JPH10315531A - 磁性インクを用いた画像形成装置 - Google Patents

磁性インクを用いた画像形成装置

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JPH10315531A
JPH10315531A JP13098197A JP13098197A JPH10315531A JP H10315531 A JPH10315531 A JP H10315531A JP 13098197 A JP13098197 A JP 13098197A JP 13098197 A JP13098197 A JP 13098197A JP H10315531 A JPH10315531 A JP H10315531A
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JP
Japan
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image
magnetic ink
magnetic
image forming
substrate
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Pending
Application number
JP13098197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Miyoshi
康雄 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な装置構成で磁性インクの固着が
起こりにくく、メンテナンスの容易な信頼性の高い磁性
インクを用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 磁性インクを用いて画像を形成する画像
形成装置は、画像を形成するための電極が設けられた基
体5と、基体5を磁性インクに浸漬させるためのインク
タンク4と、基体5の電極に電解を発生させるための電
解発生手段(電源1,電極2及び電源電極3を含む)と
を備える。磁性インクとしてフタロシアニン化合物を熱
処理することによって得られる磁性体をミセル状に分散
させた溶媒を含んでなるものを用い、電界を発生させた
基体5の電極上に磁性体を析出させて、画像を形成させ
る。また、基体5を転写材として用い、紙などの被転写
材に画像を転写する転写手段を設ける(図示せず)。さ
らに、磁性インク液に一定時間以上浸漬し、基体5上の
不要な形成画像をクリーニングする手段を設ける(図示
せず)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁性インクを用いて
紙、フィルムなどの媒体に画像を形成する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁性インクを用いた印刷物は磁気的読み
出しが可能であり、証明書や切符の印字等に利用するこ
とができる。このような磁性インクを構成する磁性体と
して金属酸化物を用いる場合、磁性体が凝集しやすく乾
燥後にクラックを生じるという問題があり、この問題を
解決する方法として特開平6―271796号公報でフ
タロシアニン化合物を熱処理をすることで得られた磁性
体を用いる技術が開示されている。このような磁性イン
クを用いて高速で高画質な画像を形成する方式として
は、インクを吐出させるノズルを用いた方法がある。し
かし、ノズル先端が細くインクの固着により目詰まりを
起こしやすいという問題があり、これを防ぐためインク
の粘度をコントロールしなければならず、日常の保守管
理が容易ではなかった。この問題を解決する方法として
特開昭59―1447217号公報でノズルを使用しな
いインクジェット記録装置を用いることが提案されてい
る。しかし、この提案の装置は、インク滴の制御が困難
であるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のごとき
実情に鑑みてなされたもので、比較的簡単な装置構成で
磁性インクの固着が起こりにくく、メンテナンスの容易
な信頼性の高い磁性インクを用いた画像形成装置を提供
することをその解決すべき課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フタ
ロシアニン化合物を熱処理することによって得られる磁
性体を少なくとも含む磁性インクを用いて画像を形成す
る磁性インクを用いた画像形成装置において、画像を形
成するための電極が設けられた基体と、該基体を前記磁
性インクに浸漬させるための磁性インク浸漬部と、該磁
性インク浸漬部で前記基体が前記磁性インクに浸漬した
状態で前記電極により電界を発生させる電界発生手段と
を備え、前記磁性インクとして溶媒中にミセル状に分散
させた前記磁性体を含んでなる磁性インクを用い、電界
を発生させた前記電極上に前記磁性体を析出させて、画
像を形成することを特徴としたものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電極を複数の画素電極として形成し、前記電界
発生手段は、前記複数の画素電極から電界を発生させる
画素電極を選択できるようにしたことを特徴としたもの
である。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、転写画像を形成すべく用意される被転写画
像形成体に前記基体から画像を転写させる転写手段を備
え、前記基体に転写すべき画像を形成したあと、前記転
写手段を作動させて、形成した前記基体上の画像を前記
被転写画像形成体に転写させるようにしたことを特徴と
したものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1ないし3いず
れか1の発明において、不要となった前記磁性体が付着
している前記基体を前記磁気インク浸漬部で前記磁性イ
ンクに一定時間以上再浸漬させ、前記磁性体を前記基体
より離脱させて前記基体のクリーニングを行う基体クリ
ーニング手段を備えるようにしたことを特徴としたもの
である。
【0008】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記基体をエンドレスのベルトとして形成し、該基
体を駆動させる駆動手段を備え、前記基体上の一点が前
記磁性インク浸漬部と前記転写手段とを交互に通過する
ように前記基体を配し、前記基体への画像形成、前記複
写画像形成体への画像の転写、及び前記基体クリーニン
グのサイクルを連続的に行うことができるようにしたこ
とを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明による画像形成装置
の実施例を添付された図面を参照して具体的に説明す
る。なお実施例を説明するための全図において、同様の
作用をする部分には同一の符号を付け、その繰り返しの
説明は省略する。
【0010】(請求項1及び2の発明の実施例)請求項
1及び2の発明は比較的簡単な装置構成で信頼性の高い
画像形成装置を提供することを目的としてなされたもの
である。以下に請求項1及び2の発明の実施例を図1に
基づいて説明する。図1は請求項1及び2の発明の実施
例を説明するための構成概念図で、図中、1は電源、2
は電極、3は電源電極、4はインクタンク、5は基体
(転写材)、6はブレード、eは析出する磁性インクで
ある。図1の構成概略は電源1に接続された電極2と電
源電極3を介して選択的に電気信号を与えることのでき
る電極を設けた転写材5と磁性インクタンク4が配され
たものとして示される。また図示した実施例では、転写
材5をエンドレスベルト状に形成し、駆動手段を用いて
駆動させるようにしている。このような構成とすること
により、転写材5は選択的に発生させた電界部分のみ着
色され、画像を形成することができる。
【0011】また転写材5に形成された画像はブレード
6によりクリーニングされる。転写材5のクリーニング
は、図示するようなブレード6等を用いてこれを転写材
5に接触させる方法の他に、水を吹き付けるなどクリー
ニング手段を転写材5に接触させないで行う方法があ
る。また、電源1はミセルを電気分解させるのに必要な
電圧を供給する。
【0012】転写材5としては白金、アルミ等の金属材
料の他にガラスやプラスチックの表面に電極を施したも
のを用いることができる。たとえばこのような電極を転
写材5にマトリックス状に配することでマトリックスを
構成する個々の電極に選択的に信号を与えることができ
る。一方、対面電極としては導電性の材料を用いるが、
これは液中で使用するため侵食しにくい材料を用いるこ
とが好ましい。インクは磁性体、界面活性剤、樹脂、水
溶化材および水等を組み合わせたビヒクル、添加材から
なる。インクに含有させる磁性体はフタロシアニン化合
物を熱処理した変性フタロシアニン化合物で、特に20
0℃以上900℃以下で不活性ガス中で熱処理をしたも
のを用いることが好ましい。また界面活性剤はFPEG
等、電界により荷電する特性を有する界面活性剤を好適
に用いることができる。このような構成において、転写
材5における電圧が十分高い電極上に磁性体が析出し、
フタロシアニン化合物により着色がなされる。
【0013】具体的な実施例として、以下の処法及び素
材を用いて図1に示す装置を作成し画像形成を試みたと
ころ、転写材上に良好に画像が形成された。インクに
は、オクタシアノナフタロシアニンを450℃のアルゴ
ンガス中で熱処理して得られた磁性体を用い、下記の処
方でインクを作製した。 (インク処方) 上記処理を行った磁性体 1部 FPEG 3部 LiBr 6部 水 90部 また転写材はPETフィルム上にマトリックス状の電極
を作成したものを用い、クリーニングはゴム部材で転写
材の表面をこすることにより行った。
【0014】(請求項3の発明の実施例)請求項3の発
明は媒体の種類によらず画像形成が可能な画像形成装置
を提供することを目的としてなされたものである。以下
に請求項3の発明の実施例を図2に基づいて説明する。
図2は請求項3の発明の実施例を説明するための構成概
念図で、図中、7は定着手段、8は記録材である。図2
に示すように、転写材5に画像を形成した後、定着手段
7を用いて記録材8に画像を転写して形成することが可
能となる。なお図2では図1に示す電極、及び電源電極
等の電解発生手段は図示せずに省略した。この実施例で
は、転写材5に画像を形成した後、紙などの記録材8に
更に転写して定着させることで、電極を形成していない
記録材上にも画像が形成できる。このような定着装置7
においては図示するごとくの圧着による定着方法の他
に、記録材8の裏面に磁性部材を設置し、磁性体の転写
率を向上させる方法を用いることもできる。
【0015】具体的な実施例として、図2に示す装置を
作成し、記録材8として紙を用いて画像形成を試みたと
ころ、紙に画像が転写され、良好に画像が形成された。
このとき定着手段7を除く他の部分は実施例1と同様の
構成とした。また定着手段としてはローラーを用い、こ
のローラーによる加圧により定着を行うようにした。こ
の時ローラーに磁性をもたせ定着率をあげるようにし
た。
【0016】(請求項4及び5の発明の実施例)請求項
4及び5の発明は、メンテナンスのために特別な装置を
設けることなく、転写材を傷つけず保守が簡素で容易な
画像形成装置を提供することを目的としてなされたもの
である。以下に請求項4及び5の発明の実施例を図3に
基づいて説明する。図3は請求項4及び5の発明を説明
するための構成概念図である。図3においても、図1に
示す電源1と、電極2とは図示していない。図3に示す
ように、転写材に電気信号を与える前(転写材上の一点
がインク液に浸漬されてから電源電極に至るまで)にイ
ンク液に充分に浸るような構成にすることで、転写材を
繰り返し使用することが可能となる。すなわち、転写材
に画像を形成して記録材に定着させた後等、画像表示が
必要なくなった場合に転写材のクリーニングを行うが、
ここではインク中の界面活性剤により転写材上に残った
磁性材料がミセルを形成しインク中に分散され、電極を
傷つけることなく且つ特別な装置を用いることなく転写
材表面がクリーニングされる。
【0017】具体的な実施例として図3に示す装置を作
成し、転写とクリーニングを行いながら連続して画像形
成を試みたところ、10回連続して良好に画像の形成が
行われた。
【0018】
【発明の効果】請求項1または2の効果:比較的簡単な
装置構成でインクの固着が起こりにくく信頼性の高い画
像形成装置を提供することができる。 請求項3の効果:多様な記録媒体に画像形成が可能な画
像形成装置を提供することができる。 請求項4の効果:転写材を傷つけることなくクリーニン
グが可能であり、メンテナンスのために特別な装置を設
けることなく保守が簡素で容易な画像形成装置を提供す
ることができる。 請求項5の効果:転写材をエンドレス状のベルトとし、
駆動手段を備えることにより、連続的な画像形成、転
写、及びクリーニングのサイクルを実行することがで
き、簡便で効率的、かつ、信頼性の高い画像形成装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び2の発明の実施例を説明するた
めの構成概念図である。
【図2】 請求項3の発明の実施例を説明するための構
成概念図である。
【図3】 請求項4及び5の発明を説明するための構成
概念図である。
【符号の説明】
1…電源、2…電極、3…電源電極、4…インクタン
ク、5…基体(転写材)、6…ブレード、7…定着装
置、8…記録材、e…析出する磁性インク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フタロシアニン化合物を熱処理すること
    によって得られる磁性体を少なくとも含む磁性インクを
    用いて画像を形成する磁性インクを用いた画像形成装置
    において、画像を形成するための電極が設けられた基体
    と、該基体を前記磁性インクに浸漬させるための磁性イ
    ンク浸漬部と、該磁性インク浸漬部で前記基体が前記磁
    性インクに浸漬した状態で前記電極により電界を発生さ
    せる電界発生手段とを備え、前記磁性インクとして溶媒
    中にミセル状に分散させた前記磁性体を含んでなる磁性
    インクを用い、電界を発生させた前記電極上に前記磁性
    体を析出させて、画像を形成することを特徴とする磁性
    インクを用いた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電極を複数の画素電極として形成
    し、前記電界発生手段は、前記複数の画素電極から電界
    を発生させる画素電極を選択できるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の磁性インクを用いた画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 転写画像を形成すべく用意される被転写
    画像形成体に前記基体から画像を転写させる転写手段を
    備え、前記基体に転写すべき画像を形成したあと、前記
    転写手段を作動させて、形成した前記基体上の画像を前
    記被転写画像形成体に転写させるようにしたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の磁性インクを用いた画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 不要となった前記磁性体が付着している
    前記基体を前記磁気インク浸漬部で前記磁性インクに一
    定時間以上再浸漬させ、前記磁性体を前記基体より離脱
    させて前記基体のクリーニングを行う基体クリーニング
    手段を備えるようにしたことを特徴とする請求項1ない
    し3いずれか1に記載の磁性インクを用いた画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記基体をエンドレスのベルトとして形
    成し、該基体を駆動させる駆動手段を備え、前記基体上
    の一点が前記磁性インク浸漬部と前記転写手段とを交互
    に通過するように前記基体を配し、前記基体への画像形
    成、前記複写画像形成体への画像の転写、及び前記基体
    クリーニングのサイクルを連続的に行うことができるよ
    うにしたことを特徴とする請求項4に記載の磁性インク
    を用いた画像形成装置。
JP13098197A 1997-05-21 1997-05-21 磁性インクを用いた画像形成装置 Pending JPH10315531A (ja)

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