JPH06289261A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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Publication number
JPH06289261A
JPH06289261A JP5078331A JP7833193A JPH06289261A JP H06289261 A JPH06289261 A JP H06289261A JP 5078331 A JP5078331 A JP 5078331A JP 7833193 A JP7833193 A JP 7833193A JP H06289261 A JPH06289261 A JP H06289261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
optical fiber
cable
fiber cable
optical fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP5078331A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Yamada
信夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH06289261A publication Critical patent/JPH06289261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル外径を著しく太くせずに多数の光フ
ァイバの収容を可能とする。 【構成】 中心に位置する円柱状のスペーサ12−1と
その外周を取り囲む円筒状のスペーサ12−2や12−
3に対し、それぞれ光ファイバを収容するためのスロッ
ト13を設けている。このように積層構造にすれば光フ
ァイバの収容力が増す。また、積層と組立てを容易にす
るために円筒状のスペーサ12−1や12−3は、複数
に分割されたシートの端縁16を突き合わせるように
し、互いの位置ずれを防止するためにキー15やキー溝
14を設けている。なお、この外側には通常のケーブル
と同様、押え巻きや外被が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の通信用光ファイ
バを収容した光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】通信用の光ファイバケーブルには、多数
の光ファイバを収容する構成が要求される。図2に、従
来の光ファイバケーブルの一例を示す横断面図を図示し
た。この光ファイバケーブルは、図に示すように、テン
ションメンバ1の外周に形成した円柱状のスペーサ2に
いくつかのスロット3を設け、ここに光ファイバ4を収
容した構成のものである。
【0003】上記テンションメンバ1は、抗張力繊維、
例えばポリイミド繊維等を束ねたものから構成される。
スペーサ2は、このテンションメンバ1の外周に押し出
し被覆したポリエチレン等から構成される。このスペー
サ2の外周に、その長手方向に沿って図に示すような断
面が方形のスロット3が設けられる。ここには、図の円
Aに示したように、4芯構造のテープ状の光ファイバ4
が収容される。この光ファイバ4は、例えば5枚積層し
てスロット3に収容される。図の例では、5個のスロッ
ト3に光ファイバ4が収容され、残りの1個のスロット
3には、介在対5及び止水材6が収容される。この止水
材6は、例えば吸湿膨潤性材料から構成される。
【0004】このようなケーブル芯の外周には、ポリエ
ステルテープ等から構成される押え巻き7が巻回され、
外周にポリエチレン等から成る外被8が押し出し被覆さ
れる。押え巻き7と外被8との間には、抗張力繊維等か
ら成る切裂き紐9が挿入されている。電話等の通信用光
ファイバケーブルは、従来上記のような構成とされてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の光ファイバケーブルには、従来次のような解決
すべき課題があった。即ち、伝送すべき情報量の増大に
伴い、光ファイバケーブルに対し、より多数の光ファイ
バ4を収容することが要求される。しかしながら、図2
に示したような従来の構成の光ファイバケーブルでは、
光ファイバ4を多数収容するためには、スペーサ2の外
径を太くしなければならない。一方、外径を太くすれば
1スロットに収容される光ファイバの本数が増え、端末
処理等の際の線の識別が煩雑になるおそれもある。ま
た、上記のような構造をそのまま採用すると、外径を太
くしても光ファイバの収容力はさほど増加しない。本発
明は以上の点に着目してなされたもので、外径を著しく
太くせずに多数の光ファイバの収容が可能な光ファイバ
ケーブルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバケー
ブルは、外周面に光ファイバを収容するための複数のス
ロットを形成したスペーサを同軸的に積層して成り、前
記各スペーサは、その長手方向に沿って、互いに円周方
向の位置ずれを防止するキーもしくはキー溝を有し、中
心に位置する円柱状のスペーサを取り囲む円筒状のスペ
ーサは、それぞれ円周方向に複数に分割されて端縁を突
き合わせて構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このケーブルは、中心に位置する円柱状のスペ
ーサとその外周を取り囲む円筒状のスペーサに対し、そ
れぞれ光ファイバを収容するためのスロットを設けてい
る。このように積層構造にすれば光ファイバの収容力が
増す。また、積層と組立てを容易にするために円筒状の
スペーサは、複数に分割されたシートの端縁を突き合わ
せるようにし、互いの位置ずれを防止するためにキーや
キー溝を設けている。なお、この外側には通常のケーブ
ルと同様、押え巻きや外被が施される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の光ファイバケーブル実施例を示
し、(a)はそのケーブル芯の断面図、(b)は中心に
位置する円柱状のスペーサの断面図、(c)は中間に位
置する円筒状のスペーサ断面図、(d)は最外周に位置
する円筒状のスペーサ断面図である。図において、本発
明の光ファイバケーブルには、図のように同軸的に積層
したスペーサ12−1、12−2、12−3が使用され
る。(b)に示すように、中心に位置する円柱状のスペ
ーサ12−1は、その軸部に従来と同様の構成のテンシ
ョンメンバ11を配置している。そして、その外周に
は、ここでは例えば6個のスロット13が形成されてい
る。また、このスペーサ12−1とその外周を取り囲む
ように配置される(c)に示すようなスペーサ12−2
との位置関係を決定するために、キー溝14がスペーサ
12−1の外周に形成されている。
【0009】(c)に示すように、中間に積層されるス
ペーサ12−2は、断面が円筒状とされている。なお、
このようなスペーサを、(b)に示した中心に位置する
スペーサ12−1の外周に配置するために、予めこのス
ペーサ12−2は複数に分割され、その端縁16を突き
合わせて構成されている。また、スペーサ12−2の内
側には、(b)に示したスペーサ12−1のキー溝14
に嵌まり込むキー15が設けられている。これによっ
て、スペーサ12−1とスペーサ12−2の相互の位置
関係が決定される。なお、ケーブルの特性等を考慮し、
積層される各スペーサのスロット13は、互いに半径方
向に見た場合に円周方向に位置ずれするように配置され
る。この実施例では、例えば中心に位置するスペーサ1
2−1のスロット13と、その外側に配置されるスペー
サ12−2のスロット13とは、互いに30゜円周方向
にずれるように配置される。キー15とキー溝14は、
このような位置関係を決定するように形成される。な
お、(c)に示したスペーサ12−2の外周にも同様の
キー溝14が設けられる。
【0010】そして、(d)に示すように、最外周に設
けられるスペーサ12−3には、上記中間に配置される
スペーサ12−2のキー溝14に嵌まり込むようなキー
15が設けられている。その他の、スロット13の構造
や端縁16を突き合わせた構造等は、(c)に示したス
ペーサ12−2と全く同様である。上記のような構成の
各スペーサ12−1、12−2及び12−3を同軸的に
積層すると、(a)に示したような線心が構成される。
そして、これらのスペーサ12のスロット13には、図
の円Bに示すような光ファイバ4が複数枚収容される。
この光ファイバ4は、既に図2を用いて説明したような
従来と同様のテープ状の4芯構造の光ファイバとする。
【0011】なお、上記のような構成の光ファイバケー
ブルは、初めに中心に位置するスペーサ12−1に対
し、必要な光ファイバのスロット13への収容を行った
後、2番目のスペーサ12−2を構成する3枚のシート
をスペーサ12−1の外周に縦添えする。そして、互い
のキー15とキー溝14を嵌め合わせた後、スロット1
3に対し再び必要な量の光ファイバを収容する。最後
に、同様の手順で最外層のスペーサ12−3を固定し、
光ファイバを収容した後、既に図2で説明したような押
え巻き7や外被8を施す。こうして、上記の構成の光フ
ァイバケーブルが製造される。
【0012】なお、実際に本発明の光ファイバケーブル
を製造した場合、例えば外層が14ユニット、中心と次
の中間の層を合わせると18ユニットとなり、従来の構
成の光ファイバケーブルと比べ、ほぼ同程度の外径にし
た場合、22パーセント程度光ファイバを多く収容でき
るようになった。従って、光ファイバケーブルの外径を
増加させず、十分な収容量の増加を図ることができる。
本発明は以上の実施例に限定されない。上記実施例にお
いては、スペーサを中心とその外側の2層で構成した
が、この数は何層でもよい。また、円筒状のスペーサ
は、3枚のシートの端縁を突き合わせるように構成した
が、これは2枚でも4枚でも、製造や作業性の点を考慮
して決定すればよい。また、キー溝の構成や位置、形状
等も自由に選定して差し支えない。
【0013】
【発明の効果】以上説明した本発明の光ファイバケーブ
ルは、外周面に光ファイバを収容するための複数のスロ
ットを形成したスペーサを同軸的に積層することによっ
て、同じ外径で、多数の光ファイバの収容が可能とな
る。また、キー溝やキーを各スペーサに設けることによ
って、互いに円周方向の位置ずれが防止され、それぞれ
円周方向に複数に分割されたシートの端縁を突き合わせ
た構造にすることによって、製造や端末処理作業等が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル実施例を示し、
(a)はそのケーブル芯断面図、(b)は中心に位置す
るスペーサの断面図、(c)は中間に位置する円筒状の
スペーサ断面図、(d)は最外周に位置する円筒状のス
ペーサ断面図である。
【図2】従来一般の光ファイバケーブルの一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
11 テンションメンバ 12 スペーサ 13 スロット 14 キー溝 15 キー 16 端縁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に光ファイバを収容するための複
    数のスロットを形成したスペーサを同軸的に積層して成
    り、 前記各スペーサは、その長手方向に沿って、互いに円周
    方向の位置ずれを防止するキーもしくはキー溝を有し、 中心に位置する円柱状のスペーサを取り囲む円筒状のス
    ペーサは、それぞれ円周方向に複数に分割されて端縁を
    突き合わせて構成されたことを特徴とする光ファイバケ
    ーブル。
JP5078331A 1993-04-05 1993-04-05 光ファイバケーブル Pending JPH06289261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5078331A JPH06289261A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 光ファイバケーブル

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JP5078331A JPH06289261A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 光ファイバケーブル

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ID=13658998

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JP5078331A Pending JPH06289261A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 光ファイバケーブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107589500A (zh) * 2017-07-12 2018-01-16 江苏华能电缆股份有限公司 一种地球物理探测机器人用超宽频承荷探测电缆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107589500A (zh) * 2017-07-12 2018-01-16 江苏华能电缆股份有限公司 一种地球物理探测机器人用超宽频承荷探测电缆
CN107589500B (zh) * 2017-07-12 2019-01-25 江苏华能电缆股份有限公司 一种地球物理探测机器人用超宽频承荷探测电缆

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