JPH06293012A - バーミキュライトフィルムを形成する方法 - Google Patents

バーミキュライトフィルムを形成する方法

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JPH06293012A
JPH06293012A JP5316916A JP31691693A JPH06293012A JP H06293012 A JPH06293012 A JP H06293012A JP 5316916 A JP5316916 A JP 5316916A JP 31691693 A JP31691693 A JP 31691693A JP H06293012 A JPH06293012 A JP H06293012A
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vermiculite
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dispersion
dry
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JP5316916A
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Richard E Mindler
リチヤード・イー・マインドラー
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WR Grace and Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的に行われることが可能な緻密なバーミ
キュライトフィルムの形成のための方法を提供する。 【構成】 層間剥離バーミキュライト微小平片の非凝集
コロイド状分散系を用意する段階と、前記分散系の湿潤
フィルムをその支持体表面上に保持し且つ乾燥バーミキ
ュライトフィルムを剥離させることが可能な柔軟性フィ
ルム剥離支持体を用意する段階と、湿潤バーミキュライ
トフィルムを移動中の前記支持体に付着させる段階と、
前記乾燥バーミキュライトフィルムが前記支持体から剥
離可能に前記フィルムを乾燥させる段階とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーミキュライト材料
の製造に係わり、更に詳しくは、柔軟性支持体によって
支持された剥離可能なバーミキュライトフィルムと、こ
のバーミキュライトフィルムの製造方法とに係わる。
【0002】
【従来の技術】公知の天然雲母系鉱物であるバーミキュ
ライト顆粒は、水性塩の作用によって何倍にも膨潤又は
膨張することが可能であることが知られている。この後
で、「薄膜状剥離」構造物が剪断によって層間剥離さ
れ、その結果として「バーミキュライトラメラ(vermicu
lite lamellae)」と呼ばれる微小平片が得られる。こう
した薄い微小平片は特有の表面帯電特性を有する。その
微小平片の表面の大部分はアニオン性であり、局在化さ
れた正電荷をその微小平片の縁部に有する。更に、こう
した微小平片は高いアスペクト比(例えば、直径:厚
さ)も有する。これらの特性は、耐熱性と難燃性を有す
る、バーミキュライトの紙/フィルムや、積層品、塗
料、発泡体、物品(例えばガスケット)の製造を容易に
する。
【0003】本明細書に引用として組み入れるKraus 他
の米国特許第3,434,917 号は、シートを調製するための
方法を開示する。この方法では、先ず最初に塩化ナトリ
ウム溶液と塩化リチウム溶液の中にバーミキュライト鉱
物を液浸し、この後でこの鉱物を水で洗浄して膨潤さ
せ、更に、その懸濁液を激しく攪拌することによってこ
の鉱物を剪断することによって、バーミキュライト微小
平片の懸濁液を調製する。コロイドミルを使用して粒径
を更に縮小することが可能である。水媒質中の微小平片
の濃度を調製した後で、その微小平片をパルプ状の塊の
形に凝集させるために凝集剤(例えば、水酸化カリウ
ム、塩酸、様々な無機塩、鉱酸、鉱物塩基等)を加え
る。紙マットを形成するために、このパルプ状の塊をス
クリーン上に置く。強度と引裂強さを向上させるため
に、クレーやセルロース繊維やポリマー繊維のような他
の材料を、凝集の前に懸濁液に加えることも可能であ
る。更に、Kraus は、凝集したバーミキュライト分散系
から湿式形成(wet-laid)バーミキュライト紙を製造する
ための方法も開示している。
【0004】1991年 8月21日付で公開されたHercules,
Inc.の欧州特許出願公開第0,441,996 A1は、機械を用い
て層間剥離されたバーミキュライトと、ガラス繊維又は
紙繊維と、その分散系を凝集させるための少なくとも1
つの凝集剤とを含む凝集混合物から作られた複合シート
を開示する。この凝集混合物は、従来通りの製紙用スク
リーン(例えば100 メッシュのスクリーン)上で紙ハン
ドシートを製造するために、又は、12インチ(30.5cm)広
幅フラットワイヤFourdrinier 抄紙機を使用して連続紙
ロールを製造するために、使用することが可能である。
【0005】引用として本明細書に組み入れる米国特許
第4,269,628 号と同第4,324,838 号では、Ballard 他
が、バーミキュライトを含む水性ペースト又はスラリー
と、酸化マグネシウム又は酸化カルシウムのような水中
安定性添加剤とを流し込むことによって、バーミキュラ
イトシートを製造することが可能であることを開示して
いる。これらの特許文献は、バーミキュライト組成物の
水性ペースト又はスラリーを多孔性メッシュ支持体ベル
ト上に連続的に押し出し、更に、このバーミキュライト
を熱風で乾燥させることによってバーミキュライトのシ
ート又は発泡体のどちらかの積層物を形成することが可
能であることを開示している。その後で、イソシアナー
トを主成分とする発泡体混合物をそのバーミキュライト
上に付着させるか、又は、積層物製品の形成における底
面又は中心コアとしてそのバーミキュライト/支持体を
ラミネータ内を通過させる。
【0006】バーミキュライトシート材料は、多くの場
合に構造支持体用のセルロース繊維もしくはポリマー繊
維と共に、典型的には積層物か厚い紙マットの形態に形
成される。一方、本発明は、「紙」の製造ではなくて
「フィルム」を製造するための方法に係わる。専門用語
としての「紙」は、凝集又は集塊バーミキュライトのよ
うな沈降した繊維又はパルプを篩い分けることによって
作られるものであり、術語「フィルム」は、薄い「紙」
を同義語として意味する術語として使用されている。し
かし、本発明では、術語「フィルム」は、層間剥離バー
ミキュライト微小平片の非凝集コロイド状分散系から水
を蒸発させることによって形成されるバーミキュライト
シートを意味するものとして使用される。従って、この
「フィルム」は、凝集紙又は繊維寄り合わせ紙の場合に
生じる大きな切れ目を持たない、バーミキュライトラメ
ラの緻密なシートである。上記の凝集紙又は繊維寄り合
わせ紙は、繊維又は凝集微小平片の間と内部に切れ目を
有する。
【0007】バーミキュライト分散系を研磨花崗岩テー
ブル又はガラス表面の上に付着させ、フィルムとして引
き剥がすことが可能であることが知られている。この方
法は、湿潤フィルムを乾燥させるために水を蒸発させな
ければならないので時間と労力を要し、引き剥がしの際
には、乾燥フィルムが裂けることを防止するように注意
が払われなければならない。本発明者は、一般に熱又は
熱風による乾燥がそのフィルム表面上に「スキン」を生
じさせ、こうしたスキンが、バーミキュライト分散系か
ら蒸発しつつある水分を閉じ込めるということを発見し
た。従って、泡又は「ブリスター(blister) 」が発生し
て破裂し、そのフィルムの緻密性を損うことが多い。こ
の現象は以下では「膨れ(blistering)」と呼ばれるが、
この現象が、緻密なバーミキュライトフィルムを連続的
に形成することを不可能にしてきたと考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】長綱抄紙機と呼ばれる
ワイヤメッシュが、連続形成紙用に製紙業界で使用され
る。繊維が絡み合い、その紙シートの一体的な結合を可
能にするのに十分なだけの量の水がスクリーン内の孔を
通して取り除かれると、紙が形成される。しかし、そう
した支持体はバーミキュライトフィルムの形成には不適
切である。バーミキュライトが、始めに繊維状又はパル
プ状の塊の形に凝集又は集塊されていない場合には、こ
のバーミキュライトはメッシュを通り抜けて流れ落ちて
しまう可能性がある。一方、そうでない場合には、その
バーミキュライトがメッシュの上部表面上に留まること
が可能であるほど十分に粘性がある場合に、バーミキュ
ライトがメッシュの中に埋め込まれ、そのメッシュから
離れることが不可能となる。
【0009】支持体シートとしてポリエステルやマイラ
ーのようなプラスチックフィルムを使用することも考え
られるが、バーミキュライト分散系はプラスチック表面
上でフィルム(特に薄いフィルム)を形成しないことが
多いので、こうしたプラスチックフィルムの使用は困難
である。バーミキュライト分散系はプラスチック表面上
では「数珠球状になる(bead up) 」傾向がある。例えば
研磨紙を使用してプラスチック表面を粗くしても、バー
ミキュライトフィルムを剥離させることは不可能であ
る。
【0010】バーミキュライトフィルム用の適切な支持
体を発見しようとする試みに関する別の問題点は、その
バーミキュライト分散系の粘度である。即ち、そのバー
ミキュライト分散系の流動性が過剰に高い場合には、そ
のバーミキュライト分散系は支持体上で数珠球状になる
傾向があり、フィルムを形成しない。一方、そのバーミ
キュライト分散系の粘性が過剰に高い場合には、その分
散系を均一な薄いフィルムに加工することは容易ではな
い。これに加えて、バーミキュライトは、最大で約20%
(その分散系の固体合計乾燥重量に基づくパーセント)
のバーミキュライト固体含量までしか水性分散系中に混
入できない。この数値を越えると、バーミキュライトは
ゲル状になり、容易には広がらない。
【0011】従来技術の上記の欠点のために、新規性の
あるバーミキュライト材料製造方法、新規性のあるバー
ミキュライトフィルム/支持体、及び/又は、新規性の
あるバーミキュライト組成物が必要とされている。
【0012】
【課題を解決するための手段】従来技術の欠点を克服す
るために、本発明は、非凝集バーミキュライト分散系又
は非凝集バーミキュライト分散系混合物を使用する、バ
ーミキュライトフィルムを形成するための新規な方法を
提供する。乾燥時に厚さ約1ミル以下になる比較的薄い
バーミキュライトフィルム層を柔軟性剥離支持体の表面
上に湿式流し込み(wet-casting) することによって、ブ
リスターが殆どないフィルムを製造することが可能であ
る。この柔軟性剥離支持体が紙で構成されることが好ま
しい。この剥離支持体は柔軟でなければならず、薄いバ
ーミキュライトフィルム(例えば、乾燥時に1ミル以
下)を形成するのに適した保持性/剥離性を持たなけれ
ばならない。言い換えれば、この柔軟性支持体は、湿潤
バーミキュライトフィルム層が数珠球状になることも過
度早く剥離することもなしに支持体表面上で形成及び乾
燥することが可能であるように、湿潤バーミキュライト
フィルムに対する保持性を持たなければならず、且つ、
この柔軟性フィルムは、乾燥したバーミキュライトフィ
ルムが支持体から無傷の緻密な支持体として引き剥がさ
れることが可能であるように、十分な剥離性を持たなけ
ればならない。膨れの危険性を最少限度にするために、
バーミキュライトフィルムを、 185°(±15°)Fを越
えない温度で乾燥することが好ましい。
【0013】従って、本発明の典型的な方法は、層間剥
離バーミキュライト微小平片の非凝集コロイド状分散系
を用意する段階と、湿潤バーミキュライトフィルム保持
性と乾燥バーミキュライトフィルム剥離性とを有する柔
軟性フィルム剥離支持体を用意する段階と、前記分散系
の湿潤フィルムを前記支持体に付着させる段階と、前記
支持体表面上で前記フィルムが乾燥することを可能にす
る段階とを含み、それによって、乾燥バーミキュライト
フィルムが、前記柔軟性フィルム支持体の表面上で形成
され、且つこの支持体から剥離することが可能である。
典型的なフィルム剥離支持体は、剥離剤で含浸/被覆さ
れた紙から成るテープ支持体であってよい。市販品とし
て入手可能な幾つかのテープ支持体が、この目的に合致
していることが知られている。
【0014】更に、本発明は、柔軟性フィルムによって
支持される剥離可能なバーミキュライトフィルムも提供
する。このフィルムは、支持体から剥離しても、フィル
ムの元のままの状態を維持するために積層も補強も必要
としないので、自己支持性フィルムである。
【0015】本発明の別の典型的な方法では、乾燥バー
ミキュライトフィルムと柔軟性支持体とが、これらを別
々に引き剥がすことによって分離される。本発明の更に
別の典型的な方法は、「バーミキュライトフィルム/柔
軟性支持体」の乾燥バーミキュライトフィルム側に接着
剤を塗布する段階と、壁かパネルか他の物体のような下
地に乾燥バーミキュライトフィルムを接着する段階と、
その接着されたフィルムから剥離性支持体を引き剥がす
段階とを含む。本発明のバーミキュライトフィルムの形
成と、柔軟性剥離性支持体からのバーミキュライトフィ
ルムの分離は、連続して行うことが可能である。
【0016】本発明の更に別の典型的な方法では、湿潤
厚さが約6〜7ミルである湿潤バーミキュライトフィル
ムを移動中の柔軟性支持体の表面上に連続的に付着さ
せ、そのフィルムで覆われた支持体を、厚さ約1ミルの
乾燥フィルム層が連続的に形成されるように炉の中を通
過させることによって乾燥させる。柔軟性支持体が薄い
緻密なバーミキュライトフィルムを形成することが可能
であることが、膨れの防止と乾燥の容易化を促進する。
追加の厚さを有するフィルムを、それ以前に付着/乾燥
されたバーミキュライトフィルム上に薄層を連続して付
着させることによって形成することが可能である。
【0017】更に、本発明は、バーミキュライトラメラ
と、次式の環構造を基礎とする材料のグループであるア
ジリジンとを含むバーミキュライト組成物を提供する。
【0018】
【化1】
【0019】前式中のR1 及び/又はR2 が、水素か、
1個以上の炭素原子を有するアルキル基か、カルボキシ
ル基である。R1 及び/又はR2 は多官能性基を含んで
もよい。本発明の典型的な方法とフィルムは、最終形成
製品の耐水性を改善するために、及び、その最終形成製
品の難燃性と必要に応じて柔軟性(例えばフィルムの場
合)とを維持するために、そのバーミキュライト分散系
中にアジリジンを使用する。更に、本発明は、バーミキ
ュライトと、本発明で使用する乾燥温度を被る時にアジ
リジンから生じると考えられるアミンとを含む、組成物
とフィルムにも係わる。
【0020】湿潤フィルムでは十分に覆われることが不
可能な物体や、その大きさと性質のために乾燥炉の中に
入れられることや長時間に亙って加熱されることに適し
ていない壊れやすい物品や、広幅の物品、細長い物品、
大きな物品、嵩高い物品に対して、本発明のバーミキュ
ライトフィルムを好適に接着することが可能であるの
で、本発明の典型的な乾燥バーミキュライトフィルムに
よって大きな利点がもたらされる。
【0021】本発明の連続的に形成されるバーミキュラ
イトフィルムは、プリント回路応用物における断熱層と
して、パイプや光ケーブル、電気ケーブルのような細長
い物体のための耐熱性の連続被覆物として、更には、石
膏ボードや壁紙、化粧板、航空機構造材料、ガラス繊維
断熱裏張り材料のような大型構造物材料製品における断
熱性及び難燃性応用物として、使用することが可能であ
る。本発明の典型的な方法とフィルムと組成物が、以下
で更に詳細に説明される。
【0022】
【詳細説明】本発明は、柔軟性フィルム剥離支持体を使
用してバーミキュライトフィルムを形成するための新規
の方法を提供する。図1に示されているように、本発明
の典型的な方法は、層間剥離バーミキュライト微小平片
の非凝集分散系10を用意する段階と、非凝集バーミキュ
ライト分散系10の湿潤フィルム14を保持する働きをする
表面を有する柔軟性フィルム剥離支持体12(従って、こ
の表面は「湿潤フィルム保持性」を有する)を用意する
段階と、湿潤バーミキュライトフィルム14を支持体12の
表面上に付着させる段階と、バーミキュライトフィルム
14を乾燥させる段階と、更には、乾燥したバーミキュラ
イトフィルム14と支持体12を分離させる段階とを含む。
この柔軟性支持体の表面は、緻密なシートとして上記乾
燥フィルム14を剥離させる働きもする(従って、この表
面は「乾燥フィルム剥離性」を有する)。
【0023】図1に示されるように、柔軟性支持体を使
用してバーミキュライトフィルムを形成する方法は、連
続的に行うことが可能である。非凝集バーミキュライト
分散系10は、タンクもしくはトレイ11、又は他のリザー
バの中に収容される。本明細書では、術語「非凝集の」
は、凝固も凝集もしていない層間剥離バーミキュライト
微小平片のコロイド状分散系を意味する術語として使用
される。一定範囲内の大きさのバーミキュライト微小平
片を使用することが可能であるが、そのバーミキュライ
ト微小平片の大部分(例えば60%以上)が50ミクロン以
下の大きさであり、好ましくは20ミクロン以下の大きさ
であるバーミキュライト分散系を使用することが好まし
い。小さな微小平片を得るための方法が公知である。本
発明の方法とフィルムと組成物で使用するための好まし
いバーミキュライト分散系は、W.R. Grace & Co.-Conn.
(Cambridge, Massachusetts) のConstruction Product
sDivisionから商標 MicroLiteR と呼ばれる商品として
入手可能である。例えば、MicroLiteR (上付R 又はTM
は登録商標を示す)と呼ばれる商品として入手可能であ
る。例えば、 MicroLiteR “HTS ”は、約15乾燥重量%
という高い個体含量を有し、45ミクロンを越える大きさ
の微小平片を33乾燥重量%以下だけ含み、本発明の目的
に適していると考えられる。濃度と粘度を調整する時に
は、脱イオン化された水を使用することが重要であり、
これを使用しない場合には凝集が起こる。
【0024】柔軟性剥離支持体12は、厚さ約6〜7ミル
(又は場合に応じてそれ以下の厚さ)の湿潤バーミキュ
ライトフィルム層を数珠玉状化させずに保持する能力を
持たなければならず、この湿潤バーミキュライトフィル
ム層は、厚さ約1ミル以下の乾燥バーミキュライトフィ
ルムを結果的にもたらすことになる。
【0025】更に、上記支持体は、バーミキュライトフ
ィルムが乾燥した時に、大きな裂け目のない緻密なシー
トとしてその乾燥フィルムを剥離させることが可能でな
ければならない。好ましくは、この柔軟性支持体の湿潤
フィルム保持性は、乾燥段階中はバーミキュライトフィ
ルムが常に支持体に全面的に付着し、且つバーミキュラ
イトフィルムからの支持体の分離がバーミキュライトフ
ィルムの乾燥後にしか起こらないような湿潤フィルム保
持性であり、従って、フィルムと支持体とを引き剥がす
時には、付着したフィルムから剥離フィルムを引き裂く
危険性は最少限度にされる。
【0026】前述のように、典型的な柔軟性フィルム剥
離支持体12は紙である。本明細書で使用される場合の術
語「紙」は、繊維(典型的には天然のセルロース繊維)
で形成されるシート状材料を意味する。こうした繊維の
間には隙間や間隙や穴が存在するので、この紙は、乾燥
バーミキュライトフィルムの剥離性が維持されるように
バーミキュライトがその紙の中に過剰に深く「染み込
む」ことを防止するために、含浸又は被覆することを必
要とする。この紙を被覆する(即ち、隙間を埋める)た
めの材料は、天然及び/又は人工のラテックスのような
材料であることが可能である。本発明の典型的な方法で
は、1つ以上のラテックス被覆を塗布する前に、始めに
ラテックスのような材料を紙に含浸することと、この含
浸及び/又は被覆の後でその紙に対してプレスローラが
け又はカレンダがけを行うことが好ましい。その紙の密
度、平滑度及び/又は繊維特性に応じて、1回以上の被
覆が必要とされるだろう。
【0027】特定の紙が十分な剥離性をもたらさず、乾
燥バーミキュライトフィルムを引き裂きなしに分離する
ことが難しいか、又は、分離が全く不可能である場合に
は、バーミキュライトがその紙の中に過剰に深く染み込
んでいると考えられる。従って、始めにラテックスのよ
うな材料を紙に含浸すること、又は、1つ以上のラテッ
クス材料塗料で紙を被覆する前に、その紙を1回以上プ
レスロールがけすること(即ち、布で覆われたローラと
スチールシリンダとの間を紙を通過させること)、もし
くは、好ましくは、その紙を1回以上カレンダがけする
こと(ニップの1直線インチ当たり約 500〜2000ポンド
を有する2つのスチールシリンダを使用すること)のい
ずれかによって、紙を再処理することが好ましい。適し
た典型的なバーミキュライト用支持体の平滑度は約350
Sheffield Engineering Units と考えられている。しか
し、支持体としての紙の有効性がバーミキュライト微小
平片の大きさ又は分散系の粘度特性に大きく依存する場
合もあるので、この数値は必ずしも重要ではないかもし
れない。
【0028】この紙支持体は、例えば、剥離剤で被覆す
る前にニップの1直線インチ当たり1000ポンド以上の力
で4〜6回カレンダがけすることによって、被覆も含浸
もなしに作ることも可能である。しかし、これは前述の
方法よりは好ましくない。
【0029】本発明の典型的な紙製支持体は、次のよう
に作成することが可能である。適切な紙の1つは、Nort
hern Softwood Kraft 社で製造される、1連当たり50ポ
ンドの、半漂白の平含浸グレードペーパー(flat satura
ting grade paper) である。商標 ButofanR NS-248とし
てBASFから入手可能なアクリロニトリルブタジエンスチ
レン(49.2 %) と、商標 TylacR 68321-00としてReichh
old Chemicalから入手可能なカルボキシル化スチレンブ
タジエン(49.2 %) と、商標Hamp-eneR 100 としてW.R.
Grace & Co.-Conn. から入手可能なエチレンジアミン四
酢酸四ナトリウム塩(EDTA)から成るキレート化剤(0.5
%) と、商標 CymelR 301 としてAmericanCyanamid か
ら入手可能なメラミンホルムアルデヒド樹脂(1%) と、
商標 Catalyst 1010としてAmerican Cyanamid から入手
可能なパラトルエンスルホン酸(PTSA)から成る触媒(0.1
%) とを含む(尚、上記%表示は全て「乾燥固体の総重
量を基準とする重量%」単位である)ラテックス混合物
の中に紙を液浸することによって、紙の含浸を行うこと
が可能である。
【0030】含浸剤から紙を取り出し、その含浸剤全て
を絞り出すことはないようにスチールシリンダのニップ
の間で軽く絞り、その紙を僅かに湿り気のある状態のま
まにする。この湿った紙を約 300°Fの温度で乾燥させ
る。更に、アプリケータロールによって表面上に上記ラ
テックス混合物の被覆を付着させることによって、この
含浸された紙を被覆し、この後で3ポンドの空気圧のエ
アナイフを使って余分な被覆を取り除く。更に、その被
覆/含浸された紙を 400°Fで乾燥させる。紙の加工表
面の平滑度を更に向上させるために、上記の被覆プロセ
スを再度繰り返すことが好ましい。本発明での使用に適
した市販の被覆/含浸紙は、W.R.Grace& Co.-Conn. (Qu
akertown, Pennsylvania)の事業部であるEnduraから入
手可能な(ステアリル含有剥離剤で被覆されている)En
duraR PRTTM(Product No.24021)である。この紙は、テ
ープ支持体として販売されてきた。
【0031】更に別の典型的な支持体12では、湿潤性
(即ち、湿潤フィルム保持性)を低下させることなしに
乾燥バーミキュライトフィルム剥離性を改善するため
に、支持体の紙表面を剥離剤で被覆することが好まし
い。上記のEnduraR PRTTMを参照されたい。適切な剥離
剤の1つは、商標 DAREXR 409LとしてW.R.Grace & Co.-
Conn. のOrganic Chemical Division(Owensboro, Kentu
cky)から入手可能なアクリロニトリルアクリルコポリマ
ーである。この剥離剤は、上記のような加工クラフト紙
と共に使用することが可能である。
【0032】紙テープ支持体に接着剤を付着させて接着
テープ最終製品を製造するテープ製造業者に対して商品
として販売されている幾つかの紙テープ支持体が、本発
明における典型的な紙ベースの剥離支持体として使用さ
れる時に、満足すべき結果をもたらすことを本発明者は
発見した。シリコーンを主成分とする剥離剤塗料で被覆
されていると考えられるこうした紙テープ支持体は、商
標「1115Tape」としてAvery Fasson Dennison, Inc.(Pa
inesville, Ohio)から入手可能である。同様にシリコー
ンを主成分とする剥離剤塗料で被覆されていると考えら
れる、紙ベースの別のテープ支持体は、名称「ST 5901
」としてSpecialty Tapes(Racine, Wisconsin)から入
手可能である。本発明の典型的な紙ベースの剥離支持体
のための使用に適した、カルバマート機能性ポリマーで
あると考えられる剥離剤塗料が、商標EscoatTMP-20とし
てAnderson Development Company(Anderson, Michigan)
から入手可能である。
【0033】本発明の典型的な紙ベースの剥離支持体に
おける使用に適した他の剥離剤は、界面活性剤、ワック
ス、シリコーン、パラフィン、油、樹脂、ポリマー(例
えば、ポリエチレン、ポリエステル)、又は、他の潤滑
性材料と、これらの組み合わせとを含む。剥離剤は、凝
集が起こらない限りバーミキュライト分散系の中に直接
的に混入してよいが、これは好ましいものではない。剥
離剤で被覆する前に、使用する紙(例えば、1連当たり
50ポンドのNorthern Softwood Kraft )を、ニップ1直
線インチ当たり 500〜2000ポンドで2〜5回に亙ってカ
レンダがけすることが好ましい。
【0034】本発明の好ましい方法は、バーミキュライ
トフィルムの連続的な湿式流し込みと成形のための方法
を提供する。図1に示される実施例では、支持体12は、
巻出ローラ16から連続的に巻き戻される。18に示される
ような公知の引張装置が、滑りを防止するために使用さ
れる。この後で、支持体12を摘み上げローラ又はキスロ
ーラ(kiss roller)20 に移動させる。このキスローラ20
はスチールシリンダであり、このスチールシリンダは、
バーミキュライト分散系10を含む湿潤フィルム14に接触
してトレイ11から摘み上げ、その湿潤フィルムを移動中
の柔軟性支持体12の表面に付着させる。
【0035】キスローラ20の一方から反対側に支持体12
を案内するために、及び、支持体の移動及び/又は引張
りを調整するために、案内ロール22を使用することが好
ましい。湿潤フィルムが支持体12の下側面に付着され、
#56 Meyer ロッド24を経由して移動するように引っ張ら
れる。このMeyer ロッドは、様々なゲージのステンレス
スチールワイヤで個々に螺旋状に巻かれた直径 1/4〜1/
2 インチのステンレススチール製ドリルロッドである。
各々の巻き線(ワイヤの輪)の間は「V」字形の溝の形
状である。ワイヤゲージが増大するにつれて、この溝の
大きさが大きくなり、従って、バーミキュライト分散系
のより厚い層が支持体表面上に画定されることが可能に
なる。例えば、#56 Meyer ロッドは、厚さ6〜8ミルの
極めて均一な湿潤バーミキュライトフィルムが支持体上
に湿式流し込みされることを確実なものにする。これ
は、厚さ約1ミルの乾燥フィルムを結果的にもたらす。
この後で、湿潤フィルムで覆われた支持体12/14 は反転
ローラによって反転され、炉26の中を通過される。この
炉26は、バーミキュライトを乾燥する働きをする加熱コ
イル、フィラメント、マイクロ波放射源、光源、又は、
他の熱源を収容することが可能である。線速度は毎分6
フィート以上であってよい。膨れを最少限度に保つため
にはバーミキュライトフィルムの最高温度が 185°±5
°Fを越えてはならないので、炉26又は熱源の温度が重
要である。フィルム/支持体12/14 が巻取りスプール28
上に巻き取られるまでに、フィルム12の乾燥が終わって
いなければならない。本発明の方法は、「パイロットコ
ータ(pilot coater)」としても知られている、市販品と
して入手可能な積層/製造コータを用いて実行すること
が可能である。そうした機械の1つは、Talboys(Windga
p, Pennsylvania)から市販品として入手可能である。
【0036】約15重量%以下のバーミキュライトを含む
6〜8ミルの湿潤厚さを有するフィルムが、#56 Meyer
ロッドを使用して約1ミル以下の厚さに乾燥される。こ
の後に続く層のためには、#22 Meyer ロッドを使用する
ことが好ましい。後続のフィルム層が、#22 Meyer ロッ
ドを使用して、約4〜6ミルの湿潤厚さで、先行の(乾
燥)フィルム層の上に湿式流し込まれ、これらの層は乾
燥後には約0.75ミルの厚さになる。連続した湿式流し込
み層が支持体上に付着される前に、各々の湿式流し込み
層を乾燥しなければならない。
【0037】乾燥後には、任意にではあるが、そのバー
ミキュライトフィルムが、そのフィルムの平滑度を増大
させるためにプレスローラがけされるか、厚さの均一性
の確保又は密度の増大のためにカレンダがけされる。
【0038】スチールシリンダと布被覆ローラとの間の
ニップをバーミキュライト/支持体を通過させることに
よって、プレスローラがけを行うことが可能であり、こ
の場合は、バーミキュライトフィルムをスチールシリン
ダに対して押し付ける。乾燥フィルム上の「砂のような
手触り」のあるバーミキュライト微小平片が圧搾され、
より一層滑らかな手触りが得られると考えられる。カレ
ンダがけは2つのスチールシリンダを使用して行う。こ
のカレンダがけは、ニップ直線1インチ当たり500ポン
ド以上で行うことが好ましい。総厚さ約4ミルの乾燥バ
ーミキュライトフィルムは、外界温度におけるカレンダ
がけによって、約1ミルだけ厚さが減少する。プレスロ
ーラがけとこの後のカレンダがけの両方を、柔軟性支持
体からバーミキュライトフィルムを分離する前に行うこ
とが好ましい。
【0039】乾燥後には、バーミキュライトフィルム10
と柔軟性支持体12を分離することが可能である。バーミ
キュライトフィルムを比較的平らに保ちながら、鈍角
(90°より大きい角度)をなすようにしてバーミキュラ
イトフィルムから支持体を引き剥がすことによって、乾
燥したバーミキュライトフィルムを支持体から分離する
ことが好ましい。これは、支持体からのバーミキュライ
トフィルムの分離を容易にすると同時に、バーミキュラ
イトフィルムを引き裂く可能性がある力をフィルムに及
ぼす危険性を最少限度にする。
【0040】この後で、本発明の更に別の典型的な方法
では、分離されたバーミキュライトフィルムが、シリコ
ーン処理された又はワックス処理されたシートに付着さ
せるか、又は、これらのシートの間に挿入されることが
可能であり、こうしたシートは、そのバーミキュライト
フィルムを支持するために、及び、非常に容易に支持体
が剥離することを可能にすると同時に包装又は処理加工
の際の手荒な取扱いからバーミキュライトフィルムを保
護するために、使用することが可能である。例えばシリ
コーン処理された紙を、分離したバーミキュライトフィ
ルムに付着させ、この剥離紙/バーミキュライトフィル
ムの組み合せに対して、バーミキュライトフィルムを使
用する前に、被覆、切断、トリミング、又は、パターン
形成のような更に別の加工処理を加えることが可能であ
る。
【0041】図2は本発明の更に別の典型的な方法を示
し、この方法では、剥離支持体12が乾燥バーミキュライ
トフィルム14から連続的に取り外される。フィルム/支
持体12/14 は、巻出ローラ30から連続的に引き出され、
この後で、好ましくは引張り装置32の中を通過し、更
に、例えば1/4 〜3/8 インチのスチールロッド34を使用
してバーミキュライトフィルム14から支持体を取り外す
ことによって分離し、バーミキュライトフィルム14はス
プール36上に巻き取られる。この後で、支持体12は、別
のスプール38に巻き取られる。図3は、ロッド34の拡大
図を示している。フィルム14から支持体12が剥ぎ取られ
る剥ぎ取り角度θは、フィルムの引き裂きを防止するた
めには90°より大きいことが好ましい。角度が大きな鈍
角である場合に、剥ぎ取り力がフィルムから遠ざかる方
向に向けられ、この力がフィルムを引き裂く危険性が少
なくなるのでに、大きな鈍角(θ)(例えば 130°)が
好ましい。
【0042】本発明の更に別の典型的な方法では、乾燥
バーミキュライトフィルムの表面及び/又は下地(例え
ば壁、パネル、又は、他の物体)に接着剤(例えば感圧
型接着剤又は接合用接着剤)を付着させることと、乾燥
フィルムを下地上に付着させることと、フィルムが下地
に接着したまま残るように支持体を剥ぎ取ることによっ
て、乾燥バーミキュライトフィルムを支持体から分離す
ることが可能である。
【0043】結果的に得られるバーミキュライトフィル
ムに強度と耐水性を与えるために、幾つかの高分子結合
剤をバーミキュライト分散系10に加えてもよい。塩化ポ
リビニル(PVC) が、難燃性に関して適切な好ましい結合
剤である。両方ともB.F.Goodrichから入手可能な可塑化
PVC であるGEONR 577 と非可塑化PVC であるGEONR 352
(×21) を、典型的な非凝集バーミキュライト分散系10
の乾燥固体重量合計の10%を占めるように、両方とも等
しい割合で使用することが可能である。
【0044】本発明の更に別の実施例では、結果として
得られる乾燥バーミキュライトフィルムの耐水性を増大
させるために、アジリジンを非凝集バーミキュライト分
散系10の中に混入することが可能である。繊維又は層の
間の機械的補強のために結合剤を使用することが従来も
行われてきたが、バーミキュライト材料中でアジリジン
を使用することは、これまでに開示されたことも示唆さ
れたこともないと考えられる。アジリジンは、非凝集バ
ーミキュライト分散系の凝固と集塊を引き起こさないの
で、本明細書に開示される非凝集バーミキュライト分散
系に適合し得ると考えられる。
【0045】アジリジンは次式の構造に基づく化合物で
ある。
【0046】
【化2】
【0047】前式中では2個の炭素原子と1個の窒素原
子が環を形成し、R1 及び/又はR2が、水素か、1個
以上の炭素原子を有するアルキル基か、カルボキシル基
を含んでよい。乾燥バーミキュライト製品では、NCC 環
が開いて、他のNCC 環の構成要素と共にアミン結合を形
成すると考えられる。R1 及び/又はR2 は多官能基も
含んでよい。
【0048】本発明の組成物の実施例で使用するための
好ましいアジリジンは、次式を有するトリメチロール−
プロパン−トリス−(B−(N−アジリジニル)プロピ
オナート)と、
【0049】
【化3】
【0050】次式を有するペンタエリトリトール−トリ
ス−(B−(N−アジリジニル)プロピオナート)であ
る。
【0051】
【化4】
【0052】本発明の典型的な方法とフィルムと組成物
とに適したアジリジンは、商標XAMA TM-2とXAMATM-7とし
てHoechst Celaneseから入手可能である。これらは、上
記で示された好ましい調剤の市販品形態である。こうし
た多官能性アジリジンは、(加熱によって水を除去する
のに必要な温度で、架橋が生じることが可能であるよう
に)低温架橋剤として、及び、柔軟性と耐水性と耐磨耗
性を与えるための接着促進剤として使用される。
【0053】従って、本発明は、層間剥離バーミキュラ
イトラメラとアジリジンとを含む組成物にも係わる。ア
ジリジンがアミンを形成すると考えられるので、本発明
は、バーミキュライトとアジリジンから形成される架橋
アミンとを含む組成物又はフィルムにも係わる。本発明
の組成物は、紙、フィルム、固体物品、積層物、発泡
体、塗料等のようなバーミキュライト製品を製造するた
めに使用することが可能である。最終製品中でアミンを
形成すると考えられるアジリジンの混合が、耐水性を与
えると同時に、PVC のような塩素化材料の使用を不要に
する。
【0054】バーミキュライトと組み合わせてアミンか
アンモニアか尿素を使用することが耐水性をもたらすこ
とが知られているが、アジリジンを低含量だけ混合する
ことがバーミキュライトフィルムに十分な柔軟性(例え
ば、破損なしに巻き取ることが可能であること)と耐水
性を与えることが可能であるので、非凝集バーミキュラ
イト分散系と組み合わせてアジリジンを使用することは
全く新規であると考えられる。アジリジンが、バーミキ
ュライト分散系又はその混合物中の固体合計乾燥重量の
10%以下を構成可能であることが好ましい。アジリジン
が固体合計乾燥重量の1〜5%を構成可能であることが
更に好ましく、この範囲は、柔軟性と耐水性との適切な
組み合わせをもたらすと考えられる。1%未満の場合に
は、結果的に得られるバーミキュライトフィルムの難燃
性に対するアジリジンの寄与は、最少であると考えられ
る。一方、10%を越える場合には、結果的に得られるフ
ィルムは過剰に脆く、曲げると容易に割れが入る。
【0055】バーミキュライト分散系中において(固体
全体の乾燥重量を基準として)2〜5%の好ましい範囲
内でアジリジンを使用することから結果的に得られるバ
ーミキュライトフィルムによって実現される目的の1つ
は、乾燥バーミキュライトフィルムがその表面に合わせ
て湾曲又は適合られることが必要である湾曲した表面又
は急激に曲がった表面の上に、そのフィルムが、亀裂や
ひび割れなしに接着可能であるということである。更に
は、このバーミキュライトフィルムは、シリコーンゴム
のような材料で作られたガスケットのような柔軟性製品
又はエラストマー性製品に付着又は接着可能であり、ひ
び割れ又は亀裂なしに、こうした柔軟性製品又はエラス
トマー性製品の形に適合するのに十分な柔軟性を有す
る。
【0056】以下の実施例は単なる例示のために示さ
れ、添付クレームによって定義される通りの本発明に対
して限定を加えることは何ら意図されていない。上記説
明の諸成分のパーセントは全て、特別に言及されない限
り、バーミキュライト分散系中の固体全体の乾燥重量に
基づいている。
【0057】実施例I MicroLiteR HTS を含むバーミキュライト分散系混合物
を、脱イオン化水を加えることによって、約14%の合計
(乾燥)固体含量に調整し、パイロットコータのリザー
バトレイの中に入れた。厚さ約6ミルの湿潤バーミキュ
ライトフィルムが柔軟性支持体の表面上に保持されるよ
うに粘度を調整するために、脱イオン化水を加えた。こ
の柔軟性支持体は、(商標Endura“ PRTTM”の市販品と
して入手可能な)剥離剤で被覆された紙テープ支持体だ
った。移動中の柔軟性支持体の剥離剤被覆下側表面にリ
ザーバからの湿潤バーミキュライトフィルムを連続的に
付着させるキスローラ上に、支持体を水平方向に通過さ
せた。厚さ約6〜8ミルの均一な湿潤フィルム厚さを与
えるために、この移動中の支持体の剥離剤被覆下側表面
を、#56 Meyer ロッド上を通過させ、その後で、その湿
潤フィルムが上側に位置するようにフィルム/支持体を
反転ロールさせた。その後で、フィルムを乾燥させるた
めに、フィルム/支持体を、毎分約6フィートの速度
で、 170〜180±5°Fの炉の中を連続的に通過させ
た。この炉は約13フィートの長さだった。従って、その
乾燥過程は約2分間にすぎなかった。そのフィルム/支
持体を巻き取りシリンダ上に巻き取った。乾燥バーミキ
ュライトフィルムは、その1平方フィート当たり2,3
個のピンヘッド大のブリスターだけしか観察できなかっ
たので、実質的にはブリスターがないに等しかった。殆
どのブリスターは、室温においてニップ直線インチ
(“PLI ”)当たり 500〜700 ポンドでフィルム/支持
体をカレンダがけすることによって除去することが可能
だった。乾燥バーミキュライトフィルムは厚さ約1ミル
であり、その乾燥バーミキュライトフィルムから支持体
を慎重に引き剥がすことによって、支持体シートから乾
燥バーミキュライトフィルムを分離することが可能だっ
た。
【0058】実施例II 実施例Iの厚さ1ミルの乾燥バーミキュライトフィルム
の表面上に更に別の層を形成した。各々が約4〜6ミル
の湿潤厚さを有する3つの後続のバーミキュライト層
を、その第1の層の上に付着させ、乾燥させた。4〜6
ミルの湿潤フィルム厚さを得るために、これらの後続の
層に対して#26 Meyer ロッドを使用した。全体で約4ミ
ルの乾燥フィルム厚さが得られ、この厚さは、室温にお
いてニップ直線インチ当たり 500〜700 ポンドでカレン
ダがけした後に約 3.0〜3.5 ミルに減少した。乾燥フィ
ルムを引き裂くことなしに、支持体を乾燥フィルムから
手作業で容易に引き剥がすことができた。フィルム側の
反対側に位置する支持体の側に位置した 1/4″スチール
ロッドによって、支持体を連続的に移動させることも可
能だった。
【0059】実施例III バーミキュライト(MicroLiteR HTS)( 80%) と、可塑化
PVC(10%) と、非可塑化PVC(10%) (これら全てのパー
セントは、その分散系中の固体の合計乾燥重量に基づく
重量%である)と、粘度を調整するための少量の脱イオ
ン化水とを含む分散系を、パイロットコータのトレイの
中に入れた。この分散系の固体含量を約14重量%に調整
した。#56 Meyer ロッドを使用して厚さ6〜8ミルの湿
潤バーミキュライトフィルムを連続的に形成し、パイロ
ットコータ炉の中で連続的に乾燥させた。更に3つのフ
ィルムを連続的に湿式流し込みし、第1の層の上で乾燥
させ、全体で約4ミルの乾燥フィルム厚さを得た。大き
なブリスターは観察されなかった。僅かな数のピンヘッ
ド大のブリスターは、室温においてニップ直線インチ当
たり500 〜700 ポンドでカレンダがけすることによって
除去することができた。支持体は乾燥フィルムから容易
に剥がれ、その乾燥フィルムは取り扱いが容易だった。
【0060】実施例IV 分散系は、バーミキュライト(98 %) と、(商標XAMATM
-2としてHoechst Celaneseから入手可能な)アジリジン
(2%) を含んでいた。これらのパーセントは、その分散
系中の固体全体の乾燥重量に基づくものだった。脱イオ
ン水で粘度を調整した。この調合物をパイロットコータ
のリザーブトレイの中に入れ、移動中の支持体の表面上
での連続した積層/乾燥によって、厚さ約4ミルのフィ
ルムを形成した。この乾燥フィルム/支持体をカレンダ
がけし、そのバーミキュライトフィルムは支持体から容
易に剥離した。そのフィルムを27日間に亙って室温の水
の中に浸しつづけたが、溶解も軟化もしなかった。
【0061】実施例V アジリジン (XAMATM-7) の別の調合物を使用して、上記
実施例IVを繰り返した。上記実施例と同様の結果が得ら
れた。
【0062】実施例VI Kraft 紙(1連当たり50ポンド)を、ニップ1直線イン
チ当たり 1,000〜2,000 ポンドで4回に亙ってカレンダ
がけした。 DAREXR 409Lの湿潤層をラテックス/剥離剤
被覆として#22 Meyer ロッドを使用してパイロットコー
タ上で付着させ、約 170°Fで乾燥させた。4つのバー
ミキュライトフィルム層を連続的に湿式流し込みし、乾
燥させた。そのバーミキュライトフィルムには実質的に
ブリスターがなく、亀裂なしに剥離した。
【0063】上記の諸実施例の変更は当業者にとって明
らかであり、本発明の範囲は特許請求の範囲によっての
み限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】バーミキュライトフィルムを形成するための本
発明の典型的な方法を示す説明図である。
【図2】本発明による柔軟性支持体によって支持された
剥離可能なバーミキュライトフィルムを示し、更に特
に、典型的な剥離支持体がバーミキュライトフィルムか
ら連続的に取り外される、本発明の典型的な方法を示す
説明図である。
【図3】図2に示される方法の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 バーミキュライト微小平片 11 タンク又はトレイ 12 剥離支持体 14 バーミキュライトフィルム

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーミキュライトフィルムを形成する方
    法であって、層間剥離バーミキュライト微小平片の非凝
    集コロイド状分散系を用意する段階と、湿潤バーミキュ
    ライトフィルム保持性と乾燥バーミキュライトフィルム
    剥離性とを有する柔軟性支持体を用意する段階と、前記
    分散系の湿潤フィルムを前記支持体に付着させる段階
    と、乾燥バーミキュライトフィルムが得られ且つ前記乾
    燥バーミキュライトフィルムが前記支持体から剥離可能
    に、前記支持体表面上で前記フィルムを乾燥させる段階
    とを含む前記方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥バーミキュライトフィルム中の
    大きな膨れが最少となるように、 185±5°Fを越えな
    い温度で加熱することによって前記湿潤バーミキュライ
    トフィルムを乾燥させる段階を更に含む請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記段階の各々を連続して行い、且つ、
    前記柔軟性支持体の連続移動を可能にする少なくとも1
    つの回転自在なシリンダで前記柔軟性支持体を使用する
    請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記柔軟性支持体から前記乾燥バーミキ
    ュライトフィルムを分離させる段階を更に含む請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記柔軟性支持体から前記乾燥バーミキ
    ュライトフィルムを分離させる前記段階が、下地を用意
    する段階と、前記下地と前記乾燥バーミキュライトフィ
    ルムとの間に接着剤を用意する段階と、前記フィルムを
    前記下地の表面上に付着させる段階と、前記乾燥バーミ
    キュライトフィルムを前記支持体から分離させ前記下地
    に接着させるように、前記支持体を取り除く段階とを更
    に含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記乾燥バーミキュライトフィルムを前
    記支持体から分離させる段階が、前記乾燥バーミキュラ
    イトフィルムを概ね平らな状態に保ったまま、この乾燥
    フィルムから前記柔軟性支持体を剥ぎ取ることを含む請
    求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記支持体を紙で形成する請求項1に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記バーミキュライト分散系が前記紙の
    中に染み込む度合いを低減させるように乾燥時に作用す
    る塗料の層によって、前記紙を少なくとも1回は被覆す
    る請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記塗料がラテックスを含む請求項8に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ラテックス塗料がアクリロニトリ
    ルブタジエンスチレンを含む請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記支持体をラテックスで含浸及び被
    覆する請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記塗料が更に剥離剤も含む請求項9
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記分散系が更に剥離剤も含む請求項
    1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記支持体が、前記支持体のフィルム
    受け表面上に塗布された剥離剤を更に含み、前記剥離剤
    が、前記支持体の湿潤フィルム保持性を無効化すること
    なしに前記乾燥バーミキュライトフィルムの剥離を容易
    にする働きをする請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記剥離剤がアクリロニトリルアクリ
    ルコポリマーを含む請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記剥離剤が、前記支持体のフィルム
    剥離性を増大させる働きをする、界面活性剤、ワック
    ス、シリコーン、油、樹脂、ポリマー、又は、他の潤滑
    性材料を含む表面コンディショニング材料を含む請求項
    12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記支持体の表面上の乾燥フィルムの
    上に少なくとも1つの湿潤バーミキュライトフィルムの
    連続層を付着させ、前記連続層の乾燥を可能にする段階
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記バーミキュライト微小平片の非凝
    集コロイド状分散系の中にアジリジンを加える段階を更
    に含む請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記アジリジンが、前記分散系中の固
    体の合計乾燥重量を基準として10乾燥重量%以下だけ含
    まれる請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記アジリジンが、前記分散系中の固
    体の合計乾燥重量を基準として2〜5乾燥重量%以下だ
    け含まれる請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記バーミキュライトフィルムが乾燥
    した後で前記バーミキュライトフィルムをシリンダでロ
    ーラがけする段階を更に含む請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記分散系中に結合剤を加える段階を
    更に含む請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記分離乾燥バーミキュライトフィル
    ムを後続の剥離シートに付着させる段階を更に含む請求
    項4に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記湿潤バーミキュライトフィルム
    を、約7ミル以下の湿潤厚さで、移動中の柔軟性支持体
    の上に付着させる請求項1に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記乾燥バーミキュライトフィルムを
    前記柔軟性支持体上に剥離可能な形で付着させる、請求
    項1に記載の方法によって与えられる柔軟性剥離支持体
    上で乾燥させられた剥離可能な緻密なバーミキュライト
    フィルム。
  26. 【請求項26】 層間剥離バーミキュライト微小平片と
    アジリジンとを含む組成物。
  27. 【請求項27】 バーミキュライトと、アジリジンから
    形成されたアミンとの混合物を含む組成物。
  28. 【請求項28】 前記支持体を用意する前記段階が、前
    記支持体をロールから巻き戻す段階を含む請求項1に記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 請求項20に記載の方法によって作られ
    たフィルム。
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