JPH0629219Y2 - 杭打機 - Google Patents
杭打機Info
- Publication number
- JPH0629219Y2 JPH0629219Y2 JP13025588U JP13025588U JPH0629219Y2 JP H0629219 Y2 JPH0629219 Y2 JP H0629219Y2 JP 13025588 U JP13025588 U JP 13025588U JP 13025588 U JP13025588 U JP 13025588U JP H0629219 Y2 JPH0629219 Y2 JP H0629219Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheave
- monken
- wire
- fixed
- lifting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は杭打機に関するものである。
[従来の技術] 従来の杭打機を第7図を用いて説明する。
走行フレーム1の上部に旋回フレーム2が設けられ、旋回
フレーム2の前部にアタッチメント3を介してリーダ5
(支柱)が保持されている。
フレーム2の前部にアタッチメント3を介してリーダ5
(支柱)が保持されている。
前記旋回フレーム2の後部にクラッチ付ウインチ6を取付
け、該クラッチ付ウインチ6のワイヤ7をトップシーブ9
に掛け渡した後リーダ5の前面にホルダー10を介して昇
降自在に取付けたモンケン11(重錘)に接続し、クラッ
チ付ウインチ6によりモンケン11を巻上げた後クラッチ
付ウインチ6のクラッチをOFFにすることによりモン
ケン11を自由落下させ杭打ちを行えるようにする。
け、該クラッチ付ウインチ6のワイヤ7をトップシーブ9
に掛け渡した後リーダ5の前面にホルダー10を介して昇
降自在に取付けたモンケン11(重錘)に接続し、クラッ
チ付ウインチ6によりモンケン11を巻上げた後クラッチ
付ウインチ6のクラッチをOFFにすることによりモン
ケン11を自由落下させ杭打ちを行えるようにする。
尚、12は杭の頭部に嵌着するキャップ、30は杭を吊り上
げるためのフック、31はフック30のワイヤ、32はフック
30のウインチである。
げるためのフック、31はフック30のワイヤ、32はフック
30のウインチである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の杭打機では、以下のような問題
があった。
があった。
クラッチ付ウインチ6は価格が高価になる。
クラッチ付ウインチ6は取付位置が限定されてしま
う。
う。
クラッチ付ウインチ6のクラッチ部分は耐久性が充分
でなく且つクラッチ操作に熟練を要する。
でなく且つクラッチ操作に熟練を要する。
ワイヤ7が外部に露出しているので杭打時にワイヤ7が
跳ねて作業に危険が伴なう。
跳ねて作業に危険が伴なう。
本考案は上述の実情に鑑み、クラッチ付ウインチを用い
ずにモンケンを昇降させることにより上記の問題点を解
決することを目的とするものである。
ずにモンケンを昇降させることにより上記の問題点を解
決することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、リーダ内部に、所要数の昇降シーブを昇降自
在に保持する自らも昇降可能なスライドガイドと所要数
の固定シーブとを上下に隔てて配設し、一端が固定され
他端がモンケンに接続されたワイヤを前記固定シーブと
昇降シーブ間に交互に掛け渡したことを特徴とする杭打
機にかかるものである。
在に保持する自らも昇降可能なスライドガイドと所要数
の固定シーブとを上下に隔てて配設し、一端が固定され
他端がモンケンに接続されたワイヤを前記固定シーブと
昇降シーブ間に交互に掛け渡したことを特徴とする杭打
機にかかるものである。
[作用] スライドガイドを固定シーブから離すと、昇降シーブは
スライドガイドに押されて固定シーブから離反するの
で、ワイヤ他端が引き戻され、モンケンが上昇する。
スライドガイドに押されて固定シーブから離反するの
で、ワイヤ他端が引き戻され、モンケンが上昇する。
スライドガイドを固定シーブに瞬間的に近付けると、昇
降シーブはスライドガイドによる係止状態が解放されて
ワイヤを介して直接モンケンの自重が掛けられ、それに
より固定シーブに近接するので、ワイヤ他端が繰り出さ
れ、モンケンが自由落下する。
降シーブはスライドガイドによる係止状態が解放されて
ワイヤを介して直接モンケンの自重が掛けられ、それに
より固定シーブに近接するので、ワイヤ他端が繰り出さ
れ、モンケンが自由落下する。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第6図(a)(b)(c)は本考案の一実施例であり、
第7図のリーダ5部分に相当する部分を表わしている。
第7図のリーダ5部分に相当する部分を表わしている。
リーダ5上部内側に前後方向に延びる軸13を設け、該軸1
3に上下方向に延びる液圧式のシリンダ14のヘッド側を
枢着し、該シリンダ14のロッド先端に左右方向に延びる
軸15を取付け、リーダ5の左右の内側に設けた上下方向
に延びるガイドレール16に沿い昇降するスライドガイド
17を前記軸15に取付ける。
3に上下方向に延びる液圧式のシリンダ14のヘッド側を
枢着し、該シリンダ14のロッド先端に左右方向に延びる
軸15を取付け、リーダ5の左右の内側に設けた上下方向
に延びるガイドレール16に沿い昇降するスライドガイド
17を前記軸15に取付ける。
前記スライドガイド17は上下部に前記ガイドレール16に
沿い転動するガイドローラ18を備え、且つ中間部に上下
方向に延びるスライド孔19を備え、更に該スライド孔19
の上下端に例えば木材等の緩衝材20をボルト止め等の方
法で交換可能に備えている。
沿い転動するガイドローラ18を備え、且つ中間部に上下
方向に延びるスライド孔19を備え、更に該スライド孔19
の上下端に例えば木材等の緩衝材20をボルト止め等の方
法で交換可能に備えている。
前記スライドガイド17のスライド孔19に左右方向に延び
る軸21を昇降可能に挿通し、該軸21の両端部に夫々所要
数の昇降シーブ22,23と前記ガイドレール16に沿い転動
するガイドローラ18を回転自在に取付け、且つ軸21の昇
降シーブ22,23とガイドローラ18の中間部にスペーサ24
を介してガイド板25を固定し、ガイド板25に前記リーダ
5内側に沿って転動するガイドローラ26を取付けて昇降
中の昇降シーブ22,23の傾動を防止して昇降シーブ22,23
がスムーズに昇降し得るようにする。
る軸21を昇降可能に挿通し、該軸21の両端部に夫々所要
数の昇降シーブ22,23と前記ガイドレール16に沿い転動
するガイドローラ18を回転自在に取付け、且つ軸21の昇
降シーブ22,23とガイドローラ18の中間部にスペーサ24
を介してガイド板25を固定し、ガイド板25に前記リーダ
5内側に沿って転動するガイドローラ26を取付けて昇降
中の昇降シーブ22,23の傾動を防止して昇降シーブ22,23
がスムーズに昇降し得るようにする。
前記リーダ5上部の軸13に前記昇降シーブ22,23と同数或
いは1つ数の少ない(場合により0でも良い)固定シー
ブ27を回転自在に枢支する。
いは1つ数の少ない(場合により0でも良い)固定シー
ブ27を回転自在に枢支する。
前記軸13に一端を根付けしたワイヤ7を昇降シーブ22、
固定シーブ27、昇降シーブ23の順に交互に掛け渡し更に
トップシーブ9に掛け渡して、ワイヤ7の他端をモンケン
11に接続する。
固定シーブ27、昇降シーブ23の順に交互に掛け渡し更に
トップシーブ9に掛け渡して、ワイヤ7の他端をモンケン
11に接続する。
尚、28は軸受、29はアンカーである。
次に作動について説明する。
モンケン11を持ち上げる場合には、第6図(a)に示すよ
うにシリンダ14を伸長する。すると、シリンダ14のロッ
ド先端のスライドガイド17が下降してスライド孔19上端
の緩衝材20で軸21を下方に押し、それにより昇降シーブ
22,23が固定シーブ27から離れるので、その分ワイヤ7他
端が引き戻されてモンケン11が上昇する。
うにシリンダ14を伸長する。すると、シリンダ14のロッ
ド先端のスライドガイド17が下降してスライド孔19上端
の緩衝材20で軸21を下方に押し、それにより昇降シーブ
22,23が固定シーブ27から離れるので、その分ワイヤ7他
端が引き戻されてモンケン11が上昇する。
この際、第1図ではワイヤ7が4条掛けとなっているの
で、シリンダ14の伸長量の4倍の距離だけモンケン11が
上昇する(2条掛けなら2倍、6条掛けなら6倍、8条
掛けなら8倍となる。) 次にモンケン11を自然落下させる場合には、第6図(b)
に示すようにシリンダ14を瞬間的に収縮する。すると、
先ずシリンダ14のロッド先端のスライドガイド17のみ上
昇し、次に第6図(c)に示すようにスライド孔19上端の
緩衝材20による係止状態を解放された軸21がモンケン11
の自重により遅れて上昇し、それにより昇降シーブ22,2
3が固定シーブ27に近付くので、その分ワイヤ7他端が繰
り出されてモンケン11が自由落下する。
で、シリンダ14の伸長量の4倍の距離だけモンケン11が
上昇する(2条掛けなら2倍、6条掛けなら6倍、8条
掛けなら8倍となる。) 次にモンケン11を自然落下させる場合には、第6図(b)
に示すようにシリンダ14を瞬間的に収縮する。すると、
先ずシリンダ14のロッド先端のスライドガイド17のみ上
昇し、次に第6図(c)に示すようにスライド孔19上端の
緩衝材20による係止状態を解放された軸21がモンケン11
の自重により遅れて上昇し、それにより昇降シーブ22,2
3が固定シーブ27に近付くので、その分ワイヤ7他端が繰
り出されてモンケン11が自由落下する。
この際、ワイヤ7が4条掛けとなっているので、シリン
ダ14の収縮量の4倍の距離だけモンケン11が落下する。
従って、シリンダ14はモンケン11の自由落下速度の1/4
以上の速度で収縮されるようにすれば良い(2条掛けな
ら1/2、6条掛けなら1/6、8条掛けなら1/8となる)。
ダ14の収縮量の4倍の距離だけモンケン11が落下する。
従って、シリンダ14はモンケン11の自由落下速度の1/4
以上の速度で収縮されるようにすれば良い(2条掛けな
ら1/2、6条掛けなら1/6、8条掛けなら1/8となる)。
又、シリンダ14の伸長量を調整することにより、モンケ
ン11の落下高さを調節することができる。
ン11の落下高さを調節することができる。
尚、本考案の杭打機は、上述の実施例にのみ限定される
ものではなく、ワイヤの根付け位置は任意であること
(それによりシーブの必要数が変わる)、昇降シーブを
上側としても良いこと、ワイヤの掛け条数は任意である
こと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、ワイヤの根付け位置は任意であること
(それによりシーブの必要数が変わる)、昇降シーブを
上側としても良いこと、ワイヤの掛け条数は任意である
こと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の杭打機によれば、昇降シ
ーブを保持するスライドガイドと固定シーブとを上下に
隔てて配設し、モンケンに接続されたワイヤを昇降シー
ブと固定シーブ間に交互に掛け渡したので、以下のよう
な優れた効果を奏し得る。
ーブを保持するスライドガイドと固定シーブとを上下に
隔てて配設し、モンケンに接続されたワイヤを昇降シー
ブと固定シーブ間に交互に掛け渡したので、以下のよう
な優れた効果を奏し得る。
構造が簡単且つ小型軽量となり、低価格化が可能とな
る。
る。
故障箇所が少く、操作に熟練を要しない。
リーダ内部に収納できるので作業上の危険が防止され
る。
る。
昇降シーブとスライドガイドを別体としてあるので、
スライドガイドの昇降速度を昇降シーブの昇降速度に合
せる必要がなく、且つワイヤに無理が掛からない。
スライドガイドの昇降速度を昇降シーブの昇降速度に合
せる必要がなく、且つワイヤに無理が掛からない。
第1図は本考案の一実施例を示す部分拡大斜視図、第2
図は第1図のスライドガイドの側面図、第3図は第2図
のIII−III矢視図、第4図は第1図の昇降シーブの側面
図、第5図は第4図のV−V矢視図、第6図(a)(b)(c)
は第1図の作動説明図、第7図は従来例の全体側面図で
ある。 図中5はリーダ、7はワイヤ、9はトップシーブ、11はモ
ンケン、17はスライドガイド、22,23は昇降シーブ、27
は固定シーブを示す。
図は第1図のスライドガイドの側面図、第3図は第2図
のIII−III矢視図、第4図は第1図の昇降シーブの側面
図、第5図は第4図のV−V矢視図、第6図(a)(b)(c)
は第1図の作動説明図、第7図は従来例の全体側面図で
ある。 図中5はリーダ、7はワイヤ、9はトップシーブ、11はモ
ンケン、17はスライドガイド、22,23は昇降シーブ、27
は固定シーブを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】リーダ内部に、所要数の昇降シーブを昇降
自在に保持する自らも昇降可能なスライドガイドと所要
数の固定シーブとを上下に隔てて配設し、一端が固定さ
れ他端がモンケンに接続されたワイヤを前記固定シーブ
と昇降シーブ間に交互に掛け渡したことを特徴とする杭
打機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13025588U JPH0629219Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 杭打機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13025588U JPH0629219Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 杭打機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250435U JPH0250435U (ja) | 1990-04-09 |
JPH0629219Y2 true JPH0629219Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31385257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13025588U Expired - Lifetime JPH0629219Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 杭打機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629219Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP13025588U patent/JPH0629219Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0250435U (ja) | 1990-04-09 |
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