JPH06294624A - 微小変位量の測定方法及び装置 - Google Patents

微小変位量の測定方法及び装置

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JPH06294624A
JPH06294624A JP5083039A JP8303993A JPH06294624A JP H06294624 A JPH06294624 A JP H06294624A JP 5083039 A JP5083039 A JP 5083039A JP 8303993 A JP8303993 A JP 8303993A JP H06294624 A JPH06294624 A JP H06294624A
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JP
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interference fringe
measuring
light
fringe image
sensor
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JP5083039A
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Hiroyuki Suhara
浩之 須原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検面の面形状を測定するのに必要な、光軸
方向の微小変位量を正確に測定できる方法及び装置を提
供することを目的としている。 【構成】 同一光源1からの可干渉光を被検面15と基
準になる参照面14aとに照射する。前記被検波と参照
波との偏光をほぼ90°ずらすために参照面と被検面と
の間に光学異方性材料14を設ける。重畳された参照波
と被検波とはビームスプリッタ16で二つに分割され、
一方の光路に光学異方性材料19を入れて両光路間にn
π/2(nは自然数)の位相差を与える。偏光子17,
20を通ってセンサ18,21上にそれぞれ干渉縞像が
結像される。センサ18,21は、被検面の同一点から
の反射光を検出する。センサ18,21の出力の反転数
と反転タイミングのずれとから、微小変位の方向と量と
を算出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームを用いて
被検面の面形状や微小な変位量を測定する方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビーム等の可干渉光を利用して干
渉縞を作り、トロイダル面の面形状や面制度を波長以下
の高精度で測定できる技術として、本発明の出願人は、
先願の特開平4−127007号や特開平4−2696
09号で、トロイダル面を測定する技術を開示してい
る。
【0003】図13(a) は、前記特開平4−26960
9号に記載の装置で、同図において、1は光源で、可干
渉性の高いガスレーザ又は半導体レーザ等が使用され
る。2,5はビームエクスパンダで、光源1からの狭い
光束を適当な大きさに拡げるためのものである。3は空
間フィルタで、ゴースト光や反射光等の不要な光をカッ
トする。4は光アイソレータでビームスプリッタ4a、
λ/4板4b及び反射面4cを有する。
【0004】ビームエクスパンダ2,5で拡大された光
束は、対物レンズ6を経て、被検体7の被検面7aに達
する。被検面7aは樽型トロイダル面で、この面は頂点
で直交する曲率半径の相違する主径線のうち、一方の主
経線ABを回転軸12の回りに回転して形成したもので
ある。
【0005】対物レンズ6の最終面は、半透鏡としての
参照面6aとなっており、その曲率中心は、回転軸12
上に一致する位置に配置される。また、この参照面6a
は又は被検面7aは、x軸回りの回動や、y軸方向への
微小な移動が可能な状態に配置される。
【0006】そして、この参照面6aで対物レンズ6に
入射する光の一部が反射され、残りが透過して被検面7
aに達し、ここで反射される。
【0007】8は被検体7を固定して回転軸12に沿っ
て移動させる併進台で、図示しないDCサーボモータ
や、ステッピングモータ等によって駆動され、被検面7
aであるトロイダル面上を走査可能である。
【0008】参照面6a及び被検面7aで反射された可
干渉光は、来た光路を戻り重畳され、参照面6aの球面
とトロイダル面とがほぼ平行と見なせるG主経線に平行
なスリット条の測定部分ないし測定断面について干渉を
起こし、光アイソレータ4の反射面4cで反射され、収
束レンズ9によって図13(b) に示すように、干渉縞像
11をセンサ10上に結像する。
【0009】センサ10に例えばCCDリニアセンサを
使用し、FFT処理をすれば、一測定断面についての面
精度を測定できる。併進台8を回転軸12に沿って走査
し、各測定断面について同様の測定をすれば、被検面7
a全体について面形状及び面精度の測定ができることに
なる。上記のFFT処理や面全体の測定については、前
述した特開平4−127007号に記載されている。ま
た、上記の装置によりドーナツ型等の他のトロイダル面
を含む回転面、平面、球面等の測定も可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の測定装
置では、併進台8の走査に伴って被測定断面が光軸方向
に変位するが、被検面の面精度や面形状を測定する場
合、この光軸方向の変位量の正確な測定が困難であっ
た。本発明は、上記の問題の解決を図ったもので、光軸
方向の微小変位量を正確に測定できる方法及び装置を提
供することを目的としている。本発明の別の目的は、微
小変位量と合わせて、被検面が光軸上を遠ざかるのか、
近づくのかを判断できる測長器を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の方法は、同一光源からの可干渉光を被検面
と基準になる参照面とに照射し、これらから反射される
光束を重畳して干渉縞像を作り、該干渉縞像の一点を観
測点として参照面と被検面との距離を連続的に移動して
該観測点を通過する干渉縞の縞本数をカウントして参照
面と被検面との間の距離の変位量を測定する方法におい
て、前記重畳された光束を二つに分割し、一方の光束は
直接、他方の光束は別の光学異方性材料を通過させるこ
とにより両光束間にnπ/2(nは自然数)の位相差を
設け、それぞれの光束の偏光方向を偏光子により揃えて
干渉させて二つの干渉縞像を結像させ、被検面の同一点
に対応する上記二つの干渉縞像の観測点におかれたセン
サから、干渉縞の強度信号を取り出し、該強度信号の反
転数から被検面の光軸方向の変位量を算出する構成を特
徴としている。
【0012】また、本発明の装置は、同一光源からの可
干渉光性の偏光を被検面と基準になる参照面とに照射
し、これら両面から反射される光束を重畳して干渉縞像
を作る装置と、重畳された光束を二つに分割するビーム
スプリッタと、該二つの光束間にnπ/2(nは自然
数)の位相差を与えるための光学異方性材料と、被検面
の同一点からの反射光を検出するために、前記二つの光
路における各干渉縞像の結像面に設けられたセンサとか
らなる構成を特徴としている。
【0013】また、これらの方法及び装置において、参
照面と被検面との間に光学異方性材料を設けて被検波の
偏光と参照波の偏光とを交差させる構成としてもよい。
【0014】
【作用】同一の光源から射出される可干渉光は、一部が
参照面で反射されて参照波となり、残りが光学異方性材
料を通過した後被検面で反射されて被検波となる。光束
は、前記光学異方性材料の作用により、偏光面が90°
ずれた偏光となって重畳される。この重畳された光束
を、ビームスプリッタ等により二つに分け、一方の光束
は、偏光子を通過することによって偏光面が一致するの
で干渉を起こし、干渉縞像を結像する。他方の光束は、
前記とは別の光学異方性材料を通過して前記一方の光束
とnπ/2の位相差をつけられた後、偏光子で偏光面を
一致させられて干渉縞像を結像する。これら二つの干渉
縞像は、同一の被検面について形成されるもので、かつ
nπ/2の位相差がつけられたものである。したがっ
て、二つの干渉縞像において、被検面の同一点に対応す
る観測点におかれたセンサから、干渉縞の強度信号を取
り出し、これによるリサージュ波形を描けば、その回転
方向から微小変位の方向を知ることができ、リサージュ
波形の回転数から変位量を算出することができる。
【0015】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の測定装置の構成を示す図で、コ
モンパス率が高く、外乱の影響を受けにくいフィゾーの
干渉計を基本とした構成となっている。同図に示す光源
1は、直線偏光を射出する。13はビームスプリッタ
で、そのハーフミラー13aを透過した光束は、λ/4
板14に達する。λ/4板14の光源側の面は、参照面
14aとなっており、ここで入射光の一部を参照波とし
て反射し、他を透過する。λ/4板14を透過した光束
は、円偏光となって鏡面となった被検面15に達し反射
されて被検波となる。被検波は再びλ/4板14を通過
するが、結局偏光面が90°ずれ、参照波と直交する直
線偏光となって重なり合う。
【0016】重畳された参照光と被検光は、ハーフミラ
ー13aに戻って、その一部がビームスプリッタ16に
向けて反射され、その反射面16aで図の左方と下方に
向かう二つの光束に分割される。
【0017】左方に向かう光束は、偏光子17を通過す
ることにより、参照波と被検波の偏光面を一致させて干
渉を起こし、第1センサ18上に干渉縞像を結像する。
【0018】下方に向かう光束は、λ/4板19を通過
し、偏光子20を経て第2センサ21上に干渉縞像を結
像する。
【0019】第1と第2センサ18,21上に結像した
干渉縞像は、共に同一の被検面15についてのものであ
るが、第2センサ21に至る光路内にλ/4板19が入
っているので、90°位相のずれた干渉縞となる。つま
り、第1センサ18に結像した干渉縞像11が図2の左
に示す状態とすれば、第2センサ21に結像する干渉縞
像11′は、図2の右に示す状態となり干渉縞が半分ず
れている。このとき、センサ18,21は、被検面15
の同一点からの面情報を受けるように配置されている。
ただし、この干渉縞像のずれは、90°=π/2に限ら
れず、一般にnを自然数としてnπ/2の差ができれば
良い。
【0020】被検面15が光軸方向に変位すると、二つ
の干渉縞像11,11′は、図2に示す矢符号方向のい
ずれかの方向に同時に流れる。これによってセンサ1
8,21が受光する光量が周期的に変化するので、その
出力も変化する。
【0021】図3は、センサの出力から被検面の移動量
を算出する装置の構成を示すもので、この方法は、セン
サ18,21の出力からリサージュ波形を得て、その回
転数をカウントする方法であり、図4と合わせて以下に
説明する。図4(a) ,(b) は、センサ18,21の出力
を増幅器22-1,22-2で増幅した出力をグラフにした
もので、正弦波形を描いている。
【0022】各正弦波を方形波変換回路23-1,23-2
に入力し、正弦波の上下中心を通り時間軸に平行な点線
をスレッシュレベルとして図4(a) は(c) のような方形
波にまた、図4(b) は(d) のような方形波にそれぞれ変
換する。2信号のアップパルス、ダウンパルス及び発生
タイミングのずれよりパルスカウント回路24で縞の移
動方向と移動本数を検知して、次の被検面移動量算出装
置25で光軸方向の変位量と変位方向とを算出する。
【0023】図5は、本発明の装置をトロイダル面の測
定装置に適用した実施例を示す。光源1からの可干渉光
は、ビームエクスパンダ2で拡大され、空間フィルタ3
でゴースト光や反射光等の不要な光をカットされ、ビー
ムスプリッタ11のハーフミラー11aを透過してビー
ムエクスパンダ5で再び拡大され、対物レンズ6を透過
して被検面7aに達する。被検面7aは従来例で説明し
たのと同じ樽型トロイダル面である。
【0024】対物レンズ6に入射した光は、参照面6a
で一部が反射され、残りが透過してλ/4板26を透過
して被検面7aを照射し、反射される。
【0025】参照面6a及び被検面7aで反射された可
干渉光は、直交する直線偏光となって重畳され、結像レ
ンズ9を通過し、図1の実施例と同様にして、二つのセ
ンサ18,21上にnπ/2位相のずれた干渉縞像を結
像する。
【0026】この構成では、被検面7aを回転軸12に
沿って併進台8で走査すると、干渉縞像が一定の場所に
結像せず、走査に伴って結像面内を移動する。したがっ
て、センサ18,21を干渉縞像の移動に追従させるこ
とになる。
【0027】図6は、本発明における他の実施例の要部
構成を示す図である。図5におけるビームスプリッタ2
4の部分を二つのビームスプリッタ16,16′とし、
分割された光線が平行になるようにし、センサ18,2
1を同一の支持部材30に固定した構成としている。被
検面の走査に伴い、干渉縞像を結像する光線が実線から
点線の位置に移動するが、支持部材30を矢印の方向に
移動して両方のセンサ18,21を追従させることがで
きる。このような構成にすれば、偏光子も17の一つで
良くなり、構成が簡単になる。
【0028】図7は、センサ18,21を一つのリニア
センサ31に代えた実施例である。リニアセンサ31
は、図2に示すセンサ18,21を結ぶ線上に干渉縞像
11,11′と直交するように配置する。リニアセンサ
を使用した構成にすれば、干渉縞像が実線から点線に移
動しても、センサを動かして干渉縞像に追従させる必要
がない。リニアセンサとしては、CCDリニアセンサ
や、フォトダイオードアレイを使用することができる。
【0029】図8は、図7においてCCDリニアセンサ
を使用した場合の変位量を算出する装置の構成を示す図
である。このリニアセンサ31は、各々の画素で発生し
た信号電荷を並列に出力する。そのため、サンプルホー
ルド回路32-1, 32-2を用いて、被検面15の同一点
からの面情報を取り出すことにより、二信号を検出する
ことが可能である。そして、これらの出力を方形波変換
回路23-1, 23-2に入力すれば、その後は、図3の実
施例と同様に処理できる。
【0030】一方、積分回路34で各画素の出力を積算
し、サンプルホールド回路35で一旦ホールドし、平均
強度計算回路36に入力して平均強度を算出することが
できる。こうして求めた平均強度をスレッシュレベルと
して、方形波に変化することができる。
【0031】図9は、センサとしてフォトダイオードア
レイ37を使用した実施例を示す。干渉縞像11,1
1′に対するフォトダイオードアレイ37の配置は、図
8の場合と同様であるから省略する。図の実施例では、
センサ18と21のそれぞれに三つづつの素子を対応さ
せ、これら三つのスイッチの何れかをオンにすることに
よって、干渉縞像の移動を追従する構成となっている。
増幅回路22-1, 22-2から被検面移動量算出装置25
までは、図3の実施例と同様である。
【0032】積分回路34,はラインセンサの素子全部
の出力を積分し、平均強度計算回路36で平均の出力を
算出し、この値をスレッシュレベルとするものである。
【0033】図10は、光学異方性材料41にビームス
プリッタの役目を兼用させた実施例である。光学異方性
材料41としてλ/8板を使用し、この表面と裏面とで
反射させることにより、ビームスプリッタ16からくる
光束を二つに分割する。裏面で反射された光はλ/8板
を往復するので、λ/4板を通過したのと同じになる。
ラインセンサ31以降は、図7の実施例と同様である。
また、遮光部材42にアパーチャ42aを穿設したもの
を設ければ、迷光を防止することができる。干渉縞像が
実線から点線で示すように移動すれば、遮光部材42を
矢符号のように動かして追従させる。
【0034】図11は、図1と同じ構成であるが、ビー
ムスプリッタ4と16の間にズームレンズ43を設け、
ビームスプリッタ14からセンサ16,19までを全て
一体の移動台44上に設けたものである。移動台44を
矢符号の方向に移動することにより、センサ18,21
を干渉縞像に追従させることができる。またズームレン
ズにより干渉縞像の大きさを自在に変えることができ
る。
【0035】図12は、図11とほぼ同じ構造である
が、偏光子17,20とセンサ18,21との間に、集
光レンズ45,46を挿入して集光効率を高め、光量の
蓄積時間を短くして、高速な測定ができるようにしてい
る。また、遮光部材42にアパーチャ42aを穿設した
ものをズームレンズ43とビームスプリッタ24との間
に設けて、ここで実線の矢印で示す迷光をカットしてい
る。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
被検面の一点からの反射光を二つに分けて測定している
ために、被検面のセッティングずれや面粗さの影響を受
けずに済み、高精度で微小変位の測定ができる。また、
分割した二つの干渉縞像に設けられた二つのセンサの出
力変化のタイミングを調べることにより、変位の方向を
知ることができる。
【0037】また、アパーチャを用いる構成とすれば、
不用な光をカットでき、S/N比の向上を図ることがで
きる。干渉縞像の移動に追従する構成とすれば、被検面
の走査により干渉縞像が移動する場合でも、測定するこ
とができ、多様な種類の被検面の面形状を測定できる。
【0038】ラインセンサを使用する構成とすれば、干
渉縞像の移動に追従するための駆動部を設ける必要がな
くなり、簡単な構成となる。ビームを集光させるレンズ
を使用すれば、光量の蓄積時間が短くでき、高速測定が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定方法を実施する装置の構成を示す
図である。
【図2】二つのセンサ上に結像する干渉縞像を示す図で
ある。
【図3】センサの出力変化から被検面の移動量を算出す
る装置の構成を示す図である。
【図4】(a) ,(b) はセンサの出力変化を示す図、(c)
,(d) は正弦波から方形波に変換した状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例で、被検面が樽形トロイダ
ル面等の回転面である場合に適した装置の構成を示す図
である。
【図6】本発明の他の実施例で、センサが同一の支持部
材に設けられた実施例の図である。
【図7】本発明の他の実施例で、センサが一の支持部材
に設けられたラインセンサである実施例の図である。
【図8】センサがCCDラインセンサである場合のブロ
ック図である。
【図9】センサがフォトダイオードアレイによるライン
センサである場合のブロック図である。
【図10】光学異方性材料とビームスプリッタとが同一
部材からなる実施例の要部を示す図である。
【図11】ビームスプリッタからセンサまでを一つの移
動台に設け、干渉縞像の移動に追従して移動台を動かす
実施例の要部を示す図である。
【図12】図11と同様の実施例で、集光レンズとアパ
ーチャを設けた実施例の図である。
【図13】(a) は、従来の測長器の構成を示す図で、
(b) はスクリーン上に干渉縞像が結像した状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 光源 6a,14a 参照面 7a,15 被検面 8 併進台 16 ビームスプリッタ 18,21 センサ 19 光学異方性材料 31,37 ラインセンサ 41 光学異方性材料(ビームスプリッタを兼
ねたもの) 42a アパーチャ 44 移動台 45,46 集光レンズ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一光源からの可干渉光を被検面と基準
    になる参照面とに照射し、これらから反射される光束を
    重畳して干渉縞像を作り、該干渉縞像の一点を観測点と
    して参照面と被検面との距離を連続的に移動して該観測
    点を通過する干渉縞の縞本数をカウントして参照面と被
    検面との間の距離の変位量を測定する方法において、 前記重畳された光束を二つに分割し、 一方の光束は直接、他方の光束は別の光学異方性材料を
    通過させることにより両光束間にnπ/2(nは自然
    数)の位相差を設け、 それぞれの光束の偏光方向を偏光子で揃えて干渉させて
    二つの干渉縞像を結像させ、 被検面の同一点に対応する上記二つの干渉縞像の観測点
    におかれたセンサから、干渉縞の強度信号を取り出し、 該強度信号の反転数から被検面の光軸方向の変位量を算
    出することを特徴とする微小変位量の測定方法。
  2. 【請求項2】 前記参照面と被検面との間に光学異方性
    材料を設けて被検波の偏光と参照波の偏光とを交差させ
    ることを特徴とする請求項1記載の微小変位量の測定方
    法。
  3. 【請求項3】 前記各センサ出力の反転タイミングのず
    れから被検面の光軸方向の変位方向を併せて求めること
    を特徴とする請求項1又は2記載の微小変位量の測定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記干渉縞像を被検面の一測定断面に対
    応した干渉縞として結像させ、被検面を前記測定断面と
    交差する方向に走査して被検面全体を測定することを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の微小変位量
    の測定方法。
  5. 【請求項5】 干渉縞像が結像面内で移動するのに伴
    い、前記アパーチャ及び/又はセンサを干渉縞像に追従
    させることを特徴とする請求項1又は4記載の微小変位
    量の測定方法。
  6. 【請求項6】 同一光源からの可干渉光性の偏光を被検
    面と基準になる参照面とに照射し、これら両面から反射
    される光束を重畳して干渉縞像を作る装置と、 重畳された光束を二つに分割するビームスプリッタと、 該二つの光束間にnπ/2(nは自然数)の位相差を与
    えるための光学異方性材料と、 被検面の同一点からの反射光を検出するために、前記二
    つの光路における各干渉縞像の結像面に設けられたセン
    サとからなることを特徴とする微小変位量の測定装置。
  7. 【請求項7】 前記被検波と参照波との偏光をほぼ90
    °ずらすために参照面と被検面との間に光学異方性材料
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の微小変位量の
    測定装置。
  8. 【請求項8】 前記被検面を移動自在に支持する併進台
    を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の微小変
    位量の測定装置。
  9. 【請求項9】 前記二つのセンサが干渉縞像の移動に追
    従可能なことを特徴とする請求項6又は7記載の微小変
    位量の測定装置。
  10. 【請求項10】 前記干渉縞像を結像する光路内にアパ
    ーチャを設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の
    微小変位量の測定装置。
  11. 【請求項11】 前記センサにラインセンサ又はエリア
    センサを使用したことを特徴とする請求項6又は7記載
    の微小変位量の測定方法。
  12. 【請求項12】 前記光学異方性材料が表面と裏面の双
    方で反射して光束を二つに分割してビームスプリッタを
    兼ねることを特徴とする請求項6又は7記載の微小変位
    量の測定装置。
  13. 【請求項13】 前記二つのセンサを単一の支持部材に
    設け、干渉縞像の移動に伴い二つのセンサが同時に干渉
    縞像に追従できることを特徴とする請求項9記載の微小
    変位量の測定装置。
  14. 【請求項14】 干渉縞像の結像光路内に集光レンズを
    設けたことを特徴とする請求項6記載の微小変位量の測
    定装置。
JP5083039A 1993-04-09 1993-04-09 微小変位量の測定方法及び装置 Withdrawn JPH06294624A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007046938A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mitsutoyo Corp 干渉計

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