JPH0628328U - 首付ねじ抑え構造 - Google Patents

首付ねじ抑え構造

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JPH0628328U
JPH0628328U JP6529692U JP6529692U JPH0628328U JP H0628328 U JPH0628328 U JP H0628328U JP 6529692 U JP6529692 U JP 6529692U JP 6529692 U JP6529692 U JP 6529692U JP H0628328 U JPH0628328 U JP H0628328U
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JP
Japan
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neck
screw
holding
insertion hole
fixed
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Withdrawn
Application number
JP6529692U
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English (en)
Inventor
学 宮本
昭義 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材Aを部材Bに首付ねじにて締着固定する
構造において、首部を短く保持した時の首振りを抑える
首付ねじ抑え構造に関し、簡単な構造にて首付ねじの首
振りが抑えられ、簡単確実に螺入でき、更に、電気的に
絶縁取付けも可能な首付ねじ抑え構造を提供することを
目的とする。 【構成】 部材A1の首部保持部11の前方に、首付ねじ
3の長さEのねじ部31を挿通させる長さCの挿通孔41を
備え、部材B2の締着面21に当接して締着固定するよう
に、距離Dに抑え部4を設け、D−C< E <D を
満たす関係にあるように構成したり、部材Aの首部保持
部に、電気的絶縁材の絶縁ブッシュを嵌めて、首付ねじ
を絶縁保持させ、抑え部の挿通孔を、首付ねじのねじ部
の外径Fの1.5倍以下に拡径し、且つ抑え部と部材Bと
の当接部に絶縁薄板を挟着させるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、部材Aを部材Bに首付ねじにて締着固定する構造において、首部を 短く保持した時の首振りを抑える首付ねじ抑え構造に関する。
【0002】 固定ねじにて締着固定することは広く用いられており、着脱容易の部分にあっ ては首付ねじを用い、首部を一方の部材に保持させて、取外し時に、固定ねじの 脱落、紛失を防止している。
【0003】 更に、締着時にも容易、確実に作業が行えることが要求されている。
【0004】
【従来の技術】
図3に従来例の各種首付ねじ構造を示し、(a) は抑えなし構造、(b) はねじ部 構造拡大図、(c) はブッシュ付構造拡大図である。
【0005】 例えば、回路パッケージをシェルフに実装し、その表面板に設けた首付ねじに てシェルフの前縁に締着固定させる等のように、図3の(a)(b)に示すように、部 材A19を部材B29に首付ねじ39にて締着させる構造において、図示の如く、部材 A19の折曲縁を部材B29に突き当って締着させ、首付ねじ39を弛め部材B29から 外れれば、部材A19を取り外せ、この時首部保持部18にて首付ねじ39は保持され 、脱落、紛失することはない。
【0006】 又、別の構造は図3の(c) に示す如く、部材A19の首部保持部にブッシュ17を 設けて、取外し状態における首付ねじ39の首振りを少なく抑えた構造である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、 図3の(a)(b)に示す構造は、図示点線の如く、部材A19の首部保持部18が短 いために、首付ねじ39がガタ付いて首振りとなり、且つ内部に隠れ目視できない ために、この首付ねじ39を部材B29に螺入させるのが容易でない。 この欠点を補ったのが図3の(c) に示す構造であるが、ブッシュ17は機械加 工品となるため高価となり、更に、カシメ作業も増える必要がある。 更に、部材A19を部材B29に対して、電気的に絶縁して螺着固定させること が要望されつつあり、上記従来例ではこの要望が適えられない。 等の問題点があった。
【0008】 本考案は、かかる問題点に鑑みて、簡単な構造にて首付ねじの首振りが抑えら れ、簡単確実に螺入でき、更に、電気的に絶縁取付けも可能な首付ねじ抑え構造 を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、図1及び図2に示す如く、 [1] 部材A1を部材B2に首付ねじ3にて締着固定する構造において、首部を短 く保持した時の首振りを抑える首付ねじ抑え構造であって、部材A1の首部保持 部11の前方に、首付ねじ3の長さEのねじ部31を挿通させる長さCの挿通孔41を 備え、部材B2の締着面21に当接して締着固定するように、距離Dに抑え部4を 設け、D−C < E < D を満たす関係にある、本考案の首付ねじ抑え構 造によって達成される。 [2] 又、上記の部材A1の首部保持部11に、電気的絶縁材の絶縁ブッシュ12を嵌 めて、首付ねじ3を絶縁保持させ、上記の抑え部4の挿通孔41を、首付ねじ3の ねじ部31の外径Fの 1.5倍以下に拡径し、且つ抑え部4と部材B2との当接部に 絶縁薄板42を挟着させる、本考案の首付ねじ抑え構造によっても適えられる。
【0010】
【作用】
即ち、図1に示すように、抑え部4を設けることにより、その挿通孔41に首付 ねじ3のねじ部31が挿通状態にある。それは、首付ねじ3を弛め一番引出した状 態、即ち、首部の先が首部保持部11に突き当たった状態にても、ねじ部31の先端 は D−C < E < D の関係により挿通孔41に掛っており、又、この状 態より前方位置にあれば、ねじ部31は常に挿通孔41を挿通している。
【0011】 これにより、部材A1の首部保持部11が短くても、首振りは挿通孔41とねじ部 31の外径Fとのガタ以内に抑えられ、部材A1を部材B2に対して外形を合わせ るのみで、容易に首付ねじ3を螺入することができ、更に、首付ねじ3を挿通さ せた抑え部4を部材Bに押し当てて螺着するので、部材A1を無理なく最適状態 に固定できる。
【0012】 又、部材A1を部材B2に対して絶縁取付けする場合には、図2に示すように 、部材A1の首部保持部11に絶縁ブッシュ12を嵌めて絶縁し、且つ抑え部4の挿 通孔41をねじ部31と触れないように拡径し、更に当り面に絶縁薄板42を挟着する ことにより絶縁される。
【0013】 この際、挿通孔41をねじ部31の外径Fの 1.5倍以下とすれば、十分に隙間があ き接触導通を防止できると共に、その隙間により生じる首付ねじ3の首振りは、 部材B2の螺着孔から軸芯先端がはみ出ることは無いので容易に螺入できる。
【0014】 この抑え部4は、部材A1に設けられるが、一体成形又は別部材の固着成形で も差支えなく、その外形は自由である。 かくして、本考案により、簡単な構造にて首付ねじの首振りが抑えられ、簡単 確実に螺入でき、更に、電気的に絶縁取付けも可能な首付ねじ抑え構造を提供す ることが可能となる。
【0015】
【実施例】
以下図面に示す実施例によって本考案を具体的に説明する。全図を通し同一符 号は同一対象物を示す。図1に本考案の実施例を示し、(a) は首付ねじ抑え構造 の構成斜視図、(b) は各種抑え部の構造、図2は本考案の絶縁型の一実施例の構 成斜視図である。
【0016】 本実施例は何れも電子装置筐体に取付けたシェルフに回路パッケージを実装し 、その固定構造に適用したものであり、回路パッケージは着脱容易、且つ耐震性 ある固定の必要から、首付ねじによる螺着固定を用いている。
【0017】 回路パッケージの表面板を部材A1とし、この上下縁に取付けた首付ねじ3に より、部材B2をなすシェルフの前縁に螺着固定する構造である。 図1の(a) に示す如く、部材A1は1mm厚の鋼板の表面板であり、周縁を縁曲 げしてあり、上下縁所定位置の首部保持部11に首付ねじ3の首部を通して保持し ている。
【0018】 更に、首付ねじ3のM3ねじ部31を挿通させる 3.6mmφの挿通孔41を穿設し、 段差 7.5mm(D相当寸法)のZ字形に折曲した 1.5mm厚(C相当寸法)の金具を 、部材A1の裏面に孔を同心にして溶着して抑え部4を形成している。
【0019】 首付ねじ3は、ねじ部31の長さEは、D〜D−C の関係から、 7.5〜 7.5− 1.5mm となり、E=6.5mm としてあり、首部長さは5mmとし、螺着時に部材B2 に先部長さ4mmが螺着するようにしてある。
【0020】 これにより、首付ねじ3を容易に螺入することができ、且つ部材A1を部材B 2に確実に固定することができる。 又、図1の(b) に示す如く、抑え部の構造は各種の成形がある。
【0021】 図示は、先端を更に延伸折曲して部材A1に突き当たるようにしたもので、 螺着固定力を強めることができる。 図示は、コ字形に折曲した金具とし、対向面に挿通孔41をあけ、その一面を 部材A1の首部保持部11に同心に溶着させて成形したもので、部材A1への固着 占有面積を最小にできる。
【0022】 図示は、部材A1の首部保持部11の縁部を突出させ、その部分を内側に折り 曲げ、ここに挿通孔41を穿設して、抑え部材4を部材A1と一体に成形させたも のである。これにより、構造はきわめて簡略され、別部材の製作、固着作業が省 かれる。
【0023】 次に、部材A1を部材B2対して電気的に絶縁して固定する一実施例の構造は 、図2に示す如くで、部材A1の首部保持部11に電気的絶縁材料からなる絶縁ブ ッシュ12を嵌着させ、抑え部4の挿通孔41をM3のねじ部31に対して 1.5倍以下 の 4.5mmφとし、その当り面にガラスエポキシ基材の 0.6mm厚の絶縁薄板42を接 着材にて接着して絶縁している。
【0024】 絶縁ブッシュ12は、首付ねじ3の頭部が突き当たる絶縁座として一端面に鍔が 設けられ、更に首部保持用に孔縁を首部径まで内側にも出張らせてあり、部材A 1に嵌着させてから前面から絶縁ブッシュ12に首付ねじ3を押し込み、首部が孔 縁の内側出張り部分に引っ掛かり、抜け止め保持される。
【0025】 尚、抑え部4の挿通孔41は 3.6mmφが 4.5mmφに拡径されたが、これによる首 付ねじ3の先端軸芯の首振れは 0.9mm以下であり、部材B2の螺着孔 2.7mmφ( 半径1.35mm) より軸芯がはみ出ることは無く、且つ容易に螺入できる状態にあり 、更に、隙間は0.75mmあるので接触導通することは皆無であり、部材A1を確実 に絶縁取付けすることができる。
【0026】 上記各実施例は一例を示したものであり、各部の形状、寸法、材料は上記のも のに限定するものではない。
【0027】
【考案の効果】
以上の如く、本考案の首付ねじ抑え構造により、簡単な構造にて首付ねじの首 振りが抑えられ、簡単確実に螺入でき、更に、電気的に絶縁取付けも可能な低コ ストな首付ねじ抑え構造が得られ、実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例 (a) 首付ねじ抑え構造の構成斜視図 (b) 各種抑え部
の構造
【図2】 本考案の絶縁型の一実施例の構成斜視図
【図3】 従来例の各種首付ねじ構造 (a) 抑えなし構造 (b) ねじ部構造拡大図 (c) ブ
ッシュ付構造拡大図
【符号の説明】
1,19 部材A 2,29 部材B 3,
39 首付ねじ 4 抑え部 11,18 首部保持部 12
絶縁ブッシュ 17 ブッシュ 21 締着面 31
ねじ部 41 挿通孔 42 絶縁薄板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材A(1) を部材B(2) に首付ねじ(3)
    にて締着固定する構造において、首部を短く保持した時
    の首振りを抑える首付ねじ抑え構造であって、 部材A(1) の首部保持部(11)の前方に、首付ねじ(3) の
    長さEのねじ部(31)を挿通させる長さCの挿通孔(41)を
    備え、部材B(2) の締着面(21)に当接して締着固定する
    ように、距離Dに抑え部(4) を設け、 D−C < E < D を満たす関係にあることを特
    徴とする首付ねじ抑え構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部材A(1) の首部保持部
    (11)に、電気的絶縁材の絶縁ブッシュ(12)を嵌めて、首
    付ねじ(3) を絶縁保持させ、 請求項1記載の抑え部(4) の挿通孔(41)を、該首付ねじ
    (3) のねじ部(31)の外径Fの 1.5倍以下に拡径し、且つ
    該抑え部(4) と部材B(2) との当接部に絶縁薄板(42)を
    挟着させることを特徴とする、請求項1記載の首付ねじ
    抑え構造。
JP6529692U 1992-09-18 1992-09-18 首付ねじ抑え構造 Withdrawn JPH0628328U (ja)

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