JPH06292204A - ボアホールテレビカメラ装置の影像処理方式 - Google Patents
ボアホールテレビカメラ装置の影像処理方式Info
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- JPH06292204A JPH06292204A JP7787093A JP7787093A JPH06292204A JP H06292204 A JPH06292204 A JP H06292204A JP 7787093 A JP7787093 A JP 7787093A JP 7787093 A JP7787093 A JP 7787093A JP H06292204 A JPH06292204 A JP H06292204A
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- JP
- Japan
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- image
- television camera
- frame memory
- video image
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円錐映像の展開画像および展開柱状画像をリ
アルタイムで観測することの可能な映像処理方式の提
供。 【構成】 円錐鏡およびテレビカメラを備えたカメラゾ
ンデをボーリング孔内に挿入し、円筒状ガラス窓を通し
て壁面全周を観察記録するボアホールテレビカメラ装置
において、円錐映像Pを一時的に収納する第1のフレー
ムメモリ2と、角度単位で正弦値及び余弦値を記憶した
ROMおよび半径Lを単位長さで区分して記憶するLカ
ウンタを含む座標変換回路3とを用いて、前記の収納さ
れた円錐映像を内周もしくは外周から円周に沿って渦巻
状に順次読み出して(P参照)直交座標の展開映像Qに
変換し、リアルタイムで表示系6に表示する。分割した
展開映像表示、展開柱状画像の表示も可能である。
アルタイムで観測することの可能な映像処理方式の提
供。 【構成】 円錐鏡およびテレビカメラを備えたカメラゾ
ンデをボーリング孔内に挿入し、円筒状ガラス窓を通し
て壁面全周を観察記録するボアホールテレビカメラ装置
において、円錐映像Pを一時的に収納する第1のフレー
ムメモリ2と、角度単位で正弦値及び余弦値を記憶した
ROMおよび半径Lを単位長さで区分して記憶するLカ
ウンタを含む座標変換回路3とを用いて、前記の収納さ
れた円錐映像を内周もしくは外周から円周に沿って渦巻
状に順次読み出して(P参照)直交座標の展開映像Qに
変換し、リアルタイムで表示系6に表示する。分割した
展開映像表示、展開柱状画像の表示も可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボーリング孔内にテレ
ビカメラを挿入し孔壁の状態を観測するボアホールテレ
ビカメラ装置に関し、特にその映像処理方式に関するも
のである。
ビカメラを挿入し孔壁の状態を観測するボアホールテレ
ビカメラ装置に関し、特にその映像処理方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ボアホールテレビカメラ装置にはテレビ
カメラ軸線上に45度の円錐鏡を設置し孔壁全周(36
0度)を一度に撮影する全周撮影方式がある。この方式
においては、テレビカメラに映る影像は円筒状ガラス窓
を通して円錐鏡に映る孔壁を撮影しており、その影像は
円形であり中心部が上方になり外側が下方になる大きな
歪を持った円錐映像となるものである。そして従来の方
式では、観測中はこの歪みの大きな映像ををそのまま使
用し、歪みの無い画像を得ようとするときは、映像を録
画装置に記録しておき、その再生画像をA/D変換した
後汎用計算機により画像処理して画像歪の無い展開映像
を得ている。
カメラ軸線上に45度の円錐鏡を設置し孔壁全周(36
0度)を一度に撮影する全周撮影方式がある。この方式
においては、テレビカメラに映る影像は円筒状ガラス窓
を通して円錐鏡に映る孔壁を撮影しており、その影像は
円形であり中心部が上方になり外側が下方になる大きな
歪を持った円錐映像となるものである。そして従来の方
式では、観測中はこの歪みの大きな映像ををそのまま使
用し、歪みの無い画像を得ようとするときは、映像を録
画装置に記録しておき、その再生画像をA/D変換した
後汎用計算機により画像処理して画像歪の無い展開映像
を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方式では、観測現場で使用出来る汎用計算機による
画像処理をリアルタイムで行うことが困難である為、観
測中に孔壁の展開映像を見る事が不可能であった。した
がって観測現場では映像が歪んでいる円錐映像を使用せ
ざるを得ず、このため孔内の様子が直接理解できない欠
点があり、実務上好ましいものでは無かった。
従来方式では、観測現場で使用出来る汎用計算機による
画像処理をリアルタイムで行うことが困難である為、観
測中に孔壁の展開映像を見る事が不可能であった。した
がって観測現場では映像が歪んでいる円錐映像を使用せ
ざるを得ず、このため孔内の様子が直接理解できない欠
点があり、実務上好ましいものでは無かった。
【0004】また、得られる展開映像は、深度方向の視
野が円錐鏡の高さで制限されて細長い帯状体となるの
で、この映像をそのままテレビモニタ上に表示すると空
白の部分が大部残ることになる。そこで映像の部分拡大
を行って画面全体を利用すれば映像の分解能が向上する
ことは考えられるが、この場合もリアルタイムで行うこ
とは困難である。さらに、観測中に孔壁の展開柱状画像
を見ようとしても、上記と同様に各段毎に汎用計算機を
用いて処理する必要が有るので、実現不可能であった。
野が円錐鏡の高さで制限されて細長い帯状体となるの
で、この映像をそのままテレビモニタ上に表示すると空
白の部分が大部残ることになる。そこで映像の部分拡大
を行って画面全体を利用すれば映像の分解能が向上する
ことは考えられるが、この場合もリアルタイムで行うこ
とは困難である。さらに、観測中に孔壁の展開柱状画像
を見ようとしても、上記と同様に各段毎に汎用計算機を
用いて処理する必要が有るので、実現不可能であった。
【0005】本発明は上記のような欠点に鑑み、孔壁全
周の展開映像をリアルタイムで観測することの可能な映
像処理方式を提供すると共に、周面映像の分解能をリア
ルタイムで改善し、さらに、展開柱状画像を擬似リアル
タイムに見ることを可能とする映像処理方式を提供しよ
うとするものである。
周の展開映像をリアルタイムで観測することの可能な映
像処理方式を提供すると共に、周面映像の分解能をリア
ルタイムで改善し、さらに、展開柱状画像を擬似リアル
タイムに見ることを可能とする映像処理方式を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、テレビ
カメラ軸線上に45度の円錐鏡を設置し、円筒状ガラス
窓を介して孔壁全周(360度)をドーナツ形状の周面
映像として撮影しモニタするボアホールテレビカメラ装
置において、前記周面映像を一時的に収納するフレーム
メモリと、正弦及び余弦の三角関数値が全周(360
度)に亘って細分されて書き込まれたROMおよび半径
を前記円周映像の内径から外径の間に細分して記録する
Lカウンタを含み、前記ROMから読出した三角関数値
と前記Lカウンタから読み出した半径値の乗算を順次行
って極座標形式を直交座標形式に変換するための読出し
信号を発生する座標変換回路とを備え、前記読出し信号
を前記フレームメモリに与えて該フレームメモリに収納
されている周面映像をこの映像の円周に沿って外周もし
くは内周から渦巻状に読み出して直交座標軸形式の展開
映像に変換しリアルタイムに表示するようにしたことを
特徴とする、ボアホールテレビカメラ装置の映像処理方
式が得られる。
カメラ軸線上に45度の円錐鏡を設置し、円筒状ガラス
窓を介して孔壁全周(360度)をドーナツ形状の周面
映像として撮影しモニタするボアホールテレビカメラ装
置において、前記周面映像を一時的に収納するフレーム
メモリと、正弦及び余弦の三角関数値が全周(360
度)に亘って細分されて書き込まれたROMおよび半径
を前記円周映像の内径から外径の間に細分して記録する
Lカウンタを含み、前記ROMから読出した三角関数値
と前記Lカウンタから読み出した半径値の乗算を順次行
って極座標形式を直交座標形式に変換するための読出し
信号を発生する座標変換回路とを備え、前記読出し信号
を前記フレームメモリに与えて該フレームメモリに収納
されている周面映像をこの映像の円周に沿って外周もし
くは内周から渦巻状に読み出して直交座標軸形式の展開
映像に変換しリアルタイムに表示するようにしたことを
特徴とする、ボアホールテレビカメラ装置の映像処理方
式が得られる。
【0007】また上記において、前記変換された直交座
標軸形式の展開映像が、前記周面映像をX軸方向に複数
片に分割し分割した各片を上下方向に配列した形状の分
割展開映像であっても良く、更に、全周を1本の帯状と
して別のフレームメモリに記憶することにより、該周面
映像各深度ごとに積み重ねて記憶し、記憶された画像を
展開柱状映像として表示するようにしても良い。
標軸形式の展開映像が、前記周面映像をX軸方向に複数
片に分割し分割した各片を上下方向に配列した形状の分
割展開映像であっても良く、更に、全周を1本の帯状と
して別のフレームメモリに記憶することにより、該周面
映像各深度ごとに積み重ねて記憶し、記憶された画像を
展開柱状映像として表示するようにしても良い。
【0008】
【実施例】図1および図2は、本発明によるボアホール
テレビカメラ装置の映像処理方式を実施する画像処理装
置の構成、及びこの方式に使用するボアホールテレビカ
メラ装置の構成それぞれ示す図である。はじめに図2の
ボアホールテレビカメラ装置について説明すると、リン
グ孔10内に挿入するカメラゾンデ11、このカメラゾ
ンデを上下させるための昇降機12、カメラゾンデと昇
降機を制御すると共に図1の画像処理装置を含む制御器
13、カメラゾンデ11ら送られてくる映像信号を映し
出すテレビモニタ14、及びこれらの機器をつなぐシス
テムケーブル(電気信号線および電力線を含む)15か
ら成っている。カメラゾンデ11内の中央部及び下部に
おいて、テレビカメラ16は円錐鏡17を視野内にお
き、円筒状ガラス窓18を通し照明用の電球19により
照らされた孔壁20を撮影する。またゾンデ内上部に
は、テレビカメラ16の焦点調節用モータ21、方位計
22、ゾンデ内部電源23が配置されている。さらに昇
降機12とカメラゾンデ11の間には、カメラゾンデの
上下方向の位置を検出する深度測定用エンコーダ24が
設けられている。
テレビカメラ装置の映像処理方式を実施する画像処理装
置の構成、及びこの方式に使用するボアホールテレビカ
メラ装置の構成それぞれ示す図である。はじめに図2の
ボアホールテレビカメラ装置について説明すると、リン
グ孔10内に挿入するカメラゾンデ11、このカメラゾ
ンデを上下させるための昇降機12、カメラゾンデと昇
降機を制御すると共に図1の画像処理装置を含む制御器
13、カメラゾンデ11ら送られてくる映像信号を映し
出すテレビモニタ14、及びこれらの機器をつなぐシス
テムケーブル(電気信号線および電力線を含む)15か
ら成っている。カメラゾンデ11内の中央部及び下部に
おいて、テレビカメラ16は円錐鏡17を視野内にお
き、円筒状ガラス窓18を通し照明用の電球19により
照らされた孔壁20を撮影する。またゾンデ内上部に
は、テレビカメラ16の焦点調節用モータ21、方位計
22、ゾンデ内部電源23が配置されている。さらに昇
降機12とカメラゾンデ11の間には、カメラゾンデの
上下方向の位置を検出する深度測定用エンコーダ24が
設けられている。
【0009】次に図1の画像処理装置について説明す
る。デジタル変換された映像信号iは、同期信号sで動
作するタイミング回路1の出力である書込信号wによ
り、第1のフレームメモリ2にドーナツ形状の映像信号
Pとして書き込まれる。ROM及びLカウンタを含む座
標変換回路3は、後から詳しく説明するが、タイミング
回路1からの信号に同期して座標変換演算を行い、読出
信号rを第1のフレイムメモリ2に送る。この読出信号
rにより第1のフレームメモリ2では、ドーナツ状に書
き込まれている映像信号は、Pに示すように内周(また
は外周)から円周に沿って順次外方(または内方)に向
けて読み出し、直交座標形式の映像信号Qとして出力す
る。この映像信号は表示切換回路4を通って表示系6へ
送られ、デジタル・アナログ変換された後、動画として
テレビモニタ14ヘ送られる。前記の直交座標形式の映
像信号Qは最も簡単な単一の長方形画像(基本形状)で
あるが、画像処理により1つの画像を幾つかに分解して
複数の画像としてテレビ画面に適当に配置し表示するこ
ともできる。この場合基本形状の画像より拡大された画
像がリアルタイムで表示可能と成る。一方上記の映像信
号を同時に第2のフレームメモリ5に記憶できるように
しておくと、複数回の測定により静止画像の展開柱状画
像を狭い意味のリアルタイムで得ることができる。前記
の2つの方式のどちらを採用するかは表示切換回路4の
切換えによって決められる。
る。デジタル変換された映像信号iは、同期信号sで動
作するタイミング回路1の出力である書込信号wによ
り、第1のフレームメモリ2にドーナツ形状の映像信号
Pとして書き込まれる。ROM及びLカウンタを含む座
標変換回路3は、後から詳しく説明するが、タイミング
回路1からの信号に同期して座標変換演算を行い、読出
信号rを第1のフレイムメモリ2に送る。この読出信号
rにより第1のフレームメモリ2では、ドーナツ状に書
き込まれている映像信号は、Pに示すように内周(また
は外周)から円周に沿って順次外方(または内方)に向
けて読み出し、直交座標形式の映像信号Qとして出力す
る。この映像信号は表示切換回路4を通って表示系6へ
送られ、デジタル・アナログ変換された後、動画として
テレビモニタ14ヘ送られる。前記の直交座標形式の映
像信号Qは最も簡単な単一の長方形画像(基本形状)で
あるが、画像処理により1つの画像を幾つかに分解して
複数の画像としてテレビ画面に適当に配置し表示するこ
ともできる。この場合基本形状の画像より拡大された画
像がリアルタイムで表示可能と成る。一方上記の映像信
号を同時に第2のフレームメモリ5に記憶できるように
しておくと、複数回の測定により静止画像の展開柱状画
像を狭い意味のリアルタイムで得ることができる。前記
の2つの方式のどちらを採用するかは表示切換回路4の
切換えによって決められる。
【0010】図3は以上の説明に用いられた円錐映像
(a)と、基本形状の展開映像(b)と、2列に分けて
拡大した展開映像(c)と、展開柱状画像(d)を示す
図であり、理解を容易にするため孔壁20にABCDE
Fの文字が描かれている状態を示している。円錐映像と
展開柱状画像は480×480画素の正方形の第1、第
2のフレームメモリ上に記録される。
(a)と、基本形状の展開映像(b)と、2列に分けて
拡大した展開映像(c)と、展開柱状画像(d)を示す
図であり、理解を容易にするため孔壁20にABCDE
Fの文字が描かれている状態を示している。円錐映像と
展開柱状画像は480×480画素の正方形の第1、第
2のフレームメモリ上に記録される。
【0011】次に上記の各種映像について説明を付け加
える。円錐映像(a)は円錐鏡17に映る孔壁20の表
面をテレビカメラ16により撮影したものであり、深度
2cm分の全周がドーナツ状に映っている。基本形状の
展開映像(b)は、深度2cm全周360度の円錐像を
画像処理により展開したものである。展開映像(c)は
深度2cm全周360度の映像を北→東→南と南→西→
北の半分に分けテレビモニタ14上に上下段2つに分け
て表示したものであり、基本形状の場合に比べて拡大し
た映像が得られる。展開柱状画像(d)は、座標変換回
路3からの書込信号βにより展開画像を深さ方向1cm
分を取り出し、360度が1行になるように接続した
後、テレビモニタに表示するのに必要な横方向480画
素になるように映像中の画素を間引くことにより縮小
し、第2のフレームメモリ5上に記憶する。この時、カ
メラゾンデ11の基準線の向きを方位計22により計測
し、磁化が常に右端となるように位置を補正している。
そして、カメラゾンデ11が次の1cm分移動すると次
の行に接続して記憶し第2のフレームメモリ5上に記憶
蓄積させ、テレビモニタ14へ表示させると、ボーリン
グ孔10内の展開柱状画像(d)が得られる。この展開
柱状画像(d)は、カメラゾンデ11が移動しテレビモ
ニタ14上の表示が一杯になると、その移動方向により
スクロールアップまたはダウンするようになっており、
第2のフレームメモリ5上の画像情報は図示してない外
部記憶媒体へ記録され保存される。
える。円錐映像(a)は円錐鏡17に映る孔壁20の表
面をテレビカメラ16により撮影したものであり、深度
2cm分の全周がドーナツ状に映っている。基本形状の
展開映像(b)は、深度2cm全周360度の円錐像を
画像処理により展開したものである。展開映像(c)は
深度2cm全周360度の映像を北→東→南と南→西→
北の半分に分けテレビモニタ14上に上下段2つに分け
て表示したものであり、基本形状の場合に比べて拡大し
た映像が得られる。展開柱状画像(d)は、座標変換回
路3からの書込信号βにより展開画像を深さ方向1cm
分を取り出し、360度が1行になるように接続した
後、テレビモニタに表示するのに必要な横方向480画
素になるように映像中の画素を間引くことにより縮小
し、第2のフレームメモリ5上に記憶する。この時、カ
メラゾンデ11の基準線の向きを方位計22により計測
し、磁化が常に右端となるように位置を補正している。
そして、カメラゾンデ11が次の1cm分移動すると次
の行に接続して記憶し第2のフレームメモリ5上に記憶
蓄積させ、テレビモニタ14へ表示させると、ボーリン
グ孔10内の展開柱状画像(d)が得られる。この展開
柱状画像(d)は、カメラゾンデ11が移動しテレビモ
ニタ14上の表示が一杯になると、その移動方向により
スクロールアップまたはダウンするようになっており、
第2のフレームメモリ5上の画像情報は図示してない外
部記憶媒体へ記録され保存される。
【0012】図4は図1の第1のフレームメモリ2上に
記録された円錐映像情報Pを渦巻状に読み出し展開映像
に変換する為のアドレスの演算方法の概念を示す図であ
る。図においてx。,y。は円錐映像の中心となる座標
である。x,yは読み出す時の座標であり、下記の式
(1) で示す計算から求められる。なおこの式(1) 於い
て、Lは展開画像における水平走査線の位置を示し、θ
は円錐映像(a)における方位であって、展開画像
(b)における水平走査線上の位置を示している。
記録された円錐映像情報Pを渦巻状に読み出し展開映像
に変換する為のアドレスの演算方法の概念を示す図であ
る。図においてx。,y。は円錐映像の中心となる座標
である。x,yは読み出す時の座標であり、下記の式
(1) で示す計算から求められる。なおこの式(1) 於い
て、Lは展開画像における水平走査線の位置を示し、θ
は円錐映像(a)における方位であって、展開画像
(b)における水平走査線上の位置を示している。
【0013】 x=a−LCosθ, y=b−L×Sinθ …(1) 図5は円錐映像情報を渦巻状に読み出し図3の(b) ,
(c) ,(d) のような映像に変換する為のアドレスの演算
を行う座標変換回路3(図1)の構成の一例を示す図で
ある。三角関数値のROM31には角度0゜ないし17
9゜に対する正弦値(X用)及び余弦値(Y用)を予め
設定して置く。またLカウンタ32には半径を512区
分できるよう記憶させておく。まずLカウンタ32の半
径値として例えば最大値512を取り、これにROM3
1のCosデータを角度0から179度に順次乗算器3
で乗算してX方向の座標xの一列を求め、その間各値に
対して円錐映像の中心座標のプリセット値x。を加算器
35で加算し、続いて半径を1だけ減じて同じ操作を行
い、以下これを半径の最小値まで繰り返す。またY軸に
付いても同様にROM31′その他専用回路を用いて行
われる。かくして座標変換回路3では、三角関数の演算
を行う事なしにリアルタイムの座標変換演算処理が可能
である。
(c) ,(d) のような映像に変換する為のアドレスの演算
を行う座標変換回路3(図1)の構成の一例を示す図で
ある。三角関数値のROM31には角度0゜ないし17
9゜に対する正弦値(X用)及び余弦値(Y用)を予め
設定して置く。またLカウンタ32には半径を512区
分できるよう記憶させておく。まずLカウンタ32の半
径値として例えば最大値512を取り、これにROM3
1のCosデータを角度0から179度に順次乗算器3
で乗算してX方向の座標xの一列を求め、その間各値に
対して円錐映像の中心座標のプリセット値x。を加算器
35で加算し、続いて半径を1だけ減じて同じ操作を行
い、以下これを半径の最小値まで繰り返す。またY軸に
付いても同様にROM31′その他専用回路を用いて行
われる。かくして座標変換回路3では、三角関数の演算
を行う事なしにリアルタイムの座標変換演算処理が可能
である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
於いては孔壁全周の展開画像をリアルタイムで観測する
ことが可能となり、しかも全周撮影、詳細撮影、展開柱
状画像の3方式を使い分けることが可能となり、地層の
全体像と破砕帯や地質、岩種の詳細観察に要する測定時
間が短縮される。従って、得られる映像は明快であり、
測定の信頼性、経済性は向上する。
於いては孔壁全周の展開画像をリアルタイムで観測する
ことが可能となり、しかも全周撮影、詳細撮影、展開柱
状画像の3方式を使い分けることが可能となり、地層の
全体像と破砕帯や地質、岩種の詳細観察に要する測定時
間が短縮される。従って、得られる映像は明快であり、
測定の信頼性、経済性は向上する。
【図1】本発明を方式を適用するボアホールテレビカメ
ラ装置に使用する映像処理装置の構成を示す図である。
ラ装置に使用する映像処理装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の方式に用いるボアホールテレビカメラ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図3】本発明における円錐映像と展開映像と展開柱状
画像の関係を示す図である。
画像の関係を示す図である。
【図4】本発明において円錐映像から展開映像に座標変
換する為の演算方法を示す概念図である。
換する為の演算方法を示す概念図である。
【図5】図1の映像処理装置に用いられる座標変換回路
のブロック図である。
のブロック図である。
1 タイミング回路 2 第1のフレームメモリ 3 座標変換回路 4 表示切換回路 5 第2のフレームメモリ 6 表示系 10 ボーリング孔 11 カメラゾンデ 12 昇降機 13 制御器 14 テレビモニタ 15 システムケーブル 16 テレビカメラ 17 円錐鏡 18 円筒状ガラス窓 19 電球 20 孔壁 21 焦点調節用モータ 22 方位計 23 ゾンデ内部電源 24 深度測定用エンコーダ
フロントページの続き (72)発明者 坂田 文男 東京都保谷市柳沢2丁目17番20号 坂田電 機株式会社内 (72)発明者 遠藤 真一 東京都保谷市柳沢2丁目17番20号 坂田電 機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 テレビカメラ軸線上に45度の円錐鏡を
設置し、円筒状ガラス窓を介して孔壁全周(360度)
をドーナツ形状の周面映像として撮影しモニタするボア
ホールテレビカメラ装置において、 前記周面映像を一時的に収納するフレームメモリと、正
弦及び余弦の三角関数値が全周(360度)に亘って細
分されて書き込まれたROMおよび半径を前記円周映像
の内径から外径の間に細分して記録するLカウンタを含
み、前記ROMから読出した三角関数値と前記Lカウン
タから読み出した半径値の乗算を順次行って極座標形式
を直交座標形式に変換するための読出し信号を発生する
座標変換回路とを備え、 前記読出し信号を前記フレームメモリに与えて該フレー
ムメモリに収納されている周面映像をこの映像の円周に
沿って外周もしくは内周から渦巻状に読み出して直交座
標軸形式の展開映像に変換しリアルタイムに表示するよ
うにしたことを特徴とする、ボアホールテレビカメラ装
置の映像処理方式。 - 【請求項2】 前記変換された直交座標軸形式の展開映
像が、前記周面映像をX軸方向に複数片に分割し分割し
た各片を上下方向に配列した形状の分割展開映像である
ことを特徴とする、請求項1のボアホールテレビカメラ
装置の影像処理方式。 - 【請求項3】 前記得られた直交座標軸形式の周面映像
を、全周を1本の帯状として別のフレームメモリに記憶
することにより、該周面映像各深度ごとに積み重ねて記
憶し、記憶された画像を展開柱状映像として表示するよ
うにしたことを特徴とする、請求項1のボアホールテレ
ビカメラ装置の画像処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7787093A JPH06292204A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ボアホールテレビカメラ装置の影像処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7787093A JPH06292204A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ボアホールテレビカメラ装置の影像処理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292204A true JPH06292204A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13646096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7787093A Pending JPH06292204A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ボアホールテレビカメラ装置の影像処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06292204A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997044958A1 (fr) * | 1996-05-23 | 1997-11-27 | Core Corp. | Appareil d'observation de la surface des parois d'un forage |
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