JPH0628429A - ブールトラジェクトリソリッドサーフェス移動方法 - Google Patents
ブールトラジェクトリソリッドサーフェス移動方法Info
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- JPH0628429A JPH0628429A JP5120270A JP12027093A JPH0628429A JP H0628429 A JPH0628429 A JP H0628429A JP 5120270 A JP5120270 A JP 5120270A JP 12027093 A JP12027093 A JP 12027093A JP H0628429 A JPH0628429 A JP H0628429A
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Abstract
すなわち半導体ウエハの形状の変化をシミュレーション
するための方法。ソリッドモデリングシステムは、物質
ソリッドを定義したり変形したりするのに用いられる。
多数のトラジェクトリソリッドは物質ソリッドを変形す
るために製作される。物質ソリッドの変形は、物質ソリ
ッドと1以上のトラジェクトリソリッドとの間でのブー
ル演算を実行することによって完成される。 【効果】 本発明のトラジェクトリソリッドの構成方法
は、空間的に不均一なプロセスステップのシミュレーシ
ョンを可能にし、無効な自己交差サーフェスの製作を省
き、不規則なサーフェスとなる小さなエッジやフェース
の製作を少なくすることができる。
Description
ed Design)の分野に係り、特に、集積回路の製造をシミ
ュレートする3次元ソリッドモデリングアプローチに関
する。
の基礎たる米国特許出願07/904,003号の明細
書の記載に基づくものであって、当該米国特許出願の番
号を参照することによって当該米国特許出願の明細書の
記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
ションは、一般に、プロセスシミュレーションと呼ばれ
ている。プロセスシミュレーションは、集積回路を設
計、製造する上で価値のある手段である。これは、設計
時間の節約、実験と製造コストの減少といった利点をも
っている。プロセスシミュレーションは、実際には、製
造過程における一連のデポジション(すなわち物質をデ
ポジットすること)、エッチング(すなわち物質を除去
すること)、リソグラフィ、その他のプロセスステップ
の半導体ウェハへの効果を決定するという作業をともな
っている。大まかにいえば、プロセスシミュレーション
は、トポグラフィシミュレーションとバルクプロセスシ
ミュレーションとに大別される。トポグラフィシミュレ
ーションは、デポジション、エッチング、およびリソグ
ラフィのようなプロセスステップとともに用いることが
でき、主に、半導体ウェハを含む物質の形状変化に関わ
るものである。バルクプロセスシミュレーションは、拡
散、イオン注入および酸化といったようなプロセスとと
もに使用することができ、主に、半導体素子中でのドー
パント不純物の再分配に関するものである。酸化は、実
際には、形状にもドーパント不純物の分配にも影響す
る、中間事項である。
は、ウェハ構造のコンピュータ表現を創り出し、他の分
析プログラムで使用できるようにすることである。この
ような分析プログラムは、これによって、電気特性、温
度特性、機械特性などの、素子の特性を計算することが
できる。
動作させるものは、得られた構造の形状と組成である。
半導体ウェハを含む各層を製造過程において見ることが
できるのは、不都合な形状とか結果を識別する上で有効
である。たとえば、ある層のエッチングが深過ぎて次の
層を露出してしまうような場合、この不都合は目視によ
って容易に検出できる。これによって、高価で時間のか
かる他のウェハ製造および検査方法を避けることができ
る。そのうえ、コンピュータシミュレーションは、電子
顕微鏡でしか見られないようなものを、見ることができ
るようにしてくれる。
たプロセス技術の各ステップ中に、さまざまな形状が生
じてくるという事実によって、複雑なものとなる。図1
(a)〜(c)は、凹凸面界面で作られるさまざまな形
状を示している。凸面界面とは、面の外サーフェスが1
80度より大きいものをいう。凹面界面とは、面の外サ
ーフェスが180度よりも小さいものをいう。図1
(a)を参照すると、形状102を有する原物質が、等
方性エッチングプロセスステップを経て形状101とな
る。形状102の頂点103および104は、2つの面
の凹面交差に位置している。これらの面は、頂点103
および104において90度の角(すなわち鋭角)をな
していることに注意されたい。この凹面界面に生じた界
面、すなわち点105および106は、形状101で示
すように丸くなっている。しかしながら、形状102の
凸面交差点107および108を、形状101のそれら
の対応点109および110と比較すると、90度(鋭
角)エッジが保たれていることが分かる。
スステップ中の効果を示す。形状122の頂点125お
よび126は、2つの面の凹面交差に位置している。こ
れらの面は、頂点125および126において90度の
角(すなわち鋭角)をなしていることに注意されたい。
この凹面界面に作られた界面、すなわち点123および
124は、形状121で示すように90度(鋭角)エッ
ジを保っている。しかしながら、凸面交差点129およ
び130を、それらの対応点127および128と比較
すると、丸いエッジが作られたことが分かる。
ェハの他の条件は、ボイド(void)である。ボイドは、デ
ポジションプロセスステップ中に作り出される。この種
のボイドが図1(c)に示されている。図1(c)にお
いて、メタル線150は、酸化膜デポジションによって
次の層から分離されるべきものである。このデポジショ
ンは、連続する各層にわたって行われるが、これらの層
151,152および153が示されている。層151
と152の間に、ボイド154ができる。ウェハ中にボ
イドが無いことが望ましい。たとえば、製造過程におい
て、ボイドはガス蓄積源になり、それが後ほど開放され
てウェハの一部を破壊するおそれがある。
ンは、技術上周知であり、広く用いられている。この種
の従来技術による2次元プロセスシミュレーションツー
ルとしては、SUPREM(スタンフォード大学から入
手可能)、およびSAMPLE(カルフォルニア大学の
バークレー校から入手可能)がある。しかしながら、2
次元プロセスシミュレーションが所望のシミュレーショ
ン結果をすべて与えるわけではない。たとえば、回路の
小型化が進につれて、2次元プロセスシミュレータは、
ある種の形状(features)、たとえば、穴の回りの形と
か、メタル線の交差点とかの形状を、正確に予測する能
力に欠けていることが分かってきた。より正確で完全な
シミュレーション結果を得るためには、3次元(3次
元)プロセスシミュレーションが望ましい。
は、技術上周知である。このような3次元プロセスシミ
ュレーションツールのひとつは、Oyster system であ
る。Oyster system は、IBM社で内部的に使用されて
いるプロセスシミュレーションツールであり、題名
が、"OYSTER :3次元構造としての集積回路の研究",
G.M. Koppelman and M.A. Wesley, IBM Journal of Res
earch and development 276, NO.2, 149 - 163 ページ
(1983) という記事に詳しく説明されている。Oysterシ
ステムは、ソリッドモデリングのより一般的な概念に基
づいている。Oysterシステムにおいては、形状モデル
は、ソリッドとして、ウェハの形状を含む物質を表して
いる。形状は、幾何学的な演算(すなわちブール集合演
算)を用いることによって、変化させることができる。
Oysterシステムは、シミュレーションのための基本演算
およびデータ構造を与える、一般的なソリッドモデリン
グツールの周辺に構築される。
を形造るために、累積並進掃引(Cumulative Translatio
nal Sweep: CTS) の理論構成を使用している。CT
Sは、ブール集合演算と組み合わせて使用され、幾何学
的オブジェクトの境界領域上の太らせと細らせとをシミ
ュレートする。Oysterシステムのこの手法(aspect)は、
CTS法と呼ばれ、以下の題名の刊行物に詳しく説明さ
れている。"Shaping Geometric Objects by Cumulative
Translation Sweeps", R.C. Evans, G. Koppelman, V.
T. Rajan, IBM Journal of Research and Development,
pgs. 343-360,Volume 31, No. 3, May 1987 、および
米国特許 No. 4,785,399, "Shaping Geometric Objects
by Cumulative Translational Sweeps"上述したよう
に、CTS法は、シェーピング多面体(またはシェーピ
ングオブジェクト)を用いて、ソリッドオブジェクトの
多面体表現の境界領域上に演算を行う。CTS法で要求
されることは、多面体をポリトープ族またはゾーントー
プから形成するという点である。一般的に、CTS法
は、次のようなステップを用いたサーフェス移動を与え
る。
の集合を定義する。
トをスイープし、原オブジェクトを含む中間ソリッドを
つくる。並進ベクトルが一つしかない場合は、これが新
しいソリッドになる。
間ソリッドをスイープする。
ェクト全体を一度にスイープする。このため、CTS法
は、場所毎に変化するエッチング速度やデポジション速
度をともなうプロセスステップのシミュレーションを与
えるものではない。場所よって変化するプロセスステッ
プの一例は、スパッタデポジションである。
ミュレーションに対して、ソリッドモデリングアプロー
チを使用することは、一般的な市販の3次元ソリッドモ
デリングシステムを利用できることから、望ましいこと
である。しかしながら、このようなシステムにおけるソ
リッドのデータ表現は、正確で効果的なトポグラフィシ
ミュレーションに必要な構造を作成しかつ処理するに
は、理想的なものとはいえないであろう。特に、隣接し
た物質を表現するためのデータ構造は、一般に、利用で
きない。
レーションで起きる)サーフェス変形を扱う現在の技術
も、また、理想的なものとはいえない。たとえば、ソリ
ッドを表すために、境界表現モデルがよく使用される。
このような表現は、そのソリッドの境界が交差する場
合、すなわち、表現が自己交差となる場合には、役に立
たない。この表現は、プロセスステップ中に再形成され
る場合にも、役立たなくなることもあろう。このような
無効表現は、正確なシミュレーション結果を作り出すこ
とを考慮にいれておらず、ソリッドモデリングシステム
によるそれ以上の処理には受け入れがたいものであろ
う。
の、他の数種のモデリング技術が技術的に周知である。
すなわち、光線追跡モデル、セルモデル、ネットワーク
モデル、拡散モデルおよびストリングモデルである。光
線追跡モデルは、今のところホトリソグラフィプロセシ
ングステップに使用されているだけなので、ここではそ
の詳細は省略する。
エッチングシミュレーションで使用されている。しかし
ながら、セルモデルは、曲面を十分に表現できないこと
が分かっている。ネットワークモデルは、セルモデルの
改良であり、サーフェスの各点がサーフェス4面体セル
の各エッジ上で定義される。拡散モデルも、やはり、セ
ルモデルの改良であり、サーフェスを定義するのに集中
輪郭線(concentrationcontour) を使用している。しか
しながら、ネットワークモデルも、拡散モデルも、セル
モデルと同様、プロセスステップ中に生じる曲面を正確
に扱うことは、困難であることが分かっている。
チであるが、無効自己交差構造を作り出すことが多い。
このような自己交差構造を修正する技術も開発されてい
るが、非常に複雑なものである。
の考察事項は、プロセスシミュレーション環境の他の構
成部分とのコンパティビリティの問題である。上述した
ように、トポグラフィシミュレーションは、プロセスシ
ミュレーションの1つの構成部分に過ぎない。よく調和
したプロセスシミュレーション環境を造るためには、プ
ロセスシミュレーション環境が、全体として改良される
ように、トレードオフがなされなければならない。例え
ば、トポグラフィシミュレーションの精度は、例えば電
気的または熱的な解析プログラムへのよりよい入力を造
るためにトレードオフされる。このような改善は、プロ
セスシミュレーション環境の構成部分の一つを損なうよ
うなものかもしれない。
る、3次元トポグラフィシミュレーションツールを提供
することである。さらに、本発明の他の目的は、プロセ
スシミュレーション環境の他の構成部分とよく調和す
る、ソリッド表現を作製することである。
または異方性のデポジションプロセスステップおよび/
またはエッチングプロセスステップの処理過程にある半
導体ウエハの形状の変化をシミュレーションするための
方法が記載されている。ソリッドモデリングシステムは
物質ソリッドを定義し、変形するために用いられる。物
質ソリッドは境界表現モデルを用いて定義される。各物
質ソリッドはウエハを含む数多くの物質のうちの1つを
表わしている。トラジェクトリソリッド(trajectory s
olids )はプロセスステップのエッチングやデポジショ
ンの速度に対応している。物質ソリッドの変形は、物質
ソリッドとトラジェクトリソリッドとのブール集合演算
を実行するうことによって完成される。
含んでいる。変形される物質モデルの各頂点で第1のト
ラジェクトリソリッドを構成する。この第1のトラジェ
クトリソリッドの各々と物質ソリッドとの間でブール演
算を実行する。物質ソリッドの各辺で2番目のトラジェ
クトリソリッドを構成する。その2番目のトラジェクト
リソリッドの各々と物質ソリッドとの間でブール演算を
実行する。物質ソリッドの各面で3番目のトラジェクト
リソリッドを構成し、そしてその3番目のトラジェクト
リソリッドの各々と物質ソリッドの間でブール演算を実
行する。デポジションプロセスステップはブール集合和
演算を用いてシミュレートされ、エッチングプロセスス
テップはブール集合差演算を用いてシミュレートされ
る。
ション結果に対して重要なことである。本発明によるト
ラジェクトリソリッドは空間的に不均一なプロセスステ
ップのシミュレーションを可能にし、無効な自己交差サ
ーフェスの発生をなくし、不規則なサーフェスとなる小
さなエッジやフェースの発生を少なくすることができ
る。
に、ウェハの形状に与えられる変化をシミュレートする
方法が説明される。好適実施例は、半導体ウエハの製造
において使用される、等方性および異方性双方の、デポ
ジションおよびエッチングプロセスステップに向けられ
ている。本発明を、他の半導体以外の製品、たとえばマ
イクロマシーン製造の状況で使用することは、当業者に
は自明であろう。VLSIタイプの技術を用いた製品製
造プロセスは、いずれも、本発明の好適実施例によって
シミュレートできるであろう。
してもらうために、ブール演算の作用などの、各事項の
詳細が説明される。しかし、当業者にはこのような詳細
は自明であり、これらの説明がなくても本発明を実施で
きるであろう。一方、たとえば、一般的なソリッド作製
のような周知の事柄は、詳しく説明していない。これ
は、本発明を、必要以上に理解しにくいものとしないた
めである。
の概要 好適実施例の方法は、3次元グラフィックをサポートす
るものならば、いかなる市販のコンピュータシステムの
上でも実施できるであろう。好ましくは、本発明は、カ
リフォルニア州マウンテンビューのSilicon Graphics C
orporationから市販されているIRISワークステーシ
ョン、あるいはニューヨーク州アーモンクのIBM Corpor
ation から市販されているRS/6000ワークステー
ションのようなマイクロコンピュータ上で実施される。
もちろん、本発明は、マルチユーザシステム上でも実施
することもできる。ただしこの場合は、それらのマシー
ンの価格、速度および機能上の利点と欠点とをすべて受
けることになる。
よって使用されるコンピュータシステムは、一般に、情
報を伝送するバスなどの伝送手段201と、情報を処理
するためにバス201と結合された処理手段202と、
このプロセッサ202のための情報と命令とを記憶する
ためにバス201に結合されたランダムアクセスメモリ
(RAM)または他の記憶装置203(一般に主記憶と
呼ばれる)と、プロセッサ202のための固定情報と命
令とを記憶するためにバス201に結合されたリードオ
ンリメモリ(ROM)または他のスタティックな記憶装
置204と、情報および命令を記憶するためにバス20
1と結合された、磁気ディスクおよび磁気ドライブのよ
うなデータ記憶装置207と、プロセッサ202へ情報
およびコマンド選択を転送するためにバス201に結合
された、英数字や他のキーを含むキーボードなどの、英
数字入力装置205と、プロセッサ202へ情報および
コマンド選択を転送したり、カーソルの移動を制御する
ためにバス201に結合された、マウス、トラックボー
ル、カーソル制御キーなどの、カーソル制御装置206
と、表示装置208とを備えている。この表示装置は、
プロセスシミュレーションステップの結果である3次元
グラフィックイメージを表示できるものがよい。さら
に、情報の永久的なコピーを与えるプリンタのようなハ
ードコピー装置209を、このシステムが備えていれば
さらに好都合である。
する。すなわち、移動ベクトルおよび頂点移動の計算、
平面の前進(advancement) 、ブール集合演算の実行、サ
ーフェススイーピング、三角形化(triangulation) およ
びグリッド調整、およびパーティクルフラックスシャド
ーイング計算である。データ記憶装置207は、対象物
の表現をソリッドモデルとして記憶する手段を提供す
る。このような機能およびソリッドモデル表現は、さら
に詳しく後述されている。
要 本発明の好適実施例は、公知のソリッドモデリング機能
を拡張して、半導体装置の製造をシミュレートするもの
である(すなわち、プロセスシミュレーション)。ソリ
ッドモデリングとは、伝統的に、CAD(計算機支援設
計)ツールを意味し、ビルディングのような、本質的に
ほぼ静的な物理構造の、設計や組み立を容易にするもの
である。ここでは、ソリッドモデリング技法が拡張され
て、何らかの外的刺激(たとえば、プロセスステップ)
に応答して半導体ウェハ内の物質層に生じる、動的変形
に適用される。
造エレメントの集合としてソリッドを定義する。また、
一般のソリッドモデリングシステムは、1以上の既存ソ
リッドを組み合わせることによって、新しいソリッドま
たは再定義されたソリッドを作製する。好適実施例で
は、ヘルシンキ工科大学から入手可能なGeometric Work
Bench (GWB) が、ソリッドモデリングシステムとして使
用されている。しかしながら、他のソリッドモデリング
ツールを使用しても、本発明の精神と範囲から逸脱する
ものではない。
て、半導体ウェハの製造をシミュレートすることは容易
ではない。なぜならば、これらのシステムは、半導体ウ
ェハを含む複数の物質を表現し、十分にシミュレート
し、記述することができないからである。好適実施例
は、好ましいソリッドモデリングシステムに備えられた
標準データ構造を補充し機能を付加することによってこ
の問題を扱っている。これについては、以下にさらに詳
述する。さらに、好適実施例は、半導体ウェハの形状の
変化をシミュレートするためにソリッドモデラに供給す
るのに使用されるデータの生成を行う。
を示したものである。フロントエンドユーザインターフ
ェース301は、ユーザが本発明のオペレイティングソ
フトウエアの実施例と通信するための手段を提供する。
フロントエンドユーザインターフェース301は、オペ
レイティングシステムインターフェースとアプリケーシ
ョンソフトウエアの役割(features)を結びつ
けるものである。
GWBソリッドモデラデータストラクチャおよびユーテ
ィリティ302は、好適実施例の基本的なソリッドモデ
ラシステムを提供する。GWBユーティリティとブール
集合演算がGWBデータストラクチャを前提としている
ことは注意すべきことだ。従って、データストラクチャ
が補充されたとしてもその構成(organizati
on)は変えられない。GWBデータストラクチュアと
ブール集合演算については後述する。
ザインターフェース301とGBWデータストラクチャ
およびユーティリティ302との間に位置する。サーフ
ェス移動モジュールは、異なるプロセスステップをシミ
ュレートするオブジェクトソリッドを変形するのに用い
るトラジェクトリソリッドを作製するために、ユーザに
よって供給される入力を取り込む。三角化およびグリッ
ド調整モジュール305は、オブジェクトソリッドのフ
ェースの1つを構成する多角形の形を変えるためのもの
である。三角化およびグリッド調整と同様にサーフェス
移動については、さらに細かく後述する。
ステップのシミュレーションで得られた最終構造を表示
するための基本グラフィックルーチンを備えている。図
4は、好適実施例のトポグラフィシミュレータの動作フ
ローを示している。まず、ステップ401で、ウエハの
モデル(すなわちソリッド構造)が供給される。モデル
は、2つの方法のうちの1つで、供給される。もし構造
がすでに作製されている場合には、それはコンピュータ
メモリ中の空間に、既存の構造をロードすることであ
る。もし既存の構造が2次元ならばそれはまず、3次元
構造への変換を受ける。このような2次元から3次元へ
の変換は、技術上公知である。ソリッドモデル構造がま
だ作製されていない場合は、それは、3次元ソリッドモ
デル構造を作製することである。最初のソリッドモデル
構造は、ソリッドモデラシステムによって備えられたユ
ーティリティによって作製される。
プの実行が、空間的に不均一かどうか決定される。も
し、プロセスステップが、空間的に不均一ならば、構造
の中にフェースを含む多角形は三角形でなければならな
いので、ステップ403で三角形化およびグリッド調整
を受ける。技術上熟練した者にとっては、三角形化が常
に起こるようにすることは明らかである。しかし、この
ような三角形化はプロセスに対して構成要素を増加させ
るためにシミュレーションタイムを増加させる。
のタイプが決定される。もし、プロセスステップがデポ
ジションならば、ステップ405で、ブール演算は和演
算となる。もし、プロセスステップがエッチングなら
ば、ステップ406でブール演算は差演算となる。
ソリッドの作製が行われる。トラジェクトリソリッドは
エッチングまたは成長曲線(トラジェクトリ)の軌跡と
して定義され、それは、頂点,エッジ,フェースから発
生する。トラジェクトリソリッドは、3次元ソリッドに
よって表現される。3次元ソリッドの中で、サーフェス
はトラジェクトリの終端によって与えられる。さらに詳
しいことは後述するが、トラジェクトリソリッドは変形
されつつある物質オブジェクトソリッドの各頂点,エッ
チ,フェースから作製される。トラジェクトリソリッド
は、始めの物質オブジェクトソリッドが受ける変形の量
を決めるために使われる。トラジェクトリソリッドは、
等方性や異方性のエッチングやデポジション速度に関連
して作られる。等方性や異方性のエッチングやデポジシ
ョンの速度は、プロセスステップおよび物質ソリッドに
対するパラメータ情報にしたがって計算される。一度ト
ラジェクトリソリッドが作製されると、ステップ408
において、前に決められたブール演算がトラジェクトリ
ソリッドと変形されている物質オブジェクトソリッドと
の間で行われる。トラジェクトリソリッドの作製と対応
しているブール集合演算は順序にこだわらない。したが
って、トラジェクトリソリッドの作製やブール集合演算
のどんなシーケンスも本発明の精神や視野から離れるこ
となく、利用できる。いずれかにしても、ひとたび最終
トラジェクトリソリッドが作られ、ブール集合演算が実
行されると、ステップ409でウエハの新しいソリッド
構造がディスプレイされる。
は、タイムステップ方式では作動しない。すなわち、プ
ロセスシミュレーションの中間結果は、計算されない。
このことは、個々のプロセスステップのシミュレーショ
ンのスピードアップという効果を持つ。しかし、技術的
に熟練した者には、個々の物質構造に対してタイムステ
ップアプローチを統合することは明らかなことである。
タイムステッピングの使用は、本発明の精神や範囲から
離れることはない。
づいて、新ソリッドを作製したり、既存のソリッドを再
定義したりするのに使用される。このようなブール集合
演算は、1988年にComputer Science Pressから出版
された、Mantyla 著"An Introduction to Solid Modeli
ng" に記載されている。図5(a)〜(c)は、好適実
施例における1対のソリッドに対するブール集合演算の
作用を例示する。図5(a)〜(c)は、2次元で示し
てあるが、同様のブール集合演算が、任意形状の3次元
ソリッドに対しても作用するということは、当業者には
明らかであろう。このようなブール集合演算は、技術上
知られているので、その機能がどのように行われるかは
説明する必要はないであろう。むしろ、関心があるの
は、それらの効果であろう。
リッド501・Aと、ソリッド502・Bとが和演算で
結合され、503・Cで示されるようなソリッドが再定
義され作製される。和演算においては、結果ソリッド
は、ソリッド501・A、および502・Bによって定
義される全エリアから成り立つ。再定義されたソリッド
503・Cは、同一の空間を占める単一のソリッドであ
る。
リッド501・Aとソリッド502・Bとの積がとられ
ると、その結果は、再定義されたソリッド504・Dで
ある。積演算は、ソリッド501・Aと502・Bに共
通な点だけからなる、再定義されたソリッドを作り出
す。
る。ソリッド501・Aからソリッド502・Bのブー
ル差をとると、再定義されたソリッド505・Eは、ソ
リッド501・Aのエリアで、ソリッド502・Bと共
通でない部分である。
のシミュレーションステップは、トラジェクトリソリッ
ドの組立と、それに引き続いて行われる物質オブジェク
トソリッドとそれらの組合せとからなっている。
として表現される。ソリッドを多面体として表現するこ
とは、3次元グラフィックスの技術で既に知られてい
る。多面体表現が使用されるのは、隠面消去のような機
能に対する充分な情報を備えているからである。多面体
表現は、普通、2次元多角形の集合から作られる。そこ
では、1以上の多角形が多面体のフェースを構成してい
る。
境界表現モデルを用いて表現される。好適実施例で使用
される境界表現モデルは、ハーフエッジモデルと呼ば
れ、1988年にComputer Science Pressから出版され
たMantyla 著 "An Introduction to Solid Modeling"
に説明されている(Cプログラム言語による基本データ
構造の定義は、163-170 ページに書かれている)。いず
れにせよ、図6は、好適実施例における、ソリッドの、
基本データ構造と、基本データ構造の拡張とを例示して
いる。オブジェクトは、構造要素の階層として定義され
ている。好適実施例で定義される基本構造要素は、ソリ
ッド構造601,フェース構造602,エッジ構造60
3,頂点構造604,ループ構造605およびハーフエ
ッジ構造606を含んでいる。ソリッド構造601は、
主として、他の構造要素への入口である。これは、ソリ
ッド識別子と複数のポインタとを含んでいる。これらの
ポインタは、ソリッドを定義する基本的な構造要素のリ
ストを指している。ポインタは、データを参照するため
に使用される、周知のデータタイプであることに注意さ
れたい。よって、ポインタに関するこれ以上の説明は不
必要であろう。
造要素が定義されるであろう。フェース構造602は、
ダブルリンク (doubly linked list) されたリストとし
て構成されている。フェース構造602は、ソリッド構
造へのポインタ、外側ループ、前フェースおよび次フェ
ース、およびループリストへのポインタを含んでいる。
外側ループは、フェース構造の外側境界を定義する。Ma
ntyla の文献で定義されているように、フェース構造
は、ポインタ617を含むように補充される。ポインタ
617は、隣接ソリッドの隣接フェース構造609を指
すものである。隣接フェース構造609は、フェース構
造602を指し返すポインタをもっていることに注意さ
れたい。この種の対応フェースは、たとえば、ある物質
が他の物質の上にデポジットされるときに生じる。
06および隣接エッジ構造610へのポインタを含んで
いる。1エッジは、2つのハーフエッジからなっている
ことに注意されたい。頂点AとBとの間のエッジを仮定
すると、第1のハーフエッジは、AからBへ走るエッジ
として定義される。第2のハーフエッジは、BからAへ
走るエッジとして定義される。ハーフエッジの種類を区
別する必要性は、ループを説明することによって、もっ
と明確になるであろう。
点ポイントの座標、およびそれに対応するハーフエッジ
(頂点がその端点である)を指すポインタ、次頂点およ
び前頂点を含んでいる。エッジ構造603と同様に、頂
点構造604もまた、隣接頂点構造607を指すポイン
タ616を含むように補充される。隣接頂点構造607
は、頂点ポイントおよびそれに対応するソリッド識別子
の、リストである。
トへのポインタ、前ループ、次ループ、およびループを
含むフェースを備えている。2種類のループが存在す
る。内側ループと外側ループである。上述したように、
外側ループは、フェースの外側境界を定義する。外側ル
ープとは、外側ループを時計方向に定義するハーフエッ
ジのリストである。内側ループはフェース内の孔を定義
する。内側ループとは、内側ループを反時計方向に定義
するハーフエッジのリストである。ループ構造の内容か
ら明らかなように、ループは、ダブルリンクされたリス
トとして維持される。これによって、リスト内における
横断(トラバース)が容易となる。
ポインタと、開始エッジと、当該ハーフエッジが含まれ
るループと、前ハーフエッジと、次ハーフエッジとを含
んでいる。ハーフエッジ構造もダブルリンクされたリス
トとして維持される。
オブジェクトサーフェス移動を決定するのに使用される
情報を含む。ソリッド構造601は、物質情報構造60
8へのポインタ615を含んでいる。
615,617の種類とは、ソリッドモデリングの演算
に何等の影響も及ぼさない。それは、ポインタは、変形
計算が実行された後で再生成できるからである。したが
って、周知のソリッドモデリング演算を、変更すること
なく用いることができる。
示している。図7(a)は、代表的なウェハで生じるよ
うな、すべての物質が連結された構造を示している。図
7(a)において、シリコンソリッド701は、基底層
である。酸化ソリッド702は、第2層であり、この層
には、金属層704がシリコンソリッド層701と接触
するための孔が画定されている。
くのソリッドから構成されていることに注意されたい。
したがって、物質のどの層も1以上のソリッド構造から
構成されている。図7(b)は、半導体ウエハの構造の
分解図である。図7(b)では、好適実施例で供給され
ているデータストラクチュアのように調整物質間の関係
が描かれている。まず、金属ソリッド704は、酸化ソ
リッド702のフェース707に隣接しているフェース
706を定義する。次に、酸化ソリッド704は、酸化
層702によって定義された頂点ポイント709に隣接
している頂点ポイント708を定義する。これらの各構
造は、3次元なので、1つの頂点ポイントは、2つ以上
の隣接した頂点ポイントを持つということに注意すべき
である。
702の上の隣接したフェースと頂点は幾何学的に同定
されていることにも注意すべきである。データストラク
チュアに矛盾がないようにするためには、隣接したフェ
ースと頂点が幾何学的に同定されていることが必要なの
である。
ースで構成しなければならない。その理由は、以下のサ
ーフェス移動の説明から明らかになるであろう。好適実
施例のソリッドモデラは、多角形フェースから構成され
るサーフェスをもつソリッドを作製する。そこで、三角
形フェース生成(グリッド生成)方法が提供される。
は、たとえば Delauney のモザイク(tesselation) など
で、技術的に公知である。しかしながら、好適実施例の
方法は、技術上公知なものよりもずっと簡単である。図
8は、基本方法のフローチャートである。第1に、ステ
ップ801において、ソリッド内に孔を作っている内側
ループがすべて削除される。削除は、外側ループおよび
内側ループに属する2頂点の間に、新しいエッジを挿入
することによって行われる。このような内側ループを最
初に削除しておくと、以後の処理が簡単化されることが
分かっている。
の多角形サーフェスの頂点と、それに最も近い隣接点と
の間に、新エッジが挿入される。続いて、ステップ80
3において、この新エッジが多角形内部にあるか、ある
いは多角形サーフェスによって定義される境界と交差す
るか、決定される。新エッジが多角形の外部にあるか、
あるいは多角形サーフェスによって定義される境界と交
差する場合は、この新エッジ候補は、ステップ804で
放棄され、ステップ802において、他の新エッジ候補
が挿入される。新エッジ候補が多角形サーフェスによっ
て定義される境界内にある場合は、ステップ805にお
いて、その新エッジが多角形に加えられる。ステップ8
02−806は、本質的に、多角形フェースを三角形フ
ェースに分割する。次に、ステップ807において、す
べてのフェースが三角形化されたか否かが決定される。
そうでなければ、ステップ801−806が、次のフェ
ースに対して繰り返される。すべてのフェースが三角形
化されたら、ステップ808でグリッド調整が実行され
る。
を示す。図9(a)において、多角形フェースは、外側
ループ821と内側ループ822とをもっている。上述
したように、ループ構造は、ハーフエッジの環 (ring)
を指すポインタを含むダブルリンクされた表である。上
述したように、内側ループは、外側ループの頂点ポイン
トと内側ループの頂点ポイントとの間に新エッジを挿入
することによって削除される。このような内側ループの
削除が図9(b)に例示されている。ここでは、外側ル
ープ821の頂点ポイント823と、内側ループ822
の頂点ポイント824との間に新エッジ825が挿入さ
れている。これによって、内側ループによって定義され
たハーフエッジが、外側ループのハーフエッジの環の中
に含まれる。
ーフエッジからなる。よって、新エッジ825も2本の
ハーフエッジからなる。ハーフエッジを挿入するのは、
(その外側ループがハーフエッジの環からなる)新多角
形フェースの作製を、容易にするためである。新多角形
がつくられると、ハーフエッジの一つは、新多角形に属
し、他の1本が既存の多角形に属する。
ト間、ここでは頂点ポイント827と828間に、新エ
ッジ826が挿入されている。新エッジが残るために
は、この新エッジが、多角形の境界(すなわち外側ルー
プ)と交差しないということを確認しなければならな
い。外側ループが、内側ループのハーフエッジを含むの
で、新エッジ826は、多角形の境界と交差する。新エ
ッジ826が多角形の境界と交差するので、新エッジ8
26は放棄される。
と824間に、第2の新エッジ829が挿入される。こ
こでは、新エッジ829は、外側ループのいずれのハー
フエッジとも交差しない。さらに、三角形831が定義
される。三角形831は、エッジ825,829および
830のそれぞれによって定義されるハーフエッジの一
方から構成される。三角形831はそれ自身、多角形フ
ェースとなり、三角形化プロセスは、図9(e)に示す
多角形832について、さらに続けられる。
るために行われる。好適実施例では、3つの条件がグリ
ッド調整演算を引き起こす。これらの3条件は、以下の
通りである。(1)一つのエッジが最大エッジ長を超え
る。(2)一つのエッジが最小エッジ長よりも短い。ま
たは、(3)三角形の高さが、あらかじめ定めた最小値
よりも低い。図10(a)〜(f)は、これらの条件に
応じて生じるグリッド調整演算を例示する。
合を示す。基本的に、長いエッジは2つのエッジに分割
され、2本の新エッジが挿入される。こうして2つの新
三角形が作られる。図10(a)において、エッジ90
1が長過ぎる。好適実施例では、エッジ長が標準三角形
のサイズの160%を超えたら、それは長過ぎるという
ことになる。この標準三角形サイズは、プロセスシミュ
レーションへの入力で与えられることに注意されたい。
長過ぎの判断に、異なるエッジ長許容値を選ぶことは、
本発明の精神と範囲とから逸脱するものではない。図1
0(b)は、修正動作を示す。まず、新頂点ポイント9
02と、隣接頂点ポイント905および906を接続し
て、新エッジ903と904とをつくる。頂点ポイント
905と906が選ばれたのは、それらが前に、エッジ
901によって定義された三角形を定義するのに使用さ
れたポイントだからである。
を示している。基本的に、短エッジは、隣接三角形を作
るのに使用された2つのエッジとともに削除される。好
適実施例では、エッジ長が標準三角形サイズの少なくと
も60%に満たないときには、それは短過ぎる。異なる
エッジ長スレショールドを最小値として選択すること
は、本発明の精神と範囲とから逸脱しない。図10
(c)は、頂点ポイント911および912と、エッジ
913および914とを示している。図10(d)は、
修正動作を示す。まず、短エッジ910が消去される。
これによって、(図10(c)に示す)頂点ポイントの
一つ、すなわちポイント911が削除され、同時に、2
本のエッジ、すなわちエッジ913と914が削除され
る。頂点912は、前に頂点911を含んでいた複数の
三角形の1つの頂点となる。
形の例を示している。図10(e)において、三角形9
21の高さは、最小値より低い。好適実施例では、三角
形の高さが、標準三角形サイズの少なくとも28%に達
しない場合は、高さが低く過ぎるとされる。これと異な
る高さのスレショールドを最小値として選択すること
は、本発明の精神と範囲とを逸脱するものではない。図
10(e)には、さらに、頂点ポイント922および9
23と、エッジ920とが示されている。図11(f)
は、修正動作を示している。まず、三角形の一つのエッ
ジが削除される。ここでは、エッジ920が削除されて
いる。好適実施例では、最長のエッジが削除される。次
に、新エッジ924が、他の2つの頂点ポイント間、こ
こでは、頂点ポイント922と923との間にひかれ
る。頂点ポイントの間に新たな複数の三角形が作られる
が、これらの頂点ポイントは、削除されたエッジに関わ
る三角形と関連する、頂点ポイントを調べることによっ
て決定される。
される。(1)長いエッジを分割する、(2)短いエッ
ジを削除する、および(3)高さの低い三角形に対し
て、エッジを削除したり加えたりする。すべての条件が
満たされるまで、あるいは、繰り返しがある特定の最大
値となるまで、これらは実行される。
して、頂点、フェースおよびハーフエッジの各追加構造
が作製されるであろう。さらに、隣接頂点および隣接フ
ェースの各構造も作られるであろう。このような構造の
作製および既存ソリッド構造への統合 (integration)
は、技術上公知である。また、物質界面では、フェース
構造が同一でなければならないという要請を満たすため
に、上述した三角形化およびグリッド調整は、隣接物質
構造に伝達されるという点にも注意されたい。
は、オブジェクトソリッドの集合として表わされる。こ
こで各オブジェクトソリッドは異なった物質を表わして
いる。製造工程において、半導体ウエハの形状は、これ
らのオブジェクトソリッドの部分の変形すなわち成長や
収縮によって変化する。このオブジェクトソリッドを成
長させたり収縮させたりするステップはソリッドサーフ
ェスの移動と呼ばれる。トラジェクトリソリッドは、頂
点やエッジやフェースから広がるエッチングトラジェク
トリや成長トラジェクトリの軌跡として定義される。ト
ラジェクトリソリッドはトラジェクトリの終端によって
与えられる表面を含む3次元ソリッドによって表現され
る。好適実施例においては、成長や収縮の合計は、トラ
ジェクトリソリッドの大きさや形によって定義される。
原物質オブジェクトリソリッドは、ブール集合演算を用
いてトラジェクトリソリッドと組み合わされて再定義さ
れた物質オブジェクトリソリッドを作る。図11(a)
〜(c)には、本好適実施例で用いられるトラジェクト
リソリッドが記載されている。頂点からの成長トラジェ
クトリやエッチングトラジェクトリの軌跡は球体(また
は水平方向と垂直方向とのエッチング速度が異なる場合
には楕円体(ellipsoid )になる)を形づくると考えら
れる。図11(a)は半径Rが1002であるトラジェ
クトリソリッド球体1001を描いたものである。この
半径R1002はシミュレートされる個々のプロセスス
テップにおける等方性または異方性のエッチングやデポ
ジションの速度に対応している。
を形づくる。この円柱(cylinder)は水平方向と垂直方
向とのエッチング速度が異なる場合は円柱ではなくな
る。図11(b)は半径Rが1004のこのような円柱
1003を描いたものである。この半径R1004はシ
ミュレートされる個々のプロセスステップにおけるエッ
チングやデポジションの速度に対応している。
跡は平行6面体(または「平板」(slab))を形づく
る。図11(c)は高さHが1006の平板1005を
描いたものである。この高さH1006はシミュレート
される個々のプロセスステップのエッチングやデポジシ
ョンの速度に対応している。
いては後に詳述する。
ジションプロセスステップの必要とされるステップと効
果の例の概略を示したものである。デポジションの場
合、再定義される物質ソリッドは次のように定義され
る。
ンシ゛ェクトリソリット゛ (フ゛ール 和演算) 図12において、ステップ1101で球体はオブジェク
トソリッドの各頂点ポイント上に構成される。このステ
ップは図13(a)に示されている。図13(a)にお
いて、オブジェクトソリッド1201は各頂点ポイント
上に作られた球体すなわち球体1202〜1209を有
している。前述したように、この各球体1202〜12
09の半径はデポジション速度に一致している。この頂
点ポイントにある球体は、エッジが直角に交わる点での
デポジションの実際の効果をより正確にシミュレーショ
ンする原因となることを明記されたい。いずれにして
も、ステップ1102においてブール和演算は、各球体
に対して物質ソリッドとの間で実行される。このステッ
プを図13(b)に示す。ここで物質ソリッド1201
は球体1202を含むものと再定義されている。最後
に、全ての球体1202〜1209を含むものと再定義
されている物質ソリッド1201を図13(c)に示
す。頂点ポイントにおける球体の作製すなわちステップ
1101はさらに詳しく後述することにする。
ッドの各エッジ上に円柱を作製する。これを図14
(a)に示す。本図においては円柱1220〜1231
が描かれている。好適実施例における円柱の作製につい
ては後に詳述する。次にステップ1104において、物
質ソリッドと各円柱とのブール和演算を実行する。これ
を図14(b)に示す。ここでは物質ソリッドは円柱1
224を含むものと再定義されている。最後に、全ての
円柱を含むものと再定義されている物質ソリッド120
1を図14(c)に示す。
の各フェースに対して平板が作製される。この平板の作
製については後に詳述する、図15(a)は物質ソリッ
ド1201のフェース上にある平板1241,1242
および1243を示している。
質ソリッドとのブール和演算が実行される。この演算を
図15(b)および図15(c)に示す。図15(b)
において、物質ソリッド1201は平板1243を含む
ものと再定義されている。図15(c)において、物質
ソリッド1201は全ての平板1241,1242およ
び1243を含むものと再定義されている。図15
(a)〜図15(c)において、物質ソリッドには見る
ことができないさらに3つのフェースがあるために全て
の平板が描かれていないことに注意すべきである。好適
実施例においては、これらの見ることができないフェー
スの各々に対応して平板が存在する。
ソリッドは以下の式によって計算される。
゛ (フ゛ール差) エッチングプロセスのステップを図16に示す。先ず、
ステップ1301で物質ソリッドの各頂点ポイント上に
球体を作製する。これを図17(a)に示す。ここで
は、物質ソリッドの頂点ポイント上に球体1402〜1
409が作製されている。次にステップ1302で各球
体と物質ソリッド1401とでブール差演算を行う。こ
れを図17(b)に示す。ここでは、以前球体1402
と1408が存在していた位置にボイド1410と14
11とを有するものとして物質ソリッド1401が再定
義されている。最後に、球体1402〜1409がかつ
て位置していた場所にボイドを有すると再定義された物
質ソリッド1401を図17(c)に示す。
各エッジ上に円柱を作製する。これを図18(a)に示
す。ここでは、物質ソリッド1401上に円柱1421
〜1432が作製されている。次にステップ1304で
各円柱と物質ソリッドとのブール差演算を実行する。こ
れを図18(b)に示す。この時点では、物質ソリッド
1401は、円柱1425と1422とがかつて位置し
ていた場所に定義されるボイド1440と1441とを
有している。最後に、物質ソリッド1401は、全ての
円柱1421〜1432と組み合わされて図18(c)
のような合成された形状になる。
各フェースに対して平板を作製する。これを図19
(a)に示す。ここでは、平板1451が作製されてい
る。そして各平板と物質ソリッド1401とでブール差
演算を実行する。このようにして図19(b)に示すよ
うな物質ソリッドが得られる。
ラジェクトリソリッドの実際の形状に近似している多面
体として表現される。しかしながら、他の表現を用いる
ことは本発明の精神や範囲から逸脱するものではない。
本明細書では多面体は、多角形によって定義されるサー
フェスを持つソリッドオブジェクトとして表現されてい
る。特殊な多面体を選択することは、シミュレーション
に要求される精度に関連している。概して多面体のフェ
ースが多くなればなる程、シミュレーションの精度は高
まる。このようなことは円柱や平板の作製に関しても同
様にあてはまる。図20は8面体1501によって表現
されている球体を示したものである。この8面体は球体
のサーフェスを定義する8つの等しい三角形と6つの頂
点ポイント1502〜1507とを有している。ここ
で、好適実施例においては、球体を表現するものとして
どのような多面体を用いてもよい。一般に、より多くの
フェースを有する多面体を用いればそれだけ球体を表現
する精度を高めることができる。さらに、球体が囲んで
いるソリッドオブジェクトの頂点ポイント1508を図
20に示す。頂点ポイント1508からどの頂点ポイン
ト1502〜1507までの距離も球体の半径に等しく
なっている。前述したように、球体の半径,円柱の半径
および平板の高さはすべてシミュレーションされるプロ
セスステップのエッチングやデポジションの速度に関連
している。
性のときにトラジェクトリソリッドとして球体が用いら
れることに注意すべきである。デポジションやエッチン
グが完全に等方性ではない場合には、球体が位置する場
所には楕円体が用いられる。この楕円体の形状は水平/
垂直方向におけるデポジション/エッチング速度を決定
する。例えば、もし、垂直方向にデポジション速度が水
平方向のデポジション速度の2倍である場合、楕円体は
垂直軸が水平軸の2倍となるように垂直方向に伸張され
る。この伸張は、球体の表現として用いられる多面体の
座標のスケーリングによって完成される。このスケーリ
ングは垂直および水平方向のデポジション速度に比例し
た垂直および水平方向のスケーリングファクタを用いて
なされる。
多面体で表現してもよい。球体はソリッドモデルシステ
ムの典型的なソリッドプリミティブであり、位置と半径
とを特定することによって作製することができる。
板の作製 円柱および平板の作製にあたっては、ソリッドのサーフ
ェスを定義する長方形(rectangles)が作られる。どち
らのソリッドタイプもソリッドプリミティブを用いるこ
とで容易に作製できることは明白である。しかしなが
ら、作製にあたって例えば円柱などの従来のソリッドプ
リミティブを使用すると、エッジやフェースのトラジェ
クトリソリッドと頂点トラジェクトリソリッドとの交差
において作られてしまう望ましくないエッジや多くの小
さなフェースおよびエッジを含むソリッド構造ができて
しまう。これらの多くの小さなフェースやエッジは、真
の理想的な球体(または円柱)と球体(または円柱)の
多面体表現との差異によって生じる。これらの多くの小
さなエッジやフェースは2つの理由から好ましくない。
第1に、これらは結果の精度を大して高めないにもかか
わらず、次のプロセスステップの計算量を実質的に増大
させてしまう。第2に、ここに記載されたプロセスシミ
ュレーションの結果の重要な応用としては、シミュレー
トされた3次元形状の他の解析用のプログラム(例え
ば、電気的,熱的,機械的その他のプログラム)への転
用がある。もし、3次元形状が多数の小さなエッジやフ
ェースを有していれば、このような解析用プログラムは
大変複雑になってしまう。
は、最終的な3次元形状において作られる小さなエッジ
とフェースの数を少なくする。基本的な理念を2次元で
図21(a)に示す。図21(a)を参照すると、頂点
トラジェクトリソリッドの表現として正方形1601と
1602とが用いられている。頂点トラジェクトリソリ
ッド1601と1602と同じ半径を持ちこれらと結合
されるエッジトラジェクトリソリッド1603が作製さ
れる。その結果、フェース1604と1605とに不必
要な小さなエッジ例えばエッジ1606〜1609がで
きてしまう。好適実施例におけるトラジェクトリソリッ
ドの作製方法は、最終的に図21(b)に示したソリッ
ドの構造になる。ここでは、エッジトラジェクトリソリ
ッド1610は、フェース1611と1612における
小さなエッジの作製を除く方法で作製される。
柱の実際の半径を理想的な円柱の半径から変化させるこ
とである。しかしながら、このように変化させること
は、球体の多面体表現の不正確さの限度内に収められ
る。この変化は球体の多面体表現の十分な精度を選ぶこ
とによって所望の量まで減少させることができる。
作製するステップの概略を示すフローチャートである。
第1ステップでは、物質ソリッドのエッジの各頂点ポイ
ントに球体または楕円体の多面体表現を作製する(ステ
ップ1701)。この多面体表現が頂点に関してぴった
りとする円柱を作製するのに用いられる。次に、ステッ
プ1702で物質ソリッドの頂点ポイントの1つにおい
てエッジと垂直な平面を作製する。この時点での構成を
図23(a)に示す。エッジ上の頂点ポイント1807
と1810はそれぞれ球体1801と1809とで囲ま
れている。平面1802はエッジ1808に垂直であ
る。球体の多面体表現の頂点ポイントは次にこの平面上
に垂直に投影される。これを図23(b)に示す。ここ
では、各点1803〜1806,1811と1812が
平面1802上に投影されている。投影によって意味さ
れるものは、この平面に垂直でありかつ元の点を通る線
とこの平面との交差点を定めることである。
4では平面上の投影点からなる凸状ハル(convex hull
)が同定される。ここでの凸状ハルは2次元的であ
る。すなわち、凸状ハルは平面上の最も外側の点を表わ
している。図23(b)を参照すると、凸状ハルの点は
点1823,1824,1825および1826と同定
されており、これらの点は平面1802上の最も外側の
点を表わしている。点1823は点1803から投影さ
れ、点1824は点1804から投影されて、点182
5は点1805から投影され、点1826は点1806
から投影されている。凸状ハルの点を決定する技術は、
技術的に公知である。そのような技術の1つは、各々の
点を他の3点からなる三角形と比較するという反復的な
プロセスを含んでいる。テストされている点が三角形の
内にあれば、その点は最も外側の点ではない。テストさ
れている点が三角形の外にあれば、その点は最も外側の
点である可能性があり、他の3点からなる三角形を用い
てこのプロセスが反復される。これは、その点が三角形
の内部にあるとわかるか、その点ができうる限りの全て
の三角形の外側にある(この場合、その点は最も外側の
点と同定される)とわかるまで続けられる。このプロセ
スはすべての点がテストされるまで反復される。このよ
うな技術が好適実施例には用いられる。
製される。凸状ハルの各点は、それが投影された対応点
と関連付けられる。円柱の終端はこの対応点と多面体1
801の中心とを結合して作製される。凸状ハルの点と
対応している点は一般に同一平面上にはないためにこの
ようなことがなされる。最後に、一端の対応点と他端の
対応点とで四辺形が作製される。四辺形はこれらの点を
巡って連続的に作製されるため、この四辺形は円柱の境
界を定義する。これを図23(c)に示す。ここでは領
域1813が2つの頂点の対応点間の四辺形を定義して
いる。
プの概略を示す。前と同様に、ステップ1901でオブ
ジェクトソリッドのフェースの各頂点ポイントに球体を
表わす多面体表現が作製される。この作製を図25に示
す。ここでは、球体2002〜2005がオブジェクト
ソリッド2001の頂点ポイントに作製される。ここ
で、フェースの方向の最大投影をもつ頂点がステップ1
902で同定される。この最大投影は最大点すなわち平
板の高さを表わしている。最後に平板の構造がステップ
1902で同定された頂点に関連した四辺形を発生させ
ることによって作製される。このようにしてステップ1
903で平板の側面が作製される。ここで2つのことに
注意すべきである。第1に、頂点の方向は通常フェース
の法線の方向と同じではない。第2に、通常平板の厚さ
はデポジションの厚さと等しくはないし、また異なる平
板は異なる厚さになっている。しかしながら、円柱の場
合と同じように、厚さの変化は、球体の多面体表現の精
度の限度内に収まっている。この厚さの変化は、球体の
より高精度の多面体表現を選ぶことによって所望の小さ
い量まで減少させることができる。
のトラジェクトリソリッドの作製 前述したように、空間的に不均一なプロセスステップ、
すなわちデポジションやエッチングの速度がウエハ上で
変化しているプロセスステップの場合、全てのフェース
は三角形ではなくてはならない。その理由は、フェース
が3つ以上の頂点を持っていた場合、デポジションやエ
ッチングの速度が均一でないときには、成長やエッチン
グプロセス後にそのフェースは平坦ではなくなってしま
うからである。
体の半径は頂点ポイントで異なる(その点でのデポジシ
ョンやエッチング速度に依存する)。平板の場合、三角
形のフェースの各頂点が異なった距離を動くこと以外そ
の製作法は等方性の場合と類似している。この距離は、
フェースの方向における最大投影を持つ頂点トラジェク
トリソリッドの頂点を見つけることによって定める。各
頂点トラジェクトリソリッドの大きさは局所的なエッチ
ングやデポジションの速度に依存しているため、移動距
離は局所的なエッチングやデポジションの速度に依存す
る。
作製法は、エッジに垂直な平面上にトラジェクトリソリ
ッドを定義する点が異なった方法で投影されること以
外、等方性での作製法と類似している。ここでは、エッ
ジを延長した線上にある第3の点に関連して平面上に点
が投影される。この第3の点はエッジに沿った点であ
り、この点でのトラジェクトリソリッドの半径がゼロに
なる点である。このことを図26に関連させて詳細に説
明する。
たものである。ここで、エッジ2107の頂点ポイント
2100はトラジェクトリソリッド2108に覆われて
いる。トラジェクトリソリッド2108の半径R1は2
105である。エッジ2107の第2の頂点ポイントは
トラジェクトリソリッド2109に覆われている。この
トラジェクトリソリッド2109の半径R2は2106
である。図26から明らかなように、半径R2 210
6は半径R1 2105よりも大きい。これは、空間的
に不均一なプロセスステップを示している。
の頂点ポイントはエッジ2107に垂直な平面2103
上に投影される。この場合、頂点ポイントは点PA 2
104に関連して投影される。点PA 2104は、そ
こでのトラジェクトリソリッドの半径がゼロになるエッ
ジ2107上の点であり、次式を用いて計算される。
リソリッド2108と2109の対応する頂点ポイント
を通過する光線を用いて、頂点ポイントが投影される。
従って、頂点ポイント2108aと2109bとが点2
110として投影され、頂点ポイント2108bと21
09bとが点2111として投影され、頂点ポイント2
108cと2109bとが点2113として投影され、
頂点ポイント2108dと2109dとが点2112と
して投影される。この例では、平面2103上の凸状ハ
ルの点は2110と2113であり、対応する頂点ポイ
ントはそれぞれ2108a,2109bと2108c,
2109cとである。このようにして円錐台の端部が前
述したように作製された後、点2108a,2108c
から点2109a,2109cに亘って四辺形が作られ
てゆき円錐台を作製する。
のエッチングのためのトラジェクトリソリッドの作製 異なるエッチング速度を持つ2つの物質の界面において
は、くさび形状のトラジェクトリソリッドが頂点の球体
に加えて用いられる。図27(a),(b)はそのよう
なエッチングステップを2次元で示すものである。しか
し、このような考え方は自ずと3次元まで拡張する。図
27(a)を参照すると、エッチング速度がXである物
質2201は、エッチング速度がYである物質2202
との界面を持っている。ここでエッチング速度Yはエッ
チング速度Xより大である。エッチングステップの後、
界面は図27(b)に示すようになる。特に興味深いの
はエッチングされた領域2203である。ここでは、物
質2201の界面部においてくさび形状の部分がエッチ
ングにより除去されている。
3は、物質2201がエッチングされ、物質2201の
界面サーフェスが露出することによって形成される。こ
のくさび形状は、物質2201が徐々に露出するのに従
って作られる。さらに、各物質のエッチング速度の違い
による累積的効果を図27(b)に示す。破線2204
と2205はエッチングステップ前の各物質の最初のサ
ーフェスを示している。
スステップを頂点ポイントに対してコーン状のトラジェ
クトリソリッドが作製されるステップを含めることによ
ってシミュレートする。以下に説明するように、このく
さび形状は界面エッジの作製にも用いられる。界面の頂
点ポイントに対するトラジェクトリソリッドは異なる物
質の各々のエッチング速度に対応していることは第1に
注意すべきである。従って、個々の界面の頂点ポイント
に対して、各物質に1個づつ2つの同心の球体が作製さ
れる。次に、コーン状のトラジェクトリソリッドが、遅
いエッチング速度の物質に対応した球体の接線である2
つの線によって作られる。コーンを形成する2つの接線
の共通の終点は、速いエッチイング速度の球体が界面平
面と交わる点まで延びている。コーン状のトラジェクト
リソリッドは、遅いエッチング速度の球体の径の回りに
延在しているので、「空飛ぶ円盤」形状のトラジェクト
リソリッドを形作っている。
トリソリッドの集合を図28(a),(b)に示す。図
28(a)において、球体2301は速いエッチング速
度の物質とのブール演算を実行するのに用いられる。こ
こで球体の半径はエッチング速度に対応していることを
思い出されたい。球体2302とコーン状のソリッド2
303とは、結合して「空飛ぶ円盤」状のトラジェクト
リソリッドを形作っており、遅いエッチング速度の物質
に対してこのトラジェクトリソリッドとのブール演算が
実行される。球体2302とコーン状のソリッド230
3とを結合したものをトラジェクトリソリッド2304
として図28(b)に示す。
402とに対するトラジェクトリソリッド2301と2
304との効果を示したものである。図29(a)にお
いて、物質2402は物質2401よりもエッチング速
度が速い。トラジェクトリソリッド2301は、物質2
402に対する頂点でのエッチングに対応している。ト
ラジェクトリソリッド2304は物質2401に対する
交差頂点でのエッチングに対応している。次に、図29
(b)において、トラジェクトリソリッド2301と物
質ソリッド2402とのブール差演算を行うと、エッチ
ングされたボイド2403が作られていく。次に、図2
9(c)において、トラジェクトリソリッド2304と
物質ソリッド2401とのブール差演算を行うと、エッ
チングされたボイド2404が作られていく。ここでの
エッチングは単に物質2401と2402の界面の頂点
ポイントにのみが行われたことに注意すべきである。さ
らに、トラジェクトリソリッドとそれに対応したブール
差演算が物質2401と2402とに対し実行されて、
露出している残ったフェースに対してエッチングプロセ
スステップの結果が作られていく。
合、好適実施例においては界面のエッジは円柱にならな
い。遅いエッチング速度を持つ物質の界面エッジに対す
るトラジェクトリソリッドの形は、そのエッジの頂点ポ
イントに位置する「空飛ぶ円盤」状のトラジェクトリソ
リッドに基づいて作製される。このトラジェクトリソリ
ッドの作製方法は、円柱の作製方法、すなわち各頂点ト
ラジェクトリソリッドに対して凸状ハルの点を同定して
ハルの点をつないで四辺形を作っていく方法と同様であ
る。
ラジェクトリソリッド2501を示したものである。こ
のトラジェクトリソリッドは、エッジを定義する頂点ポ
イントに位置するトラジェクトリソリッド2502と2
503とから作られる。図30(b)は物質ソリッド2
510と2511とに関するトラジェクトリソリッド2
501を示したものである。ここで、物質ソリッド25
10のエッチング速度は遅い。さらに、物質ソリッド2
511のエッジのために作製された円柱を用いたブール
演算は既に実行されていてエッチングボイド2512が
作られている。図30(c)においては、物質2510
のエッチングボイド2512が、トラジェクトリソリッ
ド2501と物質ソリッド2510との間のブール差演
算の結果として作られている。
深いことが起こる。ここでは、正確な結果を得るために
プロセスステップのタイムステッピングが用いられてい
る。図31においては、前のプロセスステップで物質2
622の上に物質2621がデポジションされている。
エッチングステップが要求された場合、頂点ポイント2
623に作られるトラジェクトリソリッド2625が点
2624において不正確な結果をもたらすことがありう
る。この理由は、これまで述べてきた方法は2つの物質
の界面は平面であると仮定しているからである。物質2
622のエッチング速度は半球体2626の半径で示さ
れている。エッチイングが進行していく間に、頂点ポイ
ント2624に到達して、エッチングされる物質262
2が再び露出する。
タイムステップにエッチングの問題をさらに分けること
である。最大の不正確さは、1つのタイムステップの間
にエッチングがなされる量まで減少する。
レーションの例 図32は、いくつかのプロセスステップの完成されたシ
ミュレーションを示す切断図である。このような図は本
発明の好適実施例で記載したソリッドモデリングシステ
ムを用いて容易に得ることができる。図32において、
2つのポリシリコンリード2702と2703を持って
いる基盤2701の上に酸化層2704がデポジシット
されている。このようなデポジションステップは本発明
の好適実施例に記載した方法を用いて実行される。エッ
チングステップが実行されてホール2706を作る。ホ
ール2706は基盤2701に金属を接続するための手
段である。最後に、酸化層2704の上にデポジットさ
れる金属層2705がさらなるデポジションによって作
られる。このデポジションステップもまた好適実施例に
記載した方法を用いて実行される。
を視覚化することは重要である。製造プロセスでのエラ
ーは、それがその様式の結果として、容易に明らかにな
る。
るウエハ上の金属層の変形シミュレーションのための方
法が開示されている。一般的なソリッドモデリングと正
確に作製されたトラジェクトリソリッドとを使って、等
方性と異方性のデポジションやエッチング、または空間
的に均一ではないプロセスステップがシミュレートされ
る。
クトリソリッドの構成方法は、空間的に不均一なプロセ
スステップのシミュレーションを可能にし、無効な自己
交差サーフェスの製作を省き、不規則なサーフェスとな
る小さなエッジやフェースの製作を少なくすることがで
きる。
ロセスステップによって生じた特徴形状を示し、(c)
はデポジションプロセスステップの間に生じたボイドを
示す図である。
システムを示す図である。
した図である。
シミュレーションの動作フローチャートである。
れるブール集合演算を示す図である。
データ構造を示す図である。
ュレートされる多層/多物質ウェハ構造を示す図であ
る。
の多角形フェースの三角形化のステップの概要を示すフ
ローチャートである。
れる多角形(ここでは四角形の孔をもつ四角形)の三角
形化を示す図である。
される、図8の三角形化処理でなされるグリッド調整を
示す図である。
いられるトラジェクトリソリッドを示した図である。
ンの1例を示すフローチャートである。
ける本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとト
ラジェクトリソリッドを示した図である。
ける本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとト
ラジェクトリソリッドを示した図である。
ける本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとト
ラジェクトリソリッドを示した図である。
の1例を示すフローチャートである。
る本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとトラ
ジェクトリソリッドを示した図である。
る本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとトラ
ジェクトリソリッドを示した図である。
る本発明の好適実施例で用いられる物質ソリッドとトラ
ジェクトリソリッドを示した図である。
ト上の球体の8面体表現を示した図である。
用されるトラジェクトリソリッドの作成方法によらない
場合に生じる小さなエッジの生成を示した図である。
するステップのフローチャートである。
行される円柱の作製を示した図である。
するステップのフローチャートである。
を示した図である。
均一なプロセスステップにおける円柱の作製を示した図
である。
行されるそれぞれが異なったエッチング速度を有する物
質オブジェクトリソリッドのエッチング前後の状態を示
した図である。
行される異なったエッチング速度を有している2つの物
質ソリッドのエッチングプロセスステップの場合のトラ
ジェクトリソリッドを示した図である。
行される異なったエッチング速度を有している2つの物
質オブジェクトリソリッドのエッチングプロセスステッ
プの図28(b)に示すトラジェクトリソリッドを用い
たシミュレーションを示した図である。
なったエッチング速度を有する2つの物質オブジェクト
ソリッドのエッチングプロセスステップに対するトラジ
ェクトリソリッドの斜視図を示したものであり、
(b),(c)は本発明の好適実施例で実行される形状
シミュレーションで作製される(a)に示すトラジェク
トリソリッドとブール集合演算後の斜視図を示した図で
ある。
物質ソリッド構造を示した図である。
セスステップの計算されたシミュレーションを示した図
である。
Claims (20)
- 【請求項1】 ソリッドの幾何学的表現を変える方法で
あって、前記表現は多数の頂点ポイント、1以上のエッ
ジおよび1以上のフェースを含み、前記方法は以下のス
テップを具備することを特徴とするソリッドの幾何学的
表現を変える方法。 a)ソリッドの前記幾何学的表現の各頂点ポイントに第
1幾何学的オブジェクトを作製するステップ、 b)該第1幾何学的オブジェクトとソリッドの前記幾何
学的表現とから第1変化幾何学的表現を作るステップ、 c)ソリッドの前記幾何学的表面の各エッジに対して、
当該エッジに沿った中心軸を有する第2幾何学的オブジ
ェクトを作製するステップ、 d)該第2幾何学的オブジェクトと前記第1変化幾何学
的表現とから第2変化幾何学的表現を作るステップ、 e)ソリッドの前記幾何学的表現の各々の前記フェース
に対して、当該フェースに平行なフェースを有する第3
幾何学的オブジェクトを作るステップおよび f)該第3幾何学的オブジェクトとソリッドの前記第2
変化幾何学的表現とから第3変化幾何学的表現を作るス
テップ。 - 【請求項2】 ソリッドの前記幾何学的表現の各エッジ
に対して第2幾何学的オブジェクトを作製するステップ
において、前記エッジは少なくとも2つの頂点ポイント
を定義しており、当該ステップは以下のステップを具備
することを特徴とする請求項1に記載した方法。 a)前記エッジに垂直な平面を作製するステップ、 b)前記頂点ポイントに前記第1幾何学的オブジェクト
の1つを表現する多面体を設けるステップ、 c)第1の前記多面体のポイントを前記平面上に垂直に
投影して投映ポイントの集合を作るステップ、 d)当該投影ポイントの集合から凸状ハルポイントを同
定するステップ、 e)該凸状ハルポイントに対応した前記多面体のポイン
トと対応頂点ポイントとを結んで前記第2幾何学的オブ
ジェクトの端面を作製するステップおよび f)前記多面体の凸状ハルポイントの対応する対ポイン
トによって定義される長方形を作るステップ。 - 【請求項3】 ソリッドの前記幾何学的表現の各フェー
スに対する第3幾何学的オブジェクトを作製するステッ
プは以下のステップを具備することを特徴とする請求項
2に記載した方法。 a)前記フェースの前記頂点ポイントの各々に対して前
記第1幾何学的オブジェクトを表現する多面体を設ける
ステップ、 b)前記フェースの方向に最大投影を有する多面体の頂
点ポイントを決定するステップおよび c)前記フェースの方向に最大投影を有する前記頂点ポ
イントと関連した四辺形を作るステップ。 - 【請求項4】 前記第1幾何学的オブジェクトとソリッ
ドの前記幾何学的表現とから第1変化幾何学的表現を作
るステップは以下のステップを具備することを特徴とす
る請求項3に記載した方法。 a)第1の前記第1幾何学的オブジェクトとソリッドの
前記幾何学的表現との間で第1ブール集合演算を実行す
るステップおよび b)ステップa)の結果のソリッドと第2の前記第1幾
何学的オブジェクトとの間で第2ブール集合演算を実行
するステップ。 - 【請求項5】 前記第2幾何学的オブジェクトとソリッ
ドの前記第1変化幾何学的表現とから第2変化幾何学的
表現を作るステップは以下のステップを具備することを
特徴とする請求項4に記載した方法。 a)第1の前記第2幾何学的オブジェクトとソリッドの
前記第1変化幾何学的表現との間で第1ブール集合演算
を実行するステップおよび b)ステップa)の結果のソリッドと第2の前記第2幾
何学的オブジェクトとの間で第2ブール集合演算を実行
するステップ。 - 【請求項6】 前記第3幾何学的オブジェクトとソリッ
ドの前記第2変化幾何学的表現とから第3変化幾何学的
表現を作るステップは以下のステップを具備することを
特徴とする請求項5に記載した方法。 a)第1の前記第3幾何学的オブジェクトとソリッドの
前記第2変化幾何学的表現との間で第1ブール集合演算
を実行するステップおよび b)ステップa)の結果のソリッドと第2の前記第3幾
何学的オブジェクトとの間で第2ブール集合演算を実行
するステップ。 - 【請求項7】 前記第2幾何学的オブジェクトは円柱の
多面体表現であり、第3幾何学的オブジェクトは平板の
幾何学的表現であることを特徴とする請求項6に記載し
た方法。 - 【請求項8】 前記第1幾何学的オブジェクトは楕円体
であることを特徴とする請求項7に記載した方法。 - 【請求項9】 前記第1および第2ブール集合演算は、
和演算であることを特徴とする請求項8に記載した方
法。 - 【請求項10】 前記第1および第2ブール集合演算
は、差演算であることを特徴とする請求項8に記載した
方法。 - 【請求項11】 ソリッドモデリングシステムにおい
て、オブジェクトソリッドのコンピュータ表現の形状を
変形する方法であって、前記表現は1以上の頂点ポイン
ト、1以上のエッジおよび1以上のフェースを含み、以
下のステップを具備することを特徴とするソリッドモデ
リングシステムにおけるオブジェクトソリッドのコンピ
ュータ表現の形状を変形する方法。 a)前記エッジに垂直な平面を作製するステップ、 b)前記エッジの各頂点ポイント上に楕円体の幾何学的
表現であって、多数のポイントを有する幾何学的表現を
作製するステップ、 c)対応する楕円体の径がXである第1の前記多面体の
ポイントを前記平面上に投影して投影点の集合を作るス
テップ、 d)前記平面上の前記投影点の集合の凸状ハルを同定す
るステップ、 e)該凸状ハルに対応した前記多面体表現からポイント
の集合を同定するステップ、 f)前記凸状ハルに対応した前記ポイントの集合と対応
する頂点ポイントを結んで楕円柱の端面を作製するステ
ップ、 g)前記楕円柱の外側のサーフェスを定義する多数の四
辺形を前記凸状ハルに対応する前記ポイントの集合と、
前記エッジ上の楕円体の第2多面体表現であって径Yを
有する第2多面体表現の対応ポイントとによる対のポイ
ントによって作製するステップ、 h)前記オブジェクトソリッドと前記円柱との間でブー
ル集合演算を実行するステップ。 - 【請求項12】 前記平面上に第1の前記多面体のポイ
ントを投影して投影ポイントの集合を作るステップはさ
らに以下のステップを具備することを特徴とする請求項
11に記載した方法。 a)前記エッジ上のポイントであって、そこで楕円体の
径が零になるポイントを同定するステップおよび b)楕円体の径が零になると同定された前記エッジ上の
前記ポイントから始まり、前記平面上の前記第1および
第2多面体の対応ポイントを通過する光で投影するステ
ップ。 - 【請求項13】 前記Xは前記Yと等しくないことを特
徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記Xは前記Yと等しいことを特徴と
する請求項12に記載の方法。 - 【請求項15】 以下のステップを具備することを特徴
とするプロセスステップ下の対象物の形状の変化をシミ
ュレートするための方法。 a)前記対象物のソリッドモデルを設けるステップ、 b)前記ソリッドモデルの第1のあらかじめ定められた
構造に対応し、特徴Xを有する第1トラジェクトリソリ
ッドを作製するステップおよび c)前記対象物の前記ソリッドモデルと前記第1トラジ
ェクトリソリッドとの間でブール演算を実行するステッ
プ。 - 【請求項16】 前記特徴Xはエッチングまたはデポジ
ション速度に対応していることを特徴とする請求項15
に記載の方法。 - 【請求項17】 前記第1トラジェクトリソリッドは楕
円体の多面体表現であり、前記特徴Xは径であり、前記
第1のあらかじめ定められた構造は頂点であることを特
徴とする請求項16に記載された方法。 - 【請求項18】 以下のステップをさらに具備すること
を特徴とする請求項17に記載された方法。 a)前記対象物の前記ソリッドモデルの第2のあらかじ
め定められた構造に対応し、特徴Yを有する第2トラジ
ェクトリソリッドを作製するステップおよび b)前記対象物の前記ソリッドモデルと前記第2トラジ
ェクトリソリッドとの間でブール演算を実行するステッ
プ。 - 【請求項19】 前記特徴Yはエッチングまたはデポジ
ションの速度に対応していることを特徴とする請求項1
8に記載された方法。 - 【請求項20】 前記第2トラジェクトリソリッドは楕
円柱の多面体表現であり、前記特徴Yは径であり、か
つ、前記第2のあらかじめ定められた構造はエッジであ
ることを特徴とする請求項19に記載された方法。
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