JPH06286839A - 輪環状弾性体の整列装置 - Google Patents

輪環状弾性体の整列装置

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JPH06286839A
JPH06286839A JP6052392A JP6052392A JPH06286839A JP H06286839 A JPH06286839 A JP H06286839A JP 6052392 A JP6052392 A JP 6052392A JP 6052392 A JP6052392 A JP 6052392A JP H06286839 A JPH06286839 A JP H06286839A
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shaft
lead shaft
lead
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tension
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一裕 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小さくて柔軟な多数の輪環状の弾性体を整列
・分離させ、機器に組み込む際に取り出し易くする。 【構成】 テーブル32上に螺旋状の溝34aを有する
リード軸34が回転可能に立設してある。テーブル32
上にてリード軸34と離間する方向に弾発状態に設けて
あるスライダ39上には、テンション軸40がリード軸
34と対向して立設してある。テンション軸40には、
偏心カラー41が回転自在に装着してある。リード軸3
4とテンション軸40とに、多数のパッキンなどの輪環
状の弾性体を無作為に掛け渡し、リード軸34を回転さ
せると、弾性体によって偏心カラー41が回転し、弾性
体が伸縮しながら溝34aによって上昇し、取り出し易
い状態に順次整列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーリング等の目的で
パッキン(Oリング)等の輪環状弾性体を機器に組み込
む際に、多数のパッキンの中からパッキンを一つずつ取
り出し易くするために整列させ、かつ、これを分離する
ために用いる、輪環状弾性体の整列装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】シーリング等を目的として機器に組み込
むリング状のパッキンは、ゴムなど軟らかい弾性を有す
る材質でできており、通常は多数のパッキンが絡み合っ
たりして交錯した状態になっている。このため、これを
機器等に組み込む際には、手作業によりピンセットを使
って1個ずつ分離して取り出さなければならず、かつ形
状がきわめて小さいこともあって、作業に手間がかか
り、組み込み作業が非常に面倒であった。
【0003】この問題を改善すべく、従来においては、
例えば以下のような方法が採用されている。すなわち、
丸棒状のパッキン整列用治具に、予め多数のパッキンを
ランダムに装着しておき、この治具を回転台上に立設し
た回転軸に挿着し、この治具を回転させる。次に、治具
に装着されて回転しているパッキンを、手作業でしごく
ように上下にずらして順次整列させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この改善され
た方法によっても、主として手作業で行うものであるた
めに非能率的であり、時計等の組み立ての自動化を妨げ
る一因になっている。
【0005】そこで本発明の目的は、面倒なパッキン等
の輪環状弾性体の整列および分離の作業を機械化するこ
とにより、輪環状弾性体の組み込み工程の能率向上を図
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の輪環状弾性体の整列装置は、外周面に螺旋
状の溝を有するとともに支持台に回転可能に設けてある
リード軸と、このリード軸と対向して設けてあるテンシ
ョン軸と、リード軸とテンション軸とに無作為に掛け渡
される複数の輪環状の弾性体と、リード軸を回転駆動す
るリード軸駆動手段とを備えている。
【0007】輪環状弾性体をリード軸とテンション軸と
に掛け渡した状態で回転させる手段として、テンション
軸は、好ましくは、リード軸を回転中心としリード軸と
は独立して回転可能に設けてあるターンテーブル上に設
けられる。ターンテーブルは、支持台または支持台に対
して固定関係にある部材に設けてあるターンテーブル駆
動手段によって回転駆動されるように構成してある。
【0008】輪環状の弾性体を整列させる構成として、
テンション軸は、好ましくは、リード軸に対し進退自在
に設けてあるとともにリード軸から離間する方向に弾発
された状態に設けられる。
【0009】輪環状の弾性体を整列し易くする手段とし
て、テンション軸には偏心カラーが回転自在に装着され
ることもある。
【0010】整列した輪環状の弾性体を分離し易くする
ために、リード軸に形成してある螺旋状の溝のピッチ
は、好ましくは、先端に行くほど大きくなっている。
【0011】
【作用】テンション軸をリード軸寄りに引き寄せ、整列
させようとする複数の輪環状の弾性体を2軸間に無作為
的に装着し、リード軸を回転させるとともに、ターンテ
ーブルを介してテンション軸をリード軸を回転中心とし
て回転させる。輪環状の弾性体は、テンション軸によっ
てリード軸の周囲を回る間に整列し、リード軸の回転に
より螺旋状の溝に沿って次々と上昇して分離し、自動的
に取り出し易い状態に配列する。
【0012】別の手段では、2軸間に複数の輪環状の弾
性体を無作為的に装着し、リード軸を回転させると、装
着された輪環状弾性体は2軸間にベルト掛けしたような
状態となり、テンション軸に装着してある偏心カラーを
回転させる。偏心カラーの回転により、輪環状の弾性体
は、伸縮しつつ回転移動しながら順次整列するととも
に、螺旋状の溝に案内されて次々と上昇して互いに分離
され、取り出し易い状態に自動的に並ぶ。
【0013】リード軸に形成してある螺旋状の溝が、先
端部に行くほどピッチを大きくしてあることにより、輪
環状弾性体は上方にいくにしたがって相互の間隔が広く
なり、取り出し易くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例についての構成
を示すもので、支持台1の上に平板状のテーブル2が固
定してある。テーブル2の上面のほぼ中央部には、テー
ブルに設けてある取付け穴部2aに、フランジ部を備え
た筒状の軸受ホルダ3が垂直状態に嵌め込んである。軸
受ホルダ3は、フランジ部を介してボルトによってテー
ブル2に固定してある。
【0015】軸受ホルダ3には、中空の軸部4aを有す
る大歯車4が歯部4bを上にした状態に装着してある。
軸受ホルダ3と大歯車4との間には、上下に2個の軸受
5,5を嵌入してあり、大歯車4が円滑に回転するよう
にしてある。
【0016】大歯車4の上面には、円板状のターンテー
ブル6が取り付けてある。ターンテーブル6の取付け
は、大歯車4の歯部4bの上面中央部に形成してあるリ
ング状の連結部を、この連結部と同心円のターンテーブ
ル6の中央部に設けてある連結孔に嵌め込むことによっ
て固定し、大歯車4とターンテーブルとを一体的に回転
可能に固定してある。
【0017】大歯車4の内径部4cには、上端部近傍を
2段に分けて太く形成してある段付きの駆動軸7が挿着
してある。駆動軸7は、大歯車4の上下端部に嵌め込ん
である軸受8,8によって、大歯車4とは独立してかつ
円滑に回転可能である。
【0018】駆動軸7の上端部に設けてある垂直穴に
は、外周部に螺旋状の溝9aを刻設してあるリード軸9
が挿着してある。リード軸9は、下端部近傍に駆動軸7
に挿着される深さを定める位置に鍔部9bが形成してあ
り、螺旋状の溝9aはこの鍔部9bの上方から先端部に
かけて刻設してある。溝9aのピッチは、基部では狭く
してあり、先端に行くほど大きくなるように形成してあ
る。
【0019】支持台1の内部には、リード軸駆動手段で
あるモータ10が設けてある。モータ10は、ブラケッ
ト11によってテーブル2の下面に固定してある。モー
タ10の出力軸10aには、ピニオン12が取り付けて
あり、このピニオンは駆動軸7の下端部に取り付けてあ
る歯車13と噛み合っている。したがって、モータ10
の回転は、出力軸10a,ピニオン12,歯車13,駆
動軸7を介してリード軸9に伝達され、リード軸9はタ
ーンテーブル6とは独立して回転可能である。
【0020】ターンテーブル6の上面には、リード軸9
と外方(図面右方)とを結ぶ直線上にガイドレール14
が設けてあり、このガイドレール14によって案内可能
にスライダ15が設けてある。
【0021】スライダ15の内側部(図面左側)には、
横断面が逆L字状の形状をしたベース16が設けてあ
る。ベース16の一端部は、スライダ15が移動してき
たときに、それぞれの端部が容易に係合する高さと幅に
形成してあり、図2に示すように、ベース16の先端部
に係合溝が設けてあり、この溝によってリード軸9を挟
み込んだ状態にしてある。また、この溝の前方は、スラ
イダ15の先端部を係合し易くなるように、末広がりに
形成してある。図1に示すように、ベース16の垂直に
形成してある他端部は、ターテーブル6の上面に形成し
てある溝に埋め込まれて固定してある。
【0022】図2に示すように、スライダ15は、平面
形状が略Z字状をしており、奥側(図面上方)の水平部
15aの下面に形成してある溝(図示略)がガイドレー
ル14と係合している。
【0023】スライダ15の手前側(図面下方)の水平
部15bの上面には、テンションスプリング17がスラ
イダ15を、リード軸9から離間する方向に弾発可能に
設けてある。テンションスプリング17の一端は、スラ
イダ15の外端部(図面左側)に設けてある掛止片15
cに掛け止めされている。テンションスプリング17の
他端部は、ターンテーブル6上に固定してあるバネ支持
台18によって支持された掛止具18aに掛け止めてあ
る。
【0024】スライダ15の奥側の水平部15aの内端
部の近傍に、テンション軸19がリード軸9と対向する
ように立設してある。図1に示すように、テンション軸
19は、下端部近傍に鍔部を形成してあり、この鍔部の
下方を細くし、ねじ部を形成してある。このねじ部を、
スライダ15の内端部に設けた取り付け孔に差し込み、
その先端部をナットで締め付けることによってスライダ
15に固定してある。
【0025】図1〜3に示すように、テンション軸19
には、断面が円筒形のカラー20が回転自在に装着して
ある。リード軸9とテンション軸19とは、テンション
スプリング17によって弾発された状態にあるため、通
常は、図中に2点鎖線で示すように、スライダ15とと
もに、リード軸9から離間した位置に対向立設してあ
る。
【0026】図1に示すように、軸受ホルダ3の側方
(図面右方)には、ターンテーブル駆動手段を構成する
モータ21が取り付けてある。モータ21は、支持台1
とは固定関係にあるブラケット22によって胴体のほぼ
上半分をテーブル2上に露出した状態に固定されてお
り、垂直に設けてある出力軸21aにはピニオン23が
取り付けてある。ピニオン23は、先に説明した大歯車
4の歯部4bと噛み合っており、モータ21の回転を大
歯車4を介してターンテーブル6に伝達可能である。
【0027】次に、本実施例における動作について説明
する。図1において、各モータ10,21を停止状態と
し、スライダ15に対してリード軸9に接近する方向に
力を加えると、スライダ15が弾発力に抗してガイドレ
ール14に沿ってリード軸9に接近するように移動し、
図1〜3に実線で示すように、リード軸9とテンション
軸19とは接近した位置になる。この状態のときに、2
軸9,19間に整列させようとする多数のリング状のパ
ッキンPを無作為に装着すると、パッキンPは、図3に
2点鎖線の2重円で示すような状態になる。次に、スラ
イダ15を解放すると、スライダ15がテンションスプ
リング17によって外方(右方)へ弾発され、テンショ
ン軸19はリード軸9から離間する方向へ移動し、リー
ド軸9とテンション軸19とは、図1〜図3に2点鎖線
で示すように離れた状態になる。この結果、図3および
図4(a)に示すように、パッキンPは、リード軸9と
テンション軸19の2軸の間にベルト掛けしたような状
態になる。
【0028】次に、起動スイッチ(図示略)を入れ、各
モータ10,21を駆動させると、リード軸9が駆動軸
7を介して回転する一方、ターンテーブル6は駆動ピニ
オン23および大歯車4を介してリード軸9を回転中心
にして回転する。ターンテーブル6の回転により、ター
ンテーブル6上に立設してあるテンション軸19もカラ
ー20とともに、リード軸9の周囲を回転する。このと
き、カラー20は、パッキンPを介してテンション軸1
9を回転中心として回転する。パッキンPは、テンショ
ン軸19によってリード軸9の周囲を回るとともに、リ
ード軸9自体の回転によって少しずつ整列され、図4
(b)に示すように、パッキンの群が分散を開始する。
さらに、両者の回転が継続すると、多数のパッキンは整
列され、リード軸9に形成してある螺旋状の溝9aによ
って1個ずつ上に送り出される。
【0029】パッキンPが先端部の溝9aのピッチが広
くなっている領域にくると、パッキン間の相互の間隔も
広くなり、図4(c)に示すように、パッキンP…が取
り出し易い状態に整列・分離して待機した状態になる。
最上位にあるパッキンPは、図示しない組み立て装置の
分離治具によって取り出され、次のパッキンが最上位に
くるようなる。こうして次々とパッキンを容易に取り出
すことができ、次々と取り出されたパッキンは、組立装
置によって機器の所定位置へ組み込まれる。
【0030】次に、他の実施例について説明する。図5
に示すように、支持台31にテーブル32を設けてあ
る。このテーブル32の下面左方寄りの位置に、取付け
ブラケット33によってリード軸34の駆動手段である
モータ35が取り付けてある。モータの出力軸35aに
は、軸継手36を介してリード軸34が連結してある。
リード軸34および軸継手36は、テーブル2に設けて
ある貫通孔2aを貫通し、テーブル32上にこのテーブ
ルとは独立して回転可能に立設してある。
【0031】リード軸34は、下端部近傍に軸継手36
への挿通深さを規制する鍔部が形成してあり、この鍔部
の上方の外周に先端部に行くほどピッチを広くした螺旋
状の溝34aが形成してある。
【0032】テーブル32の上面には、断面形状が逆L
字状をしたベース37が一端部をテーブル上に形成した
溝に係合して固定してある。図6に示すように、ベース
37の他端部は、V字状に形成してあり、その奥に形成
してある溝部によってリード軸34を取り囲んでいる。
【0033】また、テーブル上のベース37と対向する
位置には、リード軸34と外方(図面右方)とを結ぶ直
線上にガイドレール38が設けてある。このガイドレー
ル38に案内されて、スライダ39がテーブル32上で
リード軸34に対して進退自在に設けてある。ガイドレ
ール38は、スライダ39の下面に形成してある案内溝
(図示略)に係合しており、リード軸34と外方とを結
ぶ直線上を進退可能である。
【0034】図5,6に示すように、スライダ39の内
端部は、上記した実施例と同様に、ベース37の他端部
と一致する高さと板厚にしてあり、図6に示すように、
平面形状は略Z字状に形成してある。このZ字状の奥側
(図面上方)に位置する水平部39aの下面に形成して
ある溝に、前記したガイドレール38が係合し、スライ
ダ39はリード軸34と外方との間にて進退自在であ
る。
【0035】スライダ39の奥側の内端部近傍には、テ
ンション軸40が立設してある。図5〜7に示すよう
に、テンション軸40には、円筒状の外周部の一部を大
きくし、回転角によって半径が異なる断面形状の偏心カ
ラー41が回転自在に装着してある。
【0036】スライダ39の手前側に位置する水平部3
9bの上面には、テンションスプリング42が、スライ
ダ39をリード軸34から離間する方向に弾発した状態
に設けてある。テンションスプリング42の一端が外端
部(左端部)に設けてある掛止片39cに掛け止めてあ
り、他端部はバネ支持台43に支持された掛止具43a
に掛け止めてある。
【0037】次に、本実施例の動作について説明する。
前記実施例と同様に、モータ35を停止させた状態で、
スライダ39をリード軸34側へ押し付けると、スライ
ダ39がガイドレール38に沿ってリード軸34に接近
する方へ移動し、図5〜7に実線で示すように、リード
軸34とテンション軸40とは接近した位置になる。こ
の状態のときに、2軸間にリング状のパッキンPを無作
為に装着すると、パッキンPが図7に2点鎖線の2重だ
円形で示すような状態に装着される。次に、スライダ3
9を解放すると、スライダ39がテンションスプリング
42によって外方へ弾発され、スライダ39とともに、
テンション軸40がリード軸34から離れる方向へ移動
し、リード軸34とテンション軸40とは、図7に2点
鎖線で示すように、パッキンPはベルト掛けしたような
状態になる。
【0038】リード軸34とテンション軸40との間
に、整列させようとするパッキンを装着するときは、ス
ライダ39を引き寄せた状態とし、2軸間にパッキンP
を同時に基部まで無作為に嵌め込んで、スライダ39を
解放すると、前記した実施例の場合と同様に、図4
(a)に示すような、多数のパッキンが固まった状態で
装着される。
【0039】次に、起動スイッチを入れてモータ35を
駆動すると、リード軸34が軸継手36を介して回転す
る。テンション軸40に装着してある偏心カラー41
は、パッキンPによってテンション軸40とは独立に回
転し、その径が変化する際に装着してある多数のパッキ
ンPが伸縮し、それによって少しずつ整列され、図4
(b)に示すような状態になる。さらに、回転が継続す
ると、整列されたパッキンは、リード軸34に形成して
ある螺旋状の溝34aによって1個ずつ上に送り出さ
れ、図4(c)に示すような状態となり、先端部の溝の
間隔の広い領域では多数のパッキンは互いに離れて位置
し、パッキンPが取り出し易い状態に整列した状態にな
る。こうして前記した実施例と同様に、パッキンの取出
し及び組込み作業をスムーズに行うことが可能になる。
【0040】前記実施例がターンテーブルによってリー
ド軸の周囲をテンション軸を回転させ、テンション軸が
リード軸の周囲を回る間に多数のパッキンをスムーズに
整列させるのに対し、本実施例では、ターンテーブルを
使用せず、したがってターンテーブル駆動用のモータも
使用せずに、パッキン等を整列し、分離するようにした
もので、機構の簡略化による低コスト化が実現できる。
【0041】なお、本発明の構成は、上記実施例に限定
されるものではなく、リード軸とテンション軸との構成
を、例えば図8に示すように、リード軸51の溝51
a,41bの2条螺旋溝とすることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード軸とテンション軸との間に整列させようとする多
数のパッキンなど輪環状の弾性体を無作為に装着して回
転させるだけで、多数の輪環状の弾性体が順次整列し、
かつこれを取出し易い状態にすることができる。このた
め、従来行っていたような面倒な手作業を要しなくな
り、多数の輪環状の弾性体の中から1個ずつ容易に取り
出すことができるので、輪環状の弾性体の組込み作業の
機械化を容易にし、機器類への組立工程の能率化に寄与
する。
【0043】また、テンション軸に偏心カラーを装着
し、リード軸とテンション軸との間に装着した多数の輪
環状の弾性体を介して偏心カラーを回転させることによ
ってパッキンを整列させる構成にすれば、構成が簡略化
できるので、製造コストの引き下げが達成できる。さら
に、リード軸に形成する螺旋状の溝を先端に行くほど広
くすることにより、輪環状の弾性体をさらに容易に取り
出し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示すもので、図2の
A−A線断面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】複数の輪環状の弾性体が順次整列し、分離する
動作を示す正面図である。
【図5】他の実施例の要部の断面図である。
【図6】同上平面図である。
【図7】図5のC−C線断面図である。
【図8】他の実施例として、2重に螺旋状の溝が形成し
てあるリード軸の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1,31 支持台 6 ターンテーブル 9,34,51 リード軸 9a,34a51a,51b 溝 10,35 リード軸駆動手段 21 ターンテ−ブル駆動手段 19,40 テンション軸 22 部材 41 偏心カラー P 輪環状の弾性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状の溝を有するとともに支
    持台に回転可能に設けてあるリード軸と、 上記リード軸と対向して設けてあるテンション軸と、 上記リード軸と上記テンション軸とに無作為に掛け渡さ
    れる複数の輪環状の弾性体と、 上記リード軸を回転駆動するリード軸駆動手段とを備え
    ていることを特徴とする輪環状弾性体の整列装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記テンション軸は
    上記リード軸を回転中心として上記リード軸とは独立し
    て回転可能に設けてあるターンテーブル上に設けてあ
    り、上記ターンテーブルは上記支持台または上記支持台
    に対して固定関係にある部材に設けてあるターンテーブ
    ル駆動手段によって回転駆動されることを特徴とする輪
    環状弾性体の整列装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記テンシ
    ョン軸は上記リード軸に対し進退自在に設けてあるとと
    もに、上記リード軸から離間する方向に弾発されている
    ことを特徴とする輪環状弾性体の整列装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、上記テンシ
    ョン軸には、偏心カラーが回転自在に装着してあること
    を特徴とする輪環状弾性体の整列装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、上
    記リード軸の上記溝のピッチは先端に行くほど大きくな
    っていることを特徴とする輪環状弾性体の整列装置。
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