JPH0628428U - パッキン装着溝 - Google Patents

パッキン装着溝

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JPH0628428U
JPH0628428U JP6557692U JP6557692U JPH0628428U JP H0628428 U JPH0628428 U JP H0628428U JP 6557692 U JP6557692 U JP 6557692U JP 6557692 U JP6557692 U JP 6557692U JP H0628428 U JPH0628428 U JP H0628428U
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JP
Japan
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packing
mounting groove
packing mounting
piston
cylinder tube
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Pending
Application number
JP6557692U
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Inventor
加藤久志
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッキンと相手部材との間の面圧を適性に保
持する。 【構成】 僅かな隙間を持って相対的に運動するシリン
ダチューブ2とピストン3とからなるシリンダのピスト
ン3側に形成され、1個で両方向からの流体圧を密封す
る環状のパッキン11が装着される、環状のパッキン装
着溝1であって、このパッキン装着溝1の底面すみ部4
をテーパー状に形成したパッキン装着溝。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はパッキン装着溝に関し、特に、装着されるパッキンの面圧を適性に することができるパッキン装着溝に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
一般に、空気圧シリンダ等のピストンには、両方向から圧力が作用し、この状 態で往復運動するものがあり、このような空気圧シリンダ等のシリンダチューブ とピストンとの間には、図5に示すような中央部がくびれたパッキン11や、図 6に示すようなパッキン12(所謂Oリング)が装着されて、シリンダチューブ とピストンとの間の密封性を保持している。
【0003】 一方、これらパッキン11、12が装着されるパッキン装着溝21は、図7に 示すように、断面方形状に形成され、このパッキン装着溝21に前記パッキン、 例えば、図5に示すパッキン11が装着されると、図8に示すように、前記シリ ンダチューブ22とピストン23との間の密封性が保持される。
【0004】 また、前記パッキン11、12は、所謂スクィーズパッキンと呼ばれるもので 、圧縮されて、潰された状態で使用されるようになっていて、コンパクトである とともに、一つのパッキンで両方向からの圧力に対して、良好な密封性を有して いる。
【0005】 しかしながら、これらのパッキン11、12は、圧縮されて、潰された状態で 装着されているため、図9に示す断面U字形のパッキン13(所謂Uパッキン) と比較すると、シリンダチューブ22の内周面に粘着し易く、特に、静止状態で 放置していると、始動時の摩擦力が大きくなり、空気圧シリンダ等の場合には、 通常10kgf/cm2 以下の圧力で使用されるが、シリンダ出力に対して摩擦 損失の比率が高くなるという問題点を有していた。
【0006】 また、摩擦や、老化による圧縮永久歪み、所謂へたり等でパッキン11、12 の潰ししろが減少し、密封性が悪くなるという問題点も有していた。
【0007】 この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、パ ッキンが相手部材に対して適正な面圧を保持することができるため、摩擦抵抗が 低減するとともに、パッキンの耐久性が向上するパッキン装着溝を提供すること を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は僅かな隙間を持って相対的に運動す る円筒形部材の、何れか一方の円筒形部材の運動面に形成されるとともに、1個 で両方向からの流体圧を密封する環状のパッキンが装着される、環状のパッキン 装着溝であって、このパッキン装着溝の底面すみ部を底面中央部よりも何れか他 方側にし、また、前記底面すみ部をテーパー状に形成し、または前記底面すみ部 を球面状に形成したという手段を採用したものである。
【0009】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、パッキン装着溝の底面すみ部が 底面中央部よりも何れか他方側となっているため、パッキンを装着した際にパッ キン装着溝の底面中央部とパッキンとの間に隙間が形成され、パッキンと相手部 材との間の摩擦力が低減し、へたりや、潰ししろの減少を防止することができる 。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1には、この考案によるパッキン装着溝の第1の実施例が示されていて、図 1は、パッキン装着溝を示す概略断面図である。
【0011】 このパッキン装着溝1は、シリンダチューブ2とピストン3とからなる空気圧 シリンダのピストン3側に設けられた環状の溝で、その断面形状は、ほぼ方形状 をなすとともに、底面と両側面との間の底面すみ部4がテーパー状に形成されて いる。
【0012】 そして、上記のように構成されたパッキン装着溝1に、従来技術で示した図5 のパッキン11を装着すると、図2に示すように、パッキン11の内周面が底面 すみ部4に当接するとともに、パッキン11の外周面がシリンダチューブ2の内 周面に当接して、所定の潰ししろが確保できるため、シリンダチューブ2の内周 面とピストン3との間が密閉され、反対方向への漏れを防止する。
【0013】 この時、パッキン11の内周面とパッキン装着溝1の底面中央部との間には、 パッキン装着溝1の底面すみ部4がテーパー状に形成されているため、隙間5が 形成される。
【0014】 そして、この隙間5が形成されることにより、圧縮される体積が少なくなるた めに、空気圧シリンダの始動時における、シリンダチューブ2とパッキン11と の間の粘着力が小さくなり、その結果、両部材2、11間の摩擦力が減少する。
【0015】 また、圧縮される体積が少なくなることにより、圧縮に伴う永久歪が低減でき 、潰ししろの減少が低減できる。
【0016】 図3には、この考案によるパッキン装着溝の第2の実施例が示されていて、図 3は、パッキン装着溝を示す概略断面図である。
【0017】 このパッキン装着溝6は、前記第1の実施例で説明したパッキン装着溝1の底 面すみ部4の形状を変形したもので、この底面すみ部7は、前記シリンダチュー ブ2側に球面状に盛り上がっている。
【0018】 また、他の構成は前記第1の実施例と同様であるため、同一の箇所は同一の符 号を使用してその説明を省略する。
【0019】 そして、上記のように構成されたパッキン装着溝6に、図5に示すパッキン1 1を装着すると、図4に示すように、パッキン11の内周面が底面すみ部7に当 接するとともに、パッキン11の外周面がシリンダチューブ2の内周面に当接し て、所定の潰ししろが確保できるため、シリンダチューブ2の内周面とピストン 3との間が密閉され、反対方向への漏れを防止する。
【0020】 この時、パッキン11の内周面とパッキン装着溝6の底面中央部との間には、 パッキン装着溝6の底面すみ部7が球面状に盛り上がっているため、隙間5が形 成される。
【0021】 そして、この隙間5のために、空気圧シリンダの始動時における、シリンダチ ューブ2とパッキン11との間の粘着性が小さくなり、その結果、両部材2、1 1間の摩擦力が減少する。
【0022】 なお、実施例においては、図5に示すパッキン11の装着を例にして説明した が、図6に示すパッキン12(Oリング)、或いは他のスクィーズパッキンに対 しても同様の作用効果を奏することは言うまでもなく、前記底面すみ部4、7の 形状もテーパー状または球面状に限定されず、装着するパッキンに応じて最良の 形状が選択され、要は、前記底面すみ部4、7が底面中央部よりもシリンダチュ ーブ2側にあれば良い。
【0023】 また、実施例においては、ピストン3側にパッキン装着溝1、6を設けたが、 シリンダチューブ2側に設けても同様の作用効果を奏することは言うまでもない ことである。
【0024】 さらに、実施例においては、シリンダのシリンダチューブ2とピストン3との 間の密封を例にして説明したが、この考案によるパッキン装着溝1、6は前記実 施例に限定されず、僅かな隙間を持って相対的に運動する円筒形部材であれば良 いものである。
【0025】
【考案の効果】
この考案は前記のようにパッキン装着溝の底面すみ部が底面中央部よりも何れ か他方側となっていることにより、パッキンを装着した際にパッキン装着溝の底 面中央部とパッキンとの間に隙間が形成され、パッキンと相手部材との間の摩擦 力が低減するとともに、パッキンの摩耗が低減し、へたりや、潰ししろの減少を 防止することができ、パッキンの耐久性が向上するという効果を有するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるパッキン装着溝の第1の実施例
を示す概略断面図である。
【図2】この考案によるパッキン装着溝の第1の実施例
において、パッキン装着溝にパッキンを装着した状態を
示す概略断面図である。
【図3】この考案によるパッキン装着溝の第2の実施例
を示す概略断面図である。
【図4】この考案によるパッキン装着溝の第2の実施例
において、パッキン装着溝にパッキンを装着した状態を
示す概略断面図である。
【図5】パッキンを示す概略断面図である。
【図6】別のパッキンを示す概略断面図である。
【図7】従来のパッキン装着溝を示す概略断面図であ
る。
【図8】従来のパッキン装着溝において、パッキン装着
溝にパッキンを装着した状態を示す概略断面図である。
【図9】さらに別のパッキンを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、6、21……パッキン装着溝 2、22……シリンダチューブ(円筒形部材) 3、23……ピストン(円筒形部材) 4、7……底面すみ部 5……隙間 11、12、13……パッキン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 僅かな隙間を持って相対的に運動する円
    筒形部材(2、3)の、何れか一方の円筒形部材(3)
    の運動面に形成されるとともに、1個で両方向からの流
    体圧を密封する環状のパッキン(11、12)が装着さ
    れる、環状のパッキン装着溝(1、6)であって、該パ
    ッキン装着溝(1、6)の底面すみ部(4、7)を底面
    中央部よりも何れか他方側にしたことを特徴とするパッ
    キン装着溝。
  2. 【請求項2】 前記底面すみ部(4)を、テーパー状に
    形成した請求項1記載のパッキン装着溝。
  3. 【請求項3】 前記底面すみ部(7)を、球面状に形成
    した請求項1記載のパッキン装着溝。
JP6557692U 1992-09-21 1992-09-21 パッキン装着溝 Pending JPH0628428U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103016735A (zh) * 2011-09-27 2013-04-03 株式会社村田制作所 密封结构及接合装置
JP2015145699A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機

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