JPH062902B2 - 高強度熱延鋼板の製造法 - Google Patents
高強度熱延鋼板の製造法Info
- Publication number
- JPH062902B2 JPH062902B2 JP60233898A JP23389885A JPH062902B2 JP H062902 B2 JPH062902 B2 JP H062902B2 JP 60233898 A JP60233898 A JP 60233898A JP 23389885 A JP23389885 A JP 23389885A JP H062902 B2 JPH062902 B2 JP H062902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- slab
- steel sheet
- rolled steel
- hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims description 31
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims description 31
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims description 13
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 7
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 6
- 229910001563 bainite Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 claims description 4
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000003303 reheating Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 15
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 8
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 7
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 229910001568 polygonal ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004881 precipitation hardening Methods 0.000 description 1
- 238000001226 reprecipitation Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 1
- 150000003568 thioethers Chemical class 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/46—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
- B21B1/466—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting in a non-continuous process, i.e. the cast being cut before rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は高強度熱延鋼板の製造法に関する。
[発明の背景] 近年自動車業界においては、車体の軽量化のため、設計
強度を変更しないで板厚を薄くし得ることが要望されて
いるが、従来の析出硬化型の高張力鋼板では、プレス成
形性が良くないこと、溶接性にも問題があること等から
かかる要望に答えることができない。
強度を変更しないで板厚を薄くし得ることが要望されて
いるが、従来の析出硬化型の高張力鋼板では、プレス成
形性が良くないこと、溶接性にも問題があること等から
かかる要望に答えることができない。
そこで、従来の析出硬化型高張力鋼板に代わる鋼板とし
て、フェライトとマルテンサイトの2相からなる複合組
織型高張力鋼板の採用が増加しつつある。
て、フェライトとマルテンサイトの2相からなる複合組
織型高張力鋼板の採用が増加しつつある。
しかし、かかる複合組織型鋼板も加工性などの点におい
て必ずしの好ましいものではない。
て必ずしの好ましいものではない。
そこで、さらに、Mnを基本成分とし、Si,Crを多
量に添加することにより、熱間圧延工程−巻取工程を経
た後においても低降伏比、良延性という特性をもつ複合
組織型鋼板が開発されている。
量に添加することにより、熱間圧延工程−巻取工程を経
た後においても低降伏比、良延性という特性をもつ複合
組織型鋼板が開発されている。
しかし、かかる複合組織型鋼板はSi,Crを大量に使
用するためコストが高いという問題点がある。
用するためコストが高いという問題点がある。
一方、Bは鋼の焼入性を向上させる元素として知られて
おり、低コストで焼入性を高めることができるが、その
ためにはBを固溶状態にしておく必要がある。
おり、低コストで焼入性を高めることができるが、その
ためにはBを固溶状態にしておく必要がある。
ところで、従来方法においては、熱延鋼板は、普通造塊
法による鋼塊を分塊して造られたスラブ又は連続鋳造法
により造られたスラブを、一旦常温にまで冷却して、そ
の後加熱炉にて1200〜1300℃の高温で長時間の
加熱を行なってから連続熱間圧延機に噛込ませて製造し
ている。
法による鋼塊を分塊して造られたスラブ又は連続鋳造法
により造られたスラブを、一旦常温にまで冷却して、そ
の後加熱炉にて1200〜1300℃の高温で長時間の
加熱を行なってから連続熱間圧延機に噛込ませて製造し
ている。
このように、従来は、冷塊になったスラブを再加熱して
から粗圧延に入れるのであるが、一度温度が常温にまで
下ったスラブでは、BはBNとして析出してしまい、こ
れを再び固溶させるためには、例えば1200℃以上の
高温で1時間以上の加熱を施さねばならないのである。
から粗圧延に入れるのであるが、一度温度が常温にまで
下ったスラブでは、BはBNとして析出してしまい、こ
れを再び固溶させるためには、例えば1200℃以上の
高温で1時間以上の加熱を施さねばならないのである。
すなわち、一度常温まで下ったスラブを1100℃に再
加熱しても、析出物の安全な再固溶は起り得ず、従って
組織の制御には何ら効果をもたらさないということにな
るのである。
加熱しても、析出物の安全な再固溶は起り得ず、従って
組織の制御には何ら効果をもたらさないということにな
るのである。
しかし、このように従来方法のように1200℃の高温
に1時間以上の長時間加熱をスラブに施こすことは加熱
量の莫大な損失となる。
に1時間以上の長時間加熱をスラブに施こすことは加熱
量の莫大な損失となる。
[発明の目的] 本発明は、加工性の良い熱延鋼板を低加熱費で製造する
ことができる高強度熱延鋼製造法を提供することを目的
とする。
ことができる高強度熱延鋼製造法を提供することを目的
とする。
[発明の概要] 上記目的は、重量%で、C:0.03〜0.2%、S
i:0.02〜1.5%、Mn:0.6〜2.5%、
S:0.01%以下、solAl:0.01〜0.06
%、B:0.0005〜0.01%、Ti:0.01〜
0.1%を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる
ベイナイトを含む変態強化型の高強度熱延鋼板を製造す
る方法において、連続鋳造を行ない高温スラブを得た
後、該スラブが550℃の温度になる前に、該スラブを
1050℃〜1150℃の温度に再加熱することにより
B析出物を再固溶して、熱間圧延を開始し、該熱間圧延
をAr3点以上の温度で終了し、次いで所定の制御冷却
を行なうことを特徴とする高強度熱延鋼板の製造法によ
って達成される。
i:0.02〜1.5%、Mn:0.6〜2.5%、
S:0.01%以下、solAl:0.01〜0.06
%、B:0.0005〜0.01%、Ti:0.01〜
0.1%を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる
ベイナイトを含む変態強化型の高強度熱延鋼板を製造す
る方法において、連続鋳造を行ない高温スラブを得た
後、該スラブが550℃の温度になる前に、該スラブを
1050℃〜1150℃の温度に再加熱することにより
B析出物を再固溶して、熱間圧延を開始し、該熱間圧延
をAr3点以上の温度で終了し、次いで所定の制御冷却
を行なうことを特徴とする高強度熱延鋼板の製造法によ
って達成される。
以下本発明の構成を説明する。
C:0.03〜0.2% Cは、必要な強度維持及びベイナイト、マルテンサイト
などの低温変態生成物を形成させるうえで必須な元素で
あるが、0.2%を越えると加工性と溶接性を劣化するこ
とに加え、本発明の鋼板の特徴の一つである低降伏比特
性を損なうこととなる。その下限は強化及び焼入性向上
効果を発揮させるために0.03%とする。
などの低温変態生成物を形成させるうえで必須な元素で
あるが、0.2%を越えると加工性と溶接性を劣化するこ
とに加え、本発明の鋼板の特徴の一つである低降伏比特
性を損なうこととなる。その下限は強化及び焼入性向上
効果を発揮させるために0.03%とする。
Si:0.02〜1.5% Siは溶鋼の脱酸に必要な元素であり、また高強度かつ
高延性をうるうえでもっとも有効な置換型固溶元素であ
る。さらに正常なポリゴナルフェライト形成を有利にす
る働きをもっている。このような特性を発揮させるため
には0.02%を下限とした。また、溶接部の脆化(遷移温
度の上昇)を防止し、表面酸化スケール状態の悪化を防
ぐために1.5%を上限とした。
高延性をうるうえでもっとも有効な置換型固溶元素であ
る。さらに正常なポリゴナルフェライト形成を有利にす
る働きをもっている。このような特性を発揮させるため
には0.02%を下限とした。また、溶接部の脆化(遷移温
度の上昇)を防止し、表面酸化スケール状態の悪化を防
ぐために1.5%を上限とした。
Mn:0.6〜2.5% Mnは焼入性を増し、所望の組織をうるうえで必須の元
素である。その効果を発揮させるためには0.6%以上を
必要とし、2.5%を越えると、溶接上困難になると同時
に延性を劣化し、鋼板の価格が高価格となるため上限を
2.5%とする。
素である。その効果を発揮させるためには0.6%以上を
必要とし、2.5%を越えると、溶接上困難になると同時
に延性を劣化し、鋼板の価格が高価格となるため上限を
2.5%とする。
S:0.01%以下 Sは硫化物を生成し、加工性を劣化させるので可及的に
少ない方が望ましいが、その含有量が0.01%以下であれ
が所望の加工性が確保できることからS含有量の上限を
0.01%と定めた。
少ない方が望ましいが、その含有量が0.01%以下であれ
が所望の加工性が確保できることからS含有量の上限を
0.01%と定めた。
solAl:0.01〜0.06% solAlは鋼の脱酸剤として有効なものであるが、その
含有量が0.01未満では脱酸の効果が期待できなくなり、
他方0.06%を越えて含有させても脱酸の効果が飽和して
それ以上の効果が期待できないことからsolAl含有量
を0.01〜0.06%と限定した。
含有量が0.01未満では脱酸の効果が期待できなくなり、
他方0.06%を越えて含有させても脱酸の効果が飽和して
それ以上の効果が期待できないことからsolAl含有量
を0.01〜0.06%と限定した。
Ti:0.01〜0.1% Tiは析出強化元素であり、溶接後の熱影響部の硬度の
低下を防止するのに役立つ。本発明ではこの効果に加え
Bの焼入性向上効果を最大限に発揮させることを主たる
目的に含有せしめており、下限及び上限はこの効果の観
点より0.01〜0.1%とする。
低下を防止するのに役立つ。本発明ではこの効果に加え
Bの焼入性向上効果を最大限に発揮させることを主たる
目的に含有せしめており、下限及び上限はこの効果の観
点より0.01〜0.1%とする。
B:0.0005〜0.01 Bは焼入性を向上させる元素で、他の高価な元素の添加
量を低減して所望の組織を得るうえで有利な元素であ
る。その下限はその効果を発揮させ得る量から、また、
その上限はその効果が飽和に達し、経済的で無くなる量
から0.0005〜0.01とする。
量を低減して所望の組織を得るうえで有利な元素であ
る。その下限はその効果を発揮させ得る量から、また、
その上限はその効果が飽和に達し、経済的で無くなる量
から0.0005〜0.01とする。
なお、Crを1.0〜1.0%添加してもよい。Crは他の元
素と異なり、これ自体には固溶強化能はないが、焼入性
を向上させ、ベイナイト組織を得るうえで好ましい元素
である。その下限はその効果を発揮させうる量から0.1
%とし、上限はその効果が飽和に達し経済的でなくなる
量から1.0%とする。
素と異なり、これ自体には固溶強化能はないが、焼入性
を向上させ、ベイナイト組織を得るうえで好ましい元素
である。その下限はその効果を発揮させうる量から0.1
%とし、上限はその効果が飽和に達し経済的でなくなる
量から1.0%とする。
スラブの溶製後該スラブを550℃以上に保持するのは
以下のような理由による。550℃という低温であった
としても、当該鋼種ではフェライト相への変態がほとん
ど進行していないため、BN,Fe23(CB)6等のB
の炭窒化物の析出が完了しない段階で再加熱することに
なる。このため、容易に分解できるため、1050℃〜
1150℃といった低温・短時間加熱によっても再固溶
が可能である。また、このような固溶状態は熱延後の低
温変態生成物の生成に有効に働らく。
以下のような理由による。550℃という低温であった
としても、当該鋼種ではフェライト相への変態がほとん
ど進行していないため、BN,Fe23(CB)6等のB
の炭窒化物の析出が完了しない段階で再加熱することに
なる。このため、容易に分解できるため、1050℃〜
1150℃といった低温・短時間加熱によっても再固溶
が可能である。また、このような固溶状態は熱延後の低
温変態生成物の生成に有効に働らく。
なお、550℃以上の温度への保温は例えば断熱材によ
り行なえばよい。
り行なえばよい。
1050〜1150℃以上の温度での熱間圧延 熱間圧延は、1050〜1150℃の温度で開始する。
このように1050℃以上としたのは、加熱費の低減が
その理由であり、また、1050℃以上とすると、本発
明では、スラブの冷却時に析出したBの炭窒化物等の析
出物を容易に分解し、Bを固溶状態に維持できるためで
ある。このような固溶状態は熱延時及び熱延後の再析出
を抑制し、制御でα+γ域へ冷却された段階までBを固
溶状態に維持できるため、マツテンサイトの生成を促進
する。このため、従来より低成分系で延性等の特性の良
好な複合組織型熱延鋼板を安定し製造できる。
その理由であり、また、1050℃以上とすると、本発
明では、スラブの冷却時に析出したBの炭窒化物等の析
出物を容易に分解し、Bを固溶状態に維持できるためで
ある。このような固溶状態は熱延時及び熱延後の再析出
を抑制し、制御でα+γ域へ冷却された段階までBを固
溶状態に維持できるため、マツテンサイトの生成を促進
する。このため、従来より低成分系で延性等の特性の良
好な複合組織型熱延鋼板を安定し製造できる。
一方、1150℃以下としたのは、加熱費の低域であ
り、さらに、マルテンサイト粒が微細に均一に分散し、
高延性の複合組織型高強度熱延鋼板が得られるめであ
る。
り、さらに、マルテンサイト粒が微細に均一に分散し、
高延性の複合組織型高強度熱延鋼板が得られるめであ
る。
熱間圧延終了後は所定の制御冷却を行なう。
[実施例] 第1表に示す鋼を溶製した。A1,A2,B1,B2,
C1,C2は実施例であり、他は比較例である。
C1,C2は実施例であり、他は比較例である。
A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2につ
いてはスラブ厚230mmtで連続鋳造機で凝固させた。
さらにA1,A2,B1,B2,C1については連続鋳
造機から出てきた高温スラブに断熱材等で保熱、さらに
は軽加熱によって第2表に示すような条件のもとで熱間
圧延し、板厚2.8mmの熱延コイルとした。
いてはスラブ厚230mmtで連続鋳造機で凝固させた。
さらにA1,A2,B1,B2,C1については連続鋳
造機から出てきた高温スラブに断熱材等で保熱、さらに
は軽加熱によって第2表に示すような条件のもとで熱間
圧延し、板厚2.8mmの熱延コイルとした。
なお、本実施例においては制御冷却の一例として次の冷
却を行なった。すなわち、強度・延性のバランスからフ
ェライト体積率を50%以上確保するため、ファライト
ノーズ付近は10℃/s以下で徐冷し、その後600℃
以下の巻取温度まで20℃/s以上で急冷した。
却を行なった。すなわち、強度・延性のバランスからフ
ェライト体積率を50%以上確保するため、ファライト
ノーズ付近は10℃/s以下で徐冷し、その後600℃
以下の巻取温度まで20℃/s以上で急冷した。
第3表に示すように、本実施例に係る熱延鋼板はいずれ
も加工性、特に強度−延性バランス(TS×El)が飛
躍的に向上している上、加熱原単位の低減がはかれらて
いるのが明らかである。従って、本実施例によれば、加
工性の良好な複合組織鋼強度熱延鋼板を安価に製造する
ことができる。
も加工性、特に強度−延性バランス(TS×El)が飛
躍的に向上している上、加熱原単位の低減がはかれらて
いるのが明らかである。従って、本実施例によれば、加
工性の良好な複合組織鋼強度熱延鋼板を安価に製造する
ことができる。
[発明の効果] 本発明によれば次のもろもろの効果が得られる。
加熱費の節約が可能である。
高価な元素を使用することなく、加工性が良好で、特
に、自動車の車体用の鋼板として適用するのに好適な高
強度熱延鋼板を製造することができる。
に、自動車の車体用の鋼板として適用するのに好適な高
強度熱延鋼板を製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で、C:0.03〜0.2%、S
i:0.02〜1.5%、Mn:0.6〜2.5%、
S:0.01%以下、solAl:0.01〜0.06
%、B:0.0005〜0.01%、Ti:0.01〜
0.1%を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる
ベイナイトを含む変態強化型の高強度熱延鋼板を製造す
る方法において、連続鋳造を行ない高温スラブを得た
後、該スラブが550℃の温度になる前に、該スラブを
1050℃〜1150℃の温度に再加熱することにより
B析出物を再固溶して、熱間圧延を開始し、該熱間圧延
をAr3点以上の温度で終了し、次いで所定の制御冷却
を行なうことを特徴とする高強度熱延鋼板の製造法。 - 【請求項2】重量%で、C:0.03〜0.2%、S
i:0.02〜1.5%、Mn:0.6〜2.5%、
S:0.01%以下、solAl:0.01〜0.06
%、B:0.0005〜0.01%、Ti:0.01〜
0.1%を含有し、Cr:0.1〜1.0%を添加し、
残部鉄及び不可避的不純物からなるベイナイトを含む変
態強化型の高強度熱延鋼板を製造する方法において、連
続鋳造を行ない高温スラブを得た後、該スラブが550
℃の温度になる前に、該スラブを1050℃〜1150
℃の温度に再加熱することによりB析出物を再固溶し
て、熱間圧延を開始し、該熱間圧延をAr3点以上の温
度で終了し、次いで所定の制御冷却を行なうことを特徴
とする高強度熱延鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233898A JPH062902B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 高強度熱延鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233898A JPH062902B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 高強度熱延鋼板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6293005A JPS6293005A (ja) | 1987-04-28 |
JPH062902B2 true JPH062902B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=16962301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60233898A Expired - Fee Related JPH062902B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 高強度熱延鋼板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062902B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111304538A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-06-19 | 武汉钢铁有限公司 | 一种低成本热轧超高强钢及其制造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033311A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-20 | Kawasaki Steel Corp | 大入熱溶接特性に優れた鋼材の製造方法 |
JPS6075518A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-27 | Nippon Steel Corp | 低温靭性の改善に有効な熱間圧延法 |
JPS60149719A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-07 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱延高張力鋼板の製造法 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP60233898A patent/JPH062902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6293005A (ja) | 1987-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59159932A (ja) | 強度及び靭性の優れた高張力鋼板の製造方法 | |
JPH0432514A (ja) | 圧延ままで表面異常相のない軟質線材の製造方法 | |
JP3879440B2 (ja) | 高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0573803B2 (ja) | ||
KR101403262B1 (ko) | 초고강도 용융도금강판 및 그의 제조방법 | |
JPS61113724A (ja) | プレス成形性の極めて優れた冷延鋼板の製造方法 | |
JP3043517B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造方法 | |
JP3043519B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造方法 | |
JPH062902B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造法 | |
JPS642647B2 (ja) | ||
JP7404520B2 (ja) | 中心部における極低温変形時効衝撃靭性に優れた高強度極厚物鋼材及びその製造方法 | |
JP3043518B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造方法 | |
JPS6367524B2 (ja) | ||
JP2003129133A (ja) | 高強度高靭性厚鋼板の製造方法 | |
JPH062901B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造法 | |
JPH01172518A (ja) | 圧力容器用極厚鋼板の製造方法 | |
JPH0621291B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造法 | |
JPS595652B2 (ja) | 高張力冷延鋼板の製造法 | |
JP2002105540A (ja) | 高強度熱延鋼板の製造方法 | |
JPS6350424A (ja) | 低温靭性と溶接性に優れた厚手高張力鋼板の製造方法 | |
JPH0621290B2 (ja) | 高強度熱延鋼板の製造法 | |
JPH0619109B2 (ja) | 低圧減比で優れた特性を有する直送圧延厚鋼板の製造方法 | |
JPS61157660A (ja) | 深絞り用非時効性冷延鋼板およびその製造法 | |
JPH0369979B2 (ja) | ||
JPH04311521A (ja) | 高強度高靭性構造用厚鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |