JPH0628908Y2 - ケーブルシールドの接地装置 - Google Patents

ケーブルシールドの接地装置

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JPH0628908Y2
JPH0628908Y2 JP2766688U JP2766688U JPH0628908Y2 JP H0628908 Y2 JPH0628908 Y2 JP H0628908Y2 JP 2766688 U JP2766688 U JP 2766688U JP 2766688 U JP2766688 U JP 2766688U JP H0628908 Y2 JPH0628908 Y2 JP H0628908Y2
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JP
Japan
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cable
grounding
cable shield
clamp
shield
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JP2766688U
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郁夫 池田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シールド付きの制御ケーブルの多点接地を
行なうための接地装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図(a)、(b)は従来の制御ケーブルに用いられている
ケーブルシールドの接地装置を示す概略図であって、こ
の種の接地装置としては例えば文献(ジャテック出版
「実践ノイズ逓減技法」昭和59年11月15日第3刷発行、
P88〜93およびP100〜103)に記載されている。第3図
(a)は1点接地の場合、第3図(b)は2点接地の場合を示
し、図において、(1)はケーブル芯線、(2)はこのケーブ
ル芯線(1)をシールドするケーブルシールド、(3)はケー
ブルシールド(2)を覆うケーブルシース、(4)および(5)
はケーブルシールド(2)に接続したアースである。
上記のような従来の接地装置では、ケーブルシールド
(2)をアース(4)、(5)で接地することにより、外部電磁界
によるケーブル芯線(1)への誘導を静電遮蔽の接地によ
り防止することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のケーブルの接地は以上のように行なわれているの
で、第3図(a)の1点接地ではケーブルシールド(2)の一
端のみでしか接地がとれないため、ケーブルが長いと接
地側の反対側では接地効果が少なく、外部電磁界による
誘導が大きくなる。また、第3図(b)のような2点接地
では誘導量は減少するが、アース(4)と(5)の間の接地電
位差による循環電流が静電遮蔽の中を流れるという課題
があった。
この考案は上記のような課題を解消するためになされた
もので、循環電流の生じない多点接地を得ることのでき
るケーブルシールドの接地装置を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るケーブルシールドの接地装置は、プラン
トまたはビル内に配設されたシールド付きの制御ケーブ
ルの接地装置において、ケーブルシールドを覆うケーブ
ルシース上に金属からなる筒状のクランプを装着し、ケ
ーブルシールドとクランプとをそれぞれ接地したもので
ある。
〔作用〕
この考案においては、ケーブルシールドとクランプとを
接地した多点接地により、ケーブルシールドとクランプ
の間のキャパシタンスによって高周波に対する対地イン
ピーダンスを小さくすることができ、これによって低周
波に対しては絶縁された1点接地が得られ、高周波に対
しては導通した多点接地が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図はこの考案によるケーブルシールドの接地装置を示す
もので、図において、(1)はケーブル芯線、(2)はケーブ
ル芯線(1)をシールドするケーブルシールド、(3)はケー
ブルシールド(2)を覆うケーブルシース、(4)はケーブル
シールド(2)の一端に接続したアースである。(6)はケー
ブルシース(3)上に装着した金属からなる筒状のクラン
プ、(7)はこのクランプ(6)に接続したアースである。
この考案は上記のような接地装置としたので、ケーブル
シールド(2)をアーム(4)のみで1点接地したことで低周
波に対する静電遮蔽効果を得ることができ、しかも1点
接地であるので循環電流も流れることはない。一方、ケ
ーブルシース(3)に装着したクランプ(6)にアース(7)を
接続したことで、高周波に対してはケーブルシース(3)
とクランプ(6)間のキャパシタンスを通した接地とな
り、多点接地とすることができ高周波に対する接地効果
を高めることができる。また、クランプ(6)はノイズ波
長λ(ラムダ)の1/10〜1/20毎に設けるとケーブル芯線
(1)への遮蔽は効果的であり、ケーブルシース(3)の範囲
であればクランプ(6)の位置は限定しないため取付け作
業性がよい。
なお、クランプ(6)はケーブルシース(3)上に装着した
が、その他、第2図に示すようにケーブル製造時にケー
ブルシールド(2)上に絶縁された金属箔(8)を巻き、その
上からケーブルシース(3)を覆い、金属箔(8)にアース
(9)を接続するようにすれば、キャパシタンスが大きく
とれるためさらに接地効果が向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、ケーブルシール
ドを覆うケーブルシース上に金属性筒状のクランプを装
着し、ケーブルシールドとクランプとをそれぞれ接地し
たので、ケーブルシールドとクランプとの間のキャパシ
タンスによって高周波に対する対地インピーダンスを小
さくし、これによって低周波に対しては絶縁された1点
接地が得られ、高周波に対しては循環電流の生じない多
点接地を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるケーブルシールドの
接地装置を説明するための構成図、第2図は他の実施例
の接地装置を説明するための構成図、第3図(a)、(b)は
それぞれ従来のケーブルシールドの1点接地と2点接地
の構成図である。 (1)……ケーブル芯線、(2)……ケーブルシールド、(3)
……ケーブルシース、(4)、(7)……アース、(6)……クラ
ンプ、(8)……金属箔、(9)……アース。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントまたはビル内に配設されたシール
    ド付きの制御ケーブルの接地装置において、ケーブルシ
    ールドを覆うケーブルシースの上に金属性の筒状のクラ
    ンプを装着すると共に、ケーブルシールドとクランプと
    にそれぞれアースを接続し、上記ケーブルシールドとク
    ランプとの間のキャパシタンスによって高周波に対する
    多点接地をとることを特徴とするケーブルシールドの接
    地装置。
JP2766688U 1988-03-01 1988-03-01 ケーブルシールドの接地装置 Expired - Lifetime JPH0628908Y2 (ja)

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JPH01131229U JPH01131229U (ja) 1989-09-06
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JP2534342Y2 (ja) * 1990-05-18 1997-04-30 株式会社東芝 電磁遮蔽ケーブル線路

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JPH01131229U (ja) 1989-09-06

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