JPH06291516A - 同軸サーキュレータ - Google Patents

同軸サーキュレータ

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JPH06291516A
JPH06291516A JP9486793A JP9486793A JPH06291516A JP H06291516 A JPH06291516 A JP H06291516A JP 9486793 A JP9486793 A JP 9486793A JP 9486793 A JP9486793 A JP 9486793A JP H06291516 A JPH06291516 A JP H06291516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
conductor plate
coaxial circulator
coaxial
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP9486793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Jinnai
健寿 神内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9486793A priority Critical patent/JPH06291516A/ja
Publication of JPH06291516A publication Critical patent/JPH06291516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同軸サーキュレータの低インピーダンス化を
可能とする一方で、小型化を図り、かつフェライト強度
の劣化や挿入損失の増加を防止する。 【構成】 一対の外部導体1A,1B間に画成される空
間内に内部導体板2を配設し、この内部導体板2の分岐
部を挟むように一対のフェライト4を配設し、かつフェ
ライト4に対向する外部導体1A,1Bの内面に、フェ
ライトの外側面部を受け入れるフェライト支持凹部5を
設ける。フェライト4の厚さを小さくすることなく外部
導体1A,1Bの間隔を低減して低インピーダンス化を
可能とし、かつフェライト強度の劣化や挿入損失の増加
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフェライトを用いた同軸
サーキュレータに監視、特にフェライトの強度を保つと
共に挿入損失を増加させることなく小型化を可能にした
同軸サーキュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同軸サーキュレータの一例を図3
に示す。同図(a)は平面断面図、同図(b)はそのB
−B線断面図である。一対の外部導体1A,1Bを厚さ
方向に合わせ、両外部導体間に空間を画成するととも
に、この空間内にY字状をした内部導体板2を内装し、
この内部導体板2の各端部を外部導体1A,1Bに設け
た同軸コネクタ3にそれぞれ接続している。そして、内
部導体板2の分岐部には、この部分を板厚方向に挟むよ
うに円形をした一対のフェライト4を配設し、前記外部
導体1A,1Bの間に挟持させている。この場合、フェ
ライトを接着剤等により接着固定する構成が取られるこ
とがある。また、このフェライト4に対向する外部導体
1A,1Bの外面にはマグネット支持凹部6が設けら
れ、ここにマグネット7を配設し、その外側から断面コ
字状をしたヨーク8で外部導体1A,1Bと共に挟み込
んで保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の同軸
サーキュレータでは、内部導体板2の変成器を構成する
部分は低インピーダンスにすることが好ましい。これを
実現するためには内部導体板2の幅を広くすればよい
が、これでは内部導体板2の平面方向の寸法が大きくな
り、かつ内部導体板2を内装する外部導体1A,1Bの
形状が大きくなり、結果として同軸サーキュレータの外
形が大きくなるという問題が生じる。また、低インピー
ダンスにするためには、一対の外部導体1A,1Bの間
隔、即ちこれら外部導体で画成される空間の幅を小さく
すればよいが、これでは空間内に内装される一対のフェ
ライト4の厚さを薄くする必要があり、フェライト4の
強度の劣化や同軸サーキュレータの挿入損失が増加する
という問題が生じる。本発明の目的は、小型化を図ると
共に、フェライト強度の劣化や挿入損失の増加を防止し
た同軸サーキュレータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の同軸サーキュレ
ータは、内部導体板の分岐部を挟むように設けられた一
対のフェライトに対向する外部導体の内面に、フェライ
トの外側面部を受け入れるフェライト支持凹部を設けて
いる。このフェライト支持凹部の深さは、フェライトの
厚さ寸法の3分の1以上とされる。また、フェライト支
持凹部はフェライトの外形と同じ形状とされ、受け入れ
るフェライトの平面方向の位置決めを行う。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明の一実施例に係る同軸サーキュ
レータの平面断面図、図1(b)はそのA−A線断面図
である。また、図2はその概略構成を示す部分分解斜視
図である。これらの図において、一対の外部導体1A,
1Bは矩形をした厚板として形成され、その片面を削成
して内部導体板を収納可能な凹部を形成している。そし
て、各外部導体1A,1Bを凹部を対向するように厚さ
方向に合わせ、これらの凹部によって両外部導体間に空
間を画成する。この空間内にはY字状をした内部導体板
2を平面方向を向けて内装し、この内部導体板2の各端
部を外部導体に設けた同軸コネクタ3にそれぞれ接続し
ている。
【0006】そして、内部導体板2の分岐部の板厚方向
の両側には円形をした一対のフェライト4を配設すると
ともに、このフェライト4に対応する各外部導体1A,
1Bの凹部の内底面には、フェライト4と同じ円形をし
たフェライト支持凹部5を設け、ここに前記フェライト
4の外側面部を収納させている。これにより、一対の外
部導体1A,1Bによりフェライト4を内部導体板2の
分岐部の両側面に当接させた状態で挟持している。これ
らフェライト支持凹部5の深さは各フェライト4の厚さ
の3分の1程度、好ましくは3分の1以上に形成されて
いる。また、このフェライト4に対向する外部導体1
A,1Bの外面にはそれぞれマグネット支持凹部6が設
けられ、ここにマグネット7を配設し、その外側から断
面コ字状をしたヨーク8で外部導体1A,1Bと共に挟
み込んで保持している。このヨーク8は各マグネット7
を磁気的に接続する。
【0007】このような構成の同軸サーキュレータは、
内部導体板2の分岐部の両側に配置したフェライト4
は、外部導体1A,1Bの凹部の内底面に設けたフェラ
イト支持凹部5によって平面方向の位置決めがなされ、
かつ両方の外部導体1A,1B間に挟まれた状態で保持
される。そして、このフェライト支持凹部5を設けるこ
とにより、その凹部の深さ寸法だけ外部導体1A,1B
の各内面を接近させることが可能となる。即ち、図3に
示した従来構成では、両外部導体1A,1Bの内面の間
隔寸法は、内部導体板2と一対のフェライト4の各厚さ
寸法の合計であったのに対し、本実施例の構成では、内
部導体板2と一対のフェライト4の各厚さ寸法の合計か
ら2つのフェライト支持凹部6の深さ寸法の和を差し引
いた間隔寸法となる。つまり、フェライト4の厚さ寸法
を小さくしなくとも外部導体1A,1Bの間隔を小さく
でき、これにより同軸サーキュレータの低インピーダン
ス化が可能となる。したがって、内部導体板2の幅を小
さくしなくても、かつェライト4の厚さを小さくしなく
とも同軸サーキュレータの低インピーダンス化が実現で
きるため、同軸サーキュレータの小型化が実現でき、か
つフェライト強度の劣化や挿入損失の増加が防止でき
る。
【0008】ここで、同軸サーキュレータの低インピー
ダンス化にかかわらず、その小型化及び挿入損失の増加
防止の顕著な効果を得るためには、フェライト支持凹部
5の深さはフェライト4の厚さ寸法の3分の1以上であ
ることが好ましい。勿論、同軸サーキュレータに要求さ
れるインピーダンスや外形寸法との関係からフェライト
支持凹部5の深さを適切な寸法に設定することができる
ことは言うまでもない。また、フェライト支持凹部5を
フェライト4と同じ形状に形成すれば、フェライト支持
凹部5にフェライト4が嵌合されることになり、フェラ
イト4の支持と同時にその平面方向の位置決めが可能と
なり、接着剤等によりフェライトを固定する作業が不要
となり、組立工程の簡略化も実現できる。なお、フェラ
イト支持凹部5によってフェライト4の外側面部が外部
導体内に埋設された状態となるが、同軸サーキュレータ
の動作に影響を及ぼすことはない。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内部導体
板の分岐部を挟むように設けられた一対のフェライトに
対向する外部導体の内面に、フェライトの外側面部を受
け入れるフェライト支持凹部を設けているので、内部導
体板の幅を小さくすることなく、並びにフェライトの厚
さを小さくすることなく低インピーダンス化が可能とな
り、同軸サーキュレータの小型化が実現できる一方で、
フェライト強度の劣化や挿入損失の増加が防止できる。
また、フェライト支持凹部の深さをフェライトの厚さの
3分の1以下とすることで、同軸サーキュレータの動作
への影響は殆ど生じることはない。更に、フェライト支
持凹部をフェライトの外形と同じ形状とすることで、受
け入れるフェライトの平面方向の位置決めを行ない、接
着剤等によりフェライトの固定作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の同軸サーキュレータを示
し、(a)は平面断面図、(b)はそのA−A線断面図
である。
【図2】図1の同軸サーキュレータの概略構成を示す部
分分解斜視図である。
【図3】従来の同軸サーキュレータの一例を示し、
(a)は平面断面図、(b)はそのB−B線断面図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B 外部導体 2 内部導体板 4 フェライト 5 フェライト支持凹部 7 マグネット 8 ヨーク
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフェライトを用いた同軸
サーキュレータに関し、特にフェライトの強度を保つと
共に挿入損失を増加させることなく小型化を可能にした
同軸サーキュレータに関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このような構成の同軸サーキュレータは、
内部導体板2の分岐部の両側に配置したフェライト4
は、外部導体1A,1Bの凹部の内底面に設けたフェラ
イト支持凹部5によって平面方向の位置決めがなされ、
かつ両方の外部導体1A,1B間に挟まれた状態で保持
される。そして、このフェライト支持凹部5を設けるこ
とにより、その凹部の深さ寸法だけ外部導体1A,1B
の各内面を接近させることが可能となる。即ち、図3に
示した従来構成では、両外部導体1A,1Bの内面の間
隔寸法は、内部導体板2と一対のフェライト4の各厚さ
寸法の合計であったのに対し、本実施例の構成では、内
部導体板2と一対のフェライト4の各厚さ寸法の合計か
ら2つのフェライト支持凹部6の深さ寸法の和を差し引
いた間隔寸法となる。つまり、フェライト4の厚さ寸法
を小さくしなくとも外部導体1A,1Bの間隔を小さく
でき、これにより同軸サーキュレータの低インピーダン
ス化が可能となる。したがって、内部導体板2の幅を
きくしなくても、かつェライト4の厚さを小さくしなく
とも同軸サーキュレータの低インピーダンス化が実現で
きるため、同軸サーキュレータの小型化が実現でき、か
つフェライト強度の劣化や挿入損失の増加が防止でき
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内部導体
板の分岐部を挟むように設けられた一対のフェライトに
対向する外部導体の内面に、フェライトの外側面部を受
け入れるフェライト支持凹部を設けているので、内部導
体板の幅を大きくすることなく、並びにフェライトの厚
さを小さくすることなく低インピーダンス化が可能とな
り、同軸サーキュレータの小型化が実現できる一方で、
フェライト強度の劣化や挿入損失の増加が防止できる。
また、フェライト支持凹部の深さをフェライトの厚さの
3分の1以上とすることで、同軸サーキュレータの動作
への影響は殆ど生じることはない。更に、フェライト支
持凹部をフェライトの外形と同じ形状とすることで、受
け入れるフェライトの平面方向の位置決めを行ない、接
着剤等によりフェライトの固定作業が不要となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の外部導体間に画成される空間内に
    内部導体板を配設し、この内部導体板の分岐部を挟むよ
    うに一対のフェライトを配設してなる同軸サーキュレー
    タにおいて、前記フェライトに対向する外部導体の内面
    に、フェライトの外側面部を受け入れるフェライト支持
    凹部を設けたことを特徴とする同軸サーキュレータ。
  2. 【請求項2】 フェライト支持凹部の深さは、フェライ
    トの厚さ寸法の3分の1以上である請求項1の同軸サー
    キュレータ。
  3. 【請求項3】 フェライト支持凹部はフェライトの外形
    と同じ形状とされ、受け入れるフェライトの平面方向の
    位置決めを行う請求項2の同軸サーキュレータ。
JP9486793A 1993-03-31 1993-03-31 同軸サーキュレータ Pending JPH06291516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9486793A JPH06291516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 同軸サーキュレータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9486793A JPH06291516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 同軸サーキュレータ

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JPH06291516A true JPH06291516A (ja) 1994-10-18

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ID=14122001

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JP9486793A Pending JPH06291516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 同軸サーキュレータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6646515B2 (en) * 2001-12-14 2003-11-11 Electronics And Telecommunications Research Institute Isolator/circulator having propeller resonator loaded with a plurality of symmetric magnetic walls
CN101894996A (zh) * 2010-06-22 2010-11-24 南京广顺电子技术研究所 采用新型分体式结构腔体的波导隔离器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171655A (ja) * 1983-02-04 1984-09-28 マシ−ンズ チヤンボン エス.エイ. グラビア印刷機

Patent Citations (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101894996A (zh) * 2010-06-22 2010-11-24 南京广顺电子技术研究所 采用新型分体式结构腔体的波导隔离器

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