JPH06284523A - 変電装置 - Google Patents
変電装置Info
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- JPH06284523A JPH06284523A JP5066546A JP6654693A JPH06284523A JP H06284523 A JPH06284523 A JP H06284523A JP 5066546 A JP5066546 A JP 5066546A JP 6654693 A JP6654693 A JP 6654693A JP H06284523 A JPH06284523 A JP H06284523A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変圧器と高圧側及び低圧側のガス絶縁開閉装
置をガス絶縁母線で接続する場合、耐震性が良好で、組
立作業の容易な変電装置を得る。 【構成】 高圧側のガス絶縁母線は単相形で、2相分を
2段に積み上げ、それに並べて他の高圧側の一相分を配
設するとともに、その延長線上に三相一括形の低圧側ガ
ス絶縁母線を設けた。又、変圧器の引出部からの延長部
と高低圧側ガス絶縁開閉装置から伸延された長尺ガス絶
縁母線との間に長さの調整可能なタイロッド付のベロウ
ズを設けた。
置をガス絶縁母線で接続する場合、耐震性が良好で、組
立作業の容易な変電装置を得る。 【構成】 高圧側のガス絶縁母線は単相形で、2相分を
2段に積み上げ、それに並べて他の高圧側の一相分を配
設するとともに、その延長線上に三相一括形の低圧側ガ
ス絶縁母線を設けた。又、変圧器の引出部からの延長部
と高低圧側ガス絶縁開閉装置から伸延された長尺ガス絶
縁母線との間に長さの調整可能なタイロッド付のベロウ
ズを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変圧器とそれに接続
されるガス絶縁母線よりなる変電装置に関するものであ
る。
されるガス絶縁母線よりなる変電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、特開昭58−14710
8号公報に示された従来の変電装置を示す平面図、図1
0は図9のX−X線の側面図及び図11は図9のXI−XI
線の正面図である。図において、1は単相形の変圧器
で、3相分で三相用変圧器Tr1,Tr2を夫々構成してい
る。2は高圧側のガス絶縁母線で、単相形で各相毎に一
つの容器の中に導体が入っている。3は低圧側のガス絶
縁母線のうち、一相分の導体が収容された単相形の母線
を示す。4は低圧側ガス絶縁母線のうち、三相一括形の
母線を示す。三相一括形の母線は一つの容器の中に三相
分の導体が収納されているが、図9及び図10の一部で
は一相分がすでに引出され残りの二相分の導体の部分も
ある。5は高圧側の避雷器で、高圧側のガス絶縁母線2
に接続されている。6は低圧側の避雷器で、低圧側ガス
絶縁母線3に接続されている。7は変圧器1の高圧側の
引出部、8は変圧器1の低圧側の引出部である。引出部
7は、ガス絶縁母線2を介して高圧側のガス絶縁開閉装
置(図示されていないが図8の上方に設置されてい
る。)に接続される。又、引出部8はガス絶縁母線3,
4を介して低圧側のガス絶縁開閉装置(図示されていな
いが図8の下方に設置されている。)に接続されてい
る。図9〜図11では、ガス絶縁母線2,3,4に次の
ような特徴がある。高圧側ガス絶縁母線2は地面に対し
垂直方向に重なるように配置するとともに、低圧側の三
相一括形のガス絶縁母線3,4はその母線容器の下端が
高圧側ガス絶縁母線2の最下相の母線容器の上端より上
方に、かつ最上相の母線容器の上端より下方に位置する
ように配置されている。
8号公報に示された従来の変電装置を示す平面図、図1
0は図9のX−X線の側面図及び図11は図9のXI−XI
線の正面図である。図において、1は単相形の変圧器
で、3相分で三相用変圧器Tr1,Tr2を夫々構成してい
る。2は高圧側のガス絶縁母線で、単相形で各相毎に一
つの容器の中に導体が入っている。3は低圧側のガス絶
縁母線のうち、一相分の導体が収容された単相形の母線
を示す。4は低圧側ガス絶縁母線のうち、三相一括形の
母線を示す。三相一括形の母線は一つの容器の中に三相
分の導体が収納されているが、図9及び図10の一部で
は一相分がすでに引出され残りの二相分の導体の部分も
ある。5は高圧側の避雷器で、高圧側のガス絶縁母線2
に接続されている。6は低圧側の避雷器で、低圧側ガス
絶縁母線3に接続されている。7は変圧器1の高圧側の
引出部、8は変圧器1の低圧側の引出部である。引出部
7は、ガス絶縁母線2を介して高圧側のガス絶縁開閉装
置(図示されていないが図8の上方に設置されてい
る。)に接続される。又、引出部8はガス絶縁母線3,
4を介して低圧側のガス絶縁開閉装置(図示されていな
いが図8の下方に設置されている。)に接続されてい
る。図9〜図11では、ガス絶縁母線2,3,4に次の
ような特徴がある。高圧側ガス絶縁母線2は地面に対し
垂直方向に重なるように配置するとともに、低圧側の三
相一括形のガス絶縁母線3,4はその母線容器の下端が
高圧側ガス絶縁母線2の最下相の母線容器の上端より上
方に、かつ最上相の母線容器の上端より下方に位置する
ように配置されている。
【0003】このように構成された変電装置において
は、ガス絶縁母線2,3,4が地面に垂直に重ねて多段
配置してあるため、設備機器の占める面積が、それ以前
のすべてのガス絶縁母線を地面上に平面的に配置する場
合に比べ縮小できるという効果があった。又、低圧側の
三相一括形ガス絶縁母線3,4を高圧側のガス絶縁母線
2の上部に重ねて配置した構造の以前の設備機器に対
し、図9〜図11で示すものは、ガス絶縁母線の積上げ
段数が4段から3段に減少するため地上高が低くなり、
耐震性能が向上していた。
は、ガス絶縁母線2,3,4が地面に垂直に重ねて多段
配置してあるため、設備機器の占める面積が、それ以前
のすべてのガス絶縁母線を地面上に平面的に配置する場
合に比べ縮小できるという効果があった。又、低圧側の
三相一括形ガス絶縁母線3,4を高圧側のガス絶縁母線
2の上部に重ねて配置した構造の以前の設備機器に対
し、図9〜図11で示すものは、ガス絶縁母線の積上げ
段数が4段から3段に減少するため地上高が低くなり、
耐震性能が向上していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成の
変電装置では、ガス絶縁母線が3段積みで、しかも大形
の三相一括母線が上部にあり、良好な耐震性を得るため
には頑丈な架構が必要である。又、変圧器からの引出部
と段積みのガス絶縁母線の接続のためのガス絶縁母線の
部分には、複雑な曲り部を持ったガス絶縁母線が必要と
なるので、重量のある変圧器と長尺のガス絶縁母線を接
続する作業が寸法的に困難である。さらに、長尺のガス
絶縁母線の温度変化による熱伸縮により、ガス絶縁母線
など装置の容器に大きな内部応力を発生する恐れがあっ
た。
変電装置では、ガス絶縁母線が3段積みで、しかも大形
の三相一括母線が上部にあり、良好な耐震性を得るため
には頑丈な架構が必要である。又、変圧器からの引出部
と段積みのガス絶縁母線の接続のためのガス絶縁母線の
部分には、複雑な曲り部を持ったガス絶縁母線が必要と
なるので、重量のある変圧器と長尺のガス絶縁母線を接
続する作業が寸法的に困難である。さらに、長尺のガス
絶縁母線の温度変化による熱伸縮により、ガス絶縁母線
など装置の容器に大きな内部応力を発生する恐れがあっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ガス絶縁母線の位置をさらに低
くして耐震性を向上するとともに、組立てが容易で、長
尺のガス絶縁母線の熱伸縮にも対処できる変電装置を提
供することを目的とする。
ためになされたもので、ガス絶縁母線の位置をさらに低
くして耐震性を向上するとともに、組立てが容易で、長
尺のガス絶縁母線の熱伸縮にも対処できる変電装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る変電装置
は、低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧側の第2の
ガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して単相形にし
た第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変圧器を接続
したものにおいて、請求項1は、第1の変圧器、第2の
変圧器及び第3の変圧器の各低圧側の第1の引出部と各
高圧側の第2の引出部とが同一方向になるように、第1
のガス絶縁開閉装置の側から直線上に第1の変圧器、第
2の変圧器及び第3の変圧器を順次配置し、第1のガス
絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び第
3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を各
変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、第1の導体
と第1の変圧器の第1の引出部と接続し、第2の導体と
第2の変圧器の第1の引出部と接続し、第3の導体と第
3の変圧器の第1の引出部と接続し、第2のガス絶縁開
閉装置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容した
第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を第2のガ
ス絶縁母線を下段に第3のガス絶縁母線を上段に2段積
みにして第1のガス絶縁母線より各変圧器に近い側に配
置し、第4の導体と第1の変圧器の第2の引出部と接続
し、第5の導体と第2の変圧器の第2の引出部と接続
し、第2のガス絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収
容した第4のガス絶縁母線を第2のガス絶縁母線及び第
3のガス絶縁母線の各変圧器と反対側に配置し、第6の
導体と第3の変圧器の第2の引出部と接続したものであ
る。請求項2は、請求項1において、各導体と各変圧器
の各引出部との間を、各導体を収容した各ガス絶縁母線
から垂直方向に設けたタイロッド付のベロウズ内に収容
した各接続導体を介して接続したものである。
は、低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧側の第2の
ガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して単相形にし
た第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変圧器を接続
したものにおいて、請求項1は、第1の変圧器、第2の
変圧器及び第3の変圧器の各低圧側の第1の引出部と各
高圧側の第2の引出部とが同一方向になるように、第1
のガス絶縁開閉装置の側から直線上に第1の変圧器、第
2の変圧器及び第3の変圧器を順次配置し、第1のガス
絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び第
3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を各
変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、第1の導体
と第1の変圧器の第1の引出部と接続し、第2の導体と
第2の変圧器の第1の引出部と接続し、第3の導体と第
3の変圧器の第1の引出部と接続し、第2のガス絶縁開
閉装置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容した
第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を第2のガ
ス絶縁母線を下段に第3のガス絶縁母線を上段に2段積
みにして第1のガス絶縁母線より各変圧器に近い側に配
置し、第4の導体と第1の変圧器の第2の引出部と接続
し、第5の導体と第2の変圧器の第2の引出部と接続
し、第2のガス絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収
容した第4のガス絶縁母線を第2のガス絶縁母線及び第
3のガス絶縁母線の各変圧器と反対側に配置し、第6の
導体と第3の変圧器の第2の引出部と接続したものであ
る。請求項2は、請求項1において、各導体と各変圧器
の各引出部との間を、各導体を収容した各ガス絶縁母線
から垂直方向に設けたタイロッド付のベロウズ内に収容
した各接続導体を介して接続したものである。
【0007】請求項3は、請求項1において、第1の導
体〜第3の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の各第1
の引出部との間を、第1のガス絶縁母線からそれぞれ垂
直方向に設けたタイロッド付の第1のベロウズ〜第3の
ベロウズ内にそれぞれ収容した第1の接続導体〜第3の
接続導体を介して接続し、第4の導体〜第6の導体と第
1の変圧器〜第3の変圧器の各第2の引出部との間を、
第2のガス絶縁母線〜第4のガス絶縁母線からそれぞれ
水平方向に設けたタイロッド付の第4のベロウズ〜第5
のベロウズ内にそれぞれ収容した第4の接続導体〜第6
の接続導体を介して接続したものである。請求項4は、
請求項3の構成のうち、第2のガス絶縁母線と第3のガ
ス絶縁母線とを第1のガス絶縁母線より各変圧器から遠
い側に配置したものである。
体〜第3の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の各第1
の引出部との間を、第1のガス絶縁母線からそれぞれ垂
直方向に設けたタイロッド付の第1のベロウズ〜第3の
ベロウズ内にそれぞれ収容した第1の接続導体〜第3の
接続導体を介して接続し、第4の導体〜第6の導体と第
1の変圧器〜第3の変圧器の各第2の引出部との間を、
第2のガス絶縁母線〜第4のガス絶縁母線からそれぞれ
水平方向に設けたタイロッド付の第4のベロウズ〜第5
のベロウズ内にそれぞれ収容した第4の接続導体〜第6
の接続導体を介して接続したものである。請求項4は、
請求項3の構成のうち、第2のガス絶縁母線と第3のガ
ス絶縁母線とを第1のガス絶縁母線より各変圧器から遠
い側に配置したものである。
【0008】請求項5は、請求項4の構成のうち、第1
のガス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体
及び第3の導体をそれぞれ収容した単相の第1のガス絶
縁母線、第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を
各変圧器の各引出部と直角方向に並置し、第1の導体と
第1の変圧器の第1の引出部と接続し、第2の導体と第
2の変圧器の第1の引出部と接続し、第3の導体と第3
の変圧器の第1の引出部と接続し、第2のガス絶縁開閉
装置と接続した第4の導体、第5の導体、及び第6の導
体を収容した第4のガス絶縁母線、第5のガス絶縁母線
及び第6のガス絶縁母線を、第1のガス絶縁母線と第4
のガス絶縁母線、第2のガス絶縁母線と第5のガス絶縁
母線及び第3のガス絶縁母線と第6のガス絶縁母線とを
それぞれ軸方向に対向するように各変圧器の各引出部と
直角方向に並置し、第4の導体と第1の変圧器の第2の
引出部と接続し、第5の導体と第2の変圧器の第2の引
出部と接続し、第6の導体と第3の変圧器の第2の引出
部と接続したものである。
のガス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体
及び第3の導体をそれぞれ収容した単相の第1のガス絶
縁母線、第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を
各変圧器の各引出部と直角方向に並置し、第1の導体と
第1の変圧器の第1の引出部と接続し、第2の導体と第
2の変圧器の第1の引出部と接続し、第3の導体と第3
の変圧器の第1の引出部と接続し、第2のガス絶縁開閉
装置と接続した第4の導体、第5の導体、及び第6の導
体を収容した第4のガス絶縁母線、第5のガス絶縁母線
及び第6のガス絶縁母線を、第1のガス絶縁母線と第4
のガス絶縁母線、第2のガス絶縁母線と第5のガス絶縁
母線及び第3のガス絶縁母線と第6のガス絶縁母線とを
それぞれ軸方向に対向するように各変圧器の各引出部と
直角方向に並置し、第4の導体と第1の変圧器の第2の
引出部と接続し、第5の導体と第2の変圧器の第2の引
出部と接続し、第6の導体と第3の変圧器の第2の引出
部と接続したものである。
【0009】請求項6は、請求項5において、第1の導
体〜第3の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の第1の
引出部との間を、第1のガス絶縁母線〜第3のガス絶縁
母線からそれぞれ垂直方向に設けたタイロッド付の第1
のベロウズ〜第3のベロウズ内にそれぞれ収容した第1
の接続導体〜第3の接続導体を介して接続し、第4の導
体〜第6の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の第2の
引出部との間を、第4のガス絶縁母線〜第6のガス絶縁
母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第4のベロウ
ズ〜第6のベロウズ内にそれぞれ収容した第4の接続導
体〜第6の接続導体を介して接続したものである。
体〜第3の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の第1の
引出部との間を、第1のガス絶縁母線〜第3のガス絶縁
母線からそれぞれ垂直方向に設けたタイロッド付の第1
のベロウズ〜第3のベロウズ内にそれぞれ収容した第1
の接続導体〜第3の接続導体を介して接続し、第4の導
体〜第6の導体と第1の変圧器〜第3の変圧器の第2の
引出部との間を、第4のガス絶縁母線〜第6のガス絶縁
母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第4のベロウ
ズ〜第6のベロウズ内にそれぞれ収容した第4の接続導
体〜第6の接続導体を介して接続したものである。
【0010】
【作用】この発明においては、第1のガス絶縁開閉装置
に接続した絶縁母線は1段で配置し、第2のガス絶縁開
閉装置に接続したガス絶縁母線を2段あるいは1段で配
置したので、耐震性が向上し、架構も小さくできる。ま
た、変圧器の引出部と各ガス絶縁母線との間にタイロッ
ド付きのベロウズを設けたので、ガス絶縁母線内のガス
圧による推力の影響を防止できる。さらに、ベロウズの
屈曲、伸縮を利用して、変圧器とガス絶縁母線との接続
作業が容易になる。
に接続した絶縁母線は1段で配置し、第2のガス絶縁開
閉装置に接続したガス絶縁母線を2段あるいは1段で配
置したので、耐震性が向上し、架構も小さくできる。ま
た、変圧器の引出部と各ガス絶縁母線との間にタイロッ
ド付きのベロウズを設けたので、ガス絶縁母線内のガス
圧による推力の影響を防止できる。さらに、ベロウズの
屈曲、伸縮を利用して、変圧器とガス絶縁母線との接続
作業が容易になる。
【0011】
【実施例】実施例1.図1は本発明の一実施例を示す変
電装置の平面図、図2は図1のII−II線の側面図、図3
は図1のIII −III 線の正面図及び図4は図3の要部を
示す正面図である。図において、1は変圧器、2は高圧
側ガス絶縁母線で、単相形のものである。3は低圧側ガ
ス絶縁母線で、一相分の導体が収容された単相部分であ
る。4は低圧側ガス絶縁母線で、三相分の導体が収容で
きる三相一括部分である。5は高圧側避雷器で、6は低
圧側避雷器、7は高圧側引出部、8は低圧側引出部であ
る。この側では引出部はいずれも上部に設けられている
が、外鉄型変圧器ではこのような位置に設けることが容
易である。9は長さの調整可能なタイロッド9aを備え
た高圧側ガス絶縁母線用ベロウズ、10は長さの調整可
能なタイロッドを備えた低圧側ガス絶縁母線用ベロウズ
である。
電装置の平面図、図2は図1のII−II線の側面図、図3
は図1のIII −III 線の正面図及び図4は図3の要部を
示す正面図である。図において、1は変圧器、2は高圧
側ガス絶縁母線で、単相形のものである。3は低圧側ガ
ス絶縁母線で、一相分の導体が収容された単相部分であ
る。4は低圧側ガス絶縁母線で、三相分の導体が収容で
きる三相一括部分である。5は高圧側避雷器で、6は低
圧側避雷器、7は高圧側引出部、8は低圧側引出部であ
る。この側では引出部はいずれも上部に設けられている
が、外鉄型変圧器ではこのような位置に設けることが容
易である。9は長さの調整可能なタイロッド9aを備え
た高圧側ガス絶縁母線用ベロウズ、10は長さの調整可
能なタイロッドを備えた低圧側ガス絶縁母線用ベロウズ
である。
【0012】なお、ベロウズ9の内部の導体11は図5
のように、チューリップ形の接触子12などを用いて、
導体11がベロウズ9の変形とともに屈曲、あるいは軸
方向に伸縮できる構造となっている。ベロウズ10も同
様の構造である。ベロウズ9,10は引出部7,8から
ほぼ水平に延長されたガス絶縁母線2,3と、高圧側・
低圧側それぞれのガス絶縁開閉装置から延長された水平
で長尺の高圧側のガス絶縁母線2及び低圧側のガス絶縁
母線3,4と、それぞれ互にほぼ直交した状態に、配置
接続されている。13は導体部を支持する絶縁スペース
である。
のように、チューリップ形の接触子12などを用いて、
導体11がベロウズ9の変形とともに屈曲、あるいは軸
方向に伸縮できる構造となっている。ベロウズ10も同
様の構造である。ベロウズ9,10は引出部7,8から
ほぼ水平に延長されたガス絶縁母線2,3と、高圧側・
低圧側それぞれのガス絶縁開閉装置から延長された水平
で長尺の高圧側のガス絶縁母線2及び低圧側のガス絶縁
母線3,4と、それぞれ互にほぼ直交した状態に、配置
接続されている。13は導体部を支持する絶縁スペース
である。
【0013】図1おいて、各変圧器1の低圧側の引出部
8及び高圧側の引出部7は同一方向に配置してある。三
相用変圧器Tr1を構成している単相形の変圧器を低圧側
のガス絶縁開閉装置(図示せず)が配置されている図示
下方から順次、第1の変圧器1、第2の変圧器1及び第
3の変圧器1とする。ガス絶縁母線4には低圧側のガス
絶縁開閉装置(図示せず)と接続した三相分の第1の導
体、第2の導体及び第3の導体が収容されている。そし
て、ガス絶縁母線4aには第2の導体及び第3の導体が
収容され、ガス絶縁母線3には第3の導体が収容されて
いる。第1の導体をガス絶縁母線4から垂直方向に設け
たタイロッド付のベロウズ5に収容した接続導体11を
介して第1の変圧器1の引出部8と接続している。そし
て、第2の導体を第2の変圧器1の引出部8と、第3の
導体を第3の変圧器1の引出部8とを、第1の変圧器1
と第1の導体との接続と同様の構成で接続している。
8及び高圧側の引出部7は同一方向に配置してある。三
相用変圧器Tr1を構成している単相形の変圧器を低圧側
のガス絶縁開閉装置(図示せず)が配置されている図示
下方から順次、第1の変圧器1、第2の変圧器1及び第
3の変圧器1とする。ガス絶縁母線4には低圧側のガス
絶縁開閉装置(図示せず)と接続した三相分の第1の導
体、第2の導体及び第3の導体が収容されている。そし
て、ガス絶縁母線4aには第2の導体及び第3の導体が
収容され、ガス絶縁母線3には第3の導体が収容されて
いる。第1の導体をガス絶縁母線4から垂直方向に設け
たタイロッド付のベロウズ5に収容した接続導体11を
介して第1の変圧器1の引出部8と接続している。そし
て、第2の導体を第2の変圧器1の引出部8と、第3の
導体を第3の変圧器1の引出部8とを、第1の変圧器1
と第1の導体との接続と同様の構成で接続している。
【0014】図1の図示上方に配置した高圧側のガス絶
縁開閉装置(図示せず)と接続した第4の導体、第5の
導体及び第6の導体をそれぞれガス絶縁母線2a,2
b,2cに収容している。そして、下段にガス絶縁母線
2aを上段にガス絶縁母線2bを2段積みにして、ガス
絶縁母線4,4a,3より変圧器1に近い側に配置す
る。第4の導体をガス絶縁母線2aから垂直方向に設け
たタイロッド付のベロウズ5に収容した接続導体11を
介して第1の変圧器1の高圧側の引出部7と接続してい
る。さらに、第5の導体と第2の変圧器1の引出部7
と、第6の導体と第3の変圧器1の引出部7とを第1の
変圧器1と第4の導体との接続と同様の構成で接続して
いる。第6の導体を収容したガス絶縁母線2cは、ガス
絶縁母線2a,2bの各変圧器1と反対側に配置してあ
る。
縁開閉装置(図示せず)と接続した第4の導体、第5の
導体及び第6の導体をそれぞれガス絶縁母線2a,2
b,2cに収容している。そして、下段にガス絶縁母線
2aを上段にガス絶縁母線2bを2段積みにして、ガス
絶縁母線4,4a,3より変圧器1に近い側に配置す
る。第4の導体をガス絶縁母線2aから垂直方向に設け
たタイロッド付のベロウズ5に収容した接続導体11を
介して第1の変圧器1の高圧側の引出部7と接続してい
る。さらに、第5の導体と第2の変圧器1の引出部7
と、第6の導体と第3の変圧器1の引出部7とを第1の
変圧器1と第4の導体との接続と同様の構成で接続して
いる。第6の導体を収容したガス絶縁母線2cは、ガス
絶縁母線2a,2bの各変圧器1と反対側に配置してあ
る。
【0015】なお、上記実施例ではガス絶縁母線2,
3,4,4aと変圧器1の各引出部7,8との間にベロ
ウズ5を設けたものについて説明したが、各ガス絶縁母
線2,3,4,4aの長手方向の据付誤差を他の方法で
吸収できれば、ベロウズ5を設けなくてもよい。
3,4,4aと変圧器1の各引出部7,8との間にベロ
ウズ5を設けたものについて説明したが、各ガス絶縁母
線2,3,4,4aの長手方向の据付誤差を他の方法で
吸収できれば、ベロウズ5を設けなくてもよい。
【0016】以上のような、本発明による配置構成の変
電装置においては、低圧側の三相一括形のガス絶縁母線
は地上に配置し、高圧側母線も2段積みまでであるの
で、耐震性能上非常に有利であり、2段積みの部分の架
構も小形のもので十分な強度を持ち、耐震性は良好であ
る。又、変圧器の引出部7,8からガス絶縁母線2,
3,4などへ接続する部分には曲り個所が減少し、製造
や組立が容易である。さらに、変圧器の引出部7,8か
らの延長部と、ガス絶縁開閉装置から延長されたガス絶
縁母線2,3,4との接続部に、前記のように、ベロウ
ズ9,10などがあるので、重量が大きく一度据付ける
と移動困難な変圧器1と、長尺のため寸法誤差の生じ易
いガス絶縁母線2,3,4の間の寸法調整や誤差逃げが
十分行われ、据付が容易となっている。さらに、長尺の
ガス絶縁母線が通電される電流による発熱差や気象条件
により熱伸縮を起こすが、この位置に設けたベロウズが
有効に働く。即ち、この位置はガス絶縁開閉装置から延
長された長尺のガス絶縁母線の熱伸縮と変圧器引出口か
ら延長されたガス絶縁母線の熱伸縮を共に吸収すること
ができる。このためガス絶縁母線や変圧器の容器に過大
な応力を生じることがなく、長期の機械的信頼性が向上
する。
電装置においては、低圧側の三相一括形のガス絶縁母線
は地上に配置し、高圧側母線も2段積みまでであるの
で、耐震性能上非常に有利であり、2段積みの部分の架
構も小形のもので十分な強度を持ち、耐震性は良好であ
る。又、変圧器の引出部7,8からガス絶縁母線2,
3,4などへ接続する部分には曲り個所が減少し、製造
や組立が容易である。さらに、変圧器の引出部7,8か
らの延長部と、ガス絶縁開閉装置から延長されたガス絶
縁母線2,3,4との接続部に、前記のように、ベロウ
ズ9,10などがあるので、重量が大きく一度据付ける
と移動困難な変圧器1と、長尺のため寸法誤差の生じ易
いガス絶縁母線2,3,4の間の寸法調整や誤差逃げが
十分行われ、据付が容易となっている。さらに、長尺の
ガス絶縁母線が通電される電流による発熱差や気象条件
により熱伸縮を起こすが、この位置に設けたベロウズが
有効に働く。即ち、この位置はガス絶縁開閉装置から延
長された長尺のガス絶縁母線の熱伸縮と変圧器引出口か
ら延長されたガス絶縁母線の熱伸縮を共に吸収すること
ができる。このためガス絶縁母線や変圧器の容器に過大
な応力を生じることがなく、長期の機械的信頼性が向上
する。
【0017】このとき、ベロウズには長さの調整できる
タイロッド付きのものを用いるので、タイロッドの長さ
を調整するとともに、内部ガス圧による推力がキャンセ
ルされ、他の架構や変圧器の容器などに大きな推力が加
わることがなく、これらの強度を大きくする必要がな
い。ところで、ガス絶縁開閉装置へ向って延長されるガ
ス絶縁母線2,4は、従来の構成の例では、1列に3段
積みとなっているが、本発明では2列で2段以下の積み
上げとなっている。そのため、1列分の余分の面積が必
要となるが、変圧器全体の大きさに比べればガス絶縁母
線1列分は6%程度の増加であり、耐震性向上の効果の
方が大きいと考えられる。
タイロッド付きのものを用いるので、タイロッドの長さ
を調整するとともに、内部ガス圧による推力がキャンセ
ルされ、他の架構や変圧器の容器などに大きな推力が加
わることがなく、これらの強度を大きくする必要がな
い。ところで、ガス絶縁開閉装置へ向って延長されるガ
ス絶縁母線2,4は、従来の構成の例では、1列に3段
積みとなっているが、本発明では2列で2段以下の積み
上げとなっている。そのため、1列分の余分の面積が必
要となるが、変圧器全体の大きさに比べればガス絶縁母
線1列分は6%程度の増加であり、耐震性向上の効果の
方が大きいと考えられる。
【0018】又、3段積みでは、最上段のガス絶縁母線
の据付作業や万一の事故時の修理などの時、作業は架台
の上で行う必要があるが、2段積みの場合、1000K
Vの変電所用としても、最上段のガス絶縁母線でも地上
からの作業が可能であり、安全に能率よく実施すること
ができる。
の据付作業や万一の事故時の修理などの時、作業は架台
の上で行う必要があるが、2段積みの場合、1000K
Vの変電所用としても、最上段のガス絶縁母線でも地上
からの作業が可能であり、安全に能率よく実施すること
ができる。
【0019】実施例2.図6には本発明の別の実施例を
示す変電装置の主要部の正面図を示す。前述の図4に相
当する部分を図示している。高圧側ガス絶縁母線2は2
段積みで、低圧側ガス絶縁母線4は地上配置であること
は、図4と全く同じであり、同様に耐震性に秀れ、小形
の架構で十分な強度を持つことができる。図6では、変
圧器1の引出部が図1の場合と同様に、低圧側の引出部
8は上部に、高圧側の引出部7は中間部から引出される
場合の例を示した。この時には、高圧側引出部の延長上
にほぼ水平方向にベロウズ9を設置する。高圧側ガス絶
縁母線2も2段のみであり、複雑な曲り形状のものの製
作は必要なく、据付時の作業が容易でしかも長尺母線の
熱伸縮も同時に対処できるという配置が得られる。
示す変電装置の主要部の正面図を示す。前述の図4に相
当する部分を図示している。高圧側ガス絶縁母線2は2
段積みで、低圧側ガス絶縁母線4は地上配置であること
は、図4と全く同じであり、同様に耐震性に秀れ、小形
の架構で十分な強度を持つことができる。図6では、変
圧器1の引出部が図1の場合と同様に、低圧側の引出部
8は上部に、高圧側の引出部7は中間部から引出される
場合の例を示した。この時には、高圧側引出部の延長上
にほぼ水平方向にベロウズ9を設置する。高圧側ガス絶
縁母線2も2段のみであり、複雑な曲り形状のものの製
作は必要なく、据付時の作業が容易でしかも長尺母線の
熱伸縮も同時に対処できるという配置が得られる。
【0020】図6において、ガス絶縁母線2,3,4,
4aの配置は図4と同様である。ガス絶縁母線2aに収
容した第4の導体をガス絶縁母線2aから水平方向に設
けたタイロッド付のベロウズ5内の接続導体11を介し
て第1の変圧器1の引出部7と接続している。第5の導
体及び第6の導体も第4の導体と同様の構成で第2の変
圧器1及び第3の変圧器1の各引出部7と接続してい
る。図7は、さらに本発明の別の発明を示す実施例であ
る。図において、高圧側のガス絶縁開閉装置に接続した
第4の導体及び第5の導体を収容したガス絶縁母線2
a,2bは、ガス絶縁母線2aを下段とし、ガス絶縁母
線2bを上段に2段積みにして、ガス絶縁母線3,4,
4aより変圧器1から遠い側に配置されている。そし
て、その他の構成については図6と同様である。
4aの配置は図4と同様である。ガス絶縁母線2aに収
容した第4の導体をガス絶縁母線2aから水平方向に設
けたタイロッド付のベロウズ5内の接続導体11を介し
て第1の変圧器1の引出部7と接続している。第5の導
体及び第6の導体も第4の導体と同様の構成で第2の変
圧器1及び第3の変圧器1の各引出部7と接続してい
る。図7は、さらに本発明の別の発明を示す実施例であ
る。図において、高圧側のガス絶縁開閉装置に接続した
第4の導体及び第5の導体を収容したガス絶縁母線2
a,2bは、ガス絶縁母線2aを下段とし、ガス絶縁母
線2bを上段に2段積みにして、ガス絶縁母線3,4,
4aより変圧器1から遠い側に配置されている。そし
て、その他の構成については図6と同様である。
【0021】実施例3.図8には本発明の別の実施例を
示す変電装置の主要部の正面図を示す。平面図は、特開
昭58−147108の平面図の左半分と同様の配置で
あり省略した。右半分は、左半分と線対称の配置であ
る。図8では低圧側のガス絶縁母線3も全て単相形を用
い、各ガス絶縁開閉装置から延長された長尺の各ガス絶
縁母線2,3は単相形で地上設置となっている。これら
のガス絶縁母線2,3とほぼ直交し、変圧器近傍で、変
圧器引出部の延長部との間にタイロッド付のベローズを
設け、内部の導体は回転伸縮可能な摺動接触子を用いて
いる。このため、ガス絶縁開閉装置と接続するための長
尺のガス絶縁母線の熱伸縮を効果的に処理し、変圧器と
の間の接続のための据付け作業が、ベロウズ部の軸直角
方向のたわみと軸方向の長さ調整により容易に行うこと
ができる。
示す変電装置の主要部の正面図を示す。平面図は、特開
昭58−147108の平面図の左半分と同様の配置で
あり省略した。右半分は、左半分と線対称の配置であ
る。図8では低圧側のガス絶縁母線3も全て単相形を用
い、各ガス絶縁開閉装置から延長された長尺の各ガス絶
縁母線2,3は単相形で地上設置となっている。これら
のガス絶縁母線2,3とほぼ直交し、変圧器近傍で、変
圧器引出部の延長部との間にタイロッド付のベローズを
設け、内部の導体は回転伸縮可能な摺動接触子を用いて
いる。このため、ガス絶縁開閉装置と接続するための長
尺のガス絶縁母線の熱伸縮を効果的に処理し、変圧器と
の間の接続のための据付け作業が、ベロウズ部の軸直角
方向のたわみと軸方向の長さ調整により容易に行うこと
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、変圧
器と高圧側及び低圧側のガス絶縁開閉装置を接続する、
単相型の高圧側ガス絶縁母線の2相分を2段に積み上
げ、それに並べて他の1相の高圧側ガス絶縁母線と低圧
側の三相一括型ガス絶縁母線を地上近くに配置した。
又、変圧器の引出部と、ガス絶縁開閉装置から伸延され
たガス絶縁母線と接続する部分にタイロッド付きのベロ
ウズを有するガス絶縁母線を設けた。従って、耐震性に
優れ、組立時の作業が容易で、使用中の熱伸縮に効果的
に対処できる。
器と高圧側及び低圧側のガス絶縁開閉装置を接続する、
単相型の高圧側ガス絶縁母線の2相分を2段に積み上
げ、それに並べて他の1相の高圧側ガス絶縁母線と低圧
側の三相一括型ガス絶縁母線を地上近くに配置した。
又、変圧器の引出部と、ガス絶縁開閉装置から伸延され
たガス絶縁母線と接続する部分にタイロッド付きのベロ
ウズを有するガス絶縁母線を設けた。従って、耐震性に
優れ、組立時の作業が容易で、使用中の熱伸縮に効果的
に対処できる。
【図1】この発明の一実施例による変電装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のII−II線からみた側面図である。
【図3】図1のIII −III 線からみた正面図である。
【図4】図3の主要部を示す正面図である。
【図5】タイロッド付ベロウズを取付けた部分の断面図
である。
である。
【図6】この発明の別の実施例による変電装置の要部を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図7】この発明の別の実施例による変電装置の要部を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図8】この発明の別の実施例による変電装置の要部を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図9】従来の変電装置を示す平面図である。
【図10】図9のX−X線からみた側面図である。
【図11】図9のXI−XI線からみた正面図である。
1 変圧器 2 高圧側ガス絶縁母線 3 低圧側ガス絶縁母線(単相部) 4 低圧側ガス絶縁母線(三相一括部) 7 高圧側引出部 8 低圧側引出部 9 ベロウズ(高圧側) 10 ベロウズ(低圧側) 9a タイロッド 10a タイロッド
Claims (6)
- 【請求項1】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1相の変圧器、第2の変圧器及び第3の
変圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を
上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、上記
第1の導体と上記第1の変圧器の上記第1の引出部と接
続し、上記第2の導体と上記第2の変圧器の上記第1の
引出部と接続し、上記第3の導体と上記第3の変圧器の
上記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶縁開閉装
置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容した第2
のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記第2のガ
ス絶縁母線を下段に上記第3のガス絶縁母線を上段に2
段積みにして上記第1のガス絶縁母線より上記変圧器に
近い側に配置し、上記第4の導体と上記第1の変圧器の
上記第2の引出部と接続し、上記第5の導体と上記第2
の変圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第2のガス
絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収容した第4のガ
ス絶縁母線を上記第2のガス絶縁母線及び上記第3のガ
ス絶縁母線の上記各変圧器と反対側に配置し、上記第6
の導体と上記第3の変圧器の上記第2の引出部と接続し
たことを特徴とする変電装置。 - 【請求項2】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変
圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を
上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、上記
第1の導体を上記第1のガス絶縁母線から垂直方向に設
けたタイロッド付の第1のベロウズ内に収容した第1の
接続導体を介して上記第1の変圧器の上記第1の引出部
と接続し、上記第2の導体を上記第1のガス絶縁母線か
ら垂直方向に設けたタイロッド付の第2のベロウズ内に
収容した第2の接続導体を介して上記第2の変圧器の上
記第1の引出部と接続し、第3の導体を上記第1のガス
絶縁母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第3のベ
ロウズ内に収容した第3の接続導体を介して上記第3の
変圧器の上記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶
縁開閉装置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容
した第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記
第2のガス絶縁母線を下段に上記第3のガス絶縁母線を
上段に2段積みにして上記第1のガス絶縁母線より上記
各変圧器に近い側に配置し、上記第4の導体を上記第2
のガス絶縁母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第
4のベロウズ内の第4の接続導体を介して上記第1の変
圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第5の導体を上
記第3のガス絶縁母線から垂直方向に設けたタイロッド
付の第5のベロウズ内の第5の接続導体を介して上記第
2の変圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第2のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収容した第4の
ガス絶縁母線を上記第2のガス絶縁母線及び上記第3の
ガス絶縁母線の上記各変圧器と反対側に配置し、上記第
6の導体を上記第4のガス絶縁母線から垂直方向に設け
たタイロッド付の第6のベロウズ内の第6の接続導体を
介して上記第3の変圧器の上記第2の引出部と接続した
ことを特徴とする変電装置。 - 【請求項3】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変
圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を
上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、上記
第1の導体を上記第1のガス絶縁母線から垂直方向に設
けたタイロッド付の第1のベロウズ内に収容した第1の
接続導体を介して上記第1の変圧器の上記第1の引出部
と接続し、上記第2の導体を上記第1のガス絶縁母線か
ら垂直方向に設けたタイロッド付の第2のベロウズ内に
収容した第2の接続導体を介して上記第2の変圧器の上
記第1の引出部と接続し、第3の導体を上記第1のガス
絶縁母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第3のベ
ロウズ内に収容した第3の接続導体を介して上記第3の
変圧器の上記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶
縁開閉装置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容
した第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記
第2のガス絶縁母線を下段に上記第3のガス絶縁母線を
上段に2段積みにして上記第1のガス絶縁母線より上記
変圧器に近い側に配置し、上記第4の導体を上記第2の
ガス絶縁母線から水平方向に設けたタイロッド付の第4
のベロウズ内の第4の接続導体を介して上記第1の変圧
器の上記第2の引出部と接続し、上記第5の導体を上記
第3のガス絶縁母線から水平方向に設けたタイロッド付
の第5のベロウズ内の第5の接続導体を介して上記第2
の変圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第2のガス
絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収容した第4のガ
ス絶縁母線を上記第2のガス絶縁母線及び上記第3のガ
ス絶縁母線の上記各変圧器と反対側に配置し、上記第6
の導体を上記第4のガス絶縁母線から水平方向に設けた
タイロッド付の第6のベロウズ内の第6の接続導体を介
して上記第3の変圧器の上記第2の引出部と接続したこ
とを特徴とする変電装置。 - 【請求項4】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変
圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体を収容した三相一括の第1のガス絶縁母線を
上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に配置し、上記
第1の導体を上記第1のガス絶縁母線から垂直方向に設
けたタイロッド付の第1のベロウズ内に収容した第1の
接続導体を介して上記第1の変圧器の上記第1の引出部
と接続し、上記第2の導体を上記第1のガス絶縁母線か
ら垂直方向に設けたタイロッド付の第2のベロウズ内に
収容した第2の接続導体を介して上記第2の変圧器の上
記第1の引出部と接続し、第3の導体を上記第1のガス
絶縁母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第3のベ
ロウズ内に収容した第3の接続導体を介して上記第3の
変圧器の上記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶
縁開閉装置と接続した第4の導体及び第5の導体を収容
した第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記
第2のガス絶縁母線を下段に上記第3のガス絶縁母線を
上段に2段積みにして上記第1のガス絶縁母線より上記
各変圧器から遠い側に配置し、上記第4の導体を上記第
2のガス絶縁母線から水平方向に設けたタイロッド付の
第4のベロウズ内の第4の接続導体を介して上記第1の
変圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第5の導体を
上記第3のガス絶縁母線から水平方向に設けたタイロッ
ド付の第5のベロウズ内の第5の接続導体を介して上記
第2の変圧器の上記第2の引出部と接続し、上記第2の
ガス絶縁開閉装置と接続した第6の導体を収容した第4
のガス絶縁母線を上記第2のガス絶縁母線及び上記第3
のガス絶縁母線の上記各変圧器側に配置し、上記第6の
導体を上記第4のガス絶縁母線から水平方向に設けたタ
イロッド付の第6のベロウズ内の第6の導体を介して上
記第3の変圧器の上記第2の引出部と接続したことを特
徴とする変電装置。 - 【請求項5】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変
圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体をそれぞれ収容した単相の第1のガス絶縁母
線、第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記
各変圧器の上記各引出部と直角方向に並置し、上記第1
の導体と上記第1の変圧器の上記第1の引出部と接続
し、上記第2の導体と上記第2の変圧器の上記第1の引
出部と接続し、上記第3の導体と上記第3の変圧器の上
記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶縁開閉装置
と接続した第4の導体、第5の導体、及び第6の導体を
収容した第4のガス絶縁母線、第5のガス絶縁母線及び
第6のガス絶縁母線を、上記第1のガス絶縁母線と上記
第4のガス絶縁母線、上記第2のガス絶縁母線と上記第
5のガス絶縁母線及び上記第3のガス絶縁母線と上記第
6のガス絶縁母線とをそれぞれ軸方向に対向するように
上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に並置し、上記
第4の導体と上記第1の変圧器の上記第2の引出部と接
続し、上記第5の導体と上記第2の変圧器の上記第2の
引出部と接続し、上記第6の導体と上記第3の変圧器の
上記第2の引出部と接続したことを特徴とする変電装
置。 - 【請求項6】 低圧側の第1のガス絶縁開閉装置と高圧
側の第2のガス絶縁開閉装置との間に3相分を分割して
単相形にした第1の変圧器、第2の変圧器及び第3の変
圧器を接続した変電装置において、 上記第1の変圧器、上記第2の変圧器及び上記第3の変
圧器の各低圧側の第1の引出部と各高圧側の第2の引出
部とが同一方向になるように、上記第1のガス絶縁開閉
装置の側から直線上に上記第1の変圧器、上記第2の変
圧器及び上記第3の変圧器を順次配置し、上記第1のガ
ス絶縁開閉装置と接続した第1の導体、第2の導体及び
第3の導体をそれぞれ収容した単相の第1のガス絶縁母
線、第2のガス絶縁母線及び第3のガス絶縁母線を上記
各変圧器の上記各引出部と直角方向に並置し、上記第1
の導体を上記第1のガス絶縁母線から垂直方向に設けた
タイロッド付の第1のベロウズ内に収容した第1の接続
導体を介して上記第1の変圧器の上記第1の引出部と接
続し、上記第2の導体を上記第1のガス絶縁母線から垂
直方向に設けたタイロッド付の第2のベロウズ内に収容
した第2の接続導体を介して上記第2の変圧器の上記第
1の引出部と接続し、第3の導体を上記第1のガス絶縁
母線から垂直方向に設けたタイロッド付の第3のベロウ
ズ内に収容した第3の接続導体を介して上記第3の変圧
器の上記第1の引出部と接続し、上記第2のガス絶縁開
閉装置と接続した第4の導体、第5の導体及び第6の導
体を収容した第4のガス絶縁母線、第5のガス絶縁母線
及び第6のガス絶縁母線を、上記第1のガス絶縁母線と
上記第4のガス絶縁母線、上記第2のガス絶縁母線と上
記第5のガス絶縁母線及び上記第3のガス絶縁母線と上
記第6のガス絶縁母線とをそれぞれ軸方向に対向するよ
うに上記各変圧器の上記各引出部と直角方向に並置し、
上記第4の導体を上記第4のガス絶縁母線から水平方向
に設けたタイロッド付の第4のベロウズ内の第4の接続
導体を介して上記第1の変圧器の上記第2の引出部と接
続し、上記第5の導体を上記第5のガス絶縁母線から水
平方向に設けたタイロッド付の第5のベロウズ内の第5
の接続導体を介して上記第2の変圧器の上記第2の引出
部と接続し、上記第6の導体を上記第5のガス絶縁母線
から水平方向に設けたタイロッド付の第6のベロウズ内
の第6の接続導体を介して上記第3の変圧器の上記第2
の引出部と接続したことを特徴とする変電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066546A JP2853507B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 変電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066546A JP2853507B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 変電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284523A true JPH06284523A (ja) | 1994-10-07 |
JP2853507B2 JP2853507B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13319016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066546A Expired - Fee Related JP2853507B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 変電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853507B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100604175B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2006-07-28 | 벽산엔지니어링주식회사 | 내진성능을 향상시킨 고압변전소 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066546A patent/JP2853507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100604175B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2006-07-28 | 벽산엔지니어링주식회사 | 내진성능을 향상시킨 고압변전소 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2853507B2 (ja) | 1999-02-03 |
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