JPH06287452A - ハロゲンを含有しない難燃性重合体組成物 - Google Patents
ハロゲンを含有しない難燃性重合体組成物Info
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- JPH06287452A JPH06287452A JP6013824A JP1382494A JPH06287452A JP H06287452 A JPH06287452 A JP H06287452A JP 6013824 A JP6013824 A JP 6013824A JP 1382494 A JP1382494 A JP 1382494A JP H06287452 A JPH06287452 A JP H06287452A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/32—Phosphorus-containing compounds
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G79/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing atoms other than silicon, sulfur, nitrogen, oxygen, and carbon with or without the latter elements in the main chain of the macromolecule
- C08G79/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing atoms other than silicon, sulfur, nitrogen, oxygen, and carbon with or without the latter elements in the main chain of the macromolecule a linkage containing phosphorus
- C08G79/04—Phosphorus linked to oxygen or to oxygen and carbon
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- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
- C08K5/52—Phosphorus bound to oxygen only
- C08K5/529—Esters containing heterocyclic rings not representing cyclic esters of phosphoric or phosphorous acids
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリリン酸アンモニウムおよびリン有機窒素
成分よりなる発泡性防炎系を含有するハロゲン不含の難
燃性重合体組成物 【構成】 リン有機窒素成分として一般式 【化1】 または一般式 【化2】 (上記両式中、RはCH2 、C2 H4 またはC3 H6 で
あり、一方mは1ないし10であり、そしてnは1ない
し6である)で表されるリン酸ポリエステルを使用す
る。
成分よりなる発泡性防炎系を含有するハロゲン不含の難
燃性重合体組成物 【構成】 リン有機窒素成分として一般式 【化1】 または一般式 【化2】 (上記両式中、RはCH2 、C2 H4 またはC3 H6 で
あり、一方mは1ないし10であり、そしてnは1ない
し6である)で表されるリン酸ポリエステルを使用す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリリン酸アンモニウ
ムおよびリン有機窒素成分よりなる発泡性防炎剤を含有
するハロゲンを含有しない難燃性重合体組成物に関す
る。
ムおよびリン有機窒素成分よりなる発泡性防炎剤を含有
するハロゲンを含有しない難燃性重合体組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーストラリア特許第592,219号
から、ポリリン酸アンモニウムとトリス(2- ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートとの混合物よりなる、ポリ
オレフイン用の防炎系が知られている。
から、ポリリン酸アンモニウムとトリス(2- ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートとの混合物よりなる、ポリ
オレフイン用の防炎系が知られている。
【0003】この防炎剤においては、相乗剤として作用
するトリス- ヒドロキシアルキル-イソシアヌレートの
高い水溶性が欠点となっている。
するトリス- ヒドロキシアルキル-イソシアヌレートの
高い水溶性が欠点となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
すべき課題は、ポリリン酸アンモニウムと共にその相乗
作用においてトリス- ヒドロキシアルキル- イソシアヌ
レートに匹敵する物質を含有しそして同時に低い水溶性
しか有しない、重合体組成物のための防炎系を提供する
ことである。
すべき課題は、ポリリン酸アンモニウムと共にその相乗
作用においてトリス- ヒドロキシアルキル- イソシアヌ
レートに匹敵する物質を含有しそして同時に低い水溶性
しか有しない、重合体組成物のための防炎系を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】驚くべきことには、本
発明者らは、一般式(V)
発明者らは、一般式(V)
【0006】
【化3】
【0007】または一般式(VI)
【0008】
【化4】
【0009】(上記両式中、RはCH2 、C2 H4 また
はC3 H6 を表し、mは1ないし10でありそしてnは
1ないし6である)で表されるリン酸ポリエステルは、
水に難溶性であり、そしてポリリン酸アンモニウムと共
に重合体組成物のための防炎系において相乗剤として作
用する。
はC3 H6 を表し、mは1ないし10でありそしてnは
1ないし6である)で表されるリン酸ポリエステルは、
水に難溶性であり、そしてポリリン酸アンモニウムと共
に重合体組成物のための防炎系において相乗剤として作
用する。
【0010】本発明による難燃性組成物は、更に選択的
に下記事項を実施態様として包含しうる: a)その中に含有している発泡性防炎系は、リン酸ポリ
エステル30ないし70質量%よりなる; b)それらは防炎剤15ないし40質量%含有する; c)それらは熱可塑性樹脂である; d)上記の熱可塑性樹脂は、ポリオレフインである。
に下記事項を実施態様として包含しうる: a)その中に含有している発泡性防炎系は、リン酸ポリ
エステル30ないし70質量%よりなる; b)それらは防炎剤15ないし40質量%含有する; c)それらは熱可塑性樹脂である; d)上記の熱可塑性樹脂は、ポリオレフインである。
【0011】本発明による難燃性重合体組成物の発泡性
防炎系の成分であるリン酸ポリエステルは、まずペンタ
エリトリットを過剰のオキシ塩化リンと反応せしめて環
状のリン酸エステル2,4,8,10- テトラオキサ -
3,9- ジオキソ -3,9-ジクロロ- ホスフアスピロ-
〔5.5〕- ウンデカンの二塩化物を得、その際上記
の二塩化物は、加水分解によって環状のリン酸エステル
2,4,8,10- テトラオキサ -3,9- ジオキソ -
3,9- ジヒドロキシ- ホスフアスピロ- ウンデカンへ
と変換されうる。
防炎系の成分であるリン酸ポリエステルは、まずペンタ
エリトリットを過剰のオキシ塩化リンと反応せしめて環
状のリン酸エステル2,4,8,10- テトラオキサ -
3,9- ジオキソ -3,9-ジクロロ- ホスフアスピロ-
〔5.5〕- ウンデカンの二塩化物を得、その際上記
の二塩化物は、加水分解によって環状のリン酸エステル
2,4,8,10- テトラオキサ -3,9- ジオキソ -
3,9- ジヒドロキシ- ホスフアスピロ- ウンデカンへ
と変換されうる。
【0012】これらの変換は、下記の反応に基づいてい
る:
る:
【0013】
【化5】
【0014】〔レッツ(R. Raetz)およびスイーテイン
グ(O.J. Sweeting) による論文、ジヤーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー(Journal of Organic Chemis
try)第28巻(1963年)第1608- 1612頁参
照〕このようにして得られた環状リン酸エステル(I
I)を120ないし250℃の温度において一般式(I
II)
グ(O.J. Sweeting) による論文、ジヤーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー(Journal of Organic Chemis
try)第28巻(1963年)第1608- 1612頁参
照〕このようにして得られた環状リン酸エステル(I
I)を120ないし250℃の温度において一般式(I
II)
【0015】
【化6】
【0016】で表されるトリス- ヒドロキシアルキルシ
アヌレートまたは一般式(IV)
アヌレートまたは一般式(IV)
【0017】
【化7】
【0018】で表されるトリス- ヒドロキシアルキルイ
ソシアヌレートと触媒、例えばテトラ-n- ブチルチタ
ネートの存在下に2ないし12時間反応せしめ、その際
水の分離下に一般式(V)
ソシアヌレートと触媒、例えばテトラ-n- ブチルチタ
ネートの存在下に2ないし12時間反応せしめ、その際
水の分離下に一般式(V)
【0019】
【化8】
【0020】または一般式(VI)
【0021】
【化9】
【0022】(上記両式中、RはCH2 、C2 H4 また
はC3 H6 を表し、mは1ないし10であり、そしてn
は1ないし6である)で表される反応生成物が生成され
る。
はC3 H6 を表し、mは1ないし10であり、そしてn
は1ないし6である)で表される反応生成物が生成され
る。
【0023】上記のリン酸ポリエステルは、上記のシア
ヌレートを環状リン酸エステルと5:(5ないし2)の
モル比において反応せしめることによって製造すること
ができ、その際、環状リン酸エステルの割合を減少せし
めた場合に得られるリン酸ポリエステルの水溶性が低下
する。
ヌレートを環状リン酸エステルと5:(5ないし2)の
モル比において反応せしめることによって製造すること
ができ、その際、環状リン酸エステルの割合を減少せし
めた場合に得られるリン酸ポリエステルの水溶性が低下
する。
【0024】本発明による難燃性の重合体組成物の発泡
性防炎系の成分であるポリリン酸アンモニウムは、自由
流動性の、粉末状の、式(NH4 PO3)n (ここにnは
200ないし1000である)で表される、水に難溶性
のポリリン酸アンモニウムであり、そして99%以上が
<45μmの粒径を有する。その際、ポリリン酸アンモ
ニウムは、個々のポリリン酸アンモニウム粒子を被覆し
ている水不溶性の、場合によっては硬化された合成樹脂
25質量%まで含有しうる。
性防炎系の成分であるポリリン酸アンモニウムは、自由
流動性の、粉末状の、式(NH4 PO3)n (ここにnは
200ないし1000である)で表される、水に難溶性
のポリリン酸アンモニウムであり、そして99%以上が
<45μmの粒径を有する。その際、ポリリン酸アンモ
ニウムは、個々のポリリン酸アンモニウム粒子を被覆し
ている水不溶性の、場合によっては硬化された合成樹脂
25質量%まで含有しうる。
【0025】
【実施例】以下の例における百分率の記載は、重量百分
率である。 例1 ヒーター付きの実験室用ニーダー(作業容量:5l)内
に、 トリス-(2- ヒドロキシエチル)-イソシアヌレート(THEIC) 1096g(4.2mol) 環状リン酸エステル(2,4,8,10- テトラオキサ -3,9- ジオキソ -3 ,9- ジヒドロキシ- ホスフアスピロ〔5.5〕- ウンデカン) 1092g(4.2mol) テトラ -n- ブチルチタネート 21g を充填し、そして弱い窒素気流下に下記の時間/温度プ
ログラムに従って反応せしめた: この反応生成物を冷却した後に磁製ボールミルで粉砕し
そして次いで分析した: 含有量 リン 10.0% 炭素 33.5% 窒素 9.0% 25℃における水への溶解度: 3.0% 60℃における水への溶解度: 3.4% 例2 例1と類似方法で作業を実施したがその際下記のものが
使用された: THEIC 1044g(4mol) 環状リン酸エステル 780g(3mol) テトラ -n- ブチルチタネート 18g 供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って反応せ
しめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 11.9% 炭素 32.9% 窒素 8.2% 25℃における水への溶解度: 1.7% 60℃における水への溶解度: 1.9% 例3 例1と類似する方法で作業を実施したが、その際下記の
ものが使用された: THEIC 1305g(5mol) 環状リン酸エステル 650g(2.5mol) テトラ -n- ブチルチタネート 20g 上記の供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って
反応せしめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 8.3% 炭素 36.9% 窒素 11.2% 25℃における水への溶解度: 0.4% 60℃における水への溶解度: 0.5% 例4 例1と類似する方法で作業を実施したが、その際下記の
ものが使用された: THEIC 1305g(5mol) 環状リン酸エステル 520g(2mol) テトラ -n- ブチルチタネート 18g 上記の供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って
反応せしめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 7.1% 炭素 37.8% 窒素 12.0% 25℃における水への溶解度: 0.2% 60℃における水への溶解度: 0.4% 例1ないし4に従って製造されたリン酸ポリエステル
を、重合体組成物の難燃性の仕上げ剤のためのポリリン
酸アンモニウム相乗剤として試験した。
率である。 例1 ヒーター付きの実験室用ニーダー(作業容量:5l)内
に、 トリス-(2- ヒドロキシエチル)-イソシアヌレート(THEIC) 1096g(4.2mol) 環状リン酸エステル(2,4,8,10- テトラオキサ -3,9- ジオキソ -3 ,9- ジヒドロキシ- ホスフアスピロ〔5.5〕- ウンデカン) 1092g(4.2mol) テトラ -n- ブチルチタネート 21g を充填し、そして弱い窒素気流下に下記の時間/温度プ
ログラムに従って反応せしめた: この反応生成物を冷却した後に磁製ボールミルで粉砕し
そして次いで分析した: 含有量 リン 10.0% 炭素 33.5% 窒素 9.0% 25℃における水への溶解度: 3.0% 60℃における水への溶解度: 3.4% 例2 例1と類似方法で作業を実施したがその際下記のものが
使用された: THEIC 1044g(4mol) 環状リン酸エステル 780g(3mol) テトラ -n- ブチルチタネート 18g 供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って反応せ
しめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 11.9% 炭素 32.9% 窒素 8.2% 25℃における水への溶解度: 1.7% 60℃における水への溶解度: 1.9% 例3 例1と類似する方法で作業を実施したが、その際下記の
ものが使用された: THEIC 1305g(5mol) 環状リン酸エステル 650g(2.5mol) テトラ -n- ブチルチタネート 20g 上記の供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って
反応せしめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 8.3% 炭素 36.9% 窒素 11.2% 25℃における水への溶解度: 0.4% 60℃における水への溶解度: 0.5% 例4 例1と類似する方法で作業を実施したが、その際下記の
ものが使用された: THEIC 1305g(5mol) 環状リン酸エステル 520g(2mol) テトラ -n- ブチルチタネート 18g 上記の供給原料を下記の時間/温度プログラムに従って
反応せしめた: この反応生成物を例1と類似する方法で処理しそして分
析した: 含有量 リン 7.1% 炭素 37.8% 窒素 12.0% 25℃における水への溶解度: 0.2% 60℃における水への溶解度: 0.4% 例1ないし4に従って製造されたリン酸ポリエステル
を、重合体組成物の難燃性の仕上げ剤のためのポリリン
酸アンモニウム相乗剤として試験した。
【0026】以下の例5ないし13においては、燃焼試
験としてASTM- D2863による酸素指数試験およ
びアンダーライター実験室によるUL94- 垂直試験
“プラスチック材料の易燃性試験(Underwriters Labor
atories Test forFlammability of Plastic Material-
UL94)”が実施された。
験としてASTM- D2863による酸素指数試験およ
びアンダーライター実験室によるUL94- 垂直試験
“プラスチック材料の易燃性試験(Underwriters Labor
atories Test forFlammability of Plastic Material-
UL94)”が実施された。
【0027】燃焼試験の結果ならびに使用された相乗剤
の水溶解度が下記の表に要約されている。 例5(比較例) シユパンゲンベルク(SPANGENBERG)- 強力
ミキサー(容量20リットル)において、下記のもの、
すなわち:(R) ホスタレン(Hostalen)PPU0180P〔ヘキスト社(Hoechst Aktiengesellschaft, Frankfurt)製〕- (約55g/10minのメルト インデックスMFI 230/5を有するポリプロピレン粉末である) 5000g(R) ホスタフラム(Hostaflam) AP422(ヘキスト社製)- 式(NH4 PO3) (ここにnは700以下である)で表される微粒状の、水難溶性のポリリ ン酸アンモニウム;ポリリン酸アンモニウムの粒度:>99%が<45μ mである) 1350g トリス-(2- ヒドロキシエチル)-イソシアヌレート(THEIC) 450g(R) クロノス(Kronos)2220〔クロノスチタン社(Kronos Titan GmbH, Leverkusen) 製〕 - これはルチル型の二酸化チタン顔料である- 70g(R) HDK N20〔ワッカー- ヘミー社(Wacker-Chemie GmbH, Muenchen)製〕 - これは高温処理ケイ酸である- 70g ステアリン酸カルシウム 10g(R) ホスタノックス(Hostanox)03(ヘキスト社製) - これは多核フエノールを基礎にした酸化防止剤である- 10g(R) ホスタノックス(Hostanox)SE10(ヘキスト社製) - これはジアルキルサルフアイドを基礎にした酸化防止剤である- 10g (R) ホスタノックス(Hostanox)PAR24(ヘキスト社製) - これは芳香族ホスフアイト〔トリス-(2,4- ジ第三ブチルフエノール )-ホスフアイト〕- である- 10g を混合し、ウエーバー(WEBER)小型押出機(スク
リュー直径20mm)内で180ないし200℃におい
て押出しそしてドレーエル(DREHER)-実験室用造
粒機を用いて粒状化した。
の水溶解度が下記の表に要約されている。 例5(比較例) シユパンゲンベルク(SPANGENBERG)- 強力
ミキサー(容量20リットル)において、下記のもの、
すなわち:(R) ホスタレン(Hostalen)PPU0180P〔ヘキスト社(Hoechst Aktiengesellschaft, Frankfurt)製〕- (約55g/10minのメルト インデックスMFI 230/5を有するポリプロピレン粉末である) 5000g(R) ホスタフラム(Hostaflam) AP422(ヘキスト社製)- 式(NH4 PO3) (ここにnは700以下である)で表される微粒状の、水難溶性のポリリ ン酸アンモニウム;ポリリン酸アンモニウムの粒度:>99%が<45μ mである) 1350g トリス-(2- ヒドロキシエチル)-イソシアヌレート(THEIC) 450g(R) クロノス(Kronos)2220〔クロノスチタン社(Kronos Titan GmbH, Leverkusen) 製〕 - これはルチル型の二酸化チタン顔料である- 70g(R) HDK N20〔ワッカー- ヘミー社(Wacker-Chemie GmbH, Muenchen)製〕 - これは高温処理ケイ酸である- 70g ステアリン酸カルシウム 10g(R) ホスタノックス(Hostanox)03(ヘキスト社製) - これは多核フエノールを基礎にした酸化防止剤である- 10g(R) ホスタノックス(Hostanox)SE10(ヘキスト社製) - これはジアルキルサルフアイドを基礎にした酸化防止剤である- 10g (R) ホスタノックス(Hostanox)PAR24(ヘキスト社製) - これは芳香族ホスフアイト〔トリス-(2,4- ジ第三ブチルフエノール )-ホスフアイト〕- である- 10g を混合し、ウエーバー(WEBER)小型押出機(スク
リュー直径20mm)内で180ないし200℃におい
て押出しそしてドレーエル(DREHER)-実験室用造
粒機を用いて粒状化した。
【0028】乾燥された粒状物から、水蒸気で加熱され
たベッカー- ヴァン- ヒュレン(BECKER- VAN
- HUELLEN)プレスにおいて、195℃の温度お
よび2〜3bar(5ないし10min)または300
bar(2min)の圧力下で厚さ1.6mmの試験用
プレートを製造し、このプレートから長さ127mmお
よび巾12.7mmの試験体を打抜いた。 例6(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行った。ただしその際、(R) ホスタフラム(Hostaflam) AP422 1470g および相乗剤としてTHEICの代りに例1によるリン酸ポリエステル 735g を使用した。 例7(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1100g および 例1によるリン酸ポリエステル 1100g を使用した。 例8(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 735g および 例1によるリン酸ポリエステル 1470g を使用した。 例9(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1010g および相乗剤として 例2によるリン酸ポリエステル 1010g を使用した。 例10(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1350g および相乗剤として 例3によるリン酸ポリエステル 675g を使用した。 例11(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1010g および相乗剤として 例3によるリン酸ポリエステル 1010g を使用した。 例12(本発明による) 例6に類似する方法で作業を行ったが、その際、相乗剤
として 例4によにるリン酸ポリエステル 735g を使用した。 例13(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1100g および相乗剤として 例4によるリン酸ポリエステル 1100g を使用した。 表 例 防炎剤 APP1)/ 下記温度における 酸素 UL 濃度 相乗剤比 相乗剤の水への 指数 94- 溶解度 等級 25℃ 60℃ 5(比較例) 26% 3:1 100% 100% 0.35 V-0 6(本発明による) 30% 2:1 3.0% 3.4% 0.36 V-0 7 〃 30% 1:1 3.0% 3.4% 0.37 V-0 8 〃 30% 1:2 3.0% 3.4% 0.36 V-0 9 〃 28% 1:1 1.7% 1.9% 0.33 V-0 10 〃 28% 2:1 0.4% 0.5% 0.35 V-0 11 〃 28% 1:1 0.4% 0.5% 0.35 V-0 12 〃 30% 2:1 0.2% 0.4% 0.34 V-0 13 〃 30% 1:1 0.2% 0.4% 0.36 V-0 1) APP=ポリリン酸アンモニウム
たベッカー- ヴァン- ヒュレン(BECKER- VAN
- HUELLEN)プレスにおいて、195℃の温度お
よび2〜3bar(5ないし10min)または300
bar(2min)の圧力下で厚さ1.6mmの試験用
プレートを製造し、このプレートから長さ127mmお
よび巾12.7mmの試験体を打抜いた。 例6(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行った。ただしその際、(R) ホスタフラム(Hostaflam) AP422 1470g および相乗剤としてTHEICの代りに例1によるリン酸ポリエステル 735g を使用した。 例7(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1100g および 例1によるリン酸ポリエステル 1100g を使用した。 例8(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 735g および 例1によるリン酸ポリエステル 1470g を使用した。 例9(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1010g および相乗剤として 例2によるリン酸ポリエステル 1010g を使用した。 例10(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1350g および相乗剤として 例3によるリン酸ポリエステル 675g を使用した。 例11(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1010g および相乗剤として 例3によるリン酸ポリエステル 1010g を使用した。 例12(本発明による) 例6に類似する方法で作業を行ったが、その際、相乗剤
として 例4によにるリン酸ポリエステル 735g を使用した。 例13(本発明による) 例5に類似する方法で作業を行ったが、その際、(R) ホスタフラムAP422 1100g および相乗剤として 例4によるリン酸ポリエステル 1100g を使用した。 表 例 防炎剤 APP1)/ 下記温度における 酸素 UL 濃度 相乗剤比 相乗剤の水への 指数 94- 溶解度 等級 25℃ 60℃ 5(比較例) 26% 3:1 100% 100% 0.35 V-0 6(本発明による) 30% 2:1 3.0% 3.4% 0.36 V-0 7 〃 30% 1:1 3.0% 3.4% 0.37 V-0 8 〃 30% 1:2 3.0% 3.4% 0.36 V-0 9 〃 28% 1:1 1.7% 1.9% 0.33 V-0 10 〃 28% 2:1 0.4% 0.5% 0.35 V-0 11 〃 28% 1:1 0.4% 0.5% 0.35 V-0 12 〃 30% 2:1 0.2% 0.4% 0.34 V-0 13 〃 30% 1:1 0.2% 0.4% 0.36 V-0 1) APP=ポリリン酸アンモニウム
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリリン酸アンモニウムおよびリン有機
窒素成分よりなる発泡性防炎系を含有するハロゲンを含
有しない難燃性重合体組成物において、上記リン有機窒
素成分が一般式(V) 【化1】 または一般式(VI) 【化2】 (上記両式中、RはCH2 、C2 H4 またはC3 H6 で
あり、mは1ないし10でありそしてnは1ないし6で
ある)で表されるリン酸ポリエステルであることを特徴
とする上記ハロゲンを含有しない難燃性重合体組成物。
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