JPH06283673A - 静電気放電保護構造体 - Google Patents

静電気放電保護構造体

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JPH06283673A
JPH06283673A JP5103294A JP10329493A JPH06283673A JP H06283673 A JPH06283673 A JP H06283673A JP 5103294 A JP5103294 A JP 5103294A JP 10329493 A JP10329493 A JP 10329493A JP H06283673 A JPH06283673 A JP H06283673A
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scr
region
circuit
resistor
esd
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JP5103294A
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Iii Bernard G Carbajal
ジー.カルバジャル,ザ サード バーナード
Roger A Cline
エー.クライン ロジャー
Amitava Chatterjee
チャッタージー アミタバ
Thomas L Polgreen
エル.ポルグリーン トマス
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気放電に対し大きなレベルの耐性を再現
性よく与え、かつ、入力構造体、出力構造体、または双
方向構造体のいずれに対しても効果的な保護が得られる
静電気放電保護構造体を提供する。 【構成】 静電気に敏感な電気回路を静電気放電から保
護するための保護回路は、SCRと、SCRと静電気に
敏感な電気回路との間に接続可能であるN形ウエル抵抗
器またはP形ウエル抵抗器と、を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敏感な電子装置が過大
電圧状態から損傷を受けないように保護するための回路
に関する。さらに詳細にいえば、本発明は、特性の優れ
た静電気放電(ESD:electrostatic
discharge)保護構造体に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】ESD保護回路は、近
代的な集積回路において重要である。特に、電界効果ト
ランジスタを基本とする集積回路は、人間の体に発生す
ることがある静電気の電荷による高電圧に非常に敏感で
ある。このような集積回路を組み立てて製品にする際、
集積回路がESDにより破壊されることがある。その場
合には、完全に組み立てられた製品の中の破壊された集
積回路を取り替える必要がある。この取り替えは、通
常、コストのかかる工程であり、そして厄介な工程であ
る。ESDによる損傷効果は、相補形金属・酸化物・半
導体(CMOS)集積回路において特に深刻である。極
めて高いESD電圧は、典型的なCMOS集積回路の非
常に薄いゲート酸化物や、非常に短いチヤンネル装置を
簡単に破壊することができる。
【0003】よく知られているいくつかのESD保護装
置は、シリコン制御整流器(SCR)をESD保護素子
として用いる。本出願の譲渡人に譲渡され、かつ、その
内容が本出願にとり込まれている、米国特許第4,93
9,616号は、ESD保護素子として用いられるSC
Rの1つの例を開示している。前記特許に使用されてい
るSCRは、本出願の図2〜図4に示されている。
【0004】よく知られているESD保護構造体のまた
別の例は、A.チャタージおよびT.ポルグリーン名の
論文「出力パッドおよび入力パッドにおけるオン・チッ
プESD保護のための低電圧トリガリングSCR」、I
EEEエレクトロン・デバイス・レターズ、第12巻、
第1号、1991年1月、に開示されている。この文献
の内容は本発明に取り込まれている。本発明の図5〜図
7は、この文献に使用されているSCR構造体を示して
いる。
【0005】前記で示された従来のESD保護回路によ
り、ESD損傷に対する保護が得られる。けれども、従
来のESD保護回路では、2KV(人体モデル)を越え
て効果的であるESD耐性を再現性よく得ることはでき
ない。産業界での目標は、2KV以上でのESD耐性を
有する保護回路を得ることである。
【0006】したがって、大きなレベルのESD耐性を
再現性よく与えるESD保護構造体を得ることが要請さ
れる。
【0007】さらに、保護された回路にESD現象が損
傷を与える前に、SCRがトリガされことを確実に行う
ことは難しい。したがって、ESD現象が起こっている
期間中、保護された回路が損傷を受ける前に、SCRを
再現性よくトリガするESD保護構造体を得ることが要
請される。
【0008】チャルバカ・デュブリおよびロバート・ル
ートリー名の論文「保護方式の構築」、EOS/ESD
シンポジューム・プロシーディング、1991年、8
8頁−97頁、に開示されているように、SCRは拡散
抵抗器およびポリシリコン抵抗器と組み合わせて用いら
れる。この文献の内容は、本発明の中に取り込まれてい
る。けれども、この構造体は、CMOS出力をESDに
対して保護するために用いられてはこなかった。
【0009】したがって、回路構造体が入力構造体であ
っても、または出力構造体であっても、または双方向構
造体であってもそれらには拘りなく、任意の指定された
回路を効果的に保護することができる、ESD保護構造
体を得ることが要請される。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明により、静電気
に敏感な電気回路を保護し、かつ、先行技術よりは大き
なESD耐性を有する、保護構造体が得られる。このE
SD保護構造体は、SCRと、SCRと静電気に敏感な
回路との間に配置された、N形ウエル(well)抵抗
器またはP形ウエル(well)抵抗器を有する。
【0011】本発明によりまた、適切なESDを得るた
めにおよび回路の入力および出力の仕様に適合するため
に、抵抗器の抵抗値をどのように選定することができる
か、および、CMOS処理工程に固有である垂直方向の
寄生バイポーラ・トランジスタを補償するために、SC
Rの横方向のバイポーラ設計寸法がどのように最適化す
ることができるか、が示される。
【0012】
【実施例】添付図面を参照しながら、本発明の例示的実
施例を下記で説明する。
【0013】図1Aは、本発明によるESD保護構造体
を組み込んだ集積回路10を示す。集積回路10は、集
積回路10の機能動作回路を表す回路構造体11を有す
る。図1Aに示された実施例において、ESD保護構造
体15は、回路構造体11と集積回路10の接触パッド
13と、の間に配置される。
【0014】ESD保護構造体15は、アースされた陰
極と接触パッド13に接続された陽極とを有するSCR
17と、SCR17の陽極に接続された第1接続点と回
路構造体11に接続された第2接続点とを有するN形ウ
エル抵抗器19とを備えた回路である。
【0015】図1B、図1C、および図1Dは、それぞ
れ、入力構造体、出力構造体、および双方向構造体に応
用された時の、図1AのESD保護構造体の図面を示
す。これらの図面は、下記において詳細に説明される。
【0016】図2〜図4は、本発明に用いられるSCR
17の1つの実施例の図面を示す。前記で説明したよう
に、図2〜図4のSCR構造体は従来の形式のものであ
り、したがって、当業者にはよく知られた構造体であ
る。図2は、SCR17の横断面図である。SCR17
は、少量のP形不純物が添加されたシリコン半導体の基
板の中に作成される。少量の不純物が添加されたN形ウ
エル23が、基板21の中に作成される。多量の不純物
が添加されたN形領域25およびそれに隣接する多量の
不純物が添加されたP形領域27が、N形ウエル23の
中に作成される。これらの領域25および27(これら
の領域はしばしばモートと呼ばれる)はSCR17の陽
極を表し、そして、これらの領域は接触パッド13に電
気的に接続される。多量の不純物が添加されたN形領域
29が、N形ウエル23とP形基板21との間の界面に
配置される。この界面は、多量の不純物が添加されたP
形領域27から、距離BLp だけ、横方向に離れてい
る。P形基板21の中に作成された多量の不純物が添加
されたN形領域31が、N形ウエル23から距離BLn
だけ、横方向に離れている。多量の不純物が添加された
N形領域31は、SCR17の陰極としての機能を果た
す。
【0017】また図4において、SCR17のNPNト
ランジスタT1 は、N形ウエル23により提供されるコ
レクタと、P形基板21により提供されるベースと、多
量の不純物が添加されたN形領域31により提供される
エミッタとを有する。PNPトランジスタT2 は、P形
基板21により提供されるコレクタと、N形ウエル23
により提供されるベースと、多量の不純物が添加された
P形領域27により提供さるエミッタとを有する。抵抗
器Rwellは、多量の不純物が添加されたN形領域25か
ら広がっている少量の不純物が添加されたN形領域23
が抵抗を有する性質により得られる。抵抗器Rsub は、
P形基板21の抵抗値により得られる。
【0018】いわゆる横方向トランジスタT1 およびT
2 に加えて、SCR17はまた、垂直方向寄生PNPト
ランジスタTP を有する。垂直方向寄生PNPトランジ
スタTP は、P形基板21により提供されるコレクタ
と、N形ウエル23により提供されるベースと、多量の
不純物が添加されたP形領域27により提供されるエミ
ッタとを有する。図4のRsub ′の抵抗器の抵抗値は、
P形基板21の抵抗値により得られる。垂直方向寄生P
NPトランジスタTP は、横方向PNPトランジスタT
2 と並列に配置される。SCR17の横寸法と縦寸法
は、垂直方向寄生PNPトランジスタTP からの悪い影
響を受けることなく、横方向PNPトランジスタT2
横方向PNPトランジスタT1 が相互作用して効果的な
SCR作用が得られるような、寸法比を有しなければな
らない。この点に関して、領域21、23、25、2
7、29、および31の垂直方向の寸法は、SCRを作
成するのに用いられる処理工程により決定される。した
がって、垂直方向寄生PNPトランジスタTP の特性
は、用いられる処理工程により決定される。したがっ
て、T P の悪い影響は、横方向PNPトランジスタT1
およびT2 の特性を適切に設計することにより、補償さ
れなければならない。横方向の間隔BLp は、横方向P
NPトランジスタT2 に対する設計パラメータであり、
そして、横方向の間隔BLn は、横方向PNPトランジ
スタT1 に対する設計パラメータである。横方向の間隔
BLp および間隔BLn が適切に選定される時、TP
悪い影響を小さくすることができ、そして、効果的なS
CR作用を得ることができる。
【0019】図5〜図7は、従来のSCRのまた別の実
施例の図面である。この従来の実施例は、図1AのES
D保護構造体に用いることができる。図5〜図7のSC
R17′は、電界効果トランジスタT3 が図7に示され
ているように付加されている以外は、図2〜図4の実施
例と同じである。図5の領域33、35、37、39、
41、および45は、図2の領域21、23、25、2
7、29、および31と同じように動作する。図5のS
CR17′は、図2のSCR17と異なり、ポリ・ゲー
ト43が領域41と領域45との間に備えられ、それに
より、図7の電界効果トランジスタT3 が得られる。ポ
リ・ゲート43の長さは、図1Aの回路構造体11の中
に用いられたポリ・ゲートの長さに等価でなければなら
ない。
【0020】1つの例示的実施例として、もし1.0マ
イクロメ−トルの高特性CMOS処理工程を用いて図1
Aの集積回路10が製造されるならば、図2〜図4の領
域25、27、29、および31(または、図5〜図7
の対応する領域31、39、41、および45)垂直方
向の寸法は約0.3マイクロメ−トルであり、および、
N形ウエル23(または、35)の垂直方向の寸法は約
2.5マイクロメ−トルであり、そして、P形基板21
(または、33)の垂直方向の寸法は約6.5マイクロ
メ−トルである。これらの垂直方向のパラメータが処理
工程で固定されている場合、SCR17(図2〜図4)
およびSCR17′(図5〜図7)のおのおのに対し、
寄生PNPトランジスタTp の影響を適切に補償するた
めに、および効果的なSCR特性を得るために、横方向
の間隔BLp およびBLn のおのおのは約2.4マイク
ロメ−トルであるべきであることが、本出願人により決
定された。それにより、横方向の間隔BLp およびBL
n がN形ウエルの垂直方向の寸法(すなわち、深さ)に
ほぼ等しい時、効果的なSCR特性が得られた。
【0021】図2〜図4のSCR17は、典型的には、
20ボルト〜30ボルトの範囲でトリガされる。このト
リガ電圧は、基板21に対するN+形領域29のブレー
クダウンにより制御される。もし横方向の寸法BLp
よびBLn が適切に制御されるならば、ESD現象の期
間中、SCRが数ワットの電力を放散する能力は、SC
Rの幅BWp およびBWn により制御される。開示され
た実施例では、BWpおよびBWn は100マイクロメ
−トルである。けれども、これらの寸法は、当業者には
周知であるように、要求される放散電力量に従って、設
定することができる。したがって、2KV以上のESD
現象に対し、SCRが有効に動作するように設計するこ
とができる。けれども、もし回路構造体11の中の静電
気に敏感な回路素子がSCRトリガ電圧に到達する前に
ブレークダウンするならば、SCR17により、ESD
現象の期間中、回路の保護が得られないであろう。
【0022】図5〜図7のSCR17′は、前記1.0
マイクロメ−トル高特性CMOS処理工程で製造される
時、典型的には、10ボルト〜14ボルトの範囲でトリ
ガされる。このトリガ電圧は、電界効果トランジスタT
3 のBVdssにより制御される。SCR17のよう
に、もし横方向の寸法BLp およびBLn が適切に制御
されるならば、SCR17′がESD動作中に数ワット
の電力を放散する能力は、SCRの幅BWp およびBW
n により制御される。したがって、2KV以上のESD
現象に対し、SCR17′が有効に動作するように設計
することができる。再び、もし静電気に敏感な回路素子
がSCRトリガ電圧に到達する前にブレークダウンする
ならば、SCR17′により、ESD現象期間中、回路
の保護が得られないであろう。
【0023】図10は、前記1.0マイクロメ−トル高
特性CMOS処理工程で製造されたNチヤンネル出力ト
ランジスタ53の図面である。Nチヤンネル・トランジ
スタ53は、10ボルト〜14ボルトの範囲のブレーク
ダウン電圧BVdssを有する。寄生NPNバイポーラ
・トランジスタ55が、Nチヤンネル・トランジスタ5
3と並列に配置される。ブレークダウンの際、寄生NP
Nバイポーラ・トランジスタ55の1つがスナップ・バ
ックに進み、それにより、印加された電圧を減少させる
であろう。印加される電力が増大する時、NPNトラン
ジスタはスナップ・バックから2次ブレークダウンに進
み、そして電力は2次ブレークダウン路Pに沿って局在
化し、それにより、このNPNトランジスタは自己破壊
するであろう。このことは、余りにも大きな電圧がドレ
イン領域に印加される時、Nチヤンネル・トランジスタ
の典型的な故障モードである。
【0024】CMOS出力トランジスタの場合、互いに
入り込んだドレイン領域は、多くの並列のNチヤンネル
・トランジスタ53と、それらの寄生NPNバイポーラ
対応素子55を有する。互いに入り込んだ領域のいずれ
かがブレークダウンすることにより、印加電圧が減少
し、局在化した2次ブレークダウン領域Pに電力が集中
するであろう。Nチヤンネル・トランジスタ53のブレ
ークダウン電圧はSCR17′のトリガ電圧に等価であ
るから、そしてSCR17のトリガ電圧より大幅に小さ
いから、これらのSCR単独では、CMOS回路に対し
確実なESD保護が得られないであろう。さらに詳細に
いえば、回路構造体を保護するためにSCR17′は十
分に速くトリガを行うことが保証されなく、一方、SC
R17は保護を実施するために十分に速くトリガを行う
ことは決してないであろう。
【0025】図8A、図8B、および図9に示されてい
るように、N形ウエル抵抗器19は、少量の不純物が添
加されたN形ウエル47の長さに沿って平行に配置され
た、多量の不純物が添加された複数個のN形領域49お
よび51を有する。N形ウエル47はP形基板21(ま
たは、31)の中に備えられる。N形ウエル抵抗器それ
自体はこの業界においてはよく知られており、したがっ
て、当業者には周知のはずである。(例えば、G.クリ
ーガおよびP.ニールス名の論文「大電流密度レベルで
の拡散形抵抗器の特性−解析と応用」、IEEE Tr
ans.Elec.Dev.第36巻(1989年)、
第2号、416頁を見よ。)図8Aは、図1Aの出力構
造体と関連して用いられた時の接続方式を示す。49で
表されるN形領域の交互の領域が相互に接続され、か
つ、パッド13およびSCR17に接続される。残りの
交互のN形領域51は、図1Cの分離抵抗器19Bを実
現するために、それぞれの出力部品11Bに別々に接続
される。
【0026】前記の1.0マイクロメートル高特性CM
OS処理工程を用いる開示された実施例において、N形
ウエルの垂直方向の寸法(すなわち、N形ウエルの深
さ)は約2.5マイクロメートルであり、一方、N形領
域49および51の垂直方向の寸法は約0.3マイクロ
メートルである。そのシート抵抗値は約1800オーム
/平方である。このN形ウエル抵抗器を用いて、静電気
に敏感な回路構造体の2次的ブレークダウンの前に、S
CRが確実にトリガを行うようにされる。
【0027】図1Cにおいて、抵抗器19Bの抵抗値
は、出力構造体11の定格電流において許容可能な小さ
な電圧降下が確実に得られるように選定される。例え
ば、定格出力電流が16ミリアンペアの場合、もし10
0ミリボルトの降下が要請されるならば、接続点18と
出力構造体11との間の等価抵抗値は6.25オームで
なければならない。図1Cの抵抗器アレイの中に4個の
抵抗器19Bがあるから、6.25オームの要請された
等価並列抵抗値を実現するために、抵抗器19Bのおの
おのの抵抗値は25オームでなければならない。180
0オーム/平方の前記シート抵抗値が与えられるなら
ば、要請された25オームの抵抗器は、図8A、図8
B、および図9に示され構造体により実現することがで
きる。さらに詳細にいえば、もし長さの寸法Lが2マイ
クロメートルであり、および幅の寸法W/2が70マイ
クロメートルであるならば、図8Aに示された接続方式
はおのおのが2/140の長さ/幅の比を有する複数個
の抵抗器を形成し、それにより、おのおのに約25オー
ムの抵抗値が得られる。交互のN形領域49が共通に接
続されかつSCRに接続されるので、2/140の比が
得られる。したがって、N形領域51のおのおのは2個
の領域49に付随し、それで抵抗器のおのおのに、図9
に示された幅の2倍、すなわち、2×70=140マイ
クロメートルの実効的幅が与えられる。
【0028】再び図1Cにおいて、開示された実施例で
は、個々の出力部品11Bは、約4ミリアンペアのほぼ
等しい量の電流を引き出すと期待することができること
を断っておく。すなわち、出力部品11Bは16ミリア
ンペアの全定格出力電流にほぼ等しく寄与する。図1C
の出力保護構造体は、下記の方式で、他の出力構成体に
容易に拡張することができる。例えば、もし図1Cで第
5出力が付加されるならば、出力電流は20ミリアンペ
アに増大する。この第5出力と接続点18との間に第5
抵抗器を付加することにより、接続点18と出力構造体
11との間の等価抵抗値は5オームに減少し、それによ
り、20ミリアンペアの定格電流において100ミリボ
ルトの降下が得られる。したがって、出力部品11Bの
おのおのに対し分離した抵抗器19Bを備えることによ
り、任意の与えられた数の出力部品11Bに対し必要な
ESD保護が得られ、一方、正規の動作期間中必要な電
圧降下が保持される。
【0029】図1Bにおいて、入力構造体11と共に用
いられる抵抗器19Aの抵抗値は100オーム〜250
オームの範囲内になければならない。167オーム抵抗
器は、図9のN形ウエル抵抗器19を図8Bに示された
方式で接続することにより得られる。図9のN形領域は
約2.5マイクロメートルの長さLn を有する。したが
って、Lが2マイクロメートルであることが与えられ、
およびW/2が70マイクロメートルであることが与え
られるならば、図8Bに示された抵抗器の長さ/幅の比
は、6.5/70である。
【0030】SCR17と、SCR17′と、Nチヤン
ネル・ブレークダウン特性と、抵抗器の領域とについて
の前記説明に基づき、本発明によるESD保護構造体が
CMOS出力にどのように作用するかを理解することが
できる(図1C)。ESD現象の期間中、パッド13の
電圧が上昇を開始し、そしてブレークダウンが10ボル
ト〜14ボルトの範囲内で起こる。例えば、もし最初の
ブレークダウンがNチヤンネル・トランジスタの1つの
中で起こるならば、対応する抵抗器19Bの中をスナッ
プ・バック電流が流れなければならない。電流がNチヤ
ンネル・トランジスタの中を流れる時、抵抗器19Bの
両端に電圧降下が発生し、それにより、接続点18の電
圧が接続点20の電圧よりも高くなる。N形ウエル抵抗
器は流れることができる電流を制限し、そして、寄生N
PNトランジスタが2次的ブレークダウン領域に進むこ
とを防止する。N形ウエル抵抗器は、そのI−V特性が
高い電圧において比較的平坦であることにより、電流を
制限することに特に適している。接続点18の電圧がS
CR17(または、SCR17′)のトリガ電圧を越え
て増大する時、ESD現象の期間中の電力は、出力構造
体11Bに損傷を与えることなく、SCRを通してアー
スに放電される。
【0031】図5〜図7のSCR17′が用いられる
時、Nチヤンネル・トランジスタの代わりにSCR1
7′の中で、最初のブレークダウンが起こることが可能
である。この場合、SCR17′は、保護される回路構
造体に損傷を与えることなく、ESD現象の期間中の電
力を安全に放散する。図2〜図4のSCR17は、20
ボルト〜30ボルトの範囲のトリガ電圧を有し、したが
って、Nチヤンネル・トランジスタのブレークダウンの
前には、決してトリガされないであろう。
【0032】SCR17と、SCR17′と、抵抗器の
範囲とについての前記説明に基づき、図1Bに示された
ように、ESD保護構造体はCMOS入力にどのように
作用するかを理解することができる。ゲーテッド・ダイ
オードとしてまた知られている、フィールド・プレーテ
ッド・ダイオード(FPD:field plated
diode)は、図1Bの入力保護構造体の中に含ま
れる。10ボルト〜14ボルトの範囲のブレークダウン
電圧を有する従来の入力保護装置であるFPD16は、
薄いゲート酸化物を損傷電圧から保護する。ESD現象
期間中、FPD16の両端の電圧がFPD16のブレー
クダウン電圧に到達する時、N形ウエル抵抗器19Aを
通してFPD16により引き出される電流は、接続点1
8の電圧を上昇させる。この状態は、前記で説明した出
力保護のスナップ・バック状態に似ている。SCR1
7′の場合、前記の出力保護の説明は、可能な出来事の
順序を説明する。SCR17の場合もまた、前記で説明
された。抵抗器19Aの抵抗値は、入力構造体11Aと
共に用いられる時、100オーム〜250オームの範囲
内にある。
【0033】双方向ピンは、標準的入力と3状態出力と
の組み合わせである。図1Dに示されたESD保護回路
は、前記で説明したように、1個のSCR17(また
は、SCR17′)と、適切な抵抗器19Aと、出力抵
抗器アレイ19Bとの組み合わせである。抵抗器19A
および19Bの全部は、単一のN形ウエル47(図9)
と図8Aおよび図8Bに示された接続とを用いて、実現
することができる。ESD現象の電力は、入力構造体1
1Aまたは出力構造体11Bに損傷を与えることなく、
SCR17(または、SCR17′)を通してアースに
放電される。
【0034】前記で説明されたESD保護構造体によ
り、大きさが2KV以上のESD現象に対し確実なES
D耐性が再現性よく得られるであろう。実際、図8A,
図8B、および図9の抵抗器と共に図2〜図4のSCR
または図5〜図7のSCRのいずれかを用いて、4KV
以上にわたって良好なESD耐性が示された。この4K
Vレベルは、図2〜図4または図5〜図7のSCRだけ
を用いて得られるESD耐性をはるかに越えている。さ
らに、本発明によるESD保護構造体は、多量の不純物
が添加されたP+領域およびN+領域の抵抗値に独立で
あり、そして正規抵抗値および低抵抗値のN+領域およ
びP+領域と共に用いることができる。本発明のESD
保護構造体は、すべての種類の入力構造体、出力構造
体、および双方向性構造体に対して用いることができ、
および前記の1.0マイクロメートルの高特性CMOS
処理工程以外の処理工程と共に用いることもできる。も
ちろん、もし異なる処理工程が用いられるならば、寄生
垂直方向PNPトランジスタに対する横方向PNPトラ
ンジスタの受け入れ可能な特性を得るために、SCRの
横方向の間隔BLp およびBLn の値を調整することが
必要であろう。
【0035】本発明の特定の実施例が前記で詳細に説明
されたけれども、これは本発明の範囲が前記実施例に限
定されることを意味するものではない。当業者にとっ
て、開示された前記実施例を種々に変更および修正する
ことが可能であることはすぐに分かるであろう。例え
ば、本発明は、明らかに、前記で説明したSCR構造体
とは異なるSCR構造体を使用することができる。ま
た、添加される不純物形を変更することも本発明の範囲
内において明らかに可能である。したがって、ESD保
護構造体15の部品は、N形基板の中にP形ウエルを用
いることにより構成することもできる。このように、本
発明の範囲は前記で説明された実施例に限定されるので
はない。
【0036】以上の説明に関してさらに以下の項を開示
する。 (1) 本来の機能を果たす回路と、前記本来の機能を
果たす回路を静電気放電から保護するために前記本来の
機能を果たす回路に接続され、かつ、SCRと、前記S
CRと前記本来の機能を果たす回路との間に直列に接続
されたN形ウエル抵抗器とを備えた、保護構造体と、を
有する、静電気放電保護特性を備えた、集積回路。
【0037】(2) 第1項記載の集積回路において、
前記SCRが陽極および陰極を有し、かつ、前記陰極が
既知の電位に固定され、かつ、前記N形ウエル抵抗器が
前記陽極に接続された第1接続点と前記本来の機能を果
たす回路に接続された第2接続点とを有する、前記集積
回路。
【0038】(3) 第2項記載の集積回路において、
前記本来の機能を果たす回路が前記N形ウエル抵抗器の
前記第2接続点に接続された出力トランジスタを有す
る、前記集積回路。
【0039】(4) 第3項記載の集積回路において、
前記本来の機能を果たす回路がCMOS回路である、前
記集積回路。
【0040】(5) 第1項記載の集積回路において、
前記本来の機能を果たす回路が複数個の出力部品を有
し、かつ、前記保護構造体が複数個のN形ウエル抵抗器
を有し、かつ、前記N形ウエル抵抗器のおのおのが前記
SCRに接続された第1接続点と前記出力部品のそれぞ
れに接続された第2接続点とを有し、それにより、前記
N形ウエル抵抗器のおのおのがそれぞれの前記出力部品
に独自に付随し、かつ、それぞれの前記出力部品と前記
SCRとの間に特定の抵抗的接続体が得られる、前記集
積回路。
【0041】(6) 第5項記載の集積回路において、
前記N形ウエル抵抗器が比較的少量の不純物が添加され
たN形ウエルの中に配置され比較的多量の不純物が添加
されたN形領域の行から作成され、かつ、前記第1接続
点がそれぞれ前記N形領域の中の交互のN形領域により
定められ、かつ、前記交互の領域が共通に接続されかつ
前記SCRに接続され、かつ、前記第2接続点がそれぞ
れ前記N形領域の中の残りの領域により定められる、前
記集積回路。
【0042】(7) 第6項記載の集積回路において、
前記本来の機能を果たす回路が入力回路構造体を有し、
かつ、前記保護構造体が前記SCRに接続された第1接
続点と前記入力回路構造体に接続された第2接続点とを
備えた別のN形ウエル抵抗器を有し、かつ、前記別のN
形ウエル抵抗器を通して前記第2接続点に向かって電流
が選択的に流れることを可能にするために前記別のN形
ウエル抵抗器の前記第2接続点に接続された装置と、前
記別のN形ウエル抵抗器の前記第1接続点および前記第
2接続点が前記N形ウエルの中の1対の別の比較的多量
の不純物が添加されたN形領域によりそれぞれが定めら
れる、前記集積回路。
【0043】(8) 第7項記載の集積回路において、
電流が流れるのを可能にする前記装置がフィールド・プ
レーテッド・ダイオードである、前記集積回路。
【0044】(9) 第7項記載の集積回路において、
前記SCRが、第1導電形を有する比較的少量の不純物
が添加された基板と、前記基板の中に配置されかつ第2
導電形を有する比較的少量の不純物が添加された第1領
域と、前記第1領域の中に配置されかつ前記第1導電形
を有する比較的多量の不純物が添加された第2領域と、
前記基板の中に配置されているがしかし前記第1領域の
外側に配置された比較的多量の不純物が添加された第3
領域と、を有し、かつ、前記第3領域が前記第2導電形
を有しかつ前記第1領域および前記第2領域から横方向
に離れており、かつ、前記第1領域が前記基板の中に侵
入する深さを有し、かつ、前記第1領域および前記基板
が前記第2領域と前記第3領域との間に横方向に配置さ
れた界面に沿って相互に隣接し、かつ、前記第2領域お
よび前記第3領域のおのおのが前記第1領域の前記深さ
にほぼ等しい距離だけ前記界面から横方向に離れてい
る、前記集積回路。
【0045】(10) 第1項記載の集積回路におい
て、前記SCRが、第1導電形を有する比較的少量の不
純物が添加された基板と、前記基板の中に配置されかつ
第2導電形を有する比較的少量の不純物が添加された第
1領域と、前記第1領域の中に配置されかつ前記第1導
電形を有する比較的多量の不純物が添加された第2領域
と、前記基板の中に配置されているがしかし前記第1領
域の外側に配置された比較的多量の不純物が添加された
第3領域と、を有し、かつ、前記第3領域が前記第2導
電形を有しかつ前記第1領域および前記第2領域から横
方向に離れており、かつ、前記第1領域が前記基板の中
に侵入する深さを有し、かつ、前記第1領域および前記
基板が前記第2領域と前記第3領域との間に横方向に配
置された界面に沿って相互に隣接し、かつ、前記第2領
域および前記第3領域のおのおのが前記第1領域の前記
深さにほぼ等しい距離だけ前記界面から横方向に離れて
いる、前記集積回路。
【0046】(11) 出力回路構造体と、前記出力回
路構造体を静電気放電から保護するために前記出力回路
構造体に接続され、かつ、SCRと前記SCRと前記出
力回路構造体との間に直列に接続された抵抗器と、を有
する、保護構造体と、を有する、静電気放電保護特性を
備えた、集積回路。
【0047】(12) 第11項記載の集積回路におい
て、前記SCRが、第1導電形を有する比較的少量の不
純物が添加された基板と、前記基板の中に配置されかつ
第2導電形を有する比較的少量の不純物が添加された第
1領域と、前記第1領域の中に配置されかつ前記第1導
電形を有する比較的多量の不純物が添加された第2領域
と、前記基板の中に配置されているがしかし前記第1領
域の外側に配置された比較的多量の不純物が添加された
第3領域と、を有し、かつ、前記第3領域が前記第2導
電形を有しかつ前記第1領域および前記第2領域から横
方向に離れており、かつ、前記第1領域が前記基板の中
に侵入する深さを有し、かつ、前記第1領域および前記
基板が前記第2領域と前記第3領域との間に横方向に配
置された界面に沿って相互に隣接し、かつ、前記第2領
域および前記第3領域のおのおのが前記第1領域の前記
深さにほぼ等しい距離だけ前記界面から横方向に離れて
いる、前記集積回路。
【0048】(13) 第11項記載の集積回路におい
て、入力構造体を有し、かつ、前記保護構造体が前記S
CRと前記入力構造体との間に直列に接続された別の抵
抗器を有し、かつ、前記別の抵抗器を通して前記入力構
造体へ電流が選択的に流れることを可能にするために前
記別の抵抗器に接続された装置を有する、前記集積回
路。
【0049】(14) 第13項記載の集積回路におい
て、電流が流れるのを可能にする前記装置がフィールド
・プレーテッド・ダイオードである、前記集積回路。
【0050】(15) 第11項記載の集積回路におい
て、前記出力回路が複数個の出力部品を有し、かつ、前
記保護構造体が複数個の抵抗器を有し、かつ、前記抵抗
器のおのおのが前記SCRに接続された第1接続点と前
記出力部品のそれぞれに接続された第2接続点とを有
し、それにより、前記抵抗器のおのおのがそれぞれの前
記出力部品に独自に付随し、かつ、それぞれの前記出力
部品と前記SCRとの間に特定の抵抗的接続体が得られ
る、前記集積回路。
【0051】(16) 第15項記載の集積回路におい
て、前記SCRが、第1導電形を有する比較的少量の不
純物が添加された基板と、前記基板の中に配置されかつ
第2導電形を有する比較的少量の不純物が添加された第
1領域と、前記第1領域の中に配置されかつ前記第1導
電形を有する比較的多量の不純物が添加された第2領域
と、前記基板の中に配置されているがしかし前記第1領
域の外側に配置された比較的多量の不純物が添加された
第3領域と、を有し、かつ、前記第3領域が前記第2導
電形を有しかつ前記第1領域および前記第2領域から横
方向に離れており、かつ、前記第1領域が前記基板の中
に侵入する深さを有し、かつ、前記第1領域および前記
基板が前記第2領域と前記第3領域との間に横方向に配
置された界面に沿って相互に隣接し、かつ、前記第2領
域および前記第3領域のおのおのが前記第1領域の前記
深さにほぼ等しい距離だけ前記界面から横方向に離れて
いる、前記集積回路。
【0052】(17) SCRと、前記SCRに接続さ
れた第1接続点と、静電気に敏感な回路に接続可能であ
る第1接続点と、P形基板の中のN形ウエル抵抗器およ
びN形基板の中のP形ウエル抵抗器の1つと、を有す
る、抵抗器構成体と、を有する、静電気に敏感な電気回
路を静電気放電から保護するための保護構造体。
【0053】(18) 第17項記載の集積回路におい
て、前記SCRが、第1導電形を有する比較的少量の不
純物が添加された基板と、前記基板の中に配置されかつ
第2導電形を有する比較的少量の不純物が添加された第
1領域と、前記第1領域の中に配置されかつ前記第1導
電形を有する比較的多量の不純物が添加された第2領域
と、前記基板の中に配置されているがしかし前記第1領
域の外側に配置された比較的多量の不純物が添加された
第3領域と、を有し、かつ、前記第3領域が前記第2導
電形を有しかつ前記第1領域および前記第2領域から横
方向に離れており、かつ、前記第1領域が前記基板の中
に侵入する深さを有し、かつ、前記第1領域および前記
基板が前記第2領域と前記第3領域との間に横方向に配
置された界面に沿って相互に隣接し、かつ、前記第2領
域および前記第3領域のおのおのが前記第1領域の前記
深さにほぼ等しい距離だけ前記界面から横方向に離れて
いる、前記集積回路。
【0054】(19) 本来の機能を果たす回路と、前
記本来の機能を果たす回路を静電気放電から保護するた
めに前記本来の機能を果たす回路に接続され、かつ、S
CRと、前記SCRと前記本来の機能を果たす回路との
間に直列に接続された抵抗器構成体と、を有し、かつ、
前記抵抗器構成体がP形基板の中のN形ウエル抵抗器お
よびN形基板の中のP形ウエル抵抗器の1つとを有す
る、保護構造体と、を有する、静電気放電保護特性を備
えた、集積回路。
【0055】(20) 静電気的に敏感な電気回路をE
SDから保護するための保護回路が、SCRと、前記S
CRと前記静電気に敏感な電気回路との間に接続可能で
あるN形ウエル抵抗器またはP形ウエル抵抗器と、を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明によるESD保護構造体を組み込ん
だ集積回路のブロック線図。Bは入力構造体に応用され
た図1のESD保護構造体の図面。Cは出力構造体に応
用された図1のESD保護構造体の図面。Dは双方向回
路構造体に応用された図1のESD保護構造体の図面。
【図2】図1の集積回路に用いることができる先行技術
によるSCRの横断面図。
【図3】図2のSCRの平面図。
【図4】図2のSCRの等価回路図。
【図5】図1の集積回路にまた用いることができる先行
技術によるまた別のSCRの横断面図。
【図6】図5のSCRの平面図。
【図7】図5のSCRの等価回路図。
【図8】Aは図1BのN形ウエル抵抗器構成体の横断面
図。Bは図1AのN形ウエル抵抗器構成体の横断面図。
【図9】本発明に用いられる先行技術によるN形ウエル
抵抗器の平面図。
【図10】保護がない場合、ESDを受けた時、従来の
出力構造体のブレークダウン・モードを示す横断面図。
【符号の説明】
11 本来の機能を果たす回路 17、19 保護構造体 17 SCR 19 N形ウエル抵抗器、またはP形ウエル抵抗器
フロントページの続き (72)発明者 アミタバ チャッタージー アメリカ合衆国テキサス州プラノ,サンタ ナ レーン 3545 (72)発明者 トマス エル.ポルグリーン アメリカ合衆国テキサス州ダラス,ダービ ーシャー 3214

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本来の機能を果たす回路と、 前記本来の機能を果たす回路を静電気放電から保護する
    ために前記本来の機能を果たす回路に接続され、かつ、
    シリコン制御整流器と、前記シリコン制御整流器と前記
    本来の機能を果たす回路との間に直列に接続されたN形
    ウエル抵抗器とを備えた、保護構造体と、 を有する、静電気放電保護特性を備えた、集積回路。
JP5103294A 1992-04-30 1993-04-28 静電気放電保護構造体 Pending JPH06283673A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US87625692A 1992-04-30 1992-04-30
US876256 1992-04-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06283673A true JPH06283673A (ja) 1994-10-07

Family

ID=25367288

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JP5103294A Pending JPH06283673A (ja) 1992-04-30 1993-04-28 静電気放電保護構造体

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JP (1) JPH06283673A (ja)

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