JPH06289456A - 絞り制御装置 - Google Patents

絞り制御装置

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JPH06289456A
JPH06289456A JP7418693A JP7418693A JPH06289456A JP H06289456 A JPH06289456 A JP H06289456A JP 7418693 A JP7418693 A JP 7418693A JP 7418693 A JP7418693 A JP 7418693A JP H06289456 A JPH06289456 A JP H06289456A
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JP
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aperture
diaphragm
drive
open state
step motor
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JP7418693A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Katsuragawa
光広 桂川
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータにパルス信号を供給し、絞り
を開放側から絞り込み位置、又は絞り込み位置から開放
側へ駆動する際、絞りが開放状態であるか否かを検出す
るスイッチの切り換わり位置の調整幅を広げ、誤動作の
ない絞り制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 カメラからレンズへ絞り駆動命令があり、絞
りを絞り込み側へ駆動する場合(ステップ234〜23
9)、絞り開放状態確認スイッチが開放状態を検出し、
駆動量が2パルス未満であれば(ステップ240、24
1、243、244)、2パルスでパルスモータを駆動
する(ステップ245)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステップモータにより絞
り駆動する絞り制御装置を有するカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ステップモータを用いて絞りを制
御する絞り制御装置は知られている。このような絞り制
御装置にあっては、絞りの制御段数に対応したパルスを
ステップモータに供給すれば、絞りを任意の開口にする
ことが出来、その制御が簡略化される。また、開放状態
検知スイッチを設けることで、絞りの開放位置を確定
し、開放測光を可能とし、また開放状態からの正確な駆
動量を得ることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ところが開放口径
を決定しているのが地板口径でなく、絞りの開口による
場合、開放状態検知スイッチの切り換わり位置の調整幅
を該モータによって制御可能な最小分解能の範囲内で行
う必要がある。ところがこの調整幅は狭い為、外部要因
等で切り替わり位置がずれた場合のマージンが無く、例
えば開放から微小駆動させた時に、絞りが実際に絞り込
まれていても開放状態確認スイッチが開放状態のままで
あったりすると、絞り込みを指示したにもかかわらず、
該確認スイッチからの情報が開放状態であるため、カメ
ラ側は絞りが正常に動作していないと判断し撮影が中断
される。このような中断は撮影の機会を逃すばかりでな
く、ユーザーに不快感を与えることにもなる。
【0004】本発明では、開放確認スイッチの切り替わ
り位置の不都合による前記の様な事態を回避することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
構成は、特許請求の範囲の各請求項に記載した通りであ
り、具体的には、絞り値が絞りを開放位置から絞り方向
にステップモータを1パルスのみ駆動する場合、2パル
ス分の駆動を行うため、従来は1パルス分の間で絞りの
開放状態検出スイッチが切り換わるようにしなければな
らないのに対し、2パルス分の範囲で該スイッチの切換
が行えれば良いことにしている。
【0006】
【実施例】
[実施例1]以下、図面に従って実施例を説明する。
【0007】図1は本発明に係わる絞り制御装置である
電磁駆動絞り装置の第1の実施例の分解斜視図を示して
いる。1は環状地板で中央に撮影光の通過する開口を有
する。地板1の一部に軸受1aを有している。2は鏡筒
の中心を通る光軸と平行に配置したロータ軸で、軸2に
はロータマグネット3が固着されており、前記軸受1a
に軸支される一方、その貫通先端にピニオンギア4が結
合されている。ロータ軸2の他方は扇面状の軸受板5に
設けられた軸受5aに嵌合され、ロータマグネット3を
回転自在に支持している。このロータマグネット3は例
えばプラスチック・マグネットで作られ、外周は分割的
に且つ交互に複数着磁がなされ、また異方配向されてい
る。6と7はステータで、各ステータはフォーク状の極
歯6aと7aをそれぞれ数本づつ具え、図では両ステー
タを離して描いているが、実際には極歯6aと7aが互
いに接触しないように入り込んでいる。また極歯6aと
7aはロータ3の表面から等間隔を保つように円弧に沿
って配置されている。なお、ロータ3をはさんで対向的
に設けられる別のステータ8,9も同様の形態となって
いる。
【0008】従ってロータ3の着磁縞は、ステータ6〜
9の各極歯6a〜9aに対向している。10と11は光
軸と平行に配置された鉄心で、外周にコイル12,13
が巻かれている。さらに鉄心10の一端はステータ7の
穴7bを介して軸受板5の穴5bにカシメられている。
同様に鉄心10の他端はステータ6の穴6bを介して地
板穴1bにカシメられている。別の鉄心11も同様にス
テータ8,9の穴8b,9bを介して軸受板5の穴5c
及び地板1の穴1cにカシメられている。これら鉄心を
光軸方向に配置しても、鉄心が磁気的に飽和しないよう
な径にしてある。
【0009】一方、地板1にはフレキシブルプリント板
18の弧状部分が接着され、接点にはコイルの接続線1
2a,13aが半田付けされている。また地板1には導
電パターン14aが形成された基板14が回転リング1
7側に面して固着されており、導電パターン14aから
のリード線14bは前記フレキシブルプリント板18の
接点に半田付けされている。またこの基板14にはネジ
穴が設けられており、地板1に設けられた長穴1eを通
してネジ14cがねじこまれて固定されているので、必
要に応じて基板14の位置調整が可能である。即ち、こ
のネジ14cにより絞り装置が完成した後、外部から開
放スイッチの切換タイミングを調整できる。
【0010】次に絞り装置の配置を説明する。環状のカ
ム板15には周知の複数本の絞りカム15aが切られて
おり、各絞り羽根16のダボ16aが嵌入している。一
方絞り羽根16の裏面ダボ16bは光軸を中心に回転す
る回転リング17にもうけられた複数個の穴17aに各
々嵌入している。回転リング17は、リング本体17b
とカム板15に4カ所設けられた離間用凸部15bの内
側と嵌合し、カム板15に対して回転自在になってい
る。17cはリング本体17bの周縁に同心円状に切ら
れたラックで、前記ピニオンギア4とかみ合っている。
尚、回転リング17に弧状のスリットを開け、スリット
の外周縁にラックを切っても良い。17dは前記基板1
4のパターン14aに対応したブラシで、リング本体1
7bの径方向外方に突設された取付部17eに固定され
る。19はビスでカム板15の凸部15bにあけられた
長穴15c(同数4カ所)を介して回転リング17の内
側を通り、地板1のタップ穴1dに締め付けられてい
る。この長穴15cによってカム板15を光軸中心に回
転位置調整可能としている。この調整で絞り口径を基準
値にあわせる。ブラシ17dを取り付ける取付部17e
は、カム板15の一つの凸部15d係合可能となってお
り、回転リング17の回転を制限している。また反対方
向の回転制限はリング本体17bの周縁に設けたラック
17cの端面17fと凸部15eとが係合することによ
り行っている。
【0011】次に図2は前記した電磁駆動絞りをズーム
レンズ鏡筒内におさめた図である。20はレンズマウン
トで従来からあるバヨネット方式で図示しないカメラボ
ディーと結合される。マウント20には固定筒21が固
着されている。固定筒21には直進カム21aが切られ
ており、キー22が入っている。
【0012】キー22の内側には移動筒23が取付ら
れ、移動筒23の内部には光学レンズGが固定されてい
る。一方、ズーム環24は固定筒21に径嵌合され回転
自在になっており、固定筒21に嵌合されている回転カ
ム筒25と一体的な動きをする。さらに移動筒23の内
部には、図1で説明した電磁駆動絞り装置26が固定さ
れている。電磁駆動絞り装置26はフレキシブルプリン
ト板18を介してメイン実装基板27と接合され、カメ
ラより指定された絞り電気信号をマウント接点28を介
してステッピングモータのためのドライバ回路を含むI
C29に伝え、さらに電磁駆動絞り装置を動作させてい
る。すなわち、フレキシブルプリント板18を介在させ
たためズーム操作により絞りユニット26が光軸を平行
に移動可能となっている。
【0013】続いて図1で示した電磁駆動絞り装置の動
作を、図3、図4、図5に基づいて説明する。図3の
(a)〜(d)はロータマグネット3とステータ6〜9
との位置関係を示した図である。図3の(a)は、コイ
ル12,13に通電していない状態である。このような
状態の時はロータマグネット3の極がステータ6,7,
8,9を介して磁路を形成するため、ステータ6,7に
対してロータマグネット3の極が対向して停止、またス
テータ8,9とロータマグネット3の極は対向しない半
ピッチ(=1/2P)ずれて停止しているものとする。
【0014】この位置関係になる様にステータ6,7と
ステータ8,9とは1/2Pずれるように配置してお
き、これを式で示すと、θ=nP+1/2Pとなる。な
お、Pはマグネットの着磁ピッチで、ステータ6,7ま
たは8,9のピッチと一致させている。
【0015】図3の(b)の状態は、コイル12に逆方
向(↑方向)、コイル13に正方向(↓方向)の通電を
行った時の図で、各々の状態を- B,Aとする。同様に
コイル12に正方向の通電を行なった場合はB,コイル
13に逆方向の通電を行った場合には- Aとして以下説
明を行う。
【0016】コイル12に- Bを通電するとステータ6
にはN、ステータ7にはSが発生し、同様にコイル13
にAを通電するとステータ8にN、ステータ9にSが発
生する。このためロータ3の外周に予め着磁された各極
と各々のステータ極歯に発生した極とが反発または引き
付けあいロータ3が反時計方向に回転する。この時ステ
ータ6,7及びステータ8,9と1/2ピッチずれてお
り、それらステータ6,7,8,9に対向してロータの
極がバランスを保とうとする。つまり図3の(b)のよ
うな通電を行うと、図3の(a)に対してロータ3が反
時計方向に1/4ピッチ動き、安定して止まることにな
る。
【0017】次に図3の(c)の通電を行う場合は、コ
イル12の通電を切り、コイル13にのみA通電を行
う。このときステータ8にはN極、ステータ9にはS極
が発生するため、ロータ3の極と引き付け合い、図3の
(b)に対してさらに1/4ピッチ反時計方向に回転す
ることになる。図3の(d)はコイル12にB、コイル
13にA通電を行った場合の図で、(b)と(c)の場
合と原理は同様なので動作説明は省略する。
【0018】以上説明した様な動作原理にもとづいて図
4にコイル通電のタイミングチャートを示す。図4の横
軸はパルス数(または時間)、縦軸には通電がONかO
FFを示してあり、そのタイミングチャートに通電方向
A,B,- A,- Bの状態を表記し、最下段には図3の
(b),(c),(d)の状態と対応して示してある。
またA,B,- A,- Bの組合せの状態が図4の横軸に
記してあり、- BA〜- Bまでの8通りの組合せができ
る。このときの1通りの組合せを1パルスにカウントす
る様にしてある。つまり9パルス以後または1パルス目
の位相分を通電することによりロータ3を任意の角度ま
で回転させることができる。
【0019】この原理にもとづいたステッピングモータ
を駆動源として絞りが動く状態を図1に基づいて説明す
る。まずロータ3が回転するとピニオンギア4が回転
し、さらに回転リング17が光軸を中心として回転する
ことになる。
【0020】ここでピニオンギア4とラック17cは減
速機構を構成し、ロータ3のトルクが比較的小さくても
十分回転リング17を回転させ得る。回転リング17の
各穴17aにダボ16bの嵌合した羽根16は、固定の
カム板15との相対移動をするので、各絞り羽根16の
先端は径方向に移動する。これらの作用は従来からある
メカニカル絞りと同じ動作なのでその動作説明は省略す
る。回転リング17の回転角はロータ3が等間隔で回転
するため等回転角動作する。従ってカム板15のカムミ
ゾ15aの形状を適当にすることにより、回転リング1
7の回転角と絞り段数とを合わせることができる。具体
的に言えば、ロータ3が1ステップ進んだ時絞り口径が
1/8段変化するような関係を設定する。つまり、ロー
タを8ステップ駆動すると絞りが1段分変化する関係と
なる。
【0021】図5はカメラシステム全体のブロック図を
示したものである。カメラの測光回路30で測光された
光量をフィルム感度、シャッタースピード、絞り値の要
素を考慮して周知のように演算し、絞り段数を決定す
る。これは光量設定回路31によって行われる。32は
カメラ本体内に設けられたマイクロコンピュータ、10
1はレンズ内に設けられたマイクロコンピュータであ
る。
【0022】絞り段数はクロック回路32と分配回路3
3によってステップモータの駆動ステップ数に変換され
る。このステップ数に応じてステップモータドライバー
回路34でコイル12,13のどちらか方向に通電する
かを決定することにより、ステップモータを任意の量だ
け回転させることができる。つまり指定絞り口径にあわ
せることが可能になる。絞り羽根を戻す場合には、図3
で説明した動作を逆に行えば、ロータ3は時計方向に回
転し、開放状態に戻すことが可能になる。35はシャッ
タ駆動回路で、光量設定回路31の出力に基づいて制御
される。
【0023】36は測距回路、37は測距回路36の結
果に基づいて焦点調節用のレンズの駆動量を決定するレ
ンズ駆動量設定回路、38はレンズ駆動量設定回路37
で設定された駆動量だけレンズを駆動する焦点調節用の
モータドライバー回路である。39は電源スイッチ、4
0は測光および測距用のスイッチSW1、41はレリー
ズスイッチSW2である。
【0024】他方、基板14とブラシ17dとは絞りが
開放状態でoff、小絞り状態でonするスイッチを構
成している。このスイッチはカメラが開放測光を行う方
式のため、開放状態になっているか否かの判別を必要と
し、この判別を目的としたスイッチである。例えば外的
衝撃等により羽根が小絞り側に動いてしまった時は測光
を禁止し、絞り羽根を戻してから再び測光を行う機能を
果たす。
【0025】図6は図3で説明した1−2相駆動モータ
の停止位置と絞り口径との関係を示した図で、絞り開放
径を絞り羽根口径で決定するタイプである。(全ての
白丸位置)はステップモータに通電をしなくても止まれ
る安定位置、つまり1相通電位置、(全ての黒丸位
置)は2つのコイルに同時通電して止まれる位置とす
る。は絞りが開放状態で待機している位置で、すなわ
ち開放口径を決定している絞り羽根口径である。は開
放状態確認スイッチ(基板14とブラシ17dから構成
される。)が切り換わる位置、は本実施例における開
放状態確認スイッチの切り換わり調整範囲、はメカニ
カルなストッパ位置を示している。また、は従来例に
おけるの切り換わり調整範囲である。尚、ととの
間隔を絞りの1/8段(1/8EV)相当としている。
【0026】図7は図5に示すレンズ側に設けた分配回
路33及びドライバー回路34の一実施例を示す回路図
である。図7において、100は絞り開放状態確認スイ
ッチ、101はマイクロコンピュータで、該コンピュー
タには入力ポートP0と出力ポートP1〜P4およびカ
メラ本体とのシリアル通信用ポートS0〜S2を有して
いる。入力ポートP0は開放状態確認スイッチに接続さ
れている。出力ポートP1はリセットパルス出力用のポ
ートで電源スイッチのオン時および絞り制御上必要に応
じてリセットパルスを出力する。出力ポートP2はモー
タの回転方向制御ポート、P3はステップパルス出力ポ
ート、P4は通電制御用ポートである。S0はカメラと
公知のシリアル通信をするためのシリアルクロック入力
ポート、S1はカメラからのシリアル通信で命令やデー
タを受け取るための通信用入力ポート、S2はレンズか
らカメラデータやレンズの状態を送り出す通信用出力ポ
ートである。
【0027】102はインバーター、103,104は
ノアゲートで、これらのインバーター、及びノアゲート
は絞り込みモードではノアゲート104から上記ステッ
プパルスを送出し、又開放モードではノアゲート103
から上記ステップパルスを送出する。105〜107は
バイナリカウンターを構成するD型フリッパフロップで
ある。112〜114はアンドゲート、108〜110
はノアゲートで、これらのゲートは絞り込みモード時に
ノアゲート104からのステップパルスに同期して、上
記バイナリカウンターへのクロックパルスを供給し、バ
イナリカウンターをアップカウントさせる。
【0028】また開放モード時にはノアゲート103か
らのステップパルスに同期して上記バイナリカウンター
をダウンカウントさせるための切り換えゲートを構成し
ている。115〜122はデコーダーを構成するアンド
ゲートで、上記バイナリカウンター・カウント値が0〜
7まで変化するごとにアンドゲート115から順次アン
ドゲート122方向に向けてハイレベル信号(以下Hと
称す)を選択的に出力する。また入力ポートP2はゲー
ト115の出力に接続されており、カウント値が0の時
のHをマイクロコンピュータ101に送る。
【0029】123〜126はオアゲートで、ゲート1
23は上記バイナリカウンターのカウント値が5〜7の
時にH(1)を出力し、ゲート124はカウント値が1
〜3の時にH(1)を出力し、ゲート125はカウント
値が3〜5の時にH(1)を出力し、ゲート126はカ
ウント値が0,1,7の時にH(1)を出力する。12
8〜131は一方の入力を上記出力ポートP6と接続し
他方の入力をそれぞれゲート123〜126の出力と接
続するアンドゲートである。上記カウンター値と各ゲー
ト123〜126の出力状態は図8の通りである。
【0030】132〜135はインバーター、136〜
139はコイル13用のドライブトランジスター、14
0から143はコイル12用のドライブトランジスター
である。
【0031】上記アンドゲート128〜131、インバ
ーター132〜135、トランジスタ136〜143に
て上記カウンター値との関係で、コイル12,13に対
して図9に示す関係の電流を流す。図9は図4における
コイル12,13に対する通電状態と同一関係にあり、
これらの関係からモータはカウント値がアップするごと
に1ステップづつ回転し絞りが1/8段絞り込み側へシ
フトし、またカウント値がダウンするごとに1ステップ
づつ上記アップ方向とは逆方向に回転し絞りが1/8段
開放側にシフトすることになる。
【0032】次に不図示のカメラのマイクロコンピュー
タ32の動作について、図10のフローチャートを用い
て説明する。
【0033】ステップ200:カメラの電源スイッチ3
9がONになると、マイクロコンピュータの電源がON
になる。
【0034】ステップ201:マイクロコンピュータが
リセットされる。
【0035】ステップ202:マイクロコンピュータの
内部や不図示の入出力ポートが初期化される。
【0036】ステップ203:レンズが装着されている
かどうかを検出し、レンズが装着されていればステップ
204に進み、装着されていなければ、レンズが装着さ
れるまでレンズ装着の検出を行う。
【0037】ステップ204:レンズのマイクロコンピ
ュータと通信を行い、絞りの状態を確認する。
【0038】ステップ205:自動露出の演算を行うた
めには絞りが開放状態の時の光量測定をして演算を行な
うため、絞りが開放状態でなければならない。そこでス
テップ204で確認した絞りの状態が開放であればステ
ップ207へ進み、開放でなければステップ206へ進
む。
【0039】ステップ206:レンズのマイクロコンピ
ュータに対して絞りを開放に戻すよう命令を送り、絞り
を開放に戻す。
【0040】ステップ207:カメラの測光用スイッチ
(SW1)40がONされているかどうかを検出し、S
W1がONされていればステップ208へ進み、ONさ
れていなければONされるまでステップ207でSW1
の検出を行う。
【0041】ステップ208:測光値やフィルム感度を
基に自動露出(AE)の演算を行い、シャッタ速度や絞
り値を決定する。
【0042】ステップ209:自動焦点調節(AF)の
制御を行い焦点を合わせる。
【0043】ステップ210:レリーズスイッチ(SW
2)41がONされているかどうかを検出し、ONされ
ていればステップ211に進み、ONされていなければ
ONになるまでSW2の検出を行う。
【0044】ステップ211:ステップ208で算出さ
れた絞り値が現在装着されているレンズの開放絞り値と
等ければ絞りを駆動する必要がないのでステップ217
へ進み、開放より絞り込む必要があればステップ212
へ進む。
【0045】ステップ212:ステップ208で算出さ
れた絞り値に絞りを制御するためにレンズのマイクロコ
ンピュータに絞り込み命令を送り、絞り込む。
【0046】ステップ213:レンズのマイクロコンピ
ュータと通信を行い、絞りの状態を確認する。
【0047】ステップ214:ステップ208の演算結
果より、絞りが絞り込まれていなければならない。そこ
でステップ213で確認した絞りの状態が開放であれば
ステップ220へ進み、開放でなければステップ215
へ進む。
【0048】ステップ215:ステップ214で絞りが
絞り込まれているので、ステップ208で算出されたシ
ャッター速度でシャッター幕を走行させフィルムに露光
を行う。
【0049】ステップ216:レンズのマイクロコンピ
ュータに絞りを開放に戻す命令を送り、絞りを開放へ戻
した後、ステップ221へ進む。
【0050】ステップ217:レンズのマイクロコンピ
ュータと通信を行い、絞り状態を確認する。
【0051】ステップ218:ステップ208の演算結
果より、絞りは開放でなければならない。そこでステッ
プ213で確認した絞りの状態が開放であればステップ
219へ進み、開放でなければステップ220へ進む。
【0052】ステップ219:ステップ208で算出さ
れたシャッター速度でシャッター幕を走行させフィルム
に露光を行い、ステップ220へ進む。
【0053】ステップ220:ここではステップ208
の演算結果とステップ213またはステップ217の絞
り開放状態の確認より、絞り込む必要があったのに開放
状態のままであった場合、または開放でなければならな
いのに絞り込んでいた場合は適切な露出が得られない。
そこでここではフィルム露光は行わず異常警告を出力
し、ユーザーに異常を認識させる。
【0054】ステップ221:動作を終了させる。
【0055】次に図7中のレンズのマイクロコンピュー
タ101の動作について図11のフローチャートを用い
て説明する。
【0056】ステップ230:レンズがカメラに装着さ
れ電源が入る。
【0057】ステップ231:レンズのマイクロコンピ
ュータがリセットされる。
【0058】ステップ232:マイクロコンピュータの
内部や入出力ポートが初期化される。
【0059】ステップ233:カメラから公知のシリア
ル通信が送られてくるとステップ234へ進む。
【0060】ステップ234:カメラから送られてきた
通信内容を解析し、絞り駆動命令ならばステップ238
へ進む、そうでなければステップ235へ進む。
【0061】ステップ235:カメラから送られてきた
通信が絞り開放状態の送信命令ならばステップ236へ
進み、そうでなければ本発明とは直接関係ないのでここ
では省略し、ステップ233へ戻って次の通信を待つ。
【0062】ステップ236:カメラより絞り開放状態
の送信命令が送られてきたので、入力ポートP1より開
放状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0063】ステップ237:ステップ236で読み取
った開放確認スイッチの状態をシリアル通信によってカ
メラに送信する。
【0064】ステップ238:カメラより送られた絞り
駆動命令から絞りの駆動量をマイクロコンピュータ内の
メモリAVdataに格納し、またカメラからの駆動命
令の駆動方向が絞り込み方向(以下『絞り込みモード』
と記す)ならばAVdirフラグをセットし、駆動方向
が開放方向(以下『開放モード』と記す)ならばAVd
irフラグをクリアする。
【0065】ステップ239:ステップ238にて設定
したAVdirフラグがクリア、すなわち開放モードな
らばステップ242へ進み、AVdirフラグがセッ
ト、すなわち絞りモードならばステップ240へ進む。
【0066】ステップ240:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0067】ステップ241:ステップ241で読み取
った開放確認スイッチの状態が開放であるならばステッ
プ243へ進み、開放でなければステップ242へ進
む。
【0068】ステップ242:絞り駆動開始時にポート
P1よりリセットパルスを出力する必要がないのでIN
ITフラグをクリアする。
【0069】ステップ243:ここでは開放状態から絞
り込みモードで駆動させるので、駆動開始時の通電状態
は図6中のの位置で、これは図9のカウント値0に相
当する。従って、駆動開始時にポートP1よりリセット
パルスを出力する必要があるのでINITフラグをセッ
トする。
【0070】ステップ244:メモリAVdataに格
納されている駆動量の値が所定値より小さいかどうかを
比較している。本実施例では所定値=2としている。駆
動量が所定値より小さい時はステップ245に進み、そ
うでなければステップ246へ進む。
【0071】ステップ245:メモリAVdataの値
を2に書き換える。すなわち、ステップ244・245
では、駆動量が1の場合は駆動量を2に変えているの
で、開放から駆動量1という絞り込み駆動は行われなく
なり、図6中ので示した範囲内で開放状態確認スイッ
チの切り換わりが調整されれば良い。なお、ステップ2
44・246を行わない従来例では、図6中のの範囲
内で開放状態確認スイッチの切り換わりが調整されなけ
ればならない。
【0072】すなわち、従来例では、開放状態から1/
8段の絞り込み命令が行なわれると、パルスモータを1
パルス分回転させるのに対し、本実施例では1/8段の
絞り込み命令が行なわれても、パルスモータを2パルス
分回転させるため、その間において開放状態確認スイッ
チが切換ればよいことになる。
【0073】ステップ246:メモリAVdata内の
内容を駆動残量を表すカウンターAVcontに格納す
る。
【0074】ステップ247:絞り駆動制御のサブルー
チンへ進んだ後、ステップ233へ戻る。
【0075】図12はステップ247の絞り駆動制御サ
ブルーチンを詳細に説明したフローチャートである。
【0076】ステップ250:絞り駆動制御サブルーチ
ンがスタートする。
【0077】ステップ251:INITフラグがセット
されていたらステップ252へ進み、クリアされていた
らステップ253へ進む。
【0078】ステップ252:INITフラグがセット
されているのでポートP1よりリセットパルスを出力
し、図8のカウント値0の通電が行われるように準備す
る。
【0079】ステップ253:AVdirフラグがセッ
ト、すなわち絞り込みモードならばステップ255へ進
み、AVdirフラグがクリアすなわち開放モードなら
ばステップ254へ進む。
【0080】ステップ254:開放モードなので開放方
向へ絞りが駆動されるようにモータの回転方向制御ポー
トであるポートP2にロウレベル(以下『L』と記す)
を出力する。
【0081】ステップ255:絞り込みモードなので絞
り込み方向へ絞りが駆動されるようにモータの回転方向
制御ポートであるポートP2にハイレベル(以下『H』
と記す)を出力する。
【0082】ステップ256:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0083】ステップ257:本ステップは開放モード
時に実行されるステップであるが、ステップ256にて
読み取った絞り開放状態確認スイッチが開放状態であれ
ば、駆動させる必要はないので、ステップ270に進
み、絞り駆動制御サブルーチンを終了する。また、絞り
開放状態確認スイッチが開放状態でなければステップ2
58へ進む。
【0084】ステップ258:通電制御用ポートP4に
『H』を出力し、通電を開始する。 ステップ259:一定時間T0を待つ。
【0085】ステップ260:ポートP3よりステップ
パルスを出力し、1/8段分ステップ254またはステ
ップ255で設定した駆動方向に絞りを駆動させる。
【0086】ステップ261:ステップ260でステッ
プパルスを1回出力したのでカウンターAVcontの
値を−1する。
【0087】ステップ262:AVdirフラグがセッ
ト、すなわち絞り込みモードならばステップ268へ進
み、AVdirフラグがクリア、すなわち開放モードな
らばステップ263へ進む。
【0088】ステップ263:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0089】ステップ264:ステップ263にて読み
取った絞り開放状態確認スイッチが開放状態であればス
テップ265へ進み、開放状態でなければステップ26
8へ進む。
【0090】ステップ265:ここではステップ260
にて絞りを1/8段駆動したことにより開放状態になっ
たので、ポートP1よりリセットパルスを出力し、図6
の言い変えれば図9のカウント値0の通電状態となる
ようにする。
【0091】ステップ266:一定時間T2を待つ。
【0092】ステップ267:ポートP4に『L』を出
力し、絞りの通電を切る。
【0093】ステップ268:カウンターAVcont
値が0ならば所定量駆動が終了したことになるのでステ
ップ266・267へ進み、T2時間だけ最後の通電状
態で通電した後、通電を切る。
【0094】ステップ269:一定時間T1を待った
後、まだ所定駆動量に達していないので、ステップ26
0に戻り、さらにステップパルスを出力する。
【0095】ステップ270:絞り駆動制御サブルーチ
ンを終了する。
【0096】続いて第2の実施例を説明するが、第2の
実施例は第1の実施例にて説明したレンズのマイクロコ
ンピュータの動作のみ異なるので、図7のレンズのマイ
クロコンピュータの動作を図13を用いて説明する。
【0097】ステップ280:レンズがカメラに装着さ
れ電源が入る。
【0098】ステップ281:レンズのマイクロコンピ
ュータがリセットされる。
【0099】ステップ282:マイクロコンピュータの
内部や入出力ポートが初期化される。
【0100】ステップ283:カメラから公知のシリア
ル通信が送られてきたらステップ284へ進む。
【0101】ステップ284:カメラから送られてきた
通信内容を解析し、絞り駆動命令ならば絞りを駆動する
ためにステップ290へ進み、そうでなければステップ
285へ進む。
【0102】ステップ285:カメラから送られてきた
通信が絞り開放状態の送信命令ならばステップ286へ
進み、そうでなければ本発明とは直接関係ないのでここ
では省略し、ステップ283へ戻って次の通信を待つ。
【0103】ステップ286:カメラの絞り開放状態の
送信を行う際、開放状態確認スイッチを読み取った結果
を送信するか、あるいは開放状態確認スイッチによらず
絞り込み状態を送信するかを示す、マイクロコンピュー
タ内のLフラグがセット(絞り込み状態を示す)されて
いたらステップ288へ進み、セットされていなかった
らステップ287へ進む。
【0104】ステップ287:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取り、マイクロコンピュ
ータ内のSWフラグを設定する。(SWフラグは、開放
状態の時クリアし、開放状態でない時セットする。) ステップ288:SWフラグをセットする。
【0105】ステップ289:SWフラグの内容(開放
状態)をシリアル通信によってカメラに送信する。すな
わち、ステップ286〜288ではLフラグがセットさ
れていたら開放状態確認スイッチを読み取らず絞り込み
状態である事をカメラに送信し、Lフラグがセットされ
ていなかったら開放状態確認スイッチを読み取り、読み
取った状態をカメラに送信する。
【0106】ステップ290:カメラより送られた絞り
駆動命令から絞りの駆動量をマイクロコンピュータ内の
メモリAVdataに格納し、またカメラからの駆動命
令の駆動方向が絞り込み方向(以下『絞り込みモード』
と記す)ならばAVdirフラグをセットし、駆動方向
が開放方向(以下『開放モード』と記す)ならばAVd
irフラグをクリアする。
【0107】ステップ291:ステップ290にて設定
したAVdirフラグがクリア、すなわち開放モードな
らばステップ295へ進み、AVdirフラグがセッ
ト、すなわち絞り込みモードならばステップ292へ進
む。
【0108】ステップ292:Lフラグがセットされて
いたらステップ295へ進み、セットされていなければ
ステップ293へ進む。
【0109】ステップ293:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0110】ステップ294:ステップ293で読み取
った開放確認スイッチの状態が開放であるならばステッ
プ296へ進み、開放でなければステップ299へ進
む。
【0111】ステップ295:絞り駆動開始時にポート
P1よりリセットパルスを出力する必要がないのでIN
ITフラグをクリアする。
【0112】ステップ296:ここでは開放状態から絞
り込みモードで駆動させるので、駆動開始時の通電状態
は図6中のの位置で、これは図9のカウント値0に相
当する。従って、駆動開始時にポートP1よりリセット
パルスを出力する必要があるので、INITフラグをセ
ットする。
【0113】ステップ297:メモリAVdataに格
納されている駆動量の値が所定値より小さいかどうかを
比較している。本実施例では所定値=2としている。駆
動量が所定値より小さい時はステップ298に進み、そ
うでなければステップ299に進む。
【0114】ステップ298:本実施例では、開放から
の絞り込み駆動量が所定値(=2)より小さい場合、開
放確認スイッチの切り替り換わり位置を図6中ので示
した範囲内で行っているため、確認スイッチの状態が開
放状態のままであることが予想されるので、ステップ2
86,288,289で述べた様に、Lフラグをセット
し、カメラからの絞り状態の送信命令に対し、確認スイ
ッチの状態によらず絞り込み状態が送信されるようにす
る。
【0115】ステップ299:開放からの絞り込み駆動
量が所定値以上、あるいは絞り込み状態からの更なる絞
り込み駆動の場合は開放状態確認スイッチが絞り絞り込
み状態となる様に調整されている。よってカメラからの
絞り状態の送信命令に対して、開放状態確認スイッチの
状態を送信すればよいのでLフラグをクリアする。
【0116】ステップ300:メモリAVdata内の
内容を駆動残量を表すカウンターAVcontに格納す
る。
【0117】ステップ301:絞り駆動制御のサブルー
チンへ進んだ後、ステップ283へ戻る。
【0118】図14はステップ301の絞り駆動制御サ
ブルーチンを詳細に説明したフローチャートである。
【0119】ステップ310:絞り駆動制御サブルーチ
ンがスタートする。
【0120】ステップ311:INITフラグがセット
されていたらステップ312へ進み、クリアされていた
らステップ313へ進む。
【0121】ステップ312:INITフラグがセット
されているのでポートP1よりリセットパルスを出力
し、図8のカウント値0の通電が行われるように準備す
る。
【0122】ステップ313:AVdirフラグがセッ
ト、すなわち絞り込みモードならばステップ319へ進
み、AVdirフラグがクリア、すなわち開放モードな
らばステップ314へ進む。
【0123】ステップ314:開放モードなので開放方
向へ絞りが駆動されるようにモータの回転方向制御ポー
トであるポートP2にロウレベルを出力する。
【0124】ステップ315:Lフラグがセットされて
いたらステップ318へ進み、セットされていなかった
らステップ316へ進む。
【0125】ステップ316:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0126】ステップ317:本ステップは開放モード
時に実行されるステップであるが、ステップ315にて
Lフラグがクリアされている。そこでステップ316に
て読み取った絞り開放状態確認スイッチが開放状態であ
れば、駆動させる必要はないので、ステップ270に進
み、絞り駆動制御サブルーチンを終了する。また、絞り
開放状態確認スイッチが開放状態でなければステップ2
58へ進む。
【0127】ステップ318:ここではLフラグがセッ
トされているので、開放状態確認スイッチの状態の如何
にかかわらず、前回の絞り込み駆動量だけ開放側に駆動
する。したがって、前回の駆動量が格納されているメモ
リAVdata′の内容を駆動残量を表すカウンターA
Vcontに格納する。
【0128】ステップ319:絞り込みモードなので絞
り込み方向へ絞りが駆動されるようにモータの回転方向
制御ポートであるポートP2にハイレベルを出力する。
【0129】ステップ320:通電制御用ポートP4に
『H』を出力し、通電を開始する。 ステップ321:一定時間T0を待つ。
【0130】ステップ322:ポートP3よりステップ
パルスを出力し、1/8段分ステップ314またはステ
ップ319で設定した駆動方向に絞りを駆動させる。
【0131】ステップ323:ステップ260でステッ
プパルスを1回出力したのでカウンターAVcontの
値を−1する。
【0132】ステップ324:AVdirフラグがセッ
トすなわち絞り込みモードならばステップ331へ進
み、AVdirフラグがクリアすなわち開放モードなら
ばステップ325へ進む。
【0133】ステップ325:入力ポートP1より開放
状態確認スイッチの状態を読み取る。
【0134】ステップ326:ステップ325にて読み
取った絞り開放状態確認スイッチが開放状態であればス
テップ327へ進み、開放状態でなければステップ33
1へ進む。
【0135】ステップ327:Lフラグがセットされて
いたら、開放状態確認スイッチの状態にかかわらず、前
回の絞り込み駆動量だけ開放側に駆動するためにステッ
プ331へ進み、さらに駆動させる。
【0136】ステップ328:ここではステップ322
にて絞りを1/8段駆動したことにより開放状態になっ
たので、(ただし、Lフラグはクリア)リセットパルス
を出力し、図6の、言い変えれば図9のカウント値0
の通電状態となるようにする。
【0137】ステップ329:一定時間T2を待つ。
【0138】ステップ330:ポートP4に『L』を出
力し、絞りの通電を切る。
【0139】ステップ331:カウンターAVcont
値が0ならば所定量駆動が終了したことになるのでステ
ップ329・330へ進み、T2時間だけ最後の通電状
態で通電した後、通電を切る。
【0140】ステップ332:一定時間T1を待った
後、まだ所定駆動量に達していないので、ステップ32
2に戻りさらにステップパルスを出力する。
【0141】ステップ333:今回の駆動量AVdat
aの内容をAVdata′に格納する。AVdataは
前回の駆動量を表すメモリである。
【0142】ステップ334:絞り駆動制御サブルーチ
ンを終了する。
【0143】
【発明の効果】以上のように本発明では開放から所定値
未満の絞り込み駆動の際、絞りを所定値まで駆動させる
ことで、開放確認スイッチの調整範囲を広げられ、調整
ミスや外部要因等によるシステムエラーになることを防
ぐ効果がある。また開放から所定値未満の絞り込み駆動
の際、絞り確認スイッチの状態に関わらず絞り込み状態
をカメラ側に出力することで同様な効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絞り制御装置の第1実施例を示す
分解斜視図。
【図2】図1の絞り制御装置をレンズ鏡筒に組み込んだ
一例を示す断面図。
【図3】絞り装置のステップモータの動作原理を説明す
る図。
【図4】図3のステップモータの通電タイミングを示す
図。
【図5】第1実施例のシステム全体のブロック図。
【図6】第1実施例におけるモータのステップ位置と開
放状態確認スイッチの調整位置等の関係を示す図。
【図7】図5に示す分配回路、ドライバー回路の詳細を
示す図。
【図8】図7のカウンターのカウント値とゲート123
〜126の出力状態の関係を示す図表。
【図9】図7のカウンターのカウント値とコイル12,
13の通電状態の関係を示す図表。
【図10】第1実施例の動作全体を示すフローチャー
ト。
【図11】第1実施例のレンズ側の動作を示すフローチ
ャート。
【図12】図11における絞り駆動制御の動作を示すフ
ローチャート。
【図13】第2実施例のレンズ側の動作を示すフローチ
ャート。
【図14】図13における絞り駆動制御の動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
12,13…コイル 14,100…絞り開放状態確認スイッチ 101…マイクロコンピュータ 105〜107…フリップフロップ回路 115〜122、128〜131…アンドゲート 136〜143…トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号によりステップ駆動されるス
    テップモータを駆動源として、開放位置から絞り込み
    側、又は絞り込み位置から開放位置へ絞りの開口を変化
    させる絞り機構と、該絞りの開放状態を検出する開放状
    態検出スイッチと、入力される絞り駆動情報に応じて該
    絞り機構のステップモータにパルス信号を供給すると共
    に、該開放状態検出スイッチの検出情報と該絞り駆動情
    報とを比較して異常検出を行う駆動制御手段とを有する
    絞り制御装置において、 該制御手段は、入力される絞り駆動情報が開放から所定
    駆動量未満の場合、該所定駆動量だけ該ステップモータ
    に駆動パルスを供給することを特徴とする絞り制御装
    置。
  2. 【請求項2】 パルス信号によりステップ駆動されるス
    テップモータを駆動源として、開放位置から絞り込み
    側、又は絞り込み位置から開放位置へ絞りの開口を変化
    させる絞り機構と、該絞りの開放状態を検出する開放状
    態検出スイッチと、入力される絞り駆動情報に応じて該
    絞り機構のステップモータにパルス信号を供給すると共
    に、該開放状態検出スイッチの検出情報と該絞り駆動情
    報とを比較して異常検出を行う駆動制御手段とを有する
    絞り制御装置において、 該制御手段は、入力される絞り駆動情報が開放から所定
    駆動量未満の場合、絞り駆動情報に応じて該ステップモ
    ータを駆動すると共に、該開放状態検出スイッチの検出
    情報によらず絞り込み状態と擬制することを特徴とする
    絞り制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、制御手段は前回の駆
    動量を記憶する駆動量記憶手段を有し、該前回の駆動量
    が開放から絞り方向に所定駆動量未満であり、かつ今回
    の絞りを開放側へ駆動する場合、開放状態検出スイッチ
    の検出状態に係らず、該記憶手段に記憶した駆動量で絞
    りを開放側に駆動することを特徴とする絞り制御装置。
JP7418693A 1993-03-31 1993-03-31 絞り制御装置 Pending JPH06289456A (ja)

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JP (1) JPH06289456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073296A (ja) * 2004-10-27 2005-03-17 Mitsubishi Electric Corp 車両用カメラの露光制御装置
JP2009175622A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nikon Corp 絞り駆動装置およびレンズ鏡筒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073296A (ja) * 2004-10-27 2005-03-17 Mitsubishi Electric Corp 車両用カメラの露光制御装置
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