JPH0629063A - Ｆ型コネクタ - Google Patents
Ｆ型コネクタInfo
- Publication number
- JPH0629063A JPH0629063A JP4158911A JP15891192A JPH0629063A JP H0629063 A JPH0629063 A JP H0629063A JP 4158911 A JP4158911 A JP 4158911A JP 15891192 A JP15891192 A JP 15891192A JP H0629063 A JPH0629063 A JP H0629063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- coaxial cable
- contact
- clamp
- backup ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、中心コンタクトを圧着する必要が全
くなく、素人でも簡単かつ確実に同軸ケ−ブルをコネク
タ本体に接続でき、しかも中心コンタクトの再利用が可
能としたＦ型コネクタを提供することことを目的とす
る。 【構成】本発明に係るＦ型コネクタは、シェルの一方に
接続ナットを装着し、シェルの他方に締付金具を螺合
し、内部に絶縁体を介して中心コンタクトを装填したＦ
型コネクタにおいて、シェル内に位置する中心コンタク
トの導体受入部を割入り形成し、かつ該導体受入部の端
部外周面にテ−パ面を形成し、該テ−パ面に摺接するテ
−パ内孔を有するバックアップリングをシェル内に装填
し、該バックアップリングにスリ−ブ基部のフランジ部
を嵌合し、シェルから外部に突出し締付金具内に位置す
るバックアップリングの端面を、締付金具内に装填した
クランプに当接させ、該クランプとテ−パ部を介して摺
接する割クランプがガスケットに当接する如くして締付
金具内に装填する。
くなく、素人でも簡単かつ確実に同軸ケ−ブルをコネク
タ本体に接続でき、しかも中心コンタクトの再利用が可
能としたＦ型コネクタを提供することことを目的とす
る。 【構成】本発明に係るＦ型コネクタは、シェルの一方に
接続ナットを装着し、シェルの他方に締付金具を螺合
し、内部に絶縁体を介して中心コンタクトを装填したＦ
型コネクタにおいて、シェル内に位置する中心コンタク
トの導体受入部を割入り形成し、かつ該導体受入部の端
部外周面にテ−パ面を形成し、該テ−パ面に摺接するテ
−パ内孔を有するバックアップリングをシェル内に装填
し、該バックアップリングにスリ−ブ基部のフランジ部
を嵌合し、シェルから外部に突出し締付金具内に位置す
るバックアップリングの端面を、締付金具内に装填した
クランプに当接させ、該クランプとテ−パ部を介して摺
接する割クランプがガスケットに当接する如くして締付
金具内に装填する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン共同受信
用の機器とアルミシ−ス形、ラミネ−トシ−ス形、編組
形などの各種同軸ケ−ブルとを接続するＦ型コネクタに
関し、ＣＡＴＶ、衛星放送受信用、難視聴地域対策、電
波障害対策、ビル陰対策、ＩＴＶ用などの広い分野に適
用され、簡単かつ確実に接続でき再利用可能としたＦ型
コネクタに関する。
用の機器とアルミシ−ス形、ラミネ−トシ−ス形、編組
形などの各種同軸ケ−ブルとを接続するＦ型コネクタに
関し、ＣＡＴＶ、衛星放送受信用、難視聴地域対策、電
波障害対策、ビル陰対策、ＩＴＶ用などの広い分野に適
用され、簡単かつ確実に接続でき再利用可能としたＦ型
コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＦ型コネクタを使用して同軸ケ−
ブルに接続する場合、同軸ケ−ブルの端末処理を行い、
該同軸ケ−ブルの端末処理の前後に、同軸ケ−ブルに締
付金具を挿入した後、同軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体
との間に隙間を設け、この隙間に補強スリ−ブを差し込
む。次いで、専用工具で補強スリ−ブのツバが同軸ケ−
ブルの外被の切り口にくるまで押し込む。次に、圧着ペ
ンチを使用して同軸ケ−ブルの内部導体が差し込まれた
中心コンタクトの導体受入部を圧着する。次いで、補強
スリ−ブをコネクタ本体に挿入する。最後に、締付金具
をコネクタ本体に締付ける。
ブルに接続する場合、同軸ケ−ブルの端末処理を行い、
該同軸ケ−ブルの端末処理の前後に、同軸ケ−ブルに締
付金具を挿入した後、同軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体
との間に隙間を設け、この隙間に補強スリ−ブを差し込
む。次いで、専用工具で補強スリ−ブのツバが同軸ケ−
ブルの外被の切り口にくるまで押し込む。次に、圧着ペ
ンチを使用して同軸ケ−ブルの内部導体が差し込まれた
中心コンタクトの導体受入部を圧着する。次いで、補強
スリ−ブをコネクタ本体に挿入する。最後に、締付金具
をコネクタ本体に締付ける。
【０００３】このように従来のＦ型コネクタは、同軸ケ
−ブルの内部導体が差し込まれた中心コンタクトの導体
受入部を圧着する構造であるために、中心コンタクトを
再利用することは出来なかった。また、従来のＦ型コネ
クタは、その内部に装填した補強スリ−ブや中心コンタ
クトをコネクタ本体から取り出し、これらを同軸ケ−ブ
ルに装着し、圧着工具を使用したりして取り付けるため
に熟練を要していた。
−ブルの内部導体が差し込まれた中心コンタクトの導体
受入部を圧着する構造であるために、中心コンタクトを
再利用することは出来なかった。また、従来のＦ型コネ
クタは、その内部に装填した補強スリ−ブや中心コンタ
クトをコネクタ本体から取り出し、これらを同軸ケ−ブ
ルに装着し、圧着工具を使用したりして取り付けるため
に熟練を要していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは中心コン
タクトを圧着する必要が全くなく、素人でも簡単かつ確
実に同軸ケ−ブルをコネクタ本体に接続でき、しかも中
心コンタクトの再利用が可能としたＦ型コネクタを提供
することを目的とする。
みてなされたもので、その目的とするところは中心コン
タクトを圧着する必要が全くなく、素人でも簡単かつ確
実に同軸ケ−ブルをコネクタ本体に接続でき、しかも中
心コンタクトの再利用が可能としたＦ型コネクタを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るＦ型コネク
タは、シェルの一方に接続ナットを装着し、シェルの他
方に締付金具を螺合し、内部に絶縁体を介して中心コン
タクトを装填したＦ型コネクタにおいて、シェル内に位
置する中心コンタクトの導体受入部を割入り形成し、か
つ該導体受入部の端部外周面にテ−パ面を形成し、該テ
−パ面に摺接するテ−パ内孔を有するバックアップリン
グをシェル内に装填し、該バックアップリングにスリ−
ブ基部のフランジ部を嵌合し、シェルから外部に突出し
締付金具内に位置するバックアップリングの端面を、締
付金具内に装填したクランプに当接させ、該クランプと
テ−パ部を介して摺接する割クランプがガスケットに当
接する如くして締付金具内に装填したものである。
タは、シェルの一方に接続ナットを装着し、シェルの他
方に締付金具を螺合し、内部に絶縁体を介して中心コン
タクトを装填したＦ型コネクタにおいて、シェル内に位
置する中心コンタクトの導体受入部を割入り形成し、か
つ該導体受入部の端部外周面にテ−パ面を形成し、該テ
−パ面に摺接するテ−パ内孔を有するバックアップリン
グをシェル内に装填し、該バックアップリングにスリ−
ブ基部のフランジ部を嵌合し、シェルから外部に突出し
締付金具内に位置するバックアップリングの端面を、締
付金具内に装填したクランプに当接させ、該クランプと
テ−パ部を介して摺接する割クランプがガスケットに当
接する如くして締付金具内に装填したものである。
【０００６】
【作用】Ｆ型コネクタと同軸ケ−ブルの接続手順は次の
通りである。先ず、同軸ケ−ブルの端末処理を行い、同
軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体との間に隙間を設けてお
く。また、同軸ケ−ブルの端末処理の前後のいずれか
で、同軸ケ−ブルに締付金具を挿入しておく。端末処理
終了後、同軸ケ−ブルの内部導体の先端をシェル内に装
填した中心コンタクトの導体受入部の奥に当たるまで挿
入する。このとき、シェルから外部に突出しているスリ
−ブは同軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体との間の隙間に
挿入される。次いで、同軸ケ−ブルに挿入しておいた締
付金具をシェルに螺合させる。この螺合を進めると、締
付金具内のガスケットが割クランプに押されて同軸ケ−
ブルの外被を弾圧し、外部からコネクタ内への水の侵入
を阻止する。
通りである。先ず、同軸ケ−ブルの端末処理を行い、同
軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体との間に隙間を設けてお
く。また、同軸ケ−ブルの端末処理の前後のいずれか
で、同軸ケ−ブルに締付金具を挿入しておく。端末処理
終了後、同軸ケ−ブルの内部導体の先端をシェル内に装
填した中心コンタクトの導体受入部の奥に当たるまで挿
入する。このとき、シェルから外部に突出しているスリ
−ブは同軸ケ−ブルの絶縁体と外部導体との間の隙間に
挿入される。次いで、同軸ケ−ブルに挿入しておいた締
付金具をシェルに螺合させる。この螺合を進めると、締
付金具内のガスケットが割クランプに押されて同軸ケ−
ブルの外被を弾圧し、外部からコネクタ内への水の侵入
を阻止する。
【０００７】また、締付金具内の割クランプはテ−パ部
を介してクランプに当接しており、内方に収縮して同軸
ケ−ブルの外被を圧着する。締付金具内のクランプはシ
ェルから外部に突出しているバックアップリングに当接
しており、該バックアップリングをシェル内の軸方向に
押し出し、バックアップリングに形成したテ−パ内孔が
シェル内に位置する中心コンタクトの導体受入部の端部
外周面のテ−パ面に摺接し、導体受入部が軸心に向って
収縮し、同軸ケ−ブルの内部導体を圧着することとな
る。シェルから締付金具の螺合を緩めると、テ−パ内孔
と導体受入部の端部外周面のテ−パ面との摺接が緩やか
となり、導体受入部が収縮状態から旧位に復し、またガ
スケットの外被への弾圧も弱くなり、割クランプも収縮
状態から旧位に復し、同軸ケ−ブルをシェルから抜き取
ることができる。
を介してクランプに当接しており、内方に収縮して同軸
ケ−ブルの外被を圧着する。締付金具内のクランプはシ
ェルから外部に突出しているバックアップリングに当接
しており、該バックアップリングをシェル内の軸方向に
押し出し、バックアップリングに形成したテ−パ内孔が
シェル内に位置する中心コンタクトの導体受入部の端部
外周面のテ−パ面に摺接し、導体受入部が軸心に向って
収縮し、同軸ケ−ブルの内部導体を圧着することとな
る。シェルから締付金具の螺合を緩めると、テ−パ内孔
と導体受入部の端部外周面のテ−パ面との摺接が緩やか
となり、導体受入部が収縮状態から旧位に復し、またガ
スケットの外被への弾圧も弱くなり、割クランプも収縮
状態から旧位に復し、同軸ケ−ブルをシェルから抜き取
ることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。１はシェル、２は該シェル１の機器接続側の外
周面端部の凹部に回動自在にカシメ止めした接続ナッ
ト、３はシェル１の同軸ケ−ブル挿入側の外周面に形成
した螺子部１ｃと螺合する螺子部３ａを内周面に備えた
締付金具をそれぞれ示す。４は接続ナット２内に装填し
たガスケットで、シェル１先端の外周面切欠き凹部１ａ
に装着し、機器（図示せず）との接続時の水密化を図っ
ている。５はシェル１の機器接続側の内周面の環状段部
１ｂに係止するようにして装填した絶縁体で、該絶縁体
５の内孔５ａには中心コンタクト６のピン部６ａが挿脱
自在に挿入されており、中心コンタクト６の導体受入部
６ｂの一端が絶縁体５の端面に当接している。中心コン
タクト６のピン部６ａはシェル１から外部に突出して接
続ナット２内に位置している。
明する。１はシェル、２は該シェル１の機器接続側の外
周面端部の凹部に回動自在にカシメ止めした接続ナッ
ト、３はシェル１の同軸ケ−ブル挿入側の外周面に形成
した螺子部１ｃと螺合する螺子部３ａを内周面に備えた
締付金具をそれぞれ示す。４は接続ナット２内に装填し
たガスケットで、シェル１先端の外周面切欠き凹部１ａ
に装着し、機器（図示せず）との接続時の水密化を図っ
ている。５はシェル１の機器接続側の内周面の環状段部
１ｂに係止するようにして装填した絶縁体で、該絶縁体
５の内孔５ａには中心コンタクト６のピン部６ａが挿脱
自在に挿入されており、中心コンタクト６の導体受入部
６ｂの一端が絶縁体５の端面に当接している。中心コン
タクト６のピン部６ａはシェル１から外部に突出して接
続ナット２内に位置している。
【０００９】シェル１内に位置する中心コンタクト６の
導体受入部６ｂは軸方向に沿って割入り６ｃを形成し、
内周面には同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅを確実に圧着し
得るようにねじ山等の凹凸部６ｄが形成され、かつ該導
体受入部６ｂの端部外周面にはテ−パ面６ｅが形成され
ている。７はシェル１内に装填したバックアップリング
で、一部がシェル１の端部から外部に突出しており、バ
ックアップリング７の外周面には段部７ａを有し、かつ
円筒状の筒部７ｄには後記するスリ−ブ８のフランジ部
８ａを嵌合させる切欠き７ｂが形成されており、さらに
同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅが挿通する内側の孔にはテ
−パ面６ｅに摺接するテ−パ内孔７ｃが形成されてい
る。
導体受入部６ｂは軸方向に沿って割入り６ｃを形成し、
内周面には同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅを確実に圧着し
得るようにねじ山等の凹凸部６ｄが形成され、かつ該導
体受入部６ｂの端部外周面にはテ−パ面６ｅが形成され
ている。７はシェル１内に装填したバックアップリング
で、一部がシェル１の端部から外部に突出しており、バ
ックアップリング７の外周面には段部７ａを有し、かつ
円筒状の筒部７ｄには後記するスリ−ブ８のフランジ部
８ａを嵌合させる切欠き７ｂが形成されており、さらに
同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅが挿通する内側の孔にはテ
−パ面６ｅに摺接するテ−パ内孔７ｃが形成されてい
る。
【００１０】スリ−ブ８は端末処理した同軸ケ−ブルＡ
の外部導体Ｃと絶縁体Ｄとの間に差込み易くするために
先端をテ−パ状に形成し、かつスリ−ブ８の基部にはＩ
字型のフランジ部８ａを有し、このフランジ部８ａの外
側はスリ−ブ側に平行に折曲げられた折曲げ部８ｂが形
成されている。そしてＩ字型のフランジ部８ａをバック
アップリング７の切欠き７ｂに嵌合したときにフランジ
部８ａの折曲げ部８ｂがシェル１の端部でカシメ止めさ
れている。しかして、スリ−ブ８とバックアップリング
７の筒部７ｄとの間に同軸ケ−ブルＡの外被Ｂと外部導
体Ｃが差込まれる。
の外部導体Ｃと絶縁体Ｄとの間に差込み易くするために
先端をテ−パ状に形成し、かつスリ−ブ８の基部にはＩ
字型のフランジ部８ａを有し、このフランジ部８ａの外
側はスリ−ブ側に平行に折曲げられた折曲げ部８ｂが形
成されている。そしてＩ字型のフランジ部８ａをバック
アップリング７の切欠き７ｂに嵌合したときにフランジ
部８ａの折曲げ部８ｂがシェル１の端部でカシメ止めさ
れている。しかして、スリ−ブ８とバックアップリング
７の筒部７ｄとの間に同軸ケ−ブルＡの外被Ｂと外部導
体Ｃが差込まれる。
【００１１】９は締付金具３の内周面の環状段部３ａに
係止する如くして装填したクランプで、その一端が締付
金具３内に位置するバックアップリング７の端面と当接
し、他端部側の内周面にはテ−パ部９ａを形成する。１
０は締付金具３内に装填したクランプ９のテ−パ部９ａ
と摺接するテ−パ部１０ａを一端部外周面に形成した割
クランプで、締付金具３内に装填されており、両端部の
圧縮により軸心方向に向かって収縮するようになってい
る。１１は締付金具３内の環状段部３ｃに装填したガス
ケットで、割クランプ１０の端部に当接しており、割ク
ランプ１０の押圧力により同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを弾
圧し水密構造とするものである。図中、１２はシェル１
と締付金具３の螺合接続部を水密にするためのＯリング
である。
係止する如くして装填したクランプで、その一端が締付
金具３内に位置するバックアップリング７の端面と当接
し、他端部側の内周面にはテ−パ部９ａを形成する。１
０は締付金具３内に装填したクランプ９のテ−パ部９ａ
と摺接するテ−パ部１０ａを一端部外周面に形成した割
クランプで、締付金具３内に装填されており、両端部の
圧縮により軸心方向に向かって収縮するようになってい
る。１１は締付金具３内の環状段部３ｃに装填したガス
ケットで、割クランプ１０の端部に当接しており、割ク
ランプ１０の押圧力により同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを弾
圧し水密構造とするものである。図中、１２はシェル１
と締付金具３の螺合接続部を水密にするためのＯリング
である。
【００１２】次に、同軸ケ−ブルとコネクタとの接続に
ついて説明する。図５（ａ）に示すように同軸ケ−ブル
Ａの端末処理を行なう。同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄを回
転させて絶縁体Ｄとアルミシ−ス等よりなる外部導体Ｃ
との間に隙間を設けておく。同軸ケ−ブルＡの端末処理
の前後のいずれかで、同軸ケ−ブルＡに締付金具３を挿
入しておく。次に、同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄを切り、
内部導体Ｅを所定長だけ突出させる。端末処理終了後、
同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅの先端をシェル１内に装填
した中心コンタクト６の導体受入部６ｂの奥に当たるま
で挿入する。このとき、シェル１から外部に突出してい
るスリ−ブ８は同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄと外部導体Ｃ
との間の隙間に挿入される。
ついて説明する。図５（ａ）に示すように同軸ケ−ブル
Ａの端末処理を行なう。同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄを回
転させて絶縁体Ｄとアルミシ−ス等よりなる外部導体Ｃ
との間に隙間を設けておく。同軸ケ−ブルＡの端末処理
の前後のいずれかで、同軸ケ−ブルＡに締付金具３を挿
入しておく。次に、同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄを切り、
内部導体Ｅを所定長だけ突出させる。端末処理終了後、
同軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅの先端をシェル１内に装填
した中心コンタクト６の導体受入部６ｂの奥に当たるま
で挿入する。このとき、シェル１から外部に突出してい
るスリ−ブ８は同軸ケ−ブルＡの絶縁体Ｄと外部導体Ｃ
との間の隙間に挿入される。
【００１３】次いで、同軸ケ−ブルＡに挿入しておいた
締付金具３を移動させ、螺子部３ａをシェル１の螺子部
１ｃに螺合させる。この螺合を進めると、締付金具３内
のガスケット１１が割クランプ１０に押されて軸心方向
に向かって膨張し同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを強く弾圧
し、外部からコネクタ内への水の侵入を阻止する。ま
た、締付金具３内の割クランプ１０はテ−パ部１０ａお
よびこれと接するテ−パ部９ａを介してクランプ９に当
接しており、内方に収縮して同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを
圧着する。締付金具３内のクランプ９はシェル１から外
部に突出しているバックアップリング７の端面に当接
し、該バックアップリング７をシェル１内の軸方向に押
し出し、バックアップリング７に形成したテ−パ内孔７
ｃがシェル１内に位置する中心コンタクト６の導体受入
部６ｂの端部外周面のテ−パ面６ｅに摺接し、割入り６
ｃ形成された導体受入部６ｂが軸心に向って収縮し、同
軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅを内周面に形成した凹凸部６
ｄにより強く圧着することとなる。
締付金具３を移動させ、螺子部３ａをシェル１の螺子部
１ｃに螺合させる。この螺合を進めると、締付金具３内
のガスケット１１が割クランプ１０に押されて軸心方向
に向かって膨張し同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを強く弾圧
し、外部からコネクタ内への水の侵入を阻止する。ま
た、締付金具３内の割クランプ１０はテ−パ部１０ａお
よびこれと接するテ−パ部９ａを介してクランプ９に当
接しており、内方に収縮して同軸ケ−ブルＡの外被Ｂを
圧着する。締付金具３内のクランプ９はシェル１から外
部に突出しているバックアップリング７の端面に当接
し、該バックアップリング７をシェル１内の軸方向に押
し出し、バックアップリング７に形成したテ−パ内孔７
ｃがシェル１内に位置する中心コンタクト６の導体受入
部６ｂの端部外周面のテ−パ面６ｅに摺接し、割入り６
ｃ形成された導体受入部６ｂが軸心に向って収縮し、同
軸ケ−ブルＡの内部導体Ｅを内周面に形成した凹凸部６
ｄにより強く圧着することとなる。
【００１４】こうして、同軸ケ−ブルＡとシェル１との
接続作業が終了したら、後は接続ナット２を機器（図示
せず）の接続部に接続すればよい。シェル１の螺子部１
ｃと締付金具３の螺子部３ａとの螺合を緩めると、バッ
クアップリング７のテ−パ内孔７ｃと中心コンタクト６
の導体受入部６ｂの端部外周面のテ−パ面６ｅとの摺接
が緩やかとなり、導体受入部６ｂが収縮状態から旧位に
復し、またガスケット１１による同軸ケ−ブルＡの外被
Ｂへの弾圧も弱くなり、割クランプ１０も収縮状態から
旧位に復し、同軸ケ−ブルＡをシェル１から容易に抜き
取ることができる。
接続作業が終了したら、後は接続ナット２を機器（図示
せず）の接続部に接続すればよい。シェル１の螺子部１
ｃと締付金具３の螺子部３ａとの螺合を緩めると、バッ
クアップリング７のテ−パ内孔７ｃと中心コンタクト６
の導体受入部６ｂの端部外周面のテ−パ面６ｅとの摺接
が緩やかとなり、導体受入部６ｂが収縮状態から旧位に
復し、またガスケット１１による同軸ケ−ブルＡの外被
Ｂへの弾圧も弱くなり、割クランプ１０も収縮状態から
旧位に復し、同軸ケ−ブルＡをシェル１から容易に抜き
取ることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係るＦ型コネクタは上記の説明
から判るように、シェルの一方に接続ナットを装着し、
シェルの他方に締付金具を螺合し、内部に絶縁体を介し
て中心コンタクトを装填したＦ型コネクタにおいて、シ
ェル内に位置する中心コンタクトの導体受入部を割入り
形成し、かつ該導体受入部の端部外周面にテ−パ面を形
成し、該テ−パ面に摺接するテ−パ内孔を有するバック
アップリングをシェル内に装填し、該バックアップリン
グにスリ−ブ基部のフランジ部を嵌合し、シェルから外
部に突出し締付金具内に位置するバックアップリングの
端面を、締付金具内に装填したクランプに当接させ、該
クランプとテ−パ部を介して摺接する割クランプがガス
ケットに当接する如くして締付金具内に装填したので、
従来のように同軸ケ−ブルの端末処理後のフェル−ルの
装着作業や、内部導体を差込んだ中心コンタクトを専用
工具で圧着するといった面倒で、かつ複雑な作業が全く
必要なく、圧着作業の失敗から完全に開放され、一般素
人でも簡単かつ確実に同軸ケ−ブルとコネクタとの接続
できる。
から判るように、シェルの一方に接続ナットを装着し、
シェルの他方に締付金具を螺合し、内部に絶縁体を介し
て中心コンタクトを装填したＦ型コネクタにおいて、シ
ェル内に位置する中心コンタクトの導体受入部を割入り
形成し、かつ該導体受入部の端部外周面にテ−パ面を形
成し、該テ−パ面に摺接するテ−パ内孔を有するバック
アップリングをシェル内に装填し、該バックアップリン
グにスリ−ブ基部のフランジ部を嵌合し、シェルから外
部に突出し締付金具内に位置するバックアップリングの
端面を、締付金具内に装填したクランプに当接させ、該
クランプとテ−パ部を介して摺接する割クランプがガス
ケットに当接する如くして締付金具内に装填したので、
従来のように同軸ケ−ブルの端末処理後のフェル−ルの
装着作業や、内部導体を差込んだ中心コンタクトを専用
工具で圧着するといった面倒で、かつ複雑な作業が全く
必要なく、圧着作業の失敗から完全に開放され、一般素
人でも簡単かつ確実に同軸ケ−ブルとコネクタとの接続
できる。
【００１６】特に、端末処理後の同軸ケ−ブルの内部導
体を中心コンタクトの導体受入部に差込むだけで、後は
締付金具をシェルに螺合させればバックアップリングに
より中心コンタクトの導体受入部が狭窄され、これに伴
って内部導体がしっかりと固定され、また、必要に応じ
て、締付金具とシェルの螺合を解けば、導体受入部がバ
ックアップリングの圧接から開放され狭窄状態から旧位
に復し、同軸ケ−ブルの内部導体をコネクタから取り外
し、中心コンタクトを含むコネクタの再利用が可能とな
る。
体を中心コンタクトの導体受入部に差込むだけで、後は
締付金具をシェルに螺合させればバックアップリングに
より中心コンタクトの導体受入部が狭窄され、これに伴
って内部導体がしっかりと固定され、また、必要に応じ
て、締付金具とシェルの螺合を解けば、導体受入部がバ
ックアップリングの圧接から開放され狭窄状態から旧位
に復し、同軸ケ−ブルの内部導体をコネクタから取り外
し、中心コンタクトを含むコネクタの再利用が可能とな
る。
【図１】Ｆ型コネクタの拡大断面図である。
【図２】（ａ）はバックアップリングの半截拡大断面
図、（ｂ）はその側面拡大図、（ｃ）はその平面拡大図
である。
図、（ｂ）はその側面拡大図、（ｃ）はその平面拡大図
である。
【図３】（ａ）は絶縁体の半截拡大断面図、（ｂ）はそ
の側面拡大図である。
の側面拡大図である。
【図４】（ａ）は割クランプの半截拡大断面図、（ｂ）
はその側面半截拡大図である。
はその側面半截拡大図である。
【図５】（ａ）〜（ｃ）は同軸ケ−ブルとコネクタとの
接続工程を示す説明図である。
接続工程を示す説明図である。
１ シェル ２ 接続ナット ３ 締付金具 ５ 絶縁体 ６ 中心コンタクト ６ｂ 導体受入部 ６ｃ 割入り ６ｅ テ−パ面 ７ バックアップリング ７ｃ テ−パ内孔 ８ スリ−ブ ９ クランプ １０ 割クランプ １１ ガスケット
Claims (1)
- 【請求項１】 シェルの一方に接続ナットを装着し、シ
ェルの他方に締付金具を螺合し、内部に絶縁体を介して
中心コンタクトを装填したＦ型コネクタにおいて、シェ
ル内に位置する中心コンタクトの導体受入部を割入り形
成し、かつ該導体受入部の端部外周面にテ−パ面を形成
し、該テ−パ面に摺接するテ−パ内孔を有するバックア
ップリングをシェル内に装填し、該バックアップリング
にスリ−ブ基部のフランジ部を嵌合し、シェルから外部
に突出し締付金具内に位置するバックアップリングの端
面を、締付金具内に装填したクランプに当接させ、該ク
ランプとテ−パ部を介して摺接する割クランプがガスケ
ットに当接する如くして締付金具内に装填したことを特
徴とするＦ型コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158911A JPH0629063A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | Ｆ型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158911A JPH0629063A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | Ｆ型コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0629063A true JPH0629063A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=15682043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4158911A Pending JPH0629063A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | Ｆ型コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629063A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6769933B2 (en) | 2002-11-27 | 2004-08-03 | Corning Gilbert Inc. | Coaxial cable connector and related methods |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116638A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-04 | Esutetsuku:Kk | ガス調製装置 |
| JPS6445183A (en) * | 1987-08-14 | 1989-02-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Carbonic acid gas laser oscillation |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4158911A patent/JPH0629063A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116638A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-04 | Esutetsuku:Kk | ガス調製装置 |
| JPS6445183A (en) * | 1987-08-14 | 1989-02-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Carbonic acid gas laser oscillation |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6769933B2 (en) | 2002-11-27 | 2004-08-03 | Corning Gilbert Inc. | Coaxial cable connector and related methods |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3104059B2 (ja) | 同軸コネクター | |
| JP4246697B2 (ja) | 密封式同軸ケーブルコネクタおよび関連方法 | |
| USRE43832E1 (en) | Constant force coaxial cable connector | |
| US7261581B2 (en) | Coaxial connector and method | |
| JPH0640501B2 (ja) | 同軸ケーブルコネクタ及びその組立方法 | |
| JP2002518801A (ja) | 変形可能な本体及び圧縮リングを備えるｆコネクタ | |
| US6769933B2 (en) | Coaxial cable connector and related methods | |
| JP2000311752A (ja) | 編組シールド電線用コネクタ | |
| US5857872A (en) | Connector assembly for mounting a coaxial plug to a coaxial cable | |
| US11721944B2 (en) | Coaxial connector having a breakaway compression ring and torque member | |
| JPH0629063A (ja) | Ｆ型コネクタ | |
| JP3326575B2 (ja) | Ｆｔ型コネクタ | |
| JPH025504Y2 (ja) | ||
| JPH07105255B2 (ja) | Ｆｔ型コネクタ | |
| JP2007122929A (ja) | 同軸ケーブル用ｆ型コネクタ，テレビ接続ケーブル，及び，電子機器箱体。 | |
| JPH0113337Y2 (ja) | ||
| JPH0629062A (ja) | Ｆｔ型コネクタ | |
| JPH0145952B2 (ja) | ||
| JPH0119743B2 (ja) | ||
| JPS6340861Y2 (ja) | ||
| JPH067591Y2 (ja) | 同軸ケーブル用コネクタ | |
| JP3114789B2 (ja) | 同軸ケーブル用コネクター | |
| JP3144243U (ja) | 同軸ケーブルコネクタ | |
| JP2531476B2 (ja) | 同軸接栓用かしめリング | |
| JP2502459Y2 (ja) | コネクタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960820 |