JPH0628566Y2 - 止水材 - Google Patents

止水材

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JPH0628566Y2
JPH0628566Y2 JP17725387U JP17725387U JPH0628566Y2 JP H0628566 Y2 JPH0628566 Y2 JP H0628566Y2 JP 17725387 U JP17725387 U JP 17725387U JP 17725387 U JP17725387 U JP 17725387U JP H0628566 Y2 JPH0628566 Y2 JP H0628566Y2
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water
super absorbent
rubber
blocking material
mixture
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JP17725387U
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Inventor
正支 渡辺
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住友化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、止水材に関し、詳しくは初期止水性、止水性
能および耐久性を兼備した止水材に関する。
〈従来の技術〉 従来より、水分を吸収することにより体積が膨潤する水
膨潤材料を利用した止水材が知られており、密封や止水
などの目的で用いられている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、このような従来の止水材のうち、水膨潤性ポリ
ウレタンプレポリマーを用いたものは、初期止水性には
すぐれているが、膨潤率が小さく従って止水性能が低
い。
一方、高吸水性樹脂をゴム等に練り込んだものは、初期
止水性と止水性能にすぐれているが、高吸水性樹脂が脱
落しやすく、長期耐久性に問題があった。その解決策と
して、層状の止水テープが提案されている。例えば、水
膨潤性樹脂および/または高復元性水膨潤性樹脂からな
る芯部と水膨潤性パテからなる外皮部から構成された止
水材が提案されている(実公昭60-38733号公報)。
しかしながら、外皮部が水膨潤性パテからなるため、セ
グメント用止水材として使用した場合、施工時ないし施
工後の外部圧力により、止水材自身がセグメント取付溝
から脱落しやすい等、耐久性がまだ不十分であり、また
芯部の膨潤率が小さく止水性能も不十分であり、初期止
水性も低下するとの問題もあった。
本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもの
であって、初期止水性、止水性能および耐久性を兼備し
た止水材を提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 すなわち、本考案は、ゴムおよび/若しくは熱可塑性エ
ラストマーおよび高吸水性材料の混合物からなり、帯状
に成形された芯部と、ゴムおよび/若しくは熱可塑性エ
ラストマーおよび水膨潤性ポリウレタンプレポリマーの
混合物からなり、該芯部の長手方向の外面全部を被覆し
た外被部からなる止水材を提供するものである。
ここで、ゴム、熱可塑性エラストマーとしては、公知の
ゴム類、例えば天然ゴム、合成ゴム、再生ゴムおよび公
知の熱可塑性エラストマー、例えばエチレン酢酸ビニル
共重合体、塩素化ポリエチレン、スチレン−イソブチレ
ン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−ブチレン
−スチレンブロックコポリマー、スチレン−ブチレン−
エチレン−スチレンブロックコポリマー、ウレタンエラ
ストマー等が例示される。なかでも好ましいものは天然
ゴム、合成ゴムもしくは再生ゴムである。
芯部はこれらのゴム等と高吸水性材料との可とう性を有
する混合物を帯状に成形したものである。高吸水性材料
は1〜50重量%含まれていなければならない。ここで
高吸水性材料としては、まず高吸水性樹脂が好ましく用
いられる。ここで高吸水性樹脂とは水に溶解しないが、
水を吸収し膨潤しうるもので、好ましくは自重の20倍
以上、特に好ましくは自重の100倍以上の水を吸収し得
るものである。この高吸水性樹脂としては、たとえばメ
タクリル酸メチル/酢酸ビニル共重合体のケン化物、ア
クリル酸(塩)重合体の架橋物、でん粉/アクリル酸
(塩)グラフト共重合体の架橋物、イソブチレン−無水
マレイン酸共重合体のアルカリ中和物の架橋物などが挙
げられる。
又、高吸水性材料としては、水膨潤性ポリウレタンプレ
ポリマーとこれと反応性を有する高吸水性樹脂との反応
物がより好ましく用いられる。この場合、高吸水性樹脂
は水膨潤性ポリウレタンプレポリマーに対して通常10
重量%以上の量で用いられる。これより反応割合が低い
場合は膨潤率が小さくなり、止水性能が低下する。
本考案の止水材は図に示すように、上述した芯部の長手
方向の外面全部をゴムおよび/若しくは熱可塑性エラス
トマーおよび水膨潤性ポリウレタンプレポリマーからな
る可とう性を有する混合物で被覆したものである。特に
好ましいのは水膨潤性ポリウレタンプレポリマーをアミ
ン系、水などの触媒存在下で適度に硬化したものと天然
ゴム、合成ゴムもしくは再生ゴム等の混合物により被覆
されたものである。
なお、水膨潤性ポリウレタンプレポリマーの混合割合は
上記混合物中1〜50重量%が通常適当である。
本考案の止水材は通常公知の同時押出成形法により容易
に成形することができる。
〈作用〉 上記の本考案の止水材は、外面が可とう性を有する水膨
潤性ウレタンのため、吸水による初期膨潤速度が抜群に
早く初期止水性にすぐれている。
また、芯部に含まれている高吸水性材料は、外被部によ
って被覆されているため、その脱落を防止でき、きわめ
て耐久性にすぐれている。
さらに、外皮部が可とう性を有する物質のため、外部圧
力によっても止水材が脱落しにくく、芯部が遊動しない
ため長期にわたる止水性を発揮する。
〈実施例〉 つぎに、本考案の止水材の例を図により説明する。
図は、帯状に形成されている本考案の止水材の一部分お
よびその断面を表わした斜視図である。
図中アは芯部であり、外皮部イによって長手方向の全外
面が被覆されている。
アの断面形状は必ずしも図のように長方形である必要は
なく、例えば長方形断面に半円形の凹部が形成されてい
てもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の止水材によれば、初期止
水性や止水性能は勿論のこと、止水材本体に含まれてい
る高吸水性材料の脱落を防止できる等のため耐久性にも
すぐれている。
本考案の止水材は、上述のごとき数多くの利点を有する
ため広範囲の利用が可能であり、特にトンネル工事材料
のシールドセグメント、ボックスカルバート、マンホー
ルジョイント等に好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の止水テープの斜視図である。 アは芯部を表わし、イは外皮部を表わす。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムおよび/若しくは熱可塑性エラストマ
    ーおよび高吸水性材料の混合物からなり、帯状に成形さ
    れた芯部と、ゴムおよび/若しくは熱可塑性エラストマ
    ーおよび水膨潤性ポリウレタンプレポリマーの混合物か
    らなり、該芯部の長手方向の外面全部を被覆した外被部
    からなる止水材。
  2. 【請求項2】高吸水性材料が高吸水性樹脂である実用新
    案登録請求の範囲第1項の止水材。
  3. 【請求項3】高吸水性材料が、水膨潤性ポリウレタンプ
    レポリマーと、これと反応性を有する高吸水性樹脂との
    反応物である実用新案登録請求の範囲第1項の止水材。
JP17725387U 1987-11-19 1987-11-19 止水材 Expired - Lifetime JPH0628566Y2 (ja)

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JP17725387U JPH0628566Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19 止水材

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Publication Number Publication Date
JPH0182206U JPH0182206U (ja) 1989-06-01
JPH0628566Y2 true JPH0628566Y2 (ja) 1994-08-03

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