JPH06286492A - 自動変速機の変速操作装置 - Google Patents

自動変速機の変速操作装置

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Publication number
JPH06286492A
JPH06286492A JP7309793A JP7309793A JPH06286492A JP H06286492 A JPH06286492 A JP H06286492A JP 7309793 A JP7309793 A JP 7309793A JP 7309793 A JP7309793 A JP 7309793A JP H06286492 A JPH06286492 A JP H06286492A
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JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
shift
automatic transmission
range
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7309793A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Suzuki
俊史 鈴木
Takahito Yokouchi
敬人 横打
Naomune Moriyama
尚宗 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シフトレバーの操作に応じて、自動変速機の油
圧制御部を、機械的駆動手段と電気的駆動手段とにより
駆動し、シフトレバーの操作性を向上させるとともに、
電気的駆動手段の大型化を回避する。 【構成】ステアリングホイール(2)の近傍に配されて
自動変速機における複数の変速レンジを切換選択すべく
操作されるシフトレバー(10)と、シフトレバー(1
0)と自動変速機の油圧制御部(40)とを連結するケ
ーブル(30)と、自動変速機の油圧制御部(40)に
係合して設けられたモータ(50)と、シフトレバー
(10)が少なくとも複数の変速レンジのうちの特定の
ものを選択すべく操作されるとき、ケーブル(30)及
びモータ(50)の両者によって自動変速機の油圧制御
部(40)が駆動される状態となす制御ユニット(5
5)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載された自動
変速機における複数の変速レンジを切換選択すべく操作
されるシフトレバーを、ステアリングホイールの近傍に
備えた、自動変速機の変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される自動変速機における複
数の変速レンジ、例えば、パーキングレンジ,リバース
レンジ,ニュートラルレンジ,ドライブレンジ等は、通
常、例えば、特開平3-157230号公報にも開示されている
如くに、運転席と助手席との間におけるフロア構成部に
配されたシフトレバー、あるいは、ステアリングホイー
ルを支持してステアリングホイールに伴って回動する軸
部材が貫通する環状部材に取り付けられて、ステアリン
グホイールの近傍に配されたシフトレバーが操作される
ことにより、切換選択される。このような自動変速機が
搭載された車両において、特に、運転席を含む前部座席
が3人掛け用のものとされる場合には、その前部座席に
着座する乗員の着座スペースを確保する観点から、ステ
アリングホイールの近傍に配されたシフトレバーが備え
られることが望ましい。
【0003】斯かるステアリングホイールの近傍に配さ
れたシフトレバーにあっては、ステアリングホイールを
操作する運転者が、そのステアリングホイールを操作す
べくステアリングホイールに添えた両手のうちの一方に
より操作し得る位置をとるものとされることが望まれ、
そのようにされた場合には、運転者は、その両手により
ステアリングホイールを確実に操作しつつ、自動変速機
における複数の変速レンジの切換選択を行うことができ
る。さらに、このようなステアリングホイールの近傍に
配されたシフトレバーが用いられる場合には、ステアリ
ングホイールを操作しつつ車両の周囲環境を常時目視に
より確認することが要求される運転者にとって、その操
作位置等の目視確認を視線を大きく動かすことなく行え
るという利点も得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くのステアリ
ングホイールの近傍に配されたシフトレバーと、シフト
レバーの移動に応じて、自動変速機に付設されて自動変
速機における変速レンジの制御を行う油圧制御部を駆動
する駆動手段と、を備えるものとされた自動変速機の変
速操作装置においては、自動変速機に付設された油圧制
御部を駆動する駆動手段として、シフトレバーと油圧制
御部とを機械的に連結する機械的駆動手段、あるいは、
油圧制御部に係合して設けられた電気的駆動手段が用い
られる。そして、自動変速機に付設された油圧制御部を
駆動する駆動手段として、シフトレバーと油圧制御部と
を機械的に連結する機械的駆動手段、例えば、ケーブル
が用いられる場合には、複数の変速レンジを選択する操
作位置をとるものとされるシフトレバーに各操作位置を
とらせるにあたり、特に、シフトレバーにパーキングレ
ンジを選択するパーキングレンジ位置からリバースレン
ジを選択するリバースレンジ位置をとらせる移動、もし
くは、その逆の移動を行わせるための操作時に、比較的
大なる操作力が必要とされることになり、それゆえ、シ
フトレバーが、ステアリングホイールに両手を添えた運
転者がその一方の手による操作を行い難くい、操作性が
損なわれたものとされてしまう。また、自動変速機に付
設された油圧制御部を駆動する駆動手段として、油圧制
御部に係合して設けられた電気的駆動手段、例えば、モ
ータが用いられる場合には、シフトレバーが各操作位置
をとるものとされる都度、モータによる油圧制御部の駆
動が行われるが、特に、シフトレバーがパーキングレン
ジ位置からリバースレンジ位置をとるべく、もしくは、
その逆に移動せしめられるとき、モータに比較的大なる
駆動力が要求され、それゆえ、モータとして比較的大型
のものが必要とされることになってしまう。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、車両に搭載さ
れた自動変速機における複数の変速レンジを切換選択す
べく操作されるシフトレバーが、ステアリングホイール
の近傍に配され、そのシフトレバーの操作に応じて自動
変速機に付設された油圧制御系を駆動するにあたり、自
動変速機に付設された油圧制御系を駆動する駆動手段
が、シフトレバーの操作性を損なうものとならず、か
つ、比較的大型の電気的駆動手段等を要さないものとさ
れる、自動変速機の変速操作装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動変速機の変速操作装置は、車両の
ステアリングホイールを支持する軸部材が貫通せしめら
れた環状部材に移動可能に係合してステアリングホイー
ルの近傍に配され、車両に搭載された自動変速機におけ
る複数の変速レンジを切換選択すべく操作されるシフト
レバーと、シフトレバーと自動変速機に付設された油圧
制御部とを機械的に連結し、シフトレバーの移動に応じ
て、油圧制御部を駆動する機械的駆動手段と、自動変速
機に付設された油圧制御部に係合して設けられ、シフト
レバーの移動に応じて、油圧制御部を駆動する電気的駆
動手段と、機械的駆動手段,電気的駆動手段もしくはそ
れらの両者に関連して設けられた動作制御手段とを備
え、動作制御手段が、シフトレバーが少なくとも複数の
変速レンジのうちの特定のものを選択すべく操作される
とき、機械的駆動手段及び電気的駆動手段の両者が作動
する状態となすものとされて、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くの構成とされる本発明に係る自動変
速機の変速操作装置においては、ステアリングホイール
の近傍に配されたシフトレバーが、少なくとも複数の変
速レンジのうちの特定のものを選択すべく操作される
際、例えば、パーキングレンジ位置からリバースレンジ
位置をとるべく、もしくは、リバースレンジ位置からパ
ーキングレンジ位置をとるべく移動せしめられる際、シ
フトレバーと自動変速機に付設された油圧制御部とを機
械的に連結する機械的駆動手段、及び、自動変速機に付
設された油圧制御部に係合して設けられた電気的駆動手
段の両者が、自動変速機に付設された油圧制御部を駆動
する状態におかれる。このようにされることにより、シ
フトレバーの操作に基づく、少なくとも複数の変速レン
ジのうちの特定のものについての切換選択が、機械的駆
動手段及び電気的駆動手段の個々に要求される操作力が
低減されたもとで行われることになり、その結果、機械
的駆動手段により自動変速機の油圧制御部に機械的に連
結されたシフトレバーが、ステアリングホイールに両手
を添える運転者の一方の手により容易に操作し得る、操
作性が良好なものとされるとともに、電気的駆動手段の
大型化が必要とされないことになる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る自動変速機の変速操作
装置の一例を、自動変速機の部分と共に示す。
【0009】図1において示される環状部材1は、車両
の車室における運転席前方に配されたステアリングホイ
ール2を支軸する軸部材3が貫通せしめられたものとさ
れている。環状部材1におけるステアリングホイール2
側の端部側部分には、コンビネーションスイッチ機構を
収容したスイッチユニット5が配されるとともに、シフ
トレバー10が係合せしめられている。コンビネーショ
ンスイッチ機構は、左右方向指示ランプやヘッドランプ
等を作動させるものとされる。また、シフトレバー10
は、ステアリングホイール2が配された車両に搭載され
た自動変速機における複数の変速レンジ、例えば、パー
キングレンジ(Pレンジ),リバースレンジ(Rレン
ジ),ニュートラルレンジ(Nレンジ)、及び、フォワ
ードレンジを構成するドライブレンジ(Dレンジ),セ
カンドレンジ(Sレンジ)及びローレンジ(Lレンジ)
の切換選択を行うべく操作される。
【0010】スイッチユニット5には、ステアリングホ
イール2を操作する運転者の右手により操作される位置
をとって配されたコンビネーションスイッチ用レバー7
が取り付けられている。コンビネーションスイッチ用レ
バー7は、スイッチユニット5内に収容されたコンビネ
ーションスイッチ機構の動作制御を行うべく操作され
る。
【0011】シフトレバー10は、連結板部12により
一端部が形成された基部13Aと、全体的に“く”字状
の形状にされるとともにグリップ部14により一端部が
形成された本体部13Bとを有し、全体がステアリング
ホイール2の近傍に配されたものとされている。シフト
レバー10の基部13Aは、その中間部分に球状嵌合部
材16が配されており、また、シフトレバー10の本体
部13Bは、その他端部に嵌合する連結ブラケット17
と、連結ブラケット17及び基部13Aにおける他端部
を貫通するピン部材18とによって、基部13Aに揺動
可能とされて連結されている。基部13Aと連結ブラケ
ット17との間には、図示が省略されているが、本体部
13Bをステアリングホイール2から離隔させる方向に
付勢するリターンスプリングが配されている。斯かるシ
フトレバー10は、環状部材1に嵌合するベース部材2
0により支持されている。ベース部材20は、図2にも
示される如く、レバー収容部20Aとギア収容部20B
とを有し、環状部材1にボルト締結されている。
【0012】ベース部材20のレバー収容部20Aにお
ける、車両の前方側から見て、ステアリングホイール2
に対して右側部となる部分には、環状部材1の伸びる方
向に略直交する方向に伸びるピン部材22が設けられて
いる。ピン部材22には、それを支軸として回動せしめ
られる可動板部材25が取り付けられている。可動板部
材25は、先端部が二股状に分岐して形成された、アー
ム状部分25A及び25Bを有しており、アーム状部分
25Aには長孔26が設けられるとともに、アーム状部
分25Bには、ベース部材20の下端部から突出する係
合板部材23を挿通して、自動変速機に連結されたケー
ブル30が取り付けられている。
【0013】さらに、レバー収容部20A及びギア収容
部20Bを有したベース部材20は、図3に示される如
く、可動板部材25に対向する部分の内部に、環状部材
1の外周に沿って湾曲する断面を有した案内路31が設
けられたものとされている。また、レバー収容部20A
の表面部における案内路31に対向する部分には、環状
部材1の外周に沿って伸びる長孔32が設けられてい
る。そして、シフトレバー10の基部13Aは、それに
設けられた連結板部12が、環状部材1の外周に対向す
る位置におかれた案内路31に係合せしめられてベース
部材20により保持されたもとで、環状部材1の中心軸
線に略直交する方向をもって長孔32からベース部材2
0の外部に伸び、その中間部分に配された球状嵌合部材
16を可動板部材25に設けられた長孔26内に位置さ
せている。また、基部13Aにおける連結板部12は、
その上下方向の長さが、ベース部材20における案内路
31の上下方向の長さより小とされ、環状部材1の外周
に沿う摺動が可能なものとされている。
【0014】このようにして、基部13Aがベース部材
20を介して環状部材1に係合せしめられたシフトレバ
ー10は、実質的に環状部材1を支軸とする回動操作が
行われ、そのグリップ部14がステアリングホイール2
に沿う回動軌跡を描くものとされる。そして、シフトレ
バー10は、環状部材1を実質的に支軸とする回動操作
が行われることによって、Pレンジを選択するPレンジ
位置,Rレンジを選択するRレンジ位置,Nレンジを選
択するNレンジ位置,Dレンジを選択するDレンジ位
置,Sレンジを選択するSレンジ位置、及び、Lレンジ
を選択するLレンジ位置のいずれかにおかれる。そし
て、図示が省略されているが、それら複数の操作位置の
夫々にシフトレバー10がおかれる際、例えば、オン状
態にされる複数のレンジ位置検出用スイッチが、ベース
部材20における案内路31に対向する部分に配されて
いる。
【0015】シフトレバー10の基部13Aに設けられ
た連結板部12におけるステアリングホイール2から離
隔した端部には、上下方向に伸びるラック33が設けら
れている。ラック33は、ベース部材20のギア収容部
20B内に収容されたギア34及びギア35のうちのギ
ア34に噛合しており、ギア34及び35は、環状部材
1に沿って伸びる連結軸38を介して相互連結されてい
る。ギア35は、シフトレバー10の実質的に環状部材
1を支軸とする回動が、連結板部12に設けられたラッ
ク33からギア34を介して伝達されて、回転せしめら
れる。また、ベース部材20のギア収容部20B内に
は、ギア35の回転を検知する回転センサ29が配され
ている。回転センサ29は、ギア35の回転とその回転
方向に基づいて、シフトレバー10の回動及びその回動
方向をあらわす検出出力信号を送出する。
【0016】一方、環状部材1におけるステアリングホ
イール2側の端部側部分には、図1において一点鎖線に
より示される如く、スイッチユニット5,シフトレバー
10の基部13A,ベース部材20、及び、ベース部材
20に取り付けられた可動板部材25等を収容するステ
アリングコラム37が配されている。ステアリングコラ
ム37における側面部は、ゲート形成部37Gとされ、
シフトレバー10の本体部13Bが貫通するものとされ
た、切抜部として形成されるシフトゲート36が形成さ
れている。シフトゲート36は、図4に示される如く、
その上方から下方に向けて係合凹部36P,36R,3
6N,36D,36S及び36Lが設けられたものとさ
れており、それら係合凹部36P,36R,36N,3
6D,36S及び36Lには、図4において一点鎖線に
より示される如く、シフトレバー10の本体部13Bが
選択的に係合せしめられる。また、シフトゲート36を
貫通する本体部13Bに設けられグリッップ部14は、
ステアリングホイール2に両手を添える運転者の左手に
より操作される位置をとるものとされる。
【0017】斯かるシフトレバー10が、実質的に環状
部材1を支軸とする操作が行われるにあたっては、本体
部13Bが、ピン部材18を支軸とする揺動操作が行わ
れて、シフトゲート36における係合凹部36P,36
R,36N,36D,36S及び36Lのいずれかとの
係合が解除される。そして、シフトレバー10が、ケー
ブル30が取り付けられた可動板部材25のピン部材2
2を支軸とする回動を伴って、Pレンジ位置,Rレンジ
位置,Nレンジ位置,Dレンジ位置,Sレンジ位置、も
しくは、Lレンジ位置におかれる際、シフトレバー10
における本体部13Bのピン部材18を支軸とする揺動
操作が停止され、本体部13Bが、シフトゲート36に
おける係合凹部36P,36R,36N,36D,36
Sもしくは36Lとの係合状態におかれることにより、
シフトレバー10が、それがおかれた操作位置に維持さ
れる。また、斯かる際における可動板部材25の回動に
応じて、図1に示される如く、可動板部材25に取り付
けられたケーブル30が、その先端部に配されたリンク
機構30Aを介して、図5において実線,一点鎖線及び
二点鎖線により示される如くに、自動変速機に付設され
た油圧制御部40の切換レバー41を駆動する状態にお
かれ、それにより、シフトレバー10のとる操作位置に
応じた変速レンジの切換えが行われる。
【0018】このように、シフトレバー10に、可動板
部材25に取り付けられたケーブル30を介して、切換
レバー41が連結された油圧制御部40は、トルクコン
バータ42及び多段ギア式の変速機構43と共に自動変
速機を構成するものとされている。油圧制御部40は、
図5にも示される如く、切換レバー41に加えて、支軸
44を介して、切換レバー41に連結されたギア45が
設けられている。ギア45は、電磁クラッチ47に設け
られたウオーム48に噛合している。電磁クラッチ47
には、それに軸部が挿入されたギア49が配されてい
る。ギア49は、モータ50の出力軸に設けられたギア
51に噛合して、そのギア51と共に減速機構部を構成
している。そして、ギア51を介して油圧制御部40に
係合せしめられたモータ50は、制御ユニット55から
制御信号が供給される駆動部54からの駆動信号によ
り、作動状態におかれるものとされている。
【0019】制御ユニット55は、回転センサ29に電
気的に接続されるとともに、駆動部54を介して、モー
タ50にも電気的に接続されており、回転センサ29か
らのシフトレバー10の回動方向をあらわす検出出力信
号が供給される。制御ユニット55は、回転センサ29
から検出出力信号が供給されると、シフトレバー10が
Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,Sレンジ及
びLレンジのいずれかを選択すべく操作されたことを検
知し、検出出力信号が供給されている期間において、検
出出力信号があらわすシフトレバー10の回動方向に応
じた制御信号を駆動部54に供給する。駆動部54は、
制御ユニット55からの制御信号が、シフトレバー10
の回動方向が、シフトゲート36における最上端部を形
成する係合凹部36P側に向かうものであることをあら
わす場合には、モータ50に、例えば、正極性の駆動信
号を供給し、また、シフトレバー10の回動方向が、シ
フトゲート36における最下端部を形成する係合凹部3
6L側に向かうものであることをあらわす場合には、モ
ータ50に、例えば、負極性の駆動信号を供給する。
【0020】モータ50は、例えば、駆動部54から正
極性の駆動信号が供給されるもとでは正転せしめられる
とともに、駆動部54から負極性の駆動信号が供給され
るもとでは逆転せしめられて、また、正極性の駆動信号
及び負極性の駆動信号のいずれもが供給されないもとで
は非作動状態におかれる。モータ50の出力軸に設けら
れたギア51に連結された電磁クラッチ47は、モータ
50が作動状態におかれている期間において接続状態に
おかれ、ギア51に噛合するギア49によって、モータ
50の回動方向に応じた方向をもって回動せしめられ
る。それにより、電磁クラッチ47に設けられたウオー
ム48を介して、油圧制御部40に設けられたギア44
が、モータ50の回動方向に応じた方向をもって回転せ
しめられて、ギア44に連結された切換レバー41がモ
ータ50の回動方向に応じた方向に駆動され、シフトレ
バー10のとる操作位置に応じた変速レンジの切換えが
行われる。
【0021】斯かるシフトレバー10の移動に応じてモ
ータ50を作動させる制御ユニット55は、シフトレバ
ー10がPレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,S
レンジ及びLレンジのいずれかを選択すべく操作される
とき、油圧制御部40における切換レバー41の駆動
が、ケーブル30及びモータ50により行われる状態と
なす動作制御手段を構成している。そして、このよう
に、制御ユニット55によって、シフトレバー10がP
レンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,Sレンジ及び
Lレンジのいずれかを選択すべく操作されるとき、ケー
ブル30及びモータ50の両者により油圧制御部40の
切換レバー41が駆動されるので、それらケーブル30
及びモータ50の個々に要求される駆動力が低減され、
従って、ケーブル30を介して油圧制御部40の切換レ
バー41に連結されたシフトレバー10が、各操作位置
におかれるにあたっての移動に要される操作力が低減さ
れ、ステアリングホイール2に両手を添えた運転者の左
手により容易に操作し得る、操作性の優れたものとされ
る。さらに、モータ50が小型化を図ることができるも
のとされる。
【0022】なお、上述の例においては、制御ユニット
55が、シフトレバー10が、Pレンジ,Rレンジ,N
レンジ,Dレンジ,Sレンジ及びLレンジのいずれかを
選択すべく操作されるとき、そのシフトレバー10の移
動に応じて、油圧制御部40の駆動を行うモータ50を
作動させるものとされているが、本発明に係る自動変速
機の変速操作装置においては、制御ユニットが、シフト
レバーがPレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,S
レンジ及びLレンジのうちの特定のものを選択すべく操
作されるとき、例えば、RレンジからPレンジへの、も
しくは、PレンジからRレンジへの切換選択を行うべく
操作されるときのみ、そのシフトレバーの移動に応じ
て、自動変速機に付設された油圧制御部の駆動を行うモ
ータを作動させるものとされてもよい。
【0023】図6及び図7は、本発明に係る自動変速機
の変速操作装置の他の例を自動変速機の部分と共に示
す。図6及び図7において、図1及び図2に示される例
における各部及び各部材に夫々対応する各部及び各部材
は、図1及び図2と共通な符号が付されて示されてお
り、それらについての重複説明は省略される。
【0024】図6及び図7に示される例にあっては、環
状部材1は、それより大なる径を有した環状部材60内
を挿通せしめられている。環状部材60におけるステア
リングホイール2側の端部側部分には、コンビネーショ
ンスイッチ機構を収容したスイッチユニット5が配され
ている。また、環状部材1におけるスイッチユニット5
に近接した部分には、シフトレバー61が係合せしめら
れている。シフトレバー61は、ステアリングホイール
2が配された車両に搭載された自動変速機における複数
の変速レンジ、例えば、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ
及びDレンジの切換選択をすべく操作される。シフトレ
バー61は、環状部材60に嵌合してそれにボルト締結
されるとともに、スイッチユニット5との間にブラケッ
ト64が介在せしめられたベース部材65により支持さ
れている。ベース部材65における車両の前方側から見
て、ステアリングホイール2に対して右側部となる部分
には、環状部材60の伸びる方向に略直交する方向に伸
びるピン部材66が設けられている。ピン部材66に
は、それを支軸として回動せしめられる第1のアーム部
材67A及び第2のアーム部材67Bが取り付けられて
いる。第1のアーム部材67Aは、長孔68が設けられ
たものとされている。また、第2のアーム部材67B
は、その一端部にストッパ69が設けられるとともに、
他端部に、ベース部材65の下端部から突出する係合板
部材70を挿通して、自動変速機に連結されたケーブル
30が取り付けられたものとされている。
【0025】一方、シフトレバー61は、図1及び図2
に示されるシフトレバー10と略同様なものとされ、基
部13A及び本体部13Bに夫々相当する、ギアが設け
られた連結板部62により一端部が形成されるととも
に、中間部分に球状嵌合部材71が配された基部63
A、及び、グリップ部72により一端部が形成された本
体部63Bを有している。シフトレバー61の基部63
Aにおける連結板部62及びベース部材65は、夫々、
図1及び図2の例におけるシフトレバー10の連結板部
12及びベース部材20におけるレバー収容部20Aに
相当し、連結板部62は、ベース部材65内に設けられ
た案内路に係合して、環状部材1の外周に沿う摺動が可
能なものとされて、ベース部材65により保持されてい
る。連結板部62のギアが設けられた端部は、環状部材
1と環状部材60との間に形成された空間を通じて、環
状部材60に配されたギア収容ユニット74内に位置し
ている。また、シフトレバー61の基部63Aは、環状
部材60の中心軸線に略直交する方向をもって、ベース
部材65における案内路に対向する表面部に設けられた
長孔73からベース部材65の外部に伸び、その中間部
分に配された球状嵌合部材71を第1のアーム部材67
Aに設けられた長孔68内に位置させている。さらに、
シフトレバー61の本体部63Bは、基部63Aに対
し、連結ブラケット17とピン部材18とによって揺動
可能に連結されており、シフトレバー61の基部63A
と連結ブラケット17との間には、図示が省略されてい
るが、本体部63Bをステアリングホイール2から離隔
させる方向に付勢するリターンスプリングが配されてい
る。
【0026】斯かるシフトレバー61は、その基部63
Aが連結板部62を介して環状部材1に係合せしめられ
るとともに、その全体がステアリングホイール2の近傍
に配され、実質的に環状部材1を支軸とする回動操作が
行われ、そのグリップ部72がステアリングホイール2
に沿う回動軌跡を描くものとされる。そして、シフトレ
バー61は、環状部材1を実質的に支軸とする回動操作
が行われることによって、Pレンジを選択するPレンジ
位置,Rレンジを選択するRレンジ位置,Nレンジを選
択するNレンジ位置、及び、Dレンジを選択するDレン
ジ位置のいずれかにおかれる。そして、図示が省略され
ているが、それら複数の操作位置の夫々にシフトレバー
61がおかれる際、基部63Aの連結板部62の摺動に
より、例えば、オン状態にされる複数のレンジ位置検出
用スイッチが、ベース部材65内に配されている。
【0027】シフトレバー61における連結板部62の
ギアが設けられた端部が位置せしめられるギア収容ユニ
ット74は、図1及び図2に示される例におけるベース
部材20のギア収容部20Bと同様に、シフトレバー6
1の回動操作が行われると、連結板部62に設けられた
ギアによって回転せしめられる一対のギアと、それら一
対のギアの一方の回転を検知して、シフトレバー61の
回動及びその回動方向をあらわす検出出力信号を送出す
る回転センサが収容されている。
【0028】また、スイッチユニット5とベース部材6
5との間に介在せしめられたブラケット64は、第2の
アーム部材67Bに近接する部分に、その第2のアーム
部材67Bをステアリングホイール2に近接する方向に
付勢するコイルスプリング77が配されている。そし
て、斯かる第2のアーム部材67Bのコイルスプリング
77の付勢力に従う回動を阻止するストッパ78が、ベ
ース部材65に配されている。斯かる第2のアーム部材
67Bの他端部に取り付けられたケーブル30は、図6
に示される如く、その先端部に配されたリンク機構30
Aを介して、自動変速機に付設された油圧制御部40の
切換レバー41に連結されている。
【0029】一方、環状部材60におけるステアリング
ホイール2側の端部側部分には、図6において一点鎖線
により示される如く、スイッチユニット5,シフトレバ
ー61の基部63A,ベース部材65,ベース部材65
に取り付けられた第1及び第2のアーム部材67A及び
67B、及び、ギア収容ユニット74等を収容するステ
アリングコラム80が配されている。ステアリングコラ
ム80における側面部は、ゲート形成部80Gとされ、
シフトレバー61の本体部63Bが貫通するものとされ
た、切抜部として形成されるシフトゲート81が形成さ
れている。シフトゲート81は、図8に示される如く、
その上方から下方に向けて係合凹部81P,81R,8
1N及び81Dが設けられたものとされており、それら
係合凹部81P,81R,81N及び81Dには、図8
において一点鎖線により示される如く、シフトレバー6
1の本体部63Bが選択的に係合せしめられる。また、
シフトゲート81を貫通する本体部63Bに設けられグ
リッップ部72は、ステアリングホイール2に両手を添
える運転者の左手により操作される位置をとるものとさ
れる。
【0030】斯かるシフトレバー61が、実質的に環状
部材1を支軸とする回動操作が行われるにあたっては、
本体部63Bが、ピン部材18を支軸とする揺動操作が
行われて、シフトゲート81における係合凹部81P,
81R,81N及び81Dのいずれかとの係合が解除さ
れる。そして、シフトレバー61がPレンジ位置,Rレ
ンジ位置,Nレンジ位置、もしくは、Dレンジ位置にお
かれる際、シフトレバー61における本体部63Bのピ
ン部材18を支軸とする揺動操作が停止され、本体部6
3Bが、シフトゲート81における係合凹部81P,8
1R,81Nもしくは81Dとの係合状態におかれるこ
とにより、シフトレバー61が、それがおかれた操作位
置に維持される。
【0031】このようにシフトレバー61が、Pレン
ジ,Rレンジ,Nレンジ、もしくは、Dレンジのいずれ
かを選択すべく操作されるとき、ギア収容ユニット74
内に収容された回転センサからの検出出力信号が供給さ
れる制御ユニット55’が、油圧制御部40の切換レバ
ー41をシフトレバー61の回動方向に応じた方向に駆
動させるべく、駆動部54に制御信号を供給する。それ
により駆動部54から供給される正極性もしくは負極性
の駆動信号により、モータ50が作動状態におかれる。
それにより、油圧制御部40の切換レバー41がギア4
5によって、モータ50の回動方向に応じた方向に駆動
され、シフトレバー61のとる操作位置に応じた変速レ
ンジの切換えが行われる。
【0032】上述の如くにしてシフトレバー61が回動
操作されるとき、第1のアーム部材67Aは、シフトレ
バー61の移動に伴って回動せしめられる。また、第2
のアーム部材67Bは、シフトレバー61が、図9のA
に示される如くのPレンジ位置に、図9のBに示される
如くのRレンジ位置から移動せしめられる際には、その
一端部に設けられたストッパ69に当接する第1のアー
ム部材67Aにより、ケーブル30が取り付けられた他
端側部分とブラケット64との相互離隔距離が比較的大
となる、図9のAに示される如くの第1の位置に向けて
移動せしめられる。斯かる際には、油圧制御部40の切
換レバー41が、制御ユニット55’により動作制御さ
れるモータ50に加えて、ケーブル30によっても駆動
される状態がとられる。
【0033】このように、比較的大なる操作力が必要と
されるシフトレバー61のRレンジ位置からPレンジ位
置への回動操作が行われるとき、油圧制御部40におけ
る切換レバー41の駆動がケーブル30及びモータ50
により行われるので、シフトレバー61の移動に要され
る操作力が低減される。それにより、シフトレバー61
は、ステアリングホイール2に両手を添える運転者がそ
の左手により容易に操作することのできる、優れた操作
性を有するものとなる。
【0034】また、第2のアーム部材67Bは、シフト
レバー61がPレンジ位置からRレンジ位置に移動せし
められる際には、コイルスプリング77の付勢力によ
り、図9のBにおいて矢印aにより示される方向に回動
せしめられて、ケーブル30が取り付けられた他端側部
分がベース部材65に設けられたストッパ78に当接す
るものとされ、ケーブル30が取り付けられた他端側部
分とブラケット64との相互離隔距離が第1の位置にあ
るときに比して小となる、図9のBに示される如くの、
第2の位置に向けて移動せしめられる。斯かる際にも、
油圧制御部40の切換レバー41が、制御ユニット5
5’により動作制御されるモータ50に加えて、ケーブ
ル30によっても駆動される状態がとられる。
【0035】このように、比較的大なる操作力が必要と
されるシフトレバー61のPレンジ位置からRレンジ位
置への回動操作が行われるときにおいても、油圧制御部
40における切換レバー41の駆動がケーブル30及び
モータ50により行われるので、シフトレバー61の移
動に要される操作力が低減される。それにより、シフト
レバー61は、ステアリングホイール2に両手を添える
運転者がその左手により容易に操作することのできる、
優れた操作性を有するものとなる。
【0036】さらに、第2のアーム部材67Bは、シフ
トレバー61がRレンジ位置から、図9のCに示される
如くのNレンジ位置に移動せしめられる際には、第2の
位置に維持され、その一端部に設けられたストッパ69
から第1のアーム部材67Aが離隔せしめられる。斯か
る際には、ケーブル30が固定状態におかれて、油圧制
御部40の切換レバー41が、制御ユニット55’によ
り動作制御されるモータ50のみにより駆動され、変速
レンジがRレンジからNレンジに切り換えられる。同様
にして、第2のアーム部材67Bは、シフトレバー61
がNレンジ位置から、図9のDに示される如くのDレン
ジ位置に移動せしめれられる際にも、第2の位置に維持
される。斯かる際にも、ケーブル30が固定状態におか
れて、油圧制御部40の切換レバー41が、制御ユニッ
ト55’により動作制御されるモータ50のみにより駆
動され、変速レンジがNレンジからDレンジに切り換え
られる。
【0037】このように、シフトレバー61をケーブル
30に連結させる連結機構を構成するとともに、ケーブ
ル30の動作制御手段を構成する第1及び第2のアーム
部材67A及び67Bによって、ケーブル30及びモー
タ50の両者が、シフトレバー61のRレンジ位置から
Pレンジ位置への回動操作、及び、Pレンジ位置からR
レンジ位置への回動操作が夫々行われるとき、油圧制御
部40の切換レバー41を駆動する状態にされることに
より、変速レンジのRレンジからPレンジへの換選択、
及び、PレンジからRレンジへの切換選択に際し、モー
タ50に要求される駆動力が低減され、従って、モータ
50が小型化を図ることができるものとされる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動変速機の変速操作装置によれば、ステアリング
ホイールの近傍に配されたシフトレバーが、少なくとも
複数の変速レンジのうちの特定のものを選択すべく操作
される際、シフトレバーと自動変速機に付設された油圧
制御部とを機械的に連結する機械的駆動手段、及び、自
動変速機に付設された油圧制御部に係合して設けられた
電気的駆動手段の両者が、自動変速機に付設された油圧
制御部を駆動する状態におかれることにより、少なくと
も複数の変速レンジのうち特定のものへの切換選択が、
機械的駆動手段及び電気的駆動手段の個々に要求される
駆動力が低減されたもとで行われ、その結果、機械的駆
動手段により自動変速機の油圧制御部に機械的に連結さ
れたシフトレバーを、ステアリングホイールに両手を添
えた運転者がその一方の手により容易に操作できること
になる、操作性が向上せしめられたものとなすことがで
き、しかも、電気的駆動手段の大型化を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機の変速操作装置の一例
を、それが適用された自動変速機の一部と共に示す斜視
図である。
【図2】図1に示されるシフトレバー及びその周囲の構
成の説明に供される斜視図である。
【図3】図1に示されるシフトレバーの動作説明に供さ
れる断面図である。
【図4】図1に示されるシフトレバーの動作説明に供さ
れる概念図である。
【図5】図1に示される油圧制御部における切換レバー
の動作説明に供される断面図である。
【図6】本発明に係る自動変速機の変速操作装置の他の
一例を、それが適用された自動変速機の一部と共に示す
斜視図である。
【図7】図6に示されるシフトレバー及びその周囲の構
成の説明に供される斜視図である。
【図8】図6に示されるシフトレバーの動作説明に供さ
れる概念図である。
【図9】図6に示される例の動作説明に供される部分側
面図である。
【符号の説明】
1,60 環状部材 2 ステアリングホイール 3 軸部材 10,61 シフトレバー 12,62 連結板部 13A,63A 基部 13B,63B 本体部 20,65 ベース部材 25 可動板部材 29 回転センサ 30 ケーブル 40 油圧制御部 41 切換レバー 50 モータ 54 駆動部 55,55’ 制御ユニット 67A 第1のアーム部材 67B 第2のアーム部材 69,78 ストッパ 77 コイルスプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のステアリングホイールを支持する軸
    部材が貫通せしめられた環状部材に移動可能に係合して
    上記ステアリングホイールの近傍に配され、上記車両に
    搭載された自動変速機における複数の変速レンジを切換
    選択すべく操作されるシフトレバーと、 該シフトレバーと上記自動変速機に付設された油圧制御
    部とを機械的に連結し、上記シフトレバーの移動に応じ
    て、上記油圧制御部を駆動する機械的駆動手段と、 上記自動変速機に付設された油圧制御部に係合して設け
    られ、上記シフトレバーの移動に応じて、上記油圧制御
    部を駆動する電気的駆動手段と、 上記シフトレバーが少なくとも上記複数の変速レンジの
    うちの特定のものを選択すべく操作されるとき、上記機
    械的駆動手段及び電気的駆動手段の両者が作動する状態
    となす動作制御手段と、を備えて構成される自動変速機
    の変速操作装置。
  2. 【請求項2】機械的駆動手段が、シフトレバーが複数の
    変速レンジの夫々を選択すべく操作されるとき作動状態
    にされ、動作制御手段が、上記シフトレバーの、少なく
    とも上記複数の変速レンジのうちの特定のものを選択す
    べく操作されることによる移動に応じて、電気的駆動手
    段を作動させる制御ユニットにより構成されることを特
    徴とする請求項1記載の自動変速機の変速操作装置。
  3. 【請求項3】電気的駆動手段が、シフトレバーが複数の
    変速レンジの夫々を選択すべく操作されるとき作動状態
    にされ、動作制御手段が、上記シフトレバーの、上記複
    数の変速レンジのうちの特定のものを選択すべく操作さ
    れることによる移動に応じて、機械的駆動手段を作動さ
    せる上記シフトレバーと機械的駆動手段との間の連結機
    構により構成されることを特徴とする請求項1記載の自
    動変速機の変速操作装置。
  4. 【請求項4】複数の変速レンジのうちの特定のものが、
    リバースレンジから切換選択されるパーキングレンジ、
    もしくは、パーキングレンジから切換選択されるリバー
    スレンジとされることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の自動変速機の変速操作装置。
  5. 【請求項5】機械的駆動手段が、シフトレバーと自動変
    速機に付設された油圧制御系とを連結するケーブルとさ
    れたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の自
    動変速機の変速操作装置。
  6. 【請求項6】電気的駆動手段が、自動変速機に付設され
    た油圧制御部に係合して設けられたモータとされること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の自動変速機
    の変速操作装置。
JP7309793A 1993-03-31 1993-03-31 自動変速機の変速操作装置 Pending JPH06286492A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008044393A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Tokai Rika Co Ltd シフト装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044393A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
JP4733591B2 (ja) * 2006-08-10 2011-07-27 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置

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