JPH0628466Y2 - 予冷用容器 - Google Patents
予冷用容器Info
- Publication number
- JPH0628466Y2 JPH0628466Y2 JP16625088U JP16625088U JPH0628466Y2 JP H0628466 Y2 JPH0628466 Y2 JP H0628466Y2 JP 16625088 U JP16625088 U JP 16625088U JP 16625088 U JP16625088 U JP 16625088U JP H0628466 Y2 JPH0628466 Y2 JP H0628466Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- holes
- lid
- hole
- precooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Stackable Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は予冷用容器に関し、更に詳しくは、野菜や果実
等の予冷に際して蓋体の取り外し及び被着が不要な、作
業効率の大巾に改善された予冷用容器に関するものであ
る。
等の予冷に際して蓋体の取り外し及び被着が不要な、作
業効率の大巾に改善された予冷用容器に関するものであ
る。
今日、野菜や果実等の出荷に当たって予冷処理を行うこ
とが一般的になってきている。予冷は品質の安定、遠隔
地出荷、出荷の産地調整等の目的で為され、その予冷方
法としては真空予冷、差圧予冷、強制通風予冷が知られ
ている。
とが一般的になってきている。予冷は品質の安定、遠隔
地出荷、出荷の産地調整等の目的で為され、その予冷方
法としては真空予冷、差圧予冷、強制通風予冷が知られ
ている。
このうちで、真空予冷は断熱性容器内に野菜等を収納
し、蓋を取り外した状態で野菜等からの水分蒸発に伴う
蒸発熱を奪って冷却を行い、予冷終了後は再び蓋を被着
して出荷するという方法が一般的である。しかし乍ら、
この方法では予冷前に蓋を取り外し、予冷後に再び蓋を
被着させるという操作が不可欠であるため、作業が極め
て煩雑であり、従って作業効率は極めて低く、且つその
合理化も至難である。また予冷時に取り外した蓋の置き
場所も必要であり、その管理も厄介である。
し、蓋を取り外した状態で野菜等からの水分蒸発に伴う
蒸発熱を奪って冷却を行い、予冷終了後は再び蓋を被着
して出荷するという方法が一般的である。しかし乍ら、
この方法では予冷前に蓋を取り外し、予冷後に再び蓋を
被着させるという操作が不可欠であるため、作業が極め
て煩雑であり、従って作業効率は極めて低く、且つその
合理化も至難である。また予冷時に取り外した蓋の置き
場所も必要であり、その管理も厄介である。
本考案者はかかる実情に鑑み、省力化の可能な予冷容器
について鋭意研究の結果、本考案に到達したものであ
る。
について鋭意研究の結果、本考案に到達したものであ
る。
即ち、本考案の第１は、発泡合成樹脂製の蓋体と容器本
体とからなり、前記蓋体には少なくとも２個の透孔を設
けるとともに、前記容器本体の底部裏面には該透孔に嵌
入する突起を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体
に蓋体を被着した状態で複数個積層した際には、下部容
器蓋体の透孔と上部容器底部の突起とが互いに嵌合して
該透孔を閉鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には
適当間隔ズレて該透孔が開放される位置関係にあること
を特徴とする予冷用容器を、 本考案の第２は、発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とか
らなり、前記容器本体の底部には少なくとも２個の透孔
を設けるとともに、前記蓋体の表面には該透孔に嵌入す
る突起を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体に蓋
体を被着した状態で複数個積層した際には、上部容器底
部の透孔と下部容器蓋体の突起とが互いに嵌合して該透
孔を閉鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には適当
間隔ズレて該透孔が開放される位置関係にあることを特
徴とする予冷用容器をそれぞれ内容とするものである。
体とからなり、前記蓋体には少なくとも２個の透孔を設
けるとともに、前記容器本体の底部裏面には該透孔に嵌
入する突起を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体
に蓋体を被着した状態で複数個積層した際には、下部容
器蓋体の透孔と上部容器底部の突起とが互いに嵌合して
該透孔を閉鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には
適当間隔ズレて該透孔が開放される位置関係にあること
を特徴とする予冷用容器を、 本考案の第２は、発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とか
らなり、前記容器本体の底部には少なくとも２個の透孔
を設けるとともに、前記蓋体の表面には該透孔に嵌入す
る突起を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体に蓋
体を被着した状態で複数個積層した際には、上部容器底
部の透孔と下部容器蓋体の突起とが互いに嵌合して該透
孔を閉鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には適当
間隔ズレて該透孔が開放される位置関係にあることを特
徴とする予冷用容器をそれぞれ内容とするものである。
本考案を実施例を示す図面に基づいて説明する。
第１図は本考案の予冷用容器の斜視図、第２図（Ａ）、
（Ｂ）は該予冷用容器を複数個積み重ねた状態を示し、
第２図（Ａ）は予冷後の状態、第２図（Ｂ）は予冷中の
状態を示す断面図である。
（Ｂ）は該予冷用容器を複数個積み重ねた状態を示し、
第２図（Ａ）は予冷後の状態、第２図（Ｂ）は予冷中の
状態を示す断面図である。
これらの図において、本考案の予冷用容器は発泡合成樹
脂製の蓋体（１）と容器本体（２）とから構成され、該
蓋体（１）には透孔（３）が穿設され、一方、該容器本
体（２）の底部裏面には、前記透孔（３）に嵌入する突
起（４）が突設されている。
脂製の蓋体（１）と容器本体（２）とから構成され、該
蓋体（１）には透孔（３）が穿設され、一方、該容器本
体（２）の底部裏面には、前記透孔（３）に嵌入する突
起（４）が突設されている。
上記透孔（３）と突起（４）は、第２図（Ａ）に示す如
く、容器本体（２）に蓋体（１）を被着して複数個積層
した場合には、上部予冷用容器の底部の突起（４）が下
部予冷用容器の蓋体の透孔（３）に嵌入して該透孔
（３）が閉鎖され、一方、第２図（Ｂ）に示す如く、１
８０度向きを変えた状態では、該透孔（３）と突起
（４）とは適当間隔ズレて該透孔（３）は開放されるよ
うな位置関係に設けられている。
く、容器本体（２）に蓋体（１）を被着して複数個積層
した場合には、上部予冷用容器の底部の突起（４）が下
部予冷用容器の蓋体の透孔（３）に嵌入して該透孔
（３）が閉鎖され、一方、第２図（Ｂ）に示す如く、１
８０度向きを変えた状態では、該透孔（３）と突起
（４）とは適当間隔ズレて該透孔（３）は開放されるよ
うな位置関係に設けられている。
第３図（Ａ）、（Ｂ）は、本考案の他の実施例を示し、
本考案の予冷用容器は蓋体（１）と容器本体（２）から
なり、該容器本体（２）の底部裏面には透孔（３）穿設
され、該蓋体（１）の表面には前記透孔（３）に嵌入す
る突起（４）が設けられている。
本考案の予冷用容器は蓋体（１）と容器本体（２）から
なり、該容器本体（２）の底部裏面には透孔（３）穿設
され、該蓋体（１）の表面には前記透孔（３）に嵌入す
る突起（４）が設けられている。
上記透孔（３）と突起（４）との関係は、前記した如
く、複数個積み重ねた場合に、上部の予冷用容器の底部
の透孔（３）に、下部の予冷用容器の蓋体の突起（４）
が嵌入して該透孔（３）は閉鎖され〔第３図（Ａ）〕、
１８０度向きを変えると、前記透孔（３）と突起（４）
は適当間隔ズレ、該透孔（３）は開放される位置関係に
設計されている〔第３図（Ｂ）〕。
く、複数個積み重ねた場合に、上部の予冷用容器の底部
の透孔（３）に、下部の予冷用容器の蓋体の突起（４）
が嵌入して該透孔（３）は閉鎖され〔第３図（Ａ）〕、
１８０度向きを変えると、前記透孔（３）と突起（４）
は適当間隔ズレ、該透孔（３）は開放される位置関係に
設計されている〔第３図（Ｂ）〕。
本考案に用いられる発泡合成樹脂としては、ポリスチレ
ン系樹脂；ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合樹脂、エチレン又はプロピレンと他の
共重合可能なモノマーとの共重合樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂；ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。
ン系樹脂；ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合樹脂、エチレン又はプロピレンと他の
共重合可能なモノマーとの共重合樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂；ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。
本考案において、透孔及び突起は少なくとも２個設けら
れ、好ましくは２〜４個設けられる。透孔の大きさは予
冷用容器の大きさを勘案して、真空予冷や差圧予冷が十
分に行われるように適宜決定される。
れ、好ましくは２〜４個設けられる。透孔の大きさは予
冷用容器の大きさを勘案して、真空予冷や差圧予冷が十
分に行われるように適宜決定される。
本考案の予冷用容器は野菜等（図示せず）を収納した
後、第２図（Ｂ）又は第３図（Ｂ）に示した如く積み重
ね、透孔（３）が開放された状態で予冷を行い、予冷が
終了すると、１８０度向きを変え第２図（Ａ）、第３図
（Ａ）に示す如く、該透孔（３）を突起（４）の嵌入に
より閉鎖せしめ出荷に供する。
後、第２図（Ｂ）又は第３図（Ｂ）に示した如く積み重
ね、透孔（３）が開放された状態で予冷を行い、予冷が
終了すると、１８０度向きを変え第２図（Ａ）、第３図
（Ａ）に示す如く、該透孔（３）を突起（４）の嵌入に
より閉鎖せしめ出荷に供する。
尚、第２図（Ａ）の場合においては、最上部の予冷用容
器の蓋体（１）の透孔（３）は嵌入されるべき突起が存
在しないので、例えば粘着テープ（５）等でシールする
とか透孔を設けていない蓋体を用いる。また第３図
（Ａ）の場合にあっては最下部の予冷用容器の底部の透
孔（３）はやはり嵌入されるべき突起が存在しないの
で、上記と同様に粘着テープ（５）等により塞ぐ等によ
り閉鎖する。このように透孔（３）が閉鎖された状態
で、テープや紐等により適当個数結束して出荷に供され
る。
器の蓋体（１）の透孔（３）は嵌入されるべき突起が存
在しないので、例えば粘着テープ（５）等でシールする
とか透孔を設けていない蓋体を用いる。また第３図
（Ａ）の場合にあっては最下部の予冷用容器の底部の透
孔（３）はやはり嵌入されるべき突起が存在しないの
で、上記と同様に粘着テープ（５）等により塞ぐ等によ
り閉鎖する。このように透孔（３）が閉鎖された状態
で、テープや紐等により適当個数結束して出荷に供され
る。
叙上の通り、本考案によれば予冷の前後で蓋体を取り外
したり被着させたりする必要が全くなく、蓋体を被着し
た状態で、容器を１８０度向きを変えるだけで良いから
作業能率は飛躍的に向上する。
したり被着させたりする必要が全くなく、蓋体を被着し
た状態で、容器を１８０度向きを変えるだけで良いから
作業能率は飛躍的に向上する。
第１図は本考案予冷用容器の斜視図、第２図（Ａ）、
（Ｂ）は予冷用容器を複数個積層した状態を示し、第２
図（Ａ）は透孔が突起により閉鎖された状態を示す断面
図、第２図（Ｂ）は１８０度向きを変え、透孔が開放さ
れた状態を示す断面図、第３図（Ａ）、（Ｂ）は本考案
予冷用容器の更に他の実施例を示し、第３図（Ａ）は複
数個積層し、透孔が突起により閉鎖された状態を示す断
面図、第３図（Ｂ）は１８０度向きを変え、透孔が開放
された状態を示す断面図である。 １……蓋体、２……容器本体 ３……透孔、４……突起 ５……粘着テープ
（Ｂ）は予冷用容器を複数個積層した状態を示し、第２
図（Ａ）は透孔が突起により閉鎖された状態を示す断面
図、第２図（Ｂ）は１８０度向きを変え、透孔が開放さ
れた状態を示す断面図、第３図（Ａ）、（Ｂ）は本考案
予冷用容器の更に他の実施例を示し、第３図（Ａ）は複
数個積層し、透孔が突起により閉鎖された状態を示す断
面図、第３図（Ｂ）は１８０度向きを変え、透孔が開放
された状態を示す断面図である。 １……蓋体、２……容器本体 ３……透孔、４……突起 ５……粘着テープ
Claims (2)
- 【請求項１】発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とからな
り、前記蓋体には少なくとも２個の透孔を設けるととも
に、前記容器本体の底部裏面には該透孔に嵌入する突起
を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体に蓋体を被
着した状態で複数個積層した際には、下部容器蓋体の透
孔と上部容器底部の突起とが互いに嵌合して該透孔を閉
鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には適当間隔ズ
レて該透孔が開放される位置関係にあることを特徴とす
る予冷用容器。 - 【請求項２】発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とからな
り、前記容器本体の底部には少なくとも２個の透孔を設
けるとともに、前記蓋体の表面には該透孔に嵌入する突
起を設け、前記透孔と突起とが、前記容器本体に蓋体を
被着した状態で複数個積層した際には、上部容器底部の
透孔と下部容器蓋体の突起とが互いに嵌合して該透孔を
閉鎖し、１８０度向きを変えて積層した際には適当間隔
ズレて該透孔が開放される位置関係にあることを特徴と
する予冷用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16625088U JPH0628466Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 予冷用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16625088U JPH0628466Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 予冷用容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0287782U JPH0287782U (ja) | 1990-07-11 |
| JPH0628466Y2 true JPH0628466Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31453469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16625088U Expired - Lifetime JPH0628466Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 予冷用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628466Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0743007Y2 (ja) * | 1990-07-20 | 1995-10-04 | 本州製紙株式会社 | 保冷容器 |
| JP2006240726A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Jsp Corp | 断熱容器 |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16625088U patent/JPH0628466Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0287782U (ja) | 1990-07-11 |
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