JPH06292782A - 被検出部材、それの処理装置ならびに処理方法 - Google Patents

被検出部材、それの処理装置ならびに処理方法

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JPH06292782A
JPH06292782A JP26750793A JP26750793A JPH06292782A JP H06292782 A JPH06292782 A JP H06292782A JP 26750793 A JP26750793 A JP 26750793A JP 26750793 A JP26750793 A JP 26750793A JP H06292782 A JPH06292782 A JP H06292782A
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infrared rays
bobbin
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JP26750793A
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English (en)
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Toshio Oshima
敏夫 大嶋
Masahito Nishida
雅人 西田
Kunitoshi Ohashi
邦敏 大橋
Kenichi Hayakawa
賢一 早川
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NIPPON KURESUTA KK
Maxell Holdings Ltd
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NIPPON KURESUTA KK
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06HMARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
    • D06H1/00Marking textile materials; Marking in combination with metering or inspecting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/08Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle
    • B65H63/086Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle responsive to completion of unwinding of a package
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B59/00Applications of bobbin-winding or -changing devices; Indicating or control devices associated therewith
    • D05B59/02Devices for determining or indicating the length of thread still on the bobbin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の位置が確実に検知でき、処理効率の高
い処理装置を提供する。 【構成】 赤外線を照射することによって蛍光を発する
蛍光塗料を被検出部材30の検出位置に塗布して潜像の
マーキング部31を形成するマーキング部形成手段32
と、そのマーキング部31を形成した被検出部材30を
搬送する搬送手段33と、被検出部材30の搬送経路上
に配置され、マーキング部31に赤外線を照射する発光
素子34と、マーキング部31から発せられる蛍光を受
光する受光素子35とを有している位置検出手段36
と、その受光素子35からの位置検出信号に基づき被検
出部材30に対して所定の処理を行う処理手段37とを
備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば線状部材、帯状
部材、フィルム状部材などの長尺状の被検出部材、その
被検出部材の処理装置ならびに処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばミシンについて説明すると、縫製
に際して下糸を巻取り装置でボビンに予め巻き取ってお
き、ミシン本体に装着されているボビンの下糸が使用し
て無くなると、空のボビンを取り外しその代わりに下糸
を巻き取ったボビンと交換する作業がなされる。
【0003】工業用ミシンの場合それの構造的な制限な
どから一般に、ボビンに巻き取られる上糸の長さは50
00m程度であるのに対して下糸の長さは200m程度
と極めて短かい。そのために縫製作業を中断して、下糸
ボビンの交換を頻繁に行なわなければならず、一連の縫
製作業の中で占める下糸ボビンの交換作業の割合が高
く、縫製効率が悪いのが現状である。
【0004】この下糸が無くなる時期、すなわち下糸ボ
ビンの交換時期を予め検知する手段が従来のミシンには
付設されておらず、作業者の経験上の感に頼るしかな
く、交換時期の判断に熟練を要していた。特に下糸が無
くなったのを知らずに作業を続けると空縫の状態とな
り、そのために縫製作業をやり直す必要があり、また、
針孔による布地の損傷などの問題も生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような欠点を解消
するため、下糸ボビンの回転数をカウントすることによ
り下糸の残量を検知したり、下糸の所定位置に磁性塗料
を塗布し、その塗布部分を磁気的に検知して下糸の残量
を知る方法などが検討されていた。
【0006】しかし、前者の方法は、下糸ボビンの巻回
量が多い場合と少ない場合とで下糸ボビンの1回転によ
って繰り出される下糸の長さが異なること、及び材質に
より下糸の太さが異なることなどから、ボビンの回転数
をカウントしても正確な残量検知は行われない。
【0007】また後者の方法では、下糸ボビンを回転し
て下糸を繰り出す際に下糸が振動してセンサ(磁気ヘッ
ド)との密着が悪いため、磁性体塗布部分の検出が不確
実であり、しかも糸に磁性塗料を塗布すると部分的に糸
の色が黒ずみ、縫製したときに塗料の塗布部分が目立
ち、縫製物の外観を損ねるなどの欠点を有している。
【0008】さらに、センサをミシン下部に取り付けた
場合、ゴミ、ホコリ、油等により受光部や磁気ヘッドが
汚れてセンサ機能が著しく低下し、動作信頼性に問題が
あり、またそのためにセンサの設置位置が制限されるな
どの欠点を有している。
【0009】図13は下糸ボビン100の交換時期を検
知する他の例を示す図で、この例の場合は下糸ボビン1
00に巻装された下糸101の巻径を所定位置に固定さ
れた発光素子102と受光素子103とで光学的に監視
し、下糸101を繰り出してその巻径が所定のところま
で減ると、受光素子103側から下糸ボビン100の交
換信号を出力するようになっている。
【0010】図14、図15は下糸ボビン100の交換
時期を検知するさらに他の例を示す図で、この例の場合
は下糸ボビン100の巻芯部104が細径芯部104a
とそれよりも若干径大の太径芯部104bとから構成さ
れ、芯部104が2段形状になっており、前記太径芯部
104bの表面は下糸101と異なる色に着色されてい
る。
【0011】図14は下糸ボビン100の使用初期の状
態を、図15は下糸ボビン100の使用末期の状態を、
それぞれ示している。
【0012】これらの図に示すように太径芯部104b
に相当する部分を発光素子102と受光素子103とで
光学的に監視し、下糸101を使用して太径芯部104
bに巻かれている下糸101が無くなり太径芯部104
bの表面が露出すると(図15参照)、その色の変化を
受光素子103で検出して下糸ボビン100の交換信号
を出力するようになっている。
【0013】しかし、これら何れの方法においても下糸
101の径によってそれの残量が違うから、下糸101
の残量を正確に検知することが難しいという欠点を有し
ている。
【0014】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解消し、所望の位置が確実に検知でき、処理効率
の高い被検出部材、それの処理装置ならびに処理方法を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の本発明は、例えばミシン糸などの被検出部材
に、赤外線を照射することによって蛍光を発する蛍光塗
料を検出位置に塗布して潜像のマーキング部を形成した
ことを特徴とするものである。
【0016】上記目的を達成するため、第2の本発明
は、赤外線を照射することによって蛍光を発する蛍光塗
料を例えばミシン糸などの被検出部材の検出位置に塗布
して潜像のマーキング部を形成した被検出部材を搬送す
る例えばローラなどの搬送手段と、前記被検出部材の搬
送経路上に配置され、前記マーキング部に赤外線を照射
する発光素子と、マーキング部から発せられる蛍光を受
光する受光素子とを有している位置検出手段と、その受
光素子からの位置検出信号に基づき被検出部材に対して
例えばミシン糸交換などの所定の処理を行う処理手段と
を備えていることを特徴とするものである。
【0017】上記目的を達成するため、第3の本発明
は、赤外線を照射することによって蛍光を発する蛍光塗
料を例えばミシン糸などの被検出部材の検出位置に塗布
してマーキング部を形成するマーキング工程と、そのマ
ーキング部を形成した被検出部材を搬送する例えばロー
ラなどによる搬送工程と、前記被検出部材の搬送経路上
に配置された発光素子から前記マーキング部に向けて赤
外線を照射し、マーキング部から発せられる蛍光を受光
素子で受光することにより、マーキング部が到来したこ
とを検知する位置検出工程と、その受光素子からの位置
検出信号に基づき被検出部材に対して例えばミシン糸交
換などの所定の処理を行う処理工程とを含んでいること
を特徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明は前述のような構成になっており、被検
出部材にマーキング部を形成してそれを直接監視してい
るから、被検出部材の使用量、残量、位置、タイミング
などを正確に検知することができ高い信頼性が得られ
る。
【0019】また、マーキング部は蛍光塗料から構成さ
れた潜像であるから、マーキング部が目立たず、そのた
めに被検出部材を使用した製品などの外観を損ねたりす
る心配がない。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図とともに説明する。
図1は第1実施例に係るミシンの一部をブロック化した
要部断面図、図2はそのミシンの一部斜視図、図3はそ
のミシンに用いられるミシン糸の側面図である。
【0021】図2はミシンの一部斜視図であり、図中の
1は押さえ調節ネジ、2はカバー、3は糸送り調節部
材、4は上糸、5は針止めネジ、6は送り歯、7は下
糸、8は下糸ボビン、9はかま、10はミシン針、11
はてんびんである。このてんびん11が下がり始めると
かま9が反時計方向に回動し、上糸4を通したミシン針
10が縫製すべき布を通してかま9の近く達するとかま
9が今度は時計方向に回動し、緩んで輪になった上糸4
がかま9の先端に掛り易くなり、てんびん11が下がる
に従ってミシン針10が上がり、かま9の先端で上糸4
を引っ掛ける。
【0022】てんびん11が上がりだすとミシン針10
が上がりきり、下糸ボビン8が逆方向に回動し始め、上
糸4は下糸7と交差し、てんびん11が上がりきると上
糸4は引っ張られて締まり、これで1目分の縫合わせが
終了する。
【0023】このようにして順次布の縫製が行われる訳
であるが、上糸4の長さが5000mであるのに対して
下糸7の方は200mと極めて短いため、下糸7が無く
なるとその度毎に下糸ボビン8を頻繁に交換しなければ
ならない。下糸ボビン8に巻回されている下糸7の残り
量が少なくなったことを、即ち下糸7の残量を検知する
ため図3に示すように下糸7の所定位置に近赤外線を含
む赤外線を照射することにより蛍光を発する蛍光体12
が塗布、含浸されている。蛍光体12の塗布の長さはそ
れの光学的検知を確実にするために1mm以上、好まし
くは2〜5mmで、同図に示すように蛍光体12は近接
して複数個所に塗布してもよいし、1個所でもよい。
【0024】前記蛍光体12としては、例えばYNdY
bPO4 、NdP5 14、LiNdP4 12、LiNd
0.8 Yb0.2 4 12ならびにAl3 Nd(BO3 4
のグループから選択された無機化合物が使用できる。
【0025】このようにネオジウム(Nd)もしくはイ
ッテルビウム(Yb)を賦活元素として添加した蛍光体
は、化学的に安定しており、しかも励起効率が高いため
賞用できる。
【0026】この蛍光体12を塗布する位置、すなわち
マーキング位置であるが、図3に示す例では下糸7の始
端13から終端14の間で終端14から所定長さ(L
1)手前の位置に塗布されている。この所定長さ(L
1)は、縫製時の必要最大長さに相当するか、あるいは
それより若干長くなつている。この縫製時の必要最大長
さとは、途中で糸切りをしないで連続して縫うときの必
要長さのうちで最も長いところ(連続縫製最長部)の糸
の長さである。すなわちこの例では、蛍光体12が塗布
されている個所を光学的に検知してからでも、前記連続
縫製最長部の縫製が1回可能な長さである。
【0027】図4は蛍光体12の塗布位置の変形例を示
す図で、始端13から終端14にかけて一定の長さ(L
2)毎に蛍光体12が間欠的に塗布されている。この例
では、蛍光体12を光学的に検知してカウントすること
により下糸7をどこまで使用したかがいつの時点でも検
出できる。
【0028】蛍光体12を光学的に検知するフォトセン
サ15は例えば図1に示すように、近赤外線を含む赤外
線を照射する発光素子17と、蛍光体12から発せられ
る蛍光を受光する受光素子18とから主に構成されてい
る。このフォトセンサ15と対向する位置には、下糸ボ
ビン8から繰り出された下糸7の振れを防止するための
ガイド22が設けられている。
【0029】発光素子17から発せられる赤外線はボビ
ン8から繰り出される下糸7をスポット状に照射し、蛍
光体12を塗布した部分が通過すると赤外線で蛍光体1
2が励起され、前記赤外線の中心波長より異なる中心波
長をもつ蛍光を発し、それが受光素子18によって検知
される。
【0030】前記赤外線のスポット径は下糸7の径より
も例えば10倍以上大きく、下糸7が多少振れても確実
に照射できるようになっている。
【0031】蛍光体12は照射された赤外線で励起され
て発光するが、下糸7の反射率が20%以上、好ましく
は50%以上、さらに好ましくは80%以上の、例えば
白色、うすいピンク色、黄色、空色などの高反射率の下
糸7の場合は、下糸7と蛍光体12の界面で赤外線を反
射させて蛍光体12の励起を促進するため、特に高い出
力電圧を得ることができる。また前記ガイド22の表面
を前述のように高反射率にすることも、蛍光体12の励
起を促進する効果がある。しかし、黒色などのように反
射率が少し低いものを使用しても特に問題ではない。
【0032】フォトセンサ15から出力された蛍光体検
知信号S1は中央制御部19に入力され、所定のプログ
ラムに従って信号処理がなされた後、下糸ボビン8の交
換を表示する表示部20(例えばランプやアラーム)に
表示信号S2を出力し、前記図3のミシン糸7を使用し
た場合は、表示部20によってミシン糸7の残りの長さ
が所定の長さL1に達したことを作業者に知らせること
ができる。また、図4のミシン糸を使用した場合は、中
央制御部でカウント処理がなされ、表示部20に糸の使
用量が表示される。
【0033】図5は、本発明の第2実施例に係るミシン
の要部断面図である。前記第1実施例ではフォトセンサ
15をミシン針10の直前に配置したが、下糸ボビン8
や針板16の近傍は各種部品が近接しているため余分な
スペースがないことが多々ある。そのため本実施例で
は、フォトセンサ15を比較的スペースのある位置に設
置し、そのフォトセンサ15と下糸7の繰り出し径路の
間を光ファイバなどの細い光ガイド23で接続してあ
る。
【0034】図中の24は光ガイド23の一端を保持す
るホルダで、このホルダ24とガイド22との間を下糸
7が通過するようになつており、光ガイド23の一端、
すなわち光ガイド23の出光端面と入光端面が下糸7に
対して極めて近接して、あるいは接触するように配置さ
れている。なお、ガイド22とホルダ24を一体に形成
することも可能である。
【0035】図中の25は発光素子17の発光面近傍に
配置した集光レンズ、26は受光素子18の受光面近傍
に配置したフィルタである。
【0036】図6はスペクトル特性図で、図中の曲線a
はこの実施例で使用される半導体レーザダイオード製発
光素子17の発光スペクトルならびに下糸7からの反射
光のスペクトル曲線、曲線bは蛍光体12としてLiN
dP4 12を用いた場合の発光スペクトルである。ま
た、曲線cは前記フィルタ26の遮断領域ならびに透過
領域を示す特性曲線で、フィルタ26の設置により下糸
7からの反射光をカットして蛍光体12からの蛍光のみ
を受光素子18で受光することができる。
【0037】図7は、本発明の第3実施例に係るミシン
の要部断面図である。前記第1、第2実施例ではミシン
針10直前の下糸7に赤外線を照射する例を示している
が、本実施例は光ガイド23の一端を針板16の表面ま
で延ばし、縫製済み下糸7の蛍光体12を検知する構成
になっている。この実施例では、針板16が光ガイド2
3の一端を保持するホルダの役割をしている。なお、光
ガイド23の一端はミシン針10の近くに配置した方が
良い。
【0038】前記実施例は下糸7の残量検知について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上
糸4の使用量や残量の検知などにも適用できる。
【0039】図8は、本発明の第4実施例に係る処理装
置の概略構成図である。同図(a)はマーキング部31
を形成する工程を、同図(b)はマーキング部31を検
出する工程を、それぞれ示す概略構成図である。
【0040】同図(a)に示すように、繰出しローラ5
0から繰出された被検出部材30はマーキング部形成手
段32を経て巻取りローラ51に順次巻取られる。前記
マーキング部形成手段32は被検出部材30の搬送方向
に対して上下動可能に配置され、被検出部材30を介し
てガイド部材52が設置されている。搬送されて来た被
検出部材30が、このガイド部材52上で蛍光塗料を用
いて所定位置にマーキング部31が形成される。
【0041】前記被検出部材30としては例えば線状部
材、帯状部材、フィルム状部材などの長尺状をしてお
り、具体的には糸、ワイヤ、紐、電線、図9に示すよう
な例えば帯、反物、包帯などの縫製物、図10に示すよ
うな例えばガラス板、合成樹脂板、合成樹脂フィルム、
樹脂製または紙製のテープ、鋼板などのシート部材、図
11に示すような例えば両側にスプロケット孔38を有
するパソコン用などの連続紙あるいはファクシミリ装置
用の感熱紙などのロール状記録紙、図12に示すような
例えば光ファイバー、ガラス管、ガラス棒などの透明な
線状体、棒状体など各種の部材が適用可能である。
【0042】マーキング部形成手段32は、例えばスタ
ンプ、熱転写プリンタ、インクジェットプリンタなどか
ら構成されている。
【0043】マーキング部31の位置は被検出部材30
の検出しようとする目的によって異なるが、例えば被検
出部材30の先端部、末端部あるいは中間位置または所
定の間隔毎にマーキング部31を形成する。マーキング
部31は一個所に1つ又は複数形成され、特に被検出部
材30の搬送速度が速い場合にはマーキング部31を複
数個形成するとよい。
【0044】マーキング部31を検出する工程には同図
(b)に示すように、被検出部材30の搬送方向に沿っ
て駆動ローラ33aと従動ローラ33bとからなる搬送
手段33、発光素子34と受光素子35とを有する検出
手段36、被検出部材30の処理手段37が順次配置さ
れている。
【0045】前記受光素子35で受光された検知信号は
中央制御部38へ送られ、所定の信号処理や演算処理が
なされた後、文字表示部39ならびに(または)ランプ
あるいはブザー40を有する表示部41に送られる。
【0046】図中の42は検出手段36の近傍に設置さ
れたガイド部材で、搬送される被検出部材30が検出位
置でがたつかないように規制している。
【0047】前記処理手段37は被検出部材30の使用
目的によって様々であり、例えば縫製、切断、折り曲
げ、被検出部材の搬送停止、被検出部材の交換、被検出
部材の補給、印刷、貼合わせ、塗布、表面処理、熱処
理、化学処理、蒸着、スパッタリングなど各種のものが
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になってお
り、被検出部材にマーキング部を形成してそれを直接監
視しているから、被検出部材の使用量、残量、位置、タ
イミングなどを正確に検知することができ高い信頼性が
得られる。
【0049】また、マーキング部は蛍光塗料から構成さ
れた潜像であるから、マーキング部が目立たず、そのた
めに被検出部材を使用した製品などの外観を損ねたりす
る心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るミシンの一部をブロ
ック化した要部断面図である。
【図2】そのミシンの一部斜視図である。
【図3】そのミシンに使用されるミシン糸の拡大側面図
である。
【図4】ミシン糸の変形例を示す拡大側面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るミシンの要部断面図
である。
【図6】光スペクトル図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るミシンの要部断面図
である。
【図8】本発明の第4実施例に係るマーキング形成工程
ならびにマーキング部検出工程を示す概略構成図であ
る。
【図9】縫製物などからなる被検出部材の平面図であ
る。
【図10】透明板などからなる被検出部材の平面図であ
る。
【図11】連続記録紙などからなる被検出部材の平面図
である。
【図12】光ファイバなどからなる被検出部材の平面図
である。
【図13】従来の下糸の残量検出を説明するための横断
面図である。
【図14】従来の下糸の他の残量検出を説明するための
縦断面図である。
【図15】従来の下糸の他の残量検出を説明するための
縦断面図である。
【符号の説明】
4 上糸 7 下糸 8 下糸ボビン 10 針 12 蛍光体 13 始端 14 終端 15 フォトセンサ 16 針板 17 発光素子 18 受光素子 19 中央制御部 20 表示部 23 光ガイド 24 ホルダ 26 フィルタ S1 蛍光体検知信号 S2 表示信号 30 被検出部材 31 マーキング部 32 マーキング部形成手段 33 搬送手段 34 発光素子 35 受光素子 36 検出手段 37 処理手段
フロントページの続き (72)発明者 大橋 邦敏 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 早川 賢一 大阪府大阪市淀川区西中島3丁目19番15号 日本クレスタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を照射することによって蛍光を発
    する蛍光塗料を検出位置に塗布して潜像のマーキング部
    を形成したことを特徴とする被検出部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記被検出部材
    がミシン糸で、前記マーキング部が当該ミシン糸の所定
    位置に形成されていることを特徴とする被検出部材。
  3. 【請求項3】 赤外線を照射することによって蛍光を発
    する蛍光塗料を被検出部材の検出位置に塗布して潜像の
    マーキング部を形成した被検出部材を搬送する搬送手段
    と、 前記被検出部材の搬送経路上に配置され、前記マーキン
    グ部に赤外線を照射する発光素子と、マーキング部から
    発せられる蛍光を受光する受光素子とを有している位置
    検出手段と、 その受光素子からの位置検出信号に基づき被検出部材に
    対して所定の処理を行う処理手段とを備えていることを
    特徴とする被検出部材の処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記被検出部材
    がミシン糸で、前記位置検出手段により当該ミシン糸の
    残量が所定の長さに達したことを検出し、前記処理手段
    がミシン糸交換手段であることを特徴とする被検出部材
    の処理装置。
  5. 【請求項5】 赤外線を照射することによって蛍光を発
    する蛍光塗料を被検出部材の検出位置に塗布して潜像の
    マーキング部を形成するマーキング工程と、 そのマーキング部を形成した被検出部材を搬送する搬送
    工程と、 前記被検出部材の搬送経路上に配置された発光素子から
    前記マーキング部に向けて赤外線を照射し、マーキング
    部から発せられる蛍光を受光素子で受光することによ
    り、マーキング部が到来したことを検出する位置検出工
    程と、 その受光素子からの位置検出信号に基づき被検出部材に
    対して所定の処理を行う処理工程とを含んでいることを
    特徴とする被検出部材の処理方法。
JP26750793A 1993-02-15 1993-10-26 被検出部材、それの処理装置ならびに処理方法 Withdrawn JPH06292782A (ja)

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