエン
ジン1に固定されている。ファンシュラウド8は、シー
ル面8aを有する平坦部8bとガイド部8cとから構成
されている。平坦部8bは、ファン7の最外周部から所
定の間隔W1を隔てて配置される部分であり、ファン7
の前端部よりも若干ラジエータ2側に延びている。ガイ
ド部8cは、平坦部8bからさらにラジエータシュラウ
ド3の端部近傍まで延びており、先端にいくにしたがっ
て半径方向内方に湾曲している。
ファンシュラウド8のシール面8aとシール部4のシー
ル部4aとは互に対向するようになっており、両者の間
の隙間はW2に設定されている。この隙間W2は、たと
えば2mmに設定されており、前述のファン7とファンシ
ュラウド8との間隙よりも著しく小となっている。
の組付けについて説明する。ラジエータシュラウド3は
予めラジエータ2に固定されており、ファンシュラウド
8もエンジン1側に固定されている。弾性シール部材4
は、バンド5によってラジエータシュラウド3に固定さ
れた状態で、車両内に搬入される。ここで、弾性シール
部材4とファンシュラウド8との大まかな位置合せがな
される。
と、弾性シール部材4のシール部4aがファンシュラウ
ド8のガイド部8cに沿って導かれ、シール面8aが位
置する平坦部8bに至る。この場合、弾性シール部材4
の先端部分4dは半径方向外方に湾曲され、かつガイド
部8cは逆に半径方向内方に湾曲しているので、当初の
位置合せが非常に大まかであっても、弾性シール部材4
のシール部4aは確実にファンシュラウド8のシール面
8aに導かれる。
組付け時間の大幅な短縮が可能となる。
ファン7の前方の空気がラジエータ2を介して吸込ま
れ、エンジン1の後方に排出される。この状態では、ラ
ジエータシュラウド3の内側は負圧になるので、弾性シ
ール部材4のうちの自由端となるシール部4aがファン
シュラウド8のシール面8aと密着され、この部分を介
して外部から空気が侵入することは防止される。したが
って、ファン7によって吸引される空気のほとんどがラ
ジエータ2を介してファンシュラウド8内に流入するこ
とになり、ラジエータ2の冷却性能は高く維持される。
合でもシール部4aはファンシュラウド8のガイド部8
cによって確実に受止められるので、シール部4aがフ
ァンシュラウド8の内側に引ずり込まれることはなくな
り、弾性シール部材4とファン7との干渉は確実に防止
される。
で、ガイド部8cの近傍での乱流の発生を抑制すること
ができる。つまり、ガイド部8cの断面形状が円弧状に
なっているので、流路断面が緩やかに変化することにな
り、単にテーパ状に形成した場合に比べて、乱流の抑制
効果が高められる。そのため、通気抵抗を小さくするこ
とが可能となり、風量の低下を抑制することができる。
例が第1実施例と異なるところはファンシュラウドのガ
イド部の構成であり、その他の部分は第1実施例に準じ
るので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すこ
とにより準じる部分の説明を省略し、異なる部分につい
てのみ説明する。後述する他の実施例も同様とする。
は、流路手段としての複数の通気孔10が形成されてい
る。通気孔10の形状は四角形となっており、この通気孔
10は周方向に等間隔で配置されている。このように構成
された第2実施例においては、通気孔10を設けた分だけ
ラジエータ2側への開口面積が拡大され、接続部分の流
路抵抗を小さくすることが可能となる。
が、たとえば切欠き等によって構成してもよい。
では、ファンシュラウド8のガイド部8c側に、開口部
11を横断するロッド12が固定されている。これにより、
たとえばガイド部8cに流路手段を設けた場合でも、半
径方向の剛性を大きくすることができ、耐久性を向上さ
せることができる。なお、本実施例では、水平方向に延
びる1本のロッドのみが取付けた例を示しているが、複
数本設ける構成にすれば、さらに剛性アップがはかれ
る。
例では、弾性シール部材4の先端部分を半径方向外方に
湾曲させていたが、本実施例ではシール部4aの先端部
分4fは水平方向に延びファンシュラウド8のシール面
8aと平行になっている。第1実施例において先端部分
を湾曲させたのは、組付時の当初の位置決めを大まかに
するためであり、その必要性があまりない場合は、本実
施例のように自由端を直線状に形成したほうが全長を短
かくすることができ、成形が容易となる。
置によるときは、ラジエータシュラウドの端部に一方が
自由端となる弾性シールを固定し、ファンシュラウドの
端部に、弾性シール部材の自由端の内面が密着可能なシ
ール面と先端にいくにしたがって半径方向内方に湾曲す
るガイド部とを形成するようにしたので、ラジエータシ
ュラウドとファンシュラウドとの接続時には、ガイド部
によって弾性シール部材の自由端をシール面に容易に導
くことができ、従来装置に比べて組付性を大幅に向上さ
せることができる。
の自由端が負圧によってファン側に引きずり込まれるの
を阻止する機能を有するので、弾性シール部材とファン
との干渉を確実に防止することができる。
置の断面図、 第2図は第1図の部分拡大断面図、 第3図は第1図におけるファンシュラウドの斜視図、 第4図は本考案の第2実施例に係るファンシュラウド装
置におけるファンシュラウドの斜視図、 第5図は本考案の第3実施例に係るファンシュラウド装
置におけるファンシュラウドの斜視図、 第6図は本考案の第4実施例に係るファンシュラウド装
置における弾性シール部材の拡大断面図、である。 1……エンジン 2……ラジエータ 3……ラジエータシュラウド 4……弾性シール部材 4a……シール部(自由端) 7……ファン 8……ファンシュラウド 8a……シール面 8c……ガイド部 10……流路手段 12……ロッド
Claims (1)
- 【請求項1】ラジエータ側に固定される筒状のラジエー
タシュラウドと、ファンの外周に位置しエンジン側に固
定される筒状のファンシュラウドとを、環状の弾性シー
ル部材を介して接続するファンシュラウド装置におい
て、前記ラジエータシュラウドの端部に一方が自由端と
なる前記弾性シール部材を固定し、前記ファンシュラウ
ドの端部に、前記弾性シール部材の自由端の内面が密着
可能なシール面と、先端にいくにしたがって半径方向内
方に湾曲するガイド部とを形成したことを特徴とするフ
ァンシュラウド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989001196U JPH0629468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ファンシュラウド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989001196U JPH0629468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ファンシュラウド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294324U JPH0294324U (ja) | 1990-07-26 |
JPH0629468Y2 true JPH0629468Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31200876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989001196U Expired - Lifetime JPH0629468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ファンシュラウド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629468Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP1989001196U patent/JPH0629468Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0294324U (ja) | 1990-07-26 |
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