JP2005062012A - 耐振動型干渉計装置 - Google Patents

耐振動型干渉計装置 Download PDF

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    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry

Abstract

【目的】低可干渉光源から射出された光束を2光束に分岐し、該2光束を基準面および被検面をそれぞれ反射経由させた後に1光束に再合波して照射光束とすることにより、基準面と被検面の相対的位置関係が変化しても干渉縞の測定中の変化を光学的に抑制することができるようにする。
【構成】低可干渉光源1から射出された光束を2光束に分岐するハーフミラー4と、基準板16と一体的に保持された副基準板6と、被検体17と一体的に保持された副被検体8とを設ける。ハーフミラー4で分岐された第1の光束は、ミラー5で反射されて副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射されて同一光路を戻りハーフミラー4を透過する。第2の光束は、副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、ハーフミラー4において第1の光束と合波されて照射光束とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)、スーパー・ルミネッセント・ダイオード(SLD)、ハロゲンランプ等の可干渉距離の短い光源を使用して各種被検体の表面形状等を干渉計測するために、光源から射出された光束を2光束に分岐し、この2光束の一方を他方に対して所定の光学光路長分迂回させた後に再び合波して照明光束とする干渉計に関し、特に干渉計の基準面と被検面の相対移動による干渉測定への影響を低減した耐振動型干渉計に関するものである。
従来、レーザ光源等の可干渉距離の長い光源を搭載したフィゾー型干渉計は、基準面と被検面との間に使用光源の可干渉距離に応じた間隔を空けることが可能となり、ワークスペースが十分にとれるため、使い易い干渉計として広く用いられている。
しかし、一般的にはレーザ光源は高価でありサイズも大きいことから、干渉計装置の高価格化と大型化が避けられないものとなっている。
また、平行平面ガラスのように被検面と略平行な非被検面(被検体における被検面とは反対側の面)を有する被検体を測定解析する場合、使用光源の可干渉距離が長いために、基準面と被検面からの光干渉とともに、基準面と非被検面および被検面と非被検面からの光干渉が各々生じてしまう。このため、通常、基準面と被検面からの光干渉によって生じる干渉縞以外の干渉縞はノイズとなり、被検面の形状を高精度で測定することが困難になってしまう。
このようなフィゾー型干渉計における問題点を解決する技術として、本願出願人は、下記特許文献1に記載されているようなパスマッチ経路型干渉計装置を既に開示している。このパスマッチ経路型干渉計装置によれば、光源から射出された光束を2光束に分岐し、この2光束を光学光路長が互いに異なる2つの光路を別々に経由させた後に再び合波するとともに、光学光路長が短い方の光路を経た光束の被検面からの反射光の光学光路長と、光学光路長が長い方の光路を経た光束の基準面からの反射光の光学光路長との光学光路長差が、光源の可干渉距離以内となるようにして2つの反射光を光干渉させているため、可干渉距離が短い光源を用いても2つの光路の光学光路長の設定の仕方により基準面と被検面の間に十分なワークスペースをとることができ使い勝手を損なうことがなく、干渉計装置の低価格化および小型化が達成できる。
また、光源から射出される光束の可干渉距離を所定長未満に設定することで、光学光路長が短い方の光路を経た光束の被検面からの反射光と、光学光路長が長い方の光路を経た光束の基準面からの反射光による場合以外は光干渉が生じないようにできるため、極めて簡易な構成でノイズのない明瞭な干渉縞画像を得ることが可能となる。
特開平9−21606号公報
ところで、干渉計装置を用いた被検面の形状計測は、干渉計装置の持つ基準面に対する保持装置に保持された被検面の比較測定を行なっているのが一般的である。基準面からの反射光波面と被検面からの反射光波面を合波し、2つの波面間の位相差に起因して発生する干渉縞から基準面に対する被検面の形状の測定・解析を行なっている。
換言すると、測定中に比較測定を行なう基準面と被検面との相対的位置関係が固定されていないと、前記した2つの波面間の位相差が変化してしまい、それに従って干渉縞が変化し精密な形状計測が行なえないことになる。特に、光源に極めて可干渉距離の短い光源、例えばハロゲンランプ(可干渉距離が1μm)を使用したような場合には、基準面と被検面との間の相対距離がわずかに(ハロゲンランプの場合は0.5μm)変わっても可干渉距離の範囲から外れてしまい干渉縞が発生しなくなってしまう。
そこで、従来は、干渉計本体、干渉計本体と基準面の保持手段、被検面の保持装置を各々堅牢に構成し、なおかつ基準面を保持した干渉計装置と被検面の保持装置を堅牢な構成で一体化して、基準面と被検面との測定中の相対位置変化を抑え、その上で、基準面と被検面との相対位置関係を保持している各要素に相対位置関係を変化させる振動による外力が加わらないように、高性能な防振装置に測定系一式を搭載することが一般的である。
しかしながら、例えば、工作機械で金属ミラーを加工する際、加工途中で加工面を干渉測定するようなインプロセス(オンマシン)計測においては防振装置を使用することはできない。
また、実際の干渉測定をするためには基準面と被検面を所定の位置に整列させる各種の移動装置や微調整機構が必要となり、これらを防振装置なしでも安定して測定ができるほど堅牢な構成とすることは難しい。
また、測定周囲の温度変化による測定系の熱変化は避けられない。特に大型な測定系においては、使用材料の熱膨張係数の影響が大きくなってしまう。
このため、上述したような基準面と被検面の相対位置関係保持対策を行なっても、相対位置関係を完全に維持することは非常に難しいことであった。そこで、基準面からの反射光波面と被検面からの反射光波面との光干渉により生じる干渉縞の測定中の変化を、より簡便な構成で抑制可能な干渉計装置が待望されていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、干渉計本体と基準面の保持手段および基準面を保持した干渉計装置と被検面の保持装置等を機械的に堅牢とするのではなく、基準面と被検面の相対的位置関係が変化しても基準面からの反射光波面と被検面からの反射光波面の光干渉により生じる干渉縞の測定中の変化を光学的に抑制することが可能な耐振動型干渉計装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の耐振動型干渉計装置は、光源から射出された光束を光束分岐手段により2光束に分岐し、該2光束の一方を他方に対して所定の光学光路長分迂回させた後に1光束に再合波して照射光束となし、該照射光束の基準面からの反射光束と、前記基準面を透過して被検面で反射された光束との光干渉により生じる干渉縞を得る光波干渉計装置において、
前記光源は、該光源から射出される前記光束が前記基準面と前記被検面間の光学距離の2倍よりも短い可干渉距離を有する低可干渉光源、または前記干渉縞の像を撮像素子で取り込んだ際に前記低可干渉光源が有する可干渉距離と等価の可干渉距離となるように調整された波長変調光源であり、
前記照射光束は、前記2光束のうち第1の光束は前記基準面または該基準面と相対位置関係が変化しないように保持された副基準面を反射経由させ、第2の光束は前記被検面または該被検面と相対位置関係が変化しないように保持され該被検面と同一方向を向く副被検面を反射経由させた後に、前記第1および第2の光束のそれぞれの軸が互いに略一致するように前記1光束に再合波したものであり、
前記所定の光学光路長は、前記基準面と前記被検面との相互間光学距離の2倍に対して、前記光源から射出される前記光束の前記可干渉距離の範囲内で一致するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明において、前記光束分岐手段が前記基準面または前記副基準面であり、該基準面または該副基準面での反射光束を前記第1の光束とし、該基準面または該副基準面を透過して前記被検面または前記副被検面で反射され前記基準面または前記副基準面を透過する光束を前記第2の光束とし、これら第1および第2の光束を前記基準面または前記副基準面で前記1光束に再合波して前記照射光束とするように構成することができる。
あるいは、前記光束分岐手段がビームスプリッタであり、該ビームスプリッタで分岐された前記2光束の一方を前記基準面または前記副基準面に照射して反射された光束を前記第1の光束とし、前記2光束の他方を前記被検面または前記副被検面に照射して反射された光束を前記第2の光束とし、これら第1および第2の光束を前記ビームスプリッタで前記1光束に再合波して前記照射光束とするように構成してもよい。
また、前記基準面の前記照射光束の入射側に前記光源から射出された前記光束を反射する反射面を配し、該反射面を経由して前記光束を前記基準面と前記被検面に略垂直に照射し、該基準面で反射された前記第1の光束と該基準面を透過して前記被検面で反射された前記第2の光束を該基準面位置で合波して前記照射光束とするようにしてもよい。
また、前記副基準面は前記基準面と略同一の平面内に配置されている、および/または前記副被検面は前記被検面と略同一の平面内に配置されているものとすることができる。
また、前記副基準面および/または前記副被検面は、該副基準面および/または該副被検面を入射光束の軸に沿った方向に移動可能な光学光路長調整手段と、前記入射光束の軸に対する反射光束の軸の傾斜を調整可能な光軸調整手段とを備えているものとすることができる。
また、前記副基準面または前記副被検面が圧電素子により移動可能なようにすることができる。
また、前記所定の光学光路長が、前記基準面と前記被検面との前記相互間光学距離の2倍と略一致しているようにすることができる。
また、前記2光束のうち少なくとも一方に光量可変手段を備えてもよい。
また、前記光源から射出される前記光束は、所定の振動面を持つ直線偏光、または所定の偏光素子を透過することにより所定の振動面を持つ直線偏光とされたものとすることができる。
本発明において、前記被検面を持つ被検体が透明薄板であり、前記光源から射出される前記光束の前記可干渉距離が前記透明薄板の厚みの光学距離の2倍よりも短く設定されているようにすることができる。
あるいは、前記被検面が基準反射ミラー面であり、前記基準面と該基準反射ミラー面との間に光透過性の被検透過物体を配置して、該被検透過物体中を前記照射光束と該照射光束の前記基準反射ミラー面による反射光束を透過させて、前記被検透過物体の位相分布計測を行なうように構成することができる。
また、前記第2の光束中に集光レンズを配置し、該集光レンズによる前記第2の光束の集光点が前記被検面上に位置するように構成することができる。
上記構成を備えたことにより、本発明の耐振動型干渉計装置によれば、被検面が振動により光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間の光路長差の変動を光学的に抑制することができるので、振動の影響を受けにくく精密な干渉計測を行なうことが可能となり、特にインプロセス計測に有効である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
〈第1実施形態〉
図1は本発明の第1実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。図1に示す第1実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第1実施形態装置」と称することがある)は、照射光束の基準面16aからの反射光束と、基準面16aを透過して被検面17aで反射された光束との光干渉により生じる干渉縞を得るフィゾー型の光波干渉計装置であり、上記基準面16aと上記被検面17aとの間の光学距離の2倍よりも短い可干渉距離を有する光束を射出する光源1と、この光源1から射出された光束を2光束に分岐する光束分岐手段としてのハーフミラー(ビームスプリッタ)4と、基準板16と一体的に保持された副基準板6と、被検体17と一体的に保持された副被検体8とを備えている。
なお、上記光源1としては、LED、SLD、ハロゲンランプ等の可干渉距離の短い低可干渉光源、あるいは干渉縞の像を撮像手段19の撮像素子で取り込んだ際に、上記低可干渉光源が有する可干渉距離と等価の可干渉距離となるように調整された波長変調光源を用いることができる。この種の波長変調光源は、撮像素子の応答時間(光蓄積時間)よりも短い時間内で、光源(一般的には半導体レーザ光源が用いられる)から射出される光の波長を変調し、撮像素子の応答時間において時間平均的に干渉縞を撮像することにより、スペクトル幅が広く可干渉距離が短い光を出射する光源を用いた場合と等価の結果が得られるようにしたもので、例えば、1995年5月光波センシング予稿集75〜82頁にコヒーレンス関数を合成する手法が示されている。また、本願出願人により、その手法を改良した技術も開示されている(特願2002-192691号明細書)。
上記副基準板6を保持する副基準面保持装置(図示略)は、例えば、副基準板6を上記基準板16と一体的に保持するホルダからなり、副基準板6の副基準面6aが、上記基準面16aと略同一の平面内に位置して基準面16aとの相対位置関係が変化しないように、副基準板6を保持し得るように構成されている。上記副被検体8を保持する副被検面保持装置(図示略)は、例えば、副被検体8を上記被検体17と一体的に保持するホルダからなり、副被検体8の副被検面8aが、上記被検面17aと同一方向を向き被検面17aとの相対位置関係が変化しないように、副被検体8を保持し得るように構成されている。
この第1実施形態装置においては、光源1から射出される光束は所定の振動面を持つ直線偏光、または所定の偏光素子を透過することにより所定の振動面を持つ直線偏光とされ、また、上記ハーフミラー4により分岐された2光束の一方を、上記副基準面6aに照射して反射された光束を第1の光束とするとともに、2光束の他方を上記副被検面8aに照射して反射された光束を第2の光束とし、これら第1および第2の光束をハーフミラー4で1光束に再合波して上記照射光束とするように構成されている。また、上記副被検体8は圧電素子9上に配置され、該圧電素子9により上記副被検面8aが図中上下方向に移動可能に構成されており、ハーフミラー4から副被検面8aに至る経路中には光量可変手段7が設けられている。
すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、光源1とハーフミラー4との間に配置された偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてハーフミラー4に到達する。ハーフミラー4を透過した円偏光の第1の光束は、ミラー5で反射されて上記副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射されて同一光路を戻り、再びミラー5で反射されてハーフミラー4を透過する。
一方、ハーフミラー4に到達してハーフミラー面で反射された円偏光の第2の光束は、光量可変手段7を透過して上記副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、光量可変手段7を透過してハーフミラー4のハーフミラー面で反射されて、上記第1の光束と合波されて上記照射光束とされる。なお、このとき第1および第2の光束が別々に経由する、ハーフミラー4で分岐し再びハーフミラー4で合波されるまでの2経路間の光学光路長差が、基準面16aと被検面17aとの間の光学光路長の2倍となるように副被検面8aの位置が設定されている。すなわち、副被検体8には、副被検面8aの光軸方向の位置を調整可能な、移動ステージ等の光学光路調整手段(図示略)が設けられており、この光学光路調整手段を用いて、副被検面8aの位置を設定し得るようになっている。なお、このような光学光路調整手段を副基準板6に設けて、副基準面6aの光軸方向の位置調整を行なえるようにしてもよい。
合波された円偏光の照射光束は、1/4波長板3で光源1から出射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換され、偏光ビームスプリッタ2で反射されてハーフミラー10に入射する。ハーフミラー10に入射した直線偏光の光は、ハーフミラー10のハーフミラー面において、ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に入射する光と、ハーフミラー10で直角に反射され、拡大レンズ12に入射する光とに分岐される。
ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に到達した直線偏光の光は、副基準面6aで反射された第1の光束と副被検面8aで反射された第2の光束とを、各々の軸が互いに精密に一致した状態で合波するのに利用される。すなわち、副基準板6および副被検体8の少なくとも一方は、それらへの入射光束に対する反射光束の光軸の傾斜を調整可能な、軸調整ステージ等の光軸調整手段(図示略)を備えており、アライメントモニタ部11において第1の光束と第2の光束の各軸の位置を確認しながら、光軸調整手段を用いてそれらの軸が互いに精密に一致した状態となるように調整できるようになっている。
一方、ハーフミラー10で反射された直線偏光の光は、拡大レンズ12で発散され偏光ビームスプリッタ13に到達し、該偏光ビームスプリッタ13で反射されて1/4波長板14に入射され、該1/4波長板14において円偏光の光束に変換されてコリメータレンズ15に到達し、該コリメータレンズ15において平行光とされる。
平行光とされた円偏光の光束は基準板16に入射し、その一部は基準面16aで反射され(上記第1の光束のうち基準面16aで反射される光束を第1Rrの光束、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束を第2Rrの光束と称する)、残りは基準面16aを透過して被検体17の被検面17aに到達し、該被検面17aで反射されて(上記第1の光束のうち基準面16aを透過して被検面17aで反射される光束を第1Srの光束、上記第2の光束のうち基準面16aを透過して被検面17aで反射される光束を第2Srの光束と称する)同じ経路を戻り基準面16aを透過して基準面16aで反射された光と合波される。
合波された円偏光の光は、コリメータレンズ15で集光されながら1/4波長板14に入射して、拡大レンズ12で発散されながら1/4波長板14に入射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換される。この直線偏光の光は偏光ビームスプリッタ13を透過して、撮影レンズ18により撮像手段(CCDカメラ)19の撮像素子上に被検面17aを結像する。
この第1実施形態装置において、干渉縞を形成する関係は、前述したハーフミラー4に入射した光(光束)がハーフミラー面で2つの光束に分岐されてから基準板16の基準面16aで合波されるまでの光学光路長で決まることになる。各光束の経路を各光学要素の付番で辿ると以下のようになっている。
第1Rrの光束
4−5−6a−5−4−3−2−10−12−13−14−15−16a
第1Srの光束
4−5−6a−5−4−3−2−10−12−13−14−15−16a−17a−16a
第2Rrの光束
4−7−8a−7−4−3−2−10−12−13−14−15−16a
第2Srの光束
4−7−8a−7−4−3−2−10−12−13−14−15−16a−17a−16a
ここで、4つの光束に共通した経路4−3−2−10−12−13−14−15−16aの光学光路長をLとし、経路4−5−6a−5−4の光学光路長をL、経路4−7−8a−7−4の光学光路長をL、経路16a−17a−16aの光学光路長をLとすると、上記4つの異なる経路を辿る光束の光学光路長は次のように表すことができる。
第1Rrの光束の光学光路長(OP
OP=L+L
第1Srの光束の光学光路長(OP
OP=L+L+L
第2Rrの光束の光学光路長(OP
OP=L+L
第2Srの光束の光学光路長(OP
OP=L+L+L
ところで、この第1実施形態装置では、ハーフミラー4で2経路に分岐し、副基準面6aと副被検面8aで反射されてハーフミラー4で合波されるまでの2経路の光学光路長差を基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍となるように副被検面8aの位置を設定しているので、
−L=L
の関係が成り立つ。この関係を上記の光学光路長の式に代入すると、
OP=L+L
OP=L+L+L
OP=L+L=L+L+L
OP=L+L+L=L+L+2L
となり、OP=OPであるから、この2経路を経由した光束同士は光路長が等しいので、可干渉距離が基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍(L)よりも短い光束を射出する光源1を用いた場合でも干渉する。一方、この2経路以外の他の任意の2経路間の光学光路長差は、いずれも基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍(L)以上となるため、干渉しない。
また、外部振動等の影響で、基準面16aが光軸方向にΔa移動し、また、被検面が光軸方向にΔb移動した時を考えてみても、副基準板6は基準板16と、また、副被検体8は被検体17と一体的に支持されているので、OP=OPの関係は崩れることがない。その場合の関係は以下のようになる。
OP=(L+2Δa)+(L+Δa)+(L+2Δa+2Δb)
OP=(L+2Δb)+(L+Δa)
また、副基準板6は基準板16と、副被検体8は被検体17と一体的に支持されているので、
(L+2Δb)−(L+2Δa)=(L+2Δa+2Δb)となるから、
=L+L+4Δa
これから、OPとOPの光学光路長差を求めると、
OP−OP=L−L+L+4Δa=L−(L+L+4Δa)+L+4Δa=0
すなわち、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間に光路長差は発生せず、干渉する2光束間に位相差は発生しない。よって、干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。また、副被検体8を支持する圧電素子9を駆動させて、副被検面8aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。
〈第2実施形態〉
次に、本発明の第2実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第2実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図2は本発明の第2実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。なお、図2に示す第2実施形態装置における各光学要素のうち、上記第1実施形態装置における各光学要素と同様のものについては、図1と同じ付番を用いることとし、その詳細な説明は省略する。このことは、以下に説明する他の実施形態においても同様とする。
図2に示す第2実施形態装置は、副被検面6aがハーフミラー4の図中左側面に一体的に設けられている点が、上記第1実施形態装置と異なっている。すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてハーフミラー4に到達する。ハーフミラー4のハーフミラー面を透過した円偏光の第1の光束は、上記副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射されて同一光路を戻り、再びハーフミラー面を透過する。
一方、ハーフミラー4に到達してハーフミラー面で反射された円偏光の第2の光束は、光量可変手段7を透過して上記副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、光量可変手段7を透過してハーフミラー4のハーフミラー面で反射されて、上記第1の光束と合波されて照射光束とされる。なお、このとき第1および第2の光束が別々に経由する、ハーフミラー面で分岐し再びハーフミラー面で合波されるまでの2経路間の光学光路長差が、基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍となるように副被検面8aの位置が設定されている点、第1および第2の光束が照射光束に合波されてからの各経路等については、上記第1実施形態装置と同様である。
この第2実施形態装置によれば、ハーフミラー4の上記側面に副被検面6aを一体的に設けているので、第1実施形態装置におけるミラー5および副基準板6の各光学要素が不要となり、その分のスペースを詰めることにより装置のコンパクト化が図れる。また、副被検体8を支持する圧電素子9を駆動させて、副被検面8aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。
ただし、この第2実施形態装置の場合は、副基準面6aおよび基準面16aの各法線方向が互いに直交しているので、基準面16aの光軸方向の動きに対して副基準面6aはその光軸に対して直交する動きしかしないため、基準面16aの干渉計本体に対する移動(振動)はキャンセルできない。このため、干渉計装置本体と基準板は一体的に構成されなくてはならない。しかし、被検体の移動(振動)による影響を緩和する効果は奏する。
〈第3実施形態〉
次に、本発明の第3実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第3実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図3は本発明の第3実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。
図3に示す第3実施形態装置は、副基準面6aが、ミラー5から副被検面8aに至る経路中において、基準面16aと同一方向を向き、かつ基準面16と略同一平面上に位置するように配置され、この副基準面6aが、光源1から射出された光束を2光束に分岐する光束分岐手段を構成している点が、上記第1および第2実施形態装置と異なっている。
すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてミラー5に到達する。ミラー5のミラー面で反射された円偏光の光束は、上記副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射される円偏光の第1の光束と、該副基準面6aを透過する円偏光の第2の光束とに分岐される。
副基準面6aを透過する第2の光束は、光量可変手段7を透過して上記副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、光量可変手段7を透過して上記副基準面6aに到達し、該副基準面6aで上記第1の光束と合波されて照射光束とされる。なお、このとき第1および第2の光束が副基準面6aで分岐し再び副基準面6aで合波されるまでの2経路間の光学光路長差が、基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍となるように副被検面8aの位置が設定されている点、第1および第2の光束が照射光束に合波されてからの各経路等については、上記第1および第2実施形態装置と同様である。
この第3実施形態装置によれば、上記第1実施形態装置と同様、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間(上記第1の光束のうち基準面16aを透過して被検体17の被検面17aに到達し、該被検面17aで反射される光束の経路と、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束の経路との間)に光路長差は発生せず、干渉する2光束間に位相差は発生しない。よって、干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。また、副被検体8を支持する圧電素子9を駆動させて、副被検面8aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。
また、副基準面6aが基準面16aと同一方向を向き、かつ基準面16aと略同一平面上に位置しているので、基準面16aと副基準面6aとを一体的に支持するホルダの作成が容易になる。特に、副基準面6aの反射率/透過率を適正に設定すれば、副被検面8aとの間に介在する光量可変手段7を省略することができるので、副被検面8aも被検面17aと同一面上に置くことが可能となる。
〈第4実施形態〉
次に、本発明の第4実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第4実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図4は本発明の第4実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。
図4に示す第4実施形態装置は、副基準面および副被検面を備えていない点、基準面16aが、光源1から射出された光束を2光束に分岐する光束分岐手段を構成している点、および基準面16aの照射光束の入射側に、光源1から射出された光束を反射する高反射面(反射面)20が配置されており、該高反射面20に入射した光束を基準面16aと被検面17aに略垂直に照射し、基準面16aで反射された光束を第1の光束とするとともに、基準面16aを透過して被検面17aで反射された光束を第2の光束として、これら第1および第2の光束を基準面16aにおいて合波して上記照射光束とするように構成されている点が、上記第1実施形態装置と異なっている。
すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてプリズムキューブ21に入射される。上記高反射面20は、プリズムキューブ21の接合面21aの略中央部に設けられており、プリズムキューブ21に入射され高反射面20で反射された円偏光の光束は、基準面16aに到達し、該基準面16aで反射される円偏光の第1の光束と、該基準面16aを透過する円偏光の第2の光束とに分岐される。
基準面16aを透過する第2の光束は、被検面17aに到達し、該被検面17aで反射されて同一光路を戻り、基準面16aに到達し、該基準面16aで上記第1の光束と合波されて照射光束とされる。合波された円偏光の照射光束は、高反射面20で反射され、1/4波長板3で光源1から出射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換され、偏光ビームスプリッタ2で反射されてハーフミラー10に入射する。ハーフミラー10に入射した直線偏光の光は、ハーフミラー10のハーフミラー面において、ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に入射する光と、ハーフミラー10で直角に反射され、拡大レンズ12に入射する光とに分岐される。
ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に到達した直線偏光の光は、基準面16aで反射された第1の光束と被検面17aで反射された第2の光束とを、各々の軸が互いに精密に一致した状態で合波するのに利用される。一方、ハーフミラー10で反射された直線偏光の光は、拡大レンズ12で発散され偏光ビームスプリッタ13に到達し、該偏光ビームスプリッタ13で反射されて1/4波長板14に入射され、さらに該1/4波長板14において円偏光の光束に変換されてコリメータレンズ15に到達し、該コリメータレンズ15において平行光とされる。
平行光とされた円偏光の光束は、プリズムキューブ21を透過して基準板16に入射し、その一部は基準面16aで反射され、残りは基準面16aを透過して被検体17の被検面17aに到達し、該被検面17aで反射されて同じ経路を戻り基準面16aを透過して基準面16aで反射された光と合波される。
合波された円偏光の光は、コリメータレンズ15で集光されながら1/4波長板14に入射して、拡大レンズ12で発散されながら1/4波長板14に入射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換される。この直線偏光の光は偏光ビームスプリッタ13を透過して、撮影レンズ18により撮像手段19の撮像素子上に被検面17aを結像する。なお、プリズムキューブ21の入出射面21b、21c、21dには反射防止コートを施し、残りの面21eは摺り面に黒塗りするのが望ましい。
この第4実施形態装置によれば、上記第1実施形態装置と同様、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間(上記第1の光束のうち基準面16aを透過して被検体17の被検面17aに到達し、該被検面17aで反射される光束の経路と、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束の経路との間)に光路長差は発生せず、干渉する2光束間に位相差は発生しない。よって、干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。
また、この第4実施形態装置によれば、副基準面および副被検面を備えていないため、副基準面および副被検面を基準面および被検面とそれぞれ一体的に保持するためのホルダ等の保持装置を設ける必要がない。また、基準面16が、光源1から射出された光束を2光束に分岐する光束分岐手段を構成しているため、干渉に寄与する2経路間の光学光路長を高精度に一致させることが容易となる。
ただし、撮影手段19からは、高反射面20が障害となり被検面17aに観察不能域ができてしまう。高反射面20を接合面21aの中央部から外れた他の位置に配置することにより、このような観察不能域をなくすことも可能である。すなわち、例えば、高反射面20で反射された光束が、基準面16aの縁に近い位置を通過するようなところに高反射面20を設けるとともに、基準面16aを被検面17aより大きくして、高反射面20からの光束が被検面17aの外側に到達するようして、そこに副被検面を置くようにすれば、観察不能域を作らずに測定することができる。
〈第5実施形態〉
次に、本発明の第5実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第5実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図5は本発明の第5実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。
図5に示す第5実施形態装置は、光ディスク等の中央部に孔部を有する被検体17の被検面17aの形状を測定するためのもので、被検体17の上記孔部内に、圧電素子9上に保持された副被検体8が配置されている点が、上記第4実施形態装置と異なっている。副被検体8の副被検面8aは、圧電素子9により図中上下方向に微小変位可能に構成されており、圧電素子9が駆動されない状態においては、被検面17aと略同一の平面上に位置するようになっている。
この第5実施形態装置においては、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてプリズムキューブ21に入射される。プリズムキューブ21に入射された円偏光の光束は、高反射面20で反射されて基準面16aに到達し、該基準面16aで反射される円偏光の第1の光束と、該基準面16aを透過する円偏光の第2の光束とに分岐される。
基準面16aを透過する第2の光束は、副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、基準面16aに到達し、該基準面16aで上記第1の光束と合波されて照射光束とされる。第1および第2の光束が照射光束に合波されてからの各経路等については、上記第4実施形態装置と同様である。
この第5実施形態装置によれば、上記第1実施形態装置と同様、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間(上記第1の光束のうち基準面16aを透過して副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射される光束の経路と、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束の経路との間)に光路長差は発生せず、干渉する2光束間に位相差は発生しない。よって、干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。
また、副被検体8を支持する圧電素子9を駆動させて、副被検面8aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。また、この第5実施形態装置によれば、高反射面20の大きさを調整することにより、撮影手段19から高反射面20が邪魔とならず、被検面17aに観察不能域ができないようにすることが可能である。
〈第6実施形態〉
次に、本発明の第6実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第6実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図6は本発明の第6実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図である。
図6に示す第6実施形態装置は、被検面17aが基準反射ミラー面とされ、基準面16aと被検面17aとの間に配置されたフィルム等の光透過性の被検透過物体22中を、照射光束と該照射光束の被検面17aによる反射光束を透過させて、被検透過物体22の位相分布計測を行なうように構成されている。基準面16aと上記被検面17aとの間の光学距離の2倍よりも短い可干渉距離を有する光束を射出する光源1と、この光源1から射出された光束を2光束に分岐する光束分岐手段としてのハーフミラー4と、基準板16と一体的に保持された副基準板6と、被検体17と一体的に保持された副被検体8とを備えている点は、上記第1実施形態装置と同様である。
すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてハーフミラー4に到達する。ハーフミラー4を透過した円偏光の第1の光束は、ミラー5で反射されて副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射されて同一光路を戻り、再びミラー5で反射されてハーフミラー4を透過する。
一方、ハーフミラー4に到達してハーフミラー面で反射された円偏光の第2の光束は、被検透過物体22、光量可変手段7を透過して上記副被検面8aに到達し、該副被検面8aで反射されて同一光路を戻り、光量可変手段7、被検透過物体22を透過してハーフミラー4のハーフミラー面で反射されて、上記第1の光束と合波されて上記照射光束とされる。なお、このとき第1および第2の光束が別々に経由する、ハーフミラー4で分岐し再びハーフミラー4で合波されるまでの2経路間の光学光路長差が、基準面16aと被検面17a間の光学光路長(被検透過物体22を含む)の2倍となるように副被検面8aの位置が設定されている。
合波された円偏光の照射光束は、1/4波長板3で光源1から出射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換され、偏光ビームスプリッタ2で反射されてハーフミラー10に入射する。ハーフミラー10に入射した直線偏光の光は、ハーフミラー10のハーフミラー面において、ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に入射する光と、ハーフミラー10で直角に反射され、拡大レンズ12に入射する光とに分岐される。
ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に到達した直線偏光の光は、副基準面6aで反射された第1の光束と副被検面8aで反射された第2の光束とを、各々の軸が互いに精密に一致した状態で合波するのに利用される。一方、ハーフミラー10で反射された直線偏光の光は、拡大レンズ12で発散され偏光ビームスプリッタ13に到達し、該偏光ビームスプリッタ13で反射されて1/4波長板14に入射され、さらに該1/4波長板14において円偏光の光束に変換されてコリメータレンズ15に到達し、該コリメータレンズ15において平行光とされる。
平行光とされた円偏光の光束は基準板16に入射し、その一部は基準面16aで反射され、残りは基準面16a、被検透過物体22を透過して被検面17aに到達し、該被検面17aで反射されて同じ経路を戻り、被検透過物体22、基準面16aを透過して基準面16aで反射された光と合波される。
合波された円偏光の光は、コリメータレンズ15で集光されながら1/4波長板14に入射して、拡大レンズ12で発散されながら1/4波長板14に入射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換される。この直線偏光の光は偏光ビームスプリッタ13を透過して、撮影レンズ18により撮像手段19の撮像素子上において、被検透過物体22の位相分布情報を担持した干渉縞を結像する。
この第6実施形態装置によれば、上記第1実施形態装置と同様、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間(上記第1の光束のうち基準面16a、被検透過物体22を透過して被検面17aに到達し、該副被検面17aで反射されて被検透過物体22、基準面16aを透過する光束の経路と、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束の経路との間)に、被検透過物体22の位相分布に関係しない部分での光路長差は発生せず、干渉する2光束間には、被検透過物体22の位相分布に関係しない部分での位相差は発生しない。よって、振動により干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。
また、副被検体8を支持する圧電素子9を駆動させて、副被検面8aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。なお、この第6実施形態装置においては、被検透過物体22は、照射光束に対してやや傾けて配置し、表面からの反射光が撮像手段に入らないようにすることが好ましい。また、被検透過物体22を照射光束中に入れることで基準面16aと被検面17aとの間の光学光路長が伸びてしまうが、被検透過物体22を、第2の光束中のハーフミラー4と副被検面8aの間にも入るようにすれば副基準面あるいは副被検面を調整する必要はなく、大型のフィルム等を容易に計測することができる。
〈第7実施形態〉
次に、本発明の第7実施形態に係る耐振動型干渉計装置(以下「第7実施形態装置」と称することがある)について図面を用いて説明する。図7は本発明の第7実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図、図8は図7に示す集光レンズ23の作用を示す図である。
図7に示す第7実施形態装置は、透明なガラス板やフィルムなどの透明薄板状の被検体17において被検面17aの形状を測定するためのもので、光源1から出射される光束の可干渉距離が、被検体17の厚みの光学的距離の2倍よりも短く設定されている。圧電素子9上に保持された、副基準面6aを有する副基準板6を備えているが、副被検面7aは備えておらず、ハーフミラー4で分岐された第2の光束を被検面17aに集光させる集光レンズ23を備えている点が、他の実施形態装置と異なっている。
すなわち、光源1から射出された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ2および1/4波長板3を透過し、該1/4波長板3において円偏光に変換されてハーフミラー4に到達する。ハーフミラー4を透過した円偏光の第1の光束は、ミラー5で反射されて副基準面6aに到達し、該副基準面6aで反射されて同一光路を戻り、再びミラー5で反射されてハーフミラー4を透過する。
一方、ハーフミラー4に到達してハーフミラー面で反射された円偏光の第2の光束は、光量可変手段7を透過して集光レンズ23に入射する。集光レンズ23は、入射した第2の光束の集光点が被検面17a上に位置するように配置されており、図8に示すように、集光レンズ23に入射した第2の光束の一部は、被検面17aで反射されて同一光路を戻り、集光レンズ23、光量可変手段7を透過してハーフミラー4のハーフミラー面で反射されて、上記第1の光束と合波されて上記照射光束とされる。なお、このとき第1および第2の光束が別々に経由する、ハーフミラー4で分岐し再びハーフミラー4で合波されるまでの2経路間の光学光路長差が、基準面16aと被検面17a間の光学光路長の2倍となるように副基準面6aの位置が設定されている。
合波された円偏光の照射光束は、1/4波長板3で光源1から出射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換され、偏光ビームスプリッタ2で反射されてハーフミラー10に入射する。ハーフミラー10に入射した直線偏光の光は、ハーフミラー10のハーフミラー面において、ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に入射する光と、ハーフミラー10で直角に反射され、拡大レンズ12に入射する光とに分岐される。
ハーフミラー10を透過してアライメントモニタ部11に到達した直線偏光の光は、副基準面6aで反射された第1の光束と被検面17aで反射された第2の光束とを、各々の軸が互いに精密に一致した状態で合波するのに利用される。一方、ハーフミラー10で反射された直線偏光の光は、拡大レンズ12で発散され偏光ビームスプリッタ13に到達し、該偏光ビームスプリッタ13で反射されて1/4波長板14に入射され、さらに該1/4波長板14において円偏光の光束に変換されてコリメータレンズ15に到達し、該コリメータレンズ15において平行光とされる。
平行光とされた円偏光の光束は基準板16に入射し、その一部は基準面16aで反射され、残りは基準面16aを透過して被検面17aに到達し、該被検面17aで反射されて同じ経路を戻り、基準面16aを透過して基準面16aで反射された光と合波される。
合波された円偏光の光は、コリメータレンズ15で集光されながら1/4波長板14に入射して、拡大レンズ12で発散されながら1/4波長板14に入射したときの振動面と直交する振動面を持つ直線偏光の光に変換される。この直線偏光の光は偏光ビームスプリッタ13を透過して、撮影レンズ18により撮像手段19の撮像素子上に被検面17aを結像する。
この第7実施形態装置によれば、上記第1実施形態装置と同様、基準面16aと被検面17aとが、振動等の影響により相互の関係なく光軸方向に移動しても、干渉に寄与する2経路間(上記第1の光束のうち基準面16aを透過して被検面17aに到達し、該被検面17aで反射される光束の経路と、上記第2の光束のうち基準面16aで反射される光束の経路との間)に光路長差は発生せず、干渉する2光束間に位相差は発生しない。よって、干渉縞の変化も起こらず、精密な干渉計測が可能となる。また、副基準板6を支持する圧電素子9を駆動させて、副基準面6aの位置を図中上下方向に微小変位させることにより、フリンジスキャン計測等を行なうことも可能である。
また、この第7実施形態装置によれば、光源1から出射される光束の可干渉距離が、被検体17の厚みの光学的距離の2倍よりも短く設定されているので、被検面17aからの反射光束と被検体17の裏面17bからの反射光束とによる干渉は起こらず、被検面17aの形状測定を高精度に行なうことができる。さらに、この第7実施形態装置によれば、集光レンズ23を備えたことにより、形成される干渉縞のS/Nを向上させることが可能となっている。集光レンズ23の作用は以下の通りである。
すなわち、図8に示すように、集光レンズ23を経て被検体17に入射された第2の光束のうち、被検体17の裏面17bで反射された光束の一部は、あたかも集光レンズ23の焦点よりも遠い位置にある仮想の点光源Pから出射された光束となって、その一部は集光レンズ23の有効径内に到達するが、他の部分は集光レンズの有効径内には戻らない。集光レンズ23の有効径内に戻った光束についても、被検面17aの集光点から戻った光束と同様な形態では出射せず、集光光束となって集光レンズ23から出射される。この光束は、光路を辿るうちに焦点を結び、その後発散光となる。このため、被検面17aから反射された光束に重畳する光束の光量は極めて弱いものとなる。このように不要な光の光量を減少させることができるために、形成される干渉縞のS/Nを向上させることが可能となっている。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態の態様に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態装置における光源から射出される光束は、所定の振動面を持つ直線偏光とされているが、直線偏光でない光束を射出する光源を用いることも可能である。
また、上記各実施形態装置においては、光束分岐手段により第1の光束と第2の光束とに分岐されてから、これらが再び合波されるまでの2つの光路の光学光路長差が、基準面と被検面との相互間光学距離の2倍と略一致するように構成されているが、透明薄板の表面形状を測定する場合を除けば、2つの光路の光学光路長差は、基準面と被検面との相互間光学距離の2倍に対して光源から射出される光束の可干渉距離の範囲内で一致した状態、換言すれば、2つの光路の光学光路長差と、基準面と被検面との相互間光学距離との差が、光源からの分岐した2光束が干渉し得る最大の光路差の距離よりも短い状態となるように設定されていればよい。
また、上記各実施形態装置は、フィゾー型の干渉計装置であるが、本発明は、アブラムソン型射入射干渉計等の他の干渉計装置にも適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第2実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第3実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第4実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第5実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第6実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 本発明の第7実施形態に係る耐振動型干渉計装置の概略光路図 図7に示す集光レンズの作用を示す図
符号の説明
1 光源
2 偏光ビームスプリッタ
3 1/4波長板
4 ハーフミラー(ビームスプリッタ)
5 ミラー
6 副基準板
6a 副基準面
7 光量可変手段
8 副被検体
8a 副被検面
9 圧電素子
10 ハーフミラー
11 アライメントモニタ部
12 拡大レンズ
13 偏光ビームスプリッタ
14 1/4波長板
15 コリメータレンズ
16 基準板
16a 基準面
17 被検体
17a 被検面
17b 被検体の裏面
18 撮影レンズ
19 撮像手段
20 高反射面
21 プリズムキューブ
21a 接合面
21b 入出射面
21c 入出射面
21d 入出射面
21e 残りの面
22 被検透過物体
23 集光レンズ
P 仮想の点光源

Claims (13)

  1. 光源から射出された光束を光束分岐手段により2光束に分岐し、該2光束の一方を他方に対して所定の光学光路長分迂回させた後に1光束に再合波して照射光束となし、該照射光束の基準面からの反射光束と、前記基準面を透過して被検面で反射された光束との光干渉により生じる干渉縞を得る光波干渉計装置において、
    前記光源は、該光源から射出される前記光束が前記基準面と前記被検面間の光学距離の2倍よりも短い可干渉距離を有する低可干渉光源、または前記干渉縞の像を撮像素子で取り込んだ際に前記低可干渉光源が有する可干渉距離と等価の可干渉距離となるように調整された波長変調光源であり、
    前記照射光束は、前記2光束のうち第1の光束は前記基準面または該基準面と相対位置関係が変化しないように保持された副基準面を反射経由させ、第2の光束は前記被検面または該被検面と相対位置関係が変化しないように保持され該被検面と同一方向を向く副被検面を反射経由させた後に、前記第1および第2の光束のそれぞれの軸が互いに略一致するように前記1光束に再合波したものであり、
    前記所定の光学光路長は、前記基準面と前記被検面との相互間光学距離の2倍に対して、前記光源から射出される前記光束の前記可干渉距離の範囲内で一致するように構成されていることを特徴とする耐振動型干渉計装置。
  2. 前記光束分岐手段が前記基準面または前記副基準面であり、該基準面または該副基準面での反射光束を前記第1の光束とし、該基準面または該副基準面を透過して前記被検面または前記副被検面で反射され前記基準面または前記副基準面を透過する光束を前記第2の光束とし、これら第1および第2の光束を前記基準面または前記副基準面で前記1光束に再合波して前記照射光束とするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の耐振動型干渉計装置。
  3. 前記光束分岐手段がビームスプリッタであり、該ビームスプリッタで分岐された前記2光束の一方を前記基準面または前記副基準面に照射して反射された光束を前記第1の光束とし、前記2光束の他方を前記被検面または前記副被検面に照射して反射された光束を前記第2の光束とし、これら第1および第2の光束を前記ビームスプリッタで前記1光束に再合波して前記照射光束とするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の耐振動型干渉計装置。
  4. 前記基準面の前記照射光束の入射側に前記光源から射出された前記光束を反射する反射面を配し、該反射面を経由して前記光束を前記基準面と前記被検面に略垂直に照射し、該基準面で反射された前記第1の光束と該基準面を透過して前記被検面で反射された前記第2の光束を該基準面位置で合波して前記照射光束とするように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の耐振動型干渉計装置。
  5. 前記副基準面は前記基準面と略同一の平面内に配置されている、および/または前記副被検面は前記被検面と略同一の平面内に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  6. 前記副基準面および/または前記副被検面は、該副基準面および/または該副被検面を入射光束の軸に沿った方向に移動可能な光学光路長調整手段と、前記入射光束の軸に対する反射光束の軸の傾斜を調整可能な光軸調整手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜3、5のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  7. 前記副基準面または前記副被検面が圧電素子により移動可能とされていることを特徴とする請求項1〜3、5、6のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  8. 前記所定の光学光路長が、前記基準面と前記被検面との前記相互間光学距離の2倍と略一致していることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  9. 前記2光束のうち少なくとも一方に光量可変手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  10. 前記光源から射出される前記光束は、所定の振動面を持つ直線偏光、または所定の偏光素子を透過することにより所定の振動面を持つ直線偏光とされたものであることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  11. 前記被検面を持つ被検体が透明薄板であり、前記光源から射出される前記光束の前記可干渉距離が前記透明薄板の厚みの光学距離の2倍よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  12. 前記被検面が基準反射ミラー面であり、前記基準面と該基準反射ミラー面との間に光透過性の被検透過物体を配置して、該被検透過物体中を前記照射光束と該照射光束の前記基準反射ミラー面による反射光束を透過させて、前記被検透過物体の位相分布計測を行なうように構成されていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
  13. 前記第2の光束中に集光レンズを配置し、該集光レンズによる前記第2の光束の集光点が前記被検面上に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1項記載の耐振動型干渉計装置。
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