JPH0629023B2 - 車両用連結幌体の製造方法 - Google Patents

車両用連結幌体の製造方法

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JPH0629023B2
JPH0629023B2 JP63110205A JP11020588A JPH0629023B2 JP H0629023 B2 JPH0629023 B2 JP H0629023B2 JP 63110205 A JP63110205 A JP 63110205A JP 11020588 A JP11020588 A JP 11020588A JP H0629023 B2 JPH0629023 B2 JP H0629023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用連結体の製造方法に関する。更に詳細に
は角筒状幌体の幌枠構成において幌体の幌シートを車両
端に取付けを行う幌体の製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両用連結幌の幌骨に幌シートを張設してなる幌
体にあっては各幌骨は弾性鋼線材を長方形の環状に形成
した幌骨に幌シートを捲付け縫合して止着され、この角
筒状幌体の側端部分は対向車両端に固設の車両金枠に多
数のネジ部材によって取付けられるのが一般的である。
従って幌体の幌枠間に幌シートを張設したり、幌体を車
両間に取付ける作業が大変面倒である許りでなく、幌骨
に多数の鋼線材を使用のため著しく重量の増加を招き、
又使用に際し耐腐食塗装を行うなどの処理が必要とされ
る。このため幌骨の荷重に起因する幌体の垂下と車両運
行上で幌骨間の擦損が促進され幌シートの損傷を増大さ
せる等で製造コストが嵩み整備管理上からも改善対策に
対する要望が大である。
このような事情にかんがみ、(イ)幌枠に弾性鋼線材製幌
骨を用いて各幌骨間に幌シートを張設する点に関しては
本願者は特公昭53−4281号により幌枠を平面上に
展開状態に形成して幌シート上に張り付けたあと、この
幌枠を折曲して角筒状幌体を構成する方法により作業能
率とコスト改善された。又(ロ)幌体の幌シートを車両に
取付けする装置に関しては実公45-15767号等によ
り第8図に示すように綱線材に捲付けた幌シート(101)
の端縁に係止突起(102)を固着して横断面形状C字形の
幌枠(105)の開口部(107)から挿入すると共にこの挿入し
た係止突起(102)の径寸法a<幌枠(105)の開口間隙bに
形成された状態で弾性押え紐(103)、(104)の2本を幌枠
(105)の開口部から圧力してこれを幌枠開口のツバ縁(10
6)に介在係合させて前記係止突起(102)を幌枠(105)に圧
着して幌シートを取付ける提案を行った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の幌体は上述の(イ)例で
は使用する幌骨が(ロ)例の場合と同様に幌枠に径大(8m/
mφ)な弾性鋼線材を使用して幌枠が形成されているた
め幌骨自体の荷重による幌体の垂れおよび損傷などの不
具合があるほか、耐蝕塗装を行う必要がある。さらに幌
体の取扱に際して重量が大であるため、幌枠を平面状に
展開して幌シート上に張り付け、および立体化作業に当
って作業能率を阻害する要因となっている。
さらに幌体の側端幌シートを車両に取付けするには幌体
の基礎的構成に由在してビス部材を要する弊を回避し得
ない。
又(ロ)例では幌体を構成の幌シートを幌枠に取付けを行
う操作は上述のように、長方形の周方向に形成された横
断面C字形幌枠(105)の開口部に幌シートの端縁に固着
した係止突起(102)を挿入し、さらに幌枠の開口縁より
寸法大な弾性押え紐(103)、(104)の2本を用意して夫々
を開口部(107)より弾性変形させ乍ら圧入し、これによ
り幌シートの係止突起(102)を圧着する構成であり、幌
シートを幌枠に取付けするのに別品の押え材と煩雑な工
数を要し能率的な挿脱作業が困難であるなどの弊害があ
る。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、その目的は幌枠を軽量化し垂れ防止を図ると共
に幌シートの損傷を未然に防止することである。そうし
てこの幌体の側端を幌取付け枠に簡単に挿脱着しうる取
付け方法を提案するもので、これにより幌体を車両端に
取付けするビス部材の締着作業を不要となしたものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するために、幌枠を形成する各
幌骨(3)をFRP非中空材(3a)と金属管材(3b)とで交互
するよう直状に連成されると共に、この際、前記各幌骨
は前記幌体において、その左右両側面と上下各部位に相
応する個所には前記直状連成幌骨にFRP非中空材(3a)
を配設しかつ四隅部の相応個所には金属管材(3b)を配設
するようにして所要長さに固着して連成し、さらにこの
幌骨(3)は別に所定間隔をおいて幌シート(1)の長手方向
に数条の両端開口の中空巻回部(1a)が設けられたこの中
空巻回部に前記幌骨(3)を夫々挿入して幌枠(2)が平面状
に展開された後、幌枠(2)が収容された平面状幌シート
(1)の金属管材(3b)配設個所を折曲して幌枠(2)を立体形
成するようにしたことを特徴とする幌体の製造法に係る
ものである。
〔作用〕
本発明の構成作用を実施例図に従って説明する。
本発明の幌枠の幌骨はFRP(繊維強化プラスチック)
非中空材と金属管材の異種材が交互に直線状に固着して
連成されると共にこの幌骨を幌枠の所定骨組形状に基づ
いて平面状幌シート上に展開される。即ち、幌シート状
に張り巡らされた袋状の中空巻回部に幌骨を挿入して幌
枠の各幌骨を幌シートに展開することができる。そして
該枠の各幌骨を全体として角筒状に立体化するに際して
は前記FRP非中空材からなる幌骨は強度と軽量にメリ
ットを有するが曲げなど第2次加工が不可能なため、該
FRP非中空材からなる幌骨部分は角筒状長方形に形成
する上下辺および両側辺に対応する位置に配設され、か
つ各幌骨の金属管材部分は長方形幌枠の四隅部の折曲げ
られる対応位置に配設されている関係上、所定の曲率に
折曲が容易に成し得られ、平面状に展開の幌枠が角筒状
幌体に立体構成されたとき、幌体の上下辺(天井部およ
び床相当部)、両側辺の幌骨部ではFRP非中空材が、
又四隅部では金属管材が相互に連接して配設された軽量
化幌体の構成になし得られる。
又前記平面状に展開の幌枠を幌体として構成の両側壁の
FRP非中空材の幌骨相当部に当る中間部を上下辺を含
む部分に2分割したうえでそれぞれの平面状幌枠を立体
化して両側枠の各幌骨が相対向する上下側幌骨相互を金
属管材で接合して構成することができ、この構成では下
側幌シートの一部が損傷した場合に、この部分だけの取
替補修が可能となる。
次に上述の幌体構成を有する幌シートの側端には幌シー
ト側縁に形成の袋状中空耳縁部内に後述の可撓性係止紐
を導入するための可挿紐を挿通して幌枠が立体形成され
ており、この状態で第2図〜第3図示のように長方形に
形成の環状中空管幌枠の幌シート取付溝に幌体の側端部
を挿着して前記可挿紐に可撓性係止紐を継いでから手で
引っ張ると仮挿紐と入れ替えに側面形状 形の環状中空管幌枠の全周に仮着されているスペース的
に苦しい袋状中空耳縁部内に長尺の可撓性係止紐を導入
してこの係止紐を包被する中空耳縁部と共に幌体を中空
管幌枠に係合して挿着することが可能となっている。し
たがってこの挿着操作では立体化幌枠に形成後において
も長尺の可撓性係止紐を幌枠の四隅部の挿通に難渋する
ことなく、幌体側壁部の中空耳縁部に挿通し得られると
共にこれにより可撓性係止紐を環状中空管幌枠内に挿入
して中空耳縁部の全長に亘って可撓性係止紐による核芯
部を形成して幌シート取付溝に係合するようにしたもの
であるから、立体化幌体自体を中空管幌枠に取付けるこ
とが可能となり好ましい取付けが実施できる。また前記
仮挿紐は幌体を中空管幌枠に係合して挿着した状態で切
り離されるが、幌体を中空管幌枠から取外す場合には挿
着と逆な操作によって仮挿紐を牽引手段として使用され
可撓性係止紐を中空管幌枠から引抜くことによって行え
る。
〔実施例〕
第1図(a)乃至(c)において、合成樹脂加工布よりなる幌
シート(1)の上に数条に独立して配列した幌枠(2)の幌骨
(3)を収納できる数条の袋状中空巻回部(1a)が第1図(a)
のように配列する幌枠(2)の骨組みに合せて長手方向に
幌シート(1)を側断面Ω状に屈曲させ、その下方最寄部
を熔着して形成される。さらに幌シート(1)の側端部を
長手方向に折返して両端開口の袋状中空耳縁部(1b)が下
方最寄部を熔着して形成されると共にこの中空耳縁部に
は後述の仮挿紐(7)が両端を延出して遊挿されている。
前記幌枠(2)はガラス繊維等に熱硬化性合成樹脂で補強
の繊維強化プラスチックで断面丸形のFRP非中空材(3
a)と金属管材(3b)、例えばステンレス管材の如き異種材
を夫々所要長さに交互するよう固着して直線状に連設さ
れた幌骨(3)が金属管材(3b)部分で折曲可能に形成さ
れ、幌枠(2)全体として弓状に弯曲しうるよう形成され
ている。この幌枠(2)を一端側より前記幌シート(1)の中
空巻回部(1a)に幌骨を挿入して平面状に展開した幌枠
(2)が形成される。この幌枠(2)の各幌骨(3)を異種材で
連成するに当っては相互の結合はFRP非中空材(3a)の
端縁部を金属管材(3b)内に堅目に挿嵌してこの重接部に
穿設した貫透孔に図示しない鋲を挿通して端縁をかしめ
るなどして相互に固着される。
次に幌シート(1)上に展開された幌枠(2)は第2図に示さ
れるように幌体(A)に立体形成されるが、この幌枠(2)の
立体化に際しては幌体(A)の上下辺部および両側辺部に
相当する直線状部分には機械強度、軽量に特長を有する
が曲げなど第2次加工不能のFRP非中空材(3a)が配設
され、又幌体(A)の四隅部に対応する幌骨(3)の位置部分
には金属管材(3b)が配設されており、この四隅部分につ
いて所要の曲率により折曲が行えるよう構成されてい
る。
又幌体(A)の側端に形成された幌シート(1)の中空直線部
(1b)には上述のように幌シート(1)の側端を長方形に形
成の環状中空管幌枠(5)に係合させる可撓性係止紐(4)を
導入するための仮挿紐(7)が引出し可能に挿通されてい
る。
又上述の幌体(A)の構成は平面状に展開する幌枠(2)を第
7図(a)乃至(c)に示すような実施例の変更例によって形
成してもよい。この例では平面状に展開の各幌骨(3)は
第2図で示すような幌体(A)の両側壁イ−イ部で上下辺
を含む部分に相応するように分割して図示しない幌シー
ト上に各幌骨(3)を展開して後、各幌骨をU字形に立体
化形成し上幌側幌骨のB部分と下幌側幌骨のC部分とに
構成して夫々の相対向する向き合せた上下側幌骨(3)の
端縁を金属管材(3b)でイ−イ部に相当個所を接合して幌
体(A)が構成される。この変更実施例においても上下側
幌シート側端に中空耳縁部(1b)を形成して仮挿紐(7)が
挿通された後、U字形の幌枠に立体化されることは変り
ない。なお第7図(b)は上幌側幌骨、同図(c)は下幌側幌
骨で共に幌体(A)を2分割して構成する場合の幌シート
(1)に平面状に配列して用いられる長短2様の幌骨(3)を
示す。
次に幌体(A)における側端部の幌シート(1)を車両に連接
される中空管幌枠(5)に取付ける方法について述べる
と、まず第2図および第3図において(5)は車両端に連
接される側面形状 形の長方形に形成の中空管幌枠で内周方向に慣用手段に
より幌シート取付溝(6)が連接して形成され、この幌シ
ート取付溝(6)から直接に前記幌シート(1)の側端部に形
成の仮挿紐(7)を挿通された中空耳縁部(1b)を幾分扁平
に押し潰した状態で挿入して幌シート取付溝(6)の端縁
に仮着すると共にこの中空耳縁部(1b)に挿通の仮挿紐
(7)の端部に1本の長尺状可撓性係止紐(4)を継いだ状態
で前記仮挿紐(7)を牽引手段として手で引張ると可撓性
係止紐(4)は中空耳縁部(1b)内に遊挿状態に挿入される
と共に仮挿紐(7)と入れ替え状態に可撓性係止紐(4)を中
空管幌枠(5)内に介在させることができる。この状態で
は幌シート(1)の側端部に形成した中空耳縁部(1b)内に
長尺の可撓性係止紐(4)が核芯材として包被保持されて
これにより中空管幌枠(5)にしっかりと係合して幌体(A)
の側端を取付けることができる。この取付状態では前記
仮挿紐は不要となり切り離されるが、又幌体(A)を中空
管幌枠(5)から取外す場合は取付操作の場合と逆な同様
動作によって行われるが、この際に前記仮挿紐(7)を牽
引手段として可撓性係止紐(4)の引出しに用いる如く取
付け取外しの交互作業の用に供される。
第4図は前記幌体(A)の側端に取付けられた中空管幌枠
(5)により相隣する車両(8)の対向端に周設の車両枠(9)
に連接された一部切欠の連結幌側面図であり、第5図は
第4図の幌シート(1)取付けの中空管幌枠(5)を介して車
両枠(9)に通常技術により連結締付金具(10)で取付けせ
る正面図で、下辺部は通常技術により中空管幌枠(5)の
断面形状と相似的な形状を有する継手部材(5′)によ
り幌シート取付溝(6)と一致させるようにして両者を一
体に結合され、又下辺部の各幌骨(3)の端向する先端部
は突き合せもしくはラップ状態にして図示しない金属管
材(3b)にて連結され、幌同志は接合剤により接続される
ほか適宜にエプロン布を被覆するようにして接合されて
も差支えない。第6図は第4図のIII−III線断面図で、
同図から明らかなように幌シート(1)の側端に中空耳縁
部(1b)を形成してこの中に可撓性係止紐(4)を挿入して
なる介装物を中空管幌枠(5)の幌シート取付溝(6)の端縁
内壁内に係合した場合は幌シート取付溝(6)の溝間隔l
と可撓性係止紐(4)の経(φ)寸法Lは左程の精度を必
要としないが、l<Lの関係に形成されており、可撓性
係止紐(4)の抜脱する恐れは全くない。さらに中空管幌
枠(5)に可撓性係止紐(4)を挿入に当っても1本の長尺体
で中空管幌枠(5)の端面から仮挿紐(7)の牽引手段で容易
に全周に挿入して中空耳縁部(1b)と共に介在させうるも
のである。こうした点において第8図に示すような従来
構成のように幌枠(105)の開口間隔(b)、幌シート(101)
の側端に固着の係止突起(102)の径(φ)(a)、弾性押え
紐の径(φ)(c)の夫々の寸法条件が(a)>(b)、(b)<(2
c)の相互関係に形成された弾性押え紐(103)、(104)の2
本を圧入して、幌シートの係止突起(102)を押し圧して
固定するような圧入操作の繰返し手数を必要としないか
ら、従来例に比べて一層迅速かつ簡便に中空管幌枠(5)
に幌シート(1)の取付作業が行える。
本発明の幌体(A)の構成と中空管幌枠(5)への取付けによ
って前記各図面から明らかなように、幌枠(2)の幌骨(3)
は剛性(耐引張応力)およひ軽量性にすぐれたFRP非
中空剤を幌体の上下辺および両側辺部に主体的に用い、
四隅部には折曲可能なステンレス管材を交互に配設して
連成されているので、この幌骨(3)を平面状態で幌シー
ト(1)上に展開して立体化して幌体を形成する場合に幌
体重量を弾性鋼線材だけで形成したものに比べ実測値で
60%近く軽減し得られるので生産性において運搬取扱い
を容易にし作業性が著しく改善されると共に幌骨自体の
錆止め塗装を行う必要がない。又軽量化に伴い幌骨相互
の揺動にもとづく振幅から幌骨相互の衝当によって幌シ
ートを損じるなどの影響が著減できる構成である。
又本発明の幌体を車両枠に連接される中空管幌枠に対す
る取付けは、幌体の両端部の幌シートに形成された袋状
中空耳縁部に仮挿紐を遊挿した状態で形成され、この仮
挿紐に長尺の可撓性係止紐を継いで手で引張ってスペー
ス的に十分でない狭少な中空管幌枠の全周中に可撓性係
止紐を容易に導入して幌シートを係合できる。又取外し
操作も逆の同様動作によって行える。
又幌シートを中空管幌枠に係合させる手段は可撓性係止
紐の一本を挿通するだけで済み、又幌シートの端縁に別
の弾性係合突起など固着する必要がなく、又取付けのた
めの別な部材を不要であり、至極簡易な取付けが行え
る。
〔効果〕
以上述べたように本発明は、幌体の幌枠に耐疲労性の高
い軽量性のFRP材とこれに金属管材を交合に配設し連
成して用い、該幌枠を幌シートに張付けてその立体化に
当っても、幌体の四隅部相応位置には前記幌枠の各幌骨
の直状連成材に金属管材が配設されているので立体化の
際に該金属管材部分の折曲が容易であるため、平面状態
の幌枠からの立体化が極めて容易となった。即ち連成材
幌骨にFRP材を使用する場合、その個有の二次加工性
(曲げ)不能を克服して幌枠の曲げ加工が簡便に行うこ
とができるようになったため、従来の如く個別に立体化
された幌枠の各幌骨へ幌シートを張設するのに比べて作
業能率の大幅な向上が計られるようになった。さらに必
然的ながら幌体総重量を飛躍的に軽量化して幌体の垂下
防止効果を高めることになる。
さらに又、幌体を連結車両端への連結に当っても、その
取付け取外しの諸作業動作を簡便化して行い得られる。
すなわち、既述のように幌枠を収納して立体化された幌
体の幌シート端部に該幌シートを車両端に連結する中空
管幌骨(5)の取付溝へ係合させる中空耳縁部(1b)が形成
されており、該中空耳縁部に内蔵された可撓性係止紐
(4)によって前記幌体の幌シート端部は確実に中空管幌
枠(5)に係合し、この状態から車両間への幌体の連結が
行われる。このように幌体の車両相互間への取付け取外
しは幌シート端部の中空管幌枠(5)への挿脱によってス
ムーズに行うことが出来る訳である。
従って立体化してなる幌体の車両枠への連結操作は従来
のように多数のビス部材を必要としないから、取付け
費、工数も少なくて済み、軽量化と相俟って作業能率の
大幅な向上が図られる等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し第7図は他
の変更実施例を示すものである。 第1図(a)は平面状に展開形成された幌枠の一部切欠の
平面図、同図(b)は幌枠の幌骨単独拡大図、同図(c)は同
図(a)のII−II線横断面拡大図、 第2図は幌枠を立体形成した幌体の一部切欠の斜視図 第3図は第2図において幌体側端部の幌シートを中空管
幌枠に取付けする要部拡大斜視図 第4図は幌体を車両間に連結せる一部切欠の側面図 第5図は第4図の幌シート取付けの中空管幌枠を車両に
連接せる状態を示す概略正面図 第6図は第4図のIII−III線平面図 第7図(a)は第1図のイ−イ線で上下幌側に分割した幌
骨を立体的に形成した状態の正面図、同図(b)は上幌側
幌骨の平面図、同図(c)は下幌側幌骨の平面図 第8図は従来構成幌体(実公45−15767号)の幌
シートを車両に取付けする装置説明の概略図 1:幌シート、1a:中空巻回部、1b:中空耳縁部、2:
幌枠、3:幌骨、3a:FRP非中空材、3b:金属管材、
4:可撓性係止紐、5:中空管幌枠、6:幌シート取付
溝、7:仮挿紐

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面状の幌シート上に幌枠を展開形成して
    張り付けてなる平面状幌枠を角筒状に形成した幌体にお
    いて、前記幌体の幌枠を形成する各幌骨(3)をFRP非
    中空材(3a)と金属管材(3b)とで交互するよう直状に連成
    されると共に、この際、前記各幌骨は前記幌体におい
    て、その左右両側面と上下各部位に相応する個所には前
    記直状連成幌骨にFRP非中空材(3a)を配設しかつ四隅
    部の相応個所には金属管材(3b)を配設するようにして所
    要長さに固着して連成し、さらにこの幌骨(3)は、別に
    所定間隔をおいて幌シート(1)の長手方向に数条の両端
    開口の中空巻回部(1a)が設けられたこの中空巻回部に前
    記幌骨(3)を夫々挿入して幌枠(2)が平面状に展開される
    と共に前記幌枠(2)が収容された平面状幌シート(1)の金
    属管材(3b)相応個所を折曲して前記幌枠(2)を角筒状幌
    体に立体形成するようにしたことを特徴とする車両用連
    結幌体の製造法。
  2. 【請求項2】前記平面状幌シートに展開の幌枠(2)の各
    幌骨(3)は幌体一体に形成することなく、幌体の両側辺
    の相応部分で上部(天井部)および下部(床下部)の水
    平部分相当部と両側辺部を含むように分割して幌体の四
    隅部相応の金属管材個所を折曲しU字形に立体形成され
    た状態でこのU字形各幌骨の上下側幌骨端縁を金属管材
    (3b)で連結し幌枠(2)を角筒状幌体に立体形成する特許
    請求の範囲第1項記載の車両用連結幌体の製造法
  3. 【請求項3】前記角筒状に形成の幌体において、この幌
    体は側端の幌シートに形成の中空耳縁部(1b)内に仮挿紐
    (7)を遊挿した状態で立体形成されると共に前記中空耳
    縁部(1b)を中空管幌枠(5)の幌シート取付溝(6)から挿入
    して仮着を行いかつ前記中空耳縁部(1b)に挿通の前記仮
    挿紐(7)の端部に可撓性係止紐(4)を接続して仮挿紐(7)
    を牽引手段として可撓性係止紐(4)を中空管幌枠(5)内に
    挿着する如くなして仮挿紐(7)を切離して幌体(A)の側端
    をこの側端部に形成された中空耳縁部(1b)内の可撓性係
    止紐(4)により中空管幌枠(5)に挿脱自在に係合して幌体
    (A)に取付けを行うようにした特許請求の範囲第1項乃
    至第2項記載の車両用連結幌体の製造法
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JPS582862A (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 Toshiba Corp 現像剤搬送装置

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