JPH06287169A - N−置換−n−アリールシアナミド誘導体およびn−置換−n−アリールチオウレア誘導体の製造法 - Google Patents

N−置換−n−アリールシアナミド誘導体およびn−置換−n−アリールチオウレア誘導体の製造法

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JPH06287169A
JPH06287169A JP6004051A JP405194A JPH06287169A JP H06287169 A JPH06287169 A JP H06287169A JP 6004051 A JP6004051 A JP 6004051A JP 405194 A JP405194 A JP 405194A JP H06287169 A JPH06287169 A JP H06287169A
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勝久 増本
Yoshimi Yamada
好美 山田
Akihiko Nakamura
明彦 中村
Toshio Nagatomi
利雄 永富
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】N−アリールシアナミド誘導体とアリルハライ
ド誘導体とを、ヨウ化物塩およびアルカリ金属の炭酸塩
の存在下、非プロトン性極性溶媒中にて反応させること
を特徴とする、一般式 で示されるN−置換−N−アリールチオウレア誘導体の
製造法。N−置換−N−アリールシアナミド誘導体をス
ルフィドイオンまたはハイドロジェンスルフィドイオン
を生成する化学種と反応させることを特徴とする、一般
で示されるN−置換−N−アリールチオウレア誘導体の
製造法。〔式中、R1 はアリール基を表す。R2 は水素
原子、アルキル基、アリール基を表し、R3 、R4 およ
びR5 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリー
ル基を表し、Xは塩素原子または臭素原子を表す。〕 【効果】これらの誘導体を収率、純度共によく、しかも
簡便に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬の製造中間
体として、特に除草剤(ヨーロッパ特許出願EP−A−
446802号公開明細書、米国特許第5244863 号明細書、ヨ
ーロッパ特許出願EP−A−529482号公開明細書などに
記載)の中間体(特願平4-325259号出願明細書に記載)
である2−イミノチアゾリン誘導体の製造中間体とし
て、有用なN−置換−N−アリールシアナミド誘導体お
よびN−置換−N−アリールチオウレア誘導体の製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、N−置換−N−アリールシアナミド誘導体を製造す
る方法として、例えば、下記反応式 化5
【化5】 (式中、Et3 Nはトリエチルアミンを表わし、DMF
はN,N−ジメチルホルムアミドを表す。)で示される
方法がJ. Org. Chem.,29巻,153〜157頁(196
4)に記載されているが、その収率は上記のように必ず
しも充分ではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、下記一般
式 化8で示されるN−置換−N−アリールシアナミド
誘導体および下記一般式 化9で示されるN−置換−N
−アリールチオウレア誘導体の工業的に有利な製造法に
ついて種々検討した結果、下記一般式 化6で示される
N−アリールシアナミド誘導体に、ヨウ化物塩およびア
ルカリ金属の炭酸塩の存在下にて、非プロトン性極性溶
媒中で下記一般式 化7で示されるアリルハライド誘導
体を反応させることにより、下記一般式 化8で示され
るN−置換−アリールシアナミド誘導体が収率、純度共
に良く得られること、さらに、これにスルフィドイオン
またはハイドロジェンスルフィドイオンを生成する化学
種( 例えば、硫化水素;アンモニウムスルフィド((N
4 2 Sn:NH3 とH 2 Sのモル比は種々の値をと
ることができ、例えばn=1,3);硫黄(S8 )およ
びアンモニア;硫黄および有機アミン)を反応させるこ
とにより、下記一般式 化9で示されるN−置換−N−
アリールチオウレア誘導体が収率、純度共に良く得られ
ることを見いだし、本発明を完成させた。即ち、本発明
は一般式 化6
【化6】 〔式中、R1 は置換されていてもよいアリール基を表
す。〕で示されるN−アリールシアナミド誘導体と、一
般式 化7
【化7】 〔式中、R2 は水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル基または置換されていてもよいアリール基を表し、R
3 、R4 およびR5 は同一または相異なり、水素原子、
ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基または
置換されていてもよいアリール基を表し、Xは塩素原子
または臭素原子を表す。〕で示されるアリルハライド誘
導体とを、ヨウ化物塩およびアルカリ金属の炭酸塩の存
在下に、非プロトン性極性溶媒中にて反応させることを
特徴とする、一般式化8
【化8】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同
じ意味を表す。〕で示されるN−置換−N−アリールシ
アナミド誘導体の製造法、さらに、これにスルフィドイ
オンまたはハイドロジェンスルフィドイオンを生成する
化学種を反応させることを特徴とする、一般式 化9
【化9】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同
じ意味を表す。〕で示されるN−置換−N−アリールチ
オウレア誘導体の製造法を提供するものである。本発明
において、R1 の具体的な例としては、複数置換されて
もよいアリール基(置換基としては、ハロゲン原子で複
数置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲ
ン原子で複数置換されてもよい炭素数1〜8のアルコキ
シ基、アリール基、ニトロ基、ハロゲン原子等が挙げら
れる)が挙げられる。R2 の具体的な例としては、水素
原子、複数置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基
(置換基としては、炭素数1〜8アルコキシ基、アリー
ル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基等が挙げられ
る)、複数置換されてもよいアリール基(置換基として
は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコ
キシ基、アリール基、ニトロ基、ハロゲン原子等が挙げ
られる)が挙げられる。R3 、R4 およびR5の具体的
な例としては、水素原子、ハロゲン原子、複数置換され
てもよい炭素数1〜8のアルキル基(置換基としては、
炭素数1〜8のアルコキシ基、アリール基、炭素数3〜
8のシクロアルキル基等が挙げられる)、複数置換され
てもよいアリール基(置換基としては、炭素数1〜8の
アルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、アリール
基、ニトロ基、ハロゲン原子等が挙げられる)が挙げら
れる。上記において、「アルキル」とは、たとえばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ヘキシル、
オクチルを表し、「アルコキシ」とは、たとえば、メト
キシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキ
シ、ブトキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキ
シ、tert−ブチルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチ
ルオキシを表し、「アリール」とは、たとえばフェニ
ル、α−ナフチル、β−ナフチルを表し、「シクロアル
キル」とは、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルを表
わし、「ハロゲン原子」としては、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子、フッ素原子が挙げられ、「複数置換さ
れてもよい」とは、例えば水素原子が1個から3個置換
基で置換されても良いことを示す。
【0004】本発明に用いる原料化合物である一般式
化6で示されるN−アリールシアナミド誘導体としては
例えば下記のものが挙げられる。 3−(トリフルオロメチル)フェニルシアナミド 3−(トリフルオロメトキシ)フェニルシアナミド 4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルシ
アナミド 3,5−ジクロロフェニルシアナミド 4−メトキシフェニルアナミド 2−クロロフェニルシアナミド 一般式 化7で示されるアリルハライド誘導体としては
例えば下記のものが挙げられる。 2,3−ジクロロ−1−プロペン 1,3−ジクロロ−1−プロペン 2,3−ジクロロ−3−メチル−1−プロペン 1,2−ジクロロ−2−ブテン 1,2−ジクロロ−3−メチル−2−ブテン 2,3−ジブロモ−1−プロペン 一般式 化8で示されるN−置換−N−アリールシアナ
ミド誘導体としては例えば下記のものが挙げられる。 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(3−クロロ−2−プロペニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニル)シアナミ
ド N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−ブテニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−ブロモ−2−プロペニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(3−クロロ−2−プロペニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニル)シアナミ
ド N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−ブテニル)シアナミド N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニル)シアナミド N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミ
ド N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(3−クロロ−2−プロペニル)シアナミ
ド N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニ
ル)シアナミド N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−2−ブテニル)シアナミド N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニ
ル)シアナミド N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−(2−クロロ
−2−プロペニル)シアナミド N−(4−メトキシフェニル)−N−(2−クロロ−2
−プロペニル)シアナミド N−(2−クロロフェニル)−N−(2−クロロ−2−
プロペニル)シアナミド 一般式 化9で示されるN−置換−N−アリールチオウ
レア誘導体としては例えば下記のものが挙げられる。 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(3−クロロ−2−プロペニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニル)チオウレ
ア N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−ブテニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−ブロモ−2−プロペニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(3−クロロ−2−プロペニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニル)チオウレ
ア N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−ブテニル)チオウレア N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−N−
(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニル)チオウレア N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレ
ア N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(3−クロロ−2−プロペニル)チオウレ
ア N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−1−メチル−2−プロペニ
ル)チオウレア N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−2−ブテニル)チオウレア N−(4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−3−メチル−2−ブテニ
ル)チオウレア N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−(2−クロロ
−2−プロペニル)チオウレア N−(4−メトキシフェニル)−N−(2−クロロ−2
−プロペニル)チオウレア N−(2−クロロフェニル)−N−(2−クロロ−2−
プロペニル)チオウレア
【0005】一般式 化6のN−アリールシアナミド誘
導体と一般式 化7のアリルハライド誘導体とを反応さ
せて一般式 化8のN−置換−N−アリールシアナミド
誘導体とする際に用いるアルカリ金属の炭酸塩の具体的
な例としては、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどが挙
げられる。アルカリ金属の炭酸塩は通常粉末状のものを
用いるが、一定重量当りの表面積の大きい微粉末状のも
の(例えば粒径が300メッシュ以下のもの)を用いる
と反応がさらに速くなる。用いられるヨウ化物塩として
は、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムなどのアルカリ
金属のヨウ化物塩、ヨウ化カルシウム、ヨウ化バリウム
などのアルカリ土類金属のヨウ化物塩などが挙げられる
が、通常、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムを用
いる。用いられる非プロトン性極性溶媒としては、比誘
電率が22以上であるものが好ましく、具体的には、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ホキシド(DMSO)、ヘキサメチルホスホリックトリ
アミド(HMPA)、スルホラン、N−メチルピロリド
ン(NMP)、N,N’−ジメチルプロピレンウレア
(DMPU)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン(DMI)、ニトロメタン、アセトニトリル、N,N
−ジメチルアセトアミド(DMA)など、あるいはそれ
らの混合物が挙げられるが、工業的な観点からDMF、
DMSO、NMPが特に好ましい。一般式 化7のアリ
ルハライド誘導体として、Xが臭素原子のものを用いた
方が反応性が高く反応時間も短くなるが、Xが塩素原子
のものを用いた方が入手性が高く価格も安い為により実
用的である。該反応は、通常 0.5〜24時間かけて、通
常0〜150℃の範囲内の温度で行われ、望ましくは2
0〜80℃の範囲の温度で行われる。用いられる試剤の
量比は、一般式 化6で示される化合物1モルに対し
て、アルカリ金属の炭酸塩が通常 0.5〜3モルの割合、
ヨウ化物塩が通常0.01〜1.0 モルの割合である。該反応
の後処理法としては、反応終了後の反応液を必要に応じ
て濃縮し、水を加え、必要ならば希塩酸等の酸を加えて
中和した後に、有機溶媒で抽出、濃縮等の通常の処理を
行い、必要であれば、クロマトグラフィー等の操作によ
りさらに精製することにより、一般式 化8で示される
N−置換−N−アリールシアナミド誘導体を得ることが
できる。
【0006】一般式 化8のN−置換−N−アリールシ
アナミド誘導体を一般式 化9のN−置換−N−アリー
ルチオウレア誘導体に導く反応における具体的な操作方
法としては、例えば以下に挙げる方法を用いることが出
来る。 (a)一般式 化8のN−置換−N−アリールシアナミ
ド誘導体の溶液に硫化水素ガスとアンモニアガスを同様
な速度で吹き込んで、反応させる方法。 (b)一般式 化8のN−置換−N−アリールシアナミ
ド誘導体とアンモニア水の溶液に、硫化水素ガスを吹き
込むか、または硫黄を加えて反応させる方法。 (c)一般式 化8のN−置換−N−アリールシアナミ
ド誘導体と有機アミン(トリエチルアミン、ピリジン、
アニリン、モルホリンなど)の溶液に、硫化水素ガスを
吹き込むか、または硫黄を加えて反応させる方法。 (d)一般式 化8のN−置換−N−アリールシアナミ
ド誘導体とアンモニウムスルフィドの溶液を反応させる
方法。 上記(a)〜(d)の反応は、通常、溶媒中で行われ、
反応に用いられる溶媒は特に限定されないが、たとえば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒、モノクロロベンゼン、クロロホルム、エチレンジク
ロライド等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系
溶媒、アセトン、メチルイソブチルケトン等のカルボニ
ル系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO)、水、あるいはそれらの混
合物が挙げられる。該反応は、通常 0.2〜24時間かけ
て、通常0〜150℃の範囲内の温度で行われる。用い
られる試剤の量比は、一般式 化8のN−置換−N−ア
リールシアナミド誘導体1モルに対して、硫化水素、硫
黄、またはアンモニウムスルフィドがS含量として通常
1.0〜5モル、望ましくは 1.2〜2 モルの割合である。
また、方法(a)〜(c)においては,硫化水素、硫
黄、またはアンモニウムスルフィド1モルに対して、ア
ンモニアまたは有機アミンは通常 0.1〜1.2 モルの割合
で用いる。尚、上記反応を行う際、単離した一般式 化
8のN−置換−N−アリールシアナミド誘導体を用いて
反応を行ってもよいし、一般式 化6のN−アリールシ
アナミド誘導体と一般式 化7のアリルハライド誘導体
を反応させて一般式 化10のN−置換−N−アリール
シアナミド誘導体を合成した反応終了後の反応液をその
まま用いて反応を行ってもよい。該反応の後処理法とし
ては、反応終了後の反応液を必要に応じて濃縮し、水を
加え、必要ならば希塩酸等の酸を加えて中和した後に、
有機溶媒で抽出、濃縮等の通常の処理を行い、必要であ
れば、クロマトグラフィー等の操作によりさらに精製す
ることにより、目的物の一般式 化9のN−置換−N−
アリールチオウレア誘導体を得ることができる。本発明
において原料化合物として用いられる一般式 化6のN
−アリールシアナミド誘導体は、常法により得ることが
できる。また、一般式 化7のアリルハライド誘導体は
市販されているものを用いるか、または、常法により得
たものを用いることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもの
ではない。尚、得られた生成物の純度は、NMRスペク
トルおよびガスクロマトグラフィーまたは/および液体
クロマトグラフィーの結果より決定した。ガスクロマト
グラフィーは、カラムはワイドボアのキャピラリーカラ
ムのDB−1(J&W サイエンティフィック株式会社
製)を使用し、検出は水素炎イオン化検出器を用いた。
液体クロマトグラフィーは、カラムは逆相系のODS
A−212(住化分析センター株式会社製)を用い、展
開溶媒はpH 7.2リン酸緩衝水溶液:メタノール:テトラ
ヒドロフラン=40:55:5を使用し、検出は紫外可
視吸収検出器を用い、検出波長は254nmを用いた。 実施例1 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド18.6gをDMF93.0gに溶解し、これに微粉末状の炭
酸カリウム20.7gとヨウ化カリウム 1.7gを室温攪拌下
に加えた。更に2,3−ジクロロ−1−プロペン13.3g
を室温攪拌下に滴下した後、50℃に昇温し同温度で1
時間攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで
抽出し、有機層を水洗した。溶媒を減圧下に留去し、オ
イル状のN−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)
−N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド25.8
g(みかけ収率99%)を得た。ガスクロマトグラフィ
ー及び液体クロマトグラフィーの面積百分率は、各々9
8%及び99%であった。1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.8 〜7.3 (4H,m)、5.6 (2H,s)、 4.4(2
H,s) mass(EI):m/e親ピーク 260 このようにして得たN−(3−(トリフルオロメチル)
フェニル−N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナ
ミド23.2gをエタノール380mlに溶解し、これにS含
量 0.6%の硫化アンモニウム溶液(無色) 460.8gを室
温攪拌下に滴下した後、50℃に昇温し同温度で8時間
攪拌した。室温に冷却後、エタノールを減圧下に留去し
た後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗した。溶媒を
減圧下に留去し、固体のN−(3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)
チオウレア25.2g(みかけ収率96%)を得た。ガスク
ロマトグラフィー及び液体クロマトグラフィーの面積百
分率は、各々99%及び100%であった。1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.8 〜7.6 (4H,m)、5.9 (2H,br)、 5.4
(1H,s)、 5.4(1H,s)、 5.1(2H,s) mass(FD):m/e親ピーク 294 実施例2 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド16.3gをDMF 108.6gに溶解し、これに粉末状炭酸
カリウム18.4gを室温攪拌下に加えた。更に2,3−ジ
クロロ−1−プロペン11.8gを室温攪拌下に滴下した
後、50℃に昇温し同温度で 1.5時間攪拌した。〔昇温
後1時間の反応液の液体クロマトグラフィーにおける、
N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ドとN−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N
−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミドの面積百
分率の比は、81:19であった。〕その後、50℃攪
拌下にヨウ化カリウム 1.7gを加え、更に同温度で 1.5
時間攪拌した。〔ヨウ化物塩添加後1時間の反応液の液
体クロマトグラフィーにおける、N−(3−(トリフル
オロメチル)フェニル)シアナミドとN−(3−(トリ
フルオロメチル)フェニル)−N−(2−クロロ−2−
プロペニル)シアナミドの面積百分率の比は、1:99
であった。〕室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽
出し、有機層を水洗した。溶媒を減圧下に留去し、オイ
ル状のN−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−
N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド23.3g
(みかけ収率100%)を得た。ガスクロマトグラフィ
ーの面積百分率は92%であった。このようにして得た
N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル−N−(2
−クロロ−2−プロペニル)シアナミド2.62gをメタノ
ール 13.25gに溶解し、これにS含量6%の硫化アンモ
ニウム溶液(黄色)8.17gを室温攪拌下に滴下した後、
50℃に昇温し同温度で7時間攪拌した。室温に冷却
後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗し
た。溶媒を減圧下に留去し、固体のN−(3−(トリフ
ルオロメチル)フェニル)−N−(2−クロロ−2−プ
ロペニル)チオウレア2.82g(みかけ収率95%)を得
た。ガスクロマトグラフィーの面積百分率は、86%で
あった。また、上記のN−(3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)
シアナミド2.61gをメチルイソブチルケトン 13.01gに
溶解し、これにS含量6%の硫化アンモニウム溶液(黄
色)8.12gを室温攪拌下に滴下した後、50℃に昇温し
同温度で9時間攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢
酸エチルで抽出し、有機層を水洗した。溶媒を減圧下に
留去し、固体のN−(3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレ
ア2.67g(みかけ収率90%)を得た。ガスクロマトグ
ラフィーの面積百分率は、85%であった。また、上記
のN−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド0.8g、
硫黄(S8 )0.15g、MIK(メチルイソブチルケ
トン)5mlおよびアンモニウム水(約30%)4ml
を混合し、50℃で6時間攪拌した。反応液に水20m
lを加え、酢酸エチル30mlで2回抽出した。溶媒を
減圧下に留去し、得られた結晶をヘキサンで洗浄するこ
とにより、N−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレア
0.77g(収率85%)を得た。 実施例3 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド2.00gをDMF15.0gに溶解し、これに粉末状炭酸カ
リウム2.23gとヨウ化カリウム0.19gを室温攪拌下に加
えた。更に1,3−ジクロロ−1−プロペン(E体、Z
体の混合物)1.44gを室温攪拌下に滴下した後、50℃
に昇温し同温度で 4.5時間攪拌した。室温に冷却した後
に、これにS含量6%の硫化アンモニウム溶液(黄色)
8.17gを室温攪拌下に滴下後、50℃に昇温し同温度で
1時間攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチル
で抽出し、有機層を水洗した。溶媒を減圧下に留去し、
暗赤色の固体3.47gを得た。 1H−NMRの結果より、
6%(重量比)のDMFを含有していた。N−(3−
(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−クロロ
−2−プロペニル)チオウレア(E体、Z体の混合物)
の収率は99%(DMF分を補正済みの値)であった。
液体クロマトグラフィーの面積百分率は、95%(DM
Fを除く)であった。 E体;1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.8 〜7.4 (4H,m)、 6.2(1H,m)、 6.1(1
H,m)、 5.8(2H,br)、 5.0(2H,s) mass(FD):m/e親ピーク 294 Z体;1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.8 〜7.4 (4H,m)、 6.2(1H,m)、 6.1(1
H,m)、 5.8(2H,br)、 4.8(2H,s) mass(FD):m/e親ピーク 294 実施例4 N−(3,5−ジクロロフェニル)シアナミド2.81gを
DMF 14.03gに溶解し、これに粉末状炭酸カリウム3.
11gとヨウ化カリウム0.26gを室温攪拌下に加えた。更
に2,3−ジクロロ−1−プロペン2.00gを室温攪拌下
に滴下した後、50℃に昇温し同温度で 2.5時間攪拌し
た。室温に冷却した後に、これにDMF9.00gとS含量
6%の硫化アンモニウム溶液(黄色)8.00gを室温攪拌
下に滴下後、50℃に昇温し同温度で4時間攪拌した。
室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層
を水洗した。溶媒を減圧下に留去し、N−(3,5−ジ
クロロフェニル)−N−(2−クロロ−2−プロペニ
ル)チオウレア4.00g(みかけ収率90%)を暗赤色の
固体として得た。液体クロマトグラフィーの面積百分率
は94%であった。1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.5(1H,t)、 7.3(2H,d)、 5.8(2H,b
r)、 5.4(1H,s)、 5.3(1H,s)、5.1(2
H,s) 実施例5 N−(4−メトキシフェニル)シアナミド2.22gをDM
F 11.10gに溶解し、これに粉末状炭酸カリウム3.11g
とヨウ化カリウム0.26gを室温攪拌下に加えた。更に
2,3−ジクロロ−1−プロペン2.00gを室温攪拌下に
滴下した後、50℃に昇温し同温度で 1.5時間攪拌し
た。室温に冷却した後に、これにS含量6%の硫化アン
モニウム溶液(黄色)8.00gを室温攪拌下に滴下後、5
0℃に昇温し同温度で3時間攪拌した。室温に冷却後、
水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗した。溶
媒を減圧下に留去し、N−(4−メトキシフェニル)−
N−(2−クロロ−2−プロペニル)チオウレア3.63g
(みかけ収率94%)を暗赤色の固体として得た。液体
クロマトグラフィーの面積百分率は、94%であった。1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm):
7.2(2H,d)、 7.0(2H,d)、 5.7(2H,b
r)、 5.3(1H,s)、 5.3(1H,s)、5.1(2
H,s)、 3.9(3H,s)
【0008】比較例1 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド5.58gをトルエン90.0gに溶解し、これに微粉末状の
炭酸カリウム6.22g、ヨウ化カリウム0.50gおよびテト
ラブチルアンモニウムブロマイド0.97gを室温攪拌下に
加えた。更に2,3−ジクロロ−1−プロペン4.00gを
室温攪拌下に滴下した後、80℃に昇温し同温度で7時
間攪拌した。N−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)シアナミドが消失したことを確認した後、室温に冷
却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗し
た。溶媒を減圧下に留去し、オイル状の粗N−(3−ト
リフルオロメチル)フェニル)−N−(2−クロロ−2
−プロペニル)シアナミド7.44g(みかけ収率95%)
を得た。液体クロマトグラフィーの面積百分率は55%
であった。 比較例2 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド5.58gをメチルイソブチルケトン90.0gに溶解し、こ
れに微粉末状の炭酸カリウム6.22g、ヨウ化カリウム0.
50gおよびテトラブチルアンモニウムブロマイド0.97g
を室温攪拌下に加えた。更に2,3−ジクロロ−1−プ
ロペン4.00gを室温攪拌下に滴下した後、80℃に昇温
し同温度で7時間攪拌した。N−(3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)シアナミドが消失したことを確認し
た後、室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、
有機層を水洗した。溶媒を減圧下に留去し、オイル状の
粗N−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−N−
(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド8.21g(み
かけ収率105%)を得た。液体クロマトグラフィーの
面積百分率は42%であった。 比較例3 N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)シアナミ
ド2.79gをアセトン45.0gに溶解し、これに微粉末状の
炭酸カリウム3.11g、ヨウ化カリウム0.25gおよびベン
ジルトリエチルアンモニウムクロライド0.34gを室温攪
拌下に加えた。更に2,3−ジクロロ−1−プロペン2.
00gを室温攪拌下に滴下した後、50℃に昇温し同温度
で6時間攪拌した。N−(3−(トリフルオロメチル)
フェニル)シアナミドが消失したことを確認した後、室
温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
水洗し、粗N−(3−トリフルオロメチル)フェニル)
−N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミド溶液
を得た。液体クロマトグラフィーの面積百分率は35%
であった。
【0009】前記実施例2の前半部分に記載のように、
一般式 化6のN−アリールシアナミド誘導体と一般式
化7のアリルハライド誘導体とを反応させて一般式
化8のN−置換−N−アリールシアナミド誘導体とする
反応において、ヨウ化物塩を添加しない場合、反応速度
は大きく低下した。また、比較例1、2および3に記載
のように、トルエン、メチルイソブチルケトンやアセト
ン中で該反応を行なった場合、反応速度は低下し、しか
も、得られる一般式 化8のN−置換−N−アリールシ
アナミド誘導体の純度も低下した。
【0010】
【発明の効果】本発明の方法により、前記一般式 化8
で示されるN−置換−N−アリールシアナミド誘導体お
よび前記一般式 化9で示されるN−置換−N−アリー
ルチオウレア誘導体を収率、純度共によく、しかも簡便
に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永富 利雄 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 は置換されていてもよいアリール基を表
    す。〕で示されるN−アリールシアナミド誘導体と、一
    般式 化2 【化2】 〔式中、R2 は水素原子、置換されていてもよいアルキ
    ル基または置換されていてもよいアリール基を表し、R
    3 、R4 およびR5 は同一または相異なり、水素原子、
    ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基または
    置換されていてもよいアリール基を表し、Xは塩素原子
    または臭素原子を表す。〕で示されるアリルハライド誘
    導体とを、ヨウ化物塩およびアルカリ金属の炭酸塩の存
    在下、非プロトン性極性溶媒中にて反応させることを特
    徴とする、一般式化3 【化3】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同
    じ意味を表す。〕で示されるN−置換−N−アリールシ
    アナミド誘導体の製造法。
  2. 【請求項2】前記一般式 化1で示されるN−アリール
    シアナミド誘導体と、前記一般式化2で示されるアリル
    ハライド誘導体とを、ヨウ化物塩およびアルカリ金属の
    炭酸塩の存在下、非プロトン性極性溶媒中にて反応させ
    て、前記一般式 化3で示されるN−置換−N−アリー
    ルシアナミド誘導体を得たのち、これをスルフィドイオ
    ンまたはハイドロジェンスルフィドイオンを生成する化
    学種と反応させることを特徴とする、一般式 化4 【化4】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同
    じ意味を表す。〕で示されるN−置換−N−アリールチ
    オウレア誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】スルフィドイオンまたはハイドロジェンス
    ルフィドイオンを生成する化学種が、硫化水素;アンモ
    ニウムスルフィド;硫黄およびアンモニウム;または硫
    黄および有機アミンである請求項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】前記一般式 化3で示されるN−置換−N
    −アリールシアナミド誘導体(但し、N−フェニル−N
    −(2−ブロモ−2−プロペニル)シアナミドを除
    く。)。
  5. 【請求項5】N−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
    ル)−N−(2−クロロ−2−プロペニル)シアナミ
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19804463A1 (de) * 1998-02-05 1999-08-12 Daimler Chrysler Ag Kraftstoffeinspritzsystem für Ottomotoren
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