JPH0628713Y2 - 電流信号発生器 - Google Patents

電流信号発生器

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JPH0628713Y2
JPH0628713Y2 JP19425987U JP19425987U JPH0628713Y2 JP H0628713 Y2 JPH0628713 Y2 JP H0628713Y2 JP 19425987 U JP19425987 U JP 19425987U JP 19425987 U JP19425987 U JP 19425987U JP H0628713 Y2 JPH0628713 Y2 JP H0628713Y2
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current
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transistor
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JP19425987U
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秀生 小林
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、2線式信号伝送器のシステム試験に用いるこ
との出来る電流信号発生器に係り、特に受信計器側の電
源を有効に用いる電流信号発生器に関する。
〈従来の技術〉 2線の伝送線を用いて伝送器の電源を受信計器側から伝
送器に供給すると共に伝送器で検出した信号を同じ伝送
線を用いて伝送器から受信計器側に伝送する2線式伝送
器は良く知られている。この伝送線では伝送する負荷電
流は通常4〜20mAの統一電流が使用され、このうち
ベース電流4mA以下の電流で伝送器の電源を作る電流
として使用し、残りの電流で伝送器で検出した信号の伝
送に使用される。
このような2線式伝送器に接続される計器のシステム試
験をするには任意に可変出来る電流信号を発生すること
の出来る試験用の電流信号発生器を必要とする。
第4図はこの様な従来の電流信号発生器の第1の構成を
示す回路図である。
10は可変の電流源であり、この電流源10に直列にト
ランジスタQ、Qが複合接続されている。トランジ
スタQのベースには抵抗Rを介して電流源10の一
端が接続され、そのエミッタはトランジスタQのベー
スに、そのコレクタはトランジスタQのコレクタにそ
れぞれ接続されている。トランジスタQのエミッタは
定電流源10の他端に接続されている。トランジスタQ
のコレクタと、電流源10と抵抗Rの接続点はそれ
ぞれ電流信号発生器11の出力端TとTに接続され
ている。出力端TとTは2線の伝送線l、l
受信計器12の入力端T とT を介して電源PS
と受信抵抗Rにそれぞれ接続されている。
以上の構成において、電流源10からは4〜20mAの
可変の電流IcがトランジスタQ、Qに流され、こ
れを同じく4〜20mAの負荷電流Iに電流交換して
受信計器12の受信抵抗Rに伝送し、ここで例えば1
〜5Vの電圧を発生させる。
第5図は従来の電流信号発生器の第2の構成を示す回路
図である。
これは、信号電源として可変の電圧源13を用いる場合
を示している。電圧源13の一端は増幅器Qの非反転
入力端(+)に接続され、その他端は出力端Tに接続
されている。出力端TとTの間にはトランジスタQ
のコレクタと抵抗Rを介してエミツタとが接続され
ている。トランジスタQの反転入力端(−)はトラン
ジスタQのエミッタと抵抗Rとの接続点に接続され
ている。また、増幅器Qの電源は電源端Tと出力端
を介して受信計器の電源PSから供給されている。
これ等の電圧源13、増幅器Q、トランジスタQ
抵抗Rで電流信号発生器14を構成している。
以上の構成により、電圧源13を可変することにより伝
送線l、lを介して対応する負荷電流Iを受信抵
抗Rに流し、これにより例えば1〜5Vの電圧を受信
抵抗Rに発生させる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、以上のような従来の電流信号発生器で
は、例えば第4図に示す場合は受信計器12側の電源の
他に新たに電流源10を必要とし、第5図に示す場合に
も受信計器12側の電源の他に新たに電圧源13を必要
とする上に伝送線が1本余計に必要とするなどの面倒が
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、以上の問題点を解決するために、試験しよう
とする計器の受信抵抗を介して直列に接続された電源に
電流制御手段と定電圧発生素子とが直列に接続され、こ
の定電圧素子によって発生した定電圧を用いて内部回路
の電源電圧を供給すると共に基準電圧発生手段により可
変の基準電圧を発生させ、この基準電圧に対応した負荷
電流を電流設定手段により受信抵抗に流すようにしたも
のである。
〈作用〉 試験しようとする受信計器側にある電源から電源電圧を
取り、この電圧を用いて定電圧素子に電流制御手段を介
して電流を流して定電圧を発生させ、この定電圧を用い
て基準電圧発生器により任意の電圧を発生させこれによ
り対応する負荷電流を受信抵抗に発生させる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の1実施例の構成を示す回路図であ
る。
15は本考案の内容をなす電流信号発生器であり、その
出力端T、Tは伝送線l、lを介して受信計器
12の入力端T とT を介して電圧Eを持つ電
源PSと受信抵抗Rにそれぞれ接続されている。
出力端Tは電流制御回路をなすNチャンネルのFET
トランジスタQのドレインDに接続され、そのソース
Sは抵抗Rと定電圧素子をなすツエナ電圧Eを持つ
ツエナダイオードDを介して出力端Tに接続されて
いる。また、FETトランジスタQのソースSとゲー
トGとの間には抵抗Rが接続され、これ等の接続点と
出力端Tの間にはNPNのトランジスタQのコレク
タとエミッタとが直列に接続されている。トランジスタ
のベースは比較器Qの出力端から抵抗Rを介し
て接続され、その非反転入力端(+)はFETトランジ
スタQのソースSの電圧Eを抵抗RとRで分圧
した電圧が印加されている。比較器Qの反転入力端
(−)は、ツエナダイオードDの両端のツエナ電圧E
を電流設定用の可変抵抗Rで分圧したバッフア増幅
器Qの出力電圧Eとツエナ電圧Eとの差の電圧を
抵抗R10と抵抗R11で分圧した電圧に出力電圧E
を加えた電圧が印加されている。
また、比較器Qとバッフア増幅器Qの電源はそれぞ
れツエナダイオードDの両端のツエナ電圧Eで駆動
されている。
次に以上のように構成された電流信号発生器の動作につ
いて説明する。
受信抵抗Rに流れる負荷電流Iは、抵抗Rに流れ
る電流をi、抵抗Rに流れる電流をi、抵抗R
に流れる電流iとすれば次式の様になる。
=i+i+i…(1) FETトランジスタQに流れる電流Iは、そのゲー
トGとソースS間の電圧VGSにより決定される。この
電圧VGSはトランジスタQのコレクタとエミッタ間
の抵抗をRceとすれば、次式で示される。
GS=[{Rce/(R+Rce)} −1]E =−R/(R+Rce)…(2) ここで、負荷電流IはトランジスタQにより制御さ
れる。
すなわち、Rce》RとすればVGS≒0となり負荷
電流IはFETトランジスタQの飽和領域となる。
また、Rce≒0とすればVGS=−Eとなり、E
をFETトランジスタQのゲート/ソース間電圧より
大きく設定すればFETトランジスタQはオフとなり
=0となる。
また、比較器Qはその非反転入力端(+)の電圧をe
、反転入力端(−)の電圧をeとすれば、トランジ
スタQをe=eになるようにして制御する。
すなわち、負荷電流Iの増加によりiが増加する
と、Rの増加に伴ないeが増加して比較器Q
の出力が大きくなり、この結果トランジスタQのR
ceが減少する。従って、VGSが大きくなるのでI
が減少し、iが減少して結局e=eとなる。
いま、簡単なためR=R=R10=R11とすれ
ば、 e=(Ei+E)/2 …(3) e=(E+R)/2 …(4) であり、e=eの関係から i=E/R …(5) となる。また、iは i=(E+R)/(R+R) =Ei/(R+R) +E/(R+R)…(6) となる。さらに、iは i=VGS/R …(7) であるので、(5)〜(7)式を(1)式に代入して、
負荷電流Iは I=(VGS/R)+(E/(R +R))+[(1/R)+1/ (R+R)]E …(8) となる。
ここで、I》VGS/R、E/(R+R)、
(R+R)》Rとすれば、負荷電流Iは次式の
ようになる。
≒E/R …(9) 従って、可変抵抗Rを可変することによって出力電圧
を可変させ、これにより負荷電流Iを任意に変更
することができる。なお、負荷電流Iの安定性は抵抗
〜R11に依存し、電源Eの変動の影響を受けな
い。
比較器Q、増幅器Q、ツエナーダイオードD、可
変抵抗Rの駆動電流は負荷電流I=4〜20mAの
うちベース電流4mA以下の電流で駆動させる。
第2図は本考案の第2の実施例の構成を示す回路図であ
る。
この実施例は、消費電力などの関係でFETトランジス
タQでは負荷電流の制御が出来ない場合にトランジス
タQ、Q10で電流を変化させる電気信号発生器16
を示している。
ツエナダイオードD両端のツエナ電圧Eをこれに並
列に接続された抵抗R12、R13と抵抗R11で分圧
して基準電圧Eを得て、これを比較器Qの非反転入
力端(−)に印加し、これによりFETトランジスタQ
のソース/ドレイン間に固定電流I01、例えば4m
Aを流す。
また、増幅器Q11の非反転入力端(+)にはツエナ電
圧Eが可変抵抗R14で分圧された入力電圧E
印加されている。その出力端にはトランジスタQのベ
ースが接続され、これにトランジスタQ10が複合接続
されそのエミッタには帰還抵抗Rの一端が接続されて
いる。出力端TにはトランジスタQ、Q10のコレ
クタが接続され、出力端Tには帰還抵抗Rの他端が
接続されている。さらに、帰還抵抗Rの一端は増幅器
11の反転入力端(−)に接続されている。
以上の構成において、帰還抵抗Rには出力端Tから
可変電流I02が流れて帰還抵抗Rの両端に帰還電圧
02が発生する。増幅器Q11の反転入力端
(−)にはこの帰還電圧が帰還され、またその非反転入
力端(+)には入力電圧E が印加されこれ等の電圧
が平衡するように増幅器Q11が動作するので、 I02=E /R …(10) となる。この可変電流I02は入力電圧E に応じて
例えば0〜16mAとして設定することができる。
従って、負荷電流Iは I=I01+I02 …(11) となる。このため、この負荷電流Iは例えば4〜20
mAに設定することができる。
第3図は本考案の第3の実施例の構成を示す回路図であ
る。
この実施例は第2図に示す回路に対して電圧変動、温度
変化などが小さい場合に使用できる簡略された電流信号
発生器17を示す。
FETトランジスタQ12は抵抗R15で決まる固定電
流I01 を流す定電流源として機能する。その他の可
変電流I02を流す回路部分は第2図に示す回路とほぼ
同一である。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案によ
れば、計裝システムで多用される2線式伝送器のシステ
ム試験をする場合に、格別の別電源および信号源を必要
とせずに伝送器用の電源を使用して安定な電流信号を得
ることができる。
また、本考案によれば、受信計器測の電源の電圧変動の
影響を受けないので、種々の電源電圧の異なる伝送器に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の構成を示す回路図、第2図
は本考案の第2の実施例の構成を示す回路図、第3図は
本考案の第3の実施例の構成を示す回路図、第4図は従
来の第1の電流信号発生器の構成を示す回路図、第5図
は従来の第2の電流信号発生器の構成を示す回路図であ
る。 10……電流源、11、14、15、16、17……電
流信号発生器、12……受信計器、13……電圧源、P
S……電源、R……受信抵抗、l、l……伝送
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験しようとする計器の受信抵抗を介して
    直列に接続された電源に電流制御手段と定電圧発生素子
    とが直列に接続され、この定電圧素子によって発生した
    定電圧を用いて内部回路の電源電圧を供給すると共に基
    準電圧発生手段により可変の基準電圧を発生させ、この
    基準電圧に対応した負荷電流を電流設定手段により前記
    受信抵抗に流すようにしたことを特徴とする電流信号発
    生器。
JP19425987U 1987-12-22 1987-12-22 電流信号発生器 Expired - Lifetime JPH0628713Y2 (ja)

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JPH0199073U JPH0199073U (ja) 1989-07-03
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