JPH06290144A - 受信バッファ制御装置 - Google Patents

受信バッファ制御装置

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Publication number
JPH06290144A
JPH06290144A JP5098597A JP9859793A JPH06290144A JP H06290144 A JPH06290144 A JP H06290144A JP 5098597 A JP5098597 A JP 5098597A JP 9859793 A JP9859793 A JP 9859793A JP H06290144 A JPH06290144 A JP H06290144A
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JP
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reception buffer
margin
reception
serial
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JP5098597A
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Yasuhiro Katahira
康宏 片平
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Data Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Data Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受信バッファメモリ30には、実際のデータ
フル状態までの余裕領域として受信バッファマージン3
1が設けられている。また、この受信バッファマージン
31の値を設定するものとして、受信バッファ制御装置
20が設けられている。受信バッファマージン31を設
定する場合、先ず、受信バッファ制御装置20の伝送時
間計測部21は、データ送信元からデータが受信される
までの時間を計測する。次に、データ量算出部22は、
伝送時間計測部で計測された伝送時間から、その伝送時
間に送信されるデータ量を算出する。そして、受信バッ
ファマージン設定部23は、データ量算出部22で算出
されたデータ量が格納できるよう受信バッファマージン
31の値を設定する。 【効果】 データ受信までの通信手段等に影響されず、
受信データ抜けのない受信バッファ制御が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタのシ
リアルインタフェースにおける受信バッファメモリ(以
下、単に受信バッファという)のビジー制御を行う受信
バッファ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等では、ホストコンピュータか
らデータを受信し、このデータを印刷処理している。こ
の時、ホストコンピュータとプリンタとの信号の授受を
制御するため、インタフェースを介してホストコンピュ
ータとプリンタとを接続している。
【0003】図2は、この種のシリアルプリンタ装置に
おけるシリアルRS−232Cインタフェース回路のブ
ロック図である。図の装置は、プリンタ接続コネクタ
1、中央処理装置(CPU)2、プログラムROM3、
RAM4、出力ドライバ5、入力ドライバ6、ディップ
スイッチ7、RS−232Cインタフェース接続コネク
タ8からなる。プリンタ接続コネクタ1は、シリアルプ
リンタとの接続を行うためのコネクタであり、SELE
CT信号およびP.E信号をCPU2に対して送出す
る。CPU2は、マイクロプロセッサであり、インタフ
ェース回路としての制御を行うものである。
【0004】プログラムROM3は、シリアル形式デー
タ受信制御用のプログラムが格納されたメモリであり、
アドレスバス9およびデータバス10を介してCPU2
およびRAM4に接続されている。RAM4は、プログ
ラム実行時に使用される制御情報の格納と、受信したシ
リアルデータを蓄積する受信バッファとして使用するも
のであり、アドレスバス9およびデータバス10を介し
てCPU2およびプログラムROM3に接続されてい
る。
【0005】出力ドライバ5は、CPU2から出力され
ているビジー制御信号をシリアルRS−232Cインタ
フェース規格へ電圧レベル変換するためのドライバであ
り、CPU2のポートに接続されている。入力ドライバ
6は、RS−232Cインタフェース接続コネクタ8よ
り入力された受信データをCPU2で使用される電圧レ
ベルまで変換するもので、CPU2のポートに接続され
ている。ディップスイッチ7は、後述する受信バッファ
マージンの設定等、シリアルRS−232Cインタフェ
ースと、ホストコンピュータとの受信制御の整合をとる
ためのスイッチとして使用されるもので、CPU2のポ
ートに接続されている。RS−232Cインタフェース
接続コネクタ8は、ホストコンピュータとシリアルプリ
ンタが受信制御を行うためのコネクタであり、出力ドラ
イバ5と入力ドライバ6とに接続されている。
【0006】このようなシリアルRS−232Cインタ
フェースは、RS−232Cインタフェース接続コネク
タ8を介してホストコンピュータからデータを受信し、
プリンタ接続コネクタ1に接続されているシリアルプリ
ンタからのSELECT信号が“H”であれば、受信バ
ッファのデータをシリアルプリンタ側に出力し、シリア
ルプリンタからのP.E信号が“H”であれば、データ
の供給を停止する。また、シリアルRS−232Cイン
タフェースは、上述したように、短時間でホストコンピ
ュータを解放し、オペレータの操作性を向上させるよ
う、受信したシリアルデータを格納できる受信バッファ
をRAM4内に備えている。そして、その受信バッファ
に格納されているシリアルデータを受けこぼすことがな
いよう、受信バッファ内には受信バッファマージンが設
けられている。
【0007】尚、図中、TXDは、出力ドライバ5から
送出されるデータ送信信号、SSDは出力ドライバ5か
ら送出されるビジー送信信号、RXDは、外部装置(こ
の場合ホストコンピュータ)から受信されるデータ受信
信号、DSRは、ホストコンピュータ側から受信される
ビジー受信信号を示している。
【0008】図3は一般的な受信バッファ制御の説明図
である。図3において、(a)は受信バッファの構成を
示し、(b)は、受信バッファのビジー制御の説明図で
ある。受信バッファは、(a)に示すように、受信バッ
ファサイズのうち、ビジー応答を送出する値から、実際
の受信バッファサイズまでの余裕として、図中斜線部で
示すように、受信バッファマージンを備えている。例え
ば、この例では受信バッファサイズが8Kバイトであっ
た場合、32バイトあるいは256バイトが受信バッフ
ァマージンとして設定されている。
【0009】また、このような受信バッファマージンが
設定されているのは以下の理由によるものである。即
ち、ホストコンピュータからの伝送速度がプリンタの処
理能力を越えるような場合、シリアルデータが受信バッ
ファ内に格納される量が多くなり、やがて設定してある
受信バッファに格納できなくなって、シリアルデータの
受けこぼしが発生してしまう。そこで、シリアルRS−
232Cインタフェースでは、受信バッファの全てをシ
リアルデータの格納に使用せず、受信バッファマージン
を設定しておく。尚、この受信バッファマージンの設定
は、オペレータがディップスイッチ7によって行うもの
である。
【0010】このような受信バッファの制御は、図3の
(b)に示すように、受信バッファにデータが格納さ
れ、その残り容量が受信バッファマージン領域に達する
と、シリアルRS−232Cインタフェースは、ビジー
信号を送出する(ビジー信号を“H”とする)。ホスト
コンピュータは、このビジー信号を受信することによ
り、データ送信を停止する。その結果、受信バッファの
データ量は減少し、受信バッファサイズの残り容量が再
び受信バッファマージン領域以上になると、ビジー信号
は“L”となり、ホストコンピュータはデータ送信を開
始する。このような動作を繰り返すことにより、ホスト
コンピュータからのデータを受けこぼすことなく、受信
バッファ内に格納する。
【0011】次に、受信バッファマージンの設定につい
て説明する。図4は、受信バッファマージンの設定動作
のフローチャートである。受信バッファのマージン設定
は、電源投入時に行われ、最初に、シリアルRS−23
2Cインタフェースの受信制御を司るCPU2の初期化
を行う(ステップS1)。その後、予めオペレータによ
って設定されているディップスイッチ7のスイッチ情報
をCPU2がリードし、これをホストコンピュータとの
インタフェース情報として、RAM4に格納する(ステ
ップS2)。
【0012】また、CPU2は、ディップスイッチ7か
ら読取ったインタフェース情報を基に、伝送速度(ボー
レート)、キャラクタデータビット、ストップビット長
の設定を行う(ステップS3)。そして、CPU2は、
受信バッファとして使用するエリアの確保をRAM4に
対して行う(ステップS4)。即ち、このステップS4
では、受信バッファとして使用するスタートアドレスと
受信バッファエンドアドレスの設定を行う。
【0013】その後、CPU2は、ステップS5におい
て、読取って格納したディップスイッチ7のスイッチ情
報における受信バッファマージンサイズ設定情報をリー
ドし、受信バッファマージンが32バイトに選択されて
いた場合は、ステップS6に移行して受信バッファマー
ジンを32バイトに設定し、受信バッファマージンが2
56バイトに選択されていた場合は、ステップS7に移
行して256バイトに設定する。
【0014】次に、シリアルRS−232Cインタフェ
ースにおける受信バッファビジー制御について説明す
る。図5は、その受信バッファビジー制御のフローチャ
ートである。本受信バッファ制御は、シリアルデータが
受信された際に行われる。先ず、ホストコンピュータか
らシリアルデータが受信されると、このデータを受信バ
ッファに格納する(ステップS1)。そして、CPU2
は、受信バッファのマージンチェックを常に行い(ステ
ップS2)、データが受信バッファマージン領域まで格
納されたかをチェックする(ステップS3)。
【0015】即ち、受信バッファにおいて、残りの受信
データ格納可能数を求め、その値と、上記受信バッファ
マージン設定処理で設定した(図4におけるステップS
5〜S7)受信バッファマージンの値とを比較し、残り
受信バッファ格納可能数が受信バッファマージンより大
きければ、受信バッファマージン領域までシリアル受信
データが格納されていないと認識する。一方、残り受信
データ格納数が受信バッファマージン領域より少ない場
合は、受信バッファマージン領域までシリアル受信デー
タが格納されたと認識する。
【0016】ステップS3において、データが受信バッ
ファマージン領域に入って以内と認識された場合は、ビ
ジー制御は終了する。一方、ステップS3において、デ
ータが受信バッファマージンまで格納されたと判断した
場合は、受信バッファがビジー状態であるとして、ビジ
ー情報として“DC3”コードをホストコンピュータに
対して送信し(ステップS4)、ホストコンピュータか
らのデータ送信中断の要求を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受信バッファ制御装置では、ホストコンピュータと
シリアルプリンタ間が遠距離、または衛星通信回線等で
受信制御を行った場合、ホストコンピュータよりデータ
送信してからシリアルプリンタによるデータ受信までの
時間が長くなるため、ホストコンピュータとシリアルプ
リンタ間での制御に対するずれが発生する。
【0018】図6は、この状態の説明図である。先ず、
ホストコンピュータからデータが送出され、シリアルR
S−232Cインタフェースの受信バッファに格納され
る。そして、その受信バッファの残り容量が受信バッフ
ァマージン以下になると、シリアルRS−232Cイン
タフェースはホストコンピュータに対してビジー情報と
して“DC3コード”を送出する。そして、この“DC
3コード”はある伝送時間の経過後、ホストコンピュー
タで受信され、ホストコンピュータはデータ送信を停止
する。また、受信バッファビジー応答を行ってからホス
トコンピュータが実際にデータ送信を停止するまでに送
信されたデータは受信バッファマージン領域に格納され
る。
【0019】ところが、シリアルデータの伝送速度が速
かった場合や、オペレータの設定ミス等で受信バッファ
マージンのサイズが小さく設定されていた場合、ホスト
コンピュータが実際にデータ送信を中断するまでに、受
信バッファマージンを越えるシリアルデータが送出され
る場合がある。このような場合、受信バッファに格納で
きないデータが発生してしまい、データ抜けが発生して
しまうといった問題点を有していた。また、その受信バ
ッファマージンもディップスイッチ7で設定を行うた
め、通常は2種類の選択しか行うことができず、従っ
て、伝送速度や送信側と受信側との距離等に対応した最
適な受信バッファマージンの設定を行うことは困難であ
り、受信バッファの全容量を有効に使用しているとはい
えないものであった。
【0020】尚、図6中、シリアルRS−232Cイン
タフェースから送信再開要求としての“DC1”コード
が送出された場合は、この“DC1”コードをホストコ
ンピュータが受信することにより、シリアルデータ送信
を再開するが、これについての詳細な説明は省略する。
【0021】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、データの送信元とデータの受信バ
ッファの設置ロケーションおよび通信手段による送信か
ら受信までの時間に全く影響されず、受信データ抜けの
ない受信制御を行うことのできる受信バッファ制御装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の受信バッファ制
御装置は、データを受信する受信バッファメモリで、当
該受信バッファメモリの実際のデータフル状態の値と、
データ送信元にビジー状態と応答する値との差である受
信バッファマージンを設定する受信バッファ制御装置に
おいて、前記データ送信元からデータが受信されるまで
の時間を計測する伝送時間計測部と、前記伝送時間計測
部で計測された伝送時間に基づき、当該伝送時間に送信
されるデータ量を算出するデータ量算出部と、前記デー
タ量算出部で算出されたデータ量に基づき、前記受信バ
ッファマージンの値を当該データ量以上に設定する受信
バッファマージン設定部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0023】
【作用】本発明の受信バッファ制御装置においては、受
信バッファマージンの値を設定する場合、先ず、伝送時
間計測部は、データ送信元からデータが受信されるまで
の時間を計測する。例えば、この計測としては、データ
送信元のホストコンピュータにデータ送信再開要求を行
い、これによってデータが受信された時間から、その伝
送時間を求めるものである。データ送信元からのデータ
伝送時間が求められると、データ量算出部は、この伝送
時間内に送信されるデータ量を、伝送速度に基づき算出
する。そして、受信バッファマージン設定部は、データ
量算出部で算出されたデータ量が受信バッファマージン
に格納できるよう、その受信バッファマージンの値を算
出されたデータ量以上に設定する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の受信バッファ制御装置の実施
例を示すブロック図である。図の装置は、従来と同様に
シリアルRS−232Cインタフェースの場合を示すも
ので、プリンタ接続コネクタ1、中央処理装置(CP
U)2、プログラムROM3、RAM4、出力ドライバ
5、入力ドライバ6、ディップスイッチ7、RS−23
2Cインタフェース接続コネクタ8からなる。
【0025】CPU2には、受信バッファ制御装置20
が設けられ、この受信バッファ制御装置20は、伝送時
間計測部21、データ量算出部22、受信バッファマー
ジン設定部23から構成されている。尚、この受信バッ
ファ制御装置20はプログラムからなり、プログラムR
OM3内に格納されてシリアルRS−232Cインタフ
ェースの立上げ時にCPU2が読込み実行するものであ
る。
【0026】受信バッファ制御装置20において、伝送
時間計測部21は、後述する動作により、データ送信元
としてのホストコンピュータから、データがシリアルR
S−232Cインタフェースで受信されるまでの時間を
計測する機能を有している。また、データ量算出部22
は、伝送時間計測部21で計測された伝送時間に基づ
き、その伝送時間にホストコンピュータから送信される
データ量を算出するものである。更に、受信バッファマ
ージン設定部23は、データ量算出部22で算出された
データ量に基づき、受信バッファマージン31の値を、
そのデータ量が格納できるように設定する機能を有して
いる。
【0027】また、RAM4には、受信バッファメモリ
30(以下、単に受信バッファ30という)が設けら
れ、この受信バッファ30には、実際の受信バッファ3
0のデータフル状態の値と、データ送信元のホストコン
ピュータにビジー状態と応答する値との差である受信バ
ッファマージン31が設けられ、本実施例では、上述し
たように、この値を受信バッファ制御装置20が設定す
ることを特徴としているものである。尚、その他の構成
は、従来と同様であるため、対応する部分に同一符号を
付してその説明を省略する。
【0028】次に、上記構成の受信バッファ制御装置2
0の動作について説明する。図7は、受信バッファの制
御方法を示すシーケンスチャートである。図において、
制御〜制御については、後述する図8〜10のフロ
ーチャートで詳述するが、これら制御の要旨を説明する
と、先ず、制御は受信バッファ30のビジー制御であ
る。また、制御は、受信バッファ30にデータがなく
なって受信バッファマージン31の設定処理を開始する
か否かの制御である。更に、制御は、受信バッファマ
ージン31の設定処理における伝送時間計測制御であ
り、制御は、受信バッファマージン31の設定制御で
ある。
【0029】シリアルRS−232Cインタフェースの
受信制御は、ホストコンピュータより送信されたシリア
ルデータを受信するシリアルデータ受信処理と、シリア
ルデータ受信処理で受信されたシリアルデータをプリン
タに出力するシリアルデータ出力処理の二つに分けられ
る。シリアルプリンタが電源投入されることによって、
シリアルRS−232Cインタフェースは初期状態とな
り、シリアルデータ出力処理への流れに移行する。
【0030】図8に、このシリアルデータ出力処理のフ
ローチャートを示す。先ず、受信バッファ30にシリア
ル受信データが格納されているか否かの確認を行う(ス
テップS1)。これにより、受信バッファ30にシリア
ル受信データが格納されていない場合は、受信されてい
るシリアルデータはない、即ち、シリアルプリンタに送
出するシリアルデータがなく、かつ、ホストコンピュー
タからもシリアルデータの送信がないと認識し、ステッ
プS2に移行する。一方、ステップS1で、受信バッフ
ァ30にシリアルデータが格納されていれば、ステップ
S3に移行し、シリアルプリンタへシリアル受信データ
の出力を行う。
【0031】ステップS2は、本実施例の受信バッファ
マージン設定処理のためのものであり、受信バッファ3
0にデータが無くなってから5秒経過しているかを判定
している。これは、伝送速度が一番遅い速度でシリアル
RS−232Cインタフェースからビジー情報を送出し
てホストコンピュータに受信され認識される時間より若
干長い値を設定しているものである。ステップS2にお
いて、受信バッファ30にシリアルデータがなくなって
から5秒経過している場合は、受信バッファマージン3
1の設定を行うため、ステップS4に移行し、まだ5秒
間が経過していなければ、5秒経過するか、あるいはシ
リアルデータが受信されるまで待ち状態となる。これ
が、図7の制御の動作である。
【0032】ステップS4においては、受信バッファマ
ージン31の設定要求の認識を行う。即ち、受信バッフ
ァマージンの設定要求がなされているか否かを判定し、
このステップS4において、その設定要求がなされてい
た場合は、後述するシリアルデータ受信処理でビジー応
答である“DC3”コードをホストコンピュータに送信
したかを判定する(ステップS5)。ステップS5にお
いて、“DC3”コードを送信していた場合は、ホスト
コンピュータとの伝送時間計測のため、シリアルデータ
の送信再開を要求する“DC1”コードを送出する(ス
テップS6)。ステップS6において、CPU2が“D
C1”コードを送出すると、伝送時間計測部21は、図
7における制御を実行するため、時間計測を開始し
(ステップS7)、シリアルデータ出力処理を終了す
る。
【0033】一方、ステップS4において、受信バッフ
ァマージンの設定要求がなされていなかった場合は、受
信バッファマージンの設定要求を行ってシリアルデータ
出力処理を終了し、また、ステップS5において、シリ
アルデータ受信処理で“DC3”コードを送信していな
い場合は、そのままシリアルデータ出力処理を終了す
る。即ち、本実施例の受信バッファマージンの設定要求
は、受信バッファ30にデータが格納されていない状態
で、かつ、この状態が5秒以上経過した場合に行われ、
これによって受信バッファ制御装置20が起動するもの
である。
【0034】上記シリアルデータ出力処理のステップS
6において、ホストコンピュータへのシリアルデータ送
信要求を行った結果、ホストコンピュータがデータ送信
を再開し、シリアルRS−232Cインタフェースがこ
の送信データを受信すると、シリアルデータ受信処理に
移行する。
【0035】図9は、シリアルデータ受信処理のフロー
チャートである。先ず、ステップS1において、受信バ
ッファマージンを設定するための送信〜受信時間の計測
中であると認識されると、受信バッファ制御装置20
は、受信バッファマージンの設定処理を行う(ステップ
S2および図7における制御)。
【0036】図10は、この受信バッファマージン31
設定処理のフローチャートである。先ず、ステップS1
において、送信要求してから既に5秒経過しているかを
判定し、既に5秒が経過していたら、受信バッファマー
ジン設定処理は行わず、後述するステップS5に移行す
る。即ち、5秒以上経過している場合は、所定時間ホス
トコンピュータから送信すべきシリアルデータがなかっ
た場合等、シリアルRS−232Cインタフェースから
の送信要求に対するシリアルデータ送信ではないと判断
し、処理は中断する。
【0037】ステップS1において、送信要求してから
5秒が経過していない場合、伝送時間計測部21は、シ
リアルデータが受信された時点で、時間計測を停止し、
送信〜受信にかかる時間から送信および受信各々にかか
る時間を求める(ステップS2)。この計算方法は、計
測を開始したDC1コード送信時からシリアルデータ受
信までのトータル時間から、送信および受信それぞれに
かかる時間を求める。即ち、計測された時間は、ホスト
コンピュータへ送信再開要求を送信してシリアルデータ
が受信されるまでの往復時間であるため、その計測時間
を1/2とし、送信および受信にかかる時間を求めるも
のである。
【0038】上記ステップS2で、送信および受信に要
する時間が求められると、受信バッファ制御装置20の
データ量算出部22は、設定されているデータ伝送速度
を基に送信または受信時間内に送信できるデータ量とし
てシリアルデータ数を求める(ステップS3)。このシ
リアルデータ数は、図中に示したように、上記ステップ
S2で求められた時間を1/2にしたシリアルデータの
一方向伝送時間を、設定されている伝送速度における1
データ当りの伝送時間で割った値となる。
【0039】これにより、ホストコンピュータへのビジ
ー応答後に、ホストコンピュータから送信される最大シ
リアルデータ数(即ち、送信可能なシリアルデータ数)
が求められるため、次に、受信バッファマージン設定部
23は、その最大シリアルデータ数に補正を加え、設定
する受信バッファマージン31の値を求める(ステップ
S4)。即ち、最大シリアルデータ数が格納できる受信
バッファマージン31の値とする。次いで、伝送時間計
測部21における時間計測動作を終了させ(ステップS
5)、更に、受信バッファマージン設定部23が受信バ
ッファ30の受信バッファマージン31の値を設定して
(ステップS6)、受信バッファマージン設定処理を終
了させる。
【0040】再び、図9に戻り、ステップS3からの動
作を説明する。図9におけるステップS2で受信バッフ
ァマージン31の設定処理が終了すると、受信されたシ
リアルデータを受信バッファ30に格納する(ステップ
S3)。また、図9のステップS1において、送信〜受
信までの時間計測中でないと認識された場合は、そのま
まステップS3に移行する。その後、ステップS4にお
いて、受信バッファマージンの設定要求があるか否かを
判別し、設定要求がなされていない、即ち、受信バッフ
ァマージンが既に設定されている場合、上記ステップS
3で格納したシリアルデータにより、受信バッファマー
ジン31領域内に入ったか否かをチェックする(ステッ
プS5、S6)。尚、このチェック方法は従来と同様で
あるため、ここでの説明は省略する。
【0041】また、上記ステップS4において、受信バ
ッファマージンの設定要求があった場合、即ち、受信バ
ッファマージンが設定されておらず、新しく設定しよう
としている場合、および、ステップS6において、シリ
アル受信データが受信バッファマージン31の領域まで
格納されていたと判定された場合は、図7の制御で示
されるホストコンピュータに送信データを中断してもら
う要求を行うため、ステップS7に移行する。このステ
ップS7では、ホストコンピュータのシリアルデータ送
信中断要求として、“DC3”コードを送信し、シリア
ルデータ受信処理を終了する。また、ステップS6にお
いて、シリアル受信データが受信バッファマージン31
領域まで格納されていない場合は、受信バッファ30に
まだ余裕ありと認識し、そのままシリアルデータ受信処
理を終了する。
【0042】以上のような制御を行うことにより、遠距
離通信のシリアル受信によるシリアルデータの受けこぼ
しが防止できると共に、オペレータのセットミスやセッ
トし忘れによる受信データ抜けがなく、しかも、従来受
信バッファマージンを設定していたディップスイッチ7
の該当スイッチが不要となり、低コスト化あるいは、不
要となったスイッチ部を他の用途に用いることができる
等、設計の自由度が増大する等の効果がある。
【0043】尚、上記実施例では、受信バッファ制御装
置の例として、プリンタのシリアルRS−232Cイン
タフェースに適用した場合を説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、パソコン通信における受信
側装置等、送信元からのデータを受信バッファに格納
し、この受信バッファを介してデータを取り出すような
装置であれば、上記実施例と同様に適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信バッ
ファ制御装置によれば、データ送信元からのデータ伝送
時間を計測し、更に、この計測時間からその間に伝送さ
れるデータ量を算出し、この算出したデータ量が格納で
きる値に受信バッファマージンの設定を行ったので、デ
ータ送信元とデータ受信先の設置場所や通信手段による
送信から受信までの時間に全く影響されず、受信データ
抜けのない受信バッファ制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信バッファ制御装置を適用したシリ
アルRS−232Cインタフェースのブロック図であ
る。
【図2】従来のシリアルRS−232Cインタフェース
のブロック図である。
【図3】一般的な受信バッファ制御の説明図である。
【図4】従来の受信バッファマージンの設定動作フロー
チャートである。
【図5】従来の受信バッファビジー制御のフローチャー
トである。
【図6】従来の問題点を説明するためのシーケンスチャ
ートである。
【図7】本発明の受信バッファ制御装置における受信バ
ッファ制御を説明するためのシーケンスチャートであ
る。
【図8】本発明の受信バッファ制御装置におけるシリア
ルデータ出力処理のフローチャートである。
【図9】本発明の受信バッファ制御装置におけるシリア
ルデータ受信処理のフローチャートである。
【図10】本発明の受信バッファ制御装置における受信
バッファマージン設定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
20 受信バッファ制御装置 21 伝送時間計測部 22 データ量算出部 23 受信バッファマージン設定部 30 受信バッファメモリ 31 受信バッファマージン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを受信する受信バッファメモリ
    で、当該受信バッファメモリの実際のデータフル状態の
    値と、データ送信元にビジー状態と応答する値との差で
    ある受信バッファマージンを設定する受信バッファ制御
    装置において、 前記データ送信元からデータが受信されるまでの時間を
    計測する伝送時間計測部と、 前記伝送時間計測部で計測された伝送時間に基づき、当
    該伝送時間に送信されるデータ量を算出するデータ量算
    出部と、 前記データ量算出部で算出されたデータ量に基づき、前
    記受信バッファマージンの値を当該データ量以上に設定
    する受信バッファマージン設定部とを備えたことを特徴
    とする受信バッファ制御装置。
JP5098597A 1993-04-01 1993-04-01 受信バッファ制御装置 Pending JPH06290144A (ja)

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