JPH0628733Y2 - テープ電線製造装置 - Google Patents
テープ電線製造装置Info
- Publication number
- JPH0628733Y2 JPH0628733Y2 JP1988037940U JP3794088U JPH0628733Y2 JP H0628733 Y2 JPH0628733 Y2 JP H0628733Y2 JP 1988037940 U JP1988037940 U JP 1988037940U JP 3794088 U JP3794088 U JP 3794088U JP H0628733 Y2 JPH0628733 Y2 JP H0628733Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- conductors
- guide
- rolls
- guide rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、複数の導体を平行に整列させて一対のテープ
状絶縁体により挟んで絶縁被覆するテープ電線製造装置
に関する。
状絶縁体により挟んで絶縁被覆するテープ電線製造装置
に関する。
(考案の技術的背景とその課題) テープ電線は、各種電子機器の内部配線や機器間の接続
に広く使用されている。
に広く使用されている。
この電線は、複数の導体を平行に整列させて走行させ、
その両側面に一対のテープ状絶縁体をガイドして加熱プ
レスして製造される。又、あるいは、押出し機により押
し出された一対のテープ状絶縁体間に、複数の導体を平
行に整列させて導きこれらを一体化して製造される。
その両側面に一対のテープ状絶縁体をガイドして加熱プ
レスして製造される。又、あるいは、押出し機により押
し出された一対のテープ状絶縁体間に、複数の導体を平
行に整列させて導きこれらを一体化して製造される。
このような構成の電線は、その複数の導体の配列ピッチ
に高い精度が要求される。このため、従来、第3図のよ
うな構成の製造装置が採用されていた。
に高い精度が要求される。このため、従来、第3図のよ
うな構成の製造装置が採用されていた。
第3図において、複数平行に整列された導体1は、2本
のガイドロール2及び5によって案内されている。これ
らの導体を挟みつけるように、一対のラミネートロール
4a,4bが配置されており、このラミネートロール4
a,4b間に、一対のテープ状絶縁体3a,3bが導体
1を挟みつけるように案内されている。ガイドロール5
は、通常、導体の配列ピッチに合せて外周に溝を切った
構成とされており、ゴム等が被覆されたラミネートロー
ル4a,4bの間に、正確なピッチで導体1を案内して
いる。ラミネートロール4a,4bは、ヒータ等によっ
て加熱されており、テープ状絶縁体3a,3bと導体1
とを一体化する。
のガイドロール2及び5によって案内されている。これ
らの導体を挟みつけるように、一対のラミネートロール
4a,4bが配置されており、このラミネートロール4
a,4b間に、一対のテープ状絶縁体3a,3bが導体
1を挟みつけるように案内されている。ガイドロール5
は、通常、導体の配列ピッチに合せて外周に溝を切った
構成とされており、ゴム等が被覆されたラミネートロー
ル4a,4bの間に、正確なピッチで導体1を案内して
いる。ラミネートロール4a,4bは、ヒータ等によっ
て加熱されており、テープ状絶縁体3a,3bと導体1
とを一体化する。
このような装置において、通常、このガイドロール5
は、ラミネートロール4a,4bに近ければ近い程、正
確に導体1を案内することができる。
は、ラミネートロール4a,4bに近ければ近い程、正
確に導体1を案内することができる。
ところが、例えば第4図に示すように、ガイドロール5
をラミネートロール4a,4bに近づけすぎると、ガイ
ドロール5の回転方向7と一方のラミネートロール4a
の回転方向8とが同方向であるため、その対向する部分
9ではラミネートロール4aにガイドされるテープ状絶
縁体3aに対し、ガイドロール5の周面が逆方向に進む
よう回転し、一時的にでもこのテープ状絶縁体3aがガ
イドロール5の周面に接した場合、テープ状絶縁体3a
が破れてしまうという問題があった。
をラミネートロール4a,4bに近づけすぎると、ガイ
ドロール5の回転方向7と一方のラミネートロール4a
の回転方向8とが同方向であるため、その対向する部分
9ではラミネートロール4aにガイドされるテープ状絶
縁体3aに対し、ガイドロール5の周面が逆方向に進む
よう回転し、一時的にでもこのテープ状絶縁体3aがガ
イドロール5の周面に接した場合、テープ状絶縁体3a
が破れてしまうという問題があった。
このような現象は、特にテープ状絶縁体3aに穴開け加
工やエンボス加工を施し、予め凹凸が形成されて見掛け
上の厚みが厚いようなものの場合に顕著であった。
工やエンボス加工を施し、予め凹凸が形成されて見掛け
上の厚みが厚いようなものの場合に顕著であった。
これらの点から、従来、ガイドロールをラミネートロー
ルにある程度以上接近させて配置させることができず、
導体の配列精度の向上に限界があった。
ルにある程度以上接近させて配置させることができず、
導体の配列精度の向上に限界があった。
(考案の目的) 本考案は以上の点に着目してなされたもので、ガイドロ
ールをよりラミネートロールに接近させて配置させるこ
とができるテープ電線製造装置を提供することを目的と
するものである。
ールをよりラミネートロールに接近させて配置させるこ
とができるテープ電線製造装置を提供することを目的と
するものである。
(考案の概要) 本考案のテープ電線製造装置は、複数の導体を平行に整
列させて案内するガイドロールと、一対のテープ状絶縁
体を前記複数の導体の両側面にガイドして、前記導体を
前記テープ状絶縁体により挟んで絶縁被覆する一対のラ
ミネートロールとを有し、前記ガイドロールは、前記ラ
ミネートロール前方に少なくとも一対配置され、かつ、
これらのガイドロールは、前記複数の導体を分担して前
記ラミネートロールまでガイドするよう構成されたこと
を特徴とするものである。
列させて案内するガイドロールと、一対のテープ状絶縁
体を前記複数の導体の両側面にガイドして、前記導体を
前記テープ状絶縁体により挟んで絶縁被覆する一対のラ
ミネートロールとを有し、前記ガイドロールは、前記ラ
ミネートロール前方に少なくとも一対配置され、かつ、
これらのガイドロールは、前記複数の導体を分担して前
記ラミネートロールまでガイドするよう構成されたこと
を特徴とするものである。
(考案の実施例) 以下、本考案を図の実施例を用いてより詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本考案のテープ電線製造装置の実施例を示す
要部斜視図である。
要部斜視図である。
図において、この装置は、複数の導体1が平行に整列さ
れ、ガイドロール2及び6a,6bにより案内され矢印
10方向に走行している。これらの導体1は、銅線やア
ルミニウム線の単線あるいは撚り線から成る。
れ、ガイドロール2及び6a,6bにより案内され矢印
10方向に走行している。これらの導体1は、銅線やア
ルミニウム線の単線あるいは撚り線から成る。
一方、一対のテープ状絶縁体3a,3bは、これらの導
体1を挟むように、その両側面にガイドロール4a,4
bによってガイドされている。このテープ状絶縁体3
a,3bは、ポリエチレン,ポリエステル,塩化ビニル
樹脂等のフィルムから構成される。又、ラミネートロー
ル4a,4bは、その外周面にゴム等の弾性体を被覆
し、内部に熱源を持つロールである。このラミネートロ
ール4a,4b間に、テープ状絶縁体3a,3b及び導
体1を案内すると、これらは加熱加圧され一体化しテー
プ電線となる。
体1を挟むように、その両側面にガイドロール4a,4
bによってガイドされている。このテープ状絶縁体3
a,3bは、ポリエチレン,ポリエステル,塩化ビニル
樹脂等のフィルムから構成される。又、ラミネートロー
ル4a,4bは、その外周面にゴム等の弾性体を被覆
し、内部に熱源を持つロールである。このラミネートロ
ール4a,4b間に、テープ状絶縁体3a,3b及び導
体1を案内すると、これらは加熱加圧され一体化しテー
プ電線となる。
ここで、本考案の装置には、そのラミネートロール4
a,4bの直前において、一対のガイドロール6a,6
bが配置されている。そして、これらのガイドロール
は、複数の導体1を分担してガイドするよう構成されて
いる。
a,4bの直前において、一対のガイドロール6a,6
bが配置されている。そして、これらのガイドロール
は、複数の導体1を分担してガイドするよう構成されて
いる。
図の実施例では、平行に整列された導体1を交互に1本
おきにいずれかのガイドロール6a,6bに掛け渡すよ
うにしている。この分担の仕方は1本おきでなく、2本
おきあるいは3本おきというようにしても良い。
おきにいずれかのガイドロール6a,6bに掛け渡すよ
うにしている。この分担の仕方は1本おきでなく、2本
おきあるいは3本おきというようにしても良い。
第2図に、第1図に示した装置の側面図を示す。
この図に示すように、本考案の装置においては、ラミネ
ートロール4aに近接してガイドロール6aを配置し、
ラミネートロール4bに近接してガイドロール6bを配
置するようにしている。そして、これらの回転方向に着
目すると、ラミネートロール6aの回転方向7とラミネ
ートロール4aの回転方向8とは、その外周部分の動き
に着目すればテープ状絶縁体3aをガイドする方向と一
致し、ガイドロール6aがテープ状絶縁体3aに万一接
触したような場合でも、テープ状絶縁体3aを傷付ける
ことがない。ガイドロール6bの作用についても、ガイ
ドロール6aと全く同様である。
ートロール4aに近接してガイドロール6aを配置し、
ラミネートロール4bに近接してガイドロール6bを配
置するようにしている。そして、これらの回転方向に着
目すると、ラミネートロール6aの回転方向7とラミネ
ートロール4aの回転方向8とは、その外周部分の動き
に着目すればテープ状絶縁体3aをガイドする方向と一
致し、ガイドロール6aがテープ状絶縁体3aに万一接
触したような場合でも、テープ状絶縁体3aを傷付ける
ことがない。ガイドロール6bの作用についても、ガイ
ドロール6aと全く同様である。
更に、本考案のテープ電線製造装置においては、このよ
うにガイドロール6a,6bに複数の導体を文担して案
内させるようにしたので、ガイドロール6aあるいは6
bの案内溝等の加工精度をやや低くすることもできる。
うにガイドロール6a,6bに複数の導体を文担して案
内させるようにしたので、ガイドロール6aあるいは6
bの案内溝等の加工精度をやや低くすることもできる。
この他に、第3図や第4図に示した従来例と比較する
と、ラミネートロール4a,4bの近傍において、その
作業上の物理的条件が左右対象になり、ラミネート状態
のバランスをとることができる。これは第1図に示した
ように、1本おきに交互に2つのガイドロールに導体を
ふるい分けたような場合に特に顕著になる。
と、ラミネートロール4a,4bの近傍において、その
作業上の物理的条件が左右対象になり、ラミネート状態
のバランスをとることができる。これは第1図に示した
ように、1本おきに交互に2つのガイドロールに導体を
ふるい分けたような場合に特に顕著になる。
本考案は以上の実施例に限定されない。
第2図に示したガイドロール6a,6bの両側方に、更
に別のガイドロールを追加して3本以上のガイドロール
を用いて導体を案内するようにしても差し支えない。
又、テープ状絶縁体3a,3bは、押出し機から押し出
されたものとし、ラミネートロール4a,4bは、単に
これらを加圧して一体化するような構成のものであって
も良い。
に別のガイドロールを追加して3本以上のガイドロール
を用いて導体を案内するようにしても差し支えない。
又、テープ状絶縁体3a,3bは、押出し機から押し出
されたものとし、ラミネートロール4a,4bは、単に
これらを加圧して一体化するような構成のものであって
も良い。
(考案の効果) 以上説明した本考案のテープ電線製造装置によれば、ラ
ミネートロール上方近傍に少なくとも一対のガイドロー
ルを配置して、複数の導体を分担してラミネートロール
までガイドするようにしたので、ガイドロールの周面に
テープ状絶縁体が接触して破れるといった事故を防止す
ることができる。又、ガイドロールを左右対象に配置
し、これらにバランスよく導体を分担することによっ
て、ラミネート状態のバランスをとりテープ電線の品質
向上を図ることができる。
ミネートロール上方近傍に少なくとも一対のガイドロー
ルを配置して、複数の導体を分担してラミネートロール
までガイドするようにしたので、ガイドロールの周面に
テープ状絶縁体が接触して破れるといった事故を防止す
ることができる。又、ガイドロールを左右対象に配置
し、これらにバランスよく導体を分担することによっ
て、ラミネート状態のバランスをとりテープ電線の品質
向上を図ることができる。
第1図は本考案のテープ電線製造装置の実施例を示す要
部斜視図、第2図はその側面図、第3図は従来のテープ
電線製造装置の要部側面図、第4図はその動作を説明す
る要部側面図である。 1……導体、 2,6a,6b……ガイドロール、 3a,3b……テープ状絶縁体、 4a,4b……ラミネートロール、 10……導体の走行方向。
部斜視図、第2図はその側面図、第3図は従来のテープ
電線製造装置の要部側面図、第4図はその動作を説明す
る要部側面図である。 1……導体、 2,6a,6b……ガイドロール、 3a,3b……テープ状絶縁体、 4a,4b……ラミネートロール、 10……導体の走行方向。
Claims (1)
- 【請求項1】それ自身の上方より長手方向に並列配置さ
れた複数本の導体をそれ自身の外周面に沿わせて各々所
定本数ずつ分割して下方に配した一対のガイドロール間
に導く機能を有する軸線方向を平行に保ち所定間隔をあ
けて配置された一対のガイドロールと、各ガイドロール
の下方に配されそれ自身の外側より各々導かれるテープ
状絶縁体により前記導体を挟んで絶縁被覆する機能を有
する軸線方向を平行に保った一対の加熱装置を備えたラ
ミネートロールとを備え、上下に配されたガイドロール
とラミネートロールとの回転方向が逆となる構成とした
ことを特徴とするテープ電線製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988037940U JPH0628733Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | テープ電線製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988037940U JPH0628733Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | テープ電線製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142117U JPH01142117U (ja) | 1989-09-28 |
JPH0628733Y2 true JPH0628733Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31264511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988037940U Expired - Lifetime JPH0628733Y2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | テープ電線製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628733Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5030065A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-26 |
-
1988
- 1988-03-23 JP JP1988037940U patent/JPH0628733Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01142117U (ja) | 1989-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3757029A (en) | Shielded flat cable | |
US4149026A (en) | Multi-pair cable having low crosstalk | |
US4185162A (en) | Multi-conductor EMF controlled flat transmission cable | |
JPS63210905A (ja) | 光波導体を備えたベルト様導体 | |
US3818119A (en) | Miniature power bus for printed circuit boards | |
JPH0628733Y2 (ja) | テープ電線製造装置 | |
JPH05217429A (ja) | テープ電線およびその製造方法 | |
US4359597A (en) | Twisted pair multi-conductor ribbon cable with intermittent straight sections | |
JPS61292814A (ja) | テ−プ状電線製造装置 | |
JPH0355009B2 (ja) | ||
JPH01217802A (ja) | 平型多心電線およびその製造方法 | |
JPH0615367Y2 (ja) | フラツトケ−ブル | |
JPH0696631A (ja) | テープ電線の製造装置 | |
JPS5841517U (ja) | フラツトケ−ブルの製造装置 | |
JP4007081B2 (ja) | フラットケーブルの製造方法およびそれにより得られたフラットケーブル | |
JPH0356967Y2 (ja) | ||
JPS61218007A (ja) | フレキシブルツイストフラツトケ−ブルおよびその製造装置 | |
JPS5841518U (ja) | フラツトケ−ブルの製造装置 | |
JPH09259663A (ja) | フラット電線の製造方法 | |
JPH0592916U (ja) | フラットケーブル | |
JPH0715050Y2 (ja) | フラツトケ−ブル | |
JP2002109978A (ja) | フラットケーブルの製造方法およびフラットケーブル | |
JPS5911375Y2 (ja) | 同軸ケ−ブル | |
JPS6188407A (ja) | 異方性導電シ−トの製造方法 | |
JPS611214U (ja) | フラツトケ−ブル製造用ラミネ−タ |