JPH0629022Y2 - 足環用鉗子 - Google Patents

足環用鉗子

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JPH0629022Y2
JPH0629022Y2 JP8719588U JP8719588U JPH0629022Y2 JP H0629022 Y2 JPH0629022 Y2 JP H0629022Y2 JP 8719588 U JP8719588 U JP 8719588U JP 8719588 U JP8719588 U JP 8719588U JP H0629022 Y2 JPH0629022 Y2 JP H0629022Y2
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JP
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foot
foot ring
ring
forceps
plate
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JP8719588U
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JPH029065U (ja
Inventor
脩三 井田
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富士平工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、例えば飼養許可の対象鳥類に個体識別用足
環標識を巻着するための足環用鉗子に関する。
「従来の技術」 近時、飼養許可制度に基づく飼養許可の対象鳥類が死亡
した場合に、他の鳥類と入れ代わるなどの弊害を防止す
るため、個々の鳥に固体識別用足環標識(以下足環と略
称する)を巻着するといった計画がなされている。
このような計画に使用される足環として、例えば第4図
および第5図に示すようなものが提案されている。これ
ら図において符号1は、数字等の記号からなる個体識別
用の標示を有する足環であり、この足環1はコハクチョ
ウ、オオワシ、イヌワシ、オオハクチョウ等の比較的大
型の鳥に巻着されるものである。足環1は、使用前にお
いて第4図に示すように長板状のアルミ板が略C字状に
曲折されたもので、使用に際しその両端部が重ね合わさ
る方向にかしめられ、これにより第5図に示すように鳥
の足部Aに巻着せしめられるものである。
この足環1にはその両端部にそれぞれ係合部2、3が形
成されており、これら係合部2、3のうち一方の係合部
2には他方の係合部3側に突出する突出部4が形成さ
れ、また係合部3には突出部4に嵌合する孔5が形成さ
れている。また、係合部2には、その先端部に係合部3
側へ略直角に折曲して係止片6が形成されており、この
係止片6にはその内面に溝7が断面V字状に形成されて
いる。溝7は、足環1が巻着された後、該足環1を開環
せしめべく上記係止片6を引き開けた際、肉薄に形成さ
れた溝7にて折曲し、足環1を再使用不能にならしめる
ためのものである。
このような構成のもとに足環1は、鳥の足に取り付けら
れ第5図に示すようにかしめられた際、突出部4と孔5
が嵌合して係合部2と係合部3とが係合し、さらに係止
片6が係合部3側に折曲されて該係合部3に係止するこ
とにより強固に閉環するものとなる。また、係止片6に
溝7が形成されていることにより、係止片6が引き開け
られた際溝7にて係止片6が折曲し、足環1が再使用不
能となる。
ところで、このような構成の足環1を鳥の足部に巻着す
るための治具としては、ラジオペンチやプライヤ等の一
般的工具の使用が考えられる。また、他に例えば、ペン
チの挟持部に、足環1の環状となる部分に対応した形状
の凹部を設け、これを用いて足環1をかしめることなど
も考えられる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記のラジオペンチやプライヤ等の工具
により足環をかしめ、鳥の足部に巻着せしめるには、足
環に係止部等が形成されていることから、良好に巻着せ
しめるには技術的な習熟が必要とされ、確実かつ迅速に
巻着するのが困難であるという問題がある。
また、足環に対応した凹部を有するペンチ状の治具にあ
っては、一定の大きさの足環にしか対応できず、複数種
の大きさの鳥に対応して種々の大きさの足環を順次巻着
するには、予めこれら複数の足環に対応した治具を用意
する必要があり、屋外等で行う場合に持ち運びが不便で
あり、経済的にも不利となる。また、第4図に示したご
とく大型の鳥用の足環に対応するには、治具自身も大型
化するため使い勝手が悪いといった問題もある。
「課題を解決するための手段」 この考案の足環用鉗子では、一対の挟持部と把持部を有
する鉗子本体と、この鉗子本体の挟持部に設けられたか
しめ機構とからなり、上記一対の挟持部の一方にかしめ
体を設け、他方に上記かしめ体に対する受け体と上記か
しめ機構とを設け、該かしめ機構を、弾性変形して足環
の環部を挟着する挟着板と該挟着板を弾性変形せしめて
足環の環部をかしめるための付勢部材から構成したこと
を上記課題の解決手段とした。
「実施例」 第1図はこの考案の一実施例を示す図であって、第1図
中符号10は足環用鉗子である。この足環用鉗子10
は、先に第4図で示した足環1を鳥の足部に巻着するの
に好適に用いられるもので、鉗子本体11とこれに取り
付けられたかしめ機構12とからなるものである。
鉗子本体11は、リベット13を支点とし、一方を挟持
部14a、14b、他方を把持部15、15とする鋏状
のものである。挟持部14aには、その挟持面となる内
面の先端側にかしめ体16が取り付け固定されている。
このかしめ体16は、直方体状のもので、その先端部に
内面側へ突出する突部17を形成したものである。挟持
部14bの内面には、上記かしめ体16と対応する位置
に該かしめ体16の受け台となる受け体18が取付固定
されている。この受け体18は、直方体状のもので、そ
の内面先端部に上記かしめ体16の突部17に対応する
切欠部19を形成したものである。
また、挟持部14bには、かしめ機構12が設けられて
いる。このかしめ機構12は、足環を挟着するための薄
厚長板状の挟着板20と、該挟着板20を補強するため
の内補強板21および外補強板22と、上記挟着板20
を弾性変形せしめて足環の環部をかしめるための付勢部
材23とからなっている。挟着板20は、その一端側が
挟持部14bの内面と受け体18との間に挟着されて固
定され、また他端側が上記付勢部材23に連結され、こ
れにより第1図に示すように足環の環部に対応すべくC
字状に曲げられたものである。また、この挟着体20
は、薄板であることから容易に弾性変形し、これにより
付勢部材23に連動するものとなる。内補強板21およ
び外補強板22は、それぞれ挟着板20の内側および外
側に配置されて挟着板20を補強するものであって、挟
着板20に比べて肉厚の厚い長板状のものである。ま
た、これら内補強板21および外補強板22は、挟着板
20と同様にそれぞれの一端側が挟持部材14bの内面
と受け体18との間に挟着されて固定されたもので、内
補強板21は挟着板20の略1/3程度、また外補強板は
挟着体20の略2/3程度とされたものである。
付勢部材23は、挟持部14bの側壁に回動自在に軸支
されたハンドル24と、このハンドル24に回動自在に
取り付けられたフック25とからなるものである。ハン
ドル24は、止め螺子26で軸支することによって第1
図中矢印B方向に回動自在とされたもので、フック25
を介して挟着板20を付勢するためのものである。フッ
ク25は、その一端がハンドル24の側壁の取付孔(図
示略)に回動自在に係止した側面視略J字状もので、そ
の円弧状に曲がった側の他端にて挟着板20と回動自在
に係止したものである。すなわち、このフック25は第
2図に示すように全体が大径の線材を折曲して形成され
たもので、その挟着板取付部25aに挟着板20の先端
部の円筒状に折曲された係止部20aを回動自在に係止
せしめたものである。そして、このような構成のもとに
付勢部材23は、ハンドル24を回動せしめることによ
って挟着板20を弾性変形せしめ得るようになってい
る。
把持部15、15には、互いに対向する側に突出してス
プリング取付部27、27が形成されており、該スプリ
ング取付部27、27には把持部15、15をそれぞれ
遠ざける方向に付勢するためのスプリング28が取り付
けられている。
このような構成の足環用鉗子10を用いて第4図に示し
た足環1を鳥の足部Aに巻着するには、まず第1図中二
点鎖線で示した足環1を鳥の足部Aにはめ、次のこの足
環1の環部1aを挟着板20に入れ、かつその係合部2
を受け体18の切欠部19上に配置する。次いで、ハン
ドル24を把持部15側に引いて回動せしめる。する
と、フック25がハンドル24に連動して第3図に示す
ように足環1の環部1aをかしめる方向に移動し、これ
により足環1の環部1aはかしめられて係合部3が係合
部2に近接する。
その後、把持部15、15を挟持して挟持部14a、1
4bを閉じ、これによりかしめ体16の突部17で足環
1の係止片6を押圧する。すると足環1は、係止片6が
突部17に押圧されて係合部3側にかしめられることに
より、係合部2の突出部4が係合部3の孔5に嵌合して
係合部2、3が密着し、かつ係止片6が係合部3に係止
することにより強固に閉環して鳥の足部Aに巻着せしめ
られる。
このような構成の足環用鉗子11にあっては、足環1を
挟着板20に入れ、ハンドル24を回動して把持部1
5、15を挟持するといった簡便な操作で巻着すること
ができるので、大型な鳥用の足環1をも鳥の足部Aに容
易に巻着することができる。また、挟着板20が円弧を
挟めるようにして弾性変形するので、異なった環部の大
きさ(外径)を有する複数種の足環にも対応することが
できる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の足環用鉗子は、かしめ
機構により足環の環部をかしめ得、かつ把持部を挟持す
ることによってかしめ体により足環の係止片をかしめる
ことができるので、簡便な操作で足環を巻着することが
でき、しかも大型な鳥用の足環をも鳥の足部Aに容易に
巻着することができ、よって非常に使い勝手のよいもの
となる。また、挟着板が弾性変形するので、異なった環
部の大きさ(外径)を有する複数種の足環にも対応する
ことができ、したがって大きさの異なる複数種の鳥に対
しても容易かつ確実に足環を巻着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の足環用鉗子の一実施例
を示す図であって、第1図は足環用鉗子の概略構成図、
第2図はII−II線矢視図、第3図は第1図に示した足環
用鉗子の使用方法を説明するための要部拡大図、第4図
および第5図は足環の一例を示す概略構成図である。 1……足環、10……足環用鉗子、 11……鉗子本体、12……かしめ機構、 14a、14b……挟持部、15……把持部、 16……かしめ体、18……受け体、 20……挟着板、23……付勢部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鳥類の足部に足環を巻着するための鉗子で
    あって、 一対の挟持部と把持部を有する鉗子本体と、この鉗子本
    体の挟持部に設けられたかしめ機構とからなり、上記一
    対の挟持部の一方にかしめ体を設け、他方に上記かしめ
    体に対する受け体と上記かしめ機構とを設け、該かしめ
    機構を、弾性変形して足環の環部を挟着する挟着板と該
    挟着板を弾性変形せしめて足環の環部をかしめるための
    付勢部材から構成したことを特徴とする足環用鉗子。
JP8719588U 1988-06-30 1988-06-30 足環用鉗子 Expired - Lifetime JPH0629022Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8719588U JPH0629022Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 足環用鉗子

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JP8719588U JPH0629022Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 足環用鉗子

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Publication Number Publication Date
JPH029065U JPH029065U (ja) 1990-01-22
JPH0629022Y2 true JPH0629022Y2 (ja) 1994-08-10

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JP8719588U Expired - Lifetime JPH0629022Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 足環用鉗子

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JPH029065U (ja) 1990-01-22

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