JPH06286195A - サーマルヘッド制御装置 - Google Patents

サーマルヘッド制御装置

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JPH06286195A
JPH06286195A JP7685893A JP7685893A JPH06286195A JP H06286195 A JPH06286195 A JP H06286195A JP 7685893 A JP7685893 A JP 7685893A JP 7685893 A JP7685893 A JP 7685893A JP H06286195 A JPH06286195 A JP H06286195A
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JP
Japan
Prior art keywords
bias voltage
thermal head
heating resistor
printing
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7685893A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ishijima
道夫 石島
Takanari Nagahata
隆也 長畑
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/212,809 priority patent/US5416503A/en
Publication of JPH06286195A publication Critical patent/JPH06286195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/38Preheating, i.e. heating to a temperature insufficient to cause printing

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非印字時のバイアス電圧印加時におけるサー
マルヘッドの電蝕破壊を防止する。 【構成】 非印字時においてサーマルヘッドの発熱抵抗
体にバイアス電圧が印加されているときに、モータ駆動
回路15およびモータ14によってプラテンローラを動
作させて感熱紙を微妙に移動させて発熱抵抗体表面の水
分状態を変化させ、また、ヘッド駆動回路12を介して
ドライバIC6に間欠的な予備パルスを印加して、感熱
紙が発色しない程度に発熱抵抗体を発熱させて表面の水
分を飛ばすことにより、サーマルヘッドの電蝕反応を起
こりにくくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や感
熱式プリンタ等に用いられるサーマルヘッドを制御する
サーマルヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーマルヘッドは多数の発熱素
子を選択的に発熱させて感熱紙を発色させて印字を行う
ようになっている。ここで、各発熱素子は、例えば、発
熱抵抗体と、この発熱抵抗体に接続された電極としてコ
モン側リードおよびIC側リードを有している。コモン
側リードは発熱抵抗体にバイアス電圧を印加するための
ものであり、IC側リードは印字信号に応じて画素毎に
オン、オフするドライバICに接続するためのものであ
る。そして、このサーマルヘッドでは、発熱抵抗体にバ
イアス電圧を印加した状態で、印字信号に応じてドライ
バICを駆動して発熱抵抗体に通電することによって、
発熱抵抗体を選択的に発熱させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーマルヘ
ッドが高温高湿環境下でバイアス電圧が印加された状態
にあると、電気化学的な反応で電極および発熱抵抗体が
腐食する電蝕と呼ばれる破壊が起こる。
【0004】ここで図4を参照して電蝕について説明す
る。この図に示すサーマルヘッドでは、基板1上に、抵
抗体2、コモン側リード3およびIC側リード4が設け
られ、これらを覆うようにオーバコートガラス5が設け
られている。IC側リード4にはドライバIC6が接続
されている。感熱紙7は、プラテンローラ8によってオ
ーバコートガラス5に接触しながら通過するようになっ
ている。ここで、例えば抵抗体2はRuO2 で構成さ
れ、コモン側リード3およびIC側リード4はAuで構
成されている。
【0005】電蝕のメカニズムは次のように考えられ
る。感熱紙7にはClイオンやNaイオンが含まれてい
るものがある。Clイオンは、H2 Oの助けを借り、保
護膜としてのオーバコートガラス5の網目構造を通過
し、抵抗体2に侵入し、導体である金パターン(リード
3、4)に到達する。その後、Cl+H2 Oは、金パタ
ーンの電極部位において、電気分解反応を引き起こし、
金が感熱紙7側に移動する。この反応は、パターンがオ
ープンするまで加速度的に進行し、同時に保護膜にピン
ホールを形成していく。この場合に起こっている電気化
学反応としては、以下のような反応が並行して生じてい
ると考えられる。
【0006】Cl- +Au+H2 O+e- → HA
uCl4 ・4H2 Na+ +S+Au+H2 O+e- → Na3 Au(SO
3 2 ・χ H2 O また、ClとNaでは保護膜を通過する際の保護膜への
影響が異なると考えられ、電圧印加条件下では、Clイ
オンはプラス側である導体方向に、保護膜を侵食して微
小な穴を開けていくが、Naイオンは保護膜(ガラス
質)を比較的自由に動けることやマイナス側であるプラ
テンローラ8もしくは感熱紙7側に引き寄せられること
から、保護膜表面をNaOH等になって侵食していると
いう説もある。
【0007】上述のような電蝕を防止するには、非印字
時にバイアス電圧を印加しないようにすれば良いが、サ
ーマルヘッドを使用する装置の仕様によって、例えばモ
ータの電源ラインとバイアスのラインとを共通化した場
合等には、非印字時でもバイアス電圧が印加される場合
があり、このような場合に電蝕が発生してしまう。
【0008】そこで本発明の目的は、非印字時における
バイアス電圧印加時でもサーマルヘッドの電蝕破壊を防
止できるようにしたサーマルヘッド制御装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のサ
ーマルヘッド制御装置は、サーマルヘッドの発熱抵抗体
にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、印
字時においてバイアス電圧印加手段によってバイアス電
圧が印加された状態で、印字信号に応じて発熱抵抗体に
対する通電を制御して発熱抵抗体を選択的に発熱させる
駆動手段と、非印字時においてバイアス電圧印加手段に
よって発熱抵抗体にバイアス電圧が印加されているとき
に、サーマルヘッドに接する感熱紙をサーマルヘッドに
対して相対的に移動させる移動手段とを備えたものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明のサーマルヘッド制御
装置は、サーマルヘッドの発熱抵抗体にバイアス電圧を
印加するバイアス電圧印加手段と、印字時においてバイ
アス電圧印加手段によってバイアス電圧が印加された状
態で、印字信号に応じて発熱抵抗体に対する通電を制御
して発熱抵抗体を選択的に発熱させる駆動手段と、非印
字時においてバイアス電圧印加手段によって発熱抵抗体
にバイアス電圧が印加されているときに、感熱紙を発色
させることなく発熱抵抗体の温度を上昇させるように、
間欠的に発熱抵抗体に通電する通電手段とを備えたもの
である。
【0011】
【作用】電蝕反応は高温高湿の環境下(例えば40°
C、湿度90%)でバイアス状態にあるときに発生す
る。そこで、請求項1記載の発明では、非印字時におい
て発熱抵抗体にバイアス電圧が印加されているときに、
移動手段によって、感熱紙をサーマルヘッドに対して相
対的に移動させることにより、発熱抵抗体表面の水分状
態を変化させて電蝕反応を起こりにくくする。また、請
求項2記載の発明では、非印字時において発熱抵抗体に
バイアス電圧が印加されているときに、通電手段によっ
て、感熱紙を発色させることなく発熱抵抗体の温度を上
昇させるように、間欠的に発熱抵抗体に通電することに
より、発熱抵抗体表面の水分を飛ばして電蝕反応を起こ
りにくくする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例のサーマルヘッド
制御装置の構成を示すブロック図である。なお、サーマ
ルヘッドおよびその周辺の構成は、図4に示すものと同
様であり、説明を省略する。
【0013】本実施例のサーマルヘッド制御装置は、印
字信号に応じて抵抗体2に対する通電を制御して抵抗体
2を選択的に発熱させる駆動手段としてのドライバIC
6と、印字する文字パターンを発生する文字パターン発
生部11と、この文字パターン発生部11で発生された
文字パターンに応じてドライバIC6を駆動するヘッド
駆動回路12と、サーマルヘッドのコモン側リード3に
接続され、バイアス電圧を制御するバイアス制御回路1
3と、プラテンローラ8を回転させるモータ14と、こ
のモータ14を駆動するモータ駆動回路15と、ヘッド
駆動回路12、バイアス制御回路13およびモータ駆動
回路15を制御する制御回路16とを備えている。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
印字を行う場合は、モータ14によってプラテンローラ
8が回転されて感熱紙7が送られる。また、バイアス制
御回路13によってコモン側リード3を介して各抵抗体
2に例えば24Vのバイアス電圧が印加され、この状態
で、文字パターン発生部11で発生された文字パターン
に応じてヘッド駆動回路12によってドライバIC6が
駆動され、抵抗体2が選択的に通電されて発熱し、感熱
紙7が発色して印字が行われる。
【0015】非印字状態では、サーマルヘッドの電蝕を
防止するため、バイアス電圧を印加しないようにするこ
とが望ましいが、装置によっては非印字状態でもバイア
ス電圧が印加される場合がある。この場合、本実施例で
は、以下の3通りの制御のうちのいずれかを採用してサ
ーマルヘッドの電蝕を防止する。
【0016】感熱紙7を微妙に移動させる。
【0017】ドライバIC6に、感熱紙7が発色しな
い程度のパルス(以下、予備パルスという。)を印加す
る。
【0018】感熱紙7を微妙に移動させると共に、ド
ライバIC6に予備パルスを印加する。
【0019】の制御は、感熱紙7をサーマルヘッドに
対して相対的に移動させることにより、抵抗体2の表面
の水分状態を常時変化させて電蝕反応を起こりにくくす
るものである。の制御は、感熱紙7が発色しない程度
に抵抗体2を発熱させることによって抵抗体2の表面の
水分を飛ばすと共に、一時的に非バイアス状態として電
蝕反応を起こりにくくするものである。の制御はと
を併用したものである。
【0020】またはの制御を採用する場合におい
て、感熱紙7の移動の制御は、制御回路16がモータ駆
動回路15を介して行う。なお、感熱紙7の走行速度は
例えば7.7ドットライン/秒程度で、数ライン程度の
走行を行うものとする。
【0021】またはの制御を採用する場合におい
て、予備パルスは制御回路16の制御の下でヘッド駆動
回路12より発生され、ドライバIC6に供給される。
【0022】図2はの制御の一例を示すものであり、
図3はの制御の一例を示すものである。これらの図に
おいて、ストローブ信号STB(1)〜STB(4)は
サーマルヘッドの4つの分割領域をそれぞれ能動状態と
する信号であり、印字中においては、各分割領域毎に、
ストローブ信号がローのときに印字信号に応じて印字が
行われる。
【0023】図2および図3に示すように、または
の制御では、非印字状態において、間欠的に各ストロー
ブ信号をローにしてサーマルヘッドに予備パルスを印加
する。ただし、の制御では、感熱紙走行による効果も
あるため、の制御に比べて抵抗体2のトータルの通電
時間は短くても良い。図2および図3に示す例では、
の制御においては10m秒の周期で0.2〜0.4m秒
の予備パルスを印加し、の制御においては10秒の周
期で0.9m秒の予備パルスを印加しているが、これに
限られるものではなく、サーマルヘッドやサーマルヘッ
ドを使用する装置の仕様等に応じて適宜に設定すること
ができる。
【0024】このように本実施例によれば、〜の制
御のうちのいずれかを採用することによってサーマルヘ
ッドの電蝕を防止することができる。
【0025】また、の制御では感熱紙7を走行させる
だけなので制御が簡単であるという利点がある。また、
の制御では機械的な動作がないという利点がある。ま
た、の制御では、の制御の制御に比べて予備パルス
による消費電力を少なくすることができ、ポータブル化
および高効率化が重要視される装置に適しているという
利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
印字時において発熱抵抗体にバイアス電圧が印加されて
いるときに、感熱紙をサーマルヘッドに対して相対的に
移動させるか、感熱紙が発色しない程度に間欠的に発熱
抵抗体に通電することにより、非印字時におけるバイア
ス電圧印加時でもサーマルヘッドの電蝕破壊を防止する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のサーマルヘッド制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーマルヘッド制御装置の動作の一例を
示すタイミングチャートである。
【図3】図1のサーマルヘッド制御装置の動作の他の例
を示すタイミングチャートである。
【図4】サーマルヘッドの電蝕破壊のメカニズムを説明
するための説明図である。
【符号の説明】
6 ドライバIC 12 ヘッド駆動回路 13 バイアス制御回路 14 モータ 15 モータ駆動回路 16 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドの発熱抵抗体にバイアス
    電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、 印字時において前記バイアス電圧印加手段によってバイ
    アス電圧が印加された状態で、印字信号に応じて発熱抵
    抗体に対する通電を制御して発熱抵抗体を選択的に発熱
    させる駆動手段と、 非印字時において前記バイアス電圧印加手段によって発
    熱抵抗体にバイアス電圧が印加されているときに、サー
    マルヘッドに接する感熱紙をサーマルヘッドに対して相
    対的に移動させる移動手段とを具備することを特徴とす
    るサーマルヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドの発熱抵抗体にバイアス
    電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、 印字時において前記バイアス電圧印加手段によってバイ
    アス電圧が印加された状態で、印字信号に応じて発熱抵
    抗体に対する通電を制御して発熱抵抗体を選択的に発熱
    させる駆動手段と、 非印字時において前記バイアス電圧印加手段によって発
    熱抵抗体にバイアス電圧が印加されているときに、感熱
    紙を発色させることなく発熱抵抗体の温度を上昇させる
    ように、間欠的に発熱抵抗体に通電する通電手段とを具
    備することを特徴とするサーマルヘッド制御装置。
JP7685893A 1993-04-02 1993-04-02 サーマルヘッド制御装置 Pending JPH06286195A (ja)

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JP7685893A JPH06286195A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 サーマルヘッド制御装置
US08/212,809 US5416503A (en) 1993-04-02 1994-03-15 Thermal head controller

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JP7685893A JPH06286195A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 サーマルヘッド制御装置

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JPH06286195A true JPH06286195A (ja) 1994-10-11

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ID=13617354

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JP7685893A Pending JPH06286195A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 サーマルヘッド制御装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7525526B2 (en) * 2003-10-28 2009-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for performing image reconstruction and subpixel rendering to effect scaling for multi-mode display

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JPS609772A (ja) * 1983-06-29 1985-01-18 Fuji Xerox Co Ltd 感熱記録方式
JPS649759A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Canon Kk Recorder

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US5416503A (en) 1995-05-16

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