JPH06286399A - 合成樹脂シートの模様形成方法およびその製品 - Google Patents
合成樹脂シートの模様形成方法およびその製品Info
- Publication number
- JPH06286399A JPH06286399A JP24414192A JP24414192A JPH06286399A JP H06286399 A JPH06286399 A JP H06286399A JP 24414192 A JP24414192 A JP 24414192A JP 24414192 A JP24414192 A JP 24414192A JP H06286399 A JPH06286399 A JP H06286399A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- hole
- top plate
- pattern member
- synthetic resin
- Prior art date
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- Pending
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂シートの模様形成方法およびその製
品 【構成】 天板1等合成樹脂シートに模様形状の貫通孔
2を設け、その貫通孔2の全部または一部に、模様部材
3を嵌合し、前記天板1等合成樹脂シートおよび模様部
材3の両面、または、いずれか一方の面を加熱し、天板
1等合成樹脂シートと模様部材3のそれぞれの接合面の
全部または一部を溶融接着させて模様を形成する。
品 【構成】 天板1等合成樹脂シートに模様形状の貫通孔
2を設け、その貫通孔2の全部または一部に、模様部材
3を嵌合し、前記天板1等合成樹脂シートおよび模様部
材3の両面、または、いずれか一方の面を加熱し、天板
1等合成樹脂シートと模様部材3のそれぞれの接合面の
全部または一部を溶融接着させて模様を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンダル、スリッパ
等履物の天板、中敷、底板またはアッパー材(甲皮
材)、更には、マット、かばん、ベルト、その他の日用
品等に使用する合成樹脂シート一般の模様形成方法およ
びそれによる合成樹脂シートに関するものである。
等履物の天板、中敷、底板またはアッパー材(甲皮
材)、更には、マット、かばん、ベルト、その他の日用
品等に使用する合成樹脂シート一般の模様形成方法およ
びそれによる合成樹脂シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、履物の天板に模様を形成する方法
として、天板に模様形状の孔を設け、その孔の形状と同
じ形状の色違いの部材をその孔に嵌合させ、天板と模様
部材の裏面に接着剤を塗付して底板を接着している。
として、天板に模様形状の孔を設け、その孔の形状と同
じ形状の色違いの部材をその孔に嵌合させ、天板と模様
部材の裏面に接着剤を塗付して底板を接着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記方法で模様
を形成した天板を用いた履物は、使用時に天板が曲がる
と、天板の模様の孔の周縁と模様部材の周縁の間に間隙
が生じ、砂、土等異物が挟まり、足裏が痛くて使用に耐
えられなくなり、また、不使用時には天板が見苦しくな
る。この発明は、履物を使用したときに、天板の模様の
孔の周縁と模様部材の周縁の間に間隙を生じない履物用
天板の模様形成方法とそれによる履物用天板を提供する
とともに、天板に限らず、この方法により模様形成した
履物の底板、中敷、アッパー材や、更には、この方法に
より模様形成したマット、かばん、ベルト、その他の日
用品等に使用する合成樹脂シートを提供することを目的
とする。
を形成した天板を用いた履物は、使用時に天板が曲がる
と、天板の模様の孔の周縁と模様部材の周縁の間に間隙
が生じ、砂、土等異物が挟まり、足裏が痛くて使用に耐
えられなくなり、また、不使用時には天板が見苦しくな
る。この発明は、履物を使用したときに、天板の模様の
孔の周縁と模様部材の周縁の間に間隙を生じない履物用
天板の模様形成方法とそれによる履物用天板を提供する
とともに、天板に限らず、この方法により模様形成した
履物の底板、中敷、アッパー材や、更には、この方法に
より模様形成したマット、かばん、ベルト、その他の日
用品等に使用する合成樹脂シートを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】合成樹脂シートに模様形
状の貫通孔を設け、その貫通孔の全部または一部に、模
様部材を嵌合し、前記合成樹脂シートおよび模様部材の
両面、または、いずれか一方の面を加熱し、前記合成樹
脂シートと模様部材のそれぞれの接合面の全部または一
部を溶融接着させて模様を形成する。
状の貫通孔を設け、その貫通孔の全部または一部に、模
様部材を嵌合し、前記合成樹脂シートおよび模様部材の
両面、または、いずれか一方の面を加熱し、前記合成樹
脂シートと模様部材のそれぞれの接合面の全部または一
部を溶融接着させて模様を形成する。
【0005】
【作用】加熱により合成樹脂シートと模様部材のそれぞ
れの接合面の一部または全部が溶融接着する。この溶融
接着部は、合成樹脂シートの使用により合成樹脂シート
が曲がっても、合成樹脂シートと模様部材との接合部に
間隙を生じさせず、異物を挟まない。
れの接合面の一部または全部が溶融接着する。この溶融
接着部は、合成樹脂シートの使用により合成樹脂シート
が曲がっても、合成樹脂シートと模様部材との接合部に
間隙を生じさせず、異物を挟まない。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図面により説明する。E
VAスポンジシート、またはその他の合成樹脂シートよ
りなる履物用の天板1に、模様形状の貫通孔2を設け
る。貫通孔2は1個でも複数個でもよい。
VAスポンジシート、またはその他の合成樹脂シートよ
りなる履物用の天板1に、模様形状の貫通孔2を設け
る。貫通孔2は1個でも複数個でもよい。
【0007】貫通孔2の形状と同じ形状の模様部材3を
作り、その模様部材3を貫通孔2に嵌合する。図2はそ
の状態を示す。模様部材3は、貫通孔2と同形でなく、
一部が欠けて、貫通孔2の全部を埋めずに、図3に示す
ように、孔4が残ってもよい。また、模様部材3は、貫
通孔2の輪郭形状よりやや大きい目の輪郭形状のもので
もよい。
作り、その模様部材3を貫通孔2に嵌合する。図2はそ
の状態を示す。模様部材3は、貫通孔2と同形でなく、
一部が欠けて、貫通孔2の全部を埋めずに、図3に示す
ように、孔4が残ってもよい。また、模様部材3は、貫
通孔2の輪郭形状よりやや大きい目の輪郭形状のもので
もよい。
【0008】模様部材3は、天板1とは同色または色違
いのEVAスポンジシートまたはその他の合成樹脂より
なる。模様部材3の厚みは、天板1と同じか、厚いか、
または、薄いか、いずれでもよい。
いのEVAスポンジシートまたはその他の合成樹脂より
なる。模様部材3の厚みは、天板1と同じか、厚いか、
または、薄いか、いずれでもよい。
【0009】模様部材3は、1個の部材でもよく、また
は図1に示すように3a、3bの2つの部材、更にはそ
れ以上の数の部材で構成してもよい。模様部材3には、
模様のための孔5を設けてもよい。
は図1に示すように3a、3bの2つの部材、更にはそ
れ以上の数の部材で構成してもよい。模様部材3には、
模様のための孔5を設けてもよい。
【0010】天板1の貫通孔2に模様部材3を嵌合させ
た後、その表面または裏面を加熱する。加熱手段は公知
のどのようなものを用いてもよい。加熱すると、天板1
の貫通孔2の周縁および模様部材3の周縁の上下角が最
も速く熱の影響をうける。従って、表面または裏面を加
熱する場合には、天板1の貫通孔2の周縁および模様部
材3の周縁の上角または下角またはそれら部分と中間部
が溶融接着し、両面を加熱する場合には、それら上角お
よび下角、または、上角、中間、下角の部分が溶融接着
する。図4に示す6が溶融接着部である。
た後、その表面または裏面を加熱する。加熱手段は公知
のどのようなものを用いてもよい。加熱すると、天板1
の貫通孔2の周縁および模様部材3の周縁の上下角が最
も速く熱の影響をうける。従って、表面または裏面を加
熱する場合には、天板1の貫通孔2の周縁および模様部
材3の周縁の上角または下角またはそれら部分と中間部
が溶融接着し、両面を加熱する場合には、それら上角お
よび下角、または、上角、中間、下角の部分が溶融接着
する。図4に示す6が溶融接着部である。
【0011】図5に示すように、貫通孔2aの周壁を傾
斜させ、それに嵌合させる模様部材3cの周壁も、貫通
孔2aに対応して傾斜させれば、加熱による溶融接着が
確実になされて好ましい。
斜させ、それに嵌合させる模様部材3cの周壁も、貫通
孔2aに対応して傾斜させれば、加熱による溶融接着が
確実になされて好ましい。
【0012】模様部材3を貫通孔2の輪郭よりやや大き
い目の輪郭形状にすると、加熱により周縁部が溶融して
も、天板1の貫通孔2の周縁と模様部材3の周縁とが確
実に溶融接着する。
い目の輪郭形状にすると、加熱により周縁部が溶融して
も、天板1の貫通孔2の周縁と模様部材3の周縁とが確
実に溶融接着する。
【0013】上記方法で模様を形成した天板に底板を接
着するか、または底板を接着しないで、鼻緒またはベル
トを取り付けて履物を完成する。天板のみで履物とする
場合には天板の表裏両面を加熱する。
着するか、または底板を接着しないで、鼻緒またはベル
トを取り付けて履物を完成する。天板のみで履物とする
場合には天板の表裏両面を加熱する。
【0014】この模様形成は、履物の天板に限定される
ものではなく、履物の底板、中敷、アッパー材や、更に
は、マット、かばん、ベルト、その他の日用品等に使用
する合成樹脂シート一般に実施できる。
ものではなく、履物の底板、中敷、アッパー材や、更に
は、マット、かばん、ベルト、その他の日用品等に使用
する合成樹脂シート一般に実施できる。
【0015】
【効果】この発明による模様形成方法は、合成樹脂シー
トの貫通孔と模様部材の接合面および模様部材相互の接
合面の上端、下端、中間の部分を溶融接合させ、この方
法により模様を形成した天板を用いた履物は、使用時に
天板が曲がっても、天板と模様部材との接合面間に間隙
が生ぜず、従ってその接合間に異物が挟まることがな
く、天板の美観を保つ。また、広く合成樹脂シート一般
に美しい模様を形成することができ、その模様形成した
合成樹脂シートを用いて、美しい日用品を製造すること
ができる。
トの貫通孔と模様部材の接合面および模様部材相互の接
合面の上端、下端、中間の部分を溶融接合させ、この方
法により模様を形成した天板を用いた履物は、使用時に
天板が曲がっても、天板と模様部材との接合面間に間隙
が生ぜず、従ってその接合間に異物が挟まることがな
く、天板の美観を保つ。また、広く合成樹脂シート一般
に美しい模様を形成することができ、その模様形成した
合成樹脂シートを用いて、美しい日用品を製造すること
ができる。
【図1】天板と模様部材の平面図である。
【図2】模様部材を天板の貫通孔に嵌合させた状態の平
面図である。
面図である。
【図3】模様部材を天板の貫通孔に嵌合させた状態の要
部平面図である。
部平面図である。
【図4】天板と模様部材との溶融接着状態の説明断面図
である。
である。
【図5】天板と模様部材との嵌合状態の説明断面図であ
る。
る。
1 天板 2、2a 貫通孔 3、3a、3b、3c 模様部材 4 孔 5 孔 6 溶融接着部
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂シートに模様形状の貫通孔を設
け、その貫通孔の全部または一部に、模様部材を嵌合
し、前記合成樹脂シートおよび模様部材の両面、また
は、いずれか一方の面を加熱し、前記合成樹脂シートと
模様部材のそれぞれの接合面の全部または一部を溶融接
着させることを特徴とする合成樹脂シートの模様形成方
法。 - 【請求項2】 模様形状の貫通孔の全部または一部に模
様部材を嵌合し、前記合成樹脂シートと模様部材との両
面または何れか一方の面を加熱して、前記合成樹脂シー
トと模様部材のそれぞれの接合面の一部または全部を溶
融接着して模様を形成してなる合成樹脂シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24414192A JPH06286399A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂シートの模様形成方法およびその製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24414192A JPH06286399A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂シートの模様形成方法およびその製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286399A true JPH06286399A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=17114373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24414192A Pending JPH06286399A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂シートの模様形成方法およびその製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286399A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60179704A (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-13 | Fujitsu Ltd | 光分岐・結合回路 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP24414192A patent/JPH06286399A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60179704A (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-13 | Fujitsu Ltd | 光分岐・結合回路 |
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