JPH06286Y2 - 走行装置 - Google Patents

走行装置

Info

Publication number
JPH06286Y2
JPH06286Y2 JP10001687U JP10001687U JPH06286Y2 JP H06286 Y2 JPH06286 Y2 JP H06286Y2 JP 10001687 U JP10001687 U JP 10001687U JP 10001687 U JP10001687 U JP 10001687U JP H06286 Y2 JPH06286 Y2 JP H06286Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
reversing
frame
traveling device
body frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10001687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS645866U (ja
Inventor
悟 亀渕
健治 澤木
和章 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP10001687U priority Critical patent/JPH06286Y2/ja
Publication of JPS645866U publication Critical patent/JPS645866U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH06286Y2 publication Critical patent/JPH06286Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は内空断面に制限を受けるトンネル内において無
理のない姿勢で安全かつ容易に人力走行及び方向転換が
できる走行装置に関するものである。
<従来の技術及びその問題点> 従来、この種の走行装置としては、鉄道やトンネル内の
工事用及び保守点検用として人力やエンジン又はバッテ
リィを動力とした走行装置が知られている。
これらの走行装置は、走行する上で一定以上の空間が必
要であり、空間(特に内空高さ寸法)が極端に制限され
るトンネル内等では使用できない。
そこで、空間が極端に制限されたトンネル内等では、第
12図(a),(b),(c)に示すように、入坑携帯品1を装
備した作業者2は無理な姿勢で徒歩によりトンネル3内
に入坑することとなり、安全性が損なわれるとともに、
作業性、能率が著しく低下するという欠点があった。
本考案はこれらの欠点を解消するため、走行装置自体を
移動することなく容易に方向転換できる機能を有するこ
とを特徴とする走行装置であり、その目的は内空断面に
制限を受けるトンネル内に入坑する場合の安全性、作業
性、能率を向上することにある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、内空断面に制限を受けるトンネル内において
無理のない姿勢で安全かつ容易に人力走行ができるとと
もに、走行装置自体を移動することなく容易に方向転換
できることを主要な特徴とする。
従来の一定以上の空間を必要とするトンネル内走行装置
とは、空間に制限を受けるトンネル内においても安全か
つ容易に走行できるとともに方向転換できることが異な
る。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係る走行装置をトンネル内に
設置した状態で示す側面図、第2図はその平面図、第3
図はその正面図である。
これらの図に示すように、枠状の車体フレーム11には
2本の車軸12a,12bが備えられており、各車軸1
2a,12bの先には溝付の車輪13a,13b,13
c,13dが固定されている。これら部材11,12
a,12b,13a,13b,13c,13dによりシ
ャシ部が形成されている。そして車輪12a,12b,
12c,12dは、トンネル3内に敷設したガイドレー
ル(等辺山形鋼)4上に沿い走行する。この場合、トン
ネル3の内空高さは、800[mm]〜1300[mm]に制限されて
いる。なお、車体フレーム11のうち両サイド辺のもの
をサイドメンバ11a,11b前後端辺のものをクロス
メンバ11c,11dと称す。また、第3図において、
5は通信用ケーブル、6は避難誘導灯、7は蛍光灯、8
はとう道管理システム用ケーブルである。
反転中心軸21はサイドメンバ11a,11b間に張り
渡して設けられており、その設置位置はサイドメンバ1
1a,11bのほぼ中央である。一方、反転フレーム2
2はその基端22aが反転中心軸21に枢支されて回動
自在となっている。この反転フレーム22には、その中
央にヒンジ部22bが、またその先端には係合部22c
が形成されている。形成部22cがクロスメンバ11c
に係合したときには、ヒンジ部22bが頂部となるよう
に反転フレーム22が山形に折れる。詳細は後述する
が、反転フレーム22を、第1図及び第2図に示すもの
と逆方向位置まで回動させると、係合部22cがクロス
メンバ11dに係合し、反転フレーム22は再び山形に
折れ曲がった形となる。上記反転中心軸21及び反転フ
レーム22により方向転換部が形成されている。
ペダル31は反転フレーム22のヒンジ部22bに備え
られており、ちょうどペダル31の回転軸31aがヒン
ジ部22bのピンの役割も兼備している。一方、前記回
転軸31aにはプーリー32(これが実用新案登録請求
の範囲の欄に示した第1の動力伝達車に相当する)が固
設されており、反転中心軸21には2条のベルトを掛け
得るプーリー33(これが実用新案登録請求の範囲の欄
に示した第2の動力伝達車に相当する)が回転自在に備
えられており、車軸12aにはプーリー34(これが実
用新案登録請求の範囲の欄に示した第3の動力伝達車に
相当する)が固設されている。そしてプーリー32,3
3間にはベルト35(これが実用新案登録請求の範囲の
欄に示した第1の無端伝達帯に相当する)が巻掛けられ
ており、プーリー33,34間にはベルト36(これが
実用新案登録請求の範囲の欄に示した第2の無端伝達帯
に相当する)が巻掛けられている。かくて、ペダル31
に加えた回転力がプーリー34ひいては車輪13a,1
3bに伝わるようになっている。これら部材31,3
2,33,34,35,36により動力部が形成されて
いる。なお本実施例ではこの動力部の巻掛け伝動機構
を、プーリーとベルトで構成したが、チェーンとスプロ
ケットで構成するようにしてもよい。
シート40は、車体フレーム11上において、第1図で
示す状態や、詳細は後述するが、第10図に示す状態に
なるように、着脱自在に備えられる。ここで、第4図、
第5図、第6図を参照して着脱機構及びリクライニング
機構について説明する。シート40のフレームは、フロ
ントフレーム41とバックフレーム42をヒンジ部43
で結合して構成されており、フロントフレーム41の下
端にはスライダ41aが備えられている。車体フレーム
11にはガイドとなる溝形鋼44が設置されており、ス
ライダ41aは溝形鋼44内にスライド自在に挿入さ
れ、溝形鋼44内のスライダ41aをレバー45で固定
することによりフロントフレーム41が位置固定され
る。したがって溝形鋼44内におけるスライダ41aの
固定位置を変えることにより、シート40をスライドさ
せることができる。もちろん、レバー45の固定・解除
によりシート40の着脱が簡単にできることは言うまで
もない。一方、車体フレーム11のうち車輪13d,1
3cに近い位置には、間隔をあけてストッパ46a,4
6b,46cが形成されている。そこで、バックフレー
ム42の下端をストッパ46a,46b,46cのいず
れかを選んで係合させることによりシート40をリクラ
イニングをさせることができる。
上述した溝形鋼44及びストッパ46a,46b,46
cと同じ機構が、反転中心軸21を中心として反対側位
置に対称に備えられている。したがってシート40は、
第1図に示す状態にも、第10図に示す状態にも設置す
ることができる。
車体フレーム11の中央には制動装置の制動レバー51
が備えられている。ここで、第7図を参照して制動装置
50について説明する。制動レバー51は、車体フレー
ム11の下部に回転自在に備えられた制動回転盤52に
取り付けられている。一方、車軸12aにはバンドブレ
ーキ53aが、車軸12bにはバンドブレーキ53bが
備えられており、各バンドブレーキ53a,53bは、
それぞれワイヤ54a,54bにより制動回転盤52に
つながれている。そこで、制動レバー51をA方向に倒
すと、ワイヤ54a,54bは図中点線で示すように張
力が生じた状態になりバンドブレーキ53a,53bに
よりブレーキがかかる。また、制動レバー51をB方向
に倒すと、ワイヤ54a,54bは図中一点鎖線で示す
ように張力が生じた状態になり同様にブレーキがかか
る。なお、第8図に、作業者2によりブレーキをかけて
いる状態を示す。
次に、上述した構成となっている走行装置の走行状態及
び方向転換操作について説明する。
走行装置を走行させるには、まず、第1図に示すよう
に、作業者2は上向きで若干寝てしかも足を伸ばした状
態でシート40にすわる。そしてペダル31をこぐと、
動力部を介して車輪13a,13bに回転力が伝わり走
行装置が動く。このように作業者2がシート40に寝た
ような状態になっているため走行装置の車高は低く設計
できトンネル3の高さが低くても走行ができる。しかも
作業者2は無理のない楽な姿勢でいることができる。ま
た、作業者2の身長や座高に合せて、シート40のスラ
イド位置や、リクライニング角度を調整できる。このよ
うなことから、作業者の安全性の確保ができ、しかも作
業能率が著しく向上する。
次に方向転換操作について説明する。例えば、第1図に
示す状態において、左方に進んでいたのを、逆に走行さ
せるようにするためには、まず作業者2が走行装置から
降りてシート40を取り外す。その後、第9図に示すよ
うに、反転フレーム22の係合部22cをクロスメンバ
11cから外し、反転フレーム22を反転中心軸21を
中心にして回動させ、係合部22cをクロスメンバ11
dに係合させる。このような反転フレーム22の反転に
伴ない、当然のことながら、ペダル33,プーリー32
及びベルト35の位置も反転する。このような操作が完
了したら、第9図において、車体フレーム11の左半分
の部分にシート40を装着する。そうすると、第10図
及び第11図に示すように走行方向を反転した状態にセ
ットすることができる。
<考案の効果> 以上、説明したように、市街地のトンネルは地下鉄を初
め埋設物等多くの地下施設が輻そうするため、標準的な
トンネル内空断面が確保できない場合があり、従来で
は、作業者は無理な姿勢で徒歩入坑し又は作業するた
め、人体に対する安全性が損なわれるとともに作業性、
能率が著しく低下し、入りたくないトンネルとして保守
性が極めて悪い状況にあった。
このため、本考案は、無理のない姿勢で容易に人力走行
及び制動又は方向転換ができる走行装置を設置すること
により、従来の徒歩入坑に比較し安全性,作業性,能
率,保守性が一段と向上される利点がある。なお、本考
案は今後、長距離,小断面化の傾向にあるとう道の保
守、点検用として又トンネル工事の作業車としても利用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る走行装置をトンネル内に
備えた状態で示す側面図、第2図は走行装置を示す平面
図、第3図は走行装置を示す正面図、第4図は走行装置
のシートを示す斜視図、第5図はシートを示す側面図、
第6図はシートのスライド部を示す斜視図、第7図は走
行装置の制動装置を示す構成図、第8図は走行装置の制
動操作を示す説明図、第9図は走行装置の方向転換動作
を示す説明図、第10図は方向転換した走行装置を示す
側面図、第11図は方向転換した走行装置を示す平面
図、第12図は徒歩入坑状態を示す説明図である。 図面中、 2は作業者、 3はトンネル、 11は車体フレーム、 11a,11bはサイドメンバ、 11c,11dはクロスメンバ、 12a,12bは車軸、 13a,13b,13c,13dは車輪、 21は反転中心軸、 22は反転フレーム、 22aは基端、 22bはヒンジ部、 22cは係合部、 31はペダル、 31aは回転軸、 32,33,34はプーリー、 35,36はベルト、 40はシート、 50は制動装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両サイド辺がサイドメンバに、また前後後
    辺がクロスメンバとなっている枠状の車体フレームと、
    車軸を介して車体フレームに備えられている車輪とでな
    るシャシ部と、 前記サイドメンバのほぼ中央で両サイドメンバ間に張り
    渡して設けられた反転中心軸と、基端が反転中心軸に回
    動自在に枢支されており、一方向に回動させることによ
    り先端が前端辺側のクロスメンバに係合するとともに逆
    方向に回動させることにより先端が後端辺側のクロスメ
    ンバに係合する反転フレームとでなる方向転換部と、 反転フレームに備えたペダルと、このペダルの回転軸に
    固設された第1の動力伝達車と、前記反転中心軸に回転
    自在に備えられた第2の動力伝達車と、前記シャシ部の
    車軸に固設された第3の動力伝達車と、第1と第2の動
    力伝達車間に巻掛けされた第1の無端伝達帯と、第2と
    第3の動力伝達車間に巻掛けされた第2の無端伝達帯と
    でなる動力部と、 前記車体フレーム上において、方向転換部と逆の位置に
    着脱自在に備えられるシートと、 で構成したことを特徴とする走行装置。
JP10001687U 1987-07-01 1987-07-01 走行装置 Expired - Lifetime JPH06286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001687U JPH06286Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001687U JPH06286Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS645866U JPS645866U (ja) 1989-01-13
JPH06286Y2 true JPH06286Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31327706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10001687U Expired - Lifetime JPH06286Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06286Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS645866U (ja) 1989-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105863427A (zh) 车辆外滑移门驱动机构
JPH06286Y2 (ja) 走行装置
JPH09252514A (ja) 宙乗器
JPH11321209A (ja) 偏芯軸車輪付台車類の運転装置
CN211619727U (zh) 一种拱形自动人行道
JP3135963B2 (ja) 支索走行及び軌条走行併用懸垂式輸送設備
JP3233959B2 (ja) 支索と軌条走行併用懸垂輸送設備の索条張架配設方法
JP3135962B2 (ja) 支索及び軌条走行併用懸垂式輸送設備
JP2000224725A (ja) 架線走行システム
JP3233960B2 (ja) 支索及び軌条走行併用の懸垂式輸送設備
JPH0776470B2 (ja) 開閉式屋根の安全装置
JP2002284000A (ja) 軌道走行装置
JPH1150541A (ja) 移動型アトリウム
JPH076022U (ja) 軌道専用自転車
JPS6013702Y2 (ja) 二つのドラムを有するウインチ装備運搬車
JPS5969386A (ja) 連節踏段エスカレ−タ
JPS6322070Y2 (ja)
SU852683A1 (ru) Нат жное устройство дл несущегоКАНАТА пОдВЕСНыХ КАНАТНыХ дОРОг
JPS646378Y2 (ja)
JPS6137142B2 (ja)
JPH01255422A (ja) 架空送電線路及び架空線走行用自走機
JPH0252893U (ja)
JPH04125989U (ja) パワシヨベルのトラツクフレーム
JPS5929350U (ja) 搬送用索張り装置
JPH0380789U (ja)