JPH06283326A - ソレノイド - Google Patents
ソレノイドInfo
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- JPH06283326A JPH06283326A JP5069611A JP6961193A JPH06283326A JP H06283326 A JPH06283326 A JP H06283326A JP 5069611 A JP5069611 A JP 5069611A JP 6961193 A JP6961193 A JP 6961193A JP H06283326 A JPH06283326 A JP H06283326A
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- Japan
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- coil
- yoke
- coil block
- solenoid
- block
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動販売機の商品搬出機構を駆動するソレノ
イドに関するものであり、ソレノイドを商品搬出機構に
取り付けた時、機構全体が小型化、省スペース化できる
ように、また、ハーネス処理が簡単に出来るようにする
こと。及び、コイルを含むコイルブロックの保持、固定
が確実、安全に出来るソレノイドを提供することを目的
とする。 【構成】 コイルを巻装したコイルブロック11と、こ
れを取り囲むヨーク15,16及びコイルブロック11
内に挿通された端子突出部孔11bに、進退自在に保持
されたプランジャー19を持ち、コイルブロック11よ
り延出した端子突出部がヨーク15,16により貫通保
持されると共に、ヨークの切り欠き16Cより外部へ突
出している構成である。
イドに関するものであり、ソレノイドを商品搬出機構に
取り付けた時、機構全体が小型化、省スペース化できる
ように、また、ハーネス処理が簡単に出来るようにする
こと。及び、コイルを含むコイルブロックの保持、固定
が確実、安全に出来るソレノイドを提供することを目的
とする。 【構成】 コイルを巻装したコイルブロック11と、こ
れを取り囲むヨーク15,16及びコイルブロック11
内に挿通された端子突出部孔11bに、進退自在に保持
されたプランジャー19を持ち、コイルブロック11よ
り延出した端子突出部がヨーク15,16により貫通保
持されると共に、ヨークの切り欠き16Cより外部へ突
出している構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機の商品搬出用
駆動ソレノイド等に用いるソレノイドに関するものであ
る。
駆動ソレノイド等に用いるソレノイドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年自動販売機の占有スペースの減少化
の要望が強まり、これにより商品搬出機構部およびそれ
を駆動するソレノイド部の小型化、薄型化が要望されて
きている。
の要望が強まり、これにより商品搬出機構部およびそれ
を駆動するソレノイド部の小型化、薄型化が要望されて
きている。
【0003】従来のソレノイドを図7に従って説明す
る。1は積層されたプランジャー、2は積層された角状
のヨークで取り付け用フランジ2’を持ち、3はコイル
ブロックにコイルを巻装し絶縁を施したコイルブロッ
ク、4はコイルと接続されたリード線、5はコイルブロ
ック取り付け用弾性片であり、コイルブロック3および
前記コイルブロック3に装着された弾性片5はヨーク2
内に装着され、プランジャー1はコイルボビン3内を進
退自在に装着されている。
る。1は積層されたプランジャー、2は積層された角状
のヨークで取り付け用フランジ2’を持ち、3はコイル
ブロックにコイルを巻装し絶縁を施したコイルブロッ
ク、4はコイルと接続されたリード線、5はコイルブロ
ック取り付け用弾性片であり、コイルブロック3および
前記コイルブロック3に装着された弾性片5はヨーク2
内に装着され、プランジャー1はコイルボビン3内を進
退自在に装着されている。
【0004】プランジャー1の先端には駆動部連結部材
6と連結するための穴1’が開いており、ピン7をカシ
メて連結している。
6と連結するための穴1’が開いており、ピン7をカシ
メて連結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ソレノイドにおい
て、商品搬出機構内に取り付けた際、コイルブロックか
ら端子(リード線)を引き出す場合、略コ字状の積層さ
れたヨークよりコイルブロックが突出しており、その突
出部から引き出していたため取付けスペースが大きく特
に厚みのある方向の寸法が必要であった。また、コイル
ブロックをヨークと同程度に圧縮使用とすると、積層し
たヨークの一部を切欠かねばならず、ヨークの積層板が
一部切断された形となり強度不足となる恐れがあった。
て、商品搬出機構内に取り付けた際、コイルブロックか
ら端子(リード線)を引き出す場合、略コ字状の積層さ
れたヨークよりコイルブロックが突出しており、その突
出部から引き出していたため取付けスペースが大きく特
に厚みのある方向の寸法が必要であった。また、コイル
ブロックをヨークと同程度に圧縮使用とすると、積層し
たヨークの一部を切欠かねばならず、ヨークの積層板が
一部切断された形となり強度不足となる恐れがあった。
【0006】また、プランジャの吸引による衝撃力によ
りコイルブロックにズレが生じたり機械的破損が生じた
りすることがあり、コイルブロックに弾性片を圧入し
て、これをヨークに圧入する方法を取っており、圧入す
る工数がかかり、かつ弾性片を変形させるおそれがあっ
た。
りコイルブロックにズレが生じたり機械的破損が生じた
りすることがあり、コイルブロックに弾性片を圧入し
て、これをヨークに圧入する方法を取っており、圧入す
る工数がかかり、かつ弾性片を変形させるおそれがあっ
た。
【0007】また、ヨークに直接取付穴を形成しようと
すると積層であるため穴加工が困難であり取付用フラン
ジが必要となり、このヨークに設けられた取付用フラン
ジが省スペース化のネックになっていた。
すると積層であるため穴加工が困難であり取付用フラン
ジが必要となり、このヨークに設けられた取付用フラン
ジが省スペース化のネックになっていた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、省スペース化
を図ったソレノイドを提供することを目的とするもので
ある。
を図ったソレノイドを提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明においては、コイルが巻装されたコイルボビンを
備えたコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自
在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを
取り囲みかつ保持するヨークと、前記ヨークの面の一部
に形成された切欠と、この切欠より延出した前記コイル
ブロックの端子突出部とからなるものである。
本発明においては、コイルが巻装されたコイルボビンを
備えたコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自
在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを
取り囲みかつ保持するヨークと、前記ヨークの面の一部
に形成された切欠と、この切欠より延出した前記コイル
ブロックの端子突出部とからなるものである。
【0010】また、コイルボビン内のプランジャー挿通
部には、前記プランジャーと対向する面に固定鉄心が設
けられており、コイルブロックより延出した端子突出部
には孔があり、この孔を貫通してヨークがコイルブロッ
クを保持しているものである。
部には、前記プランジャーと対向する面に固定鉄心が設
けられており、コイルブロックより延出した端子突出部
には孔があり、この孔を貫通してヨークがコイルブロッ
クを保持しているものである。
【0011】また、コイルが巻装されたコイルボビンを
備えたコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自
在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを
取り囲みかつ保持するヨークと、前記コイルボビンを前
記ヨークに固定させる弾性片と、前記ヨークの切欠より
延出した前記コイルブロックの端子突出部と、前記ヨー
クの切欠部に介在した絶縁材とからなる。
備えたコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自
在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを
取り囲みかつ保持するヨークと、前記コイルボビンを前
記ヨークに固定させる弾性片と、前記ヨークの切欠より
延出した前記コイルブロックの端子突出部と、前記ヨー
クの切欠部に介在した絶縁材とからなる。
【0012】さらに、コイルが巻装されたコイルボビン
を備えたコイルブロックと、前記コイルブロック内を進
退自在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロッ
クを取り囲みかつ保持する2つのL字状の板よりなるヨ
ークとからなり、一方のヨークの1面に形成した取り付
け用ネジ穴を形成するとともに、前記ヨークのL字状の
板に周囲をテーパー状に加工した孔を設けて他方のL字
状の板をにカシメ込み、このカシメ部をヨーク表面より
突出せずに形成したものである。
を備えたコイルブロックと、前記コイルブロック内を進
退自在に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロッ
クを取り囲みかつ保持する2つのL字状の板よりなるヨ
ークとからなり、一方のヨークの1面に形成した取り付
け用ネジ穴を形成するとともに、前記ヨークのL字状の
板に周囲をテーパー状に加工した孔を設けて他方のL字
状の板をにカシメ込み、このカシメ部をヨーク表面より
突出せずに形成したものである。
【0013】また、コイルブロックを取り囲み保持する
ヨークは平板を折りまげて形成されたものであり、その
ヨークの外寸寸法をコイルブロック外寸寸法よりも大き
くしたものである。
ヨークは平板を折りまげて形成されたものであり、その
ヨークの外寸寸法をコイルブロック外寸寸法よりも大き
くしたものである。
【0014】
【作用】上記構成により、コイルブロックはヨーク外寸
より小さくなり取付時の傷つき棟がなく確実に取り付け
ることが出来、ヨークより突出した端子突出部から配線
処理できるとともに、ヨークよりコイルブロックは固定
鉄心および端子突出部の孔をヨークが貫通する事により
2ヵ所にて確実に保持され、かつ、端子突出部とヨーク
端面は隙間を設けてあるため、コイルブロックへのプラ
ンジャーの衝撃力が少なく、かつヨーク取り付け面にカ
シメ部が存在してもカシメの肉は、カシメ孔周囲に設け
られたテーパー部に逃げるため取り付け面への肉の盛り
上がりはないソレノイドが構成できる。
より小さくなり取付時の傷つき棟がなく確実に取り付け
ることが出来、ヨークより突出した端子突出部から配線
処理できるとともに、ヨークよりコイルブロックは固定
鉄心および端子突出部の孔をヨークが貫通する事により
2ヵ所にて確実に保持され、かつ、端子突出部とヨーク
端面は隙間を設けてあるため、コイルブロックへのプラ
ンジャーの衝撃力が少なく、かつヨーク取り付け面にカ
シメ部が存在してもカシメの肉は、カシメ孔周囲に設け
られたテーパー部に逃げるため取り付け面への肉の盛り
上がりはないソレノイドが構成できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図6を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】11は内部にコイルボビン12を持ち、コ
イルボビン12にはコイル13が巻装され、外周部は絶
縁材料にてモールドされたコイルブロックであり略直方
体をしている。コイルボビン12はコイル巻線部12a
とツバ部12bおよびツバ部12aより外側へ延出した
角状リブ12cおよび挿通孔12dからなる。
イルボビン12にはコイル13が巻装され、外周部は絶
縁材料にてモールドされたコイルブロックであり略直方
体をしている。コイルボビン12はコイル巻線部12a
とツバ部12bおよびツバ部12aより外側へ延出した
角状リブ12cおよび挿通孔12dからなる。
【0017】また、コイルブロック11の一端より端子
部(2ヵ所)を延出した突出部11aがあり、前記突出
部11aには角孔11bと2本の端子14が設けられて
おり、2本の端子14の間には凹部11cが設けられて
いる。
部(2ヵ所)を延出した突出部11aがあり、前記突出
部11aには角孔11bと2本の端子14が設けられて
おり、2本の端子14の間には凹部11cが設けられて
いる。
【0018】15,16は平板をL字状に折り曲げて形
成したヨークであり、2つのヨークをカシメてコイルブ
ロック11の外周を囲い、かつ保持している。ここで、
コイルブロックの大きさは厚み方向も含めて、ヨーク1
5,16よりも同等か又は小さく形成されている。ヨー
ク15のL字状板の一端は中央部が凹状の切欠部15
a、他端は第1の角状孔15bが設けられており、第1
の角状孔15bの周囲はテーパー状部15cとなってい
る。
成したヨークであり、2つのヨークをカシメてコイルブ
ロック11の外周を囲い、かつ保持している。ここで、
コイルブロックの大きさは厚み方向も含めて、ヨーク1
5,16よりも同等か又は小さく形成されている。ヨー
ク15のL字状板の一端は中央部が凹状の切欠部15
a、他端は第1の角状孔15bが設けられており、第1
の角状孔15bの周囲はテーパー状部15cとなってい
る。
【0019】また、第1の角状孔15bのある面には4
ヵ所のネジ穴15dがあり、さらに中央部に第2の角状
孔15eがあり、この孔15eの周囲もテーパー状部1
5fがある。
ヵ所のネジ穴15dがあり、さらに中央部に第2の角状
孔15eがあり、この孔15eの周囲もテーパー状部1
5fがある。
【0020】また、前記ヨーク16も平板をL字状に曲
げたものであり、一端はヨーク15の凹状切欠15aと
かみ合う凸状部16aがあり、ヨーク15とカシメられ
ると共に、同じ面上に角孔16bがありこの角孔16b
に前記コイルブロック11のコイルボビン12のツバ部
12bより外側に延出したリブ12cが係合する。
げたものであり、一端はヨーク15の凹状切欠15aと
かみ合う凸状部16aがあり、ヨーク15とカシメられ
ると共に、同じ面上に角孔16bがありこの角孔16b
に前記コイルブロック11のコイルボビン12のツバ部
12bより外側に延出したリブ12cが係合する。
【0021】ヨーク16の他端はヨークの幅が切り欠か
れた切欠部16cがあり、この切欠部16cが、コイル
ブロック11の端子突出部11aの角孔11bを貫通
し、このため端子突出部11aは切欠部16cの外側に
位置している。
れた切欠部16cがあり、この切欠部16cが、コイル
ブロック11の端子突出部11aの角孔11bを貫通
し、このため端子突出部11aは切欠部16cの外側に
位置している。
【0022】また、前記ヨーク15の第1の角状孔15
bとカシメられており、カシメ時の肉は、第1の角状孔
15bの周囲のテーパー部15cへと逃げる。また、ヨ
ーク16の切欠部16cの端面は、コイルブロック11
の端子突出部11aとは隙間Aを持って形成されてい
る。
bとカシメられており、カシメ時の肉は、第1の角状孔
15bの周囲のテーパー部15cへと逃げる。また、ヨ
ーク16の切欠部16cの端面は、コイルブロック11
の端子突出部11aとは隙間Aを持って形成されてい
る。
【0023】コイルブロック11は、角状弾性片17を
介してヨーク15、ヨーク16とにより保持されるとと
もに、ヨーク15の第2の角状孔15eには、コイルボ
ビン12、挿通孔12b内へ突出した平板状の固定鉄心
18にて固定される。
介してヨーク15、ヨーク16とにより保持されるとと
もに、ヨーク15の第2の角状孔15eには、コイルボ
ビン12、挿通孔12b内へ突出した平板状の固定鉄心
18にて固定される。
【0024】ここで、固定鉄心18のカシメ部の肉は、
第2の角状孔15eの周囲のテーパー状部15fに逃げ
肉の盛り上がりはない。
第2の角状孔15eの周囲のテーパー状部15fに逃げ
肉の盛り上がりはない。
【0025】19はプランジャーであり、略直方体で、
コイルボビン12の挿通孔12d内を進退自在に保持さ
れており、肩部19aにてヨーク16と当接しストッパ
ーとしている。そのプランジャー19は駆動部連結部材
20と連結されており、その連結部材はフック状20a
をしており、プランジャー19先端には略L字状孔19
bがあり、L字状孔19bの一つの孔がフック部の連結
時の逃げ孔として機能している。
コイルボビン12の挿通孔12d内を進退自在に保持さ
れており、肩部19aにてヨーク16と当接しストッパ
ーとしている。そのプランジャー19は駆動部連結部材
20と連結されており、その連結部材はフック状20a
をしており、プランジャー19先端には略L字状孔19
bがあり、L字状孔19bの一つの孔がフック部の連結
時の逃げ孔として機能している。
【0026】以上の如く構成されたソレノイドにおい
て、コイルブロック11はヨークより大きくなく、か
つ、ソレノイドのリード線は端子突出部からヨーク16
と平行に配線されるとともに、スイッチ類(図示せず)
のハーネスも端子突出部11aの凹部11cを通って、
ソレノイドリード線と同方向に配線処理され、配線がし
やすく、スペースも取らないものである。
て、コイルブロック11はヨークより大きくなく、か
つ、ソレノイドのリード線は端子突出部からヨーク16
と平行に配線されるとともに、スイッチ類(図示せず)
のハーネスも端子突出部11aの凹部11cを通って、
ソレノイドリード線と同方向に配線処理され、配線がし
やすく、スペースも取らないものである。
【0027】また、ヨーク15,16内にコイルブロッ
ク11を確実に保持するために第一にはヨーク16の角
状孔16bにコイルブロック11のコイルボビン12ツ
バ部12bから延出したリブ12cにより位置決めさ
れ、第2にヨーク15の第2の角状孔15eにカシメら
れ、コイルボビン12の挿通孔12d内に突出した固定
鉄心18にて保持され、かつ、第3にヨーク16の切欠
部16cがコイルブロック11の角状孔11bを貫通保
持されているため確実に固定保持される。
ク11を確実に保持するために第一にはヨーク16の角
状孔16bにコイルブロック11のコイルボビン12ツ
バ部12bから延出したリブ12cにより位置決めさ
れ、第2にヨーク15の第2の角状孔15eにカシメら
れ、コイルボビン12の挿通孔12d内に突出した固定
鉄心18にて保持され、かつ、第3にヨーク16の切欠
部16cがコイルブロック11の角状孔11bを貫通保
持されているため確実に固定保持される。
【0028】さらに、コイルブロック11は、ヨーク1
5,16内の弾性片17を介して保持されるとともに、
ヨーク15,16の切欠部16cの端面と、コイルブロ
ック11の端子突出部とは隙間Aを持って保持されてい
るため、プランジャー19の衝撃力はヨーク15,16
を通って取り付け部(図示せず)に伝達されるためコイ
ルブロック11には直接力が加わらず、コイルブロック
11が割れたり、ずれたりして不具合を起こすことが少
ない。
5,16内の弾性片17を介して保持されるとともに、
ヨーク15,16の切欠部16cの端面と、コイルブロ
ック11の端子突出部とは隙間Aを持って保持されてい
るため、プランジャー19の衝撃力はヨーク15,16
を通って取り付け部(図示せず)に伝達されるためコイ
ルブロック11には直接力が加わらず、コイルブロック
11が割れたり、ずれたりして不具合を起こすことが少
ない。
【0029】また、取り付け部(図示せず)は、ヨーク
15の4つのネジ穴15dにて取り付けられるが、この
ヨーク15の面上のカシメ部は、第1の角状孔15b、
第2の角状孔15eとも周囲のテーパー状部15c,1
5fにカシメ部の肉が逃げ取り付け面に盛り上がらない
ため、取り付けが確実で、振動、騒音を起こすことがな
く、取り付け専用のフランジを設ける事なく取り付けら
れるため、省スペース、小型化に大きく寄与するもので
ある。
15の4つのネジ穴15dにて取り付けられるが、この
ヨーク15の面上のカシメ部は、第1の角状孔15b、
第2の角状孔15eとも周囲のテーパー状部15c,1
5fにカシメ部の肉が逃げ取り付け面に盛り上がらない
ため、取り付けが確実で、振動、騒音を起こすことがな
く、取り付け専用のフランジを設ける事なく取り付けら
れるため、省スペース、小型化に大きく寄与するもので
ある。
【0030】また、プランジャー19と駆動部連結部材
(図示せず)との取付は、フックにてプランジャー19
のL字状孔19bの一つを取付用逃げとして利用し引っ
掛けるだけで確実な取付が可能となるものである。
(図示せず)との取付は、フックにてプランジャー19
のL字状孔19bの一つを取付用逃げとして利用し引っ
掛けるだけで確実な取付が可能となるものである。
【0031】なお、ここでヨークはL字状平板を使用し
たがコ字状平板と平板の組合せでも同様の効果を有し、
かつ、平板を積層してもよいことは自明である。
たがコ字状平板と平板の組合せでも同様の効果を有し、
かつ、平板を積層してもよいことは自明である。
【0032】
【発明の効果】以上述べた如く本発明においては、コイ
ルブロックはこれを取り囲むヨークにより保持される
が、コイルブロックのコイルボビン挿通部にヨークによ
りカシメられた固定鉄心が突出するとともに、コイルブ
ロックの端子突出部に設けられた角孔をヨーク切欠部が
貫通しているため、ヨークにてコイルブロックが確実に
保持、固定されズレたりする不具合が発生しない。
ルブロックはこれを取り囲むヨークにより保持される
が、コイルブロックのコイルボビン挿通部にヨークによ
りカシメられた固定鉄心が突出するとともに、コイルブ
ロックの端子突出部に設けられた角孔をヨーク切欠部が
貫通しているため、ヨークにてコイルブロックが確実に
保持、固定されズレたりする不具合が発生しない。
【0033】また、コイルブロックは弾性体を介してヨ
ークにより保持固定されかつ、コイルブロックの端子突
出部は、ヨークの切欠部端面と端子突出部間は隙間を設
けてあるため、プランジャーの衝撃力による力は、ヨー
クを通して取り付け面に伝達されるため、直接コイルブ
ロックには力が加わらず、コイルブロックの割れ、ズレ
等が発生せず信頼性の高い保持が可能となったものであ
る。
ークにより保持固定されかつ、コイルブロックの端子突
出部は、ヨークの切欠部端面と端子突出部間は隙間を設
けてあるため、プランジャーの衝撃力による力は、ヨー
クを通して取り付け面に伝達されるため、直接コイルブ
ロックには力が加わらず、コイルブロックの割れ、ズレ
等が発生せず信頼性の高い保持が可能となったものであ
る。
【0034】さらに、ヨーク面に取り付け用ネジ孔を持
ち、ヨークのカシメ部は周囲をテーパー状に加工した孔
にカシメてヨークが形成されるため、カシメによる肉は
テーパー部に逃げ、ヨーク面より盛り上がらないため確
実な取り付けができ、かつ取り付け用フランジ等が必要
でなく、取り付けのためのスペースが小さくなり、小型
化されたソレノイドを提供できるものである。
ち、ヨークのカシメ部は周囲をテーパー状に加工した孔
にカシメてヨークが形成されるため、カシメによる肉は
テーパー部に逃げ、ヨーク面より盛り上がらないため確
実な取り付けができ、かつ取り付け用フランジ等が必要
でなく、取り付けのためのスペースが小さくなり、小型
化されたソレノイドを提供できるものである。
【図1】本発明の一実施例のソレノイドを示す分解斜視
図
図
【図2】図1のソレノイドの斜視図
【図3】図1のソレノイドの正面図
【図4】図1のソレノイドの断面図
【図5】図1のソレノイドの要部拡大図
【図6】図1のプランジャーと連結部材との結合部拡大
図
図
【図7】従来例のソレノイドの分解図
11 コイルブロック 11a 端子突出部 11b 端子突出部孔 12 コイルボビン 13 コイル 15,16 ヨーク 15d 取付用ネジ穴 15e,15b テーパー状孔 16c ヨーク切欠き 17 弾性片 18 固定鉄心 19 プランジャー 19b プランジャーL字状孔 20 連結部材
Claims (9)
- 【請求項1】 コイルが巻装されたコイルボビンを備え
たコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自在に
挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを取り
囲みかつ保持するヨークと、前記ヨークの面の一部に形
成された切欠と、この切欠より延出した前記コイルブロ
ックの端子突出部とからなるソレノイド。 - 【請求項2】 コイルボビン内のプランジャー挿通部に
は、前記プランジャーと対向する面に固定鉄心が設けら
れており、コイルブロックより延出した端子突出部には
孔があり、この孔を貫通してヨークがコイルブロックを
保持していることを特徴とした請求項1記載のソレノイ
ド。 - 【請求項3】 コイルブロックはコイルの外周を絶縁材
料で覆ってなることを特徴とする請求項1記載のソレノ
イド。 - 【請求項4】 コイルが巻装されたコイルボビンを備え
たコイルブロックと、前記コイルボビン内を進退自在に
挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを取り
囲みかつ保持するヨークと、前記コイルボビンを前記ヨ
ークに固定させる弾性片と、前記ヨークの切欠より延出
した前記コイルブロックの端子突出部と、前記ヨークの
切欠部に介在した絶縁材とからなることを特徴とするソ
レノイド。 - 【請求項5】 コイルが巻装されたコイルボビンを備え
たコイルブロックと、前記コイルブロック内を進退自在
に挿通されたプランジャーと、前記コイルブロックを取
り囲みかつ保持する2つのL字状の板よりなるヨークと
からなり、一方のヨークの1面に形成した取り付け用ネ
ジ穴を形成するとともに、前記ヨークのL字状の板に周
囲をテーパー状に加工した孔を設けて他方のL字状の板
をにカシメ込み、このカシメ部をヨーク表面より突出せ
ずに形成したことを特徴としたソレノイド。 - 【請求項6】 コイルブロックを取り囲み保持するヨー
クは平板を折りまげて形成されたものであり、そのヨー
クの外寸寸法をコイルブロック外寸寸法よりも大きくし
たことを特徴とした請求項1、請求項4または請求項5
記載のソレノイド。 - 【請求項7】 コイルボビン内を進退自在に挿通された
プランジャーは駆動部材との連結孔を持ち、その連結孔
は駆動部連結部材はめ込み用の逃げがあることを特徴と
する請求項1,請求項4,請求項5,または請求項6記
載のソレノイド。 - 【請求項8】 駆動部連結部材は平板をフック状に形成
した請求項7記載のソレノイド。 - 【請求項9】 プランジャーの駆動部材との連結孔はL
字状に形成されていることを特徴とした請求項7記載の
ソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069611A JPH06283326A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069611A JPH06283326A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ソレノイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06283326A true JPH06283326A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13407831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5069611A Pending JPH06283326A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06283326A (ja) |
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- 1993-03-29 JP JP5069611A patent/JPH06283326A/ja active Pending
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