JPH0629162B2 - リポゾーム形成湿潤性組成物、その製造方法及び噴霧方法 - Google Patents

リポゾーム形成湿潤性組成物、その製造方法及び噴霧方法

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JPH0629162B2
JPH0629162B2 JP59170333A JP17033384A JPH0629162B2 JP H0629162 B2 JPH0629162 B2 JP H0629162B2 JP 59170333 A JP59170333 A JP 59170333A JP 17033384 A JP17033384 A JP 17033384A JP H0629162 B2 JPH0629162 B2 JP H0629162B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/26Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests in coated particulate form
    • A01N25/28Microcapsules or nanocapsules

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、農業および園芸、特に害虫抑制に用いるため
の噴霧方法およびそれに用いるための調合物、より特別
には湿潤性粉末に関する。
農業および園芸に於いては、植物の種々の成長段階に於
いて多種の害虫を撲滅しなければならない。このため、
植物成長の適当な段階あるいは害虫侵入の程度および型
に於いて、1種または2種以上の種々の害虫抑制剤によ
る耕地および(または)成長しつつある植物の噴霧が一
般に所要である。これらの活性薬剤は、例えば殺真菌
剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動物駆除剤など
のようなそれぞれの素質に応じて作用する。一般に、こ
れら活性薬剤は有機物であり、水や同様な極性溶媒に溶
解しない。従って、これらの活性薬剤は、通常、一般に
乳化剤としての合成洗剤を含むW/Oエマルションの形
で適用される。1つのかかる組成物は、活性殺虫剤およ
び殺ダニ剤成分としてロテノンを含むデリスの木の根の
抽出物デリス(Derris)である。合成洗剤の濃度は、生物
への適用に於ける相互に排他的な2つの基準(a)一様な
適用を保証するため均一で安定なエマルションを生成し
なければならないことおよび(b)生物に対して無害でな
ければならないことを満足しなければならない。一般
に、植物への適用のための殺虫剤調合物中に安全に用い
られる濃度は、ほとんどの有機殺虫剤について水中で安
定なエマルションを生成しないように非常に低くなけれ
ばならない。合成洗剤を用いることに付随する他の望ま
しくない影響は、合成洗剤が荒天中(例えば雨で)植物
の葉から生物学的活性成分の除去を容易にする可能性が
あることおよびそれらが残留し環境を汚染することであ
る。
さらに、活性薬剤の洗い流される傾向と植物上での植物
から失われるまでの短い寿命とのために、恐らく植物の
生涯の異なる段階に於ける異なる害虫に対する保護を含
む長期にわたる保護が所要な場合には、一般に反復噴霧
が所要である。
技術特に製薬工業に於ける種々の要件を満たすため、従
来調節放出型組成物が設計されており、これらの調節放
出型組成物は、一般に、例えば徐々に侵食されるかある
いはそれから活性成分が浸出されるマトリックス中への
活性成分の包埋を含んでいる。かかる錠剤または同等の
調合物は、明らかに、例えば葉の表面上に該調合物が保
持されねばならない農芸化学に於ける実施者にはほとん
ど援助を与えない。適用された表面上に保持されかつカ
プセルを破壊するのに十分な機械的処理を受けたときに
のみ染料を放出して所要の着色効果を発揮するカプセル
化染料も知られている。かかるカプセルは、例えば、
“カーボンレス”複写紙の生産に用いられている。
さらに最近、生物学的活性成分のキャリヤーまたはベク
ターまたはアジュバンドとしてリポゾームを含む製剤組
成物も知られるようになった。リポゾームは、分子中の
非極性残基からはっきり分離した極性頭基を特徴とする
両親媒性分子からなる。これらの分子は、ほとんどの生
物の構成成分として見いだされている燐脂質および糖脂
質で代表される。これらの分子は、極性媒質、例えば水
または希食塩水に分散するとき、自発的に多二層構造を
形成し、層状構造の水性表面に極性頭基が整列し、疏水
性残基は中心領域中へ配向して溶媒分子を排除し、疏水
性領域を形成する。もっと激しい分散方法、例えば超音
波暴露では、多層状リポゾームは単一層状またはオリゴ
層状の小胞に分解し、両親媒性分子1個当たりの捕獲ま
たはカプセル化水相の比が増加する。一般に薬学的に活
性な成分は水相に可溶であり、リポゾーム構造内に捕獲
されるとき、医学に於いて広いかつ十分に記録された用
途がある。この型のリポゾームを作るためには、有機溶
媒から乾燥された両親媒性分子を薬剤を含む水性媒質中
に分散させ、透析または他の手段で未捕獲薬剤を除去す
ればよい。別法では、両親媒性分子を薬剤と一緒に適当
な有機溶媒中分散した後、水性媒質と混合し、次いで、
有機溶媒を除去することによりオリゴ層状小胞を形成さ
せる。これらの構造物は、不均衡に多量の水性媒質、従
って薬学的活性成分を捕獲した限定数の二層膜からな
る。合成オリゴ層状脂質小胞中への生物学的活性成分の
1つの特別なかかる型のカプセル化方法は、パパハジョ
ポーロス(Papahadjopoulos)らの英国特許明細書第2,
015,464B号に記載されている。
合成オリゴ層状脂質小胞中への生物学的活性物質のもう
1つの別のカプセル化方法は、例えば、鈴木(Suzuki)ら
の米国特許第4,016,100号に記載されている。
この方法は、上記の型の製剤組成物の滅菌性を保証した
いという願望および特に有機溶媒の存在量を最小にした
いという願望から考案されたものである。この方法で
は、燐脂質を水中に一様に分散し、かくして得られた脂
質小球の水性分散液へ薬剤を添加し、薬剤分散液を凍結
して薬剤を小球中に捕獲した後、この凍結した分散液を
融解させねばならない。
上述の活性成分配達用小胞の製造法はすべて、水溶性活
性成分の投与方式の提供に関するものであった。一般
に、これらの成分は薬剤であったが、パパハジョポーロ
ス(Papahadjopoulos)らは種々の型の殺虫剤を活性成分
として含むことができる小胞の製造を記載している。こ
の記載は、活性薬剤という用語によって包含される多数
の殺真菌剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動物
駆除剤が水中にせいぜいほんの僅かしか溶解しないの
で、控え目に言ってもある程度驚くべきことである。さ
らに、水溶性の殺虫剤の場合には、その殺虫剤を満足に
植物に適用するためには、殺虫剤がかなりの時間の間生
物に接して残留しなければならないという問題がある。
小胞中の水中の殺虫剤は、通常、例えば、紫外線の作用
を受け、これらの環境の危険を受けないようにする保護
対策が無いと急速に分解してしまう。
従って、本発明の目的は、十分なスペクトルの活性薬剤
に適用することができる噴霧方法およびそれに用いるた
めの調合物を提供することである。本発明のもう1つの
目的は、物質を表面に適用してその性質の劣化を受けず
に長時間表面上に保持することができる噴霧方法および
それに用いるための調合物を適用することである。
本発明の1つの面によれば、噴霧されるべき標的に於い
て使用されるべきであってかつ水に易溶でない活性薬剤
と、疏水性分子に対して高い親和性を有していて疏水性
分子を安定な水性分散液中に保持する非極性領域として
作用する能力がある両親媒性物質とを含む湿潤性粉末で
あって、噴霧可能な水性分散液にすることができる湿潤
性粉末が提供される。すなわち本発明は、殺真菌剤、殺
昆虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動物駆除剤及び除草
剤からなる群より選ばれる、水に易溶でない活性薬剤、
変性コラーゲン、卵アルブミン、海草抽出物、大豆生成
物および魚生成物からなる群より選ばれる、水中に非極
性ドメインを形成する両親媒性物質とを含むリポゾーム
形成湿潤性粉末であって、 該粉末は合成洗剤を含まずかつ噴霧可能な水性分散液に
することができ、しかも該粉末は、水性分散液になった
時、前記両親媒性物質で形成される多層状リポゾーム構
造内部に、水中おいてに前記活性物質を分離する非極性
ドメインを与える、リポゾーム形成湿潤性粉末を提供す
る。非極性領域の容量は、上記“両親媒性物質”、例え
ば、界面活性剤分子源である両親媒性化合物と共に、グ
リセリド、アルカン、アルケンなどのような有機の油お
よび溶剤のような非極性分子を添加することによって増
すことができる。このことは、分配すべき生物学的活性
薬剤のための拡張レザバーを示す安定なO/Wエマルシ
ョンを意味する。
本発明の第2の面によれば、非極性領域として作用する
能力がある両親媒性物質と活性薬剤と有機溶媒との混合
物を作る工程と、この混合物を穏やかに攪拌する工程
と、有機溶媒を除去する工程とからなる、本発明の第1
の面による湿潤性粉末の製造法が提供される。すなわち
本発明は、合成洗剤の不存在下に於いて、 殺真菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動物駆除
剤及び除草剤からなる群より選ばれる、水に易溶でない
活性薬剤、変性コラーゲン、卵アルブミン、海草抽出
物、大豆生成物及び魚生成物からなる群より選ばれる両
親媒性物質、有機溶媒、及び必要により、紫外線吸収
剤、遊離基抑止剤、フェロモントラップから選ばれる少
なくとも一種の物質の混合物を形成し、該混合物を緩か
に攪拌し、ついで有機溶媒を除去することを含むリポゾ
ーム形成湿潤粉末の製造方法を提供する。
本発明の第3の面によれば、本発明の第1の面による湿
潤性粉末中に活性薬剤を混入する工程と、該湿潤性粉末
の水性媒質中の分散液を生成させる工程と、活性薬剤が
それに対して有効な基体へ噴霧することによって該分散
液を適用する工程とからなる、水に易溶でない活性薬剤
を基体へ適用する方法が提供される。すなわち本発明
は、真菌防止、昆虫、ダニ、線虫、又は軟体動物の駆
除、並びに植物の生長抑制を目的とし、合成洗剤の不存
在下、水性溶媒にリポゾーム形成湿潤性粉末を分散する
ことにより得られた水性分散液を用いる、植物の生育地
に対する噴霧方法であって、該リポゾーム形成湿潤性粉
末が、殺真菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動
物駆除剤及び除草剤からなる群より選ばれる、水に易溶
でない活性薬剤、変性コラーゲン、卵アルブミン、海草
抽出物、大豆生成物および魚生成物からなる群より選ば
れる、水中に非極性ドメインを形成する両親媒性物質と
を含む粉末である方法を提供する。
本発明の調合物は、原理的には、生物学的活性薬剤と活
性薬剤のための領域として作用する両親媒性化合物とを
揮発性有機溶媒中に溶解し、蒸発によって溶媒を除去こ
とからなる、J.Mol.Biol.13,238−252(19
65)中でバンガム(Bangham)らが記載している方法に
よって製造することができる。適用時に於いて、かくし
て得られた湿潤性粉末に、適当量の水性媒質、好ましく
は例えば5〜250mMNaCl、好ましくは10〜20m
MNaClを含む食塩水を添加する。機械的攪拌によって安
定な分散液が生成し、この分散液を通常の装置で噴霧す
ることができる。この方法は、小胞内に捕獲された多量
の活性成分含有水を生成すことを目的とするパパハジョ
ポーロス(Papahadjopoulos)が提案している方法とは区
別されるべきである。バンガム(Bangham)らの方法は、
比較的小さい捕獲容量を有する多層状(multilamellar)
〔オリゴ層状(oligolamellar)に対して〕脂質小胞を生
じる。小捕獲容量が望ましいことは、一般に害虫抑制剤
のような活性薬剤はあまり水溶性でなく、従ってパパハ
ジョポーロス(Papahadjopoulos)による合成脂質小胞の
製造に満足に使用できないことを知れば理解されるであ
ろう。害虫抑制剤は一般に疏水性であるので、両親媒性
化合物と水との間に活性薬剤に対するかなりの分配係数
があるとすれば、活性薬剤は両親媒性分子と活性薬剤ま
たは他の生物学的活性薬剤のベクターとなる非極性分子
とによって作られる疏水性領域中へ分配移行すると期待
できることが理解される。脂質両親媒性物質の場合に
は、生成される小胞の内部は水を含むだけなので、小胞
内部が大きくなければならないことは望ましいことでは
なく、従ってバンガム(Bangham)らの上記方法が本発明
の湿潤性粉末の製造には好ましい。
バンガム(Bangham)の方法を用いる1つの別法として、
原理的に、本発明の湿潤性粉末の製造に米国特許第4,
016,100号の方法を用いることができる。しか
し、この方法はずっと複雑な方法であって、滅菌組成物
の製造に対するより厳重な注意の必要がない活性薬剤調
合物を製造する場合には必要のない方法である。
本発明の噴霧可能分散液の製造にバンガム(Bangham)ら
の教示から誘導して用いられる方法とパパハジョポーロ
ス(Papahadjopoulos)による分散液製造方法との間の実
際の顕著な差違は、パパハジョポーロス(Papahadjopoul
os)の方法は比較的多量の捕獲水溶液の存在が所要であ
るので、均一なエマルションを製造するために特に激し
い機械的攪拌工程、例えば超音波照射を行うことであ
る。これとは対照的に、最小量の捕獲水性溶媒しか含ま
ない本発明の方法に用いるための噴霧可能組成物の製造
時には、下記の実施例からも明らかなように比較的穏や
かな機械的攪拌条件を意図している。
本発明の湿潤性粉末の1つの製造方法は、有機溶媒を用
いて非極性領域として作用する能力がある両親媒性物
質、好ましくは両親媒性物質と活性成分との密な混合物
を作りかつ溶媒を除去して湿潤性粉末を得る方法であ
る。使用できる溶媒の例はアセトン、クロロホルム、メ
タノールである。攪拌は、ソニケーションの使用を含む
通常の方法とは対照的に比較的穏やかで、たとえば食品
ミキサー機構による攪拌によることができる。これらの
方法は、分散液生成工程中あらゆる場合に有機溶媒が存
在し、分散液生成工程が激しい攪拌を所要としかつオリ
ゴ層状(oligolamellar)小胞の生成が所要であるパパハ
ジョポーロス(Papahadjopoulos)の方法とは対照的であ
る。
多数の水溶性有機分子は、かかる分子が両親媒性であり
かつ殺虫剤や水中溶解度の低い他の分子に対して高い親
和性を与える疏水性領域を含む点で溶媒ベクターとして
の作用基準を満足する。この場合乳化は、単に生物学的
活性化合物または他の薬剤の乾燥調製物に水溶性両親媒
性物質を添加するだけで達成される。挙げることができ
る適当な原料の例は変性コラーゲン、海草抽出物、卵ア
ルブミン、大豆生成物、魚生成物である。両親媒性物質
は一般に蛋白質であるけれども、それらの根源は、例え
ばムコ多糖類の場合のように純粋に蛋白質であるという
ことは本質的なことでない。しかし、多糖類含量が高い
程天然産物質の疏水性分子に対する親和性は低くなるこ
とが期待され、例えばムコ多糖類のクラスレート構造へ
活性基を付けることなどによる構造の幾らかの変更が所
要となるであろう。しかし、特に安価でかつ入手の容易
な使用すべき原料は大豆レシチンである。
本発明の組成物は多種の害虫抑制剤を含むことができ
る。これらは殺真菌剤または殺昆虫剤または殺ダニ剤ま
たは殺線虫剤または軟体動物駆除剤であることができ
る。特に興味あるものはピレトリン殺虫剤、例えばシペ
ルメトリン(Cypermethrin)、デルタメトリン(Deltameth
rin)、ペルメトリン(Permethrin)である。しかし、例え
ば、カルバメートおよび有機燐化合物を用いることもで
きる。本発明の実施に於いて使用することができる上掲
の表題内の活性薬剤の特別な例は下記の通りである。
殺昆虫剤 クロルピリホス(Chlorpyrifos) デメトン−S−メチル(Demeton-S-methyl) ジコホル(Dicofol) ジフルベンズロン(Diflubenzuron) ジメトエート(Dimethoate) ヨードフェンホス(Iodofenphos) イプロジオン(Iprodione) マラチオン(Malathion) メホスホラン(Mephosfolan) ピリミカルブ(Pirimicarb) テトラジホン(Tetradifon) 殺真菌剤 ベノミル(Benomyl) ビナパクリル(Binapacryl) キャプタン(Coptan) カルベンダジム(Carbendazim) クロロタロニル(Chlorothalonil) クフラネブ(Cufraneb) ジクロルフルアニド(Dichlorfluanid) イマザリル(Imazalil) トリアジメノル(Triadimenol) トリアジメホン(Triadimefon) トリホリン(Triforine) ジノキャップ(Dinocap) エトリジエゾール(Etridiazole) マネブ(Maneb) メタラキシル(Metalaxyl) プロピオコナゾール(Propioconazole) 殺ダニ剤 アミトラズ(Amitraz) アジノホス−メチル(Azinophos-methyl) ジアジノン(Diazinon) 殺線虫剤 アルジカルブ(Aldicarb) ジクロロプロペン(Dichloropropene) 軟体動物駆除剤 メチオカルブ(Methiocarb) 本発明の組成物は、活性薬剤として、水性媒質中に比較
的低い溶解度を有する除草剤を含むことができる。除草
剤の特別な例としては、ベンゾイルプロプ−エチル(Ben
zoylprop-ethyl)、フラムプロプ(Flamprop)、アトラジ
ン(Atrazine)、アジプロトリン(Aziprotryne)、ブロマ
シル(Bromacil)、カルベタミド(Carbetamide)、クロル
ブロムロン(Chlorbromuron)、クロリダゾン(Chloridazo
n)、クロルタル−ジメチル(Chlorthal-Dimethyl)、ジフ
ェナミド(Diphenamid)、ジウロン(Diuron)、レナシル(L
enacil)、リヌロン(Linuron)、メタミトロン(Metamitro
n)、メタベンズチアズロン(Methabenzthiazuron)、メタ
ゾール(Methazole)、メトリブジン(Metribuzin)、プロ
ファム(Propham)、プロピザミド(Propyzamide)、シマジ
ン(Simazine)、テルバシル(Terbacil)、トリエタジン(T
rietazine)が含まれる。
本発明を具体化する好ましい調合物によれば、湿潤性粉
末には紫外線吸収剤が含まれる。種々の入手可能な紫外
線吸収剤があり、その中で、例としてウビヌル(Uvinu
l)、アドゥベックス(Aduvex)、チヌビン(Timuvins)の族
名で市販されている物質だけを挙げることができる。一
般に、適当な紫外線吸収剤は、水に不溶であるが非極性
溶媒には可溶な有機化合物である。かくして、湿潤性粉
末の製造時、これらの化合物は、有機相と水との間の満
足な分配係数を有していて噴霧中有機溶媒相内に留まる
ようになっているので、上記のように本発明はより広い
範囲の活性薬剤を用いることはできるが、両親媒性物質
中へ分配する。このことは、噴霧された二層形成性物質
が互いに密な会合状態で活性薬剤および紫外線吸収剤を
有していることを意味する。この方法で、適用された組
成物の有効寿命は相当に延長され、一般に、活性薬剤お
よび除草剤を、洗い流されることから防いで所要なだけ
長く植物表面上に残留させることができる。
紫外線吸収剤の存在によって可能になる組成物の長い有
効寿命に関する限り、このことは噴霧調合物が燐脂質中
へ分配する1種より多い活性薬剤を含むことを可能にし
て次の現象のいずれかまたは両方を達成させることがで
きる。第1に、害虫または植物のいずれかの成長サイク
ルの異なる段階に於いて、害虫に対して有効な化合物の
組み合わせを1回噴霧することよにって適用することが
可能になる。かくして活性薬剤はリポゾーム内に並んで
存在し、適時作用する。実際に、活性薬剤をかかる方法
で有効にさせることによって、第2には、活性薬剤は一
緒に、しばしば協力的に作用して植物成長の適当な段階
に於いて増強効果を与える。本発明の湿潤性粉末から製
造された噴霧調合物の作用は、調合物の水性区分に制限
された害虫抑制剤を含むパパハジョポーロス(Papahadjo
poulos)の上記調合物で得られる作用とは区別されるべ
きである。
適用された調合物ができるだけ長く植物上に保持される
ことが一般に望ましい。リポゾームは、外表面が極性で
あるので、一般にこれに適しておりかつ確かに本明細書
で記述した洗剤よりも性能は遥かにすぐれている。それ
故、植物表面上の連続的保持と共に調節放出特性が本発
明の調合物を害虫抑制の有用な武器にしている。さら
に、両親媒性ベクター系の湿潤性、分散性、接着性、弾
力性などの性質は、リポゾーム構造物の表面静電荷の調
節によって特別な植物系および環境条件に合わせること
ができる。これは、調合物中に付加的なイオン性両親媒
性物質を添加することによって達成され、長鎖アルキル
アミンのような陽イオン性両親媒性物質は構造に正のゼ
ータ電位を与えるが、酸性燐脂質または長鎖脂肪酸のよ
うな陰イオン性両親媒性物質は脂質ベクターに正味の負
のゼータ電位を与える。
本発明の調合物は、本明細書中で既述したもの以外に付
加的な成分をも含むことができる。この方法で使用でき
る物質の例はブチル化ヒドロキシトルエンのような遊離
抑止剤、トコフェロール、フェロモンまたは他の餌誘引
剤である。これらの物質も、付加的な非極性物質を含ん
でいてもいなくても、燐脂質で形成される疎水性領域中
に優先的に取り込まれる。餌誘引剤は、従来用いられて
いる通常の方法で用いられるヘリオチス・ビレッセンス
(Heliothis virescens)のようなビールス害虫抑制剤と
ともに用いるために従来提案されて来た。ここで、餌
は、通常市販の綿実アジュバント〔米国テキサス州、フ
ォート、ウォース市のトレイダーズオイルミス社(Trade
rs Oil Mill Co.)製の製品CO AX〕からなり、適用は水
性溶媒によって行われ、この目的には140水/ヘク
タールの適用率およびCO2ガス圧で達成される276kPa
の圧力が提案されている(J.Econ.Entomol.,76,44
6〜448,1983参照)。本発明を具体化するリポ
ゾーム調合物中のフェロモントラップの使用の利点は、
このセックス誘引剤が、特に、現在市販されているすべ
てのフェロモン餌付きトラップの場合のようにフェロモ
ンで含浸された毛細管またはフェラコン(Pheracon)ゴム
隔膜からの放出速度と比較して、燐脂質二層からずっと
より調節可能な速度で放出されることである。
以上、ここでは本発明を主として植物の噴霧について説
明したが、一般に、害虫棲息所の噴霧に適用可能であ
り、それ故あまりにも早いリポゾームの破壊を避けるた
め、害虫棲息所を構成する地面の噴霧に拡張することが
できる。
さらに、本発明は植物製品および衣類の害虫による侵食
に対する保護に応用することができる。かくして、本発
明の調合物は、シガレット、ビートル(cigarette beetl
e)およびタバコ蛾の幼虫が正常なさなぎまたは成虫に発
育しないようすることが知られている合成幼虫ホルモン
類似物メトプレン(Methoprene)を活性成分として含むこ
とができる。この物質は、従来エタノール:水溶媒中
(活性成分10ppm)でタバコ原料へ適用されたとき、
4年間貯蔵タバコ原料に保護を与えた。本発明は、人を
ダニから守るために特に衣類へ適用されるべきペルメト
リン(Permethrin)のような殺虫剤の噴霧(一般的に加圧
噴霧)に用いることができる。本発明のペルメトリン調
合物の衣類への適用は、その衣類が着られている時間の
長さだけ衣類上へペルメトリン(Permethrin)を衣類上へ
与え、すなわち次の洗濯まで、かかる時間の間、ダニに
対して保護される。
本発明をそれに適用できるもう1つの型の害虫抑制は貯
蔵穀物粒の保護である。従来、チューメリック(tumeri
c)根茎、インドせんだんまたはころはの葉の石油エーテ
ル抽出物は貯蔵穀粒を侵す種々の害虫に対して有効な保
護を与えるといわれている。これらの抽出物の活性成分
は、本発明の調合物中の燐脂質相へ都合よく移行させて
貯蔵穀粒へ信頼できる適用をすることができる。
本明細書中では、主として噴霧調合物によるリポゾーム
の適用について説明したが、本発明の調合物は別の方法
でも適用することができる。かくして、動物への殺虫剤
の好ましい適用方法は、殺虫剤調合物を目盛付ディッパ
ー(dipper)を用いて動物の背の中心線に沿って皮膚に塗
布するかあるいはシリンジまたは同様な装置でその場所
に適用するポア−オン(Pour-on)法である。この方法が
通常の噴霧、浸漬または粉末散布より優れている利点
は、用量が正確であり、装置が安価で、動物が荒い取扱
いを受けずまた、冷却や溺れて死ぬことがないことであ
る。現在入手できるこの型の調合物は、羊に24.5%
濃度として、あるいは牛に4.9%W/Oエマルションと
して適用されるロンネル(Ronnel)および子羊および毛を
刈った雌羊に48%濃度として適用して羊ダニの侵入を
撲滅するジアジノン(Diazinon)である。羊ダニ数の実質
的な減少はクーマホス(Coumaphos)(14.4mg/Kg)、
クルホメート(Crufomate)(40または80mg/Kg)およ
び上に挙げた量とは異なる量のジアジノン(Diazinon)お
よびロンネル(Ronnel)でも得られる。これらの殺昆虫剤
はすべて、羊で確立された残留物許容量をもっているの
で、害虫に対する保護に於いてできるだけ長く宿主動物
上にその場でこれら殺昆虫剤を保ことが望ましく、本発
明の湿潤性粉末から作られるポアド・オン(poured-on)
分析液の形での適用がかかる長期保護を与える。
本明細書中では本発明を主として害虫抑制のための種々
の調合物に関して説明したが、有機相と水との混合物か
ら有機相へ選択的に分配する活性薬剤の表面へ送るとい
う条件がある場合には、本発明を用いることができると
いうのがより一般的な用途である。例えば、除草剤の植
物への適用は、ここに説明した本発明を用いて有用に行
うこともできる。ほとんどの殺虫剤と同様に、現在用い
られているほとんどの除草剤は水に比較的不溶でありか
つ紫外線に対して不安定である。紫外線吸収剤がその中
に添加されているリポゾーム ベクター系は、殺虫剤に
ついて説明したのと同じ方法で除草剤を安定化する作用
がある。本発明は、成長しつつある植物へ除草剤を適用
するために用いられるが、特に紫外線保護剤が含まれて
いる場合に与えられる連続生物有効性であるので、通常
の方法で適用された除草剤では可能でない長時間にわた
って雑草成長を阻止するために新たに種まきした土地の
噴霧に特に適している。
本発明を具体化する典型的な最適噴霧可能組成物を決定
するために行った一連の実験を次に示す。
実験1 種々の両親媒性物質の水中で安定なエマルショ
ンを作る能力の比較。
殺虫剤ベクターまたは除草剤ベクターとしての開発のた
めの適当な生物源の数種の両親媒性分子源の安定エマル
ション生成能力の試験をした。下記化合物の水中分散液
を調製し、分散液内の沈降および相分離を観察するた
め、中性植物顔料抽出物を色示指薬として添加した。
1.卵アルブミン、2.5g/ 2.卵アルブミン、5.0g/ 3.豆の葉の全極性脂質抽出物、5g/ 4.大豆レシチン(シグマ、ロンドン)、2.5g/ 5.大豆レシチン(シグマ、ロンドン)、5g/ 卵アルブミンは、直接水中に分散し、脂質調製物は、有
機溶媒(クロロホルム)から乾燥し、バンガム(Bangha
m)らに従って機械的に分散した。
この方法で生成した分散液を乱さずに放置し、沈降を追
跡するために定期的に写真をとった。大豆レシチン分散
液は最も安定であり、実際に植物顔料と混合しないと
き、さらに大きい安定性が観察された。水の代わりに5
〜20mM NaClを溶媒として用いることによっても、顕
著に改良された安定性が得られた。
実験2大豆レシチン分散液の安定性の試験。
マーカーとして作用する脂溶性アントラキノン染料の少
量をそれぞれ含む数種の大豆レシチン分散液を作った。
各分散液の光学密度の読みを取った。これらのエマルシ
ョンを、次に2000gで10分間遠心分離して加速沈
降させ、もう1度光学密度の読みを取った。この光学密
度の読みを用いて、懸濁して残っている脂質量を計算
し、それから沈降した百分率を計算した。
エマルションは、下記表1に示すように、分散方法が異
なり、20mM NaClの存在または不在がなっていた。
上表から引き出すことができた結論から、以後の研究で
はソニケーターを用いて20mM NaCl溶液中で作った大
豆レシチン分散液を用いた。次の家庭用食品ミキサーを
用いる実験では、2000gで10分間遠心分離に完全
に安定な20mM NaCl中の大豆レシチンの分散液を得
た。次に、この方法を用いて調合物のその後の試験を行
った。
実験3 配達されかつ葉の上に残留するリポゾームベク
ターの量の測定。
(a)水からの染料のクロロホルム抽出の効率の測定 この実験を行うために、噴霧調合物および水洗による噴
霧葉から除去される残留物からのマーカー染料(アトラ
キノン)の定量的抽出方法を考案しなければならなかっ
た。
染料を含む大豆レシチンの分散液は4試料(100μ
)を既知量の水中にピペットで入れ、10mのクロ
ロホルムを添加した。分散液のもう1つの試料(100
μ)を10mのクロロホルム中へ直接ピペットで入
れた。各水性試料から抽出された脂質量を直接ピペット
でクロロホルム中へ入れた脂質量に対して関係づけるこ
とによって抽出方法の効率を計算した。結果は表2に示
す。
これは平均回収率85.5%を与える。クロロホルムと
水の比を変えて試験したところ、水50m:クロロホ
ルム10mが最も有効であった。この試験は、有機溶
媒中への最も効率的な分配を測定する有用な方法を与
え、工業用の安い有機溶媒を用いて容易に繰返すことが
できる。この方法を用いてリポゾーム噴霧調合物の植物
への分布および(または)接続を監視することができか
つ生物学的活性薬剤残留物の分析により、有用な生物学
的持続指数を与える。
(b)葉上の噴霧調合物保持に於ける両親媒性物質の濃度
の影響 マーカー染料を含む大豆レシチン分散液を、脂質濃度を
2.5〜100g/の範囲で変化させて調製した。多
数の葉を、各濃度で、ASLスロレイミスト(Spraymis
t)庭園用噴霧器を用いて噴霧し、その後に乾燥キャビネ
ットに置いた。一定時間間隔で葉を取り、50mの水
中に3回浸漬した後、10mのクロロホルム中に入れ
た。水抽出物へ10mのクロロホルムを添加し、水/
クロロホルムおよびクロロホルム試料を共に15分間放
置した。染料濃度を測定するために両クロロホルム分画
の光学密度の読みを取り、おのおのの脂質量を計算し
た。これらの数字を用いて洗浄除去脂質の百分率を計算
した。得られた結果を表3に示す。
60g/の結果の幾つかは、乾燥室温度の僅かな上昇
によって影響されたが、全体としては、噴霧調合物の濃
度を増加すると、明らかにより多量の大豆レシチンエマ
ルションが葉上に保持された。このことは、リポゾーム
ベクター系が作物植物への殺虫剤および除草剤の高濃
度−低容量適用に非常に適していることを示している。
数種の市販殺虫剤をメーカーの指示に従って作り、上記
と同様な試験に用いて比較実験を行った。これらに、適
当な濃度で染料を添加した。得られた結果を表4に示
す。
これらの結果は、10g/より高濃度の大豆レシチン
リポジーム調合物は試験した市販の調合物よりも水洗処
理された豆の葉上により多く持続的に保持されることを
明らかにし示している。
実験4 ペルメトリン(Permethrin)による試験バンガム
(Bangham)らの方法により、大豆レシチン3gと殺昆虫
剤ペルメトリン(Permethrin)0.1gと10mM NaCl1
00mからなり、燐脂質15モルにつきペルトメトリ
ン(Permethrin)1モルを与えるベース分散液を調製し
た。この組成物は、実験3(b)記載の方法による脂質分
散液の適用後洗浄処理された葉上の高い保持と10分間
2000gで遠心分離後および5か月間にわたって行っ
た沈降研究から沈降が無いことによって判断される高い
安定性とを示すことがわかった。調合物は、ほとどの昆
虫を殺すのに十分なペルメトリン(Permethrin)量を含ん
でいた。
次に下記の実験を行った。
a.残留物の持続性 本実験ではガスクロマトグラフィーによる分析を参照す
る。このガスクロマトグラフィーは、5%(w/w)O
V210で被覆したクロモソルブ(Chromo-sorb)WAW
DMCS(80−100メッシュサイズ)の固定相で
充填された2.8m×0.4cmカラムを用いてGVCガ
スクロマトグラフで行った。オーブン温度は230℃、
注入室および検出室温度は250℃に保った。キャリー
ガスは窒素で、流速42.5m/分に調節した。ペル
トメトリン(Permethrin)濃度は、電子捕獲検出装置を用
い、内部標準ディールドリンのピークから求めた。典型
的なクロマトグラムを図1に示す。
大豆レシチン中のペルメトリン(Permethrin)の調合物の
残留物持続性試験を、現地条件下で、高さ30−40cm
のえんどうの木について行った。この調合物の挙動を、
メーカーの指示に従って適用したウェルカムファウンデ
ーション(Wellcome Foundation)社の登録商標クーペッ
クス(Coopex)という市販湿潤性粉末調合物の挙動と比較
した。1鉢当たり3本の木を有する4鉢のブロックを、
加圧アトマイザー噴霧装置を用い、42.5mの噴霧
調合物で噴霧して“流れ落とさせた”。レシチン調合物
はクーペックス(Coopex)よりずっと良好な葉被覆を示
し、クーペックスでは葉の表面に高い接触角の滴を形成
する傾向があった。このため葉の表面に白色粉末の集中
したしみの影響を残したが、レシチン含有処理は外観が
粘着性であった。噴霧した木を実験室内に24時間保っ
た後、実験室の屋根の上の暴露位置へ置いた。各時点、
木のブロックに於いて、それぞれ2つの調合物で処理し
た各ブロック12本の木を取り出し、700mのクロ
ロホルムで30分間抽出した。抽出液を蒸発乾固し、5
0mのクロロホルムで再溶解し、最後にN2下で乾燥し
た。この乾燥抽出物を、内部標準ディールドリンを含む
ジエチルエーテル10mに再び溶解し、その1mを
ジエチルエーテルで10倍に希釈し、2μを上述のよ
うにしてガスクロマトグラフィーで分析した。結果は、
図2aに示すが、図中、黒丸はえんどうの木から回収さ
れたペルメトリン残留物を示し、白丸はえんどうの木か
ら回収されたクーペックスを示す(1処理当たり2
4)。試験中の降雨を図2bに示すが、横軸は図2aと
同じである。結果は、ペルメトリンの葉上残留量がレシ
チン調合物で40日の試験期間中ずっと高かったことを
示している。定量的には、レシチン調合物の場合の40
日後残留物はクーペックス噴霧の6日後とほぼ同じであ
った。
b.エーロゾルの性質 レーダー(Radar)及びティルト(Tilt)の登録商標で市販
されている穀類用殺真菌剤プロピオコナゾール(Proproc
onazole)の市販調合物の噴霧特性をマルベルン(Malver
n)粒径分析器を用いて検査し、パッテネーター(pattena
ter)を用いて大豆レシチンの効果を測定した。レーダー
(Rader)の可乳化性濃縮物を水1当たり2.5mに
希釈し、レシチン5g/の存在または不在下で噴霧特
性を測定した(1ha当たり1Kgの適用率に等価な
量)。結果は図3に示すが、2〜4バールの圧力範囲
で、ファンノズル110°でレシチンの存在は容量平均
直径を明らかに増加させ(図3a)、粒子の容量平均直
径:数平均直径比を減少させ(図3b)、100μm未
満の直径を有する滴の百分率を減少させた(図3c)。
レーダー(Radar)の滴特性は水と同様あり、レーダー(Ra
dar)調合物への大豆レシチン分散液の影響は水に単独で
添加した時の影響と同じである。噴霧の分布を圧力2バ
ールでパッテネーター(pattenater)で検査した(図3
d)が、レーダー(Radar)調合物中のレシチンの存在
は、滴特性に及ぼすレシチンの影響と一致して滴のより
一様でかつより広い分布を起こさせるように見られた。
実験5 紫外線吸収剤を含む調合物の分散安定性 実験4で用いた型の分散液調合物の分散安定性を測定す
るため、大豆レシチンを、ペルメトリン(Permethrin)お
よび典型的な紫外線吸収剤チヌビン(Tinuvin)と組み合
わせて分散させた。上澄液および沈澱を、大豆レシチン
から生じる無機燐酸塩について分析し、ガスクロマトグ
ラフィー分析を行ってペルメトリン(Permethrin)および
チヌビン(Tinuvin)を概算した。用いた調合物は、10m
M NaCl10m中300mgの大豆レシチンを含んでい
た。この濃度は、実験3(b)で記載した水浸漬試験を用
いたときに植物の葉へ最大の接着を与えることが既に発
見されている濃度である。添加したペルメトリン(Perme
thrin)は10mg/mの最終濃度であった。この濃度
は、エーロゾル調合物中での殺昆虫剤として高度に有効
であることがわかった。チヌビン(Tinuvin)は20mg
/10mの濃度で存在していた。この量は、チヌビン
(Tinuvin)約5モル/ペルメトリン(Permethrin)1モル
でなければならないために選んだ量である。
使用した大豆レシチンは、燐脂質含量が僅か約63%で
あり、そのうち燐は約4%を示した。何ら明らかな溶媒
の痕跡も検出されなかったので、可能性のある汚染物質
はグリセリドであると思われるが、これはガスクロマト
グラフィーによる全脂肪酸メチルエステルの定量分析と
一致した事実である。
この大豆レシチンを用いて、2000gで10分間遠心
分離することによって得られる上澄み液分画と沈澱分画
との分析によって規定されたような機械的方法(家庭用
食品ミキサー)を用いて安定な分散液が得られることが
わかった。表5の結果からわかるように、ペルメトリン
(Permethrin)は、チヌビン(Tinuvin)が存在するか否か
には関係なく燐脂質中に完全に分配する。僅か約40%
のチヌビン(Tinuvin)が脂質中へ分配してエマルション
の構成成分となる。残りのチヌビン(Tinuvin)は沈澱と
なる。
ウビヌル(Uvinul)およびアドゥベックス(Aduvex)群の化
合物の種々の構成員を含む種々の他の紫外線吸収剤をチ
ヌビン(Tinuvin)に関して述べた上記調合物中で試験
し、それらがリポゾームベクター中へ好結果で添加でき
ることが示された。実際に、適当な紫外線安定剤を、調
合物の生物学的活性成分を示す殺虫剤または除草剤の特
別な感度に応じて選ぶことができる。ほとんどの場合
に、光合成のために用いられる波長の光のスクリーニン
グの避けられることを留意すべきである。
実験6 紫外線照射に対するペルメトリン(Permethrin)
の安定性 ホルムステッド(Holmstead)らはJ.Agric.Food Chem.
(1978)26、590−595に、λ=290−3
20nmのスペクトル領域の紫外線に暴露したときのペ
ルメトリン(Permethrin)、特にそのシス異性体の急速な
分解を報告している。これらの結果は、ペルメトリン(P
ermethrin)の10mM有機溶媒溶液を、植物葉上への析
出を模した条件ではなく、紫外線に暴露させた実験に基
づくものであった。ある種の紫外線吸収剤によって分解
は防止されるが、他の吸収剤では殺菌剤より50倍もモ
ル過剰の濃度でも防止できないことが発見された。好結
果の保護は、ペルメトリン(Permethrin)と特別な紫外線
吸収剤との相対的なスペクトル特性に依存することが発
見された。
表面上の層中の大豆レシチン中にあるペルメトリン(Per
methrin)の安定性を試験するために、実験5で記載した
ものと類似の調合物で紫外線照射を行った。紫外線吸収
剤ウビヌル(Uvinul)−D49含有の影響も調べた。ウビ
ヌル(Uvinul)が存在するとき、ウビヌル(Uvinul)3モル
対ペルメトリン(Permethrin)1モルの比であった。噴霧
調合物をアルミニウム円板(直径2.5)上で乾燥し、
強力な紫外線源に種々の時間暴露した後、残留物を実験
4に記載のようにしてガスクロマトグラフィーで分析し
た。分析結果は、表6に示すが、値は、オクタコサンの
内部標準から定量したものである。
ウビヌル(Uvinul)−D49がシス−ピークを妨害するの
で、残留ペルメトリン(Permethrin)はトランス異性体ピ
ーク曲線からのデータだけを用いて計算した。
シスペルメトリンとトランスペルメトリンのピーク高さ
を内部標準オクタコサンと比較すると、紫外線照射によ
ってペルメトリンのシス異性体およびトランス異性体の
存在量のかなりの減少が生じ、シス異性体に対する影響
の方がトランス異性体への影響より大きいことがわか
る。ウビヌルも紫外線照射で分解するが使用した濃度で
は、ペルメトリンの両異性体の分解に対して明瞭な保護
を与えた。紫外線照射時間の関数として残留ペルメトリ
ン量を図示すると図4になる。この図は、リポゾーム調
合物中にウビヌル−D49が存在するとペルメトリンの
分解に対して顕著な保護を与えることを結論的に示して
いる。
次の実験を行い等価の結果を得た。
1.一般に紫外線分解に対する安定剤を含んでいない通
常の市販ペルメトリン調合物。このものは、ペルメトリ
ンが比較的速やかに洗浄除去されると共に植物上でのペ
ルメトリンの短い生物有効性ため分解が速かったと考え
る。
2.ウビヌル−D49を含む、紫外線分解に対する安定
剤が添加されている通常の市販ペルメトリン調製物。
3.紫外線分解に対する安定剤を省略してある本発明の
ペルメトリン調合物。
4.紫外線分解に対する安定剤をも含む本発明のペルメ
トリン調合物。
調合物3の安定性は、紫外線安定剤が無いにも拘らず、
一般に調合物2の安定性よりも大きくかつ調合物の全安
定性の順位は 4>3>2>1 であった。
【図面の簡単な説明】
図1はペルメトリン(Permethrin)のガスクロマトグラム
であり、 図2aはえんどうの木から回収したペルメトリンの残留
量と時間との関係を示すグラフであり、 図2bは降雨量を示す棒グラフであり、 図3a−dはエーロゾルの性状を示すグラフであり、 図4はペルメトリンの残留量に及ぼす紫外線吸収剤の影
響を示すグラフである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺真菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、
    軟体動物駆除剤及び除草剤からなる群より選ばれる、水
    に易溶でない活性薬剤、変性コラーゲン、卵アルブミ
    ン、海草抽出物、大豆生成物及び魚生成物からなる群よ
    り選ばれる、水中に非極性ドメインを形成する両親媒性
    物質とを含むリポゾーム形成湿潤性粉末であって、 該粉末は合成洗剤を含まずかつ噴霧可能な水性分散液に
    することができ、しかも該粉末は、水性分散液になった
    時、前記両親媒性物質で形成される多層状リポゾーム構
    造内部に、水中おいてに前記活性物質を分離する非極性
    ドメインを与える、リポゾーム形成湿潤性粉末。
  2. 【請求項2】前記殺虫剤が、ピレトリン殺虫剤である特
    許請求の範囲第(1)項記載の湿潤性粉末。
  3. 【請求項3】合成洗剤の不存在下に於いて、 殺真菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、軟体動物駆除
    剤及び除草剤からなる群より選ばれる、水に易溶でない
    活性薬剤、変性コラーゲン、卵アルブミン、海草抽出
    物、大豆生成物及び魚生成物からなる群より選ばれる両
    親媒性物質、有機溶媒、及び必要により、紫外線吸収
    剤、遊離基抑止剤、フェロモントラップから選ばれる少
    くとも一種の物質の混合物を形成し、該混合物を緩かに
    攪拌し、ついで有機溶媒を除去することを含むリポゾー
    ム形成湿潤性粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】溶媒がアセトン、クロロホルムまたはメタ
    ノールである特許請求の範囲第(3)項に記載の製造方
    法。
  5. 【請求項5】真菌の増殖防止、昆虫、ダニ、線虫、又は
    軟体動物の駆除、並びに植物の生長抑制を目的とし、合
    成洗剤の不存在下、水性溶媒にリポゾーム形成湿潤性粉
    末を分散することにより得られた水性分散液を用いる、
    植物の生育地に対する噴霧方法であって、該リポゾーム
    形成湿潤性粉末が、殺真菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線
    虫剤、軟体動物駆除剤及び除草剤からなる群より選ばれ
    る、水に易溶でない活性薬剤、変性コラーゲン、卵アル
    ブミン、海草抽出物、大豆生成物及び魚生成物からなる
    群より選ばれる、水中に非極性ドメインを形成する両親
    媒性物質とを含む粉末である方法。
  6. 【請求項6】水性溶媒がNaCl5〜250mMを含む塩溶
    液である特許請求の範囲第(5)項記載の方法。
  7. 【請求項7】水性溶媒がNaCl10〜20mMを含む塩溶
    液である特許請求の範囲第(6)項記載の方法。
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